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フィリップ・リーヴ 著/安野玲 訳
カバーイラスト 後藤啓介
カバーデザイン 東京創元社装幀室
創元SF文庫
ISBN978-4-488-72304-0 \1000(税別)
ISBN978-4-488-72305-7 \1000(税別)
最愛の人、ヘスターを失い生きる気力を失ってしまったトム。娘のレンとともに飛行商人は続けてはいたが、気力も体力もすり減ってしまっていた。そんなトムがとある街で見かけた人物、それはかつて移動都市ロンドンで彼が属していたギルドの上級生と瓜二つだった。慌てて声をかけたが相手は人違いだという。だがトムには確信があった。今や廃墟となってしまったロンドンにまだ何かが残っていると言う事なのだろうか。トムはレンとともにロンドンを目指すのだが…。
前作は2010年刊。感想を書いた時にまた2年待たされるんでしょうか、もうちょっと早いタイミングで読めたらとても嬉しいのだがなあ
なんて書いたけど、実に8年待たされる羽目になってしまったんだぜ。もしかしてこれ、映画化のニュースがなかったらそのまま埋もれてしまったりしてたんだろうか。なにはともあれ完結編。ちゃんと読めたのは大変ありがたい。
さてお話は、前作から約半年後。ロンドンに向かうトムとレン、反移動都市陣営、<グリーンストーム>の司令官夫人を護送する任を負う事になったレンの友人、セオ、そしてストーカー・シュライクと共に砂漠をさすらう賞金稼ぎとなったヘスターの3本の物語が並行し、時には交差し、登場人物たちのシャッフルなども行われ、廃墟となったロンドン、移動都市陣営と<グリーンストーム>の対立、さらにはかつて存在したであろう過去の遺物の存在などもにおわされ、クライマックスに突き進む。
ここに前作で登場していた幾人かのキャラクタが彩りを添えてくる。おそらくレンと対で新たなヒロイン、ヒーロー的存在となるセオ、毎度おなじみトリックスター、ペニーロイヤル、かつてドクター・ゼロを名乗っていたあの人、などなど魅力的なキャラクター総登場(w。
常々英国製ジュヴナイルの、読者を甘やかさないというか、徹底してシビア、というお話造りには「うへぇ」と思いつつ舌を巻いていたんだけど、今回は意外な事に、そこまでのシビアさはなくて、かわって本作を彩っているのは、クライマックス故の疾走アクション感、という事になるだろうか。その人がそんなことになってしまいますかー、的な気持ちにはそんなにならず、ひたすら登場人物たちの大冒険を追いかけていく楽しさに満ちている。まあ大団円に向かっていくお話ですからね(w。
その上で最後に待っているのが宮崎アニメ感だったりするあたりは結構新鮮でした。どの宮崎アニメかは言うたら一種ネタバレになっちゃうので伏せますが、不思議な感慨がありました、し、ここはある意味英国製ジュヴナイルのシビアさもちゃんと曳いてきた感じもあるかも知れないな。その上で最後の最後に待っているフレーズ…。
ちょっとじわっと来ました(w。素晴らしいエンディングだったのでは。来年の映画も楽しみですね。
★★★★
週ナカ分。「転スラ」「リライデッド」「青ブタ」「ベルまま。」。「転スラ」、慎重に事を進めたいリムルたちの思いとは裏腹に、知らんヤツの煽りに乗っかってほいほい暴走しちゃうガビルくん(それなりに有能)。おかげでトカゲ族は大変な目に、って流れになっていくのかな。
「リライデッド」最終回。うむ、一応オチはつけたかな、とは言えるけど、どうでしょう、割と手垢案件に落ちついちゃった感じかな。「青ブタ」、意外と重い理由で引きこもりになってた妹ちゃん、というか梓川家全体が大変な事になっていたんだね。次回最終回って事になるのかな? 「ベルまま。」久野美咲に「尿意」言わせるアニメ(w。
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