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集合がちょっと遅めってことで、昼前出撃、梅田まで出て古潭でラーメン食って茜屋でコーヒー飲みながら読書三昧、それから岸和田、堺。今回はヤマちゃんも一緒だったので、真面目に働いた後はビールだろう、ビールの後は日本酒だろう、という流れで、天狗→たちきや。
向日町で信号点検とかで電車が遅れた影響で新快速はぎゅう詰め状態。こんなとこまで真面目な勤め人気分を味あわせてくれなくても良いのに、と思いつつたちきやで呑み。話のネタはSEO乞食に未来はあるかとか、(自称)ITコーディネーターってなんやねんとか、真っ昼間から蕎麦屋でのんだくれる快感についてとか、3000万円稼いで北海道に移住しよう計画とか、まあとりとめもなく。ヤマちゃんはあの後、ダーツ投げてたのかい? タフやなあ。こっちは電車で帰って風呂入ってばたんきゅー。
ウェン・スペンサー 著/赤尾秀子 訳
カバーイラスト エナミカツミ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011685-9 \860(税別)
ピッツバーグで人捜しをするなら、ベネット探偵事務所に依頼すると良い。所長はマックス・ベネット、その年若い相棒、ユカイア・オレゴンの持つ特殊な能力で、不可能と思われる人捜しもたちまち解決してくれる。12歳までオオカミたちに育てられたことがもたらした力だったのか、ユカイアには人並み外れた聴覚や嗅覚をもち、さらには現場に残された様々な遺留品から、そこで起こったことを再現視することすら出来るのだ。だが、そんなユカイアの能力には、実は重大な秘密が隠されていたのだった…。
日本での紹介が前後したけれど、こちらがウェン・スペンサーのデビュー作。オオカミ少年転じて名探偵、その本当の秘密はというと、ってあたりはまあ、タイトルからも予想がつきそうなものだが、その通りでユカイアの正体は実は、って事になる。この、エイリアンとしての設定部分がかなり凝っていて、序盤で適当にちりばめられていた小ネタたちが、ユカイアの正体が見えてきたあたりでパチパチと収まるところに収まっていくあたりは、なかなかやるなウェンちゃん、てなもんで。
お話としての盛り上げかたに難があるように思えるのが残念だが、SF的なネタの振り方と登場キャラクタの作り込みが上手くて、読んでる間はそんなに気にもならず、楽しく読んでいける。美青年のユカイアを溺愛するややムサげ、でも過去にいろいろワケありの中年男、マックスとか、ユカイアを育てた二人の母親、さらには妹属性キャラとヲタ向きの配慮にも抜かりはなく、上々のサービスっぷりで大変結構。カバーイラストが微妙に本書の内容には合ってねんじゃね? と思っちゃうところはあるけれど、総じて肩の凝らない、楽しい読み物になっていると思う。続編が3つあるそうなので、そっちもよろしく、ハヤカワさん。
★★★☆
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