ばむばんか惰隠洞

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2020-04-01 [長年日記]

[Day] これもコロナ禍か

知らん間に4月だよ。カミさんの障害年金の申請やら介護認定の延長申請やら、そもそも自分の確定申告も済んでないって状態で、色々焦ってる時にゆきちゃんからメールで「緊急事態」と。いやーな予感がしたんだけど読んでみたら案の定、ここ10年ぐらい良い小遣い稼ぎになってくれてた仕事が1本、4月いっぱいで終了とのこと。理由は昨今のコロナ・ウィルス禍。なにせこの仕事、風俗がらみなんでね、そりゃ飲食とかイヴェント以上に影響は大きいんだろうな、とは思うわな。

さてどうしたものか。なんか新しいバイト先を探さんといかんね。

[Anime] 定期視聴番組

いろいろ終わってる。順不同で、「ランウェイで笑って」うん、半笑い案件として、という(失礼な)条件付きではあるんだけど、とても良かった。少女マンガ原作かと思ってたらこれ、マガジン系の連載マンガなんですね。社交ダンスやらデザイナーものやら、色々やってるんですな。「虚構推理」、屁理屈で敵を倒すって展開は結構好物なんだけど、詰めの圧倒的説得力、ってところは少々(いやかなり)物足りなかったかな。ひいさまは可愛かったんだけどね。「防ふり」もまあこれはこれで。「ハイキュー」はさすがの完成度。

こんなとこかな。ニチアサとか「マギアレコード」とか、追いかけ切れてないんだよなあ…。

[Books] 大絶滅恐竜タイムウォーズ

大絶滅恐竜タイムウォーズ(草野原々/著) 草野原々 著
カバーイラスト TNSK
カバーデザイン 伸童舎
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031409-5 \820(税別)

スーパー歌舞伎・バロック

「大進化どうぶつデスゲーム」でネコ族との生存闘争をかろうじて勝ち抜けたミカたちJK18人(内1名は死亡)、だが彼女たちの闘いは終わっていなかった。ネコ族に続いてヒト族に挑戦してきたのは恐竜族。現代の世界に突如乱入してきた恐竜たちの襲撃をかわしながら、ミカ達は再びタイムスリップしようと…。

って話なんですが、物語はJKとも恐竜とも関係ない、19世紀の東太平洋、ガラパゴス島を目指すビーグル号の船上で盛大にゲロを吐くダーウィンと、そこに忽然と現れた謎の老婆が物語を語り出し…。ヒトが盛大にゲロを吐くお話は大抵面白いと思ってるんだけど、こいつはどうかな? と思ってるとお話は急転、その老婆が語る「お話」の形を借りて現代の日本にジャンプして、あらすじで書いたような展開になり、そこから6600万年前の世界を舞台に、デタラメなドタバタが展開していく。

んで、この老婆(まあ後々ネタは割れるんですが)の語るお話がどばどば展開し、気がつくとそのお話は冒頭のダーウィンのエピソードにリンクして、そこからまたお話は二転三転して最後には、というね。なにせ著者は「最後にして最初のアイドル」のヒトなんで、お話の展開のスピード感とスケールアップの振れ幅のデカさは半端ない。先の本の感想では「勢いで押してくるハードSF」なんて表現をしたけど、もっと良い表現の仕方があったよ。これ、ワイドスクリーン・バロックだ。っていうかワイドスクリーンと言うよりはもしかしたらスーパー歌舞伎なのかも知れない。バロックの方はまあ、良い感じに壊れてます(w。

というわけで「……アイドル」同様、ものすごい勢いで映画は暴走し、スケール感は爆発し、最後は放り投げる、って展開が待っているわけで、そこは結構楽しめる(2回目だからね)。ただまあ個人的には一つ引っかかりもあって、それは文体。本書は先にも書いたようにダーウィンの前に現れた老婆が語るミカ達の物語、が結構なヴォリュームを占めているんだけど、ここの文体がなんというかな、三昔くらい前の学童向けにかみ砕いて書かれた物語の文体というかね、いまや冗談ネタに使われる「なんということでしょう」的なセンテンスが横溢している、というか。そこを気にせず読み進めていけるのであれば存分に楽しめると思うんだけど、そこでなんかむずがゆさを感じてしまうと、そこで何かが引っかかりになって、楽しみにもなんかブレーキがかかった状態で読んでいくような事がおきるかも知れない。自分はそうでした( ̄▽ ̄;)。

とはいえこの乱暴さは突出してます。楽しみました。あと、なんか知らんが解説が妙にアツいね(^^;。

★★★


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