ばむばんか惰隠洞

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2005-07-19 [長年日記]

[Books] 4000億の星の群れ (22:04)

4000億の星の群れ (ハヤカワ文庫SF)(ポール・J. マコーリイ/Paul J. McAuley/嶋田 洋一) ポール・J・マコーリィ 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 小菅久実
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011522-2 \780(税別)

徹頭徹尾、もどかしい

超光速航法の開発でわずかばかりの版図の格調に成功した人類。だが今人類は、突如遭遇した謎の異星人との間に勃発した星間戦争のさなかにあった。あらゆるコミュニケーションが不可能な異星人たち。だが、とある赤色矮星を回る惑星で発見された不思議な生物たちこそが、「敵」の正体を解明する上で重要な存在なのではないかという説が浮上する。軍とともにこの惑星の調査を開始した科学者たちのなかに、エンパス能力を持つ天文学者、ドーシー・ヨシダの姿もあった。だが惑星への降下を開始したドーシーの感応能力は、そこで信じられない事態に遭遇する…

異質の生命体とのコミュニケーションをテーマにした一種の冒険SF。いろいろと、小ネタが効いてる感じはする。未来の地球の様子とか、その中で育った主人公ドーシーが心に抱えているものとか、ストーリー中で結構重要な役割を果たすとあるアイテムとか、それから謎なエイリアンたちと彼らが棲むこれまた謎の多い惑星の描写とか。細かいところがいろいろと面白いンだけど、通して読んでいくのが結構しんどい小説。なんというか、もどかしい。

本書のかなり多くの部分が、ひょんな事から安全な基地から遠く離れたところに取り残されたドーシー(と同行者一名)が、ほとんど徒手の状態でのサバイバルをこなしていく描写に割かれていて、あー大変な道中だなあというのも判るのだけれど、お話の本筋であるべきであろう「謎の敵」の謎って何なのさ? って部分へのツッコミが、うまくこのサバイバル道中と絡み合ってくれないものだから、どうもこうツッコミ切れていないというか、その後のお話にきれいに繋がってくれない、というか。なので終盤、それなりにびっくりするような展開が待っているのだけれどもそれを素直に驚けない。お話の畳み方もなんだか納得がいかない。全編を通じて「だから何が言いたいんだよ、もうちょっとはっきり言ってくれよ」ってな気分になってしまうのだな。

話をぼかすことが悪いというのじゃなく、どうもこの作家は自分では別にぼかして書いてるつもりはないんだけど、出来上がったモノはなんだか肝心なところが、読者に上手く伝わらない、ような文章になってしまっている感じがある。読んでて少々イライラしますな。

この本、作家にとっての処女長編って事らしい。んでもってご丁寧に、これも3部作(やれやれ)の1作目なんだそうで、もしかしたら続きはもうちょっと面白いのかも知れないけど、んー、これ単体ではちょっとなあ……。

ついでにこのカバーイラストもちょっとなあ……。

(★★☆)

[Comics] お買い物 (23:04)

寄藤莫宏「ぼくらの」(3)、島本和彦「新・吼えろペン」(2)。「ぼくらの」は痛さが加速中。んー、読むの辛くなってきたなあ。「吼えペン」は相変わらず無駄にアツくて大変結構。

[Day] 今日のへぇー (23:10)

スーパーカミオカンデって神岡にあるからカミオカンデなのか。知らなかった。

もと富山県人としては、神岡ってのはあまり良いイメージのある地名とは言えないんだけど、これでちょっぴり好感度アップだぜ。

[web] 日英日、あるいは英日英 (24:02)

古本屋の日記で触れたんですが、ポーランドの方から古本を買いたい、というメールをいただいてちょっとパニクってしまいましてな。読む方はともかく書く方は全く自信がないので、Operaの翻訳サービス(Infoseek AMIKAI)に文章を喰わせてなんとかそれらしい返事を、と思ったんだけど、ついつい日本語メールのクセで、「今回はメールいただきありがとうございました、お客様のご期待にそえられず申し訳ありませんが、当店はクレジットカードでのお支払いには対応しておりませんので……」なんて持って回った文章書いて翻訳ツールに喰わせてみると、できた英語をもう一度日本語訳させてみたときに、なんだかなーな文章になっちゃうよね。

よく考えたら(考えなくても)、英語に翻訳するのに過剰な営業用の丁寧語なんてのは邪魔なだけなんだから、とにかく伝えたい事柄だけを記すのと、あと、例えば日本語だったら「ご期待にそえられず」みたいな文章で済むところをあえて「あなたの期待に応えることができず」みたいに人称をはっきり指定する方向で文章を作ってみた。結果的に、日本語としては超紋切り型になるんだけど、

メールありがとう。私の店は個人で営業している小規模な古本屋で、クレジットカードによる決済には対応していない。あなたの期待を裏切るような返答しかできなくて、本当に申し訳ない。

というかなり突き放した文章を用意する。で、これを英訳させると、

Thank you for e-mail. My store is the small-scale secondhand bookseller which does business individually, and does not support the settlement of accounts by the credit card. I am very sorry to have been able to perform only an answer which betrays your expectation.

んでもってこれをさらにもう一度和訳させてみると、

電子メールに感謝します。私の店は、個々に取引し、クレジットカードによって決算を支援しない小規模な中古の本屋です。あなたの期待を裏切る答えだけを行なうことができて、私は非常にすまなく思います。

となる。ふむ、これはかなりこちらの言いたいことを向こうに伝えているのではないだろうか。英語で会話するってときには、主語、述語、目的語、それから人称を明示してやるのが肝要なんだなあと今さらながらに思い知ったような気がするな。

それはともかく、せっかくポーランドからウチみたいなマイナー古本屋を見つけてくださったのに、ご期待にそえられずホントに申し訳なく思ったですよ。こう、世界中のwebで通用する通貨、みたいなのができてくれたら良いのになあと思った。通貨単位はウーズ(orz)キボンヌ(^^;)。


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