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HK-DMZ PLUS.com経由で、公開中のゴジラ"興行SOS"…前作比30%減も(ZAKZAK)。なんつーか、個人的には前作に比べて面白さも30%ダウンな映画だったと思うので、この結果もまあしかたがないかな、とは思う。
それはともかくこの記事読んでて妙にイライラしてしまうのは、ゴジラの人気凋落か、ハム太郎で客が呼べないのかは、「これから分析したい」(同*1)
とか、「同じファミリー向けの『ニモ』の次をねらったものの、ニモを2回以上見る人がいてワリを食った」(興行関係者)
とか、なんか情けねえコメントを関係者が出してるところ。
理由ははっきりしてると思うんだけどなあ。もはや従来の方法論で作られた怪獣映画では、大儲けはできない時代になってる、しかなかろ。で、そうなっちゃったのには、煮詰めなしの一発企画で腑抜けなゴジラ映画を量産したがために、怪獣映画、ちう物を客からなめて見られる物にしちまったあなた方の責任もあるでしょ幹部の人、と思う訳なんだけど*2。
「ニモ」を二回観る人がいたのは、それが二回観るに足る映画だったからに他ならないでしょうが。ワリを食った
で済ましてちゃいかんのじゃないかね。
とりあえずあれだ、ゴジラ映画、2年に1作、のパターンにしてみてはいかが? ちゃんと時間かけて脚本練って、しっかりした映画作ってごらんな。素材は一級品なんだから、まだしばらくは商売できると思うんだけど。
キム・スタンリー・ロビンスン 著/赤尾秀子 訳
カバー装画 田中光
カバーデザイン 岩郷重力
講談社文庫
ISBN4-06-273919-4 \800(税別)
ISBN4-06-273920-8 \800(税別)
地球温暖化現象が南極にもその影響を与えつつある時代、科学の発達は、南極大陸を新しいレジャーの場として捉え、かつてのアムンゼン、スコットらの冒険行を体験しようとするツアー客が訪れ、大陸に眠る膨大な資源をいち早く確保しようとする大企業が狙いをさだめ、地球に残った最後の大自然と言うべきこの大陸を、出来うる限り昔のままの姿で残そうとする過激な環境保護団体の密やかな活動の場となっていた。目前に迫る南極条約更新を控え、アメリカの有力な環境保護派の上院議員、フィルのスタッフの一人、ウェイドは、議員の命を受けこの極寒の大陸の調査に向かう。条約更新を前にして、大陸では不可解な事件がしばしば発生しているというのだ…。
キム・スタンリー・ロビンスンといえば、初めて読んだ「荒れた岸辺」以来一貫して持ってる個人的な感想として、「退屈」ってのがあったりする。とにかく彼のお話は延々退屈な描写が続くのだ。で、「もういい加減にしてくれー」と思い始めたあたりで「むむ、それからどうなるんだ?」と思ってしまうような展開がちょこっと挟まって、で、また退屈描写に戻ってしまう、という非常に困ったスタイルのお話を書き続けてる人な訳なんですな。今や彼の代表作といえる「火星三部作」、第一弾の「レッド・マーズ」には、それでも軌道エレベーターの破壊、という大カタストロフが用意されてて、そこを中心に楽しめたのだけれど、第二作目の「グリーン・マーズ」では私、明らかに物語の大半を退屈しながら読むハメになってしまった。それでも"読ませる"んだから、それはそれでたいした物だとも言えるのだろうけれど。
んで本書。これがまた退屈だ。私、「グリーン・マーズ」の感想の中で、この膨大な科学情報を自分の頭の中で理解し、ロビンスンの描く改造中の火星の姿を思い浮かべることのできる人にとっては、堪えられないワンダーに満ちた書物なんだろうと思う。
と書いたのだけれど、この"改造中の火星"ってフレーズを"極寒の南極"と置換していただいたら、おおむねそれが私の本書に対する感想と言うことになる。
南極という厳しい環境の中で、それまでワシントンの政争ゲームの駒でしかなかったウェイド、科学者ばかりが優先され、いつもやりがいのない作業ばかりをやらされる現地作業員の通称「X」、そして卓越したクライマーとしての能力を持ちながら、物見遊山の観光客相手のガイド稼業で食い扶持を稼がざるを得ない女性クライマー(ついでだが、美女)のヴァル、という主要な登場人物たちが、南極という極限の環境の中、とある事件でそれぞれに危機的状況に陥り、それを克服することでおのおのが自分の魂の居場所を見いだしていくという、物語サイド的に見てかなりおいしい部分もあるし、彼らが自分の居場所を見つけ出す過程の描写は、派手さはないけどそれなりに読ませる物ではあるのだけれど、うーん、やっぱりこの、ハッタリに足りない部分がある様な気がしてしまうなあ。
悪かあないんですけどね、でも、「火星三部作」にあった、軌道エレベーター大崩壊とその後の大パニック、に匹敵するような見せ場をあえて外した(としか思えない。あえてリアルと、それからヒューマニズムの最後の矜持、みたいなものをロビンスンは残しておきたかったのだろうと思う)ことで、「さんざん退屈に付き合って終わりがこれかよー」などと思えてしまうのも確かなところで。私、この人の退屈ぶり、決して嫌いじゃあないんですけどね。
(★★★)
弊社戦略会議につき、昨日は夕刻から三宮へ。元町の焼鳥屋「TORIDORI」で食事。軽く会議して本会議室であるところの「たちきや」にゴー。
まずはお年玉代りにおちょこでサービスして頂いたのが「黒龍 二左衛門」。あの、例の「石田屋」の、一つ下のランクに位置するというお酒というわけでああた、これが旨くないわけがありませんわな。
さて今回は、お正月ということで普段はあまり出てこない、少し高価なお酒が並んでおりまして、これはやっぱり呑んでおこうと言うことで、ヤマちゃん社長と一杯ずつ頼んで飲み比べっこ。「二左衛門」の隣の「十四代 双虹」(2200円)、「酔鯨 純米大吟醸」(1600円)。普段ならこれだけで4、5杯分だ。ぐはあ。
お味の方はもう、不味いわけがないんだけども、お酒単体で死ぬほど楽しめる「双虹」、料理と合わせるとさらに楽しそうな「酔鯨」って感じですか。ちなみにその横は「中取り純米吟醸 備前雄町」。こちらは1000円。途中参加したノリタケねーさんが頼んだモノをちょこっと舐めさせてもらったけど、こちらもさっぱりすっきり系で乙なものであった。
その後はいろいろ、適当に。って結構呑んだなおい(w。上左から順に「浪の音」、「臥龍梅」、「悠楽」、「石鎚」、「竹泉」、「神亀」。ほほほ、ご機嫌。SOIL師匠の件で、先日もんちぃ師匠から気になるレポートもらってたこともあり、そこらの真相を知りたくてタカシ君が連絡入れてくれたようで、途中からノリタケねーさんも参加。どうやらもっとちゃんとした病院に転院したらしいって事を聞いて一安心。つか足もやってたんですかー師匠。転院するまでわからなかった、って相当マズい病院だったんだなあ、なんて話で盛り上がり。
あ、なお今回の会議でもっとも重要な議題は、カノジョの人のおっぱいの最適なサイズというのはどれくらいか、というものであったというのは微妙に内緒だ。
全滅ですた。
ていうかさ、松下電器さん、なんで予約タイマーオンにしただけで録画はじめるの? 時間になってないよー。
で、一度予約データを全部削除して、もう一度録画予約したら直った訳だが。
不思議な機械だの。
えーここんとこ、お遊びマシンがやや不調で、電源入れてもプライマリIDEが認識されなくて、そのまま15分ぐらい暖気(^^;)して、電源を切り、再度電源投入するとことなきをえてWindowsが立ち上がる、という不思議な現象が毎日続いてるわけだが。
今日は暖気後の電源再投入で、Windowsが起動したと思ったらいきなり、「ぴごー、ぷー」とか言う音がしてハング。いろいろやってみたけど直らず、セーフモードで起動はするけどネットワークが上手いこと繋がらずでちょっと青くなる。このままではデータが……
で、落ち着いてよく考えたらこの現象、前にもあったことを思い出した。SoundBlasterさんがおかしいんではなかったかいな。時々死ぬんだよね、SoundBlaster。
ということで電源オフ、裏に回ってサウンドカードのあたりをオラオラオラと押したり引いたりして電源再投入したら無事立ち上が……らない。くそ、マシンが冷えたか(w。
ま、暖気のあとはちゃんと立ち上がってくれたので一安心。立ち上げるだけで苦労するマシン、ってのも困ったものではあるが、妙にかわいい気もするのはなんでやろ。KPGC10のオーナーさんの気持ちって、こういうのに近いんだろうか(全然近くありません)。
そうは言うてもこのまま放ったらかしておくわけにもいかんよなあ、あちこちパーツは換えてるけどマザーとCPUはそろそろ4年になるものな。新しいマシンを導入する頃合いなのかしらん。
予告通り本日お披露目。F1-Live.comあたりでたっぷりと。
で、これはなんだな、トヨタがBARに寄ったコンセプトのマシンを作ってきたなあと思ったら、当のBARは、今年はマクラーレン的なデザインコンセプトを採用してきた、って感じ(といってもまあ、「ぬるり感」が似てるなあ、ってだけなんですが)なのかな? 写真で見る限りは、結構コンパクトにまとめてきたように思えるし、カラーリングの微妙な変化のせいなのか、去年よりはやる気あるように見えるな。ザウバーのフロントウィングも面白かったけど、こっちもちょっと変わったことしてきておるね。
だらっとな。
島本和彦「新 吼えろペン」(9)。炎尾先生にテレビ出演依頼が。「TVやラジオで直にメッセージを伝えたいなら———
マンガ家になどならなきゃいいじゃないか!?」
っていう炎尾の啖呵は、あの人とかあの人とかに聞かせてやりたいものですな(w。あと、高望君のエピソードがちょっと面白かった。
あとがきマンガ見てみると、この巻はどちらかというとテンション低めなノリであったそうで、いわれてみると確かにそうかもな、とも思うんだけど、それ以上に気になってしまうのは、最近の島本和彦は必要以上に洗練され過ぎちゃってるんじゃないかなあってとこだったりして。時に荒れてるんじゃないかって思えるほどの島本和彦的ペンタッチ、がかなり控えめになってしまってるような気がして、そこが(逆説的に)もったいないなーと思えてしまうのだな。個人的な趣味でしかないんだけど、先行きが少々不安かも知れないな。
昨日のたにさんからのツッコミへのお返事。ちょっと長くなりそうなのでこちらで。「パーフェクト・ボックス」の宣伝チラシがあるんですが、それによると本書のウリは、
だそうです。中身は二分冊で、1がCONCEPT OF GAMERA(B4サイズ 96ページ)、2がWORLD OF GAMERA(ABサイズ、288ページ)。それぞれ資料集、写真集って感じの位置づけですね。
内容については見る人ごとに思うところは違ってくると思いますので、あくまで私の感想ってことで良いのでしたら、20,950円という定価はやや割高感があるかな、と言うところでしょうか。自分はそれまでにいろいろムック本やら何やら買ってたので、割と重複感を感じたのかもしれません。未開封と言うことならガメラとイリスのフィギュアがついてるでしょうから(小さいけどかなり良い出来です。特にガメラ)、お値段次第では良い買い物かもしれないですね。
てな感じで、良いでしょうか?
いろいろ悪あがきしてみたんだけど、やっぱりこれ、死んでるな。お掃除の甲斐もなく、やはりぴーがーと賑やかしい音を立てるだけ。
たまたま今請けているお仕事相手の方から、「熱出して寝込んでました」なんてメールをいただいたので、「どうかお大事に、無理しないでくださいね」などと心にもないお見舞いを打たせていただいた。てへペロ。
てことで「新マシン誕生伝説」に進まなければならぬな。ネット経由の方が良いのか、足を駆使した方が良いのかさてどっちだろう。ざっくりネットで調べてみたけど、オレ、このぐらい(ドスパラ)でほぼ不満無いんだけど。これでもたぶん今まで使ってたマシンより高性能だ。メモリ足したら充分そうだぞ。
ソフマップの中古品とかで、もうちょっと根性あるマシンが見つかったりするものなんだろうか。大阪なら可能性ありそうだけど、神戸じゃどうだろうなぁ。ちょっと出かけてみるかー。
それにしてもパソコンは安くなりましたな。一昔前ならビデオカード一枚分の値段で、デュアルコアCPUのマシンが一台、さくっとゲットできちゃうものなのかい。
扉の開け閉めで漏れ入ってくる風が、冷たいと言うより痛いってレベルっす。近畿は今晩から明日にかけて大雪の怖れとか。ウチの近所は坂が多いんで、あんまり雪に積もられると非常に怖いことになるんだよな。靴、かなりスリックだし。
「とある魔術の禁書目録Ⅱ」、「夢喰いメリー」、「みつどもえ 増量中」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーOOO」、「ハートキャッチプリキュア!」、「STAR DRIVER 輝きのタクト」、あと、「NHKスペシャル」も。
急に舞台がイタリアになった「禁書目録」。このアニメ、背景だけはいつもキレイだよな(いよいよ言うことが無くなってきたらしい…、あ、今週は殴られたのはオッサンだったな)。「夢喰いメリー」はもうちょっと見てみないと。いろいろ変なんだけど、何か引っかかる物があるというか。「みつどもえ」は通常営業に戻ったって事で。
日曜朝。「ゴセイジャー」はもうあとは盛り上がるだけだからいいとして「OOO」、いやー、伊達さん面白いなあ。ブレてなくってカッコ良いっす。「ポペ」っていうSEだけはどうかと思うんだけど(苦笑)。そんな伊達さんに、明らかに映司くんとは違う接し方をしてくる後藤さんも何か面白い。主人公コンビよりこっちの方が、モチベーションとかもはっきりしてるもんな。「プリキュア」はまああんまり難しい話やっても、って感じかな。意地でも変身シーンをいれてくる根性に感心した。「STAR DRIVER」はバトルがない方がお話が面白くなってると思いました(w。
「Nスペ」、やがて来る総力戦に向けて、日清、日露の感覚のままで軍隊運営してちゃいかんだろう、と動き出した将来有望な軍人達の動き。人事面から陸軍への働きかけを開始して、軍の中枢を同志で固めたまでは良かったが、さて軍を改革するって、何やったら良いんだ? ってところの統一見解を予め決めてなかったものだからさあ大変、みたいな。巨大組織故に、一旦付いた勢いを止めたり、方向を変えてやったりする行為というのは個人レベルでは大変な困難が伴う、みたいなオチに持っていきたかったんだろうけど、そこはあんまり上手くいってなかったような感じだな。
ディック・フランシス&フェリックス・フランシス 著/北野寿美枝 訳
カバーデザイン bookwall
カバー写真 PPS通信社
ハヤカワ文庫HM
ISBN978-4-15-070744-6 \1000(税別)
個人レベルとしてはそれなりに信頼を勝ちえているブックメイカーを営むネッド。いつものようにレース場で営業に精を出している彼の許に見知らぬ男が現れて、自分がネッドの父親であると名乗る。だがネッドの記憶の中では、父親は彼が一歳の時に自動車事故で死んだはずだった。だがいきなり現れて父を名乗るこの人物は、確かに親でなければ知り得ない事もいくつかは知っている様子。詳しい話を聞こうとしたネッドだったが、突然現れた暴漢と、彼が手にしていたナイフによってその目的は達せられないまま終わる。死んだはずの父の急な来訪の目的はなんだったのか、そして父はなぜ殺されなければならなかったのか…。
昔から「競馬シリーズ」のファンは、「競馬シリーズ」と(特に四半世紀ばかり昔の)日本での「競馬」のイメージ、というのは全く別物なんだ、何やらはまったら身を持ち崩してしまうような、ややマイナスイメージの強い、ギャンブル的な「競馬」ってのとは違う、騎士道精神的な物をまとった世界なんだ、なんて事を主張してきたわけで、で、それは確かにその通りで、ふた昔ばかり前の日本で意識された「競馬」と言うものとは全く違った世界がそこにはあったわけだけど、本書の舞台になっているのは、まさにその、昔の我々が「競馬」と直結するイメージとして捉えていた「賭け事」の分野。
競馬に限らずサッカー、F1、誰と誰がくっつくのか、ってゴシップに至るまで、なんでも賭け事の対象にしてしまう英国において、その賭け事の胴元になるのがブックメイカーと言うことになる訳で、で、そう言う存在であるから世間的には少々白い目で見られがちな立場に身を置く男が本作の主人公。父を知らないまま育ち、祖父の家業を継ぐ形でブックメイカーとなったネッドだったが、家業は必ずしも順調とは言えず、夫婦生活にも問題を抱えていて、やや自分の人生これで良いのか、と思い始めていたところに突然現れた死んだはずの父(しかも現れるなり本気で死別)という事件が、一人の男の人生にどういう波乱をもたらし、それを克服することで主人公はおのが人生に何を見いだしていくのか、が本書のテーマと言えるか。
自分なりに考える冒険小説の黄金パターンというのは、調子こいてた主人公がちょっとしたきっかけでドツボにはまり、そのドツボの環境下で苦闘していく中で真の自分の立ち位置を再発見し、そこに再び立つために最大級の戦いに立ち向かう、と言う物になっていて欲しいのだけど、そう言う意味では本作は、すでに少々ドツボ気味の状況にあった主人公が、これで良いのかなーなんて思ってる内にほんとにドツボな環境になってさあどうする、というちょっと捻った構成になってはいるんだが、どうだろうな、良いときとドツボな時の落差のギャップがそれほど大きくないものだから、ラストで得られる爽快感が実はそれほど大きくなかった、と言う恨みがあるかも知れない。まとまってはいるけど残念ながら、「うお、これはすごい」とまでは思えない作品として仕上がっている、と言うことでしょうかね。
いろいろ無くしちゃった人がそれを取り戻すお話、と捉えたら、これはこれで良いお話なのかも知れないけれども、どうだろう、取り得るオプションとその中からの選択、と言う関係性で見ていったなら、登場人物のふるまいに「なんでそっちに行くの?」と思えてしまうところも多々あってそのあたりは残念だったかも。
必要条件と言えるところはそれなりに押さえてはいるのだけれど、そうは言ってもそこは「競馬シリーズ」、残念ながら「もう一声」、と言いたくなるエピソード、ってのが正直なところかな。
★★★
やっと思い出してきた。そして前にやった仕事が結局相当な部分でアップ・トゥ・デートしないといろいろオレが気持ち悪い感じなので、そこら辺をちょっと修整、なんだけどちょっと完全には対応できない感じだ。
最近はどういう訳だか、ざっくりしたサイト構成案が先に来て、そこに対応できそうな要素をあらかじめまとめて作っておいてそいつをコピペ、修整して工程を減らそうって目論見からか、そういうベースになるHTMLを一個前もって作ってくださいな、みたいな話をもらうことがあるんだけど、
それ、結局手間増えるだけだから(苦笑)。
自分的にはたとえばクラス名だったりは、それなりにその文書の中で意味が通じるものを付けたいのね。なんだろうな、数値的な方を優先したクラス付け、みたいなことはあんまりしたくないの。その上、結局追加されるコンテンツでは最初の雛形では対応できないデザインも結構あったりするんで、なんだかんだで結局先に作ったものに盛大にパッチを当てるようなコーディングが必要になったりするんだよな。
一見手間かかりそうに見えるけど、少なくともオレに関しては必要になるファイルをベタでどんどん送りつけてもらった方が、最終的にはすっきりしたサイトをお送りできるかと思いますんで、そうしてもらえないですかね。
チームでやるならまた、話は変わってくるとは思うんだけど。
「まおゆう」、「さくら荘のペットな彼女」、「みなみけ ただいま」、「琴浦さん」、「PSYCHO-PASS」、「ロボティクス・ノーツ」。いろいろ被さったり「これは見なくていいわ」でパスしたものも結構アリ。
「まおゆう」は案外ちゃんと作ってるな、と思った。意外に深いところに斬り込んでるのね。メイド妹が千和だと想ったんだけどそっちは東山奈央、千和さんはメイド長。オレのダメ絶対音感なんて所詮こんなものです。「さくら荘…」もなかなかいい感じのお話だった、だけにEDの雰囲気の(今回限りなんだろうけど)合ってなさが逆に気になったかも。「みなみけ」はごめんなさい、前を知らないんで全然乗れませぬ。
火曜深夜、「琴浦さん」にはびっくりした。なんだこの鬱展開。スタッフ的には「みつどもえ」と被るらしくて、確かに絵の感じとかにそんな風味はあると思えたけど、序盤のノリの鬱っぷりには、いったい何が起きるのかと思ってしまったぜ。んまあ2話以降はちょっと軌道修正がかかるんでしょうけど、1話のインパクトってことなら今期最強かもわからんね、これ。
再開の「ノイタミナ」枠は、うーん、まあ……、あんまり面白くねえな。「PSYCHO…」の方にはまだ、ヒキがある気はするんだけど。
お仕事が予想以上に捗ったので、本日をスライド休日にして映画鑑賞。OS系列の劇場は16日が1100円だからね。選んだのが「ベイマックス」とかじゃないあたりがオレらしい、ってことにしておこうか(w。「劇場版PSYCHO-PASS」を見てきました。ハーバーのOSシネマズ、155席の比較的小さめな小屋での上映だったんだけど、8割ぐらい埋まってましたぜ。結構人気なのね。感想は改めて書きますが、とりあえず久しぶりにEDクレジット中に客が席を立たない、ってのに立ち会えて嬉しかった。みんなED後にまだちょっと続きがある、ってのを知っていたのかしらね(^^;。
あああと、パンフが売り切れちゃってたのがちょっと残念でした。なんかおいしい特典とか付いたものだったんでしょうかね。
スタッフ
総監督:本広克行
監督:塩谷直義
脚本:虚淵玄/深見真
キャラクター原案:天野明
キャラクターデザイン:恩田尚之/浅野恭司/青木康浩
音楽:菅野祐悟
音響監督:岩浪美和
出演
花澤香菜
野島健児/佐倉綾音/沢城みゆき
伊藤静/櫻井孝宏
神谷浩史/石塚運昇
関智一
公式サイト:http://psycho-pass.com/
公安の情報提供者から入手した密入国者たちの情報を元に検挙に向かう朱たち。周到な準備の元に展開した作戦だったが、ターゲットの武装集団は予想以上に高度な訓練を積んだ集団だった。事態を重く見た公安上層部は確保した容疑者に対し、危険なメモリースクープを実施。そして掘り出された容疑者の記憶のワンシーンには、朱にとって特別な存在である一人の男の姿が。その男、狡噛慎也は確かに現在の日本の治安の根幹をなすシビュラ・システムとは根本で相容れない人物ではあるが、さりとて安易にテロリストになってしまうような人物ではあり得ない。
そのうえ狡噛の姿が記憶された場所が、今まさに日本の肝いりでシビュラ・システムのサブセットが導入中の東南アジアの某国である事が判明したことから、朱は単身現地に乗り込む事を決意する…。
お話的にはアニメ版2期の事件が一段落したあと、と言う事になるのかな。なのでテレビシリーズをある程度把握してないとなんのこっちゃ判らんことになるかもしれない。逆にそこを押さえていれば、「PSYCHO-PASS」のファンに向けたお年玉的な楽しみは存分に味わえるものになっていると思う。劇場版ならではの画のクオリティ、サウンドの迫力、と言ったところの魅力はたっぷり。フレッシュな画、は実はそんなにない(TV版がすでに結構とんがった事やってた、と言う事になるとも思うんだけど)けど見応えは充分だ。
ストーリー的にも、シリーズを通じて頼りにもなるし同時に限りなくうさんくさい存在でもあるシビュラ・システムをキモに、「治安を輸出する」、というなかなか新しい、ある意味SF的アイデアが盛り込まれているあたりは評価したい。ここらは「パトレイバー2」のコインの裏側的な趣があると言えるかな。こいつをバックボーンに、朱(と、ずっと見てきた視聴者)にとって忘れがたい存在である狡噛慎也の再登場、というボーナスもあってサービスは満点、といえるだろう。
ただ、映画は朱と狡噛が再会を果たすまでの気持ちよさが、それ以降やや失速気味に終劇まで進んでしまうのがちょっと残念だったかも。これはまあ、TVシリーズでも感じた事なんだけど、この世界において朱が導き出す結論があまりにありきたりに過ぎて、それ故に彼女の結論に対して、正論ではあるけど正解ではない、故に最後にピースがぴたっと嵌まった快感が得られない、という恨みがあるんだよな。なんというんだろう、念入りにお話をスタートさせたは良いけど、お話が進むにつれ、考えるのに飽きてしまって通り一遍の結論に逃げ込んで良しとしてしまった、ような印象はある。ラストですっきりできないのだね。で、そのすっきりしなさは作り手側が意図していたものとはちょっと違うんじゃないかな、と。なぜならEDクレジットのあとに、改めてすっきりしない何かをくっつけているから。ここにそれなりにインパクトをつけたいのであれば、その前のクライマックスは100%納得のいくカタルシスが欲しかったところなんだけど、そこはちょっと、上手く行ってなかったんじゃないかな。
とはいえTVシリーズがそれなりに好きな人だったら、充分楽しめる作品にはなっているんじゃないかな、というか割に門外漢側にいてる自分だったけどこれはこれで結構楽しめました。「攻殻」(特に2)だったり「パトレイバー」(特に2)だったり、既視感ありありと言えなくもないんだけどね(^^;。
★★★☆
今回も順不同で火曜深夜の続きから金曜深夜まで。「GATE」、「この素晴らしい世界に祝福を」、「無彩限のファントム・ワールド」、「灰と幻想のグリムガル」、「アクティヴレイド」、「昭和元禄落語心中」。ゲーム世界とリアルをクロスさせる、という方法論で作られている「この素晴らしい…」と「グリムガル」、出だしは近いけどそこからさきの展開のしかたは結構違っているか。まじめ、というかシリアス方向なのは「グリムガル」ですかね。「GATE」、「アクティヴレイド」、ともにちゃんとヒキを作ってくれてるんで興味は持続中。
ただまあここは「昭和元禄…」が全部持っていってる感じだな。自分は落語の良し悪しをじっくり語れるような人じゃないけれど、それでも出来るけれども上手じゃない、というのはなんとか判ると思っているのだけれど、そんなある意味ビギナーにも、出来るけれども上手くはない落語、ってのをきっちり演じてみせる石田彰さんは凄えな、と思ったことでした。このあまり面白くはない噺に結構な時間を割く構成はかなり心憎いものがあると思った。続きが楽しみです。
16日は1100円デー、ってことで前日席を確保して、ハーバーのOSシネマズに。発券しようとしたら電話番号で誤入力があったようでいっかな発券されず。ちょっと絶望的な気分になって劇場の受付のおねいさんに「これこれこういう事情で」と説明したら、大変あっさりと「それではお名前で検索してみましょう」ってことで発券完了。助かりました。
観たのは「ローグ・ワン」。詳しい感想は別に書きますが、「スター・ウォーズ」、とりわけ「NH」と「ESB」に一時期入れ込んだ身にとっては、こいつはかなり浸みる映画だったと思う。ダメなところは結構たくさんあるんだけど、それでも思い出して見るとわりと涙腺がじわっと来てしまうんだよね(^^;。
スタッフ
監督:ギャレス・エドワーズ
製作:キャスリーン・ケネディ/アリソン・シェアマー/サイモン・エマニュエル
製作総指揮:ジョン・ノール/ジェイソン・マクガトリン
原案:ジョン・ノール/ゲイリー・ウィッタ
脚本:クリス・ワイツ/トニー・ギルロイ
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演
フェリシティ・ジョーンズ
ディエゴ・ルナ/リズ・アーメッド/ベン・メンデルソーン
ドニー・イェン、チアン・ウェン
フォレスト・ウィテカー
マッツ・ミケルセン/アラン・テュディック/ジュネビーブ・オライリー
公式サイト:http://www.starwars.com/films/rogue-one
辺境惑星で納付を営むアーソ一家。その家長たるゲイレンはかつては帝国屈指の科学者だったが、みずからの手で大量破壊兵器を完成させることを拒むため、隠遁生活に入っていたのだった。しかしそんな彼らのもとにも帝国の追及の手は伸びてくる。
妻を殺害され、最愛の娘は辛くも逃すことはできたものの、ゲイレン自身は再び帝国の究極兵器の開発の現場に引き戻されることになった。それから十数年、帝国を脱走した貨物船パイロットから反乱軍の戦士たちに驚くべきニュースが伝えられる。彼はゲイレンが反乱軍に向けたメッセージを持っているというのだ。だがそのメッセージは不幸なことに反乱軍からも距離を置き、独自に帝国と戦うゲイレンの旧友、ソウ・ゲレラの手に落ちてしまった。
なんとしてもゲイレンのメッセージを入手したい反乱軍は、ソウが心を開いてくれそうな人物として、一人の娘に白羽の矢を立てる。それはゲイレンの娘にしてかつてソウ自身が窮地を救ったジン・アーソだった…
「スター・ウォーズ」第一作の10分前が本作のエンディング、というなんとも凝った、というかトリッキーな、というか。圧倒的多数の観客を集めた映画だけに可能な構成の映画、と言えるかも。多くの人が知っている痛快ストーリーが、壮大な自己犠牲の積み重ねで成り立っていたのだ、と言うのが判る、というのは理屈の上では納得でき、感情の上ではなんともいえん辛さに満ちた物語になっている。そしてその辛さが涙腺をどうにかしつつもなんとも言えん甘美なお話をこちらに届けてくれている、という希有な映画と言えるんじゃないかな。
ダメなところはたくさんある。ソウ・ゲレラが何故にそんなにも頑なになってしまったのか、という序盤のヒキのキモになるところの説明が全くないのでそこで納得しづらい、と言うのもそうだし、クリフハンガーのためのマスタースイッチ問題(しかも二度やらかす)とかもそう。ベイダー卿の扱いも別に無くてもいい程度だし、なんかプロポーションブサイクだし。絵的な話で言うならインペリアル・クルーザー(あ、スターデストロイヤーか)のCG処理も、膨大なディティールが生みだしていた陰影の面白さ、みたいなのがなくなってしまって妙に平板な印象だったのも残念か。webなどの評では前半退屈、後半上がるってのが多かったけど、自分は前半はそんなに退屈とは思わなかったけど、後半の絵的な部分での物足りなさの方がむしろ気になった。前述したスターデストロイヤーもそうだし、そもそもデス・スターにもなにか禍々しさが感じられないし、「ジェダイの復讐」あたりから顕著になってた、帝国軍の装備って実はショボくね? 感も全開だったしね(^^;。
なんだけど、そんな欠点は映画が終わって、小屋を出て、立ち飲みで酒飲みながら思いだしてる時に出てくる話で、映画を見ている間はそんなの気にならない。とにかく終始涙目気味でスクリーンから目が離せなかった。たぶんそれはこの映画が持っている、「ちゃんと新しい『スター・ウォーズ』を作る」という意識に惹かれているのだろうと思う。それは「フォースの覚醒」には無かったものだと思うんだ。「スター・ウォーズ」の世界観の中で、これまでに無かったお話を作ろうという意識と、それを旧来のシリーズへのブリッジとしてもちゃんと機能するように、という気配りが素晴らしい。その上でドニー・イェンとチアン・ウェンは壮絶にカッコいいし、ジン役のフェリシティ・ジョーンズは(特にヒップラインが)キュートだし、インコムT-65の平面形のノーズのすんなり伸びた感じはすてきだし、いろいろ文句つけたけど前触れ無しにワープアウトしてくるアベンジャー号(だよな?)には息を飲むし。
その上で、このお話を見てしまった後は、「スター・ウォーズ」のデス・スター攻略会議のシーン、もしかしたらあそこにはブルー・チームのパイロットたちとかも揃っていた時間線もあったのかも知れんなあ、なんて感慨も湧いてくるあたりがなんともはや。出来の良し悪しと好き嫌いは別物だと思うんで、とにかくこれ、好きです。エピソードⅦとかⅧとかはもういいわ、そっちは若い映画ファンの方が育てていってくれたらそれで良いんだと思う。オレはこの先、「ローグ・ワン」と「スター・ウォーズ」を続けて観てれば、充分満足な余生を送れそうな気がするよ(w。
★★★★☆
パン屋ならハルキスト大喜びだったのかも知れないんだが、やれやれ。1月もまだ半分あるっちゅうのに2件目の買い取り依頼物件。お客様からは最初「100冊ほど」って話だったんだけど、発送後の連絡では「少し増えました」ってことだったので、20くらい増えたかな、なんて思ってたら段ボール4箱、数えたら248冊ございますな、お客様(^^;。
さてどうしよう、いやもちろん買い取らせていただくんですがどう値段を付けたものか、って本が少し混じってるな。昭和16年発行、ってあんた。タイトルがナムフ状態だぜ(w。
反面不良在庫確定の本もあるし、こりゃ総数にざっくりした値段を掛けて買い取り価格として提案させていただく方向かな。一日考えさせて下さいね。
週頭。「citrus」はご辞退申し上げて「三ツ星カラーズ」「バシリスク 桜花忍法帖」「りゅうおうのおしごと!」。「三ツ星…」、あのですね、いわれもなく酷い目にあった人(今回はユイちゃん)にはそれなりの救済措置があるか、悪いことした方には罰がくだるべきじゃないですかね? ペンキ塗り立てエリアに踏み込んだ小娘どもには、大人がちゃんと怒るべきなんじゃないですかね? 食い物粗末にするガキはちゃんと罰されるべきなんじゃないですかね? せっかく可愛らしくてキレイな絵のに台無しだぜ。オレこういうの、一番イヤなの。
「バシリスク」は、割とどうでもいいかな。「りゅうおう」、アイちゃんは石川の人なので北陸弁が出てくる。ちょっと嬉しいね。んでも「だら」、「だ」にアクセントが来るのが石川ふうってことなのかしら。富山も「だら」言いますけど(少なくとも呉羽山の西では)「ら」にアクセントなんだけど。こちらでは「だら」の比較級は「だらんま」なんですが石川ではどうなのかな? というどうでも良い話はどうでも良いからうっちゃっといて、幼女は可愛く、それなりにアツい展開もあり良い感じにねじ込まれるパロもありで、将棋全然わからんけど楽しんでます。
SF作家、横田順彌さん (asahi.com)。「朝だ。雨が降っている…」はもう手垢を通り越して擦れて読みづらくなっているんじゃないかいな(でも堀晃さんなんかは折に触れて使ってらっしゃるけど)。その、ハチャハチャSF方面の面白さもさることながら、日本古典SFの研究家としても大変立派な仕事をなされた方。折りしもNHK大河じゃあ、天狗倶楽部の一党が大活躍してるって言うのに。
お疲れ様でした。どうか安らかに
新番二つ、「revisions リヴィジョンズ」「荒野のコトブキ飛行隊」。谷口吾朗監督って事で興味はあったんだけど、一回目を見る限りはなんというか、見てる側をイラつかせる、という点においては近年まれに見るイキリ野郎が主人公という(w。まさかこのまま、オラオラ系で突っ走る事は無いと思うんで、まずは続きを。
水島監督の新作「コトブキ飛行隊」、色々あってなにやら惑星ゾラみたいになっちゃった世界。ゾラのメインメカはウォーカーマシンだけどこっちじゃそれがレシプロ戦闘機になっている、みたいな? 「ガルパン」でもやらなかった、メカの起動シークエンスを念入りに描いているあたりは誰のこだわりなのか。登場する機体は日本機オンリーってことなんだろうか? 空賊側の機体が零戦21型、なんだけど一機だけいわくありそうなのが32型に乗ってるんですな。
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