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CS 日本映画専門チャンネルで「今日もわれ大空にあり」1964年東宝、監督・古沢憲吾、出演・三橋達也、佐藤允、夏木陽介、当銀長太郎、稲垣隆、新珠三千代、酒井和歌子、星由里子。空自浜松基地の荒くれパイロットチーム、三上(佐藤)をリーダーとする"タイガー編隊"。自らの腕前に絶対的な自信を持つ彼らの前に現れた新教官、山崎(三橋)は彼らの未熟を指摘し、さらなる猛訓練へと彼らを駆り立てる。折しも空自はF-86に変わる新鋭機、F-104の本格的導入を前に千歳で結成される教育飛行隊のメンバー選出の話題で持ちきり。彼らは果たして、マルヨンのスティックを握ることが出来るのか……。
これが酒井和歌子のデビュウ作であるそうだが、もちろんこの映画の主役は彼女でも星由利子(キュート!)でもなく、ぶいぶいと空を飛ぶF-86、T-33、T-6、それからF-104。実機だけが持つ、魅力たっぷりなヒコーキの飛びっぷりを見てるだけでなんだか幸せな気分になってしまう。言ってみれば日本版の「戦略空軍命令」(ひでえ邦題だね)なんだけど、向こうはピカピカででっかいB-47が着陸する、その周りの風景もどこか文明的なんだけど、こっちのそれは空から下りたとたん、周りに広がるのは昭和30年代的日本の田舎だったりするあたりのギャップが、今見てみるとなんとも興味深かったりする。
映画はなにせ航空自衛隊全面協力で、ということは何があっても飛行機の墜落シーンなんてのはあり得ないわけで、そこは少々物足りないと思えるけど、なんですな、こっちはこっちでそれなりに東宝特撮映画のパターンにはなじんでいるわけで、自分で勝手に楽しみどころを見つけて勝手にウケられる、ってメリットはあるか。本作ならとりあえず、佐藤、夏木ときてなんで加山がいないんだー、とモニタにツッコミ入れてみたり、平田昭彦がマルヨン飛ばしてる時点で「うわヤバっ」と一人で思っちゃったり、藤田進と田崎潤が揃って自衛隊の基地司令やってるあたりで妙に安心したり、この健康な映画には土屋さんの出番はないんだろうなあ、とか独り合点したり、そんな楽しみ方ね(^^;)。
それ程大きな起伏もない映画であるが、やはり実機の持つ魅力はステキだわ。いろんなところで戦技研究班(ブルーね)の華麗なテクニック(交差する状態でカリプソ決めるってのは初めて見たなあ、すげえ)を堪能できるだけでも見る価値ありますわ。
あ、あと個人的には、三橋達也のデスクの後ろの棚にスピップ号のミニチュアが飾ってあったのにかなりウケましたです。
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ああ、面白そう。86が出るんなら見なきゃいけませんね。<br>そういえば、今月は同じチャンネルで雪風の全話放送もあったはず。
ええ、あと「青6」もやるみたいですね。