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「暁のヨナ」、「クロスアンジュ」、「アカメが斬る!」、「甘城ブリリアントパーク」、「ガンダムビルドファイターズトライ」、「棺姫のチャイカ」、「テラフォーマーズ」。
なんかアニメで「鎮まれオレの…」っての、初めて見たかも、だった「ヨナ」。相変わらずゲス大活躍中の「クロスアンジュ」、主人公まで死んじゃったの? だった「アカメ」(ああ、あくまで主人公はアカメなのか)、次回、どういう突破口が出てくんのかな? の「甘城…」が火曜日。
水曜日、チャイカ はしょって 大団円。もうちょっといろいろ見てみたかったような気が。「テラフォーマーズ」はまあ、キャラ紹介フォーマットに乗ってみました的な。
小川一水 著
カバーイラスト 高安健一郎
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
早川文庫JA
ISBN978-4-15-031139-1 \760 (税別)
恒星間航行をめざして建造された宇宙船ジニ号。だが不測の事態からもう一隻の宇宙船シェパード号とともに小惑星セレスへのクラッシュ・ランディングを余儀なくされる。時はまさに人類と冥王班感染者たちからなる«救世群»との間に勃発した宇宙戦争のさなか。«救世群»が全宇宙に放った冥王班ウイルスによって全人類が滅亡へと向かう中、セレスに残された生き残りたちのサバイバルが始まる。その数、主に子供ばかり五万人…
前作から間をおかずに語られる、前作の主人公(の一人)、アインを中心にした物語。前作のラストがかなりビターな味わいだったのだけれど、本作はさらにお話のテイストは苦いものになっている。んだけどもあまり鬱々とした気分にならないで済んでいるのは、今回のお話のベースになっているのが「十五少年漂流記」的な、孤立した環境における少年少女たちの生き残りのための戦い、というところにあって、そこのところの、いろいろ足りていない人々がそれでも知恵と勇気と(避けられない)決断を積み重ね、なんとか生き延びていこうという描写は、そりゃ時折「うわあ」と思うところもあるけど、基本的に前向きな印象を受けるからなんだろうと思う。
先に「十五少年…」の例を挙げたけど、基本はそちらとは比べものにならないくらいのシビアさで、なにせ向こうは十五人、こっちは五万人がお話のスタートラインにおけるキャラクタの頭数。そりゃ前者はそう簡単に間引きするわけにいかんけど、後者は結構な数、使い切れまっせ、って話ですわな(^^;。そのあたりで生まれる絶望的な状況、人が多いことから来る派閥争いの面白さ、シビアさといったあたりはなかなかに興味深い。その上で本シリーズならではの、「アア、コノヒトハ」的な、長いシリーズを読んでいく楽しみも詰まった一作になっていると思う。
お話は第八巻に進むわけですが、本書の終了時点で(ネタバレですが)このお話から300年経った世界こそが本シリーズ第一巻のそれな訳で、次巻がこの間を埋めるブリッジになるのか、それともまた違う時間線に飛んでいくのか、興味津々ではございますな。
★★★
平成ゴジラ特技監督、川北紘一さん死去 (asahi.com)。自分は文句ばかりのうざいファンだったと思いますが、川北さんが持ち込んだ怪獣映画の方法論のいくつかには、ちゃんとした説得力があったとも思えるわけで…。
正直この時点でも自分的にはアンビバレントな気分は無いことも無いのですけど、そこは一旦措いといて、お疲れ様でした。ごゆっくりお休みください。
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