ばむばんか惰隠洞

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2018-07-16 [長年日記]

[Day] 相変わらずあついー

画像の説明たまらんね。家にいるとしんどいのでお出かけ。映画観てきました。感想は改めて。まだ7月だって言うのにこの暑さ。8月になったらどうなってしまうんでしょうねえ。

[Chinema] ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

スタッフ
監督:ロン・ハワード
脚本:ジョナサン・カスダン(英語版)/ローレンス・カスダン
原作:ジョージ・ルーカス
製作:キャスリーン・ケネディ/アリソン・シェアマー(英語版)/サイモン・エマニュエル
製作総指揮:ローレンス・カスダン/ジェイソン・マクガトリン/フィル・ロード&クリス・ミラー
音楽:ジョン・パウエル/ジョン・ウィリアムズ
出演
オールデン・エアエンライク
ウディ・ハレルソン
エミリア・クラーク
ドナルド・グローヴァー/タンディ・ニュートン/フィービー・ウォーラー=ブリッジ(英語版)
ヨーナス・スオタモ/ポール・ベタニー
公式サイト:https://starwars.disney.co.jp/

正直、長えよ

帝国と犯罪組織の重苦しい支配下にある造船惑星コレリア。犯罪組織のボス、レディ・プロキシマの許、ちんけな犯罪を繰り返していたハンだったが、とある仕事で大しくじりをしでかしてしまう。命の危険を感じたハンは恋人のキーラとともにコレリアを脱出しようとするが、間一髪のところでキーラは脱出に失敗。パイロットとなって取り残されたキーラを救出することを誓い、帝国軍の兵士となったハンだったが…

スピンオフ版の前作がエピソードⅣに繋がる物語だったとするなら、こちらはどうだろう、エピソードⅡあたりのお話が銀河の中心で進んでいる時、一方銀河の片隅では、ってことになるのかな。一応銀河帝国は成立し、それに対抗するレベル・フォースが結成されようとしているあたり、なのかな。ストーム・トゥルーパーは配備が進んでいるけど、まだ素の状態の兵士が戦争に参加しているような時期。いろいろ腕はあるけど軽口癖とその軽口がちゃんと機能しなくって「あっるぇぇー?」となっちゃうって言うのはハン・ソロのキャラクタを巧く表現してはいると思う。そんなハン・ソロが、ルークとオビ・ワンとの関係よろしく、トバイアス・ベケットというそろそろトウの立ち始めたベテラン・アウトローとの出会いからいろいろなことを学びつつ、一人前のアウトローとして、信頼できる相棒と頼りになる愛機をものにするまでの物語。ここに正史との関わりみたいなものも挟まれてくる。

そういう意味ではとても盛りだくさんな映画。ハン・ソロというキャラクタがアウトローという、ある意味とても使い勝手の良いキャラクタなものだから、一種の逆境からの這い上がりもの、大列車強盗オマージュ、「スター・ウォーズ」らしいスペース・オペラ感、さらには正史への目配せもあってサービス満点、なんだけどサービスはたっぷりだけどそれが「量」の部分は満たしているけど「質」の部分はそれほどでもないのでは、って気はしてしまう。まあいろいろ事情もあったようですけどね。

スター・ウォーズ世界におけるハン・ソロの立ち位置というのは、少なくともそのお話の始まりの時点においては直情径行の主人公にちょいちょい軽い茶々を入れ、それが場合によっては良い方向に流れる、というあくまで愉快な脇役ポジションだったわけで、本作はそこのところを踏まえつつ、それでも正史とからめる必要があるのか、ちょっと重い話も同時に織り込まれてしまっている。結果、映画としては少々鈍重な展開の作品になってしまった、ってことはないだろうか。ハンとベケットのアウトロー修行デコボコ、で済ませてしまえばもうちょっと軽く、シンプルに楽しめるお話にもなっただろうと思うんだけど、ここに未来のハンがどう動くか、を敢えて仄めかしてしまったがゆえに、妙に引っかかりの多い映画になってしまったと思うのだね。しかもそういう事するから長くなるし(^^;。

結果的に続きは相当困難な状況に陥ってしまったような現状ではあるけれど、これ、明らかに続編があることを前提とした造りだよね。だったら本作は、如何にしてハン・ソロはミレニアム・ファルコンを我が物としたのか、に注力して、それ以外のいろんなエピソードは続編に任せて、100分ぐらいの映画にしてくれた方が良かったんじゃないのかなあ、とは思いましたよ。そこそこ良い画もあったと思うし、チューイのことを好きになれる、って美点もあるにはあったんですけどね。

メカ・デザインの情けなさについてはもうどうしようもないので多くは言いません(^^;

★★★


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