カテゴリ一覧
Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士
ビジネスパーソンの個人情報保護に――ハサミ型シュレッダー(ITmedia Biz)。サンスター文具のシュレッダーはさみも良い感じなんだが、アーネスト製のハサミ型シュレッダー「秘密を守りきります! パートⅡ」がなんか、冗談みたいで良い感じだなあ。一個欲しいかも。
ケン・マクラウド 著・嶋田洋一 訳
カバーイラスト Lee Gibbons
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011575-3 \920(税別)
"特異点"(シンギュラリティ)の発動と共に発生した"強制昇天"は、人類を一度は存亡の縁にまで追い込んでいた。かろうじて滅亡の危機を回避した人類は、様々なスタイルで人類文明の復興に取り組んでいる。そんな勢力の一つ、"糸巻き"と呼ばれる超空間ゲートを一手に支配するカーライル家の一人ルシンダは、自身の初ミッションとなる作戦で、新たに知られたゲートの出口に到達していたが…
シンギュラリティ、超高速宇宙船、超空間ゲート、探索エンジンという名の兵器、強制的にアーカイブされた大量の人間たちとその複製技術、"昇天狂"に"鳴神追い"、モンロー主義時代に逆戻りしたかのような"アメリカ・オフライン"……。
惜しげもなくぶち込まれるSF的アイデアの大群、なのに不思議だなあ、これ、SF読んでる感じが全然しないんだよなあ。というかそもそも、お話としてちゃんと出来てないんじゃないかと思えてしまうんだな。次のページをめくろうって気に、なかなかならないのさ。もしかしたらちゃんとしたSF読みならこの本から、スゴいイメージの奔流を感じられてるのかも知れない。そこに秘められた人類や社会への考察みたいなモノに膝を打ってるのかも知れない。
でもオレは読んでてちっとも面白くなかった。アイデアがどうとかSFとしての魅力とかは措いといて、お話としてあまりにも出来が悪いんでないの、これ。
解説(帯でも)で堺三保さん曰く、
読者諸兄に警告する。乗り遅れるな。
覚悟をしていただきたい。本書は最高速で突っ走る二十一世紀型最新鋭スペース・オペラなのだから
……いいです、オレは置き去りにして突っ走っちゃってください。
つかオレにはどう考えてもこのお話、"最高速で突っ走って"る様には感じられないんだけどなあ。500系新幹線を東海道線に乗り入れて(レール幅はこの際目をつぶるように)、各駅停車で走らせてるような小説に思えるんだけどなあ。
おもしろいんですか? これ。
(★★)
前 | 2006年 9月 |
次 | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
アーネストのハサミ型シュレッダー、元々は別の用途の製品だったらしいですよ。アーネストのサイトでも両方の製品が紹介されていますが、何とかとハサミは使いよう、を地でいく感じですな。<br>http://www.ar-nest.co.jp/kizainorigadekimasu.html
の、海苔……(^^;)