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昨日からのお仕事。某サイトのリニューアルに伴うコーディング仕事。とりあえずのこちらの担当分は明日の昼までに16ページ。最初の話では各ページともA4半分ぐらいのボリュームなんで簡単ですよ、って事だったんだけど、
大嘘だー
ホイールを相当ぐりんぐりんしないとページの最後に行かないんですけどね、これ。16ページの内8ページぐらいは、その手のボリュームたっぷりのヘビー級コンテンツなんですけどー。
と相手先に連絡入れたら、向こうも内容をちゃんと見ないで仕事の振り分けやってたようで、いきなり電話がかかってきて、重たいコンテンツが集中的に俺んとこに行く結果になっちゃってごめんね、とな。
とりあえず重たいのは9割方片付けたけど、その時点で実はもう一件急ぎの仕事があるんで、残りは夜更しの効く若いのに任せて、そっちに移っちゃくれまいか、ですって。
んーと。
なんやよく分からん展開になってきたな。とりあえずその、もう一件の方がナンボのモノなのか、聞かせてもらってから身の振り方を考えましょうかね。
マイク・シェパード 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト エナミカツミ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011736-8 \1000(税別)
人類協会の名で呼ばれる、一種の連邦制を取る地球人類たちの中でも有力な勢力を持つ惑星ウォードヘブン。そこで代々政治、経済、軍事の分野で重要な役割を果たしてきたロングナイフ家の娘、クリス。親が敷いたレールに乗ることを嫌って宇宙海軍に入隊したクリスにとって、最初の大きな作戦が目前に迫っていた。植民惑星シーキムで発生した少女誘拐事件、民間による再三の救出作戦が失敗に終わった今、頼りになるのは人類協会の軍事力しかない。降下作戦を担当する海兵隊に適切な指揮官がいなかったことからクリスに回ってきた人質奪回作戦の指揮任務。だがクリスには小児誘拐に関する大きなトラウマがあった……。
美人が主人公のミリタリィ系SFってのには一定の、しかも決して小さくないニーズがあるって事なんだろうか。「オナー・ハリントン」やら「スコーリア戦史」やら、ミリタリィとはちょっと違うけど「サイボーグ士官」やらもこっちの系統かね。こちらでちょっと変わった女子高生に読者が萌えるのと同様に、向こうじゃハードに闘う女性のお話が人気を集めているって事なのかしら。
超セレブな家系に生まれ、それを嫌って実力主義の軍隊に身を投じたは良いけれど、それで生まれや血筋がチャラになる訳もなく、セレブはセレブなりに、向き合って乗り越えていかなければならない障壁はあるんだよ、ってお話。ノリとしてはまあ、いわゆるミリタリィSFのフォーマットに乗っかっているんだが、他のシリーズとの差別化というところで、セレブに生まれ、セレブとしての訓練もそこそこ受けた人物が、極めて泥臭い軍人の世界に身を投じたらどうするか、ってあたりの描写が割と念入りなのがちょっと面白い。政治家のカバン持ちの経験が、軍人としてのキャリアでどんな風に効果を発揮するか、ってあたりの描き込みが割と目新しいのだった。
ルーツが帆船モノの冒険小説なので、お約束になる艦隊戦をクライマックスに持ってきてはいるんだけれど、実は本書の面白さはそこにはなくて、船から降りた船乗りの悪戦苦闘の方に面白さが集約されてる感じがするのが、まあ新しいと言えば言えるかも。
というわけで序盤のヒキから中盤にかけてのノリは割とわたくし好み。ラス前のクライマックスはちょっと「持って来た」感が強すぎたような気はしないでもない。このシリーズ、すでに本国では7作リリースされているようなので続きがどうなっていくのかちょっと興味はある。なので続きもよろしくです、ハヤカワさん。
★★★
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