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アラン・ディーン・フォスター 著/金子司 訳
カバー写真 ©2007 Paramount Pictures
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011621-7 \760(税別)
1969年、全世界の耳目がアポロ11号の打ち上げを注視している同じ時、北限のアラスカからも一機の宇宙機が宇宙へ飛びたとうとしていた。偶然発掘されたオーバーテクノロジーのかたまりのその宇宙船こそ、はるかな彼方の宇宙で抗争をくり広げていたサイバトロンとデストロンの二つの機械生命体の残滓だった。人類の想像を超えるテクノロジーは、ゴースト1号と名付けられたその宇宙船の試験飛行で暴走状態を引き起こし、ワームホールを介して人類がいまだ到達したことのない世界にゴースト1号を送り込んでしまう。しかもその宙域には、偶然メガトロンとデストロンの戦士たちも漂着してきていたのだった…。
ちょっとしたお出かけや病院の待合室での時間潰しのお供に読んでたもの。少し前に買い取らせていただいた文庫から未読をチョイスってことで。さてこれは劇場版「トランスフォーマー」(→マイ感想)の前日譚。宇宙の彼方で長きにわたる抗争をくり広げる二つの機械生命体と人類のファーストコンタクトを描く。書き手は映像作品のノヴェライズには定評のあるフォスターだけど、これは映画とは直接関係のないオリジナル作品、といえるのかな。映画の前日譚とは言いつつも、ここで変な設定を残してしまうと劇場版で「おや?」と思わせ兼ねないところもあるんだが、そこら辺はさすがにフォスター、上手く引きずる要素を残さないようにしながら、肩のこらない楽しい読み物に仕上げてくれている。
日本人のワシらにとっては、日本のオモチャメーカーが作った「トランスフォーマー」、それを元にアメリカで製作されたアニメの「トランスフォーマー」、さらにそれが日本に戻ってきて、こちらの声優さんたちが自由奔放(デタラメ、ともいう)な芝居を乗っけたシリーズ、はては劇場版と、毎回味付けがかなり違った物になっていて、マジなのか冗談なのか、って所まで含めて「トランスフォーマー」ってそもどういうもの? ってとこまで遡ってイメージを掴みかねてしまうところがあるような気がしないでもないんだが、そんな中にあってこの本は、キャラクタの個性をさらっとおさらいしつつ、お話的には独立して読み終えることの出来るものに仕上がっている。正義サイドのキャラクタたちは比較的あっさり目、お話にスパイスの役目を与えるためもあるのか、悪役サイドにはやや強めにカリカチュアライズされたキャラの味付けがされたような感じだろうか。
お話としては、まあまあ調子のいいときのジャック・ヒギンズ作品と、少し調子の悪いときのエドモンド・ハミルトン作品を足して二で割ったような感じ、だろうか。全体としては少々古めかな、と思いつつも手馴れた作家の手堅いエンタティンメント作品。ラストはそれなりにほろりとさせていただきました。悪い意味で言うのではなく、ひまつぶしのお供に結構お役立ちの一冊、かと。
★★★
「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(終)」、「デュラララ!!」、「おおきく振りかぶって 夏の大会編」。「ダンス…」は最終回。総じて質は低くはなかったと思うけど、やっぱ1クールで壮大な話は描けんわな。
「デュラララ!!」はどういうんだろう、「女の国のモン」的な(なんだ?)、みたいな? 首のない女が、それでもかわいいと思えたってのはなかなかスゴい。声優さんの頑張りってことなんだろうか。よっ、さすがは声優アワード主演女優。
「おお振り」はまだとっかかりなので、これからどうなるかってところかな。とりあえず次に当る崎玉高校の捕手の大地君のキャラが、なかなかええ具合に立っておりますな(w。
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