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日曜、月曜深夜の分。「citrus」「三ツ星カラーズ」「ベルゼルクバジリスク 桜花忍法帖」「りゅうおうのおしごと!」。「citrus」、もろ百合。メインスポンサーが一迅社さんだもんね。「三ツ星」、主人公が妙にりんねちゃんっぽいのはあれとして、ハイテクがない「電脳コイル」的な楽しみはあるのかも。「ベルゼルクバジリスク」は山田正紀さんのお話をベースにしてるのね。何か知らんが唐突に出渕出崎演出みたいな静止画が挟まるところでちょっと違和感。「りゅうおうのおしごと」、将棋は全然判らないんですけど、ちょっと良い感じな気はした。今期はここ、ちょっと大変ですね(^^;
田中啓文 著
カバーデザイン・装画 YOUCHAN(トゴルアートワークス)
カバーフォーマット 佐々木暁
河出文庫
ISBN978-4-309-41576-5 \740(税別)
惑星キンゴジ。目立った資源にも恵まれないこの惑星の唯一の売りは、かつて地球で人気を博した怪獣たちに極めて類似した動物たち。中でも人気は地球の怪獣王にとてもよく似た巨大生物、ガッドジラ。惑星キンゴジの生物の頂点に立つガッドジラを売りに運営される「怪獣ランド」で事件が発生した。無敵のはずのガッドジラの一頭が殺害されたのだ。しかも鋭利な刃物のようなもので首をすっぱりと落とされて。怪獣ランド側はこの困難な事件を解決するため、腕は確かだが現状、仕事を選べる立場にない探偵、ノーグレイに事態の解決を依頼する。5編収録の連作(?)短編集。
良質のSFの一部は、同時に良質のミステリの資質も備えていると思うんだけど、そういう意味ではこの本、「田中啓文なのに」と言う大変失礼な前置きが付くんですがその上で、ちゃんとSF風味をふりかけたミステリとして成立している。ここはかなり、凄いんじゃないかしら。腕のある作家さんなのですよ(w。
その上でやっぱり田中啓文らしさも存分に盛り込まれているあたりが流石というか何というか。と言うことはつまり、結局はむちゃくちゃなんですけども。突飛な発想、強引な展開、割と放り投げたオチの付け方と、いつもの田中啓文らしさは満点、なんだけど先に述べた、ミステリとしてかろうじて成立している、ってところが逆に「田中啓文にしては落ちついてるな」なんて読後感を引き出す原因になっているのかも。
そうは言っても著者が著者ですから(w。本書も帯で「それ言っちゃうのかい」感は無しとしないが、その部分のぶん投げぶりはいつもの田中啓文だし、最後まで読んでいくとそこにも一応取って付けたような解釈が提示されているあたりが何というか、それも無茶の一環だよね、的な。
正月早々楽しませて頂きました。ノーグレイ=灰色の脳細胞的な表現が皆無だったのはちょっと残念だったけどね(^^;。
★★★
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野暮なツッコミで失礼します。「バジリスク」あと「出崎演出」ですね。
ぎゃぁぁぁぁぁっ! ほんまや、完璧に間違うとる。ツッコミありがとうございました。