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井上雅彦 監修
カバーアート 七戸優
カバーデザイン 泉沢光雄
光文社文庫
ISBN978-4-334-74518-9 \933(税別)
「異形コレクション」42弾。執筆陣は登場順に、黒史朗、三津田信三、飛鳥部勝則、西澤保彦、多岐亡羊、高橋葉介、久美沙織、太田忠司、井上雅彦、篠田真由美、竹本健治、芦辺拓、高野史緒、平山夢明、朝松健、柄刀一、菊池秀行。
「異形コレクション」第42弾。そういえば最近、ポプラ文庫クラシック、なんて言う懐かしい装幀の探偵小説が刊行されてるけど、アレの元版で読んだいくつかの作品は、探偵小説である以前に結構怪奇色が強いものもあったような記憶がある。怪奇と探偵には親和性が高いのだろうな。
なんだけどその親和性の高さ故に、作家の皆様はさらに何かひと味を、と考えたのか考えなかったのかは知らないが、怪奇も探偵も少々ツッコミ不足だったかな、てなところ。推理を放ったらかしてまでも怖さが伝わってくるというのでも、その逆と言えるようなものもちょっと見あたらず、全体としてはやや薄味。こういう企画の時こそ、ヨコジュンの押川春浪ものとか、もってこいのネタじゃあないかと思うんだけど、あれはもう登場しないのかなあ。
ということで全体にインパクト不足が否めない感じの当アンソロジー、中では血の味の濃いめな黒史郎「フギン&ムニン」、"死相学探偵"というちょっと新しいパターンを持ち込んだ三津田信三「死を以て貴しと為す」、東映ヤクザ映画的ノリがちょっと新鮮な平山夢明「幻画の女」、本シリーズ内の名物シリーズとも言うべき朝松健の一休和尚もの「ひとつ目さうし」、今回ほぼ唯一と思われるSF編、柄刀一の「サイボーグ・アイ」あたりがかなり好みと言えますか。
★★★
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●ああなるほど「おせん」の第二部がいきなりマスコミ、なかんずくテレビに対する否定的なスタンスが見て取れるんですが、そういうことだったのですね(笑)<br><br>●まだエピソードが完結してないのでいい加減なことはいえませんが(笑)
第二部のテーマは「真っ当」、だそうです(w。