ばむばんか惰隠洞

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2004-12-31 [長年日記]

[Day] 今年も終わりだ (11:17)

とうとう大晦日ですな。ウチはこれからサンダーバードに乗って帰省するです。戻りは1/2の夕方。今年はノート使えないので、三日ばかりwebから切り離された生活になるかと思いますんでよろしゅうに。さてそういうことで、恒例極私的今年のいろいろベストテンなど。まずは身の回りのいろいろ。

1.Sぱら閉鎖、ブロガー(うぷぷ)になる
ブログの書きやすさは捨てたものじゃないと思う反面、旧「Sぱらインターネット分室」のアレも、味としては悪くなかったよなあと思ったりする今日この頃。
2.各駅停車東海道線の旅
すみさん、たおさん、高橋さん、おれカネゴンさん、ほいでからねね女王様とこっこ姫様とも久しぶりにお会いできた。あと、後輩のはうはう(静岡県島田市在住)とも。真鍋博展も大変に結構でした。
3.世間はあまり明るくなかった
景気は上向き? ウソおっしゃいって感じ。今年は自然災害も強烈。台風の通過したあたりの皆さん、新潟の人達、スマトラ周辺の人達、大変だろうなあ。
4.スカタン映画のヴィンテージ・イヤー
いやもう、すごかったね今年は。「CASSHERAN」で忍耐力を、「デビルマン」でクズの極北にも敗けない耐性をつけてもらったように思う。
5.最後のゴジラ映画、暴走。
いや面白かったけど、ある意味。邦画がやや持ち直してる、って話も聞くし、来年も話題作があるから2年後の復活はさすがにないだろうけど、なに、これでほんとに終わりだなどと誰も思っていないよね。
6.カミさんが仕事を辞め、倅が酒を飲む年になった
なってません! と言うわけで私は今、とても頼りない一家の大黒柱(^^;)
7.新開地の立ち呑みがホットスポットになる
ウソです(w。んでもすみさん、たおさんとなぜか田舎の立ち呑みまで足を伸ばしてくださって。楽しゅうございました。
8.PHSからauに乗り換えた
そしてその後、狙いすましたかのように京ポン登場…。でもPo-BOXが死ぬほど使い勝手が良いのでこれはこれで。
9.軽石庵、やや迷走
売り上げがどうとかじゃなく、レンタル鯖屋の選択ってむずかしい、と思ったことであった。というか、2ちゃんの格付けスレ、ワシが借りるまではどこも高評価なのに、ワシが借りたあとに突然評価が下がるという不思議。オレ、格付けダウナー?
10.今年も入院騒ぎは無し
無事が一番。ステロイド剤ってのは効くもんだなあ。

こんな感じですか。ややヒッキー気味の生活を送っているので、割と波風は立たない一年だったかも。続いて読んだ本。まずはSF。

1.復活の地
感動させる、という一点において、これはもううるうるものの一作。弱いのよ、こういうのに
2.揺籃の星
さあこれはどこまでが本気でどこからが冗談なんでしょう。
3.象られた力
大変に上品な逸品。
4.万物理論
圧倒的な奇想と辟易する長さ
5.永遠の森 博物館惑星
しみじみと、愛らしく。
6.塵クジラの海
スターリングのデビュー作は妙に押井守的ビジュアルが頭に浮かぶのであった。
7.すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた
もの悲しい系ファンタジー。
8.地球間ハイウェイ
掴みはかなりいい感じだったんだけどなあ
9.マインドスター・ライジング
肩の凝らない娯楽SF。スペックへのこだわりぶりにはちょっとだけ辟易するけど。
10.蹴りたい田中
まあな、たっぷり笑わせてもらったのは確かだしな。

続いて非SF。

1.コフィン・ダンサー
噂には聞いていたがこれほどとは。でたらめなまでの面白さ
2.売り込み
恐怖のドツボ小説。今回はなぜか微妙に癒し系も混じってたり。
3.失われし書庫
年の終わりにやってきた超弩級本
4.反逆部隊
実に手堅い戦争冒険小説。楽しめる。
5.緋色の時代
船戸なので、少し点が辛くなるのです。読み応えは充分ですが。
6.日露戦争を演出した男 モリソン
外交ってなんだろう、を改めて考える本
7.ダーウィンの剃刀
職人芸的に、良くできてはいると思うんだけど。
8.八月の砲声
第一次大戦の序盤の濃密な資料。
9.烈風(競馬シリーズ 38)
フランシスにしては、ちょいと辛いかなあ
10.オウム法廷(12) サリンをつくった男たち
このシリーズも、忘れないように。

最後は映画。

1.キューティーハニー
今年はこれやで
2.ULTRAMAN
こちらもすばらしく良い映画。みんな、見に行ってー。
3.キル・ビル Vol.2
エンディングクレジットが最強ですな。
4.彼岸花
小津ってやっぱりすごいんだ。
5.ゴジラ ファイナルウォーズ
ここまでやってくれたら、ある意味OKさ。
6.シュレック2
安定して高品質、安定して下品。
7.イノセンス
あちこちにやや残念賞風味があるんだけど、その美術は圧倒的。
8.雲のむこう、約束の場所
これよりもっといい映画は沢山あるのですよ。でも将来への期待を込めて。
9.CASSHERN
ボロカスにけなすのは簡単なんだけど、でもこういう形で日本映画に関わる人が増えれば、それはなにか、新しい局面が拓かれたりするのではないかな、と。失敗には終ったけど意気込みは買うのですよ。
10.華氏911
ま、話題賞と言うことで。

てな感じでしょうか。今年はまあまあ映画は見たかも。超話題作を慎重に避けて通るあたりがオレらしい(^^;)。

と言うことで今年はここまで。これから帰省します。ノート死んでるので実家ではwebに繋がりませんので、来年1月2日ぐらいまで、行方不明って事にしといてくださいませ。

それでは、今年一年お付き合いくださいましてどうもありがとうございました。皆さん、良いお年を。来年もよろしくお願いします。


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