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天気も良いしいい感じに涼しくもなってきたし、ってことで神戸文学館で開催されている企画展、「歴史を未来へ SF作家 小松左京展」を見にいってきた。神戸文学館には去年も出かけたことがあったんだけど、その時は連続で門前払いを食らってしまって(1回目は休館日、2回目は連休明けの振替休館だったの)非常に残念な思いをしたので、今回は念入りに情報蒐集して出かけましたよ(ま、危なく休館日の昨日、出かけそうになってたのは内緒なんだけど)。
さて、もともと関学のチャペルだった建物が容れ物なわけで、それほど広い施設でもない関係上、展示内容もかなりこぢんまりしたもので、特にSF作家の小松左京って人が遺した物について、って部分についてはまあ、それほど「お?」と思う物はなかった(あ、でも『日本沈没』の時のいろんな計算に使ったというキヤノンの電卓はちょっと興味深かった。×と÷のキーはあるけど+と−が無いんだよ。代わりに=キーが二つついてるんだけど、これがそうだったのかなあ)んだけど、SF作家になる前の仕事の部分がちょっと見れたのは嬉しかったかな。原子力政策を推進する目的で発行されていた経済誌「アトム」の一コママンガとか、いとし・こいしさんのニュース漫才の台本などを書いてた時代の資料なんかはちょっと貴重かも。
全体としてはやや物足りない気もしないではなかったけれど、それでもちょっとじわっと来る物を感じたのは、たぶんそこに展示されている物の多くが、紙にインクで記されたものだからなんだと思う。古びの感じがそれを書いた人の歴史みたいなものと相まって、独特の味みたいな物を演出してくれるのだろうな。
たとえばオレが今、何かの間違いで文豪になったとして、数十年くらい先にこんな展示会があったとしたら、そこに展示されるアイテムってドスパラのパソコンとかだったりするわけだよね。それ見た人は、今の自分が古びた原稿用紙にインクで記された文字を見て感じる何か良くわからん物と同じ感覚を得られたりするのかな? なんて事をちょっとだけ考えたことでした。
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ちなみに小松左京氏の御兄弟は神戸で古本屋を営まれておりました。つまり我々の大先輩なんですよ。
そうだったのですか、知らなかったです。お父様が結構理系の方のお仕事に就いておられてた、ってのは知ってたのですが。<br>どんな本を扱う古本屋さんだったのでしょう。意外に文芸系だったりしたのかな。