ばむばんか惰隠洞

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2009-03-01 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「鉄のラインバレル」、「鉄腕バーディーDECODE 02」、「テイルズikry」、「地獄少女三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「夜桜四重奏」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「機動戦士ガンダムOO」。いきなり登場人物がたくさんできてビックリした「禁書目録」。残り話数も少ないのにまた新しいキャラが出るんですね。原作がそうだからしかたがないんだろうけど、もちっととーま君と一方通行君の絡みとか、見たかったような気はする。

日曜朝。殿様はそれなりに殿様としてすごいんだ、ってお話だった「シンケンジャー」、レッドがオレ様キャラ、ってのは「ボウケンジャー」以来? まだ殿の演技に殿様が内に秘めてるすごさ、みたいなものが見えてこないあたりにちょっとだけ物足りなさを感じる(鷹揚さというより、ぞんざいさが前に立ってしまってるんだよね)んだけれども、このあたりは今後の展開に期待、かな。

ごく近い将来、リアルワールドでも国民が遭遇することになるであろう裁判員制度に鋭く切り込んできたのが「ディケイド」…などと誰が思うか。まあ好きにしてくれ。この世界では「オレジャーナル」じゃなく「アタシジャーナル」なんだな。あと、この世界でもカニの人は不遇なんだな(^^;)。

終盤が近づいてきていろいろ動いてる「ガンダム」。脚本家と監督の名前を見れば、多くのキャラクターが真っ当な老後は送れないんだろうな、って予想はできようってものだが、それにしてもがんがん行っちゃうものですな。これも面白いとは言えるけどね。

[Books] 海の底

海の底(有川浩/著) 有川浩 著
装丁・デザイン 鎌部善彦
メディアワークス
ISBN978-4-8402-3092-6 \1600(税別)

春の桜祭りで賑わう横須賀の街。勤務中の悪ふざけが元で潜水艦「きりしお」で謹慎状態の夏木と冬原にとって、その喧噪は指をくわえて遠くに聞く賑わいでしかない。だが、そんな空気は一瞬にしてかき消される。三分の一の乗員しか残っていない「きりしお」に突如届いた出港命令。タグボート無しでの出港が無理ならば直ちに艦を捨てよ、という異常とも取れる命令が意味するものは、やがて陸上から明らかになる。桟橋を疾走する赤い群。それはあり得ないくらい巨大なザリガニのような甲殻類だった。「それ」は逃げ惑う人々を次々と巨大なハサミで屠り、むさぼり食らう。市民を救助すべく上陸した夏木たちだったが、逃げ遅れた子供たちと共にふたたび「きりしま」に閉じ込められてしまう羽目に。乗員が全て退避した潜水艦に閉じ込められた2人の見習士官と15人の少年少女。街に氾濫したザリガニたちへの対応に手一杯な当局にとって、彼らは半ば忘れられた避難者たちとなりつつあった…。

買取物件からピックアップシリーズ、その5。「空の中」に続く有川自衛隊シリーズ第三弾、だそうな、といいつつ今回はあんまり自衛隊の見せ場はないけど。全体なノリは(星野之宣の)「海の牙」プラス(著者本人が言うてるとおり)「十五少年漂流記」。群体怪獣パニックものと、この人らしいええ按配のジュヴナイル風味が合わさって大変面白い。全体なノリは「空の中」と同様で、オトナがちゃんと責任を取る、ってところの描写が大変心地よいジュヴナイルで、かつ今回は少しばかり湾岸暑が頑張るような話が加味されていると言えるかな。

タイトルが「海の底」でメインになる舞台のひとつが潜水艦と来たら、読む方はてっきり「浮上せず」的深海パニックを予想してしまうのだが、作者は何を思ったのか潜水艦をあんまりばりばり活躍させる気を、お話のかなり最初の部分で捨てちゃっている。なのでこのお話では、桟橋に係留されたハイテク潜水艦(通常動力とはいえ日本では最新鋭、って事は多分世界でトップクラスの性能を持ってるはずだからね)が、否応なしに密室になってしまったという、考えようによってはかなりマヌケなシチュエーションのもとでお話が進んでいく。ある意味斬新ではあるな。

とはいえそこらで「もうちょっと潜水艦活躍させてくれよー」なんて気持ちが首をもたげないままどんどこお話を読み進めていけるのは、やはり作者の力量と言うことなんだろう。本書では潜水艦に閉じ込められた子供たちの物語と、ザリガニ軍団に対峙することになる警察組織の苦闘が並行して語られ、この、もう一方のお話の挟まり具合が上手なので、マヌケなシチューションについてあまり深く考える必要が生まれないですむんだね。全体的に「アニメだな」と思わせる部分も多いんだけど、そこはそれ、パワーバランス。わたしゃ基本的に「サ」の側の人間なので、あまりにストレートかつナイーブに警察や自衛隊の人々の行動理念や立ち居振る舞いを肯定されると、それだけで鼻白んでしまう傾向があるんだが、それでも全体としての読後感はなかなかさっぱりした爽快感をもたらしてくれる、楽しい読書の時間を提供してくれた本として高く評価させて頂きたい。

この作者の趣味なんだろうけれど、恋愛パートにおける乙女モード全開っぷりには賛否が分かれるところもあろうかとは思うが、んまあこれも、ニュアンス的に「図書館戦争」に続く、ってことだよと思えばまあ、ふふんと笑って本を閉じられるか。楽しめました。ヒール&スパイシー担当の中三トリオがなかなかいい味出しとるね。

★★★☆


2009-03-03 [長年日記] この日を編集

[Day] 出撃ー (10:09)

今日は河内長野だー。

やれやれ。


2009-03-04 [長年日記] この日を編集

[Day] 昨日は…

わりとへらへら。作業自体は機材のバラしと搬出作業って事で、そこは結構「いえーい」な感じでドライバ片手に作業作業で小一時間で終了したんだけど、その後ヤマちゃんのクルマで三宮まで取って返し、16時前から立ち呑みで宴会→のんちゃんで焼き鳥、つーコースとったらば、立ち呑みの安酒が後から効いてきて20時過ぎにはすでに頭へろへろという情けない状態で。

精神的には満腹感があったんだけど、肉体的には空きっ腹状態だったんだろうな。そこに紙パックの菊正のヌル燗なんてものを流し込んだ日には、そりゃ酔いもどかーんと来ようってモンで。

少しは気をつけます。多分空振りの決意表明に終わるんでしょうけどさ。

[Books] 深海のYrr

深海のyrr(イール) 上(Schätzing,Frank/著 北川和代/翻訳 Sch¨atzingFrank/著 ほか)深海のyrr(イール) 中(Schätzing,Frank/著 北川和代/翻訳 Sch¨atzingFrank/著 ほか)深海のyrr(イール) 下(Schätzing,Frank/著 北川和代/翻訳 Sch¨atzingFrank/著 ほか) フランク・シェッツィング 著/北川和代 訳
カバー写真 ©Stockbyte/Getty Images
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN978-4-15-041170-1 \800(税別)
ISBN978-4-15-041171-8 \800(税別)
ISBN978-4-15-041172-5 \800(税別)

世界の海で不可解な現象が起きていた。北海では新種のゴカイが大量発生し、凍結した改訂のメタンハイドレートに穴を穿ち、バンクーバーの沖合いではホエールウォッチングを楽しむボートに向かって突然クジラたちが襲いかかる。フランスの三つ星レストランに納入された高級ロブスターはシェフの目の前で突如破裂し、最悪と言われる致死性の病原体をあたりに撒き散らかす。環境汚染の影響がここに来て限界に来、様々な事態が偶然発生しているのか? それとも何者かの"意志"が、一連の異変をコントロールしているというのだろうか。各地でばらばらに事態の解明にあたる人々の苦闘を嘲笑うかのように、事態はさらに巨大なカタストロフに向けて突き進んでいく…

買取物件からピックアップシリーズ、その6。本国ドイツでは「ダ・ヴィンチ・コード」などとベストセラーのトップ争いでしのぎを削った大ヒット作品なんだそうだが、「ダ・ヴィンチ・コード」とかと比べられてもいまいちありがたみが分らない訳なんだが(w、海ネタの日本軍のパニック小説を読んだこともあり、んじゃあ次は鉄十字の海洋パニックでも、って事で読んでみた。河内長野行き、という長丁場のお供も必要だった(まあ片道だけ役に立ってくれた感じですが)し。で、ベストセラーになるだけのことはある超大作ではある、と思った。

本作で著者シェッツィングは、"ドイツのマイクル・クライトン"等という冠がついたそうだがそれもむべなるかな。最新の科学情報に対する相当突っ込んだリサーチと、それを背景に語られる文明批評のパートなんかは、確かにクライトンもかくやと思わせ、さらにここに、ニーヴン&パーネルばりの大ディザスター描写も加わるとあってはお買い得感もたっぷり。かなりの大部にも係わらず、一気に読み進んでいける。

著者ご本人がかなりの映画好きと言うことで、映画ネタも随所に挟まれ、そこを訳者の方があまり上手に訳せていない(説明くさい文章が挟まってしまうのだね。いちいち「映画『スター・ウォーズ』の…」とかやらんでも良いと思うのに。分らんヤツは置いてきぼりぐらいの勢いで訳してくれて良いと思うんだけどな)あたりでちょっとリズム感が損なわれてしまう所があるのと、どうもシェッツィングさんは日本の捕鯨文化にかなり批判的な立場を取ってる人のようで、そこが少々残念だったりするし、終盤にもうひと声、読者をあっといわせて欲しかったような気はしないでもないんだがそれはそれ。やたら長く、しかし緻密に構成された小説を読む楽しみは存分に味あわせていただいた。大変結構でございました。

★★★★


2009-03-05 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 乾燥トマトにお水を少々6 (24:59)

9784150308841ちょいとブクオフ覗いたら久しぶりに続きを発見したので確保。グイン・サーガ113「もう一つの王国」。グイン一行は相変わらずタイスでグダグダ。ついに中原最強と言われる闘士、ガンダル(なんかパチモンくさいネーミングなのはこの際不問って事で)とまみえたグインは、さらにタイスに秘められた秘密の一端に触れることに…。

相変わらず少々トロい展開で読んでてイライラするんだが、気になるのは「あとがき」。体調を崩した温帯、お医者の薦めで禁酒を断行なさったそうだが、するてえと何かい、ここまでの「グイン」、かなり酔っ払った状態で書かれてたって話だったのかい? と。まあそれならそれで納得できなくもない気はするんだが。

続く114にも手を付けてみたんだけど、こっちはフィーチャリング、中原一イラッと来る女フロリー、って事で予想通り目が滑りまくる一冊だったのでとても最後まで読むことができず、耐えられずに別の本にシフトさせていただいたわけで、代りに読んだのは……、

[Books] 天体の回転について (25:00)

9784152089069 小林泰三 著
カバーイラスト 中臣亮
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
ISBN978-4-15-208906-9 \1700(税別)

親たちは言いつけを守らない子供を叱る時、「そんなことを言ってると科学者になっちまうぞ」と脅されるこの世界。荒廃したこの世界は、科学者たちによってこの有り様になってしまったのだ。だが俺は科学がそんなに悪いものだとは思えない。同族たちが妖怪の出没を怖れて近寄らない森も全然平気だ。そしてそこで見つけた「望遠鏡」で月を眺めた時、俺はそこに自分の科学への飢えをいや増しにさせるものの姿を目にする…。表題作を含む8編収録。

買取物件からピックアップシリーズ、その7。小林泰三といえばどろどろ、ぐちゃぐちゃな感じを先入観的に抱いてる部分があるもので、この萌え系にシフトしたカバーイラストはどうなんだろう、と思わなくもないが、まあこれはこれで本書に即して無くもないとは言えるので良しとしましょう。非常にシンプルかつ高いリーダビリティと巧妙なミスリードを誘発させる構成の巧さでさくさく読ませる。少々重みにかけるのではないか? とさえ思える作品群で、すれっからしなSFファンには食い足りない部分があるかも知れない。とは言えSF初心者に向けての入門書とするにはうーんどうだろ的な部分もあったりして、ちと微妙なところではあるな。以下、作品ごとに簡単に。

天体の回転について
表題作。今クラークが30代でアキバの常連だったら、こういう話を書いてたかも知れない(w。プロパー宇宙SFとして過不足はないが、さりとてハードSFとしてのパートにもうひと声、尖ったところがあるというわけでもなく。オチのペーソスで救われたかな。
灰色の車輪
ロボット工学三原則をテーマにした作品。かの有名な三原則は実は意外に拡大解釈を可能にする余地が残されてて、それがこのテーマで数多の名作を生み出すことになったと思うんだけど、本作でも三原則をさらに厳密に遵守するためのアドオン(?)の存在が、お話の中で重要な意味を持つ。そこはいいんだがここでも自分と同年代(誤差結構大)の作家さんたちに見られる、同時代故に分かり、分るからなんだか鬱陶しいネタが仕込まれててそこでちょっと引く。ブライときたらそこにはさらにカタカナ三文字繋がずにはいられないものなのかね。たまにはマーロン・ブランドに繋げとか言う気は、さらさらないんだけどさ。
あの日
ちょっとヤバい。ノリとしてはまあ、笑って読むべき一編なんだろうけれども、ヒキのためのネタとして描写されるパートがちょっとシャレにならんネタなんでね。笑うべきなのか眉をひそめるべきなのか、少々判断に困ってしまうな。
性交体験者
エログロぐちゃぐちゃ。小林泰三はこうじゃなくっちゃな、的一編でそこは大変結構。行為自体を想像するとかなり気分悪くなってくるあたり、力量と思うべきなんだろうな(w。
銀の船
読者をミスリードへ誘い込む腕前に感心する一編で、短篇とはこうあるべし的作品。まんまとやられたわ。
三〇〇万
そういえば「300」つー映画がありましたな(w。タイトルから狙ってるんだろうな的匂いがプンプンするバカSF。なかなか笑える。
盗まれた昨日
お話の中の「世界」の構成の巧さで読ませる、記憶テーマのSFといえるかな。割と勢いで書いたんじゃないか的な(ちがってたら、すいません)お話が続く本書の中では、かなり考えてつくられたお話という印象。完成度では本作が一番ではないかという気がします。
時空争奪
トリをつとめるのは本書のための書き下ろし。多少壊れてても、そんなものが気にならないくらいの奇想を叩き付けてくれたら喜んじゃうのがSFファン(ですよね?)。小林泰三的「時間衝突」(の、とりあえずのレジュメ)とでも言ったら良いんだろうか。個人的に本書のイチオシはこれ。こういうバカ臭い(褒め言葉)方向に暴走するイマジネーションを読むことこそ、SFを読む楽しみに他ならないと思うよね。

てことで。やや軽い感じもあるんだけど楽しい一冊でございました。

★★★☆


2009-03-06 [長年日記] この日を編集

[Day] 何にも見えねえ (15:58)

家の前朝から雨だなあと思ったら、小ぶりになったところで鈴蘭台名物、霧が発生。おやつ時にはこの有り様。空気もなにやら、水で溶いたメプチン吸入してるような雰囲気だぜ。

20メートル先も見えない霧で、ふざけて傘かぶって走ってる学童諸君が、リアルからかさ小僧に見えちゃった。

[Comics] お買い物

9784592183259ひかわきょうこ「お伽もよう綾にしき」(5/完結)。え、もうおしまいなの? と思ったけど、考えてみたら「彼方から」が比較的長め(ボリューム的にも、連載期間的にも)だったんでそう思っただけで、「荒野の天使ども」も「時間を止めて待っていて」も、かなりしっかりした読み応えの作品が、3巻でちゃんと完結してたんだよな。ただ、「彼方から」のあたりから、比較的大きめのコマ割を使ってゆったり目な展開に作風が変わってきたこともあり、全5巻の本作でも、やや食い足りないまま終わってしまった恨みは無しとしない。

連載時の広告スペースを利用した中書きなど読んでみるに、どうもお母様の病などで万全の状態で創作に臨むことができなかったようにも見受けられ、残念ながら受け入れて、一旦区切りを付けるしかないのかも。

続編のスタートもアナウンスされているらしいし、改めてそちらに期待、ということにしましょうかね。

[F1] ブラウンGP (24:31)

ロス・ブラウンのブラウンはBROWNではなくBRAWNなのだなあ、などというどーでも良いことにちょっと感慨を新たにしたりして。けんさわ氏のblogで予想されるスポンサー(冠がつくほど大きそうなのは見あたらない感じだけど)などもふくめて紹介が。マネジメント・ベイアウトではないと言うことだが、ホンダはこの先もそれなりに援助はするって事? バトンとバリチェロを残留させるって時点で、そこの所にかかるお金はバカにならんはずで、このあたりにホンダ・マネーが動くって事なのかしら。

ブラウンGPとなった今年のマシンの写真もリリースされてる(F1通信)けど、うーん、カラーリングのせいもあるのかも知れないけど、なつかしのユーロブルンあたりのイメージが先に立って、これ、ダメなんじゃね? 的匂いがプンプンしてくるんだけど大丈夫なのかね。仮にも元締めはロス・ブラウン、気がついたらここからすごいインプルーヴが、って展開がないとは言えないんだけどさ。

一方で一時はレッド・ブルのリザーブ・ドライバーとしての契約を完了したと報じられたタクは、その報道が反古だったってリリースを出してるようで、こっちはこっちで簡単な話にはならないようですなあ…。

[Day] そんなことより… (24:51)

源泉の調査票が軒並み見つからなくてかなり焦ってるわけなんだが。もしかしてまとめてカルガッソーに飲み込まれちゃったのかい? それはものすごく困るんだけれども……。


2009-03-07 [長年日記] この日を編集

[Day] すくらんぶるだー、ごごっごー (11:17)

またかよ…。

岸和田行ってきまーす、おー(カラ元気)。

[Day] 無事帰還

んーと、人通りの多いところに置かれたキカイには何が起きるか分らない、ってのが教訓と言えるだろうか。しかしまさかこんな……。

とか言ってる割に解決策はキーボード引っ張り出してCTRL+ALT+DELで済むような話ではあったんだが。

それとは全然別の話になるけれど…

現場に向かってとぼとぼ歩いてたら、後ろからヤケにうるさいクルマが走ってきたなー、と思ったらランボルギーニ・ディアブロだった。すごいねー平べったいねーと眺めてたら、買物帰りでキャベツやら長ネギやら詰め込んだフクロ持ったおばちゃん二人。「あらーあのクルマ」「あれやな、らんぼるぎーに・なんたら言うヤツやろ?」

すげーな岸和田のおばちゃん。

[Books] 侵略者の平和

978489456759797848945679179784894568242 林譲治 著
表紙・装幀 佐藤道明
ハルキ文庫
ISBN978-4-89456-759-7 \580(税別)
ISBN978-4-89456-791-7 \620(税別)
ISBN978-4-89456-824-2 \660(税別)

異星文明を察知するため、宇宙に放たれた探査プローブたち。それらが異星文明と遭遇するには、さらに数百年の年月を必要とした。そうして発見された五十光年先の異星文明。その調査に赴いた那國の調査隊は、その不可解なありように首を捻ることになる。惑星を回る衛星にはおよそ12000年前に建造されたと思われる、マスドライバーの遺跡が残っていながら、惑星本体の文明レベルはようやく内燃機関が実用化されたあたり。しかもこの惑星に暮らす生物たちの特徴は、あり得ないぐらい那國の人類のそれに酷似していたのだ…。

買取物件からピックアップシリーズ、その8。かつて人類は銀河の覇者だったのだー的展開ってのは、古典的なSFでもしばしば取り上げられるネタではあるけれど、かなり硬め、と言っても良い仮想戦記もものされている(なんちゃって読んではいないんですが)林譲治氏、ファースト・コンタクトSFの体裁を採りながらその実、やってることはかなり微に入り細を穿ったシミュレーションSF、ということになっている。一方はFTLを手に入れるレベル、もう一方はようやく第一次世界大戦を乗り切ったあたりの技術レベルにありながら、社会的な成熟度という点では実はそれほど大きな隔たりがない二つの文明が遭遇した時何が起きるか、って話を、思いきり余談や先入観やエモショーナルな部分をカットしてシミュレートしてみました、な作品。ハードSF的部分、シミュレーション戦記(もうちょっと括りは大きめだと思うが)な部分、ラノベ的なノリの良さ、そんな、いろんな要素を詰め込んだ欲張り作品だが、根底をなすのは国家レベルでのシミュレーション戦記の部分になるのかな。

で、そこのところでかなりシビアな話の持って行き方をしているのが、いろんな意味で賛否を分かつことになってしまうんじゃないかな、という気はする。人がたくさんいて、そこで勢力争いが発生する時、しばしばキイとなるべきであったり、キャラクター的にある程度「立っている」存在があったとしても、で、物語として考えればそこには物語の作者によるさじ加減の按配がなにがし作用するものなのだが、当然現実はお話じゃないので、そこでの駒たちの軽重というのはあくまで偶然に左右される。それではお話にならないから、物語の作者は偶然の部分に神の手を少し伸ばしてきて、そこがお話の出来を左右する事になるのだろうと思うけれど、本作ではあえて、その神の手にかなりきつめの行動制限をかけているように感じられる。結果、その他大勢の人々がCGツールのパーティクル程度の扱いしか為されてなかったり、かなり重要な人物であっても、お話の展開によっては、理屈ではそうなるのだろうが作劇のノウハウ的にその扱いはダメなんじゃないかと思ってしまうような結末が用意されていたりして、非常にこう、なんというか後味が悪い。ついでに佐藤道明氏の挿絵も、それ真面目に描いてますかー的に印象悪い。

同じ設定の世界を舞台にした、「暗黒太陽の目覚め」も在庫にあるんだけど弱ったな、激しく読む気が失せてしまったな。ここは飛ばして「ストリンガーの沈黙」やら「進化の設計者」とかに進んだ方が良いんでしょうかね。

あああと、いつものパターンなんですが、「クェラー・ドライヴ」やら「ゲイ・エリス中尉」、果ては「ハリントン・ストライカー映画社」とかいうワードで、ついつい舌打ちしてしまうのはオレの心が狭いからなんでしょうね、きっと(w。

★★☆

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

MASH [いやいや、おばちゃんにとってはスーパーカーっぽい車は全部「らんぼるぎーに」かも知れませんよ。「らんぼるぎーにの おに..]

rover [た、確かに……(^^;)]

ソノヤマ [いやいや、岸和田の人のだんじりを見分ける目をあなどってはいけませんよ。]

rover [オレは外様なんで、いなせなお姉さんの分類の方に夢中になっちゃうんだよなぁ…]


2009-03-08 [長年日記] この日を編集

[Books] あまぞんから本が来た

基本的にあまぞんで買うのは、アフィリエイトでちびちびちびと貯まった小金がギフト券になって送られてきた時オンリーで、年に何度も利用するようなものじゃないんだけど、なんだ、最近は無駄に大きな箱じゃなく、簡易包装バージョンな感じの封筒で送ってくるんだな。ふむ、エコエコ、は良いけどあの箱はあれで、いろいろ使い途があってありがたかったんだけど。

そして業者が佐川なので、やっぱり送り状付近に靴跡がかすかに(w。

[TV] 定期視聴番組

金曜日以降。「鉄のラインバレル」、「鉄腕バーディーDECODE02」、「テイルズikry」、「地獄少女 三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「夜桜二重奏」(×2)、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「機動戦士ガンダムOO」。「シンケンジャー」が大変面白いので、今期の日曜朝はなかなか楽しい。今週も、ちょっと大人な方面の話にシフトしてたけど最後で上手いこと落してたね。5人のごく普通な日常の芝居がかなり自然でいい感じだと思います。

「ラインバレル」。獅子身中の虫になる的展開は結構だが、そうする必要が奈辺にあるのかが良く分からん。金輪際向こうとこっちの世界のゲートを開かないようにすれば済む話なんではないのかね。向こうの勢力は絶対に殲滅しなくちゃいけないものなの?

「ディケイド」見てると、何だかんだと言いたいことは山のようにある平成ライダーも、一年というスパンで話を組み立てる必要性がドラマにもたらす深みのようなもの、って部分の完成度においては案外ちゃんとやってたんだなあと思わされた。「GFW」を15倍に引き延ばしたらどうしようもなくかったるいものが出来上がる、ってのの証明を毎週見せられてるような気がしてきたです。

またぞろニュータイプ的な話が湧いて出てきてる「ガンダム」なんだけど、それは措いといてブシドー先生がいったいどのような「武士道」に心酔しているのか、ちょっと知りたい。一般的な武士道ってのは、何より主君に対する忠義を一義にするものだと思うんだけど、この人ったら上から何か言われても、「興が乗らん」とか言って平気で拒否っちゃう人間なわけで、ただのワガママ凶戦士じゃんそれ、って思ったりもするんだが。ここらへん、いろいろ安易に過ぎないかって気はする。「葉隠」のアレも、ホントは武士にとっては無駄死にこそが一番だ、みたいなニュアンスのフレーズではなかったかしら、とか、なんの資料もひっくり返さず勝手に述べてみたりする。

ま、すっぱいコーラ君が元気なのは良いことです(w。


2009-03-09 [長年日記] この日を編集

[Day] 領収書がゴミのようだー (23:44)

というわけであきらめて(?)青色アンド確定申告用の作業開始。普段給与明細とかをもらわない生活しているので、改めて去年どんだけ働いたのかを見てみるに、うーん、前年度に比較して、明らかに収入が3割ばかり減少しとるねえ。道理で去年は貧乏だったわけだよ(つoT)。

去年の前半は、ええ具合の月とダメな具合の月が交互にやってきて、それはそれでまあ我慢できなくもなかったんだけど、後半に入るとええ具合な月、つーものがそもそも存在しなくなっちゃって、ひっじょーに低空飛行な毎日になってしまい、それは年が明けてもご同様な感じで現在に至る、と。

何とか状況を好転させたいものですが、とりあえず今は領収書の山と格闘するですよ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●落ち着いたら「ヤッター・ドラゴン」オフとか開催したいですなあ(笑) ●その前にお前も確定申告しろ、てですか、えろ..]

rover [ヤッターライガーとかヤッターポセイドンとかもあるのかと思っちゃったじゃないか。 んー、どっちがよりヘンか、って話です..]


2009-03-10 [長年日記] この日を編集

[Books] 反逆者の月3 皇子と皇女

97841501170239784150117030 デイヴィッド・ウェーバー 著/中村仁美 訳
カバーイラスト 佐伯経多&新間大悟
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011702-3 \860
ISBN978-4-15-011703-0 \860

アチュルタニの侵攻をかろうじて退け、新生銀河帝国の初代皇帝となった地球人、コリン。愛妻ジルタニスとの間に双子も授かり、帝国は比較的安寧な10年と少しが経過していた。だが、かつて地球を滅亡寸前に追い込んだ裏切り者、アヌ大佐の一党は完全に駆逐されてしまったわけではなかった。増大した復讐心を繊細さと慎重さでカムフラージュした復讐者の魔の手は、まず宇宙軍の士官候補生として最新鋭の小惑星クラス戦艦に乗り組んだコリンの双子に伸びる…。

てことで、コリンの子供たち、ショーンとハリエット、さらにコリンの盟友たちの子供たちは、萌えAIダハクのぎりぎりの介入が間に合って即死は免れたが、亜光速航行が精一杯の艦載艦でどことも分らぬ宇宙空間に放り出され、大事な子供たちを失ったコリンたちにも復讐者の次の手が忍びよる、ってなお話。ショーンたちは、かつての帝国のテクノロジーの遺産は残っているが文明レベルはほぼナポレオン戦争時代の惑星で、何とかして帝国中枢に戻る方策を模索し、一方帝国中枢では姿なき復讐者との諜報戦が繰り広げられる。

お話づくりの構成で失敗しちゃった系の一作。一方で近世レベルの文明の状態の惑星に、超ハイテクと1000年先を行く歴史的情報を持ったごく少数の、しかも青二才が紛れ込んで「戦国自衛隊」しちゃうお話、もう一方で盤石に見える体制に深く浸透した陰謀とのせめぎ合いのお話が並行して流れていくのだが、二つのお話のバランスの取り方がちょっといびつだったり、時間経過の表現が少々杜撰に思えたりと、全体としてはシリーズ中でも完成度ってところで疑問符をたくさん付けざるを得ない出来になっているんじゃないかと思う。

ショーンたちが流れ着いた惑星での、近世的な戦争の追体験的な部分の描写なんかは、作者の戦史オタクっぽい部分と一種の仮想戦記(一方があり得ないくらい有利な設定が出来ちゃってる、って部分ね)的な面白さがあってそこはそんなに悪くないんだが、やっぱり全体としてみると、かなりバランスの悪いお話になっているんじゃないかな、という気はする。この手の、二つのお話が並行して進行するタイプのお話は、どこかでその二つのお話がちゃんと意味を持つ形で一本の線にまとまってラストになだれ込んで欲しい気もするんだけど、そこもちょっと上手くない。

んまあこのシリーズ、著者にとってはほぼデビュー作って所もあって、いろいろやりたいことをつぎ込んできてきてる部分はあり、この後に来る「オナー・ハリントン」ものが基本的に英国近世海洋冒険もののフォーマットを上手に利用することでかなり面白いものを作ってきてるのに対して、こっちではいかにもな「銀河帝国」的時代背景に、妙にクランシー的アクションやサスペンスを持ち込んでみたらどうだろっぽい実験をやってみたのかな? ってところはある。で、それはこのシリーズに限っては成功したとは言いがたい、って事なのかも。やや残念賞側、ですかね。

★★☆

[Day] もうちょっと… (25:06)

一番面倒だった少額の領収書の大群はどうにか退治したので、あとは確定申告側の資料漁りだな。理想的なスケジュールとしては、明日には書類準備完了、明後日に提出して立ち呑みでぷはー、と。

確定申告が重要なんじゃなく、それをダシに出かけて立ち呑みで一杯やる方がはるかに重要なんだな、オレ(w。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●私の場合、大量にある少額源泉徴収票が難敵です。  一年前の仕事なんて覚えてねえよ(爆) ●なんとか今日中に発送し..]

rover [こっちでは急に「今年から源泉引くの止めます」つーて、一度引いた分を返金してきたところがありまして。 お金をもらってな..]


2009-03-11 [長年日記] この日を編集

[Day] でーきーたーでー (23:29)

いぇーい、確定申告準備完了だーい。

去年は歯医者通いをしたせいか、中途半端に医療費がかかってしまってなんだか悔しいぜ(さんざん領収書と格闘した末に、控除対象額には足りない、ってことが分った時の徒労感ったらないね)。

明日出しに行きまっす。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●こっちも出してきましたー! ●源泉徴収でがっぽり持って行かれた分がちょっぴり還ってきそうでうれしー(笑)  あ、..]

rover [お疲れさまっしたー。 オレには何かの神さまが、「オマエに余分な金を渡すと飲み代に使ってしまうから、前年より余分に引い..]


2009-03-12 [長年日記] この日を編集

[Day] だーしーたーでー

書類が出来てれば、会場に入るまでもなく、申告会場のビルのエントランスに控えてる係のお兄ちゃんに手渡し、書類が揃ってるかどうかだけざっと見て、ハンコをぽんぽん、で儀式は終了。

ここんとこ運動不足気味でちょっと歩くとすぐ股関節が痛くなるんで、たまにはたくさん歩こうって事で、湊川から三宮までとっとこ歩いてVoiceでお茶。それからコースを逆にとって新開地でぷはー。8Kmぐらいは歩いたのかな。久しぶりに高架下を西から東に歩いたけど、ずいぶん明るさが違うものなんだな。モトコーの4、5、6は木曜日って事もあってかなり暗いのが、3ぐらいから妙に照明も明るく、新しめの店もぽこぽこ増えてるんだね。モトコー3の東の端に震災前からあった古雑誌やら怪しいオモチャやらを売る店が無くなって、立ち呑みのおでん屋になってたのには驚いた。メトロ神戸の中にも立ち食い・立ち呑み兼用のうどん屋が出来てるし、どんだけトラップ増えてるんだよ。今度寄ってみよう(寄るんかい)。

さんざん歩いたんですが、せどり旅的には成果無しだったのがちょい残念。

[Books] ハヤカワ文庫目録

ハヤカワ文庫目録元町の海文堂で、プチJAフェアみたいなことやってて、「マルドゥク」やら「雪風」が並んだ中心に、ハヤカワ文庫の解説目録が積んであったのでお店の人に「もらっていい?」って聞いたら「どーぞ」って事だったのでありがたく頂いて参りました。2009年1月のハヤカワ文庫解説目録。SFnnnnとかのナンバーじゃなく、著者名順で並んでいるので少々見通しが悪いんだけれど、1000より前の番手は相当手薄になっとる。セイバーヘーゲンもチェリィもフォワードもラッカーも目録落ちしちゃってる。JAだと矢野徹さん、草上仁さんがばっさり落ちちゃってる。野田さんは「銀河乞食軍団」が落ちてしまっているのか、うーむ、面白いんだぜ「乞食軍団」。草上さんも「ゆっくりと南へ」あたりは復刊できませんかね。すごくいいよ。

「ローダン」シリーズは322より前は目録から落ちてるのに、「グイン」は今でも1巻からちゃんと揃えられるってのがすごいよな。「ボライソー」は24巻から、でも「ホーンブロワー」は今でも全部揃えられる。むう、これが力関係ってヤツなのかな。「ボライソー」はむしろ24巻までが面白いんだけどなあ。

NFは戦記関係がかなり冷遇されてる。傑作「高速戦艦脱出せよ」、超傑作「攻防900日」が落ちちゃってるってのはなんだかなー、と。

時々復刊フェアやって下さいね、ハヤカワさん。とりあえずアンソロジー系とか、どうですか。ワールズ・ベストSFとか「ラブメイカー」とか。古本屋的には半泣きになりそうだけど(w

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

ロドリゲス翁 [>震災前からあった古雑誌やら怪しいオモチャやらを売る店 「がらくた屋」ですかね?モトコ−タウンの中古おもちゃ屋は ..]

rover [あと、「センコー堂」が健在ですかね。だいぶ前にイマイのムスカ(青6)のキット見つけて、「いくら?」って聞いたら「6万..]

ロドリゲス翁 [ああいう店鋪の店って値付けは市場価格の倍から なんでしょうけどあそこは3倍位を付けてるような。 近年、市場価格が崩壊..]


2009-03-13 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:46)

「明日のよいち」、「黒神」、「ライドバック」、「空を見上げるikry」、「黒執事」、「キャシャーンSins」、「CLANNAD」。

んーと、「CLANNAD」っつーのは、瀕死の娘を助けたい一心で土地に祈願したパン屋のとーちゃんの願いがかなったはいいが、その後の人間どもの開発ラッシュで土地が痩せて行くにつれ、娘の方もどんどん衰弱。残りの力を振り絞って命を娘(汐の方な)に受け渡したのは良かったけれど、土地の衰弱はとどめることも出来ず…、つー話だったのかい?

伝奇SF?


2009-03-14 [長年日記] この日を編集

[Comics] 西島大介のマンガ

97841520872019784152087119凹村戦争(西島大介/著)買取物件ピックアップシリーズ、その9。Jコレクション枠で発刊された西島大介氏のコミック、「凹村戦争」、「アトモスフィア」(1)、(2)。「二人のウェルズに捧げる」とあり、お話の舞台が「凹村」と来れば、下敷きになるのはアレだよね、ってのが「凹村戦争」。虚構がいつしか現実世界をかき回したのが件のラジオドラマ事件だったとすれば、凹村で起きた(というか起きなかった)のは、現実の中でなぜか台風の目のような状態になった小さな村での小さなお話。「セカイ系」とか口が裂けても言いたくないので苦労して言い換えるならば、心地のいい閉塞と破壊に囲まれた解放の、どちらがキミにとって望ましい未来なんだろうね、ってなお話。ほんわりとしつつどこか投げやりな雰囲気が、この人の持ち味と言えるのか。

つづく「アトモスフィア」は、ドッペルゲンガーをネタにした、これまた少々読者を置き去りにしつつ、妙な疾走感(んー、疾走と言うよりはトコトコ歩き、って感じだけど)は与えてくれる。そこの所の妙な感覚と、分岐していく存在と世界の有り様を描いていくあたりは、確かにSFと言えるんだろうな、と時々自分で自分に念を押しながら読んでいったら、最後の最後でどっかーんとひっくり返してもらって、思わず(本編の主人公がしばしば口にしかかって飲み込んだセリフであるところの)ふざけんなって言っちゃった。いや、良い意味でね(w。

以下余談。

そういう意味でそれなりに楽しめる3冊ではあったのだが、んー、これは「マンガ」なのだろうかね。「凹村戦争」はそれでもまだ、マンガの体裁を持っているとは思うんだが、「アトモスフィア」の方はマンガの形を借りた文章実験、みたいなイメージもある。Jコレクションから出てる、ってのはそういうことなんだろうか。マンガに限定してくれるなよ、みたいな。

さらに余談。

「マンガ家入門」でマンガのシステムというか文法の基本を学び、それからいくつかの石森マンガに触れて、ページ/コマ/絵の構成に関する実験的な表現なんかに触れてきた身としては、とりわけコマ割りに工夫のない最近のマンガに、少々苦々しい思いを致しているオッサンがここに一人。

マンガとは、コマを構成単位として物語が進行する絵、つったのは夏目房之介だったかな。構成単位としてのコマを非常に自由に使ってきたのが石森マンガとそこに影響を受けた少女マンガで、そこからどんな新しい表現方法が出てくるのかなあと思ってるところに、コマを「額縁」扱いし、その中に極めて緻密な映画的手法を持ち込んだのが大友克洋で、その作品自体は素晴らしいものだと思いつつも、なんか彼によってマンガの表現手法に妙な縛りがかけられたんじゃないかなあ、なんて思うこともあるんでした。

あ、余計な話の方が長くなっちゃった。

[Books] 犬は勘定に入れません あるいは消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

犬は勘定に入れません : あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(Willis,Connie/著 大森望/翻訳 ウィリスコニー/著) コニー・ウィリス 著/大森望 訳
装画 松尾たいこ
装幀 岩郷重力 + Wonder Workz。
早川書房
ISBN978-4-15-208553-5 \2800(税別)

過去と現在を自由に行き来する技術、"ネット"。だが、時間の連続性を乱す何物も、"ネット"を介して現代に持ってくることが出来ないことが分かり、タイム・トラベル技術が21世紀になんの恩恵ももたらさないことが分った時点で、大多数の企業、軍部は時間旅行への興味を失ってしまう。ただ一人残った大口スポンサー、レイディ・シュラプネルが執念を燃やすのは第二次大戦で消失したコヴェントリー大聖堂の復元のみ。唯一の大口スポンサーの命令は絶対で、オックスフォード大学歯学部の面々は全員が大聖堂の資料集めのために過去と現在をとんでもない頻度で行き来させられる羽目になっていた。学生の一人、ヘンリーもレイディ・シュラプネルのワガママに振り回され、疲労困憊の日々。そんなヘンリーに新しい任務が申し渡されたのだが…

こちらも買取物件ピックアップ。「ドゥームズデイ・ブック」と同じ舞台設定ながら、前作がどちらかと言えば少々重めだったのに対して、こちらはかなりのドタバタ・コメディ。ただ一人の大口スポンサーのワガママで、様々な時代へ研究員を送り込み、コヴェントリー大聖堂に関する様々な資料集めが始まるのだが、実は時間線の流れにおいて、コヴェントリーに極めて重要な意味を持つ時期があり、そこでのごく些細な歴史の改編が、連続する時空に壊滅的な打撃を与える可能性があることが分って、ってのがお話のキモ。ヴィクトリア朝の英国に送り込まれた研究員にして本作のヒロイン、ヴェリティが、それまで不可能と思われていた過去のアイテムを現代世界に持ち込んでしまったがために、時空が大きく歪む可能性が生まれた結果、その修正のためにヘンリーが駆り出されるのだが、連日のタイム・トラベルの連続からくる一種の時差ボケで朦朧としていた彼は、そもそも行った先で誰にあって何をするのかをまったく憶えてない。これがさらに話をややこしくしていって…、みたいな。

ゲルニカから始まって重慶、ロンドン、コヴェントリー、ドレスデン、東京と続いていく無差別都市空襲の流れの中で、コヴェントリー空襲はあらかじめそれが分っていたにもかかわらず、とある戦略的な理由からあえてその阻止行動が取られなかった故に起きた悲劇、というのは有名な話だが、本書でもこのエピソードが重要なポイントになっている。この空襲で消失した大聖堂の復元事業のために、過去のあちこちに飛んでかつての大聖堂の資料集めが行われるのだが、一点のみ、突如行方をくらました「主教の鳥株」と呼ばれる花瓶に振り回される人々の物語。

登場人物のキャラ立てが非常に上手く、彼らがみなやたらと饒舌に語る上に主人公ヘンリーも、お話のあちこちで時空に関する思いをつらつらとつぶやくモンだから、お話の分量はどんどん増えていく。多分シンプルにシノプシスのみ追っかけていったら、本書は多分3分の1くらいのボリュームでも、それなりにピリッとしたものが出来上がっていたと思うんだけど、そこにどんどことまぶされたユーモアとウィットのおかげで、相当な分量の本であるにもかかわらず、とても楽しく読んでいける。大森望氏の訳もなんだかノリノリだ(w。

タイム・パラドックスに関する手綱捌き、ヴェリティのミステリ好きな部分や登場人物たちの歴史談義が上手い具合に絡み合い、ミステリ仕立ての時間SFとして上々の仕上がり。ウィリスはこのシリーズの第3弾にも着手してるって事なので、そちらも楽しみ、というかそろそろ出来上がってくる頃なんじゃないんすかね。

★★★★


2009-03-15 [長年日記] この日を編集

[Chinema] うーーーーーむ (23:09)

「前田有一の超映画批評」のDRAGONBALL EVOLUTION評から。強調部分もママ。

それがこの作品ときたらどうだ。よもやこんなに綺麗にまとまった、平凡なアクション映画になるなんて。前代未聞のトンデモ作品を数年間、恋焦がれて待ち続けた日本のファンは、いったいどう反応したらいいのか。人々の期待にこたえるのが、ハリウッドの特技ではなかったのか。7つの玉を集めて龍を呼び出し、ピッコロと戦うだなんて、これではまるで『ドラゴンボール』ではないか。

何ウマいこと言ってんだい、てなモンではあるが、うーむこりゃどうしたものか。前田さんの評は基本的にオレと逆方向に行く傾向があるので、大絶賛か大酷評だとある程度行く前の心構えも出来ようってものなんだが、これはつまり、「普通なのがつまらん」と言っておられるわけで、さすがにそうなると、そんな普通なものに1,800円も払うってのはどうなんだろうなあとも思ってしまうわけで。

一方で「ヤッターマン」の方はなかなか評判がよろしいみたいなんだけど、評判いいんじゃオレが見るほどのモンでもないしなあ、とか思っちゃうし(なんだそりゃ)。

それでもここは、見た後負けた気分になるのを覚悟で行く、とか言うのが選択肢になるんでございましょうかねえ(^^;)。

おやおや、切込隊長氏も取り上げてるようで。ま、前田氏の映画評は点数の絶対値じゃなくコメントのニュアンスの方を参考にした方が良いと思うので、50点以上あるからと言って、それが無難な映画である、って事にはならないわけだけど。

[TV] 定期視聴番組 (24:45)

「鉄のラインバレル」、「鉄腕バーディーDECODE02」、「機動戦士ガンダムOO」。ビデオのリモコンの予約ボタンがチャタリング起こしやすくなっちゃったのか、土曜の夜と日曜の朝が全滅で、長距離視聴者の気の毒、な展開になってしまった、ってあら、なんだか文学的だわ(w。

すっぱいコーラ君、亡くなっちゃったんでしょうかね。前科があるんで案外この人、生き残りそうな気もしてるんですが、ってな「ガンダム」。全体的に「Z」なテイストが濃いめな終盤になってきておりますね。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●では、シャインスパーク…じゃなくてヤッター・ドラゴンを見た後「俺たちが見たかったのはこんなまっとうな映画じゃねええ..]

rover [やはりそう来るか(w。 今週末は3連休でしたっけか、皆さんのご都合はどんなモンなんでしょ?]

ソノヤマ [●土曜日以外は空いとります。]


2009-03-16 [長年日記] この日を編集

[Books] ストリンガーの沈黙

ストリンガーの沈黙(林譲治/著) 林譲治 著
カバーイラスト 緒方剛志
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
ISBN978-4-15-208678-5 \1700(税別)

火星に送り込まれた流刑者たちから始まり、今や地球に比肩、時にはそれを凌ぐ技術レベルの文明世界を作り上げたAADD。今彼らは三つの困難に直面していた。修復不可能なまでに悪化した、国連を代表とする地球政府との関係、その存在が認識され、今も太陽系に接近していることが分っている、ストリンガーと名付けられた異星文明とのコンタクト、そして彼らの生存の基盤とも言える人工降着円盤、ADDに検出された微妙なシステム的なズレ。国連軍の侵攻が避けられない情勢となった今も、AADDが対処すべき最優先事項はストリンガーとのコンタクト。だがADDに発見された不具合の兆候が解決できなければ、他の二つの問題への対応もまたままならない。AADDは伝説的科学者、アグネスにこの事態の収拾を依頼するのだが…

買取物件ピックアップ・シリーズ、ええと、その10? 短編集「ウロボロスの波動」の時代背景に連なる長篇。タイトルが結構意味深で、「沈黙」する異星人とコミュニケーションできずに結果として「沈黙」を返される結果になってしまう地球とAADDの人々との関係性ってあたりにも少し思いを致すことになる。そこには少しばかり構成としての具合の悪さも感じなくはない、というか正直序盤の引っかかりは結構なものだったし、中盤から後半にかけての動きの大きい部分については、仮想戦記も多くものしておられる林氏ならではの、宇宙での戦闘シーンを存分に堪能できるってな役得はあるけれど、そこが見せ場になるってのはタイトルとの関係性から引っぱって考えたときにどうなんだろう、って部分もあったりする。正直少々いびつな構成の小説であるという気もするんだが、いろんな文句も最後の最後で全部どこかに持って行かれちゃう。

燃えるSFって、最初にどかんとショックを持ってくる(古くは『第二段階レンズマン』、最近だとなんだろう、『移動都市』とか『シンギュラリティ・スカイ』あたりかな)か、最後の最後でどかんとどんでん返しを持ってくる(こっちの代表は『星を継ぐもの』かね)かのどちらかになるのではないかと思うんだが、そういう意味では本書は後者に属している。ハードな宇宙SFとしての側面とSF要素を色濃く持ち込んだ仮想戦記的な側面を、ややもたつきつつも良い具合に盛り込みつつ、最後にこれまでのお話の全てをまとめて面倒みちゃう、豪快な解が一つ投げ込まれたところで、いろんなものがどうでも良くなってしまう。最後の最後でクラーク的長期ヴィジョンをどかんとぶち込まれたような気にさせられる、みたいな。林譲治的「2010年」と言えるような作品、と言えるだろうか。

不満もいろいろあるんだが、ラストの一撃の鮮やかさにちょっとしびれてしまった。なんだか良く分からんけど、外に向かって意識を拡げる、って部分においてこれはまったく正しいSF。なかなか良いものを読ませて頂きました。

★★★★


2009-03-17 [長年日記] この日を編集

[Day] つーこって…

「Sぱら」的には新年会だろ、みたいな(今さら)。

ヤッタードラゴンで行くなら、ブルクが都合良さそうですがどんなもんでしょ。TUXさんが土曜ダメ、オレは多分三連休は大丈夫…だと思う。

でしたさんはお休みはどうされるんでしょ。は゜んさん、SOIL師匠のご都合はいかがかな?

[Day] 花粉なのか…?

鼻水とまんねー

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

soil [三連休は土曜に宴会入ってますがそれ以外は空いてますっ。 ヤッターポセイドンは考えられるが、ヤッターライガーとなると..]

rover [あっしも土曜は動けないっぽいことが今判明しました。 つことで金曜か日曜って事になりそうですが、さてどうしよう。]

ソノヤマ [●なんか、観た人が軒並み「ヤッターマンは観て損はない」とか言ってます。  つまらん(爆) ●ヤッターイーグル、ヤッ..]


2009-03-18 [長年日記] この日を編集

[F1] 茶色がずいぶん速いらしい

ソースは全て「F1通信」から。バトンがトップ! バルセロナに衝撃: バルセロナテスト2009年03月11日バトンに続いてバリチェロもトップタイム: バルセロナテスト2009年03月12日3チーム走行、ブラウン最速: ヘレステスト2009年03月15日バトン最速、ハミルトンはペース上がらず: ヘレステスト2009年03月17日などなど。これはいったいどうしたことかって事で、ブラウンGP BGP001: 技術分析なんて記事も。08年シーズンのあまりの低迷ぶりに、かなり早い時点から09年用マシンの研究開発が進行していたのと、久しぶりのかなり大きなレギュレーション変更が、各チームの地力の差をあっさり吸収してしまうくらいの影響力があったと言うことか。

もちろんF1つーのは、オフシーズンのパフォーマンスなんてのはなんの薬にもならない類のものだし、そもそも強豪だの名門だのと言われるチームというのは、シーズンが始まってからの軌道修正のスピードと成果が高いからこそ、そう呼ばれるわけだと思うわけで、今どんなに速くても土台の部分に不安のあるブラウンGPが、今年の晩秋までその速さを維持できているとは到底思えないんだけど、それでもニュースソースの出方の流れを眺めてると、昨年シーズンの終了から程なくあわてて撤退してしまったホンダの見た目上の立場ってどう言うことになってしまうんだろうと、要らんところを気にしてしまう。これではまるで、ホンダが撤退したからマシンが速くなった、と取られかねないものね。

全ては結果論だけど、いろんな意味で株を下げることを覚悟の上で引いたものが今、「行けんじゃね?」的に取りざたされているってのは関係者的にかなり忸怩たるものがあるんだろうな。この先どういう風に話が流れていくのか、ちょっと興味ありますな。ブラウンGP、09シーズンが終わったときにどんなポジションを得ているんだろうか。

[Day] 決戦は日曜日?

ふうむ、そんなに評判いいんなら、「ヤッター・ドラゴン」の順番が楽しそうっすね。暫定、日曜日って事で進めちゃって良いのかな。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

noki [なにやら茶色のディフューザーが物議をかもしてるのもこのテスト最速ってのがかかわってんでしょうかねぇ。他チームとかから..]

rover [銀色の不調(かなりの主催者側発表)もいろいろ取り沙汰されていますもんね。裏でいろいろ動いてたりするんでしょうかねえ…..]


2009-03-19 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (24:01)

ちょっとデザインファイルをどんな按配でHTMLに落すかで考えていたせいで、かなり流し見な感じで、「明日のよいち!」、「黒神」、「ライドバック」、「ミチコとハッチン」、「まりあ†ほりっく」。「ライドバック」がかなり鬱な方向に、「ミチコ…」がなんかアメリカン・ニューシネマな方向に、それぞれ一直線だなあ、みたいな。

[Day] Sぱらオフ、一応公式告知って事で (24:16)

これが新年会ってのがいかにもウチららしいですが(w。

3/22(日)と言うことにさせていただきたいと思います。お題は「ヤッターマン」と「DRAGON BALL」、出来たらハシゴで、その後宴会。

ハシゴするなら絶対「DRAGON BALL」を後にしたいんですけどね、そうなると結構調整がめんどくさい。

ブルク一館で済ませるなら「ヤッターマン」14:20〜、「DRAGON BALL」17:35〜、順を逆にするなら「DB」13:20〜、「ヤッター」16:40〜、なんてのがあるかも。

劇場もハシゴするなら、ピカデリーで「ヤッター」12:15〜、ナビオで「DB」、16:20〜、あたりが候補になるかなあと言うところなんですが。

もっと上手い組み合わせや参加表明は、どんどこツッコミかまして下さったら、と。

みなさまよろしくお願いします、あと、いつものメンバーさんのご連絡もお待ちしておりますです。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●はーい、参加しますー。 ●呑みのスタートが遅れるのは切ないので(笑)劇場ハシゴ案(+インデアン)に一票。 ●三..]

rover [ヤッターマンは3週目だし、ドラゴンボールは評判がアレだから、んまあ余裕で座れるんじゃないかとも思うんですがどうでしょ..]

soil [取り急ぎ参加表明します。 直前飛込みじゃなきゃどちらも大丈夫かと思うのですが…。 ヤッターマンはヒットしてるんでし..]

rover [今のところどっちも大丈夫そうですが、買えるうちに買っとくと精神的に何かと安心。 SOILさんの分、買っちゃって良いの..]

ソノヤマ [●ぱんさん、でしたさんの参加表明がありませんねー。  このあたりの映画は是非お二人ともご一緒したいのですが… ●あ..]

rover [その存在をすっかり忘れていた、mixiのSぱらにも書き込んできました(w。切符は明日、直購入になるかもです。]


2009-03-20 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:20)

二本だけ。「キャシャーンSins」と「CLANNAD After Story」。共に最終回。んまあ、限りある命の連続が永遠なんだ、つー事を言いたかったのかな、なのが「キャシャーン」。途中抜けがあるので良く分からないんだけど、リンゴは人間だったの? 人間でもロボットでもない、なんか新しい存在なの?

「CLANNAD」は最終的にハッピーエンドに見せかけて、実はそんなわけあるかーい、とひっくり返してくれることをちょっぴり期待してたんですけどね。ま、ヒトデ娘でまとめてくれたんで、まあいいです。

[HTML] ほりぞんたるるーる (24:29)

<hr>要素のスタイル(CSS小技集)。弄くりがいがなさそうに思えていた<hr>要素、やりようで案外いろいろ出来るもんだな、ってことでメモメモ。

…と、思ったらこんな記事も(にししふぁくとりー/1本だけ線を引く)。hr要素は見映えのための要素に分類されてるんだって。うーむ、そういうものなのかなあ。確かにブロックレベル要素のborder-bottomでブロックごとの区切りを表現する、というのはそれなりにスマートだとは思うけど、それとは別にブロックレベル要素とブロックレベル要素の間に、明確にここは区切りのブロック、という意味合いの要素を挟むことがないとは言い切れないような気がするんだが。<hr>にtitle属性で「閑話休題」とか入れてやったら、なにがしかの意味を持ったりするんだろうか(たぶん、持たねえよ)。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

すみけん [小説で「1行アキ/***/1行アキ」みたいなので表現されるようなモノがHRでないかと。思うのですよ。私としては。 ..]

rover [やっぱHTMLって論文のためにあるんであって、散文的な表現には向いてないところもあるんですかね。困ったときには整形済..]


2009-03-21 [長年日記] この日を編集

[Day] Sぱら的新年会

うにょ、ちょっと連絡不行届的傾向が…。早めに行けば余裕で切符は取れそうだからまあいいか。ピカデリーが先なので、泉の広場に11:00ぐらいに集合、で良いですかね。みたとこ席は余裕で空いてそうですけど…。

[Day] 取っちゃいました (24:48)

とりあえず三人分は確保しました。のでイニシャルで参加する人はそこそこ遅刻しても大丈夫ですよ。後からの人は適宜、連絡くださったら、と思います。

いえーい、明日は宴会だー。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●あいよー。ほな、ゆるゆるっと泉の広場を目指しますでする。]

rover [よかったよー、チケット無駄にならなくて(w。]


2009-03-22 [長年日記] この日を編集

[Day] ほな行くか (09:27)

ちょっと早いけどお出かけします。以降の連絡はケータイまでぷりーず。

にしてもやたら天気悪いですなー。

[Chinema][Day] Sぱらオフで困った映画二本

マジで「スカイ・クロラ」以来のオフでした。なんちゅーこっちゃ。今回のお題は「ヤッターマン」(→公式)と「ドラゴンボールEVOLUTION」(→公式)という、かなり危険なニオイのする二本立て。なんかもう、個別に評するのも疲れる(今ビールたくさん入ってるしね)んでまとめて言っちゃうと、何がしたいのかがさっぱり見えてこない映画を二本続けて見た気分。

「ヤッターマン」は、なんというかこう、東京の人間が(関西風の)漫才に挑戦した、つーか立川一門の若手がやらかす創作落語のような雰囲気で、あらゆるところでツボを半歩外してる感じで徹頭徹尾笑えねえ。ついでに、この手のアイドルさんがたくさん出てくる系の映画ではありがちな、アクションの「止め」がまったくなってないので、見ててなんだか落ち着かない。巷間評判のフカキョンも、引いた絵での高いヒールをちゃんと履きこなせてない絵が、立ち姿が妙にぐらぐらしてて興ざめだ(ついでにセリフ回しもへたくそだろ、これ)。すごく細かい断片ではそこそこちゃんとやってるんだけど、映画としてみたら、どこにも見どころが見いだせない映画になっちゃってるような気がした。取り立ててけなすようなところも無いんだけど、褒めるところも、そのバカさ加減に大笑いできるようなところもない困った映画。

さらに酷いんだろうな、と思ってあえて二本目に回した「DB」は予想通り酷かったのでむしろ気楽に見れた。ただし真剣に見たら多分怒りマックスになるのは間違いなさそうな怪作。何がすごいと言って、この手のヒーローものの王道的なストーリーに不可欠な、一度打ちのめされてそこから立ち上がる主人公、という部分がまったく描かれていないあたりはかなりすごい。制作段階でトラブルがあったんでしたっけか? なんかもう、スタッフの早く終わろうぜ感が随所から感じられ、映画が大変短く感じられた(残念ながら面白くって時間があっという間に経った、ってわけではなかったんだけどね)。ここまでダメな映画なのに、あからさまな続編へのヒキをしっかり作ってるあたりで思わず「続編が作れるとでも思っているのかー」つってな勢いで少々吹いてしまったので、オレは許してあげます。オレは許すが誰にもおすすめしないのは言うまでもないんで、そこはお間違えなきよう。

んまあとりあえず今日の二本の映画鑑賞で、観客が一番どよめいたのは予告編でのリチャード・ギアの新作映画だったことは特筆しておきたいです。なんたってあのリチャード・ギアがかわいらしい柴犬に向かっていい声で言うんですぜ、「ハァチィ!」って(w。ま、オレは観に行かないけどさ(^^;)。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

は゜ん [ぐぁぁ、すいませんでしたー(ノД`) 今週はおかんが入院でバタバタしつつ 連休はお出かけして諏訪湖の美術館で タツ..]

TUX [●ありゃりゃりゃ、ぱんさん、それは大変でしたねえ。  どうかお大事にしてあげて下さい。 ●そして、映画二本立ては…..]

rover [なんと、そんな事情があったのですね。大過なかったようで何よりでした。次回は是非。でしたさんももちろんねー。 ネタが..]


2009-03-23 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:56)

「地獄少女三鼎」、「とある魔術の禁書目録」(2本、完結)、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「機動戦士ガンダムOO」、「明日のよいち!」。「地獄少女」の展開はちょっと怖かった。ここまで何度かあった、お母さんに電話しても繋がらない、ってのの意味はこういう事だったのね。こえーなー。

3月中に終わらせるやりくりで二本続きの「禁書目録」。原作がそうなのかも知れないけれど、それなりにクセのあるキャラがたくさん出てくるんだけど、彼らがあまり有機的に絡まないというか、エピソードごとに主要キャラが限られちゃって、最後までオールスター・キャスト的な盛り上がりがなかったのがちょい残念。スピンオフ作品である「超電磁砲」もアニメ化決定だそうで、そこはめでたいがインデックスたんの出番はさらに減るのだろうな。

日曜朝は「シンケンジャー」が楽しいね。青と桃、緑と黄色で軽くコンビ化していくのかしら。あと、「嘘つき」に過剰反応する殿様、ってあたりはこの後へのヒキって部分もあるのかな。実は正真正銘の殿様じゃない、みたいな展開でも待ってるんでしょうかね。

「ガンダム」はジュピトリスの遺産が炸裂したら因果地平が開き、宇宙の男女がこぞってサカリ出す、みたいな(そうか?)。何はともあれあと一回。

[Day] 定額給付金、とやら (24:24)

「申請のお知らせ」とか言う郵便物が来てた。なんだか知らんが案外めんどくさい手続きが必要なんだな。お一人様12,000円ってのはなんとも微妙な金額のような気がする。国民の購買衝動を加速するにはあまりに少額だし、一気に無駄遣いしちまえ、と思うと何となく1,500円ぐらい釣りが返ってきそうで。くれるものですからありがたく頂きはしますが。とりあえずカミさんからは「前もって私に12,000円、給付するように」と釘を刺されてしまったぜ、ちっ。

[News] 訃報 (24:41)

伊藤計劃氏(綾波書店)。3年遅れて旬に触れる、文庫大好きなオレにとってはまさに今、ホットになろうとしていた方だっただけに驚いたし、かなり残念に思う。長く病気と闘ってこられていたそうで、そこはお疲れさまでした。しかし出来れば病気をねじ伏せて、新しい作品を読ませていただきたかったとも思います。合掌。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●12000円あれば、映画を一本見てインデアンでカレー食って天狗で適度に飲み食いして軽く唄って…が二回楽しめます(笑..]

rover [個人でもらっていえっふー! なら確かにちょっとしたお小遣いなんですが、世帯主的には何か気の利いた使い方ってないかなあ..]


2009-03-24 [長年日記] この日を編集

[Books] 幻想探偵 異形コレクションⅩⅬⅡ (23:44)

幻想探偵(井上雅彦/監修) 井上雅彦 監修
カバーアート 七戸優
カバーデザイン 泉沢光雄
光文社文庫
ISBN978-4-334-74518-9 \933(税別)

「異形コレクション」42弾。執筆陣は登場順に、黒史朗、三津田信三、飛鳥部勝則、西澤保彦、多岐亡羊、高橋葉介、久美沙織、太田忠司、井上雅彦、篠田真由美、竹本健治、芦辺拓、高野史緒、平山夢明、朝松健、柄刀一、菊池秀行。

「異形コレクション」第42弾。そういえば最近、ポプラ文庫クラシック、なんて言う懐かしい装幀の探偵小説が刊行されてるけど、アレの元版で読んだいくつかの作品は、探偵小説である以前に結構怪奇色が強いものもあったような記憶がある。怪奇と探偵には親和性が高いのだろうな。

なんだけどその親和性の高さ故に、作家の皆様はさらに何かひと味を、と考えたのか考えなかったのかは知らないが、怪奇も探偵も少々ツッコミ不足だったかな、てなところ。推理を放ったらかしてまでも怖さが伝わってくるというのでも、その逆と言えるようなものもちょっと見あたらず、全体としてはやや薄味。こういう企画の時こそ、ヨコジュンの押川春浪ものとか、もってこいのネタじゃあないかと思うんだけど、あれはもう登場しないのかなあ。

ということで全体にインパクト不足が否めない感じの当アンソロジー、中では血の味の濃いめな黒史郎「フギン&ムニン」、"死相学探偵"というちょっと新しいパターンを持ち込んだ三津田信三「死を以て貴しと為す」、東映ヤクザ映画的ノリがちょっと新鮮な平山夢明「幻画の女」、本シリーズ内の名物シリーズとも言うべき朝松健の一休和尚もの「ひとつ目さうし」、今回ほぼ唯一と思われるSF編、柄刀一の「サイボーグ・アイ」あたりがかなり好みと言えますか。

★★★

[Comics] お買い物

おせん 其之16(きくち正太/著)きくち正太「おせん」(16・第一部完)。第一部? なんでも無事第二部ってのも始まってはいるようですが、とりあえずきくち先生におかれましてはテレビドラマ版の「おせん」に相当ご立腹だったようで、それが理由で一時的に「おせん」描く気を無くしちゃってたようなことが、ちらりとあとがきで触れられていますな。

んまあ何とはなしに気持ちは分るけど、テレビドラマってのはそういうもんだし、ドラマに許諾出した時点である程度、その辺は諦めておかれた方が良かったんではなかろうか、などと思わなくもありませんな。ま、気を取り直して第二部、頑張ってくださいな。楽しみにしてますから。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●ああなるほど「おせん」の第二部がいきなりマスコミ、なかんずくテレビに対する否定的なスタンスが見て取れるんですが、そ..]

rover [第二部のテーマは「真っ当」、だそうです(w。]


2009-03-26 [長年日記] この日を編集

[web][Chinema] 日野ちゃまウサギ

CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-トレイラー(今日のようつべ | honeykicker.com)。むん、げんぶん劇画にはこれっぽっちも惹かれるものを感じないんだが、このアニメはちょっと観てみたいかも。HK-DMZ PLUS.COM経由ネタでした。


2009-03-27 [長年日記] この日を編集

[F1] 始まっとった (23:13)

オーストラリアGP。優勝候補にバトンの名前が挙がってるってのはいったいどういう冗談なんだろう、と思ってたら金曜フリー、それなりにブラウンGP、速いようですな。金曜二回目はロズベルグ、バリチェロ、トゥルーリ、ウェバー、バトン、グロック、中嶋。トヨタエンジンも調子良いのかしらね。

とりあえずいろんなチャンネルの価格改定とかがある上にオレがほとんどCS見なくなっちゃったんで、今ウチの中華鍋はカミさん専用、歌舞伎の電波しか受信しない設定になってるんだけど、4月からどうしよう。F1のシーズンだけフジ見ようかなあ。


2009-03-28 [長年日記] この日を編集

[F1] オーストラリアGP予選…ナンダコレハ(16:07)

タイミングモニタで観戦。マクラーレンが遅いのは周りを油断させるためのフカシだったんじゃねーの的声もあったけれども、蓋を開けてみたらホントに遅かった。そして茶色はホントに速かった…。

マクラーレンとルノーがQ3に進めず、新参チーム(とも言えんけどね、その正体は)のブラウンが初レースでフロントロウ独占って、どうなってるんでしょうこれは。

ってことで明日のレースはバトン、バリチェロ、ベッテル、クビサ、ロズベルクにグロック。ちょっと前ならQ1でノックアウトされてるような名前がずらりと並んでおりますな。その後にようやくマッサのフェラーリがつける、というかなり珍しいリザルトで、こいつは明日のレース、もしかしたらすごく面白いことになるのかも知れないな。

それにしてもホンダの連中はこの結果、どんな気持ちで聞いたのだろうか。

あらあら、トヨタはフレキシブルすぎるウイング疑惑とかで最後尾に移動ですって。

[TV] 定期視聴番組 (23:17)

予選の前後に「黒神」、「ライドバック」、「黒執事」、「バスカッシュ」(の宣伝番組。早送り)、「CLANNAD After Story」、「鉄腕バーディーDECODE02」まで。「黒執事」と「バーディー」が最終回。「バーディー」はヴァイオリンの回以来の、ちょっと変わった作画方針を持ち込んできておりましたな。絵の質はともかく、その動きは極めて良い感じだったので、これはこれで狙って作っているのだろうな。

「ライドバック」はなんか少々辛気くさい方向に話が進み、「黒執事」は地味目ながらもそれなりにちゃんと話を畳んだかな、ってなところで。「CLANNAD」は番外編と言うことで、ややこしいことを考えなくても良い作りになってたのはよろしおしたな。


2009-03-29 [長年日記] この日を編集

[F1] オーストラリアGP決勝 (23:46)

タイミングモニタで鑑賞、晩飯の後に録画しといたCS版で改めて観戦。ハミルトンがギアボックス交換で最後尾に移動、その後トヨタの2台がレギュレーション違反でさらに後ろに回された。トヨタはピットスタートを選択。予選の結果からの作戦なのか、フェラーリはスーパーソフトを選択。結果的にこのチョイスが大外れで、スーパーソフトの性能の落ち具合が予想以上に急で、川井ちゃんの予想を大幅に上回る(下回る?)ラップでのピットインとタイヤチェンジを余儀なくされてしまってさあ大変。大荒れ、というのではないけれど細かいところでちょこちょこと荒れ模様。

なにはともあれレギュレーションの大きな変更と、このタイヤの特性のせいでいろいろ面白いことが起こるレースではあった。もう一度ペースカーが入っていたら、最後の最後でクビサとベッテルのインシデントがなかったら、いろんなイフが考えられるけど、とりあえずブラウンGPのマシンが良くできたものであるって事と、ちゃんとしたマシンをあてがってもらったら、ジェンソン・バトンはちゃんとやれるレーサーなんだって事は良く分かった。この好調がいつまで続くのかは分らないけれど、まずはこの快挙に惜しみない拍手を。

繰り返しになってしまうけど、かつ結果論でしかない話かも知れないけれども、ホンダは一番拙いタイミングで一番下手な手をうってしまったことですなぁ…。


2009-03-30 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (24:07)

「テイルズ オブikry」(完結)、「地獄少女 三鼎」、「夜桜四重奏」(×2、完結)、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーディケイド」、「フレッシュプリキュア!」、「機動戦士ガンダムOO」(完結)。

これでもかとばかりに鬱展開のつるべ打ちを繰り出してくる「地獄少女」、あいが抱いた「恨」の感情に近い強さのそれを、ゆずきも内に秘めていたんだよ的な部分を表現する回ではあったと思うが、それでもなお「恨」を「恨」として直接的、かつ一切の予断を廃して処理するのが地獄少女なわけなんだが、それがゆずきに出来るのか、つーあたりが最終回に向けてのヒキって事になるんでしょうかね。

全体に地味なんですが、「夜桜」も結構面白かったです。わたしゃこれでミサトスのファンになりましたよ。力を入れたときの声の通りっぷりが気持ちいいですな。

日曜朝は「シンケンジャー」が大変面白い。久しぶりにレッドが正々堂々のリーダータイプ、というかいかにもなヒーロースタイルなのがこのご時世、却って新鮮だわ。オモチャ側の動きがかなり早いのがなんだかなーと思わなくもないけどね。

さて最終回の「OO」、なんつーか、真面目に考えるには少々バカらしく、さりとて考え無しのエンターティンメントで済ますには、ちょっと折り込まれるネタの濃さに油断のならないものを感じつつ、結局は造ってる側もどこに落したらいいのかが分らないままお話を終わらせたって感じかな。いろいろあるけど、コーラサワー君の扱いはそれで良かったのかね、と思わなくもない、かも。最後の最後でどっちつかずな方に逃げちゃった感じはあるね。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

TUX [●「◎」(違)、クライマックスでビンボ姫さまの悶絶ソングが流れまくって、敵も味方も全員(スーパーコンピュータも残留思..]

rover [これはシリアスな「ガンダム」なんだと思ってたんですが、リボンズ君のモビルスーツが「リボンズキャノン」で、しかもこいつ..]

は゜ん [シンケンジャーのおけいはんいいすねー、 逆に敵側キャラがいまいちワンパターン気味ですが。 Gガンと言えば、今川監督..]

rover [いっそのこと桜多吾作版のマジンガーを今川演出でアニメにしてくれたら楽しいかも、とか思ってたりして。桜多版の「グレート..]

TUX [●それなら是非、桜多吾作先生版の「UFOロボ グレンダイザー」を今川演出で見たいですぞッ!(笑)]

rover [オレはむしろ臍下に「元祖」って白ペンキで書いたグレートの印象がすんげー強くって(テレビマガジンかテレビランドのマンガ..]


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ジュヴナイルとしてなかなか良質

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