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高千穂遙 著
カバーイラスト 安彦良和
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030876-6 \700(税別)
惑星オフィーリアを揺るがし、ひいては全銀河系の存亡に関わる陰謀を首尾良くたたきつぶし、そのついでに連合宇宙軍にも膨大な損害を与え、愛機"ラブリーエンゼル"も失い、自らは人工冬眠カプセルで辛くも脱出に成功し、宇宙空間で長い眠りにつくことになったケイ、ユリ、そしてクァールのムギ。ふたたび彼女たちが目ざめたとき、目の前には人工生物、バイオボーグのフローラと名乗る美少女が。彼女の口から告げられた事実は驚くべき物だった。ふたりと一頭が眠っている間に全銀河規模の戦争が起こり、人類はほぼ滅亡してしまったというのだ…。
前作、「ダーティペアの大脱走」は1995年7月刊。この時点でこのシリーズ、一段落という話だったような覚えもあるが、突然大復活。単行本は2004年だから9年ぶりに帰ってきたダーティペアの文庫版。読み始まったらいつものノリ、オチがどのようなものであろうかはあらかじめ予想がつくもんだが、何せノリの良さでは天下一品。楽しく読める本になっている、というか小一時間もあれば読めちゃうってのは、楽しいけれどもコストパフォーマンス的にどうなのよって気もしないでもない。
さて本作品、まあ知ってる人は知っている例のノリで仕上がっているので、安心して読み進めるようになっているんだが、いつものシリーズにしてはいい男をめぐるケイとユリの暗闘部分が少々(いやかなり)控えめになって、その代わりにどういう訳だかユリが大暴走。そう言うキャラでしたかあんた、ってなノリが中盤以降猛烈な勢いで暴走し、げらげら笑いながら読んでいける。9年のギャップで、文体に少々webっぽいノリ(あるいは、よりライトノベル風味が増したってことなのかな)が加わったかもな、って部分もあるけど、全体的に見ればいつもの「ダーティペア」だわな。軽いノリで楽しめる、いい暇つぶし本に出来上がってると思ったです。
それにしてもユリに何が起きたんだろう。(w
(★★★)
そろそろやっとかなくちゃ。ってもう翌週も半ばなんだけど。えーとどこからだ、困ったときはリストアイテムだ。
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