ばむばんか惰隠洞

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2017-01-21 [長年日記] この日を編集

[Books][Kindle] 最後にして最初のアイドル

草野原々 著
最後にして最初のアイドル(草野 原々) Kindle版 \130

もしもクラークがアイドルオタクだったら

古月みかは産まれた時からアイドルオタクだった。何を与えても泣き止まなかった赤ん坊が、アイドルのステージを目にした瞬間、ぴたりと泣き止んだのだ。そこからみかのアイドルオタク、成長してからはアイドル自体を目指す日々が始まる。どちらかといえば引っ込み思案で不器用な少女だったみかは学園でもっともアイドル的な美少女、新園眞織と出会い、積極性も身につけてアイドルの夢を追う。だが残酷な現実が彼女を待っていた。

…などと書き出すと、何やらまっとうな話に見えますがこれは第4回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。SFコンテストで「特別」賞ということはつまり何かが変な可能性がある、ということだね(w。

あらすじで紹介した、比較的全うなライトノベル的、または最近流行りのアニメ的なアイドルを目指す女の子のお話が、現実はアニメほど甘くはないんだぜ、的な結末を迎えるまでが本書の前半。ここは正直ライトノベルの新人賞に応募したが、せいぜい二次選考止まりの文章で綴られる。うまくはないけどまあ読みづらくはないのでふんふん、と読んでいくとここからお話は不穏になっていく。アイドルを目指した(敢えて完了形)女の子のお話はいったん措いて、彼女を取り巻くセカイの方に何やらただならぬ事態が発生し、その事態は世界に壊滅的な影響を与え、その中で主人公、みかが何を経験していくか、が後半のお話。で、こっちは前半ではちょっと気になった、あまり上手くない文章の捌き方が、とある要素によってそんなに気にならなくなってくる。それは「SF」。

壊滅状態の地球にあって親友、眞織の助けも借りてサバイバルしていくみかは、アイドルを目指す地味な少女から、なんだか訳の分からない存在にどんどん変貌していき、それと呼応するように環境も宇宙規模で変容していく。このあたりになると次々とたたみかけられるのはSFジャーゴンで、こいつのおかげで文章の下手さとかはさほど気にならず、逆になんだかわからんが勢いは楽しいぞ、って展開が待っている。「バブリング創星記」的というか、「ジーリー・クロニクル」的というか、勢いで押してくるハードSFにお話が変貌するのだね。

その上でむりくり「アイドル」にも話を関連づけてくるあたりはなんというか、力技も極まれり、とでも言ったらいいのか。AKBなにがしが「会いにいけるアイドル」を標榜して覇権を勝ち得たのだとしたら、その次に来る「アイドル」はなんなんだ、と宇宙規模のハードSF的展開がごっちゃになってお話は進み、最後は割と、

放り投げたね(w。

そこを気持ちいいと思うか、なんでそう〆る? で評価は変わってくるのかも。自分は割と後者寄りかな。いきなりこっちに振るなよ、ってのが読み終えて直の感想でしたね。ただまあ、電子書籍オンリーの配布でお値段130円、というコスト・パフォーマンス的には超優等生。試し読み気分で読んでしまえる、ってあたりは悪くない作品と言えるのかも。怒る人もいると思うけど、お怒りもお値段なりに、とは思いますよ(^^;。

★★☆


2017-01-19 [長年日記] この日を編集

[PC] スキャナーに生きがいはないが言いがかりはある

Canon  プリンター インクジェット 複合機 PIXUS MG3630 BK ブラック 去年末に新調した複合機、キヤノンのMG3630、ここまでプリンタとしてはまあ大きな不満もなく使ってたわけだけど、いよいよ古本屋業務のもう一つのキモ、書影のスキャンをやることになったわけだけど、まあなんというか、いろいろ困惑させられた、というか今でも困惑してる。

キカイにバンドルされてるドライバユティリティにはイメージスキャンに3つのモードがあって、とにかく1枚をさくっとスキャンするもの、Canon Image Gardenとかいうスキャン以外にもいろんなことが出来る統合ユティリティと、Scan Gearというスキャン専門のユティリティがあって、しかもScan Gearはキヤノンが用意しているメニュープログラムからだとスクロールさせないと見えないところにあるという(^^;。

ここで自分にとって一番使い勝手がいいのはScan Gearなんだってことに気付く前に一悶着あるわけですが、ようやっとScan Gearを起動してもやっぱりいろいろ戸惑うことになる。

まずこのキカイ、スキャンした画像の保存フォーマットがTIFF、JPG、PNGしか無いのな。しかもJPGで選択可能な画質が高画質、標準、低画質の3通りで、しかも高画質というのがどの程度なのかが判らない。

ここまで自分のスキャン作業というのは、無圧縮のBMPでスキャンして、それを一括でサイズ変換して、それからJPGに変換する、という流れで、これは自分が使用している画像管理ソフト、ACDSee Ver.4(すごく古いソフトですが、自分の使用目的からしたらこれで充分なんです)で比較的機械的流れ作業でやれるんで良かったんだけど、出だしで躓いちゃう。ACDSee Ver.4はWindows10環境だとTIFF弄れないんだよね(^^;。

そんなこんなでそこそこ納得できるセッティングを見つけるのにえらく時間がかかってしまった。スキャンの各モードごとに設定があって、かつユティリティごとに設定項目があるってのはどうなんだ? スキャンした画像がどこにセーブされるのか、って時点で結構迷走してしまうぞ。

スキャン作業自体もちょっと文句がある。プレスキャン可能なのは結構だけど、その時の画像が最終的にセーブされる画像と微妙に品質が違う、ってのはどうなんだ? プレビュー時点では微妙にモアレが乗ってたりする画像が最終的にスキャンした時には結構キレイになってる、ってあたりもこっちを混乱させる元になっていると思うんだけど。

肝心のスキャン画質本体はそんなに不満はない(ちょっと暗い方にボケてる感はあるかも知れんけど)ので、記録できる画像フォーマットをもうちょっと拡張して、スキャン作業自体のフローの一本化、が出来てたらとても良かったのにな、と思いましたよ。

とはいえイメージスキャナの性能ってとこだと、やっぱエプソンの方が上なのかねえ。このマシンが死んだら、次はエプソン機を試してみようかしら(w。


2017-01-18 [長年日記] この日を編集

[Day][Oldbooks] 古書神からの新年挨拶

MG誌の出だしの分少し前に連絡をいただいていた買い取り依頼、無事成立。数は少なめなんだけどかなり良い感じの補強が出来そうなラインナップで、こちらに向けての初荷としてはかなり嬉しい本たちが揃ったな。

メインになるのは創刊号からちょこちょことナンバーは飛んでいるけど、30冊ほどの「モデルグラフィックス」誌ってことになりますか。自分もMG誌は創刊から少し経った時点から読み始めていたんで、最初期のMG誌をまとめて読むのは初めてだったりするんですが、あれね、レイアウトとかデザインはなかなか新しいんだけど、作例のレベルは同時期の他の模型雑誌と大して変わらないんだね(w。

ぼんやりとではあるんだけど、とりわけスケールモデルのジャンルにおいては大日本絵画勢の作例のレベルというのは他誌のそれのレベルの上を行っている(個人的にはモデルアートには頑張って欲しいんですけどね)と勝手に思ってるんだけど、最初からそこまでのレベルだった、ってわけでもなかったんだねえ。

スケールモデルとはちょっとズレるけど、この時期の模型雑誌の作例から、最近の模型やフィギュアの情報誌で見られる、素晴らしく高い再現度が実現することになったきっかけというかブレイクスルーと言えるポイントがどこだったのか、ってあたりはかなり興味がありますね。


2017-01-17 [長年日記] この日を編集

[Day] 黙祷

まあ今となっては地震発生の時間なんざ、確実に目は閉じているわけですがそれはそれとして。

生かされていることに深い感謝を。ありがとう。

[Anime] 定期視聴番組

週初めは「幼女戦記」だけ見とけばいいか、ってこれ、幼女の中身はオッサンだったと言うことが判る衝撃の展開。なんでもアニメ化に際してお話の流れを少し弄った、ということみたいで、原作知ってる人ならすでに周知の事実だったようですね。んでまあ、これはアニメ化に際してはいい改変だったと言えるのでは。いきなりオッサンのリストラ話から始められても、ツカミも何もあったもんじゃないもんね(w。

というわけで絵のクセの強さはちょっとあれだけど、結構気に入ってますよ。


2017-01-16 [長年日記] この日を編集

[Day] 映画観に行った

16日は1100円デー、ってことで前日席を確保して、ハーバーのOSシネマズに。発券しようとしたら電話番号で誤入力があったようでいっかな発券されず。ちょっと絶望的な気分になって劇場の受付のおねいさんに「これこれこういう事情で」と説明したら、大変あっさりと「それではお名前で検索してみましょう」ってことで発券完了。助かりました。

観たのは「ローグ・ワン」。詳しい感想は別に書きますが、「スター・ウォーズ」、とりわけ「NH」と「ESB」に一時期入れ込んだ身にとっては、こいつはかなり浸みる映画だったと思う。ダメなところは結構たくさんあるんだけど、それでも思い出して見るとわりと涙腺がじわっと来てしまうんだよね(^^;。

[Chinema] ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー パンフレット(限定版) スタッフ
監督:ギャレス・エドワーズ
製作:キャスリーン・ケネディ/アリソン・シェアマー/サイモン・エマニュエル
製作総指揮:ジョン・ノール/ジェイソン・マクガトリン
原案:ジョン・ノール/ゲイリー・ウィッタ
脚本:クリス・ワイツ/トニー・ギルロイ
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演
フェリシティ・ジョーンズ
ディエゴ・ルナ/リズ・アーメッド/ベン・メンデルソーン
ドニー・イェン、チアン・ウェン
フォレスト・ウィテカー
マッツ・ミケルセン/アラン・テュディック/ジュネビーブ・オライリー
公式サイト:http://www.starwars.com/films/rogue-one

10分前にもドラマはあった

辺境惑星で納付を営むアーソ一家。その家長たるゲイレンはかつては帝国屈指の科学者だったが、みずからの手で大量破壊兵器を完成させることを拒むため、隠遁生活に入っていたのだった。しかしそんな彼らのもとにも帝国の追及の手は伸びてくる。

妻を殺害され、最愛の娘は辛くも逃すことはできたものの、ゲイレン自身は再び帝国の究極兵器の開発の現場に引き戻されることになった。それから十数年、帝国を脱走した貨物船パイロットから反乱軍の戦士たちに驚くべきニュースが伝えられる。彼はゲイレンが反乱軍に向けたメッセージを持っているというのだ。だがそのメッセージは不幸なことに反乱軍からも距離を置き、独自に帝国と戦うゲイレンの旧友、ソウ・ゲレラの手に落ちてしまった。

なんとしてもゲイレンのメッセージを入手したい反乱軍は、ソウが心を開いてくれそうな人物として、一人の娘に白羽の矢を立てる。それはゲイレンの娘にしてかつてソウ自身が窮地を救ったジン・アーソだった…

「スター・ウォーズ」第一作の10分前が本作のエンディング、というなんとも凝った、というかトリッキーな、というか。圧倒的多数の観客を集めた映画だけに可能な構成の映画、と言えるかも。多くの人が知っている痛快ストーリーが、壮大な自己犠牲の積み重ねで成り立っていたのだ、と言うのが判る、というのは理屈の上では納得でき、感情の上ではなんともいえん辛さに満ちた物語になっている。そしてその辛さが涙腺をどうにかしつつもなんとも言えん甘美なお話をこちらに届けてくれている、という希有な映画と言えるんじゃないかな。

ダメなところはたくさんある。ソウ・ゲレラが何故にそんなにも頑なになってしまったのか、という序盤のヒキのキモになるところの説明が全くないのでそこで納得しづらい、と言うのもそうだし、クリフハンガーのためのマスタースイッチ問題(しかも二度やらかす)とかもそう。ベイダー卿の扱いも別に無くてもいい程度だし、なんかプロポーションブサイクだし。絵的な話で言うならインペリアル・クルーザー(あ、スターデストロイヤーか)のCG処理も、膨大なディティールが生みだしていた陰影の面白さ、みたいなのがなくなってしまって妙に平板な印象だったのも残念か。webなどの評では前半退屈、後半上がるってのが多かったけど、自分は前半はそんなに退屈とは思わなかったけど、後半の絵的な部分での物足りなさの方がむしろ気になった。前述したスターデストロイヤーもそうだし、そもそもデス・スターにもなにか禍々しさが感じられないし、「ジェダイの復讐」あたりから顕著になってた、帝国軍の装備って実はショボくね? 感も全開だったしね(^^;。

なんだけど、そんな欠点は映画が終わって、小屋を出て、立ち飲みで酒飲みながら思いだしてる時に出てくる話で、映画を見ている間はそんなの気にならない。とにかく終始涙目気味でスクリーンから目が離せなかった。たぶんそれはこの映画が持っている、「ちゃんと新しい『スター・ウォーズ』を作る」という意識に惹かれているのだろうと思う。それは「フォースの覚醒」には無かったものだと思うんだ。「スター・ウォーズ」の世界観の中で、これまでに無かったお話を作ろうという意識と、それを旧来のシリーズへのブリッジとしてもちゃんと機能するように、という気配りが素晴らしい。その上でドニー・イェンとチアン・ウェンは壮絶にカッコいいし、ジン役のフェリシティ・ジョーンズは(特にヒップラインが)キュートだし、インコムT-65の平面形のノーズのすんなり伸びた感じはすてきだし、いろいろ文句つけたけど前触れ無しにワープアウトしてくるアベンジャー号(だよな?)には息を飲むし。

その上で、このお話を見てしまった後は、「スター・ウォーズ」のデス・スター攻略会議のシーン、もしかしたらあそこにはブルー・チームのパイロットたちとかも揃っていた時間線もあったのかも知れんなあ、なんて感慨も湧いてくるあたりがなんともはや。出来の良し悪しと好き嫌いは別物だと思うんで、とにかくこれ、好きです。エピソードⅦとかⅧとかはもういいわ、そっちは若い映画ファンの方が育てていってくれたらそれで良いんだと思う。オレはこの先、「ローグ・ワン」と「スター・ウォーズ」を続けて観てれば、充分満足な余生を送れそうな気がするよ(w。

★★★★☆

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [あけましておめでとうございます。 観てる間ずっと「判るけどさぁちょっと違うんだよなぁ」と感じてたんですが、最期..]

ROVER [あけましておめでとうございます。 ブロケード・ランナーはあれ、大型艦のコバンザメ状態で運用される船なんですかね。ア..]

水上紫煙 [あけましておめでとうございます。 去年の正月は「フォースの覚醒」を見てずっと怒りに打ち震えていましたが、今年は「ロ..]

ROVER [>水上さん 自分は怒るほどでは無かった(『ジュラシック・ワールド』の方が腹立ちました)ですが、なんとも言えん納得だ..]


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奇想炸裂

どこかに悲鳴が潜んでる

空から何か降るSFは名作

脚注弾だけは勘弁な

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