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夕方ソフマップから封書で、めび君一号の修理見積もりの結果が返ってきてた。液晶パネル交換、破損部品(角っこのプラ製カバー)交換、しめて84003円(税別)ナリ。はうあっ。
噂には聞いてたがマジでやるとこんだけかかるんだな、ひええ。
まあいい。小技の一号は部品取りに使って、今後は非力の二号を使うことにしよう。ソフマップに電話したら、修理見積代金3500円支払い済みだし、持ち込みだったので、マシンは組み立て直したら自宅まで無償で届けてくれるそうだ。うむ、ありがとうソフマップ。勉強になりました。とにかく何があっても液晶だけは壊したらあかんのだなー。
つかPopfileのログから見つけたんで、正確には昨日のspam。Subjectは「生協の白石です」。な、なんだってー!?
------------------------------ 彼方からの要望・質問をお書き下さい。 ------------------------------ 「なぜ貧乏だと彼女ができないのでしょうか?」 ん〜むずかしいですね、でも私も昔は同じでした ! 一つだけ良い方法があります・・・・ あまり教えたくないのですが・・ま・今回だけです 人に教えちゃだめですよ・・(メール転送するとか) 私が極貧生活を脱っして結婚できたのは下のURLに秘密が あります。 http://sclass.cx/j/entry.html
11月末までに結果報告して下さいね。 白石
ずいぶんなれなれしい白石さんだな。
書こうと思って書き忘れてたことどもをつらつらと。
インサイターさんで知った、架空特撮シリーズ『ドクロ太郎』(ドクロ太郎.com)。なんか楽しそう。昔の児童誌の付録マンガっぽいドクロ太郎変身漫画がかなりスキ。
きゃんずぶろぐさんで取り上げられていたコレ。その正体はずいぶん前にご紹介した、20Q.netの内容をおもちゃにしたモンなんだな。うはー、こんなモンも商売になるのか。
ところで久しぶりに見に行ったら20Q.netの方もなんかいろいろバージョンアップされてて、音楽編とかスポーツ編とか、カテゴリ別20Qが出来てるみたい。試しに音楽編をやってみたんだけど、へっへっへ、ヤツらとうとう最後まで、オレが考えてたミュージシャンがシカゴであることを見抜けなかったようだぜ(^o^)。
お笑いパソコン日誌再開オメー。なんだけど、よそのサイトを開いた瞬間音楽が鳴ると、舌打ちしつつマウスを素早く右ボタン→左ボタンの順にクリックする私(私はおぺらー)なのに、なぜか「お笑いパソコン日誌」さんを開いて音楽が鳴らないと、妙に不安になってしまうってのは、私の心が狭い証拠なんだろうか…。
マウスの調子があまりにも悪くなっちゃって、範囲指定してもマウスのボタン放した瞬間に範囲指定もキャンセルされたり、一回しかクリックしてないのにダブルクリック扱いされることがあまりに多く、仕事しててもイライラばかりが募るので、一念発起(大げさ)してソフマップに出撃。いやあ、マウス買うなんてすんげー久しぶり。ずっとマイクロソフトのちびっこホイールマウスを使ってた(5年以上使ったなあ、これ)んだけど、今回はMicorsoft Basic Optical Mouse P58-00018 BK(amazon)なんてのをチョイス。ホントはPS/2コネクタの方が好きなんだけど、さすがに今時、そんなの探す方が面倒か。その他、DVD-Rとか、RDとの接続用にLANケーブルを20メートルばかりとか。しめて8000円ちょいのお買い上げは、先日朝日新聞からもらった賄賂のVISAギフトカードで支払い。助かった。
それにしても先月末で撤退しちゃったダイエーハーバーランド店、見事に何もなくなってるなあ(写真はエスカレーターから見た4階フロア)。この上にソフマップがあるんだけど、これじゃあ客足も少々さみしくなりそうだわなあ。ゆくゆくは移転を考慮してるらしいけど。
さて買ってきたオプチカルマウス、問題なく動いてますけど、ボールがない分軽くって、なんか頼りないですな。
12/31出、1/2戻で乗車券、指定席券とも確保。もう倅も学生なんだから、帰省しなくても良いんじゃないかと思うんだけど約一名、お年玉を回収する必要があるらしくってさあ(;_;)。
やれやれ、大人三人、往復5万だぜおい。
「再申請する」とスーパーアグリ。参戦には全チームの了承が必要に(AUTOSPORT WEB
)。FIA、2006年エントリー発表。チームアグリの名前はなし!(AUTOSPORT WEB)というニュースを受けてのアグリサイドの反応な訳だけど、ふうむどうなんでしょ。供託金が払えなかったとか単に書類上の不備(それもちょっとあり得ん感じがするなあ)だとか、いろいろ言われてるみたいだけど、そもそも来年出れたとして、ちゃんと戦えるのかねこのチームは。そこがぜーんぜん見えてこないんだけどなあ。出たは良いけどアンドレア・モーダやライフの再来、なんてことにもなりかねない感じがするよなあ。一年かけてゆっくり頭冷やした方がいいのかもね。
阪神の井川、来季のメジャー移籍断念−2億3000万円で更改(sanspo.com)。一応本人も今年の成績で偉そうなことは言えん、つーくらいの判断は出来たわけだ。結構結構。ていうかキミ、たぶん大リーグでは通用しないと思うんで、阪神でちやほやされてる方がいいと思うぞ、オジサンは。
それにしても阪神の契約更改は荒れとりますなー。ちなみに私は球児もハルクもおさむ(おめーが現状維持なら井川はアップだろー)も欲かきすぎだし、球団は球団で少々ドケチが過ぎるよのう、と思って見てますが。んまあこのゴタゴタこそが阪神の真骨頂なんだけど、今年はこういうのを見てツッコミ入れてくるかも知れないヤバーい人が一人、増えてるってのがちょっとだけ不安だわ。
昼前に倅の部屋を覗いたら、ヤケに黄ばんだ画面でwebを閲覧しとる。聞いてみたら、少し前から青がちゃんと出ない状態なんだってさ。そういうことは申告してくれりゃあいいのに。家計を気にしてくれた? そりゃどうもお気遣いいただきまして。
とはいえ青が出ないディスプレイ(なんたってMAGだもんね、これはこれで年代物だわ)じゃあさすがにかわいそうだから、ヤフオクで検索(やっぱり貧乏なんじゃん)。まあまあなんではないかと思われる鳥取サンヨーの15インチ液晶ディスプレイを、生ぬるいバトルの末8000円ちょいでゲットだぜ。到着までちょっと待ってな>倅
「ウルトラマンマックス」、「BLOOD+」。「マックス」(#23:「甦れ青春」飛魚怪獣フライグラー登場)は、うわあどうしたんだ二瓶さんそのお腹、ってのが一番大きかったですなー。お話そのものは、ここんとこクセ珠が続いてたんで、まあこういうストレートなのもええですね。あっちゃこっちゃにツッコミどころはある(「人類に対して抗議している」存在の怪獣たちをそないに問答無用に攻撃してもええのんか、とか、なんとかかんとか)けど。
で、来週のタイトルはメトロン星人登場の「狙われない街」。監督はじっそー君。おーい(^^;)。
「BLOOD+」は先週からベトナム編(わあ、『009』みたいだ)なんだけど、んー、どこに行こうとしているのかよく分かりません。
週末用録画済み番組を垂れ流しながら終日すごーく不毛な作業に追われる。すごーく不毛だけどちょっとだけ小遣い入るからがんばるの。見るともなく見たのは「地獄少女」、「BlackCat」、「ソウルテイカー」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。ガンバが優勝したもんで特番が挟まって「シャナ」は大黒クンに押し出された格好。「ソウルテイカー」は終了。まあまあ面白かったですね、これは。
日曜日はもう、とほほ。先週手に入れた足すっ転ばす魔法となんかもう一個プラスアルファで、もう一度階段落ちやって入れ替わりを解消するのがスジでしょうがー、っていうのが「マジレンジャー」。
レギュラー登場人物が突然「この戦いが終わったら○○しよう」って言い出すとそいつの死期が近い、てのをものすごーくへたくそにやったのが「響鬼」。でもまあ死ぬのはトドロキ君じゃなくザンキさなんだろうな。スよースよー。
あとはえーと、番組とは関係ないんですけど今朝(月曜日)のニュースで、プリキュアが女王戴冠!熊沢14年ぶりGI勝ち(sanspo.com)ってのがあってかなり驚いたです。
そんなことより
仕事が一段落して何の気ナシに464.JPでゴラク・コミックス版の「バイオレンスジャック」読み始めたら止まらなくなっちゃって。全31巻一気読みしてしまったです。いやあ、噂には聞いてましたがこれほどすごい作品だったとわ。「鋼の城」編で椅子から転げ落ちそうになりましたよわたしゃ。
それにしてもよくもまあ網羅したもんだ。いないのは山岸と十兵衛ぐらいか。あゆちゃん出てたから作品的には面倒見たって事なのか。イヤハヤ南友、いろんな意味で感動しましたわ(w。
修理見積もりの旅に出ていためび君一号、シャープでバラされ、また組み立て直されて返ってきた。早速メモリとバッテリを二号機に移してちょっとバラしてみる。
あー、案外簡単にばらせるんだな。これならヤフオクで出てる液晶パネル単体、買っても良いかなー、なんて。したら一号機も使えるようになっちゃうな、困ったね(別に困ることではない)。一年くらい買手が付かなくて再出品を繰り返してるようなので、もうしばらくほっといたら良い具合に値段が下がってくれるかも分からんなー。とりあえず半分欠けちゃってた蓋の留め具を、一号のものを外して移植。壊れてる方も折れたプラ部品はビスに付いてたのでエポキシ接着剤(二液式ね)で固定してみたけど、これではちょっと強度不足だろうなあ。この手の小物はオークションには出ないものかのう、ここ、結構壊れやすいんだよなー。
CS 日本映画専門チャンネルで「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」。ちょっと前に録画してたヤツ。まあなんだな、感想は劇場で見たときとそんなに変わらないな。全体に平成以降のゴジラシリーズはモスラの"神性"みたいなものをちょっと軽く見過ぎてるんじゃないかなーという気はする。いやもちろん昭和のモスラがみんな神々しかったなどと言うつもりはないんですけど。なんかふわふわしてキレイでちょっとカワイイ感じがするから、女子供にも受けるだろー、で持ってこられてもなあってところは、ある。ましてこの映画では、最初の「モスラ」と関係があるとしていながら、そのモスラ側が人類に歩み寄ってるってのはどーなのよ、と。ゴジラ、機龍の争いが災いを呼ぶからといってモスラの卵を日本の近くに配置する、ってシミュレーションウォーゲームじゃあるまいし、なんてことはちょっと思ったりするのでした。これよりは私は「×メカゴジラ」の方が好きだなあ。
スタイルシートの書き方忘れとる。正確にはどうやったらIEとmozilla系であんまり差が出ないようにするか、のあたりのコツをきれいに忘れとる。まいったぜ、最近GoLive任せの、IEでちゃんと見えりゃいいや系な仕事ばっかりやってたからなあ。確か幅とか高さで、パーセンテージの考え方に妙に差があったりしたんだっけかなあ。ちょっとごそごそ実験しながら思い出していこう。
例のマンションやらホテルやらの構造強度偽装問題。んーと、読むだけ読んであとは自分で判断して下さい。きっこの日記、おなじく「さるさる」の佐藤立志のマスコミ日記。さて実際のところ、どうなんでしょうね。わたしゃいわゆる「あれもこれも○○の陰謀なんだよー」(な、なんだってー!?)系のお話は、ある程度(臭くならない程度に)眉にツバつけて読みたいと思ってるんだけど、あそこはねえ…。
こんなときにおんなじ「さるさる」で誕生日だーとか浮かれてるんじゃないよ勝ちゃん。しかも今日出演の「ムーブ!」で「忘れてた、今日オレの誕生日だ」とか言ってるし。忘れてないでしょ、あなた(^^;)。
ジュリアン・ストックウィン 著/大森洋子 訳
カバーイラスト Geoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041097-6 \980(税別)
カリブ海での冒険の末、ついに准士官の地位を手に入れたキッド。一介のカツラ職人からのたたき上げでここまでこれた人間はそう多くはない。しかも要人救出の英雄、という肩書きも得ては退屈している上流階級の女性たちも放っては置かない。キッドの親友、レンジは浮かれるキッドを心配しつつ、自らの今後にも悩みの去らない毎日だった。一方、祖国英国の悩みはさらに大きい。外には快進撃を続ける、ボナパルト率いるフランス革命軍、そして内には、やがてキッドもそこに深く関わることになる、英国海軍を揺るがす大事件の萌芽があったのだ…。
トマス・キッドシリーズ第4作。前半が革命フランス軍の侵攻におびえるイタリアを舞台にしたキッドとレンジの冒険。その背景でレンジの過去が少しだけ詳しく語られる一方、ここでのキッドは完全な脇役。で、後半は有名なノアとスピットヘッド錨地で勃発した水兵たちの反乱事件。キッドはここで、反乱側に付くことになるからさあ大変、という展開。ジェフ・ハントのカバーイラストでもユニオンジャックがおろされて、代わりに赤旗が掲げられようとしている。この状態で「愛国の旗を掲げろ」とはまたすごい邦題を付けたもんですねハヤカワさん(ちなみに原題は"MUTINY"、そのものずばり"反乱"でございます)。
1797年のスピットヘッドとノア錨地での反乱事件は、この手の水物冒険小説ではしばしば取り上げられることがあって、「ボライソー」だと10巻、「不屈の旗艦艦長」あたりがちょうどその話。さすがにボライソーは提督になっちゃってるので、この反乱についても、それなりに水兵たちに理解を示しつつも、この国家存亡の折に何をやっとるのか的なスタンスであったような覚えがあるが、こちらはお話の主人公が、その反乱側の一員になってしまうってあたりが新しい。しかもそこはそれ主人公、反乱側でもやっぱり一目置かれる存在になるわけだ。当然、反乱が収束する(もちろんそれは負け戦なのだが)ときには反乱の首謀者たちには苛烈な処断が下されるのは見えてるわけで、さあどうなるキッド、というお話になってるわけですな。
で、「どうなるか」ってそりゃあ主人公なんだから、こんなとこで命を落としたりする心配はないわけだけれど、そこにはいろんな意味で苦さがつきまとう。分かってはいるけどやはりもうちょっとどうにか出来なかったのか、とは主人公も読者も等しく思うところだろうな。定番はずし、に見せてしっかり、この展開でも最終的には帆船もののクライマックスの定番をねじ込んで、それなりにカタルシスのある読後感を演出して見せた作家の手腕は買うが、そこに至るまでのいろんな展開の"苦さ"が、この先の展開にどういう影響を与えるのか、ちょっと興味深いところではある……まあたいした影響は与えないような気はしてるんだけど。
前半と後半がうまく繋がらない恨みはある(しかも前半の展開はやや退屈)し、主人公が助かればそれで良いのか、ってところもあるんだけど、全体としてはまあまあ、って感じですか。
(★★★)
W32Sの液晶が妙にウニウニとノイズが走るので、頼んでたUSBケーブル(専用ケーブルじゃないとあかんなんて知らなかったよ。この前三宮から神戸方面探しまくって結局どこも置いてなかったので、家の近くのauショップに取り寄せ頼んでたの)を引き取るついでに見てもらう。とりあえずファームウェアを上書きしてみるので20分ほど待ってくれ、つーのでダイエーなどうろうろして時間つぶし。
んで対策してもらったものは、一見直ったように見えたけどやっぱりダメですわん。モデムとして使えるかチェック中にやっぱりウニウニと。お買い上げから3ヶ月以内なら無償で交換してくれるそうだけど、こりゃ交換だな。
ちなみにモデムの方の動作は無事確認。一年半ぶりにモバイル環境復活、って一年半困ってないんだから、そもそもモバイルな環境なんてそんなに必要ねえんじゃねえの? というツッコミは却下。
んさてその、auショップに向かう道すがら。
郵便局経由だと途中で小学校の横を通るワケなんだけど、小学校の校庭の、ありがちな畜生の飼育小屋。係の子たちがなにやら掃除したりしてたんだけど、逃げ出したウサギをとっつかまえた男の子がそやつに向かって、「いつまでも夢ばっかり追いかけてるんじゃないよ」と諭すように言い聞かせていた。なんか妙に心に残るシーンであった。
大石英司ブログの12/7トップの記事。日垣隆氏のメルマガの記事の全文掲載という形を取っているおかげで、いろいろと考えさせていただいた。基本的にこの件については、私はどちらかというと日垣派、だと思う。この二人の意見が分かれるのは、結局のところ、今まさにそういう事件に巻き込まれるかも知れない子供を持っている大石氏と、とりあえずそういう犯罪に巻き込まれるような年代のいない子供を持っている日垣氏の違い、ということではないのかな、とは思った。
ウチもおかげさまで、なんとかおかしな事に巻き込まれることもなく、倅も酒の飲める(いやまだ飲んじゃダメだよ)歳まで巨大化してて、そうなった時点で改めてこの、日垣氏の文章を見ると、最後の、
手を切るから料理をさせない、ではなく、小さいころから多少ケガをするなかで危険と危険を避ける術を体得させてゆく。「子どもだけにしない」「大人が24時間監視を」などという愚かな処方ではなく、むしろ「道草は子ども時代にどれほど大切か」という発想から再スタートすべきです。
というのはそれなりに説得力に富んだ文章であるように思える。ガキの時にこういう怖いことがある、こういうイタいことがある、をちゃんと教わったかどうか、というのは案外大きいような気がして。
わたしゃ小学校二年まで会津で暮らしてたんだけど、当時は変質者はいなかったけど熊がいた。熊によって顔の三分の一近くをえぐられちゃったおじさん、なんてのが近所にいたわけです。そりゃ学校の行き帰りなり、親戚の家に遊びに行くのにもそれなりのスリルはあった。ただそのときに、じゃあ熊が出るからといって保護者がべったりと登下校する学童にくっついていたかと言えばそんなことはなかったぞ。熊が出たらどうするか、蛇が目の前にいたらどうするか(マムシも多かったからね)、学校でいろいろ言われたけれども始終親がそばにいた、なんてことはなかったし、子供は子供でそれが当たり前だと思って適当に道草しまくって、いつも家に帰るのは陽がとっぷり暮れてからだったような覚えがある。
昔と今じゃあ違うんだよ、というのは当然そうだと思うけど、その反面、昔はそれなりに子供たちにも、自分で自分が今いてる状況を把握しなさいよ、みたいな風潮は確かにあったと思うわけで、おかげでオレらは無事に生き延びてこられたわけだし、そういう体験の中に"道草"ってキイ・ワードは確かに存在していたと思う。それは今やノスタルジーなのかも知れないけど、そういうノスタルジーが有効性を保持している日本、ってのはそれはそれで捨てたものじゃ無いとも思うんだけどな。ここのところ頻発している学童の誘拐・殺害事件の報道を見てて、報道側のどうしようもなさにうんざりしつつ、そこで犯罪者について行ってしまう子供が多いって事に、これは一体どうしたことなんだろうと考え込んでしまうわけです。もちろん犯罪者側がより狡猾に、かつ暴力的になってきているのだろうな、とも思うのですけど。
先日青血病(これももはや死語かのう)ならぬ黄血病に陥っちゃった倅のディスプレイを交換してて気がついたんだけど、おまえ、オレがノート用に買ってた超小型(しかも安物)のオプチカルマウス常用しとったのかい。しかもホイール吹っ飛ばした状態で。んもう、それぐらい自分で買えよ、とか思いつつそれはそれでかわいいとこあるじゃんか、と思ったのでマウスも買ってやることにした。
嘘です。この前買ってきたMSのオプチカルマウスが気に入らんので、これは倅にくれてやることにして、わしゃやっぱりちゃんとボールの入ったマウスにしようと思っただけでした。
明日はついでに三宮で一杯やるか? とか声かけてみたけどさてどうなるかな。
未成年の飲酒は禁止されています。
昼前に出かけて、まずはauショップでケータイの不具合解消作戦。交換ということでごちゃごちゃと小一時間。これで液晶の不具合が止まってくれると良いんだけど。
それから三宮に出て安物のボールマウス(サンワサプライ製、せいでんで1280円だった)買ったり茶店でちょっと仕事したり(久しぶりに出かけた先でパソコンにさわれたぜ。ビバヤフオク)、ちょこちょこと古本屋覗いたり。夕方になって倅にメールしたら、晩飯はトリスケが良いというので一旦鈴蘭台に戻り。適当に(二人で9900円、は適当とは言えんよなあ)飲み食いして、帰ってからちょっと前に買ってきたオプチカルマウスを倅に譲って、わたしゃ今日買ってきた安物マウスに繋ぎ直し。んー、やっぱりマウスにはボール入ってないとあかんね。安定感が違うぜ。
なんて一人で満足してたら、倅のマシンが動かなくなっちゃったらしい。見てみたけどそもそもマウスもキーボードも認識してくださらない模様。まあなんだな、ワシがずいぶん前に使ってたPenⅡ450、なんて骨董品だからな。今まで持ったのが奇跡かも知れん。
つことでなるべく早く、死んじゃってるワシのマシンから無事っぽいパーツ集めて一台でっち上げる事を酔っぱらった頭で酔っぱらってる倅に約束。えーと、最低でもCeleron800、メモリ512、HDDは40Gあるんで期待してね。今度はWin98じゃなくWin2000入れたげます。元気があるときになー。
倅用新マシン(全然新しくないけど)セットアップ。ワシの旧お仕事マシン(AX3S Pro、Celeron800Mhz、メモリ512Mb、HDD40Gb+40Gb)、SUSEとWin2000が同居してたマシンを改めてWindows2000をインストールし直し。このマシン、会社にあったヤツを、事務所引っ越しの時に余ったんでこっちに回してもらったヤツで、ドライバも何も無い状態だったんだったんだ。
てことでチップセットのinfファイルやら諸々ドライバを捜すのにやたら時間かかってしまった。あと、Windows Updateも。
最低限のファイル放り込んで、半日がかりの作業完了。はあやれやれ。しっかしインストールしたてのWin2000は快適だなあ。
せっかく古いマシンに火を入れたんだから、ほったらかしになってたヤヴァイ貴重なデータのサルベージ作業などやってみる。倅マシンの方にはLightWaveのデータ残しといて、お遊びマシンのデータで救助しきれなかったデータを、ハードディスクごと倅マシンに繋いでサルベージ、してみて気がついた。お遊びマシンが死んだのって、もしかしたらプライマリのSeagate黒パンツ君が原因だったのかしら。そもそもこのHDDだけ、何をどうやっても認識してくださらない感じ。
あ、もしかしてマジでお熱で死んだ?
釈然としない物も感じるけど、ちょっとだけデータは救出できたからまあいいか。一応倅マシンの方もセットアップできたし。あ、LWのデータはしばらく預かっててね>倅
「ウルトラマンマックス」、「BLOOD+」、倅マシンのセッティングのついでに「種デス」と「ツバサ」の再放送も垂れ流し。おお、このころは間違いなく赤目のシン君が主人公だったんだよなあ。さて「マックス」(#24:「狙われない街」対話宇宙人メトロン星人登場)。
えーとつまるところあれですな、じっそー君なら何やってもええのか、と。
「狙われた街」は子供心にも印象深い話であったし、トシ食ってから見てもやはり魅力のある作品だった。なんというか「深み」を感じたのだけれどな、「狙われた」方は。「狙われない」方は、確かに凝った作りになってはいると思うけれど、こう、「ウルトラ」の名作はご存じですよね? さあみんなは分かるかなー? 的な味付けがどうもこう、なんだかなーって気分になってしまうんだった。オレらはそれでも「ふふふん」と笑って許せるかも知れないけど、「マックス」を毎週楽しみにしてる小さいお友達に、これはどうだったのかなあ。これもアリなのかなあ。
ま、ノリとしちゃあ以前にあった、小島奈央チャンからのメールと同様なんだけど。
一通目は昨日の朝。Subjectは「あれから何かありましたでしょうか?」。内容は…
私は数日前からネットが繋がりにくくなっています。 差出人不明のメールとの関係はわかりませんが、あのメールはウィルスだったのでしょうか? ウィルス対策は取っているはずなのですが…。 詳しい人がいないので、困ってしまって。 どうしたらいいのかご存知でしたら教えて下さい。
これはもしかして、新たなストーリーが生まれるかと内心期待したね、わたしゃ(するな)。で、今日の午後になって続編が。今回のSubjectは「何とか問題無く繋がりました」。
再起動したら問題無く繋がりました。 1ヶ月以上PCを起動させたままは良くない様ですね。 ウィルスではなかったので安心しました。 お騒がせしてしまって、ごめんなさい。 PCは詳しくないのに興味本位で色々といじってしまうので。 初めての事でパニックになってしまいました。 これも何かの縁だと思うので、メル友になりませんか? 30前半過ぎて離婚してしまった上、子供も私の所に居ないんです。 家で一人は淋しいものです。 仕事柄、出会いも無いもので。淋しいと言うのが本心です。 甘い考えかもしれませんが、折角のご縁なので…。 お話相手でもかまいません。 ご迷惑ならお断りして頂いてもかまいませんよ。 本当に、お暇ならでかまいませんので。
え、もしかしてこれで終わり? もう少し引っ張って欲しかったんだけどなあ。
「地獄少女」、「BLACK CAT」、「ローゼンメイデン・トロイメライトロイメント」、「灼眼のシャナ」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。わあ、また気の狂ったオープニングのアニメが始まったー。て内容は実はそこそこ面白いんですけど。でもなんだな、深夜の4本は微妙にこう、オジサンが見て喜ぶようなアニメじゃないような気もするな。
で、一夜明けて「エウレカ」は、話は動いてるけど番組が始まったときにこっちが一方的に感じ(て、期待もし)た、ジュヴナイル成分がどんどん抜けて行っちゃっててさみしいなあという感じ。レントンがエウレカの「対」になる存在だ、と言うのは良いとして、エウレカがそう思ってくれるほど、レントン君はやせ我慢して頑張ってきたのかなあ、なんかなし崩し的にお互いくっついちゃった感があってそこがちょっと。世の中には一目惚れってモノがある? そりゃまあそうなんですが。
「マジレンジャー」(#41:先生の先生〜ゴール・ゴル・マジュール〜)は、小津家の皆さんのセリフが少なかったのでかなり楽しめましたです。魁チン、山崎さん以外の女子にもしっかり手を付けてたのかー(違)。いやね、特撮パートがほとんど平成モスラに迫ろうかってクオリティで、そこ見てるだけでも楽しかったですよ。毎回すげえ頑張ってるんだよなあ、特撮パートのスタッフさんたち(あと造形関係も良い仕事してるよね)。
んで「響鬼」(四十三之巻 変われぬ身)。これも「エウレカ」同様微妙に(いや、こっちは露骨に、だな)こちらのストライクゾーンに来ない球が連続する。そもそもザンキさとトドロキ君のエピソードってのは、ヒビキさんとアスムでやるべきモンなんじゃないの? というのはまあ措くとしても、全体に漂うありえなさはいったい何なんだろうね。今週は日菜佳っちーとあきらがたいそうキュートだったので、そこだけは一応許すけど。
そんなことより「雪の女王」が凄いことになってるんですけど。声優草笛光子に菅原文太ですぜ。どこ狙ってるんだ。しかも草笛光子・他が声当ててる妖精族の皆さんが、どう見ても淫獣教師(ピンクパイナップル 18禁だぞ)に出てくる、ええもんだか悪もんだか分からんエルフ連中とほとんど変わらん作画、っちゅーのはどーなのよ。わたしゃちょっとだけ、椅子からずり落ちそうになりましたですよ。
一体全体どうしちゃったんですか、出崎・杉野の黄金コンビは。
そうかー、これがマンガ家にとっての地獄、年末進行ってヤツの超ミニ版みたいなモノなのかも分からんなー、などと。
いや単に、こっちが予想してたより早めに、いつもの作業のネタが舞い込んで来たもんだからあたふたしちゃっただけですが。
とりあえず今日中にやれる分と明日の作業用の仕込みはなんとか終わったかな、ってもうこんな時間ですか。最近仕事の効率悪いなあオレ(つoT)。
「世直し順庵」は最終回。結局ぱっとしないまま終わっちゃったなあ。「はぐれ刑事」のメンツをわらわらと引っ張ってきたりしてたんだけど、「はぐれ」ほどにチームとしての面白さがあったわけでもなければ「必殺」ほどにダークでもなく、「剣客商売」ほどにまったりもしてないこのシリーズ、ちょっと続きが作られる可能性は少ないのじゃないのかね。「始末屋くれない」なんかもそうなのだけど、この時間帯に暗殺屋さんがメインの時代劇ってのは向いてないんじゃないかって気がする。どうですかテレ朝・東映コンビさん、そろそろ「三人のご隠居 2」、てのは(あれ、好きだったんだよ)。
さてのその「ご隠居」にレギュラーで出てた山田まりやがゲストだったのが「水戸黄門」。やあ、まりやいい女になったなあ。魚屋姿にどっきどきぃ、だ。ちと嚙み合わせの悪かった「闇の布袋」編(わたしゃこれを挟むことで由美かおる引退、原史奈が跡を継ぐ、ような展開のための準備編なのかなあと思ったんですけど、そういうわけでもないのかなあ)が終わってお話がかなり良い方向に向いてきたように思った。いやその展開じゃああまりにも、まりや可哀想だろ、とは思ったけど(^^;)。
そんなことよりあれですよ、ここのところのファンヒーターの不良騒動の影響をモロにかぶって、番組全体がなんか異様な雰囲気になってしまってましたな。CFが全部お詫び広告なんだものね。
そうは言ってもお詫びの開口一番、「10年以上前に作られた古いファンヒーターを探しています」で始まる広告ってのは、ホントに悪いことしましたと思っているのかなあ、と見てる人に思われちゃって却って印象悪く取られちゃうんじゃないかしら、なんて言う気はした。何はなくとも、心から思ってない(ぉーぃ)としても対外的にはまずはお詫びでしょ、と思わなくもないのだけれどもどうなんでしょう。なんか微妙にエクスキューズ(いいわけ、とも言う)が先に立った広告であるように見えて、どうなんだろうなあそれは、と思わなくもないんだけど。
保坂正康 著
カバー写真提供 毎日新聞社
カバーデザイン 間村俊一
ちくま文庫
ISBN4-480-42163-7 \1200(税別)
東條英機とは何者だったのか、彼と彼によって指導された陸軍、そして日本はなぜ敗れなければならなかったのかを、膨大な調査資料を基に丹念に読み解く労作。絶版となっていた文春文庫版に、その後の調査で明らかになったいくつかの訂正を加えての復刊。
しばしばヒトラー、ムソリーニ、東條英機、てのは、まあ第二次大戦の三大魔王のように扱われるわけだけれど、前の二人に比べると東條というのは日本人なワタシから見るとずいぶん小者に見えてしまう。というか、まあヒトラーに比べればムソリーニも充分小者なんだけど、それでもファシズム、という「思想」を開いて、それがヒトラーに影響を与えたとも言えるわけだからやはりそれなりに大物と言っても良いのだろう。比べると東條という人物は、日本の国策上きわめて重要な方向性を打ち立てたとも言えなければ、戦争指導においてめざましい立案をなしたわけでもない。著者、保坂氏が言うように東條という人は、明治以来の「統帥権」というあやふやな権威が国政との間で生じたきしみが、どんどん大きくなってもはや取り返しが付かなくなってしまったそのときに、たまたまその責任を取らなければならない立場にいただけの人物であった、ということ(そこのところが欧米人には良く理解できなかったのだろうなあ。開戦時の首相である、ということの責任の重さへの認識が、欧米人と日本人では全く違っていたのだろうと思う。)なんだろう。もちろん、だからといって東條の責任を割り引いて考えたりすることは到底できないのだけれど。
そもそも東條家というのはもとは江戸の有力な能楽師の家系であったのだそうだ。それが能楽に熱心な南部藩(今の岩手県ですな)に招かれ、そこで一時はそれなりの繁栄を遂げながら、藩政の改革とともに能楽師が重用されなくなって家運は没落、家は儒学者の家系としての変針をする(それはやがて軍人への道と変わっていく)のだが、明治維新で最後まで薩長と反目する立場にあった東北諸藩の一員であったがゆえ、英樹の父、英教も優秀な陸軍参謀まで昇進しながら、陸軍をほとんど私物化する長州閥の前にしばしば苦杯をなめさせられ、長閥への恨みを募らせていく。そんな父を見ながら同じ久軍人の道に入った英機もまた、長閥憎しという意識を根深く精神の奥底に秘めることになってしまったのだそうだ。それが一種の容赦のなさに繋がっている、と。
それと同じく、東條の精神を支配していたのが「暗記」であったらしい。
彼はこの教訓を自らのものとした。手本を何度も読み、暗記してしまえばいいのだ。努力とはそのことを意味する。人間の差異は暗記する努力の時間をもつか否かにある。彼はこの考えを終生の友とした。
この「暗記したデータ」の開陳こそが、東條の真骨頂であったらしいと言うことは、本書でもたびたび登場する。物事が蓄積されたデータを瞬時に見つけ出し、それに沿って動いているかどうかをチェックすればそれで良い間は、東條はきわめて有能な人物であったといえるのだろう。そういえばヒトラーもそういうところがあったようですな。ただ、ヒトラーと東條が違っていたのは、ヒトラーには自分が国を動かしている、という自覚があったが、東條にはそれがなかった。儒学者の家系でもある東條家において、何を措いても重要なのは天皇であり、天皇に象徴される日本の「国体」であった。東條は東條なりに自分の責任、というものを真摯に受け止めていたフシはあるけれど、それはあくまで東條個人の、天皇に対する責任感であり、これだけは揺らぐことがなかったワケだけど反面、一国の指導的立場にある公人として負うべき、国民への責任という面においては呆れるぐらい無頓着であった様子が伝わってくる。彼自身は裏表のない、まじめな人物なんだけど、問題なのはそのまじめさが向けられるべき相手なのね、自分の立場、を考慮した上での。東條にはここのところのセンスが決定的に欠落してしまっている。自分の目の届く範囲においてはきわめて公平で、しばしば温情にあふれた振る舞いをするのに、自分の想像力が届かないところに対しては、「暗記」している数値とか判例以上のことは何一つできないまま、ずるずると悪い方向に向かって流れていくのを止めることができないまま、いたずらに時間だけが経っていく…
いろんな意味で示唆に富んでますね。半世紀以上前に起きた悲劇からの教訓は、どう見ても有効な教訓として機能してないのが今の日本って感じはしてしまう。一人東條の問題なのではなく、きわめて官僚的な対応しかできない人間ばかりが集まった指導者たちの中で、たまたま東條が一番、その責任を問いやすいと言う理由だけで一種の生け贄にされてしまうような状況まで含めて、前の戦争の後始末で起きたいろんなおもしろくない話の劣化コピーみたいな出来事が、今の日本でもちょくちょく見かける現状を見ても、あの戦争で日本は何を反省したんだろう、という気になってしまう。
そもそも(これもある意味故オブチ君が首相になったようなモンだもの)その発端からして、ある程度斟酌してあげないといけない事情もあるのは認めた上で、東條には大きな責任がある。ただ、雲行きに流されてあるとき一斉に、東條のみにその責任をかぶせようとするのも日本人だし、それでまた雲行きが変わったら、その責任を「自虐」などといって無かったことにしようとするのも日本人。なんというか、ついに成熟できないまま死んでしまった東條英機という人物の生き様そのものが、いまだに明確な立ち位置を世界に向けて説明できていない現在ただいまの日本国にぴったりオーバーラップしてしまっているような気はしないでもない。とりあえず右も左も、もうちょっと頭冷やしていろんな書物にあたった方がよいのでは無かろうか。もちろんその中には本書も含まれるわけですが。
こちらもよいです。→マイ感想
(★★★★)
つか結局連絡待ちでほぼ一日空転させてしまったわけで、どーしてしてくれるんじゃグルァ、って感じ。なんにも連絡来ないんなら、落ち着いてやりたい仕事があれもこれもあったのに。くそっ。
とか言って油断してると、次の日にどかーんとネタが来襲したりするからこの稼業、うんざりなんだけどさ。
先日のネットに繋がらなくなっちゃったよなspamに続編があって、「自己紹介するのを忘れてました」なんてのが来てたり、倉田わたるさんのとこにも来ていた、コンビニおにぎり一個のためなら咥えまっせ、というお腹が空いて仕方がない美雪ちゃんからのメールはウチにも来てて、で、今日になってその続編が届いて、どうやら6人が反応してくれて一時しのぎにはなった(そりゃおにぎり6個にしかならなかったんだろうなあ)んだけど、また状況は元に戻っちゃって再びやせ始めてます、カップ麺おごってくれるなら、今度は中出しもオッケーです、って内容になってて思わず笑っちゃったりしたんだけどデータ残ってなくてごめんなさい。
で、最近ヤケに多いのが「キングスレー」という単語を含むメールなんですがなんなんですかこれは。キングスレーと言えばあたしゃ、ロング・リブ・ガンジー(あえてザ・フッドは敬遠しました)しか思い浮かばないんだけど。
とりあえず検索してみると、なんか夢のような世界が広がっとるね。ここで儲けました、っていうblogが判で押したようにヨーロッパの伝統ある投資信託会社
ってフレーズを使ってるのがなんか笑えるわ。
でもこれ、やってることはどーみてもネズミ講だよねえ…。
早めに切符確保しておこうと思ってJR神戸駅にお出かけ、して良かったよ。オレ、12月31日に郷里に帰って、12月2日に神戸に戻ってくるような予約の仕方してた。無理やんそんなの。一応窓口のおねいさんも気を利かせてくれて、その場で改めて空席を探してくれたのでなんとか戻りの算段も付いた。オレとしたことが、なんとうかつなコトを。
ついでに前々から気になってたe5489のシステムについてちょっと文句も言っておく。
これ、乗車券と指定席券を別々に買えないんだよね。なのでウチみたいに神戸から大阪まで在来線で出て、そこから特急に乗り換えるような場合でも、このサイトでは神戸・大阪間も特急に乗らないといけないの。指定席券を買うのと乗車券を買うのを別にしてくれればそれで良いのに、乗車券だけ、って買い方ができないんだよな。指定券だけ、は買えるってのにさ。
「どうにかならんの?」って聞いたらば、おねいさんも「ええ、皆様から良く言われるんですが」だって。言われとるんかい。だいたいワシなんか3年前から文句付けとるんだぞー。いい加減どうにかしろー。
例の、年賀状のおふたりさん。これって秋本康が裏で糸を引いていたのかー。(秋本康×手紙ドキドキプロジェクト)。二つのCFの間に詳しい説明を挟んだプロモーションビデオがなかなかけっこう。小林さん、良い味出してますな。
「ウルトラマンマックス」、「BLOOD+」。マックス(#25:「遥かなる友人」友好異星人ネリル星人キーフ 巨大異星人ゴドレイ星人登場)は太田愛脚本。あれですな、大傑作「少年宇宙人」(なーんだおまえ、宇宙人だったのか、まあいいや仲良くやろうぜー)とちょうど対をなすようなお話。これはこれで良いお話だとは思うけど、オチの付け方が、ちょっととっちらかってたかなあ。DASHのにーちゃんが「なんでこんな時に」ってぼやいてた二体目の宇宙人登場、確かにそうだよね。続けて宇宙人が登場するからには、それなりの必然性は欲しいよなあ、などと。
あと、よってたかってモルモットにされてるキーフ君に憤慨してるヒマがあったら、カイトはマックスに変身して、「いやこいつツレやから」ってひとこと言えば良かっただけちゃうのん、つーのはまあ言わない約束だな。
「BLOOD+」は、話云々よりもいまだにシリアス系アニメに、タカビー上流階級お嬢様、が生き残ってて、なおかつお約束のあしらいを受けてることに、ある意味感動しましたです。
エリザベス・ムーン 著/斉藤伯好 訳
カバーイラスト 照世
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ.
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011537-0 \1000(税別)
士官学校を退校処分になったあと、父の計らいで就いた民間船の船長の仕事。思わぬトラブルに見舞われて信頼するクルーを失ったりもしながらも、予想外にシビアになってしまったそのミッションを何とかやり遂げたカイ。だがそのころ、彼女の故郷ではさらに予想もしていなかったことが起きていた。カイのホーム、ヴァッタ家の中枢が何者かの攻撃を受けていたのだ。カイの父も、その右腕である伯父も、愛する母までもがテロリストの凶弾に倒れる。時を同じくして、宇宙各地のヴァッタ航宙の商船たちにもつぎつぎと何者かの妨害工作が。そしてその魔手はカイにも…。 情報入手もままならない最果ての地でカイが、そしてヴァッタ家中枢でも難を逃れたグレイシー伯母さんたちを中心にした女たちが、窮地に陥ったヴァッタ家再興のために立ち上がる…。
前作から間をおかずに続くお話。前作と違って今回は、芯になるものが一本だけなので、お話がぶれることなく一気に読み読んでいける。総じて楽しめますわん。二作目になってキャラがかなり良い具合に立ってきてる感じだし。
ただ、魅力的なのは女性キャラオンリーなのが、いかにも女流作家の書くSFって感じかなあ。前作ではクソ不味いフルーツケーキを焼く(んまあただ焼くワケじゃあないのだけどね)人でしかなかったグレイシー伯母さん、カイの従姉妹で、なまじ美人なモンだから道を踏み外しちゃったステラが大変良い味出してる。前作からのキャラ、おばあさんクルーのクインシーもなかなか良い味。一方男性軍はというと、この先もしかしたらカイの恋のお相手になるかも知れないラフェは、なんか庵野版「キューティーハニー」の早見星児っぽい(^^;)し、新登場のガチガチ軍人マーティンはただの忠犬だし、ヴァッタ家の若造トビーと密航してきた若造ジムはまあ少女マンガ的に言うならお稚児さんキャラだし、あとはまあ、いかにも悪人な下品キャラ。もう、女と男で完璧に扱いが違うのだよねこのシリーズは。
まあこれはこれで楽しく読めるし、そないに文句を付ける気はないんだけど、それでもやっぱり、野郎であるところのワタシから見るとこの男性キャラへの扱いは、なんだかなーと思ってしまう。って、今まで女性の読者の多くがずいぶん長いこと、この本を読んでワタシが感じてしまうなんだかなー感を味わってたのかも知れないなあ、なんて思うとそれなりに、忸怩たるものを感じないでもないわけで。そこはまあ、ワシらの今まで、ちょっとは反省しなくちゃいかんのじゃないだろうか、などと思わなくもないですな。
前作でも感じた、SFとしてそれはどうなのよ感は本作でもあちこちで感じられて、そこはやっぱり気になるんだけど、あんまり難しいこと考えずに、読んでて楽しい本ではあると思う。それなりにヴォリュームもあるので、言い方は悪いが暇つぶしグッズとしてもなかなかの上物かも。
(★★★)
「地獄少女」、「BLACK CAT」、「ローゼンメイデン・トロイメント」、「灼眼のシャナ」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。ごそごそと作業しながらだったんで真剣に見てたわけじゃないんだけど、んーと、シャナの(じゃないな、ゆーじ君の)おっかさん最強だなあ、とか、「エウレカ」は何となく話が見えてきたと思ったら、この一連の騒動の根っこにあるものってのが実はタルホさん挟んだ兄弟ドンブ……ゲフンゲフン、そのうえボダラクの偉いお坊さんの作画はどー見てもウホッな感じでゲフンゲフン。あーセキとまんね。
「マジレンジャー」(#42:対決!二極神〜ゴール・ルーマ・ゴル・ゴンガ〜)は、今週も小津家の皆さんのセリフが少なめなんでそこそこ楽しめた。ベン・ハーごっこな特撮もけっこうな見応えでありました。
「響鬼」(四十四之巻 秘める禁断)もまあ、そこそこだったんじゃないですか。前回と今回は、何を措いても日菜佳タンが大変キュートに撮れてて、そこ見てるだけで充分楽しい(つかまあそこくらいしかゲフンゲフン)。とにかくこの世界では、運動音痴でもケンカは強い、ってのはありなんだな、なるほど。や、もしかして数日ヒビキさんに鍛えてもらったおかげで、京介君は飛躍的に能力アップしたとか?
何はともあれ個人的にはこの番組、うーさー教授が一番心配してる方向でオチるんじゃないかという気がちょっとだけしてきた。ここに来てのパネルシアターとやらの登場が、実にこのなんちゅーか。
ただまあそうなったら(実はそうならなくても、なんだけど)、「響鬼」って一年かけて、流されやすい少年が流されるだけの物語を延々やってきたと言うことになると思うんだが、ええのかねそれは。
□ でした [いや実際、雪降って、ちょっと積もるくらいの方が 寒くない気がしますね。凝固熱とかも関係してるのかも。 一番寒いのは..]
ちょこちょこと仕事が舞い込み(金にならねー)、ちょこちょこと古本屋をいじくり(すぐには金にならねー)、ちょこちょこ本を読み(すぐ目が疲れる)、がぶがぶ酒を飲む(おーい)、そんな一日。ある意味師走な感じだな。みんな忙しくて、末端で仕事してるオレの方まで気が回ってないというか。
てことはあたしんとこには、さらに年の瀬も押し迫ろうかという時期に、どかんと仕事が降ってきたりするのかしら、やあねえ(つoT)
俳優、藤木悠氏(asahi.com)。アメリカ製の大ザルがやってくるこのタイミングに、かつて熱にうかされながら、のーてんきな同僚の、同じ生き物を捕まえる冒険につきあわされてた彼が亡くなってしまうとは。得難いバイプレイヤーであったと思います。哀悼の意をこめて、ゆで卵かじりながら「海底軍艦」あたり鑑賞させていただきます。
「海底軍艦にしちゃ、ちょっと音が小さいと思ったんだ」
ここは一体どこの雪国だー。
今日はまだ降りたてで、雪も柔らかいところがあって何とか転ばずに郵便局までは行ってこれたけど、明日はこれ、凍ってるだろうなあ。弱ったな、明日オフなんだけどなあ。無事に駅までたどり着けるだろうか…。
気象予報士の吉田さんも、明日も引き続き寒そうで、特に路面の凍結には注意って言ってるなあ、凍結間違いナシかなあ、明日は。
てなわけで明日のオフで手渡し予定のDVDを焼こうと思ったんだが、案外面倒だなRDスタイル。分割したチャプターを取り消したい、とか思って、「そういうときは『クリア』かのう」などとリモコンの「クリア」とか「削除」とか、それっぽいキー押しても無反応。「戻るのかな?」てんで「戻る」キー押したら分割したチャプターをHDDに登録する始末。むきぃ。マニュアルも要領得ないんで、イライラがたまる一方じゃ。
正解は、何を措いても「クイックメニュー」キーを押して、そこで表示されるメニューから希望の物を選択する、ってコトらしいけど、せっかくこんなにたくさんボタン付いてんだから、「クリア」とか「削除」とかで一発削除できた方が、なんぼかありがたいんだけどなー。ついでに、せっかくネットに繋がるんなら、パソコンの方でもチャプター編集できるようになってて欲しいよなあ、とかいろいろ思ったり。本体の電源オフの時もネットには繋がっとけよグルァ、とも思ったけど、さすがにそれは無体な注文か。ま、それはそれとして、一括高速ダビングは速くてなかなか良いね。
「インデアンカレーを食って(そうか、『目玉』ってのは生卵ダブルってことなのか、知らなかったよー)『キングコング』を観よう」オフ。いやあ今回はなかなか濃かったね。宴会の最中に十何年ぶりかでお会いしできたお友達の(嬉しい)乱入もあったりして。
映画の方はなんですな、詳しくは後日改めて書きますけど、最強のオタクが持てるパワーを全部ぶち込むことを許されたらこんな映画ができました、って感じだ。「ネガドン」がほんとはやりたかったこと、が全部つまっているような映画。楽しめましたよ、でたらめに長いけど。
スタッフ
監督:ピーター・ジャクソン
脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン
製作:ジャン・ブレンキン/キャロリン・カニンガム/フラン・ウォルシュ/ピーター・ジャクソン
撮影:アンドリュー・レスニー
音楽:ジャームズ・ニュートン・ハワード
出演
ナオミ・ワッツ
ジャック・ブラック/エイドリアン・ブロディ
トーマス・クレッチマン/コリン・ハンクス
ジェイミー・ベル/イヴァン・パーク/カイル・チャンドラー
公式サイト(日本語):http://www.kk-movie.jp/top.html
いまだ大恐慌の混乱が癒えきってはいない1933年、一人の男と一人の女が、今人生における劇的な転回点に立っていた。映画監督のカール・デナムとコメディ女優のアン・ダロウ。デナムには最後の切り札があった。信じられぬほど過去の遺跡がそのまま残っていると言われる伝説の島、髑髏島の位置を示していると思われる古地図。もしそれが実在するのなら、そこで撮られた映画は世界の観客の注目を一身に集める物になるだろう。主演女優に逃げられた直後に偶然であったアンの他、身近なスタッフ達までも嘘で言いくるめ、ぼろ船に最低限の機材を詰め込んだデナムは、髑髏島を目指して出航する…。
稀代のオタッキー監督(褒め言葉)、ピーター・ジャクソン(以下PJ、と称します)が幼少のみぎりに夢中になった、オブライエン版「キング・コング」(以下「初代」と称します)のリメイクに挑戦した超大作。上映時間3時間8分はどう見たって初代の倍以上の尺。初代に夢中になった少年が、「ボクだったらここはこうしたい、あそこにはこんなシーンも入れたい」って夢想した物がすべてつぎ込まれた結果、倍の長さの映画になっちゃったって感じか。あらゆるところにオタク的「このシーンはこうなってなくっちゃ」な思想がブチ込まれている。しかも恐ろしいことにお金の心配無しに(^^;)
なので出来上がった物は、映像として「これだろ、見たい画は」のオンパレードになっていて、その意味で一瞬たりとも退屈しない3時間を経験できる。そこは凄い。初代のパペットモーションでも、ラウレンティスが作った(駄作)二代目のゴリラスーツ(えーとたしか、リック・ベイカーの名前がクレジットされてるけどホントに仕事したのはカルロ・ランバルディで、これがリックほどにはゴリラスーツが上手に作れなかったんでしたっけか)(あー、よく考えたらオレ、記憶が「フラッシュ・ゴードン」あたりとごっちゃになっとるような気がする)でもついぞやれなかった、コングの表情の微妙な変化、ってあたりを実に自然に、しかも情感たっぷりに実現して見せているってところだけでこの映画は観る価値がある。「うごー」しか言わないコングといろいろ話しかけようとするアンのシークエンスは、絶対勝手なアフレコ入れたくなってしまう出来だよ。これはもう、コング役は少々老けた菅原文太、アンの方はあなたのお好きな女優さん(ワタシは松嶋菜々子あたりがいいかと思います)気分で勝手にアフレコしたら絶対楽しいと思う(w。
「コング」に心奪われた映画少年が、今現在の自分の持てる力を全部つぎ込んで作り上げた、敬意と愛情と、それからやる気に満ちた特撮映画として、だからこれは素晴らしく見応えがある。その上で個人的にPJに、言わせてもらえるのなら言いたいんだけど、あんたこの企画、もう10年寝かせられなかったか? オタクの精神年齢は普通の人より老化が遅いんだよね。44歳のPJ、たぶん精神年齢はようやく30代、ってあたりなんじゃないかなあ。
何が言いたいか。
この映画、初代に満ちていたエロさが皆無なんですわ。ここがもうたいへんに惜しい。別にわたしゃ、あれだけあっちゃこっちゃに引きずり回されてるナオミ・ワッツのぱんちゅがついぞ見れなかったから、こんなこと言ってるワケじゃないんですよ(あ、いや、ちょっとは見たかったけど)。初代にあった、もうどうしようもないエロさ、だけがこの映画には不足しているような気がしてね。他は全部ある。やややりすぎで冗長になってるとも思うけど、それでもその高水準な映像は見事しか言いようがない。反面、オタクが苦手としている(と一般的に言われがちな)微妙なニュアンスの部分で、やはりこうなんと言いますか、PJもうちょっと待っても良かったんじゃないのかい? ここまで作れるんだもの、これでもうひと味、エロへの造詣が加わってたらこの映画、史上最強になってたんじゃないのかな、なんて思うのね。ここが惜しいんだよなあ、「エロさ」に関してはいまだに、あのクズのラウレンティス版を含めても、初代のあのドキドキ感に達してない感じがするんだよな。ナオミ方面からそのあたり、釘を刺されてたとか、そもそもナオミ・ワッツという女優さん自体が、キレイだけどエロくはないタイプの人であるのかもわからんけど。
ワタシも自分がオタクな人間であると思っているので、なんかこの辺、妙に身につまされますわ。エロをみつける嗅覚に優れている反面、自らエロを作り出すってのが苦手な人種、ってのがオタクなのかも知れないなあという気がしてしまって。そこそこわかりやすい技術、ってとこではもう、とてつもないレベルの映像を作り出している反面で、観る側の気持ちの微妙なところをちょいとひっかいてやる、そういう機微みたいな物がまだ、PJには不足しているのかも知れないな、なんてな事はちょっぴり感じさせていただいた。ま、それもまたPJって人の魅力なのかも知れないけどね。
もちろんその辺を差し引いた、圧倒的な画像の迫力は金払って観るだけの価値があるのは間違いありません。まずは大スクリーンで。それからテレビ画面でアフレコごっこをして楽しむのが、正しいみかたである、とは言えるかも、とは思いますよ。
(★★★★)
本来、記念すべき第一弾は「ぼくの……万年筆です」(from 「Always」。思い出しても泣けてくるセリフだぜ)にしたかったんだけどなんかこう、気に入ったのができないまま、だらだらと来るうちに「キング・コング」で笑かしてもらったのでまずはこっちを。
一枚物の画像にしてバックナンバー取っておく、なんてことを考えたのが却って枷になっちゃったかなあ。続くかしら。
つか仕事中に何やってんだオレ。
「ウルトラマンマックス」、「BLOOD+」。
「マックス」(#26:「クリスマスのエリー」神話の幻獣ユニジン登場)は今回も太田愛脚本。かなりいいお話、なんだけどやっぱり少々シリーズ構成のまずさが気になるかな。これが数作、ストレートな対怪獣退治のお話の間に挟まってご覧なさいな、このエピソードのほんわかぶり、ベースにある「善意」って部分がよりよく増幅されたんじゃないかと思うんだけど、前がじっそー君と太田愛本人では、増幅されてしかるべき部分がうまいこと増幅されないまま終わっちゃうだけでしょうが、と。シリーズを通してのお話の配置、みたいなところにもうちょっと気を配って欲しいような気がした。怪獣退治にぶりぶり頑張るエピソードの中にこれが挟まってたら、それなりに印象深い一作になってたような気がするんだけどな。
それはともかく、空を飛ぶ怪獣さんはもうちょっと足先のデザインというか動きに気を遣って欲しいとは思ったね。宙に浮いても足のひら(ていうのか?)が地面と平行な状態てのはかっこわるい、といい加減意識して欲しいんだけど。単に足の先が地面に向かって動くだけで印象は全然違うと思うんだけど、どうしてそこに気持ちが行かないんだろう
「地獄少女」、「BLACK CAT」、「ローゼンメイデン・トロイメント」、「灼眼のシャナ」、「エウレカナビ」(とかいうもの。再放送)、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。何となく最近「シャナ」はそれなりに面白いのやないの、という気がしてきたぞ。さて、なんだか要領を得ない「エウレカ」特番に続いての「エウレカ」(#36:ファンタジア)は、この世界を救うための戦いってのが、案外ご近所の皆さんの力にかかってるらしくて、その中には当然レントン君もあらかじめ含まれていたらしい、ってお話(そうか?)。ま、主人公なんだからある程度、「伝説のほにゃらら」とか「運命のなにがし」とか、そういうモンを持たされちゃってもしょうがないのかな。それにしてはここまで、レントンの成長、って部分がうまく描けてなかったような気もするんだけど。
とりあえずドギツ化粧のエウレカ見て「少林サッカー」連想したのはオレだけじゃない、と思いたい。
「マジレンジャー」(#43:茨の園〜マジ・マジ・ゴジカ〜)は、よりにもよってこんな大事なエピソードを、いっちゃん芝居のヘタなチィ兄に「たんとーさせてんじゃねーよ」(チィ兄風に、なるべく棒読み風味で読もう)っていうお話でございましたな。
んで「響鬼」(四十五之巻 散華する斬鬼)は、もうね、シリーズ屈指の駄作だねこれ。
あのようイブキ君、あんた死亡確認したあとケツだしザンキさ(つoT)、そのまま河川敷に放置してきたのかい? トドロキからザンキさに会ったスよー、って聞かされたら、何を措いても死体の確認するだろ普通。
アスムおまえ、ヒビキさんから預かった大事な物をなくしたんだろ? 何もっちーの練習につきあってんの。相変わらず流れに逆らえずに指切りなんかさせられてるし。つか大事なことが会ったらまず報告だろ? ほうれんそうは社会人の基本でしょうが(あ、まだ社会人じゃないからいいのか)。
そしてスよー。お医者の見立てで復帰は絶対無理、といわれた身体を跳ね返してあっという間に復活したのはなぜ? 根性とか気力とかで何でもかんでも解決してんじゃねーよ全く。
だいたいそんなにスよー復活させたいんなら、クララの足みたいなスタイルにしておけば、いざというときスよーがたちまち鬼に戻ってもだれも不思議に思わんだろうに。次回以降の展開考えずにホン書いてるのか?
ああもう。
脚本家のバカっ。
でもまあ、「響鬼」は48話完結(ちょっと端折られた?)だそうですから、あと3話の辛抱ですな(何も辛抱してまで見なくても良いとは思うが)。
安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(11)、細野不二彦「ヤミの乱破」(2)、一条ゆかり「プライド」(5)。アニメの方ではすでに始まっていたジオン独立戦争の前夜を丹念に追っていく…ってあの戦争、ギレンが仕込んで(シャアにたきつけられた)ガルマが火を付けたモンだったんですかい。なるほどー。あと、ドズル兄さんの恋愛話がなかなかよござんした。「乱破」は、えーとなんちゅーか、戦後闇市時代の社会の暗部に鋭く斬り込む社会派ミステリ…だと思ってたら実は案外トンデモ風味満タンで、楽しめるというか、なんなんだこれはーな感じというか。いきなり保坂正康氏が引き合いに出されてるのにもビックリした。「プライド」は…、いまだに1巻しか読んでないのよ。まいったね。
「種デス Final Plus」、「2005 F1GP総集編 第2部」。昨日の深夜にやってたもの。デス様の方は、本放送時の最終回以降、登場人物達がどんな行動を取ったのか、を描く話なのかと思ったらそうでもなく、早い話がやっぱりあの最終回、30分で話まとめるのは無理でしたごめんなさい、実はこういう風にしたかったんです、ってなノリなんですな。まあその割に、単に見せ場を水増ししましたって感じと、シャア議長の子供っぽさばかりが強調される結果になっちゃってたような気もするけど。
F1総集編の方は、いわゆる「ジャパンパワー」に焦点を当てて今年を振り返るような構成。後半のアグリチーム設立の動きのあたりは、ちょいと興味深かった。ただ、やっぱりとっかかりに何があったのか、ってのはよく見えてこないんだけど。
前半は主にタクの苦労多くて実りのない一年が描かれる。さすがフジテレビ、微妙にジェンソンが悪役に見えてくるような造りにしてきているなあ、なかなかうまいもんだなあ、と妙に感心した。それにしてもダイジェストにされると、今年のタクのさんざんぶりがよくわかるな。最初は不運だったんだけど、タクは最後まで、不運が生んだ逆境を跳ね返せないままにシーズンを終えちゃったのだなあ。来シーズンの出だし(出られるとして)に幸多からんことを。
ジョージ・R・R・マーティン 著/安田均・風見潤 訳
カバーイラスト 瀬戸羽方
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ.
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011534-6 \800(税別)
すでに地球が"オールド・アース"の名で呼ばれている時代。宇宙の果ての星々に棲み、あるいはそこを訪れた者たちが体験する奇妙にも恐ろしく、そしてもの悲しい物語。表題作を含む7作収録。
SF読みならこれは読んどけ、って本はいくつもあるけれど、そうはいってもなかなかすべてに手が回らないのは仕方のないところ。わたしゃ古本屋やってるんで、それでも他の人よりは多少有利かも知れないけれども、実は「読んでおこう」と思った本から先に売れちゃったりすることも良くあることで、なかなかこの辺、難しい。なに、読んでから店に出せよ、ってですか? それもそうですなあ(^^;)。
さて、そんな私にとっては本書も「読んどかな」と思いながらなぜか手に入れる機会に恵まれなかった本。「フィーヴァードリーム」と「ワイルド・カード」がなかなか面白く、それらを読んでる過程で「サンドキングズ」もすげーんだよ、って話は聞いてはいたのですが、どういうワケだかこれだけは手に入れ損ねていたのでした。復刻感謝です、ハヤカワ書房様。
そんなこんなでようやく読むことができた本書だが、これがまた「フィーヴァードリーム」の常に霧がかかったような薄気味悪さとも、「タフの方舟」のシニカルな視点とも、さらには(主に設定の部分で力を尽くした作品なのだけれど)「ワイルド・カード」の妙にからりとした奇怪さとも、少しばかり違ったトーンを持った作品たちが収められている。まあ、それらの要素が少しずつ、本書の各短編には反映されているとも思えるけど。ということで各短編の短い感想。
元中国共産党の高官が法皇を務めるキリスト教世界の熱心な伝道師が、文鮮明を懺悔させに行く話(おーい全然違うぞ)。ここに登場する、邪宗となったキリスト教の教典の内容が、「異端」な物が本来持っている理屈抜きの魅力に満ちあふれていてステキ。それは所詮「ウソ」なんだが、んじゃあ今我々が信じている宗教ってのはどうなのかね、というシニカルな問いかけも同時に投げかけられてる。
アーサー王伝説に登場する魔女モルガンをモチーフにして構成された、「雪の女王」のようなお話、なのか。ファンタシー色が強いSF作品。
こちらは実になんというか、ファンタジーRPG風味に満ちた作品、といいますか。ここに「ワイルド・カード」的フリークス趣味がまんべんなくちりばめられている。
超光速航行と「不死」のイメージをテーマにした作品。何となく星野之宣氏のマンガで読んでみたいような気がする。
してみるとこちらは、マンガにするなら諸星さんだろうか。何ともいえないうらぶれ感がとても魅力的。
んーこれはだれのマンガで読みたいかな(ぉぃ)。むりやりこじつけるなら篠原とおる、って事になりますかね。宇宙の果てのやさぐれ租界を舞台にした、はぐれ者たちの物語。他の作品でも見られるんだけど、マーティン作品のすぱっと切り捨てるような、オチの付け方のステキさが際だってる
これはもう藤子不二雄先生ですね。途中から楳図かずおにスイッチしてる感じもあるけど(w。アイデアで引きつける、オーソドックスなタイプのSFとして始まり、途中からどんどんホラーの王道に車線変更して加速していく。複線の張り方のうまさに、ある程度こっちも予想してるんだけど、それでもブルッとしながら同時にニヤリとしちゃうようなうまさを感じますな。楽しめる一作。
というわけで、さすがにいわゆる"レイバーデイ・グループ*1"の一員とされるマーティン、テーマの拾い方のうまさと、それをお話に仕立てる、って部分のうまさ、ともに高いレベルで持ってるよなあと感心させられたわけでした。そつがなさ過ぎて、強烈な印象がない、とも言えるのかも知れないけど。
(★★★★)
海上自衛隊扱いの艦で、艦種は「砕氷艦」。でも「南極観測船」の方がちょっとロマンティックかしらね。カリプソ号なんかも連想しちゃったりするし。基本的に軍艦、それもちょっとしょぼ目の巡洋艦とか好きな方なんだけど、それとは別にこの、南極観測船ってのはかなり好きな部類。目的がはっきりしたデザイン、てのに魅力を感じるのか、それとも非常識な(^^;)オレンジ色の船体に惹かれる(科特隊カラーだしなあ)のか、その辺は良くわかりませんが。
さてさて、「モデルアート」の今月号買ってきたんだけど、シールズモデル製、1/700インジェクションキット、「しらせ」の製作記事がなかなかステキ。先代の「ふじ」に比べると何となく面白みのないデザインに思えるのだけど、それでもやっぱり、こういうちょっと変わったデザインは魅力的だわさ。
そんな「しらせ」も、もう艦齢は22年。一時は新造艦の予算が付かないとか言われててちょっと心配してたんだけど、平成16年度の予算で4代目建造は認められてたようで一安心。名前はなんになるんだろうね。個人的には「たか丸」希望なんだけどな。
NHKでやってた、「にっぽんの現場『秋葉原 年の瀬の物語』」なんてのを偶然だらだらと。悪いとは思わない反面、妙に作為的匂いを感じてしまうのは昨今のNHK体質批判の風潮のゆえなのか。どこまでがやらせですか? って意地の悪い見方を、ついついしてしまうのね。
その辺を差し引いても、やっぱり少々薄気味の悪い番組ではあった、と思う。基本ラインとして、たぶんこの制作スタッフの上の方には、かつて秋葉原でラジオ少年だったりアマチュア無線少年だったりオーディオ少年だった人間がいたんだろうな、というのはなんとなく予想できる。そっち系のキャラクターへの感情移入をさりげなく織り込みつつ、少々新しいキャラクタである、いわゆる「オタク」というタームで括られている人々に対して、微妙に距離を「作った」番組造りになっているな、というイメージはあったね。
私もここで描写されるキャラクタの何人かに対しては、「甘えてんじゃねーよボケが」と、ごくストレートな感想を持ってしまったりもしたのだけれど、それと同時に、微妙なんだけどいわゆる「萌え」をベースに置くマニアと、そうじゃない、昔ながらの「マニア」との間に、なんかこう、作為的に線を引きたい、という一部スタッフの思惑が無かったとは言えないんじゃないの?ってなあたりでどうにもこう、完全に納得できる気分にはなれなくて。なかなか興味深い題材であったとは思う反面、見ていて常に、どの辺まで作ってますか? ってな気分が常につきまとってしまうような番組でもあったように思いますな。
高岡のお袋から。「正月ホントに来るの? こっち今、積雪1mだよ」とな。なんか知らんが今年は富山も西の方の雪が凄いんだとか。今朝も朝起きたら20cmぐらい積もってたとか。んー、そこまで言われると、ほいほいと出かけていってごろごろするのもなんか悪いなー、という気になってしまった。
てことでプチ家庭内協議の末、年末の帰省はキャンセルという運びに。へろへろと神戸駅まで出かけて払い戻し処理。キャンセル料3000円弱取られてしまいましたが、まあ出費が48000円抑えられた、と考えればそれはそれでまあいいか。とりあえず3年ぶりぐらいに新しい靴買って、立ち呑みで呑み納めして帰ってきたです。
神戸駅付近の本屋さん、古本屋さんもちょぼちょぼ徘徊。文庫をちょっぴりと島本和彦「新・吼えろペン」(3)購入。ヒーロー(前杉君)生きてたのか、良かったなあ。後半はもう、炎対富士鷹のやりたい放題。むちゃくちゃや。
家に帰ったらカミさん、餃子作る気満々で買い物に行ったのに餃子の皮が売り切れてたんですと。「やる気でねー」だそうなので鈴蘭台の「角」で家庭内忘年会。地酒いろいろ入ってるのは嬉しいんだけど、んー、「春鹿」ってこんな根性ない味だったか? 水増ししてね? とか思いつつぐびぐび飲んで帰る。それでもほどよく酔っぱらった(そりゃそうだ、宴会前にオレ、立ち呑みで生中3杯空けてたんだ、あっはっは)ので、お風呂に入ったあとはウイスキーなめながら(まだ呑むんかい)何度目かの庵野版「キューティーハニー」鑑賞してばたんきゅー、な一日でしたとさ。
CS スター・チャンネル クラシックで「翼よ! あれが巴里の灯だ」1957年米、監督ビリー・ワイルダー、主演ジェームス・スチュアート。史上初の大西洋横断飛行を成し遂げた(や、まあ蛇の目的には史上初はオルコック&ブラウン組だろうがこらつ、というツッコミは当然許可ですよ(w)チャールズ・リンドバーグの自伝を元にした航空映画。
まずはフライアブルな"スピリット・オブ・セントルイス"レプリカに萌え、だなあ。これも実際に飛ばしてたのはポール・マンツなのかしら。
主演のジェームズ・スチュアートは確か、予備役とはいえ空軍の将星をいただくところまで出世した人であったっけか。そのせいかこの人の主演作品には、「飛べ! フェニックス」とか「戦略空軍命令」(どっちかというと退屈な映画なんだが、かなりスキ)とか、空モノで名作が多いような気がする。
基本的にコクピットの中が主な舞台という超密室ドラマなワケだけど、非常に上手に回想シーンなどがインサートされてて退屈しない。何より本物の飛行機が飛んでる画、てのはそれだけで見とれてしまいますわ。それだけにミニチュアワークスとの落差は少々気になっちゃったりもするんですが。
そこはまあ措いといても、やはり世の中に怖いモンがほとんどない黄金時代のアメリカ人にとって、こいつは気分の良くなる映画ではあるだろうな。もちろんそこは巨匠ビリー・ワイルダー、アメリカンウェイマンセーより先に、功名心に燃えた若者が冒険の中で、一つ大人になっていく過程を上手に表現しているあたりがこの映画の魅力になっているのだろうけど。
それにしてもこの映画、「戦略空軍命令」よりあとに作られてたんだな。40代のジミー・スチュアートが24歳の若造を演じるわけだが、これが全然違和感ないあたりは恐れ入りました。
完全に人様の土俵でうろうろしてただけの私(^^;)。元はMint Julep、12/23のエントリにただただしさんが反応されて、そこに無責任なツッコミ入れたら、なんと山岸真さんご本人からツッコミが返ってきて、思わず夜中にぎゃっと叫んでしまった、ような展開。ううむ、背筋も凍るとはこういう時の気分であるか。
確かに"「SFをずっと読んできてこれからもSFの人」ではない人"
に読ませるということを考えるならば、日本版オリジナルの「祈りの海」、「しあわせの理由」の二つの短編集は優れたテキストになるのかもなあ、とは思いました。ただ、山岸さんご自身がおっしゃるようにこれ、「安全パイ」ですよね? これからもSFでない人
の横っ面はり倒すには、私はやっぱり「宇宙消失」のパワーも欲しいよな、とか思ったり。ダメな人には見向きもされないでしょうけど、これ読んでSFに転んでくれる人って、先行き楽しみなような気がしますし。
ま、それはともかく私も「祈りの海」は大好きなので、確かに短編から入ってもらうってのもありなのかもなあ、とは思ったりもするわけですが。
そんなことより山岸さんがうちを覗いてくださってたって事の方が大問題であろう。ああ恥ずかしい。
吉田秋生「イヴの眠り」(5)、鬼頭莫宏「ぼくらの」(4)。うわわわわなんてこった、「イヴの眠り」が完結してるぜ。たった5巻で。ざっと読んでみたが特にどうという展開もないままにお話は終わっちゃった、って感じで。
カミさんに回すときに「完結しちゃったぜ」って言ったら笑いながら、「さてはあんまり人気でなかったか。さすがにそうそうドジョウは泳いどらんわな」だって。激しくシビアだな、あんた。
「ぼくらの」はまだ読んでないですが、帯のコメントが小澤さとる、ってのはいったいどういう……。
藤崎慎吾 著
Cover Direction 岩郷重力 + Y.S
Cover Design & Photo Complex 瀬戸羽方+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030824-1 \760(税別)
ISBN4-15-030825-X \760(税別)
2071年、テラフォーミングが進む火星極冠の氷の中から、信じられない物が切り出されていた。いまだに知られていない生物標本。だがそれらの分布には研究者たちの首をひねらせる何かがあった。表皮を残し、中身をきれいに取り去られたそれらの"死骸"は、まるで太古の地球の、ある遺跡を思わせるような形で集中していたのだ。そう、"貝塚"。若き考古学者、サヤはこの謎に迫るべく火星を目指すのだが…。
「ハイドゥナン」で今年の日本SF界を騒がせた藤崎慎吾のデビュー作がこちら。恥ずかしながら未読でした、って「ハイドゥナン」もまだ読んでないんですけど。んで、一言で言ってこれは「ほほう」な一作。序盤からしばらくはなんというか、テクニカルタームとジャーゴンでいっぱいのカタログSFなのかな、と、ちょっとがっかりしかかったのだけれど、そのあたりからお話は加速を始め、下巻に入るあたりから途中でやめるのがもったいない気分になってしまうような本。非常にオーソドックスなSFとしてのスタイルを保ちつつ、実はその中に(5年以上前のSFとしては)かなり新しい、と思わせられる要素がぶち込まれている、そのあたりはステキ。
反面、ギブスン的世界からそないに目新しさが加わってはいないと思えてしまう電脳世界の描写あたりには、もうちょっとどうにかならなかったのかな、という気分は残ったりもする。意外にこのあたりで語られる内容が多いこともあって、そこは少々残念。非常に手堅くまとめられた作品であると思う反面、どこかで一箇所でも良いから、突き抜けて欲しかったかもな、ってあたりでね。このあたりは、私がいわゆる電脳世界における化身(アバター)の使い方にもう一工夫あって欲しい(なんていうんだろ、ヴァーチャルリアリティな世界が実現したとして、それが現実世界、あるいはファンタジーの世界のメタファーである必要はないと思えるわけで、なにかこう、全く見たことのない世界になっている、ってほうがむしろ自然に感じられるのだけど、そこを突っ込んでくれた作品ってのに出会えてないなあという気がしてしまって)とは思った。
そこらに少々不満は残るのだけど、総じて良い感じでした。"SFを読んでる楽しさ"みたいな物は存分に味あわせていただいたと思います。
(★★★☆)
帰省もパスしてるんだし、ここは一つ今年最後の古本追加いくべー。せっかくだから100冊行くべー、とか思ったのが運の尽き。丸一日かかってしまった。まあ別に何かやることがあるってモンでもないから良いんだけど。これで今年のお仕事は全部終わり。来年のお仕事は、あー、元旦0時になんか作業があるんだったか(つoT)。
おー、大晦日でも「マックス」はやってたか。まああの時間じゃあ特番組む意味もないかもね。ってことで小中千昭脚本の第27話:"「奪われたマックススパーク」放電竜エレキング 変身怪人ピット星人登場"。きわめて豪華な特撮パートと、いかにも小中氏らしい、ダークかつそこはかとないエロさが香ってくるような一作。質は高い。あとはなんだな、盛り上がり直前のカイトとミズキっちに共感できるかどうか、ってところだろう。で、そこんとこどうなのよ、という気はちょっぴりする。いや、ダッシュバード3号来るまでに時間はあるんでしょ? あーだこうだとDASHの理念について(チビエレキングを首に巻いた状態で)議論してるヒマがあったら、そのチビ射殺したらええのやないのミズキっちはー、と思ってしまったわけですな。
あとはあれだ、ピット星人発育しすぎだろ、それ(そこかい)。
面白い番組なんてやってるわけないよね、って思ってたら案外掘り出し物が。NHK教育で「ETV特集・選 "ゼロ戦ニ欠陥アリ"」(再放送)、驚愕の新事実、なんてのはなかったけどなかなか興味深かった。んでそのあとはサンテレビ(様)「みんなの優勝みんなで優勝!岡田阪神2005 阪神タイガースV回顧」。ほほほ、なんたって勝ち試合しか振り返らないんだもん、気分良いったらありゃしませんや。
いろんな意味で今年はぱっとしない一年だったかな。ぱっとしない最大の理由が、自分が何とかして、状況をぱっとした物に変えていこうという気を起こさなかった、ってところにあるあたりは、いろいろ反省しないとね。今年ベストも反省しつつ縮小版で。
まずは本。いろいろ新刊もあったのだけど、今年一番印象的だった本は、バラードの「死亡した宇宙飛行士」だったような気がする。あとはなんだ、ようやく「グ」と縁を切れた、とか(^^;)。
映画の方は、順当に行けば「Always」あたりって事になるんだろうけど、それよりも小津だのゼマンだの、今になってみる昔の映画のステキさに、心震えたような一年であったかも知れない。
全体に自分が、いろんなことが「動く」ことを望まないような年代に入ったのかも知れない。それが良いことなのか悪いことなのかも良くわからん。来年また考えてみます。
ということで一年間ありがとうございました。来年もどうぞよろしく。
皆様、良いお年を。
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□ 寸゛ [もし供託金が払えなかったという理由だとしたら、F1の駄目なところの代名詞といわれているあのシステムが実は正しく機能し..]
□ rover [個人的にはいわゆる「キットカー」が作れて情熱があれば、案外誰でも参加できるF1、ってのもそれなりに好きなんですが、今..]