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2015-09-12 [長年日記]

[Books][F1] 武闘派、と来たか

GP Car Story Vol.13本屋でふと目にとまって、どうにも気になって結局買っちゃった。三栄書房刊、「GP CAR Story vol.13 Williams FW11」。

ターボ時代のF1において圧倒的な強さを誇ったホンダ・エンジン、その黄金時代の前半のハイライト、ウィリアムズFW11/FW11Bの写真、解説記事、スタッフ、ドライバーへのインタビュウなどがコンパクトにまとめられた一冊。今宮さん、大串さん、高安さんなど、書き手も信用できるし写真もたくさん。

いろいろ興味深い記事が載ってるんだけど、印象的だったのはピケとマンセルのインタビュウかな。20年以上の時間が当時の印象をかなり薄めてはいるのだろうけれども、ナイジェル本人に含むところはないとしながらも、ナイジェルのマシン担当クルーには常に不信感を抱いていたネルソンと、ワールドタイトルを取るような人物は、必要とあらばいくらでも卑劣なことができるということを思い知った、というナイジェルの対比はなかなか。セナ・プロほどではないにしろ、ジョイントナンバーワン、それも実力伯仲のジョイントナンバーワン(ま、ネルソンの方は自分にはっきりしたナンバーワンの地位を要求していて、それがロータス移籍の理由にもなった、ってことらしいけど)ってのは難しいものなんだなあ、と改めて思ったことでした。

その他、初めてのテレメトリー・データリンクシステムの導入話とか、ホンダのスタッフは「コーナーはそこそこで回れればそれでいいや」って考えだった、なんてあたりも面白かった。実際載ってる写真のリヤウイング、どいつもこいつもあり得ないぐらい立ってるもんね(^^;。

ということで1000円(税別)でこの内容は相当お買い得なんじゃないかしら。どうしても新しめのマシンがピックアップされる傾向があるのは残念だけど。


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