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鷹見一幸 著(設定協力 鋼大)
カバーイラスト 太田垣康男
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031305-0 \640(税別)
恐るべき粛清者の本拠と目されるアンドロメダ銀河。途上種族を主力に編成された強行偵察艦隊は銀河系外縁に建造された前進基地を発ち、敵の支配地域への侵入を開始した。だが、侵入早々ちょっとしたトラブルが発生、はじめて目にする敵の拠点を前に艦隊行動の今後について幹部たちの意見は分かれる。恵一たちはいかなる行動に出るのか…。
人間三人集まると派閥が出来るなんて言いますが、まさにそんな状況に陥りつつある途上種族艦隊。厄介なのはここでは派閥の頭数ではなく、序列がモノを言う状況になっていて、という。そしてもちろん我らが恵一は序列的には劣勢で、さてそのハンデをどうはね返し、味方を優勢に持ち込むか、が見どころか。
お話は前半になぜ人類型文明の上級種族が、これまでの守勢一辺倒の姿勢を改めて積極策を採ったのかへの考察がちょっとされ、中盤以降がいよいよ本番。敵の勢力圏に侵入した人類文明艦隊、どんな作戦で未知の宇宙に立ち向かうのか、恵一が立てる作戦は如何に? ってあたりがキモになる。基本的に性善説で進むストーリーで、そういう意味では安心できる反面キャラクタの相克みたいなどろどろしたところが皆無な分、物足りないと感じるところも多々あるのだが、それもまた持ち味という物か。
前作でも軽く「レンズマン」との共通性みたいなものについては触れたけど、本作になってその傾向はさらに強まってきているかも。ネタバレかも知れませんが本書、レンズマンで例えると、ブリタニア号が戦果をあげたあと艦を棄てざるを得ない状況に陥り、飛び出した脱出艇のチームは…、で割と説明できるんだよな。さて恵一たちが遭遇するのはヴェランシアのウォーゼルか、恐怖のデルゴン貴族なのか、以下次巻!(w
★★★
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