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CS チャンネルNECOで「ネズラ」2002年、ネズラ製作委員会。監督田川幹太、出演隆大介、久保田芳之、勝村美香、新田純一、桜庭あつこ。かつての大映の企画倒れ映画、「大群獣ネズラ」とは特に関係ないみたい。それともあるのか?
米軍が極秘に日本企業と提携して開発していた細菌兵器。だがそれは実験用マウスを突然変異、巨大化した怪物、ネズラを産み出してしまう。たちまち研究所は壊滅し、作られていた細菌はネズラに襲われた人々によって街に伝染していく。事態を重く見た米軍は極秘にネズラを倒し、その体内から抗体を取り出すためのミッションを開始する。その特殊任務を帯びたチーム(どう見ても全員日本人にしか見えないが、こういう時のための日系人部隊なんだそうだ。442部隊?)には、企業の研究者である一人の日本人女性と、自衛隊から派遣された麻生も合流していた。直ちに研究所に向かうチーム。だがその作戦の裏にはさらにもう一つ、別の目論見も…
始まった瞬間から低予算映画臭さはぷんぷんしてくるんだけど、このツカミは悪くない。研究所内に潜む怪物は縄張りが荒らされると怒り狂うらしい(と言う事は放っとけば研究所内にじっとしている→お話の舞台を限定できる)、それを倒しに行く戦闘のプロフェッショナルと一人の足手まとい、細菌という目に見えない(と言う事は映像で表現しなくて良い)恐怖、一方で細菌に感染した市民たちを前に無力感にさいなまれる医者(こっちも病院から一歩も出なくていい)のヒューマン・ドラマまで持ち込んで、脚本がいっぱしだったら低予算でもかなりぴりっとしまった映画になっただろうと思わせる。残念な事に思わせるだけで終っちゃってるんだけどな。
金をかけて派手な映像でたたみかけてればごまかしようもある大作映画に比べて、低予算映画ってのはお話がきっちりできてないとたちまちダメ映画になってしまうんだけど、この映画もその典型だな。謎の細菌を相手にするなら、どうなったらその細菌に感染するのか、感染したらどれだけ生きられるのか、ってあたりの「ルール」をしっかり決めとかんとあかんと思うんだけど、そこらがなーんも分からんので、どうなったら登場人物が危ない時であるのか、どうなったらピンチを脱するのか、がわかんないんだよね。
ついでに細菌とネズラの関係も良くわからん。細菌の大本がネズラであるなら、ネズラに接触する事になる兵隊さんたちも常に感染の危険性がありそうな気がするんだけどみんなへっちゃら。外じゃあ研究所を閉鎖してる自衛隊員はみんな防護マスクしてるのに。全体に1P OUTやゲームオーバーの条件がいい加減なんだな。なのですごく支離滅裂なお話を見てる気分になってしまう。
ネズラ自体の造形は悪くないし、カメラワークも頑張ってる。メガネっ娘な勝村美香はかわいいし桜庭あつこの胸はデカいんだけど、んー、脚本がここまでズタボロではなあ。
もういっちょ、これもチャンネルNECOで「アゴン」1〜4話。1964年日本電波映画株式会社。いろんな事情で4話まで作られたところで製作が中止された、いわく付きのテレビ・シリーズ。まあ、中止になるわなこれじゃあ(w 。
なんていうかなあ、財布の中にいくらあるのか確認しないで、映画並みの大作をテレビで作ろうとしちゃった、みたいな感じだ。ちなみにアゴンってのは、わたしゃずっと阿含宗の火祭りかなんかから題を取った(口から火を吐くし)と思ってたんだけど、「アトミック・ドラゴン」略してアゴンなんだそうで。もうちょっとひねりなさい。いやまあひねって略して「アトラゴン」とかにするとそれはそれでまずい*1かも知れんけど。
嵐の夜、運転を誤って海中に没した原子燃料運搬車。その原子の力が海底に眠る恐竜を目覚めさせる事になってしまった… てな感じで、まあ設定的には日本製怪獣モノのお約束だわね。自衛隊の攻撃を受け付けない怪獣相手に、毎週(というか前後編で行こうと思ってたみたいだけど)どうやって海に帰って頂くかに人間が知恵を絞る、ってシチュエーションは割と興味深いんだけどね。志は高かったけど使える金があまりにも少なかったって感じ。間延びしまくったドラマの展開、ツボを外しまくった特撮シーン、そして意味不明な音楽。うーん、ある意味すごいな、これは。
*1 「海底軍艦」の海外版タイトルだし
まだ行きまっせー。CS スターチャンネルで「SS-192」。2001年アメリカ。監督ジェイムズ・キーチ、出演サム・ニール、ジェームズ・B・シッキング。1939年、潜行テスト中の新鋭潜水艦、スクアラス号は突然の事故で浮力を失い、60メートルの海底に着底してしまう。モムセン少佐を中心とした救出チームは、直ちに救出作戦を開始するが…
実話を元にした潜水艦ドラマ。これはどうもテレビ向けの映画っぽい感じがする。ノリはほぼ「原子力潜水艦浮上せず」と同じ。というかまあ潜水艦を救出、ってお話なんだから流れは似たものにならざるを得ないか。実話を元にした分、却ってドラマのはらはら感がとぼしくなっちゃった、ってのは皮肉な話かも。めちゃめちゃ悪いって程ではないんだけど。
とりあえず修復セットアップでは埒があかないのでマシンごと交換して再設定。ルータの設定まわりで少々手間取ったこともあり、岸和田脱出は18:30。そこからなんばだの梅田だのの人混みに揉まれるのはとてもじゃないけど耐えられん気分だったので必殺技、千里迂回モード発動。顔出したらマスターとママさん還暦という事で常連さんのお祝い大会。手ぶらで顔出して、なんかちょっと申し訳なかったなーってな感じで。本日は純米酒大会で五杯ほどいただいてご機嫌で帰宅。うー、帰ったらまたお仕事メールが来ておるな。まあいいや、これは明日。足ダルい(だって立ちっぱなしだったんだもの)ので今日は寝る。
ジャック・ヒギンズ 著/黒原敏行 訳
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角川文庫
ISBN4-04-279504-8 \667(税別)
早朝のニューヨーク、イースト・リバーに女性の遺体が浮かんでいた。キャサリン・ジョンスン、ジャーナリスト。国際マフィア組織の若き後継者の取材に当たっていた彼女の死。事故死に見せかけられてはいるが、それが組織の秘密に深く入り込みすぎたがゆえの口封じである事はうすうす判る事ではあった。だがマフィアたちが見落としていた事が一つあった。彼女の別れた夫、ブレイクは大統領の私的調査機関の責任者、そして彼の盟友にはかつてのIRA最強のテロリストにして現在は英国の対テロリスト専門機関のエージェント、ショーン・ディロンがいたのだ。復讐に燃えるブレイクは、ショーンと彼の組織のバックアップのもと、マフィアたちの壊滅をキャサリンに誓う…
最初に言っときますけど、急に岸和田に行く用事が出来て、なおかつ読もうと思ってた本が上下分冊で、上は読み終えてたんだけど間違えてそっちの方をカバンに放り込んだりしなければ、絶対買ってなかった本。ヒギンズのショーン・ディロンものについては、「悪魔と手を組め」で心底あきれ果て、もう読まない事にしてたのである。でもまあ腐ってもヒギンズなんだし、もしかしたら復活してるかも知れない、と言う淡い期待もあるにはあったわけだけど………。
だめぽ(つoT)。
何一つ良くなっていない。薄っぺらなサスペンス、ひねりも何もない展開、スカスカなキャラクター。しかも何を思ったか今回は、これまでのシリーズに登場した人間たちが大量出演、して底の浅いお芝居を展開する。離婚したとはいえまだ愛し合っている元妻を殺されたからと言って、アメリカ大統領(この人もシリーズ中の一作「大統領の娘」に出演している)が直々に「休暇やるからそいつら全員ぬっころしてこいーっ、オレが許可するー、欲しいものあったらなんででも使えー!」なんて言うか普通? 冒険小説の必要条件、「挫折する主人公」が毎回でてこないっちゅーのはどういうこっちゃ? 鍛え上げられた秘密工作員であり、実際にそれを存分に披露してるブレイクが、タクシーから降りたとたんに手もなく悪党に拉致られちゃうってのはどうよ?
こんな下らん、二流のスパイアクションを乱造する作家にヒギンズも落ちぶれてしまったのか。悲しい話じゃ。
(★)
なぜか大石先生blogのコメント欄で知ったようつべ、HEY!HEY!HEY! 平野綾出演。見どころは4分経過したあたり。平野綾すげえ。
でもオレは未だに、平野綾と平野文が頭の中でごっちゃになってる。
本日の軽石庵の追加物件、「アニメージュ」誌'82〜'85の4年分、48冊。'82年の2月号から「ナウシカ」の連載がスタートしてる。雑誌のケツについてるのをちらちら読んでたら妙にイライラが溜まっちゃったんで、データ入れたあとコミックス引っ張り出して(あるならちらちら読まなきゃ良いのにね)一気読み。うむ、アニメの方も良いがやはり原作は一段上の面白さだと思うな。終盤ちょっと観念的になってしまうのと、"秘石"の扱い、センセ、忘れてたでしょ(wってのはあるけど、血しぶきどぴゅどぴゅのド迫力と随所に漂うエロっぽさは、アニメの方からはなかなか味わえない。やはり読み応えはたっぷりだわ。
でもこの大先生は、昔から口を開くと、ヤバげなこといっちゃう人なんだよなあ(^^;)。「アニメージュ」1984年1月号での手塚真との対談から。
宮崎 「スターウォーズ」を作った人たちは、だから、どんどん荒廃してくると思いますね。あと1本作ったらダメになってしまうんじゃないですか。ようするに、精神的生産は何にもしてないんじゃないかと思うんです。
あれっ? これはこれで正しいのか(^^;)……
堀晃 著
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-72202-9 \740(税別)
重元素が宇宙における文明の発達と密接な関係があると考えられ始めていた今、銀河辺境における滅亡した文明の調査には、それほどの重きは置かれていないのが現状だった。そんな星域にあってさまざまな遺跡の調査を担当するのが下級調査員の私の役職。さほど代わり映えのしない遺跡調査の日々が続くと思われたある日、5万光年を隔てた地球の本部から緊急指令が届く。「緊急」などという言葉からは縁遠い仕事に就いているはずの自分に、なぜ。いぶかる私に告げられたのは、その任務が私でなければならない、とある理由があったからだった…。
いろんな意味で堀晃の代表作のひとつとなっている「太陽風交点」にはじまり、表題作で終わる、「宇宙遺跡調査員」シリーズの集大成。最新作である「渦の底で」の発表は2007年。実に30年をこえて書きつづられた短編集は、連作と言うにはお話たちの繋がりはそれほど強固ではなく、では単純な短編集なのかと言えばそうとも言えない、ゆるやかに連続性を保った作品集になっている。特に最新作「渦の底で」が、一番古く、そしてシリーズの中では最終話になる「遺跡の声」の前に挟まったことで、緩やかながらもしっかりした連続性が補強されたと思える。
さて、そんな本シリーズの特長は、なんと言ってもハードSFの第一人者、堀晃が著したハードSF連作集と言うことに尽きるのだとは思う。そこのところの魅力ももちろん充分で、特に私のように理系的な思考法が全く出来ない人間であっても、それなりに何が起きているのかが理解できたような気になれる、お話の持って行き方の巧さがうれしい。このあたりは翻訳SFと、もとから日本語でものを考え、文章化してくれる日本SFとの間で、発生するのが避けられない差なのかも知れないのだけれど。
ま、そんなことよりも、本書を読んで私みたいなそろそろロートル組にカテゴライズされるSFファンが感じることは、「ああ、日本のSFの雰囲気ってこう言うのだったよなあ」みたいな、ちょっとセンチな懐かしさだったりするわけで。
で、その「懐かしい」と感じる雰囲気ってのはたぶん、"わびさび"なんだろうな、と思う。私がSFを読み始めた頃の日本SFに通底していたものってのは、何とも言えない無常観のようなものだったと思ってる。SFとは未来への明るい希望だ、と漠然と考えていた私は、日本SFが持つ、何やらあきらめにも近いような無常観を目の当たりにして(たぶん山田正紀作品あたりだったんだろうなあ)、少しばかり衝撃を受けた青二才の頃が懐かしく思い出されたことであった。小説単体の出来ももちろん上質だが、それ以上に「日本SFってこういうものなのか」みたいなことを初めて意識した頃に軽くタイムスリップさせてくれる本。読む人によって受ける印象は違うんでしょうが、オジサンがこれ読んで最初に思ったのは、おおむねそういうことでありました。
★★★
一応これだけ書いておこう。「ULTRASAVEN X」第2話。つーかこれはもはや「ウルトラセブン」とか言う前に「流れよ我が涙、と超人は言った」じゃねーのかよと言いたくなるくらいのディック風味で、見てるこっちが焦ったぜ。脚本太田愛? ふうむ……。
低予算でSFをやるならば、まず根性いれなくちゃいけなくなるのはホンであるとは思うわけで、その部分に一定の答えを出そうとしていた、そこの所の意欲は買う。まして貧乏です、を最初っから宣言している深夜の時間帯での放映、こういう持って行き方はありだと思うし、それらは大成功とまでは行かなくても、そこそこ良い効果を上げてたんじゃないかと思う。私は結構このお話、楽しめた。
問題は持続性。今回太田愛が見せたお話の持って行き方が、「セブン」のシリーズを通してのカラーになるのであったら、それはそれで付き合ってみても良いかな、とは思わせられたのだよね。続く話(ってもうすぐですね)が第2話をどう引き継ぐかで、「セブン」の楽しみ方は変ってきそうな気はするな。太田愛脚本が単なるクセ球で終わるのであれば、この先の楽しみがかなり削がれてしまうような気がするのだが、さてどうなる事やら。
いろんなところで早送りしながら、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5GoGo!」、「機動戦士ガンダムOO」、「RD 潜脳調査室」、「ケメコデラックス!」、「黒執事」、「キャシャーンSins」、「CLANNAD After Story」、「鉄のラインバレル」。
ひっじょーぉぉぉに暗くて地味なトーンで統一された「キャシャーン」だけど、これはこれでまあアリかなとは思う。無駄に思索的なあたりの煮え切らなさが逆に新鮮に思えたりして。毎回これやられても困りますが。
そのほかはまあ、それなりに。「ケメコ」の無茶な展開はおもしろいけど、飽きるのも早いのかも。「ラインバレル」のオレがオレが的主人公像はかなりおもしろいんだが、これも変な風に更正しちゃうと面白さが半減しちゃいそうなので、さじ加減は厄介だろうな。
朝刊開いて、と言うか正確には朝刊に挟まってた折込チラシを見てみたら、一番上にあったのがオレが先週土曜日に徹夜する羽目になった会社のものだったんで、朝からちょっといやーな気分になっちゃった。
いやまあ、そんだけです。
月曜日、「C3」、「LAST EXILE 銀翼のファム」。何やら月曜日は激戦区になってしまったようで、近い時間帯に「WORKING'!!」、「銀翼のファム」、「僕は友達が少ない」が被る状態になっちゃってる。とりあえず個人的に先週の特番が気になったもので「ファム」優先で録画。「WORKING」は週遅れになるけどニコ動で見ればいいか、と。こっち方面のアニメがお好きな人たちには前評判の高い「はがない」ですがこちらとしてはごめんなさい、ってことで。
ただ、あとで知ったんだけど「ファム」はアニメワンで見ることができるんだな。んじゃ来週は「はがない」録ってみようかな。
とここまでが前振りで「C3」。意外にお話が速いテンポで進んでて、判らんなりにそこそこ面白い、様な気がする。構図の取り方でちょっと面白いことをやってるカットが何カ所かあった。
んでもって「ファム」ですが、少なくとも1回目に限って言うならこれはかなりすごいな。自分がおねいさんのパンツよりもメカの方に余分に(燃える|萌える)傾向がある人間だからかも知れんけど、非常に楽しい30分を過ごさせていただいた。次回以降もこのノリが続くんなら、かなり楽しい半年(2クールだよね?)を過ごせそうな気がするよ。
ここのところCMSの修正とかなんとか、そういう仕事が主だったので、がっつりHTMLさわる仕事は実は久しぶりだったことに作業始めてから気がついた。で、
段取り忘れとるわ(w。
いけないいけない、まずテスト環境こさえなくちゃね。
火曜と水曜の分。「ヨルムンガンド PO」、「PSYCHO-PASS」、「Robotics;Notes」、「中二病でも恋がしたい!」、「えびてん」、「ガールズ&パンツァー」。極めて真っ当に作られた「ヨルムンガンド」はまあ措くとしてノイタミナ枠の新番二本、んまあ上質な作りなんだと思う。自分的には「PSYCHO-PASS」のほうがちょっと楽しみかな。「ロボティクス…」も悪くないとは思うんだけど、なんだろな、作中で重要な意味を持っているであろう、「一世を風靡したロボットアニメ」がどうにも一世を風靡しそうにないってのがなんだかなー。あと、ノイタミナ枠のCFのおおさは何とかならんのかね。
水曜日。「中二病…」は割にじわじわ来る系。六花がボケかまして突っ込まれるときのちょっとした悲鳴(って言うのかな)がかなりかわいいと思うんだ。「セブン」ネタで来た「えびてん」、なんつーか、これはこれで頭おかしいな。「ガールズ…」はOPで砲弾を装填するときに、ちゃんとグーパンチの要領で薬莢を砲身に押し込む描写があってなんというか、呆れた。なんなんだ、このこだわりは。
少しは溜飲下げたいし、オレより酷い失敗の話を読んですっきりしよう…とか思ったわけではなく、単に今日発送する本の近くにあったもんだから晩飯後に読んでみた。とりあえず読みやすかったのは確かだよ。三野正洋 著「日本軍の小失敗の研究~現代に生かせる太平洋戦争の教訓~」(書影はamazon、2005年刊行版、オレが読んだのは2000年の版)。
本書でも引かれているけど、戸部良一・他による「失敗の本質」をおおむね肯定しつつ、最初の前提を国力という数字に置いてしまったら、その時点で失敗確定なので、そこにはいったん目をつぶって、総合力は置いといて、各論のレベルで、あの戦争で日本は何を誤ったのか、を検証していこう、という本。
たとえば専門家ではない民間の意見を積極的に取り入れなかったとか、既存のノウハウなりテクノロジなりの水平思考で新たなメソッドを日本は産み出せなかった、ってあたりの指摘はそれなりに説得力はあると思ったけど、でもここで言われている事のほとんどは、結局やっぱり「国力」って所に収束しちゃうよな、とも思ったり。
たとえば火砲の項、日本の九六式とアメリカのロング・トムを比較して、火砲としての性能が互角であっても運用を含めたところまで考えたら、中空のゴムタイヤを使って迅速に移動できるロング・トムと鉄輪で分解移動が必須の九六式を対比したときに、使えるゴムの量とかってのは、直ちにグロスの国力、ってところに直結するわけで、個別に分類してここがダメだ、と言ってみてもその背景にはやっぱりトータルからの視点、ってのが必須になってしまうのではないかな。
読みやすい、と先に書いたけれど、その読みやすさはなんて言うかな、オレみたいなヌルいミリオタでなく、普段は「プレジデント」とかを読んでる人向けの配慮、って事なんだろうな、とは思った。
そう言うもんだと思えば誤差の範囲なんだろうけど、んでも「エニグマ」は英米の暗号解読器(つか、解読器ですらない)ではなく、ドイツのキカイなんだけど、そこは誰も突っ込まなかったのかね。文庫版にあたって色々直されたそうですが。
著者の方、「小失敗」のノリで何か掴んだのかどうかはわからんけど、いくつか同系統の本を書かれているようで、かつウチにも在庫があるんでその辺ちょっと読んでみようかな、と思ってます。
まさか巨人に4タテ食らわすとは。序盤で6点取ったとはいえノーミサンも本調子とは言いがたく、毎回ランナー背負っての投球で大概胃が痛くなるっちゅうねん。こりゃ逆転もあるな、と思って晩飯食いに出かけ、覚悟を決めてテレビ点けてみたら、ノーミサンったら意外にのらくらとかわしてらっしゃったのね。しっかり2失点キープで試合作ってたことにびっくりしたよ(w。
最後にちょっとひやっとさせるところも含めいつもの阪神らしさもありつつ、総じてこれが俺らのタイガースか? と思える戦いっぷり、結構なものを見せてもらいました。日本シリーズのお相手はどっちになるのかまだ分からんけど、この勢いが続くのか、いつもの阪神に戻るのか、さてどっちでしょ(といってる時点で疑心暗鬼モードが発動してるんだけどね)。
で、2ちゃんの芸スポ速報板で見かけたこんな書き込み。
736 名前:名無しさん@恐縮です@転載は禁止[] 投稿日:2014/10/18(土) 22:18:25.49 ID:3UCLkPSH0 [3/3]
4タテしか阪神の勝ち目はなかったんだぞ。阪神は必死だったんだ。
6点差なんてなにひとつ安心できなかった。
セペタの本塁打でもうここから3連敗をリアルに感じて鬱になっていた。
それが阪神ファンだ。
巨人ファン、あんたたちにはわからないでしょうねえ。
お前は俺か(w
とにかく追加した本をどこかに収納しなくてはいけないので、場所を空けたり、収納ボックスを用意したり、本を詰め込んだりの作業を終日実施…してたのが昨日。おかげで今日は朝から腕が痛い。今回は倉庫番的作業は少なかったんだけど、とにかく積んだ本を箱やら書棚に詰める、と言う作業を一日やってみると、腰は余裕だけど腕に何とも言えんダルさが残るもんなんだな。
とりあえず未収納の本、半分ぐらいは収まるところに収まったか。残りをどこに押し込むか、さてそちらはどうしたもんだかね。
気がついたら今期はあんまりアニメ見てないな。一回目は見れるものは一通り見たつもりなんだけど、何となく続きを見たいと思わないものばかりが並んでいるという…。
とりあえず一回目は見たけど何となく続かないもの、「ルパン三世」、「おそ松さん」、「ワンパンマン」、「コメット・ルシファー」。
「ルパン三世」はとてもしっかりと作られてると思う。一回目に関しては「カリ城」リスペクトがちょっと鼻についたけど。ただ自分が今、「ルパン」は欲してないんだな、と思った。「おそ松さん」も同様。頑張ってください、とは思うけど自分は積極的に見続けたいとは思えないコンテンツ。
「ワンパンマン」のパワフルさも嫌いじゃないけど、こっちも自分的に見続けて、何か面白いことがありそうな気がしないので敬遠気味。
二話まで見たもの「ヘヴィーオブジェクト」。なんで二回まで見たのか良く解らん(w。ミニマムサイズのデス・スターみたいなオブジェクトがちょっとおもしろいと思ったのかな。
継続中のヤツ。「アイドルマスター」は最終回。いい話なんだろうと思う。頭では。でもグランド・フィナーレ感は無かったな。止め絵の回想はAパートにまとめてやっちゃって、Bパートは問答無用で動きまくるシンデレラたち、が見たかった気はする。
「ニンニンジャー」、「ジライヤ」が27年前の作品だったってことに軽くショック。ええ、リアルタイムで見てましたが何か?(^^; 「仮面ライダーゴースト」は今のところなかなか楽しい。この先ガンジーのゴーストとか、ゲットするんでしょうかね(^^;。
「ガンダム」は今のところとても面白い。かなりイッちゃってるキャラのミカにこの先どのような揺さぶりが来るのか、ってところがかなり楽しみですな。
いわゆるエピソードⅣのオープニングのスクロールで語られる、デス・スターの構造図を盗み出した反乱軍側のスパイ、の話をベースに語られると思われる、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のトレイラー。んっとねえ……、なんつーか、メカが全体にローポリ風味になってませんかね。大丈夫かなあ。
なんだけど、あれだよね、ドニ―・イェン出てるよね? そういう事だと、ちょっと見て見たい気にはなるよなあ。
次。ディランさんへの連絡断念 ノーベル賞事務局(asahi.com)。レーベルを通じて連絡、とかは出来ないものなのかね。あと、芥川賞とか直木賞とかは、候補に挙げる前にあらかじめ「候補にして良いか?」みたいな連絡をするらしいけど、ノーベル賞ってのはそのあたり、いきなり「アンタがノーベル賞」って決めつけてくる系なのかしら。だったらいきなり何やねん、でシカトもありか。スケールはかなり小さくなるけど、日本のニューミュージックのアーティストが紅白出場を辞退するようなもんだよね(w。
このまま無視も面白いし、ノーベル賞のセレモニーにぼろぼろのカッコにギター抱えて現れて一曲歌って即退場、とかでも面白そうだけどね。
もう一本小さいネタを。元二輪王者ガードナーを暴行容疑で逮捕…MotoGPで来日中(Response.jp)。どーしたのブルーサンダー。
鷹見一幸 著(設定協力 鋼大)
カバーイラスト 太田垣康男
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031287-9 \640(税別)
"粛清者"たちの大攻勢をぎりぎりのところで退けることに成功した地球人類。そんな彼らにケイローンよりもさらに上位種族からの新たな指令が。迎撃に徹していた人類文明から初めて、"粛清者"たちの本拠と思われるアンドロメダ銀河に向けた強行偵察艦隊を送り出そうという。指揮官こそケイローン人だが、実戦部隊を構成するのは地球人類などの途上種族で構成された艦隊は、これまで見たこともない新型艦を用いた訓練を開始する…。
買い取った古本に混じっていた第一部を通して読んでみたら、これが思いのほか面白く、ちょうど第二部が開幕してたのでこりゃお付き合いしようと。常に上位種族からの下命に忠実に従っていれば良いと思っていた人類文明に、常識を疑い、様々な新機軸を持ち込む戦いを展開することで、人類文明に加入してからわずか15年でめざましい成果を上げた、恵一以下の地球人類の戦いが、上位種族にも強い印象を与え、これまでになかった作戦を企画する、と言うのがメインのお話。ここにちょっぴり地球サイドでのエピソードも挟まれる。
これまで一枚岩とも言える状態だった恵一以下の士官学校第一期生たちも、新しい作戦の準備と侵攻作戦と地球防衛という異なる任地ができたことである程度メンツがばらけることに。これがこの先お話にどういう影響を与えるか、ってあたりもこの先のお楽しみと言えるか。キャラで言うなら恵一をめぐる恋バナとか、恵一の後輩たちの物語とか結構色々ありそうね。
その上で人類文明対"粛清者"たちとの関係性(なんかアリシアとエッドールみたいな何かがありそうっすね)とか、その中で地球人たちに課せられた宿命というか運命的な特異性みたいなものがちょっとずつ明らかになっていくんだろうな、という感じ。この巻はあくまで新章のお披露目みたいなもので、特に大きな動きはないんだけど、この先への展開はいろいろ興味を惹くような造りになっている。難しいことは何もない、楽しく読めるライト級エンタティンメントSFとしてかなり上等。続きも楽しみです。
★★★☆
水曜深夜は結構あって、下手したら1周遅れどころか2周遅れの作品多数。「ソラとウミのアイダ」「RErideD-刻越えのデリダ-」「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」 長いタイトルばっかりですね。
「ソラウミ」、宇宙漁師を目指す女の子のお話、なんだけど訓練は普通のプールでやる、という。宇宙漁師ってなんなんだ? あでもアポロ計画でも宇宙飛行士の訓練でプールを使ったエクササイズもあったっけか。棒読みが不評なようですがそこはそんなに気にならない。お話がちょっと安い(鴨川のアレとかを少し連想しますね)方が問題かな。
「リライデッド」(と読むんですかね)、目覚めたら10年後の世界にいて、そこはすでに大戦争を経験した世界で、主人公は世界がそうなったことに何らかの責任を持っている、ようなお話なのかな。ちょっと話が見えてないのでもうちょっと見てみますか。大物ぶってる小悪党のヘアスタイルがトランプさんだったあたりが今風ね。
「芋芋」(と略すんですかね)、近年まれに見る作画崩壊状態が話題になってましたが、うんまあ、確かにこれは酷いね(w。お話自体は妹モノってよりは、なろう系の若者たちの悲喜こもごもが描かれるようなお話になるのかも知れない。で、その目の付け所は悪くないと思うんだけど、やっぱ作画に戻って来てしまうよね。
「青ブタ」(と略すらしいですね)、気がついたら美少女先輩が同居人になって、みたいな鼻ホジ案件かと思って見たんですが、大変な偏見でした、ごめんなさい。これはかなり良いね。認識することを空気に乗せて伝播させてしまうが故に一人の存在が消えてしまうかも知れない、時にそれに抗う一人の青二才。新海誠なら2時間の映画でやることをTVアニメ3話でやり切っちゃってる、という。おじさん的にはちょっと気恥ずかしさも感じつつ、「いい最終回でした」って言い切っちゃえられる作品になってたと思う。何かと比べるのもヤボですが、作画レベルも大変高かったし。オムニバスSF作品として期待したいです。
「ベルまま」(で良いのかな?)、ある意味鼻ホジ案件なんですが、まあ癒し効果はそれなりにあるかも。悪くはないよね。
ってことで。ここはいくつか切らんと堪らんことになりそうですな(^^;。
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□ すみ [ああ、これ見てた。すげえね。当日感動して画面キャプチャを某所にはっちゃったくらい。]
□ rover [プロなんだからこれぐらいできて当たり前かも知れんけど、普通は逆っすよね(w。]
□ すみ [いま声優さんってタレントアイドル扱いだからこそ、正常を逆に見せるよう大変なんじゃないかと思います。どっちにせよ、表現..]
□ 寸゛ [「文」も「あや」と読めますしね‥‥ではなくて。知合いに声優さんがいますが、やはり「仕事以外の普段の声」でも「頑張って..]
□ rover [ていうか真剣に「文」さんも「あや」さんだと思ってましたもん、私(w。驚いたことに、今は魚河岸三代目の奥さんになっては..]
□ りつこ [魚河岸三代目の奥さん…大分前にドラマ化しましたね。NHKだったかな?]
□ たかはし@梅丘 [>魚河岸三代目 http://www.3daime.jp/top.htm へえ。このビルかあ。いつも前は通るんですけ..]