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2017-12-16 [長年日記]

[Chinema] スター・ウォーズ 最後のジェダイ

劇場版パンフ(通常版) スタッフ
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
原作:ジョージ・ルーカス
製作:キャスリーン・ケネディ/ラム・バーグマン
製作総指揮:J・J・エイブラムス/ジェイソン・マクガトリン/トム・カルノースキー
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
マーク・ハミル
キャリー・フィッシャー
アダム・ドライバー/デイジー・リドリー
ジョン・ボイエガ/オスカー・アイザック/ドーナル・グリーソン
ケリー・マリー・トラン/ローラ・ダーン/ベニシオ・デル・トロ
公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/movie/lastjedi.html

アジア対応に抜かりなし

恐怖の究極兵器、スターキラーの破壊に成功したレジスタンスたちだったが、強力な艦隊を擁するファースト・オーダーの攻撃は絶えることはない。そして今、スター・デストロイヤーをさらに強化した巨艦、ドレッドノート級を含む艦隊が、レジスタンスの基地に襲いかかろうとしていた…。

「スター・ウォーズ」名物、イマイチわかりづらいオープニングのあらすじ紹介でちょっと不安になったんだけど、それは杞憂だった。何となく文字面追いかけてると、これは「帝国の逆襲」をなぞってくる感じかな、って思ったんですが、で、確かに3部作の2作目としての「帝国の逆襲」のポジショニング的なところはきっちり踏まえてはいるんだけど、その上で前と同じにはならないように、いろいろ配慮されているな、と思った。良いところがたくさんあります。

SFX超大作としての絵作りの部分はもちろん凄いんだけど、それに付随するお話の部分の作り込みを、かなりしっかりやって来た印象だ。たとえばこれまであまり深く語られなかった、そもフォースとは何なのか、と言う下りであったり、ジェダイとフォースとの関係性への示唆があったり、これまでヒーロー大活躍一辺倒ですませていたこの世界にも「組織」はあるんだよ、ってところへの言及もあったりと、総じて人間ドラマの部分にかなりウエイトが割かれている感じで、そこには好感を持った。ネタバレしないように書くのが難しいんだけど、序盤であった指揮と独断の関係みたいなものが、後半でもう一度、発展した形で語られるあたりはなかなか上手いと思いましたよ。

絵の方はもちろん立派なもので、「ローグ・ワン」の時に感じた巨大な宇宙船のディティール感みたいなのも相当改善されていたと思う。陰影の面白さがかなり強調されてて、これならミニチュアじゃ無くてもいいのかな、なんて思っちゃった(^^;。あと、色彩設計が今回は素晴らしいね。後半のヤマ場、石の惑星でのバトルシーンの色彩のビビッドさはかなりのものかと。

役者さんたちも総じて好印象。なんだかんだでルークとレイアには年輪から来る重みは感じられたし、レイの新たなジェダイの切り札感も良かった。逆にポーとフィンは出番的に割を食っちゃったかも。前回は厨二全開だったカイロくんも、今回もその傾向はちょっとあるけど、グレた子供にはグレる理由がちゃんとあるんだ、と言うあたりの説明もあり、彼の個性をぐっと深く掘り下げてくれていてなるほど。と。

あと、国際的に巨大なマーケットとなった中国方面からの要望でもあったのか、今回はアジア系の顔立ちのキャラクタがかなり増えててそこもちょっと新鮮だった。というかあまりに急にアジアンな顔立ちの人が出てくるものだから、そこで逆に違和感を感じちゃったりして(^^;。そんな中でもフィンとコンビを組んで冒険する、何となくベトナム方面な感じかな、な女の子、ローズの推されっぷりはかなりなもので、失礼ながら美人とは言えない、とてもユニークなルックスの子が推されるというのはなんだか興味深い。見た目だけなら前半で登場する姉、ペイジの方が美人さんだったりするんだよね(^^;。もちろん彼女の演技自体は素晴らしいし、好きになれるキャラクタなんですけどね。

いくつか(いやかなりいろんなところで)展開の上で「なんで?」ってなるところもあったし、正直152分は長いと思うけど、いやいやこれはなかなかどうして、楽しめる一作になっていたと思います。「フォースの覚醒」見てないって人にはさすがにお薦めしづらいけど、そうじゃないのなら一見の価値はあるかと。大変面白かったです。監督・脚本のライアン・ジョンソンさん、もしかしてJJより遥かにウデある人なんじゃないかしら(^^;。最後に蛇足。テレビなんかで流れる予告編、かなり良く考えて作られてるね(w。

★★★★

[Anime] 定期視聴番組

週中盤。「いぬやしき」、異能のものが割と人目に付く形で露出しまくっちゃうのね。アクションシーンは見応えありました。「このはな綺譚」、ああそうか、人形であっても生死の境はあって、あのお人形さんは生者の世界に戻ったと言うことなのね。

「少女終末旅行」、戦略原潜とおぼしき構造物に入り込んだところで次回に続く。その前の巨神兵的描写なんかも込みで、この世は人の愚かさが積み重なった世界であると言うことなのか。「キノの旅」、美少女キノ(はちょっと違うか)が旅人キノへと変わるお話。「結城結奈は勇者である 勇者の章」これ、鬱の度合を数値にしたら「まどマギ」以上(以下?)になるんじゃないだろうかね。ひどいすげえな、これ(苦笑)。


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