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昨日のタクのニュース。ま、それなりの反響はあったようでタクもあわてて釈明をリリースしたみたい。もんちぃ師匠に教えてもらった。
純粋な思いは結構なんだけど、若い頃から国外に出て、スポーツ一筋に打ち込んできた(んだよな?)人間の純粋さ、とは言い換えれば「ウブ」ってことだよなあ。せめて誰かに相談すれば良かったのにね。
エリック・フランク・ラッセル 著/矢野徹 訳
ハヤカワ・SF・シリーズ 3064
ISBN:415207941X \360(1971年5版)
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きっかけは世界各地で連続する、科学者たちの突然の死だった。多くは急性の心臓発作、まれに麻薬の投与などから来る精神錯乱による突発的な自殺。偶然ですますこともできる事態であった。だが研究室のあるビルから身を投げた科学者が友人の一人であったグレアムには彼が死んでしまう理由が思い当たらなかった。合衆国の財務期間と各種の科学研究に当る学者たちの仲立ちを取ることを自らの職務とするグレアムには、その後思いもよらない情報がもたらされる。合衆国、そして世界各国で次々と死亡する科学者たちには、何かの情報を仲立ちとした繋がりがあったらしいのだ。そして今、普通に考えて許容できる科学者たちの突然死の、実に6倍に及ぶ科学者たちが、世界各地で急死しているという。その陰には一体何があるのか…。
商売ものに手をつけるシリーズ。1995年に再販されたらしいが、今回読んだのは1971年の5版。古本感たっぷりです。
少しばかりネタバレすることを許してもらえるならば、科学者たちが偶然発見したとある技術によって、それまで人類が目にすることができなかった世界が見えるようになったとき、そこには恐るべき存在があり、その存在は実は人類の曙の時代から我々とともにあり、そしてその存在は人類のある"もの"を摂って彼らなりの繁栄を築いてきていたのだった、というお話。で、この存在は人間の思考を読むことができるがゆえに、"存在"を理解した人物は片っ端から粛清されてしまう。ここが怖いわけだ。
主人公グレアムは、いろいろな情報を総合して、科学者たちは何か重大なことに気づき、それを同僚たちと計って対抗策の手がかりを得ようとしていたことを知る。知った時点で、自分もまたそのことをあまり深く考えてしまうと、その存在に自らが察知され、殺されてしまうことがわかってくる。彼らの正体を突き止めなければいけないのだが、彼らの正体を考えると自分が殺されちゃう、という命のかかったジレンマにグレアムは直面するわけで、このプロットは抜群に魅力的。このプロットがお話にいい縛りとして作用する本書の前半はすばらしく緊張感に満ちたものになっている。
中盤以降、ややこの縛りを少々おろそかにした展開になってしまい、ビリビリした緊張感が続かないのがちょっと残念。まあ本書の刊行は1943年。戦争の真っ最中なのだよね。それを考えると小説の書き手が、限定された世界でのぴりっとした緊張感以上に、世界規模の危機的状況を描かなくてはならない、というような意識に囚われてしまったとしても批判はできないかな、というところではある(そういえば本書の中では、日本はしばらく世界から警戒され、その後アジアの盟主と目されながら1980年代以降はまた警戒の目で見られる存在、と描かれている。案外冷静に見ているな)。
そのあたり、終盤に向けてカタストロフ感が緊張感を上回ってしまい、序盤のドキドキするような緊張感がちょっと削がれてしまったのは残念。でも、こういうの好きだなあ。原初SF、つーんですか、俺らが子供の頃読んで震え上がったSFの魅力ってこういうのだったよね、という感じで。
(★★★☆)
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相撲界と似たようなもんでしょうか(^o^)
んーどうなんでしょう、むしろそろそろ盛りを過ぎそうかなあ、というスポーツ選手が甘言に乗せられて参院選の比例候補に出馬するような感じ(^^;)…
いつもIEで閲覧させていただいてるんですが、左側の「最近のツッコミ」リスト、時刻のお尻に"%"がついちゃってますね。一瞬、各ツッコミの支持率を調査しているのかと思っちゃいました。<br><br>それと、以前はリストの項目にマウスをホバーさせるとツッコミの内容がヒント表示されたように思うのですが、最近、なぜか表示されなくなっちゃいました。当方の環境のせいかもしれませんが……
ぬおっ、% がくっつくのはこっちのボケでした、失礼。<br>内容表示は、無くてもいいかなと思って外してたんですが、title属性で表示するように戻してみたです。
対応ありがとうございます。過去の日記に対するツッコミがあった時に内容を簡単に確認できるので便利かなあ、なんて思ったもので。<br><br>お礼と残暑お見舞いを兼ねて、こちらをご紹介。<br>ウクレレ・フォース 〜スター・ウォーズ ベスト・カバーズ〜<br>http://www.geneon-ent.co.jp/music/ukulele/gncl1029.html<br>「やる気のないダースベイダーのテーマ」でなごんで下さいませ。<br>もうご存じでしたらすみません。