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今年最初の南大阪ドサ周り。今日は寒かったっすね。移動中、夙川のあたりで吹雪クラスな降りっぷりになっててちょっと焦ったわ。作業の方は取り立てて大きな問題もなく平和なうちに終了。よかったよかった。
で、
朝、出動前にちょっとニコ動覗いたら、アニメ部門のランキングで、「超剣戦隊ブレードブレイバー」のフルバージョンが二位に入っててコーヒー噴きそうになった。ああそうか、昨日サントラCDが出たんだね。さっそくありがたく聴かせてもらって、テンション上げて出撃したんですが、上がったテンション下がらなかったんで、帰りがけに梅田のヨドバシで、あたしもサントラCD買って来ちゃいました(w。あんこ入りパスタライスもフルコーラスで聴けます。全体的な印象は打楽器主体の「和」な印象で、こんなにメロディー希薄な音楽ばっかりだったかなあ、とも思ったりするけど、まあいいさ、これでいつでも「ブレードブレイバー」聴けるんだもん。
ってことでおっけーみんな、オフミしようぜ(ぉぃ)。
ニール・アッシャー 著/金子司 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011646-0 \960(税別)
22世紀の英国。堕落した生活を送る16歳の娼婦ポリーの許に現れたのは、HIV感染症で死んでしまった親友、マージェの兄で特殊部隊の兵士、ナンドルー。政府が極秘裏に実行していた実験のモルモットになるところを辛くも逃れてきたナンドルーは、奪取してきた政府の隠匿物とポリーを利用して、追われる立場からの脱出を狙っていた。やがてポリーの許に、政府によって、稀代の暗殺者の遺伝子情報を元に作られたクローン捜査官、タックがやってくる。彼らの誰一人として想像もできていなかった。ナンドルーが奪ったものこそ、はるかな未来に作られ、時を超えて人類の消滅をもくろむ怪物、トービーストであったということを…。
はるかな未来に発生した人類壊滅計画を、過去に遡って阻止しようとするものたちの冒険、というと、つい最近読んだ小川一水、「時砂の王」を思い出すけど、こちらはなぜ過去に遡る必要があるのか、という理由付けと、誰がそうしたいのか、そしてそれを阻止したい理由は何なのか、ってあたりにひと味違ったアイデアがある。で、人類を消滅させたいもの、そうじゃないものの思惑もどうやら一筋縄じゃ行かない、深いものがあるらしいことが分かってきて、話は終盤少々ややこしいことになっていく。
とはいえ基本的には時間旅行冒険アクションSFの体裁を採っていて、そこの所の面白さは充分なので、決して小難しいSF、ってワケじゃあないのでだいたい安心。ただ、先にも書いた「ややこしいこと」側の説明はやっぱりややこしく、それなりに説明を要するネタであるといえるので、そこはさらりと流すわけにも行かず、結果的に時間SFの見どころであるところの、本来その時代にいることがあり得ない時代の人間が混じってしまうことで起きるさまざまな騒動(それが時間SFにおけるワンダーになると思うんだけど)、みたいなものを楽しんでいけるような造りにはなっていない、し、そもそも著者もそんなところは狙っていないのだろう。何せ歴史上の人物との邂逅、なんてのは本書の中ではあくまで中盤の繋ぎであって、真に重要な話ってのは、もっと違う時代にこそあったりするわけだしね。
小川一水が極めてタイトに纏めたネタを(最近欧米SFは長いほうが良い、みたいな風潮があるみたいですけど)、いろんな所にがっつんがっつんネタを仕込み、かつストーリーテリング的にもなかなか凝ったことをやって見せてくれた本。「時砂の王」が豊田有恒だとしたら、こっちは間違いなく福井晴敏って感じだ。わたしゃ、少しだけ長い、とは感じましたがかなり面白かった。元の文がそうなのか、訳が上手くいかなかったのかは分からんのだけど、テーブルに敷いたビニールシートと棒を使って時間旅行のメカニズムを説明する部分とか、真剣に意味分からんところもちょこちょこあったんだけど、まあ勢いで読んでいけるんだから、これはこれでなかなか上等だわね。
★★★☆
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●そういや「歌会オフミ」とんとご無沙汰ですねえ。
ほーんとにねえー(^^;)