ばむばんか惰隠洞

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2010-06-03 [長年日記]

[Oldbooks] 乾燥トマトにお水を少々 11

ヤーンの選択―グイン・サーガ〈125〉 (ハヤカワ文庫JA)(栗本 薫) ミロクの巡礼 グイン・サーガ124 (ハヤカワ文庫JA)(栗本 薫) 今日も晩飯後のひゃくごえん。グの124「ミロクの巡礼」、125「ヤーンの選択」。ここまで中原世界地図の地名でしかなかったダネイン湿原が結構念入りに描写されてたりして、ほうほうそういうところなのかと。ヴァレさんの悪だくみでゲリピー状態になってしまったブラン君がようやくゴーラに帰還、一方パロでは、無視しがたい勢力になりつつあるミロク教団の内情を探るべく、ヨナが単身、ミロクの聖地であるヤガへ旅立つのだが…、ってのが#124、治安が悪くなってしまった草原地帯で、偶然スカールと出会ったヨナ、二人はミロクの聖地を目指す旅の途中、それぞれの体験を語り合うのだった。一方ゴーラの僭王イシュトヴァーンは、自らの野望のため、周囲が驚くような行動を起こす、ってのが#125。

リアルタイムで読んでたらまた違うのかも知れない(amazonの書評はかなり辛口だ)が、作者が逝去した、という事実を踏まえた上でこのあたりの本を読むと、明らかに作者が生きることとは何なのか、について改めて向き直ってみたり、自分にとってやり残していることを、ここに来てなんとかして表現しておきたい、という欲求がうまれ、それに突き動かされているという感じがする。こちらに死者に鞭打つってのはどうもなあ、って気持ちが働いてしまうって所もあるのかも知れないけれど、それでも何かこう、「持ち直しつつ」ある感、みたいなものが感じられるのだった。相変わらず書き飛ばしてる、と思える部分やもうちょっと編集してくれよと言いたくなるダイアローグのパートのダダ流しな部分など、文句を言いたいところはたくさんあるけど、基本的に作者が「生と死」ってところに真剣なまなざしを向けた、ってところでいろんなところを減免処置してしまう自分がいる。

なんだかんだ言ってオレ、「グイン」を100%嫌いにはなれないんだなあ、って事ですな。残りが少なくなってしまったのは、これはこれで悲しいね。


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