ばむばんか惰隠洞

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2009-12-03 [長年日記]

[Day] 依然として痛い (23:33)

って言うか昨日より痛くなってないか? 朝起きたらなぜか対角線方向にある背中もちょっとズキズキしたり。

オレが何かの動きのたびに、アウチアウチとうるさいので、カミさんがロキソニンをくれました。あまり効きませんけど。

[Books] 20世紀が消えていく (24:19)

<休刊>学研「学習」と「科学」…時代のニーズに合わず(Yohoo! ニュース)。小学生でも普通に自分用のパソコンが持てるこのご時世、もはや大人の世界や(そのワード自体に限りない可能性を感じさせてくれた)科学の世界を、すごく単純化してシミュレートさせてくれるような付録付き紙メディアには有効な対抗手段はなくなってしまった、と言うことなんだろうな。替わりにやってきたのがディアゴスティーニ的、かつての「科学」「学習」世代だった大人向けの出版物、ってことになるのかも。

オレは(そもそも学習することが大嫌いな人間だったから)「科学」派で、中学に進んでからは「サイエンスエコー」と「ミュージックエコー」に進んだ憶えがある。残念ながら科学立国には全く力になれない、いい加減な大人になってしまったけれど、ガキの頃に「科学・のようなもの」に触れることができた、と言う経験が自分のSF好きな部分を伸ばしてくれた、って側面は間違いなくあったと思う。「科学」と「サイエンスエコー」の内容がごっちゃになってるような気もするけれど、水の電気分解実験キットとかシーモンキー的な何かを飼育するようなキットとか、ルナ・モジュール型テスター(これは多分『サイエンスエコー』だった)とか、なんて言うんだろうね、プチ・マッドサイエンティストな気分を満喫させてくれる、ある意味センス・オブ・ワンダーに満ちた付録がとても楽しかったんだ。

あと、これは前にも書いたような気もするけど、「科学」の連載記事は噛み砕き具合が良い感じで、いまだにその内容を思い出せる物があったりしてそこも個人的にはポイント高い。確か内山安二先生の作品だったと思うが、で、オレが小学校の4年か5年の頃だから1970年代前半の「科学」に連載されていたと思われるマンガ、「タマちゃんと忍犬ムス」は、今でも機会があったらぜひ再読したいと思ってますよ。この時期に何か刷り込まれたら、そりゃこの歳になってもタマちゃん好きは消えねえだろうってなモンで(w。

本来出版社側が狙ったであろう、それなりにアカデミックな方向性とは別の方向で何かを後押ししてくれた雑誌と言うことで、その休刊というニュースにはいろいろと感慨深い物を感じてしまう。とても好きな雑誌でした。たぶん一番良かったであろう時に読み耽ることができた幸運をかみしめつつ、お疲れさまでした、当時のオレがありがとう。

あ、そうそう、「ミュージックエコー」って雑誌も別な意味でかなりディープで、関連するネタがあったらちょっと語りたい気もしてるんですが、そういう機会はちょっとなさそうだな(w。


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