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24M対応モデム自体は先週のうちに届いていたのだけど、開通は今日という事だったので今までほったらかしてた。朝からごそごそと換装作業。前のモデムがNECのAtermDR202、今回は同じくAterm204。見た目はなーも変わりません。さくっと設定も終えて、いつものようにSPEED TEST cable ADSLで速度チェック。一応念のためにモデム換装前にもスピードチェックはしておいた。左が換装前、右が換装後。
いやあ、こりゃまたなんですな、見事なくらい変化がないですな。0.4Mbpsの速度アップですか。額面は倍になってるはずなのに。モデム的にも12M時代の下りのリンク速度は6024Kbpsだったんだけど、換装したあとは6272Kbpsと、なんかもうご飯に海苔を一枚乗せたか乗せないかの差ぐらいしかないね。一応上りは1024Kbpsと、なんとかフルスペック出てるようだけど。
ま、イーアクセスは開通してからも一週間ぐらいは姑息に地道に調整作業をやるんで、それで多少は改善されるかも判らんけど、せめて6の後半ぐらいは行ってくれんかな、などと控えめな希望を持っていたんだが、その希望すらも欲張りであった事が判明したんでした。
CS 日本映画専門チャンネルで「モスラ」(1961年東宝)、「モスラ MOTHRA」(1996年東宝)。録画してたのをまとめて鑑賞。61年の方はLD持ってるんでいまさらどうこう言う事はない。モスラがロリシカ国に飛んでいくまではまことに良くできております。で、96年の方は初見な訳ですが…。
いや、良くできてるじゃないですかこれ。予想してたよりはるかにいい(どんな予想してたんじゃ)。自衛隊なし、街の破壊なし、の「ファンタジックな怪獣映画」などという物が面白いわけなかろうが、と思ってたんだけど、いやいやとんでもなかった。これはなかなかの佳作。「モスラ3」を劇場で見てて、ベルベラ(羽野亜紀)が小美人二人の姉である事はこっちは判ってるんだけど、この映画では、そのことは最後の最後まで伏せられてる。その上で人間側の子供、大地くん(どこかで見たなあと思ったら彼、「カブタック」のユズルくんですな)と若葉ちゃんの兄弟が折に触れいさかいながらも最後にはやっぱりお互いを大事だと思っている、って流れ(ついでにその背景で、両親の和解までも描いてるわけだが)にのっけて、悪さばっかりしているベルベラだけど、それでもあたしたちの姉妹なのよん、と持ってくるあたりはニクいぜこんちきしょう。
映像的には良くも悪くも川北特撮で、手慣れてる反面、敵と味方の戦いの中での優劣みたいな物がさっぱり判らないのは困ったものだと思うけど、それなりに見応えはあったかも。あの、あまりにもぬいぐるみ然としたモスラの成虫には感心しないし、終盤、荒れ地になった荒野をモスラが蘇らせる、のもどうかと思った(あれは人間に対する宿題として残した方が良かったんじゃないかな)けど、おおむね良くできた映画なんじゃないですか、これ。
しかし時代が変わると小美人もモスラも変わるもんだな。いきなり見ず知らずのご家庭に乱入してビームの撃ち合いでリビングは破壊するわ、自分の作戦のために平気でダム一個決壊させるわ、あんたらほんまに平和の島から来とるんですか?
また朝もはよからヘヴィなものを(w………。
なんですな、未来は昏くなりましたな。ここまでの平成ウルトラが、初代「ウルトラマン」のテイストをどこかに残していた(とはつまり、どこかにすっぽ抜けた明るさをとどめていた、つーこってすな)のに対して、今回のはがちがちにマニアック度を追加した「ウルトラセブン」って感じだ。「セブン」第一話で最初に語られる言葉が「地球は狙われている」だったのをふと思い出したりもした。
全体的に完成度は高く、まだちょっとぎこちなく見えるお芝居もこれから良くなっていくのだろうと思うし、楽しみではあるのだけれども、どうだろ、この先どういう展開が待っているんだろうね。出だしからして胡散臭いTLTなる秘密組織こそが実は…とか言う展開だったりするのかな。それはそれで興味深いけど、ウルトラマンが明るい未来を代表するヒーローじゃなくなってしまったのは、時代の要請がそうだからなんだろうけど、ちょっと淋しい気もしますな。
なんにしても寝起きの頭で見る番組じゃあないね。録画しといてあとでゆっくり見る方が良さそうだわ。
それはそれとして。
まーた唄いにくそうな主題歌を用意してきたなあ。オフミの時困るやんか。
旧お仕事マシンに挿さってたG450を引っ張り出して、ごそごそとキューブ機に挿しこんでテストテスト。うん、もう、全然違うね。エッジのシャープさが目に痛くて心地よい。やっぱりビデオカードはMGAに限るぜ。これで真面目に仕事しようって気にもなろうって物だ。ヤマちゃん、仕事くれ。
「鋼の錬金術師」、「機動警察パトレイバー」、「ソウルテイカー」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。「ハガレン」は25回(ヒューズ中佐が死ぬお話)でいったん打ち切って、来週からは「地獄少女」(だったっけ?)スタート。なんか来週からはパトちゃん挟んでやたらダークなお話を見せられることになりそうですな。で、「エウレカ」(#24: パラダイス・ロスト)。
ふむ、つまりガキは少年になり、子供は大人の立ち位置に戻ることを決意し、大人は我が子との別れに立ち会わなければいけない日に遭遇する、居心地の良い日々は終わりだよ、というお話なのね。全体にちょっと丁寧さに欠ける部分があるような気はしないでもないが、まあ悪くない。最後にレントンの声で「つづく」っていわれると何となく嬉しくなるワタシはかなり単細胞。
「マジレンジャー」(#31:凄まじき魔神〜マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン〜)は、急に10万馬力を100万馬力にすると、エラいことになっちゃうよ、ってな話。んーと、なんせ根性見せたら物事は必ずいい方向に向かう、ってのがマジレンジャーなのでこうなっちゃうんだろうけど、「天空聖者になったら人間の時のことは全て忘れてしまう」というのはなかなかいい縛りだと思ったんだけどな。ま、あと何回レジェンドモードになったらそうなるのか、ってあたりのルールが全然見えないのは問題だけど、そのルール自体は悪くないと思っただけに、ファイト一発でそれを回避する魔法がもらえちゃった、ってのはちょっともったいない気分。何話か引っ張れたでしょうに。
さて土曜日が「恋するキングジョー」で日曜日は「恋する鰹」。でどっちもたいして恋してない、という共通点があったりする今週の「響鬼」(三十四之巻)。
ああ寒い。それ以外特に言うことはないなあ。もうええわ、これからは糞ボルトのいしいテイストヒビキさんの新作を楽しみに生きていこう。
□ TUX [●あきらといい、明日夢のかーちゃんといい、ビミョーに出番が減らされてる人たちは、やっぱり脚本を書いてる人が使いにくい..]
□ rover [子供と大人がちゃんと描けないんだと思います。日菜佳たんとかみどりさんはそれなりに魅力的なんだけど、あきらはいきなりな..]
□ noki [もうこれで完全に別物になっちゃいましたかねぇ。響鬼。 OPで歌が入ってエンディングなくなって中身がアレで・・・・・..]
□ TUX [●人間が描けないライダーと、怪獣が描けないウルトラ。うわははは、なんてこった(諦観笑) ●あ、nokiさん、私も1..]
□ rover [トドロキくんのデートのシーンとか、早回しにしないと恥ずかしくて見てられん気もするよなあ(つoT)。]
□ もんちぃ [交通事故と任天堂、最後の2行でうるうる来た。何て運命や。]
□ たれ込み屋まなたけ [旦那旦那!もうご存じかもしれやせんが、いしいテイスト響鬼描いてんの、あのジオのイラスト描いてた「PON」さんですぜ!]
□ rover [おおう、さすが後期美術監督!]
興毅は全治1カ月、初防衛戦延期を発表(nikkansports.com)。9月29日、スパーリング中にまぶたを切る負傷、翌日自分のブログでそのことには一言も触れてない。さらに10月1日、テレビ出演したお父ちゃんもケガのことは一言も言わず18日は頑張れ、みたいなこと言ってる、ってんで2ちゃんねら大喜び。30日の段階でこのことを予言してたブログもあったもんだからさらに大盛り上がりとなっておりますよ。ヘッドギアの上からまぶたをぶった切ったスパーリングパートナーこそ最強、説にワラタ。
それにしても、何かを狙ってるようにしか思えないこのドタバタは、一体どうしたことなんでやんしょな。みんなして正気を失ってるの?
父ちゃんテレビは録画だそうで。ここはお詫びと訂正。ユーザー登録してたんでメールで連絡もらった、エプソン販売株式会社とエー・アイ・ソフト株式会社の合併に関するお知らせ。うーん、WXシリーズは好きだったんだけど、WXGから先が続かなかったからなあ。ワシもATOKに乗り換えちゃったし。あとはDiscX zipのフリー版。これは今でも重宝してます。一部のtar.gzip(tDiaryのパックが該当するわけで)を解凍できない以外は、ほとんどのフォーマットの圧縮・解凍できちゃうし。
それにしてもIME以前には、ずいぶんたくさんのFEPがあったもんだけど、気がついたらめっきり少なくなっちゃったな。Win環境ではMS-IMEとATOKと、あと何があるんでしょう。VJEとか、まだあるのかしら。
野田昌宏 著
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030932-9 \840(税別)
「スペース・オペラの書き方」の姉妹編。「愛しのワンダーランド」改題。
中でも、ひどく気になっている事がひとつある。
それは、こうして私が曲がりなりにもスペース・オペラを書くようになり、こうしていま私が貴方に向かって大きな口を利いているについて、私が読んだおびただしい数のSFの巨匠たちの作品から何をどんな具合に学んだか、何をどんな風に栄養にしたか、そのあたりをもっと詳しく書くべきだったという思いなのである。
というわけで。
んまあ、「スペース・オペラの書き方」を読んだ人の内、実際にあの本を技術指南書としてスペース・オペラを書こうと思い立った人がどれぐらいいたかを調べてみたら、それは限りなくゼロに近かったんじゃないかと思う。それではと、追加のテクストとして本書を読み終えて、今度こそスペース・オペラを書くぞ、と思った人がどれくらいいたかと言えば、やっぱり皆無に近い数だったんじゃないだろうか。だってこの本を読んだ人は、スペース・オペラを書いてるヒマがあったら、その間に一冊でも多く、スペース・オペラを読みたくなっちゃうに違いないんだもの。
石森章太郎の「マンガ家入門」(古い例でごめんよ、オレらの年代にはわりとバイブルっぽい本なのよ)を読んだ青二才の何割かは、確実にこの本をテクストに漫画を書いてみようと思い立った事だろうと思えるんだが、野田さんのこれらの本でそれと同じ気持ちになった人の数はかなり少ないに違いないと確信できてしまうのだな。明確に"なりたい"と思っている人と、"なるにはどうしたらいいのかなあ"ってレベルでいる人のために書かれた本、というニュアンスの差はもちろんあるわけだけど、そういう具体的な需要と供給の関係性を別にしても、「知ってることを教えたい」ってのと「面白さを伝えたい」の差はやっぱり如実に表われるものだなあと思ってしまった。好きな物を語り出したら止まらない上に、その語り口をSF界の大先輩によって存分に鍛えられた著者が伝える面白さなんである。書くより先に、個々で紹介されてる本で未読の物はとりあえず読んでおかなくちゃ、って気になることうけあいだ。
というわけで「役に立たない」ってのは自分なりの最大の褒め言葉。個々で紹介されてる野田大元帥が夢中になった本、一冊でも多く読んで同じ気分になっちゃいたいと思ってしまうのは、ひとえに野田さんの語り口のせいなんですよ、反省して新しい入門書に挑戦してください…とはもう言えないのだな。そこが何とも言えず、淋しいぜ。
こちらが「スペース・オペラの書き方」。スペース・オペラの楽しさを満喫した以外で自分の血肉になったのは、ハーマン・ミラーの椅子は金を出すだけの値打ちがあるもんだ、ってあたりだけだったのは自分の事ながら情けない。
★★★
ポール・メルコ 著/金子浩 訳
カバーイラスト 富安健一郎
カバーデザイン STUDIO TOMIYASU
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011771-9 \1000(税別)
AI経由で接続され、人類全体による並列処理が可能となった時代。だが<共同体>と呼ばれることになった巨大知性は、ある日忽然と姿を消してしまった。あとに数十億の人間の死体を残して…。残された少数の人々は<共同体>はより高度の存在に昇華したと考え、一気に激減した知力と体力を補いつつ、荒廃した地球環境の復興に直面した統制府は、少ない人間たちを最大限活用するために、遺伝子操作によって新しい人類を造り出していた。"ポッド"と呼ばれる彼らは、人格としては一人なのだが、その実体は複数の個体に分かれ、それぞれが特定の分野に突出した才能を持ち、フェロモンを介してお互いの意識と情報を共有できる「群れ」であり「個人」でもある存在。個体名アポロ・パパドプロスと識別される、5人の少年少女からなる"ポッド"も外宇宙船の船長となるべく生み出され、その目標に向かって様々な訓練に従事していたのだが…。
5人が力を合わせると常人をはるかに超える能力を発揮できる、人格的には一人の存在、ってあたりはSFにおける重要ワードの一つ、ゲシュタルト生命体を連想させるわけだが、一つの種としての進化形への考察として持ち出されたこの概念に、実際の運用においての手順やら得失やらのディティールを描き込んできたあたりに今様な物が感じられる、というところか。
お話はこの、アポロ名義の5人ポッドがいつの間にやら事件に巻き込まれ、どうやら自分たちが何者かに狙われているらしい、ということが明らかになり、そこからの逃避行と真相究明、そして反撃へ、という流れになっている。その流れの中に様々なSF的ガジェットがぶち込まれていてそこはかなり楽しめる。特に中盤、お話が妙な方向で熊SFになっちゃうあたりはかなり楽しい。犬SFとか猫SFはそれなりにあったけど、熊SFってのはかなりレアではないかね(w。
そのあたりのアイデア攻勢はかなり良い具合でちょいちょい楽しめるんだけど、全体のお話の展開がどうにも上手くないあたりが大変残念で、本書をかなり読み進んでいった段階でも、何が問題でこのお話が進んでいるのかがよく見えてこない恨みがある。たとえばアポロたち5人ポッドというのは、実は学園都市に7人しかいないレベル5的存在で、それ自体が相当レアな物なんだけど、そのことがお話の途中まではっきりとされていなかったり、「敵」の存在と目的がいまいち明確になってこないままお話が進んだりと、いろいろなところが少々雑な上にお話のオチつけ担当が、かなりデウス・エクス・マキナなのも不満かな。アイデア部分の楽しさはあるが、正直読み進めていくのにちょくちょく挫けそうになってしまったご本であったことも確か。
でも熊SFの部分がかなりキュートだったので、そこでちょっとゲタ履かせてもいいかな、って思いました(w。
★★★☆
「アマガミSS」、「スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター」、「バクマン」、ニコ動で「セキレイ Pure Engagement」(終)。「アマガミ」は紗江ちゃん編完結。なんだな、最初の森島先輩編があまりにメーター振り切っちゃってただけで、それ以外は案外わきまえた作り…でもないか。
「スパロボ」は昨今珍しいロボットばりばりのアニメ。まだ一回目なので面白いんだかどうなんだか良くわからんが、少なくとも「第3次」(スーファミ版の)とかを愛する人間にとっては、こりゃどこがスパロボなんだい? って気はしないでもない。
「バクマン」はジャンプで人気連載中のコミックが原作、らしい(読んでないので良くわかりません)。とりあえずオープニングで録画ミスかと思ってしまったけれど、「シリーズ構成:吉田王令子」って、ってところで「ああ」と(w。んでこれ(ニセオープニング)は「ラッキーマン」なんすかね? そういえば大場つぐみ=ガモウヒロシ説ってありましたなあ。
お話は中学生のとーま君とサイト君がマンガ家になろうと決心する、ような。出だしはまあ、マンガやね。この先どういう方向に進んでいくのか、様子見ですかね。
明日発送すべき古本の発掘にえらく時間を取られてしまったもので、とりあえずニコ動朝の「花咲くいろは」と土曜深夜分の「Fate/zero」、「境界線上のホライゾン」まで。
前後するけどまずは「いろは」の最終回。うんまあ良い話っぽく収めていたとは思う。でもこれ、結局スイさんが我を通したおかげで喜翆荘の面々は職を失っちゃいましたよ、って話なんじゃないかと思うんだが。ええのんか? そこは。
遡って土曜深夜。「Fate」は1時間スペシャル扱いだったのだね。なんか長いなー、とは思ったんだよ(w。原作ゲームの方は全然知らないので、webラジオでちょっとかじった程度の前知識しかなかったんだけれど、まあ判らんなりにヒキはあったかな。ただ原作を知らないと、7つの陣営での戦いにおけるじゃんけん効果みたいなものをさくっと理解するところまでは行けないまま、お話が進んで行ってしまうってことになってしまう怖れはあるかも。アニメがそこの所をあまり意識しなくても良い方向で作られているのなら、続きにも期待できるのかも知れないな。
「境界線上…」、タイトルでどちらかというとシリアス方向の作品をイメージしてたんだけど、意外とスラプスティク要素多めな話でちょっとびっくりした。こっちも原作押さえておいた方が吉、って感じはありそうですな。
さようならHTML5...。アメリカ人と日本人の標準化に差を感じる(エンジニアtype 【連載:村上福之(7)】)。巨神兵ってのは過去に一度確立されたテクノロジを復活させる過程を急ぎすぎた、って話なので、「早すぎた」って言葉だけでここでのネタフリに使うのはどうかと思うけど、まあいいや。鳴り物入り(だったかな?)で登場したHTML5が、なかなか業界標準として造り手側に広く浸透しない状況を説明するような文章。HTML5については少し前にもちょっとしたすったもんだがあったようだけど、まあ末端のコード書き的にも、自分のところまではなかなか、積極的にHTML5で行ってよ、と言う話が来ないってことなんぞを考え合わせても、感触として「上手く行ってないのかなー」ぐらいは思ってたんですけどね。
基本的にはなるほどなあと思ったけど、規格を乱発するアメリカン・ウェイと、いわゆる護送船団方式的に規格をきっちり決めていく日本人的精神構造を対比させ、アメリカさんももう少し規格に気を使ったら? で落すのはどうかと思った。
多分業界標準として生き残るものって、それなりに乱立した規格であったり性能競争であったりを生き残ったものであると思ってて、乱立が乱立のままだらだらと続いているというのは、乱立した状態自体が、すでにユーザにとってどうでも良いものになっているからなんじゃないのかな、と思うわけで。例えとして適切かどうかは判らないけど、普通のテレビと3Dテレビの関係性みたいなものなんじゃないのかな。テレビはあっという間に浸透したけど、そこからさらに3Dテレビを拡めるためには、規格の統一とか言う前に、それでなければどうにもならん、という状況ができていなければ、規格が統一されていようが乱立してようが、大した違いはないんじゃないだろうか。
今のところHTML5(とCSS3)の恩恵をがっつり受けているのはスマホの世界だと思うんだけど、今はスマホだけが突出しちゃって、パソコンを使ったweb閲覧環境の方が、そこにあんまり一生懸命ついていこうとしていない感じはするんだった。ついでに言うなら、HTMLの規格以前に、実はパソコンの方が案外ユルい規格で組まれたキカイたちだったりするのも理由の一つになるのかも知れない。
なんにせよ、規格をきっちり作りこめばHTML5でみんなが幸せになれる、なんて事にはならないんじゃないかと思うよ。
ちょっぴり。「カンピオーネ!」、「トータル・イクリプス」、「ココロコネクト」。「カンピオーネ」は最終回。んまあ基本的に深夜アニメスタンダードだったんだけど、敵の本質的な部分を叙述していくことで相手の力を削いでいく、って流れは案外本格的なファンタシィしてるなあ、と思った。ある意味マキャフリィ的、みたいな(そうか)?。
「トータル…」は前半終了、なのかな。原作知らんので何とも言えんのだけど、アニメ見る限りは脚本書いてる人たちに、登場人物達には動機というものがあってだな、ってあたりを小一時間ikry。
「ココロコネクト」はカコランダム編のラスト。青木君に続いて伊織が抱えていた問題も解消するお話。それ自体はまあいい話っぽかったんだけど、よく考えたらこっちも動機のお話だ。フウセンカズラさんたちは、結局文研部の5人がかかえているトラウマを解消する目的で、いろんないたずらを仕掛けて来ているように見えてしまうんだけど、これ、そういう話じゃないはずだよね? 目的がフウセンカズラたちのためじゃなく、5人のために用意されてしまっているように見えてしまうんだけど…。
うちでは比較的冷遇されてる(別に雑に扱ってる訳じゃないけど、たとえばSF関連などに比べると、とっさに出しにくい所にまとめられている)ポケミスへのご注文。いつものように1冊だけ、行方知れずになったのがあり、ポケミス箱4箱総ざらえ→汗だくで発見→とりあえず風呂だ→とりあえずビールだ→梱包だー→酒飲む時間だー→梱包完了→もうこんな時間だ
ばたんきゅー。
トム・クランシー(asahi.com)。66歳とは何とももったいない。
大変面白いお話をたくさん読ませていただいてありがとう、なんだけど、クランシー的パックス・アメリカーナは正直鼻につくところの方が多く、その傾向は彼の代表的主人公であるジャック・ライアンが偉くなるにつれて強くなってきて、さすがに大統領まで上り詰めちゃうと、もういいかってなっちゃったんだけど、そこがあまり前に出てきていないデビュー作、「レッド・オクトーバーを追え」、その後日譚的な色合いのある「クレムリンの枢機卿」あたりは今読んでもかなり面白いと思う。
その意味でも個人的には、ジャック・ライアンはハリソン・フォードじゃなくアレック・ボールドウィンの方が良い嵌り具合だったと思う。まあ確かに「愛国者のゲーム」だとハリソン・フォード持って来た方が良かった、って事にはなるんだろうけど。
むう、余談が長くなってしまった。安らかに。
「クロムクロ」最終回。ふむ、「宇宙で待ってる」「走って追い付く!」的な(w。なんだろね、「星の征服者」っぽいノリというかなんというか。前回はイヤな大人チームの一員だったハウゼン先生が一転、いい大人になってたのには首ひねったけど、それ以上に彼がイケイケアクションカメラ小僧のお父さんだった、ってのにはびっくりだったぜ。いろいろアラもあるけどそこそこ楽しめました。富山弁には最後までしっくりこなかったけど。
日曜朝は録画し忘れ。新しい「ライダー」の1話目を見逃してしまったよ。世間ではなぜかワンダースワンで盛り上がっていたようですが。 「鉄血のオルフェンズ」2期目スタート。んまあ出だしはゆったり目。 「真田丸」、春ちゃん怖い怖い、真田紐はルソン由来だったんだー、なんだってー!、そしてお迎えでごんす。いよいよ大坂の陣っすね。
生きてます。歯が一本抜けたんですけどね、きれいに抜けなかったみたいでその一部が口の中に残ってて、これがもう痛くって。ご飯食べるのが億劫なんすよねー。上手いこと抜きたいんだけど、なんか弄りにくいところに欠片が残ってるんだよねえ…。
アニメ、特撮はほぼ見てないので「定期視聴番組」も長期お休みです。ビデオデッキが直らないの。捨てて新しいの買えば良いのかもわからんけど、部屋全体がカルガッソーになってるのでキカイの出し入れとか自体が大変困難な状態なんです。
野球、阪神はほぼ完全に脱落。金もっさんが暴れたとか言うニュースも見ましたが、まあどうしようもないわね。
台風が続いてやって来ております。25号も掠りそうなのかしら。なかなか安心できないですけどお気をつけて。
アーネスト・クライン 著/池田真紀子 訳
カバーイラスト toi8
装丁 ハラダ+ハラダ
SB文庫
ISBN978-4-7973-6525-2 \780(税別)
ISBN978-4-7973-7382-0 \780(税別)
荒廃し格差が広がった21世紀、多くの人は天才プログラマ、ジェームズ・ハリデーが開発したVR世界、OASYSに耽溺していた。そこは望めば、そしてその望みをかなえる力があればどんなことでも可能な世界。だが、その世界の創造主は2041年に逝去する。自らがVR世界に隠したイースターエッグを発見したものには彼のすべての財産、OASYSのあらゆる権利を譲り渡す、というメッセージを残して。その時からOASYSの住人たちは血眼になってエッグのありかを探索する。貧しくて充分な装備も揃えられない、プレイヤーレベル3でしかない高校生、ウェイドもその一人だった…。
ずいぶんな周回遅れになりましたが、映画がとてもおもしろかったので読んでみた。ちょっと意外なくらい原作と映画では違いがあって、それに驚きました。あらすじにも書いてるとおり、主人公のウェイド君はお話がスタートした段階でのプレイヤーレベルは一桁台の初心者レベル。それが人並み外れた情熱で収集したハリデーの情報と、ハリデーが愛した80年代のポップ・カルチャーの知識を武器に少しずつレベルアップしていって、という特にお話前半の流れはもろにRPG的面白さに満ちている。ストーリーの後半は、そこにヴァーチャルとリアルの対比なども交えながら、それでも根っこはギークならではのオラァ!で押しまくる方に注力されているかな、と言う気はした。なのでここからはどうしても映画と対比しながらってことになるかと思います。それが本の感想として適切かどうかはわからんけど。
小説版の方は前述したとおり、基本的にギークがその持てる情報を最大限に活用して、与えられたクエストをクリアしていく、という話になっている。そこにあくまでオマケ的に格差社会だったり、VRとリアルの価値の相克みたいなものが、あくまで副読本的なウェイトでまぶされている感じ。で、このギークのオラオラ突っ走り、がとてもおもしろいのだね。この辺、映画版の方はキャラクタのバックボーンにいくつか要素を足して、リアル側のストーリーにそれなりの説得力を付加する方にそれなりに力を込めている、という感じはした。より短い時間でストーリーの起伏をつけて盛り上がれるものにするためにはこうしないといけなかったんだろう。小説の方はそういう時間の制限はかなり緩くなる分、作家が本気で語りたいギーク趣味のつるべ打ちが可能になった、ということになるかな。
その分ストーリーの綾や、これはスピルバーグだからやってのけられた、映画史的なトリビアから来るイメージの面白さ、というのは原作にはないんだよね。なぜなら原作者には80年代ポップカルチャー意外に興味はないから。ここは映画版の方の深みとして軍配は上がるのかも知れない。映画版の方のハリデー資料館、原作にはない発明だったんですね。これによって映画の方では、自分がこの映画で一番好きになれた、「幸福なウォズとジョブズの絵」が見れたんだけど、原作の方ではそこにはそんなに興味はないってことなんだよね(^^;。
「解釈」ってのは結構お話の造りに大きな影響を与えるものなのだなあ、とは思ったことでした。現代映画のウィザードからの啓示である映画とがちがちのギークによるギークで悪いかぁ! なオラオラ感に満ちあふれた原作。どっちも良いけどオレは後者の方がちょっぴり好きかもね(^^;
★★★★
ウィル・マッキントッシュ 著/茂木健 訳
カバーイラスト 緒賀岳志
カバーデザイン 岩郷重力+W.I
創元SF文庫
ISBN978-4-488-77801-9 \1000(税別)
ISBN978-4-488-77802-6 \1000(税別)
目が覚めたとき、そこはずいぶんと小さな世界だった。しかもその世界は宙に浮き、余った人々が世界の縁から下に突き落とされている。目覚めた「彼」はそんな凶行を止めようとするのだが果たせない。自らに累が及ぶ怖れもあり目立った行動をとることが出来ない彼は、ささやかな数の同志たちとともに、この世界でのサバイバルを開始する。名前も、記憶も無い状態の彼にとって、唯一の手がかりは、自らの血で綴った謎の画像と、札入れに入っていた一枚の写真、それから落下傘兵の人形……。
で、彼は持っていた人形からインスピレーションを得て、パラシュートを作るんだが、それがもとでその世界から落ちてしまうことになる。落下を続ける彼がやがて目にしたものは前の世界と同じように宙に浮いている小さな世界で…、というお話と、こちらはもしかしたら現在我々が住む世界と地続きかもしれないけど、今よりはちょっときな臭さの増した世界。そこに住む親友たちのグループは、皆社会で一目置かれる研究者だったり政治家だったり。そのうちの一人、ピーターは危機的状況にある世界を救う切り札になるかもしれない理論をほぼ完成させようとしていた…、とお話は続いていく。彼の理論から作り上げられた装置はデュプリケーターと呼ばれるものだった、というね。
まず「彼」の方、落っこちちゃったことから自分をフォーラーと呼ぶことにした彼は、落下する先で遭遇する世界で様々な人と出会い、その出会いがさらなる謎を生んでいく。その出会いの裏にあるものとは、ってのと、ピーターの発明品が生んだ悲劇がもとで、友人たちの間に亀裂が入り、さらに世界は救いようのない状況に突き進んでいく。罪悪感を拭えないまま事態を好転させようとするピーターだったが、ってのが交互に語られる。ま、かなり勘の悪いオレみたいな読者でも、上巻の終わりぐらいには、ははーん、ピーターの発明品(名前から察してください)とフォーラーの出会う人々というのはそういうことで、つまりはこの二本線のお話は根っこは一本のお話で、つまりはフォーラー、イコール? ってとこはそこそこ容易に予想できるようになっている。
なので下巻以降のお話の興味の持続力は、ピーターの発明の何がフォーラーたちの世界を作ることになったのか、ってところに集中することになると思うんだけど、どうだろ、オレが頭悪いのかも知れんけど、そこにスカッと納得できる説明はしてもらえなかったな、って恨みはある。そこは残念だったけど、そこまでのお話の展開はなかなか楽しめた。記憶は無くしてるけど深層心理には何か残っているものがあるらしい、なんて描写とか、フォーラーが出会う人々にはある共通点があるんだけど、そこから拡がるハテナマークが、遡ってピーターの物語の方に直結する、なんてあたりは巧いなあと思った。終盤若干腰砕けですがそこまでは大変楽しみました。なかなかです。邦題はそれで良いのか(原題はFaller、「落下世界」ってよりは「落ちる人」ですけどね)って問題はあると思うけど。
★★★☆
いろいろ、終わってる。「彼方のアストラ」は書いたけどそれ以外。順不同ですよ。「鬼滅の刃」、良いとこで終わっちゃった。原作の中でもかなり面白いと思った、これに続く無限列車編は劇場版で公開なのね。日野ちゃま大活躍、はお金出さないと観れないのかあ(^^;。「ダン待ちⅡ」「ダンベル」「かつて神だった…」「一方通行」はかなりよく出来た半笑い案件。「二回攻撃のお母さん」「チート魔術師」はまあ、鼻ホジしつつの半笑い。
「荒ぶる」「グランベルム」、頑張りは解ります。
継続中なの。「ありふれた…」は一回総集編が入ったので伸びてるのかな。「炎々」「Dr.Stone」はとても面白いと思う。なんか円盤のセールスは苦戦してるそうですが、うーん、まあなあ…。どっちも良いと思うけど、確かに保存版が欲しいかと言われると、ちょっと…。「ヴィンランド…」もそっち系ですかね。
ニチアサ。戦隊版「ミクロの決死圏」だった「リュウソウジャー」がとても良かった。アスナの演技がすばらしかったです。ナギさん、新たな騎士になるんじゃなく闇落ち担当なんでしょうかね。「ゼロワン」もまあ。でもやっぱり、ここまで社会問題になってしまったら、一度ヒューマギアはすべて動作停止すべきなんじゃないかしら。あれか? HOS搭載しちゃったレイバー問題なのか?
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□ もんちぃ [厳しいもんっすな。ぬぅ、MTUとかRWINの調整をしても無理かのぉ。(根拠なし)]
□ rover [どうじゃろねえ、MTUはキャリアで固定だし、8Mbps以上のサービスでは、RWINなんていじったって、数値が劇的に変..]
□ おおた [一応公式見解では、電話局2km範囲から外は12Mも24Mも同じ速度ってことらしいです。http://www.ntt-..]
□ rover [見事にぴったりと線が揃ってますなあ、2Km界隈で…]