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シオドア・スタージョン 著/若島正 編
カバー装画 松尾たいこ
カバーデザイン 祖父江愼・安藤知良
河出文庫
ISBN978-4-309-46302-5 \880(税別)
近年再評価の動きの目立つスタージョンの作品群。日本でのその流れを産み出す元になった2003年の短編集の文庫化。表題作他7編収録。
そのネームバリューに比べて、まとめてがっつり読んだなぁと言う記憶がかなり稀薄な、不思議な作家が自分にとってのスタージョン。翻訳された長編の数が少ないことと、日本で目にする機会が、さまざまなアンソロジーに入った作品で触れてきたことが、その印象の大元なのかも知れない。さまざまな作風が並ぶアンソロジーのなかにあっては、スタージョンの持つ作風や雰囲気といったものが、彼の作品を読んでいる間は感じられても、続いてやってくるのが別の作家の作品と言うこともあって、少々持続性に欠ける恨みはあったと言えるのかも。そこで本書。一冊丸ごとスタージョンの作風に浸かってしまう経験が可能になっていて、その結果得られる読後感は、彼を形容するときに必ずつきまとう、「奇妙」と言う言葉に他ならない。
SF以外ではあり得ないと思う気持ちと、これはSFで括って良い話なんだろうか? というちょっとした疑問。SFじゃないかも知れないけどそれじゃなんなんだろう、と思えるような瞬間。そもそも今読んでるこれはなんなんだ? 的な途方にくれる感じ。そんなものがいろいろ、無い混ぜになってやってくる、まさに「奇妙」としか言いようのない読後感が待っている。
読み終えて感じるのは純粋な満足感ではあり得ない。それでは不満だったのか? と聞かれたら、いやそういうわけではなくて…、と口ごもってしまうような作品が並んでいるのだね。目もくらむような奇想が並んでいると言うわけでもなく、どちらかと言えばありふれた日常を背景に、何かを壊そうとしながら同時に何かを過剰に保守しようとするお話の展開ぶりとか、総じて油断のならない一冊で、あまり気楽に向き合うとかなり痛い目をあうことになりそうな短編集。「いやー面白かった」とはとても言えないのだけれども、かといってあっさり「読んだ読んだ。さあ次の本」と進むこともちょいと躊躇してしまうような変わり種。まことにもって「奇妙な」一冊であるね。
★★★★
半日仕事だ。「マクロスF」、「クリスタルブレイズ」、「機動戦士ガンダムOO(再)」、「ペルソナ トリニティソウル」、「To LOVEる」、「xxxHolic 継」、「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes プリキュア5 GoGO!」、「コードギアス 反逆のルルーシュR2」、「ブラスレイター」。
今回は全長400メートルと、初代の半分以下のサイズで"マクロス"を名乗る強攻艦、にかなり燃えちゃった「マクロスF」、地味ながら結構、ええ具合に桃色、食いつきのクセは強いが意外にオーソドックスに良作な「Holic」、で土曜深夜はまあいい感じ。日曜朝はハント君とケガレシア様の関係性がこのあとシリーズ展開に絡むんならちょっと面白くなるかなあ、な「ゴーオンジャー」、キバの力をパクっちゃうイクサーの機能はちょっと面白いな、だった「キバ」。
で、ノーマークだったのを激しく後悔したのが「ブラスレイター」。これ、かなり良いわ。
監督板野一郎、チーフ脚本小林靖子、制作はゴンゾ。板野一郎でゴンゾなものだからメカ周りへの執着が半端じゃない。ただ、サーカス優先のメカアクションアニメかというと決してそういうわけでもなく、ベースになるストーリーはかなり重たく、「神」の存在みたいなものに対してもそれで良いのかい? みたいな(わたしゃ神様信じないので、その問いかけの軽重が根本的に分からないんだけれども)異議申し立てがあったりして油断できない。その上で絵の方の妙なこだわり(トヨタ2000GTだの、路地裏にひっそり停まってるポルシェ356だの、いらんところで妙に凝ってるんだよね)で楽しめたり、近未来のレーシングバイクのレギュレーションで「へえ」とか思ったり、基本ラインとはちょっと外れたところでも楽しめる要素があってちょっと面白い。これから追っかけます。
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「なぜマクロスなのに400m級なのか」って、きっとそれは、あの艦長がキャプテンハーロックごっこをやりたがったからだと思います。
アルカディア号って400メートルもあるんですか? ニミッツ・クラスよりデカいじゃん。したらあの船尾楼、常識外れに馬鹿でかいものなんですなー。
そうなんですよ。確か、ごく始めのうちは420mだったと思うのですが、いつの間にか(999版とは無関係に)消費税分の割戻しがあったようで。