カテゴリ一覧
Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士
朝、さわやかな気分で新聞拡げて「うへぇ」と思った人も多かったんじゃないかなあ。「宇宙戦艦ヤマト」20年ぶり復活 06年夏新作公開へ(asahi.com)。ヤマトの復活ネタは前にもあったはずだったけどあっちの方はどうなったのかね*1。「ヤマト車検」とか、バカなネタで盛り上がってなかったっけ?
さて今回の「ヤマト」はついに西崎御大ご自身が出馬されるようですなあ。で、asahi.com で画像と共に名前が紹介されてる制作会社、エナジオのサイトを覗きに行ってみますと、代表取締役 : 西崎 彰司
などとな。同族会社っすかねこれは。松本零士とのごたごたも一段落したし、これで晴れて「ヤマト」で儲けられるぞー、と思ってるんなら、見通し甘いにも程があると思うんだけど、さてどうなるかな? 途中でへろへろと失速する、に50宇宙円。
*1 うわあびっくりした、ベンチャーソフトのサイト、まだ生きてるよ、つかOVA出てたのか。知らなかったなあ…。
デイヴィッド・リス 著/松下祥子 訳
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫HM
ISBN4-15-172853-8 \1000(税別)
17世紀のオランダ、アムステルダム。"チューリップ熱"の喧噪もまださめやらぬこの国際金融の中心地に、一人のポルトガル系ユダヤ教徒の相場師の姿があった。かつては砂糖相場で華々しく財をなし、今は同じその砂糖相場で辛い負債を抱えるミゲル。一度ついたケチはなかなかぬぐい去ることができず、今のミゲルは今日の窮状を先延ばしにするためにさらなる借金を作らざるを得ない始末。そんな彼に一人の女性が声をかけてくる。この界隈ではそれなりに有名な美貌の未亡人、ダムホイス夫人。彼女はミゲルをパートナーに、一世一代の仕手戦を仕掛けようとしていたのだ。材料は、ようやくヨーロッパでも愛好家が増えつつある珈琲相場。借金で身動きが取れなくなる寸前のミゲルにとって、それは危険であると同時に甘い誘惑でもあったのだが………。
前作、「紙の迷宮」がかなり面白かったデイヴィッド・リスの本邦第二作。前作同様舞台となる時代、場所に対する丹念なリサーチが光る。同じく前作同様に、実体を持たない「相場」と言う物に踊らされ、時としてそれが元で破滅まで落ちてしまう人間の弱さ、哀れさも存分に描かれていて読み応えはあり。前作が"史上初の私立探偵"の活躍を軸に、とはつまり実体を持たないマネーゲームの外側にいる人物から見た相場の世界を描かれていた物語であったとしたら、今回はその相場の世界に首まで浸かった一人の男を主人公に、ヨーロッパでユダヤ教徒が生きていく、とはどういうことなのか、も交えて描かれる中世経済サスペンス、といえるか。舞台は中世なんだけど、すでにこの時期に先物取引なんて物も登場しているあたりに人間の業の深さみたいな物を感じてしまう。
というわけでいろんな意味で興味深い小説ではあるのだが、残念ながら小説としての、もっというなら物語としての求心力って点で前作を超えていない感じがしてそこは大変残念。明確な敵の姿が、そして明確でないが故に明確なそれ以上に不気味な敵の姿、の怖さみたいな物が今ひとつ伝わってこないのと、主人公、ミゲルに今ひとつ主人公としての魅力がないところが欠点かな。「紙の迷宮」の主人公、ベンジャミンにはもう少し、主人公らしさがあったように思うのだけれどもなあ。別に主人公にはハッピーエンドを用意しろとか、そういう意味じゃなく、悲劇にしてもハッピーエンドにしても、600ページ近い物語の結末がこれでええのか、という気が少々するのだね。
それなりに大部な作品であるにもかかわらず、ちゃんと最後まで読もうと思わせてもらったのだからそこで元は取ったとも言えるのだけれど、最近私、本には(とりわけSF以外の本には)物語性を大きく期待して読むことが多いので、残念ながらそこらを満足させてもらうには至らなかったなあという感じ。複雑な人間関係、ユダヤ教徒という生き方、いろいろ興味深いところはあるのではあるけれども、ううむ、残念ながらもう一歩、詰めが甘かったかなあ。
デイヴィッド・リスの次回作は「紙の迷宮」の主人公、ベンジャミン(ネタバレになりますが、実は彼は本作のミゲルの子孫でもあるのですね)再び登場って言うことらしいんで、とりあえず次の作品に期待しておくことにしましょうかね。
(★★★)
明日から倅は夏休みかあ。また昼飯の算段で苦労する日々が始まるなあ。今年苦労するのはカミさんだからまあいいんだけどさ。
それにしても一学期の通知票。お前、英語が平均点取れてたらどこに出しても恥ずかしくない(いやそれは誇大広告。倅が通ってる高校の同級生近辺)秀才じゃんか。なんで英語だけそんなに情けない点数取ってくるかなあ。
つか倅に、「お前これ、英語が平均より上行ってたら、クラス一の秀才ちゃうの?」って聞いたら、「いやウチのクラスの一番は学年トップだから」と返されてしまった。ええい、父が言いたいのはそういうことではないわっ(^^;)。
うーむ、この諦観ぶりは一体誰の血なのであろうか。オレか?
前 | 2004年 7月 |
次 | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
最後まで描きるのが苦手な松本氏主導じゃないので制作される、に50コスモ円。で、もひとつ客が入らない、に100コスモ円
いやでも松本零士にも参加して欲しいとか言ってるしー(^^;)。<br>ま、それはそれとして客が入らない、てのにはオレも100バラノドン。
●古代君はクリカンがモノマネで、またはまたしても山ちゃんがアフレコの二点賭けに5000ビーメラ(爆)