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晩飯食ったあとに妙に水モノが読みたくなったので、軽石庵さんから一冊借りて読んでみた。セシル・スコット・フォレスター「駆逐艦キーリング」(→amazon(ユーズドのみ))。ソ連から英国を目指す37隻の輸送船団。その護衛につくのはわずかに4隻の駆逐艦とコルヴェット。護衛指揮官の米国海軍軍人、クラウス中佐にとって初めての実戦となる航海は、極めて厳しいものになっていた…、みたいな。
ごくあっさりとした導入部とエピローグを除くと、全編これ北海で死闘を演じる護送艦隊の苦闘を、ひとりの駆逐艦長にスポットを当てて描いた作品。いわゆるダレ場とか、登場人物が葛藤したりする場面なんかはばっさりとオミットされ、ひたすら護送船団対ウルフパックの描写で徹底されたお話のタイトっぷりの緊張感とそこはかとないユーモアが良い按配で配されたお話の読み味はやっぱりステキ。多分文庫で出たときに読んで以来だと思うので、32年ぶりに読んだって事になるのかな。いやあ、さすがはフォレスターだ(ちなみに訳は三木鮎郎さん。『スター千一夜』の司会の…って判る人は今や少数派か…)。
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