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おれカネゴンさんの手塚漫画に関する鋭い考察。そういえばそうだよなあ、と思う。んでもって。
手塚直系の弟子といえるであろうトキワ荘グループ(とその周辺)。藤子不二雄には名セリフがあったような気がしない(んー、でも我孫子氏メインだとある様な気がするな)。石森章太郎にはふんだんにある(「あとは勇気だけだ!」とか「ジョウ、キミはどこに落ちたい?」とかな)、赤塚不二夫のは、あれは名セリフ…じゃないよなあ(^^;)。ちばてつや、はある(それともあれは梶原一騎というべきか? いやでも「紫電改のタカ」の「読めませんね」なんてのは名セリフだよな)。
少し拡げて。一般的に劇画系には名セリフが生まれやすい(「悪党は地獄行き超特急に乗せろ!」)気がする。スポーツモノも(「丘岡、エースをねらえ」)。恋愛モノはどうだろう、たくさんあるような、そうでもないような…。
と、いうことで。これってもしかして、「作品の中で扱われる対象物との距離が近く、その関係が活発なほど、名セリフは生まれやすい」 と言うことなんではないかいな。「生命」などというつかみ所のないモノを相手にしてると人は気の利いたセリフなんか吐いてる余裕は無くなっちゃう、みたいな。相手が"黒い幽霊"だったりジオン公国だったりするとなんか様子が変ってくる、というか。「自分の影響力を対象物に強く訴えたい」時に名セリフは発生する、と言ってもいいか。
あ、でもこれでは「ガロ」系の名セリフの説明にはならねえなあ。うむ、やはりここは日高教授のごとく「あまりに大胆な仮説なので発表できない」と言うことにしておこう【腰が引けるかオレ乱土】。
というわけでPHSの解約をする訳なんだが、先日電話で申し込んだら、サービスセンターの住所を書いた紙を送るからそこに行くか、同封した書類に必要事項を記載してDDIポケットまで送って欲しい、ということだった。んで、その書類が来た。一番近いのはハーバーランドか、めんどくせーなー、郵送にしよう。ふむふむ、ハガキなのか、って、「お手数ですが50円切手をお貼りください」と来たもんだ。なんかぞんざいだねえ、そんなんだからユーザーが増えねえんじゃねえか? とか思ったり。ちょっと気が利かないよね。こういうところでお客の印象はずいぶん違うんだぜ。
まあしかたがないので本日発送分の荷物と一緒にハガキも持参。郵便局で切手買って投函。これで縁切り……… あ、ハンコ押すの忘れた………アゥアッ!(ケンザキ君の声で)
ガイ・ウォルターズ 著/横山啓明 訳
カバーイラスト 野中昇
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041052-6 \840(税別)
ISBN4-15-041053-4 \840(税別)
1943年秋、特殊工作の任務を帯びてクレタ島に上陸した英国情報部のロックハート大尉。現地のパルチザンたちと合流し、ドイツ軍基地への夜襲を試みた彼らの作戦は、些細な手違いが元で失敗に終り、脱出に失敗したロックハートはドイツ軍の捕虜となってしまう。激しい拷問の末、情報を提供するか銃殺刑を選ぶかを迫られた彼は一計を案じ、対独協力者となる代わりに収容所送りになっている最愛の妻、アンナの命を保証してくれるよう要請する。あとは巧妙に三重スパイとして立ち回れば、味方も裏切らず、妻の身の安全も確保できるだろう。だが、ロックハートの思惑は次々と外れていき、彼はいつしか転向した対独協力者と見なされるようになっていく、そんなとき、偶然知り合ったロシア人捕虜から、ドイツ軍の驚くべき企てが明らかにされた………
生身の人間が知力と体力をふりしぼって困難な任務に立ち向かう、しかもその背景には戦争がある、ってなスタイルの冒険小説を書かせると、イギリス人ってなあ本当に面白いモノを作ってくるよなあといつも思う訳なんだけど、本作の著者、ガイ・ウォルターズも英国人。しかもこれがデビュー作だというんだから恐れ入る。完成度高いです。
妻という人質を取られ、対独協力者としての地位を確保しなければ、やがて英国を襲うであろう凄惨な攻撃を防ぐ手だては見つからない、と言うシチューションの妙、敵味方でありながら、どこかでお互いを認め合うロックハートとSS大尉シュトラッサー、対独協力部隊に参加する一癖も二癖もある英国兵士たち、ロックハートとシュトラッサーの間に立って微妙な三角関係を演出しつつ、自らもまた謎を秘めた存在である美貌の娼婦レニ、とキャラクター造形のうまさもかなりのもの。何カ所か粗い、と思えるところもあるし、なによりクライマックスに向けての展開にやや性急に過ぎるところがあり、そこが大変残念なのだけど、それでもつい一気読みしてしまう面白さに溢れた佳品。これ、去年の11月に出てたのを買って、なんだかんだで読むのを先送りにしてたんだけど、いやあもったいないことをした。去年のうちに読んでたら年間ベスト10に入れてあげてたかも知れないな。
(★★★☆)
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名セリフのしきい値が分からない俺ですが、こんな2chのスレもあるのが不思議です。<br>■「ブラック・ジャック」の名セリフを一言どうぞ■<br>http://comic.2ch.net/rcomic/kako/1011/10110/1011006977.html
どうなんやろ、どんだけ再利用されるか、てのはひとつの基準になりそうな気もするんですけど…。
エースをねらうのは「岡」さんです。<br> ほんとにツッコミだけっすな。
アゥアッ!(こればっか…)
名セリフ、というよりは、名シチュエーションなのではないかと最近思うこと仕切りッス。「大丈夫!」「馬鹿野郎!」「おかえり…」てな、フツーのセリフで大泣きできたりしますんで…(笑)
いや、仕切ってどうする(爆)