ばむばんか惰隠洞

«前の日記(2017-05-07) 最新 次の日記(2017-05-09)» 編集

カテゴリ一覧

Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士


2017-05-08 [長年日記]

[Day] 再び夫婦揃ってもらう

画像の説明午後に妹一家が高岡から母の骨壺を運んできてくれたので、納骨堂のあるお寺で落ち合ってお坊様にお経を上げていただいて、父の壺の隣に母の壺も並べる。ちょっと狭いがまあ我慢して下さい。時々酒やらなにやら供えに来ますよって。

画像の説明妹一家はそのまま姪っ子が住んでる京都に行くって事で、お寺の前で「んじゃまたなー」ってことで。カミさんと倅は直帰するって言ってたけど、天気も良いんで自分は歩く事に。写真は三宮に向かうJR、阪急のガードから。ちょっとトーンカーブ弄りました。ガード下の向こうは新神戸。がっつり新開地まで歩いたんで、ビールが大変美味しゅうございました(w。

[Baseball] ひさびさ、古書神来襲

うーむ、約600冊、しかも相当ダブってるなあ。一応値段は出したけど、これ、売って下さったらそれはそれで処置が大変そうだ。どこにしまえば良いんだ……。

[Books] 栄光の旗のもとに ユニオン宇宙軍戦記

栄光の旗のもとに ユニオン宇宙軍戦記(H・ポール・ホンジンガー/著 中原尚哉/翻訳) H・ポール・ホンジンガー 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト 池田宗隆
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012123-5 \1060(税別)

スペオペ版オーブリー&マチュリン

24世紀、地球人類の連合体、ユニオンはいくつかの異星種族と様々な度合の緊張状態のもと、宇宙に拡散しようとしていた。そんなユニオンにとっての最大の仇敵、クラーグとの遭遇戦で武功を上げたマックス・ロビショーは新鋭駆逐艦«カンバーランド»の艦長を拝命する。だが«カンバーランド»は度重なる戦線離脱で艦隊における評価は最悪、しかも前任の艦長の不条理な指揮によって、乗員たちは萎縮と腐敗がはびこっていたのだ。時を同じくして赴任してきた風変わりな軍医シャヒン、信頼できる何名かの士官の協力の元、マックスは«カンバーランド»を戦える艦に変えていこうとする…。

また新手のミリタリSF。本作の著者は結構遅めのデビューで、そのデビューの後押しをしてくれたのは先に作家として活躍していた奥様だったのだとか。そこそこ歳くってからのデビューというのが影響しているのかどうかわからないけど、全体に落ちついている、というか突っ走らない、というか、そんな感じはあるかも。SF的なぶっ飛び具合ってところでは少々物足りなさもあるけれど、エンタティンメントとしては肩の凝らない、気軽に楽しめてしかも良い感じに長い本、になっていると言えるかな。

それなりに年を食ってからお話を作る事になった、というのが影響しているのかどうなのか、わりと歴史あるあるみたいなものが多めなのがこの人のスタイルなんだろうか。それも「歴史群像」的な、一冊で近代と中世のエピソードをまとめて紹介して行く形の何でもあり感に、やっぱりこの年代の作者故と言えるんだろう、特定のSFシリーズへの何とは無しのリスペクトみたいなもの(24世紀のお話、って時点で「スタートレック」は意識しているよね)もあって、うん、微笑ましい (笑)。

SF的には人類とその仇敵クラーグ、さらにいくつか登場する異星人類の出自のようなものにワンアイデアありそうな気はする。ここはシリーズが続いていくと(原題見るとこれも3部作みたいですぜ)、いろいろ説明があるのかも知れない。んまあここは昔からある、人類は一度は銀河の覇者だったんだけど…、的な流れになりそうではあるけれど。

全体としては「シーフォート」で始まって「ジャック・オーブリー」ものの展開を挟みつつお話を良い感じ終わらせようとしている感じ。少々ムシが良すぎるのでは? と思う展開にはちょっと首を捻るけど、お話としてはそこそこの分量をしっかり読ませてくれてはいるのだからまあいいか。「ジャック・オーブリー」におけるオーブリー艦長とマチュリン医師の関係性みたいなものが見えてくるあたりは、ちょっとニヤリとできるかも。そういう意味では逆に上級者向け、ってことになるのかなあ(^^;。

★★★


Google search
www.bumbunker.com
Web
2017年
5月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

バナーが必要ならこちらを
バナー素材

古本屋やってます
特殊古本屋 軽石庵

2003年9月までのサイト

巡回先
ROVER's HATENA

あすなひろし追悼サイト
あすなひろし追悼サイト

twitter / karuishian
«前の日記(2017-05-07) 最新 次の日記(2017-05-09)» 編集
©1996-2020 乱土 労馬:l-rover@kobe.email.ne.jp