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古川 享 ブログ 放送・通信の在り方に関する、私見その5。ワタクシに"通信・放送の在り方"について何か意見がある、とかいうわけではなくて、お話のマクラでedlinなんて懐かしい単語が出てくるもんだから、ついコマンドプロンプト開いて打ってみたら…… おおうホントだ、W2Kでもedlin使えるんだ、すげえ(何が)。
コイツでしこしこconfig.sysとかautoexec.batとか弄ってた時代があったんだよなあ、気が狂うほど面倒だったけど。
やあ、ちょっと懐かしい気分になったぞ。ちなみにedlinをマクラに語られるのは、その不具合のせいで人生を狂わされた、ある人物のお話。こちらも興味深かったです。otsuneさんとこで知ったお話でした。
ロマのフさんの日記で知ったコミックアンソロジー、日本ふるさと沈没(ライブドアブックス)(→amazon)。
えーとどういうんでしょうこれは。とりあえずもうちょっと気の利いたタイトルは思いつかんかったのかとオモタ。あと、いしいさんは岡山出身だったと思ったんだけどなあ。
田中哲弥 著
カバーイラスト 橋本晋
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030850-0 \660(税別)
聖メヒラス学園。一見普通のお上品な名門私立ミッションスクールに見えるこの高校こそ、世界各国の諜報戦の最前線の舞台だった。校内には学生、教師を装った各国の諜報員が入り乱れ、日々熾烈な影の戦いが繰り広げられている。国連直属の諜報員、雄作の許にも新たな指令(ミッション)が伝えられる。英国、MI6の潜入諜報員と協力してイラクの大規模テロ行動を阻止せよ。そしてその接触相手の諜報員とは……。表題作を含む5編収録。内一編は書き下ろし。
"あとがき"がのっけから飛ばしてる。
(ちょい前略)ここの読者には第一話「ミッションスクール」からいきなり嫌われ名指しで糾弾され第二話「ポルターガイスト」もアンケート葉書によって二話連続堂堂ダントツ「一番嫌いな作品」に選ばれ死ねとまでいわれついに第三話「ステイショナリー・クエスト」にいたっては田中哲弥に関わるとろくなことがないとばかり挿絵を描いてくれるイラストレーターが誰もいなくなり……(略)
何がいかんのでしょうねとそのときの担当編集者に相談したら本当にそんなこともわからず書いていたのかと怯えたような呆れ顔で、ライトノベルというのは純真な夢見る少年少女が読むジャンルであってこのようなものが受け入れられるはずがないではないかなにを考えとるのじゃと諭され
たのだそうだ。ホントかね。で、それがホントなら、
あたりまえだよ
といえるわなあ。どうして関西在住の田中姓のSF作家と来たらこういう方向に暴走しちゃうんだろ。いやまあ面白いけど。
ということで電撃hpの読者を激怒させたらしい最初の三編(特に「ステイショナリー・クエスト」はなかなかイイ)もいいんだが、ちょいとネタを熟成させでSFマガジン誌に発表した「フォクシー・ガール」と書き下ろしの「スクーリング・インフェルノ」がなんというか、無茶な中にもちゃんと小説のお作法としてしっかりスキルアップしつつやっぱりバカやってるあたりが楽しい。特にラストの「スクーリング・インフェルノ」は、なんだか分からんのに一抹のペーソスをたたえた佳品になっている……ようなそうでもないような。
気楽にへらへら笑って読める本。悪くない。メヒラス学園だのペガツサ学園だの、同時代的近親憎悪(というほど大袈裟なものでもないけど)を感じて引いちゃうところもあるのだけれどもね。
どうでも良いけどこの方の読点を極力廃するスタイル、芸風なんだろうけどIME泣かせだよなあ。
(★★★)
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「代表作:失踪日記」という扱いにちょっと。あのその。<br>余談ですが、私がひいきにしてるTONOさんが混ざってますな。
北海道沈めるなら島本和彦のパワーは要るじゃろー、とかなんとか思ったりもしたりして。