ばむばんか惰隠洞

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2004-03-21 この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「頭文字D」、「光と水のダフネ」、「キャプテンハーロック」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。

「デカレンジャー」はフィーチャリング緑のヒト編。お約束の巨大メカ戦もちゃんと挟んだ上で、犯人探しのミステリ部分も(もちろん視聴者の年齢層も考慮した上で)しっかり作り込んでいるあたりで好感を持ちますな。赤のヒトが単に声が大きいだけのお馬鹿さんにしか見えないのが困ったところだよなあ。

「ブレイド」はあいかわらずどんどん弱くなっていくダディャナさんのお話。彼女の人、この前烏丸所長から伝言もらっていながら、彼氏がライダーである、とは思わんかったんかいな。剣崎君の方は逆にどんどん強くなってる感じですな。カリスと戦う事で、才能がどんどん開花していくという感じ? そのカリスには間の抜けた海堂さんみたいな新キャラがひっつき虫よろしく登場。「アニキ」はよせー、とか思たよ。

んで「プリキュア」が、今週は一番面白かったなあ。ようやくお互いを名前で呼び合う関係になるまで8話かけますか、やるなあ、と言う感じです。

[F1] マレーシアGP決勝

地上波で観戦する人は気をつけて。ネタバレあります。

ジェンソンおめでとー、琢磨惜しかったな、に尽きるレースでしたな。ただ、よくよく見てみると、やっぱりタクはジェンソンに比べてクルマに負担を余分にかけていたよね。序盤のスピンも響いたし、予選の時にも感じたけれど、ミスを取り戻そうと少し焦りが積み重なってしまった感じ。それでも、少なくとも今の時点ではBARのマシン、マクラーレン相手なら互角以上のパフォーマンスがでている感じで、このまま順調にアプルーブが進んでいけば、期待できるんじゃないかなあと思ってしまいますな。

まだ2戦しか済んでいないんだけど、壊れないフェラーリ、ルノー、一台いっちゃったウィリアムズ、マクラーレン、それからBARということで、ここらにチーム間の力関係が微妙に見えてきているのかも知れない。で、壊れないけど追いつくまでにはいかないルノー、ってことだと、うーん、このままでは今年もフェラーリがぶっちぎってしまいそうで、しかもそういうシーンを今年は2つ余分に見せられそうな結果になってしまいそうで、そこはちょっと不安ですわいなあ。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

寸゛ [今地上波観るまで、長谷川アナと西岡アナの区別がついてませんでした。「髪型変ったなあ」などとのほほんと思ってましたが、..]

ROVER [長谷川さん、去年よりはかなりマシになりましたよね。相変わらず状況掴んでないし、おかしな日本語がしばしば飛び出すんです..]

寸゛ [確かに、良くなったと思います。しかし仰る通り、「今宮さんが沈黙に耐えられなくなって話を切り出す」てのをなくさないと実..]

noki [今年は地上波もずいぶんとましになったなぁと思っていたら次戦はKが 地元にいくらしいですな。。油断するとこれだから・・..]

ROVER [K…とはこんどーくんですか、かたやまくんですか、それとも私の知らない誰か…]


2005-03-21 この日を編集

[Day] 宴会ですた

倅が大学受かったぞ記念宴会。於従姉妹殿宅。焼き肉食ってビール飲んでわいわいと。


2006-03-21 この日を編集

[Day] 横のカレンダーが頼りなものだから (16:24)

横の、とはつまり惰隠洞の左サイドに表示されてるカレンダーの事ね。で、るんるんで今日の発送分を持って郵便局に行ったらシャッター閉まってるの。昨日も来たんだから、翌日が休みならそれぐらい言えよなー、とぷんぷんしながら西鈴蘭台の郵便局へ。ドアは開くけど中のシャッターは閉まってて休日用のカウンターが開いてる。

とりあえず荷物は発送できたけど、なんでやねんと思って、「今日は郵便局休みなんですの?」って聞いたら悪びれた様子もなく「そうですよ」とか答えくさるのでちょっとムッとして、「なんでよー」つったら「祝日ですやん」って。

わ、恥ずかすっ

[Baseball] 恥ずかしいと言えば (16:50)

なんか良くわからん野球大会で日本が世界一になったそうだけど、これ、恥ずかしくね? 世界的に (ちょい補足。勝った勝ったと喜んでるオレって世界から見たらなんだか恥ずかしい存在なんじゃねーだろか、って事です)

アメリカに負けて、韓国にはご丁寧に二回負けてるんでしょ? そんでメキシコ様のおかげで準決勝に進んで、そのあと話が良い方向に向いてきてやったー、世界一ぃぃー、なんつって盛り上がるのって、なんかすげー恥ずかしい気がすんだけど。

選手やスタッフの皆さんに含むところは全くないですけど(ホントはちょっとあるけど)、ああ、恥ずかしい。

[CS] 雲のむこう、約束の場所 (23:15)

てことで先日録画しといたヤツ、ゆっくり鑑賞。ふむ、なんだな、劇場で見たときに思ったほど説明不足の映画でもないじゃんこれ、ってところで【ロハで見といてオレ乱土】(←こらっ)。これはこれでよいではないか。少々押井臭が強めなのと、やっぱりカットの切り方が妙にワタシ好みじゃないのと吉岡某の声がやっぱり気に入らない(しつっこいなあオレ)のを除けば、2004年のアニメ映画の水準は楽々クリアしてるよね。好み、が大きそうな気はするが、「新海ワールド」とでも言うべき美術の美しさは特筆もので、ここを見るだけでも値打ちはございますね。

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特典BOX(右)なんてものがあるとは知りませんでした。ファン必携、オレ微妙。

[Day] ハッピーカモ〜ン…それは大和和紀 (24:35)

ラッキーヱビスネタがもういっちょあったんだった。大阪城ホールでのTOKIOのコンサートに出かけてた(なんかアンタ、年々趣味がミーハーになってきとるな。つきあい始めたころは劇団四季の追っかけやってる、とか言うから妙にハイブラウな女なのかと思ったんだが、あれは錯覚だったか)カミさんのおみやげ。コンサートのあとに夕食をとったお店で出たビールがこれだったんで、お店の人に頼んで空き瓶もらってきたんだって。すんげー自慢するんでちょっとぐぐってみたらこれ、ラッキーヱビスと呼ばれるそれなりにレア・アイテムらしいですな。ふむ、数百本に一本の割で混じってて、缶ビには無いフィーチャーなんだとか。ううむ、良くやったぞ>妻。

んでもってウチにはその、ヱビス様のラッキーは舞い込んでくれるのかなあ…。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

にこ [すっきり勝ち上がればなぁ、とは思いますが、この方式なんですから全勝にこだわる方がどうかしてんじゃねえのと感じます。 ..]

rover [ルール上そうなることは有り得るのは分かってるんですけどね。でも「やったー世界一だー」って気持ちより、「なーんか恥ずか..]

にこ [んー、なんなのでしょうか?? それよりもこの大会、参加国があまり増えそうに無いのに、4年に1回とかで大丈夫なのかと..]

rover [そりゃ、4年後なら開催しなくても誰も騒ぎ立てないから……あわわ(w。]

さいだ [恥ずかしい人は無視してればいいと。すぐにドイツ一色になるっしょ。]

加賀須野 旭 [早稲田も慶応もみんな落ちてても、東大に通ったものが勝ちだと思います。普段の成績が良くても本番試験に弱いと入れてくれま..]


2007-03-21 この日を編集

[Day] 岸和田出張 (23:12)

本日はLAN電源制御ユニットを機械に接続するという、かなりちゃんとした作業。しゃがんでがさごそやってたんで足が大変ダルい。

昼飯は当然のようにインデアンカレー、晩飯はヤマちゃん社長が突然「カツ丼が食いたい」つーので、一緒に日本橋の「こけし」。すんげー久しぶりだったわ。

さて、古本の発送準備だな。


2008-03-21 この日を編集

[Day] んーと… (23:21)

21日仮フィックスの予定で動いていたコーディング仕事の要求仕様が21日にやってくる、ってのはどうなんだろう。時空を越えろと?

ある日突然キツキツの納期で仕事振られるのも困ったものだが、前もって立ててたスケジュールが毎回なし崩し的に押しまくられた結果になる、つーのもこれはこれで困ったもので。んまあ私が昔勤めてた会社も割とそっち方向だったんで、当時の外注さんの気持ちとか少しは分からないでもないけど。

そんなことよりも、Windows Vistaがそこそこ普及してるようなので、そろそろあたしもVistaが動くマシンを調達せんといかんような気がしてきた。いやね、メイリオフォントで結構毎回悩まされるんですわさ。それなりにきれいなフォントだと思うけど、従来のフォントに比べて横に長いんだよね。時々予期しない(のはオレだけなわけだが)レイアウトの不具合が発生するんで、関係各位に少々迷惑をかけてたりするんだった。

ちょっとwebで偵察してみたんだけど、おおむね10万でVistaがそこそこ快適に動くマシンってのは入手可能なようだから、今月の働き次第ではあるけど、新機種導入も視野に入れておこうかしら。

で、買うことになったと仮定して、オレはどのVistaを買ったら良いんだ? なんか無駄にバリエーション豊富なんですけど。


2009-03-21 この日を編集

[Day] Sぱら的新年会

うにょ、ちょっと連絡不行届的傾向が…。早めに行けば余裕で切符は取れそうだからまあいいか。ピカデリーが先なので、泉の広場に11:00ぐらいに集合、で良いですかね。みたとこ席は余裕で空いてそうですけど…。

[Day] 取っちゃいました (24:48)

とりあえず三人分は確保しました。のでイニシャルで参加する人はそこそこ遅刻しても大丈夫ですよ。後からの人は適宜、連絡くださったら、と思います。

いえーい、明日は宴会だー。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●あいよー。ほな、ゆるゆるっと泉の広場を目指しますでする。]

rover [よかったよー、チケット無駄にならなくて(w。]


2010-03-21 この日を編集

[Books] 微睡みのセフィロト

9784150309909 冲方丁 著
カバーイラスト 獅子猿
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-030990-9 \600(税別)

超次元的な力をふるう感応者(フォース)たちと通常人である感覚者(サード)の間で繰り広げられた戦乱は世界の有り様を大きく変貌させてしまった。あまりの規模の変革に、世界を統治する仕組みは一新され、紀元もA.J(アフター・ジャッジメント)と改められて17年。今もなお感応者たちと感覚者たちのせめぎ合いは続いていた。かつての戦争の英雄で、今も世界連邦の保安機構で捜査官として活動を続けている感覚人パットの元に新たに届いた指令、それは世界連邦の要人を超次元能力によって生きたまま300億個の立方体へと分解してしまった能力者の確保と要人の救出。捜査を開始するパットに協力者としてついたのは、犯罪者たちと同じ感応者の少女だった…。

アフター・ホロコースト後の、建設途上の新世界秩序、思わせぶりに名付けられた、世界のマクロからミクロの機構、能力、ガジェットに対するネーミング(とルビ打ち)のスタイル、かつて負った傷を隠して闘う戦士に口数の少ない美少女、彼女に付き従う、頼りになるアニマル…。

アニメだ。や、決して悪い意味で言うのではなく。

冲方丁氏の作品はこれ以外に「マルドゥック…」の二作品を読んだ程度なのであまり突っ込んで指摘などできはしないのだけれど、登場人物たちのキャラクタの立て方やその関係性の組み立て方、みたいなものにそこそこ共通点があるのかな、と思わされた。いろいろな点でのちのバロットやのちのウフコックを彷彿とさせるキャラクタが登場する。それはつまり、自らが得た力と、それに見合うだけの「痛み」を併せ持つキャラクタたちが総登場、と言うことで、キャラの作りのメリハリが必要以上にデフォルメされていると言うことなんだろう。それは活字メディアよりも映像メディアで、より良い感じに効果を上げるような設定であると言うことなのかもしれない。

ここはある意味さじ加減が重要なファクターになるところなのかもしれなくて、やり過ぎると(今度は悪い意味で)「アニメだ」ってなっちゃうし、足りないと今度は説明不足のなんだかエモーショナルなところばかりが強調された作品、って事になってしまうのだと思うのだけれど、本作はそこの所を「勢い」で突破してる感じがしてなかなか心地よい。巻末で著者本人と水鏡子さんがたいへん詳しく示唆に富む解説を書いておられるけれどそれは多分初見では読まなくていい。まずは一気に、このコンパクトにまとまった作品を読み切ってしまうのが楽しいと思う。ここにいろんな重しが追加されたのが「マルドゥック…」なんだな、と思わせられる。それは多分作者自身のさまざまな葛藤の反映なのだろう。自分はそこ(とりわけ『マルドゥック・ヴェロシティ』の著者のあとがきとか)に、この作家の危うさを感じてしまうのだけれど、そういう、ふと立ち止まって考え込む余地を与えずに疾走する作品の楽しさがたっぷりつまった一作。こちらはストレートに楽しめます。

★★★☆

[TV] 定期視聴番組 (24:07)

「とある科学の超電磁砲」(終)、「マクロスF」(再)、「聖痕のクェイサー」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。

最後はいろんなところに軽くご都合主義を持って来てはいたけれど、これまでに出てきたキャラがみんな揃っておいしいロールを演じる、となったら盛り上がらないわけがないよな、ってのが「超電磁砲」の最終回。最後の最後で見せ場があって良かったですな、婚后さん。何せレベル的には黒子とタメなんだもんね。

なんだかんだでやっぱり見せるよな、って感じの「マクロスF」。しばしば「井上喜久子の後継」みたいな言われ方のされる大原さやかだけど、「超電磁砲」と「マクロスF」を続けて見ると、悪役振られたときのドスの利かせ方で、まだまださぁやは17歳に敵わねえなあと思ってしまう。きっこさん、やっぱ上手いよね。

ドスを利かせるって点では若いのにあなたやりますね、なのが三瓶由布子だったりするわけで、「クェイサー」と「ハガレン」、ぺーちゃんのおかげで楽しんでますよ。

日曜朝、今週は大豊作ではなかったのでないかね。「ゴセイジャー」(epic6 ブレイクアウト・ゴセイジャー)、日曜朝のテレビ番組ってのはこうだよな、というお手本 みたいなお話になっていたと思う。凝ったことは「ライダー」にまかせておけばいいんだよ。戦隊シリーズは基本、セコくてクサいメッセージ(逆上がりレベルの、ね)を伝えてくれたら良いんだと思う。そこをわりと真面目に作ってもらったような気がして、ちょっと「ゴセイジャー」への点数上乗せしたくなりました。こっちが少々愚直なまでに(この時間帯の)王道を進んでくれるんなら、「ダブル」が掟破りをいろいろやらかしてもまあ、許せます、つーかこっちはこっちで面白いし。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●ゴセイジャーはちょっとちゃんと見ようかなと思わせる(笑)回でしたね。 ●ただ個人的にはここまでカード商品に肩入れ..]

rover [敵と味方でレアカードの争奪戦…なんか作品タイトルまで変わっちゃいそうですね。 レッドが一番ぽややんとしてる戦隊モノ、..]


2012-03-21 この日を編集

[News] 訃報

アニメ監督の石黒昇さん死去 「宇宙戦艦ヤマト」演出(asahi.com)。満を持して、なのかなとも思える「2199」公開前のタイミングでこれか…。尽きせぬ感謝を。

[Books] 赤い星

赤い星(高野史緒/著) 高野史緒 著
カバーイラスト 加藤俊章
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
ISBN978-4-15-208950-2 \1600(税別)

華麗なる薄味

北方海域で発生した日本漁船とのいざこざを口実に、帝政ロシアは江戸幕政下の日本をその支配下に置くことになった。そんな江戸の街で情報絡みの便利屋として暮らす娘、おきみは、幼なじみで今は吉原一の花魁となった真理奈太夫から一つの相談を持ちかけられる。正式には逝去したとは言われているが、生存説も根強く残るかつてのロシア皇子ドミトリが今、江戸に潜んでいるというのだ。自身が徳川の御落胤であると主張する真理奈は、ドミトリを捜し出し、その后となることでロシア皇后の座を射止めようというのだ。半信半疑ながらも真理奈の頼みを引き受けたおきみだったが…

軽石庵からJコレ借りて読んでみようシリーズその10。前のアイオーンでちょっともやっとした気分が残ってしまったので、もう少しこの人の本を読んでみようじゃないか、ってことで。とりあえず「アイオーン」よりは続きが気になる感、みたいなものはしっかり伝わって来たかも知れない。前作が「信じるに足る自分の立ち位置」みたいなところに目を向けていたとするならば本作は、「信じるに足る世界とは何なのか」ってあたりを向いたお話づくりがされていて、かつその「世界」のスケール感が良い按配だった、って事なんだろうか。

とはいえ残念ながら「アイオーン」にあった問題点もそのまま引き継がれてしまっていると思えるところも多々あって、そこはやっぱり辛いかも。衒学的な面白さや本気とも冗談とも付かないお話の味付けなど、面白いと思える描写はそこここにあるのだけれど、それらがみんなツッコミ不足というか「え、そこで終りなの?」的な描写で終わってしまっていて、なんて言うんだろうな、本書の前半でちょっと出てくる女郎屋での描写的な話で言うなら、内股にしのばせた手を肝心なところまで深く押し入れることをせずに、ひとなでしたらすぐにお腹のあたりをさすり始めて、かつ秘所にはその手が戻ってこない、みたいな(^^;。もう少しそちらを深く突っ込んで書いて欲しい、と思ったところで語り手の興味は別の方に移ってしまうのだね。

歴史改変SF的なノリで言えば、何故ロシアなのか、ってところ(ロシア的さまざまな物事自体はかなり面白いんだけど。スミレーノフ長官は本書、読まれたんですかねw)や、そもこの作品世界ではどういう流れで帝政ロシア→ソ連邦→ふたたび帝政ロシア、という流れが出来たのか、とか、その間日本にはどういう歴史的な流れがあったのか、といったあたりの説明が決定的に不足しているので、中盤以降のストーリー展開のキモになる、「この世界のほうがリアルなラインなんだよな?」ってテーマ部分の補強が全くない感じがするんだよな。なので面白いお話ではあるんだが、同時に割とどうでも良い話になってしまっている、という欠点も同時に持ってしまってる、ってことになってはいないかな、という気もしてしまうんだった。細かいところなのかも知れないけど、そこの所のディティルへの説明が足りていないことが、なんて言うのかな、最終的に「まあ、ね」って言う読後感で終わってしまう本になっちゃった、という〆を提示する結果をもたらしてしまったんじゃないのかな、と。

少しタイト目にまとめた分、お話的には「アイオーン」よりはいいと思いました。終盤の展開も(前述のような理由で)もっとやり様はあったとは思うけど、それでもかなりハッタリは効いててそこは良かったと思う。それだけに全体に漂う薄味感はもうちょっと、何とかしてもらえたら嬉しかったんだけどなあ。

★★★☆


2013-03-21 翌日朝にこっそりと この日を編集

[Chinema] だから、遅すぎたと言っているんだッ!

…って事にならなきゃ良いけど。実写版「パトレイバー」公式サイト。TLが賑わっとったのはこれのせいなのね。今のところはキービジュアルが一枚だけで、なんともつかん状態ではあるんだけど、なんだろなーこのガンキャノン感たっぷりなイングラムは。

もとより現段階で、どんな映画が出来上がるのかなんて予想も付かんけど、何となく実写版「鉄人」みたいなものを見せられることになりそうな悪寒はある(あれはあれで好きでしたけど)。ま、そこを突き抜けてバーホーベンの「スターシップ・トゥルーパー」までやってくれたら拍手なんだけどな。

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自分は一作目の方がちょっと好き度上かなあ。


2015-03-21 この日を編集

[PC][Oldbooks] 「終了」と「完了」、どっちが偉い?

hpソリューションセンター古本のデータ作成のための書影スキャン作業、XP時代はSCSI接続のエプソンのGT-7000Sと言う骨董品でやっていたんだけど、Win8.1になってこのスキャナが使えなくなっちゃって(まだちゃんと動くのになあ)、プリンタ兼コピー機として購入したhpの複合機、B110aのスキャナ機能を利用してる。最初はTWAINを介して(ACDSeeやPhotoshopから)スキャンすると連続スキャンができないんでなんだよこれ、って思ってたんだけど、これはプリンタにバンドルされたhpのユティリティ・ソフトからスキャンすることで連続取り込みができるって事は判ったんだけど、未だに作業してると引っかかる。

EPSON TWAINだとスキャンの手順はプレビュー→必要な範囲など設定→本番取り込み、って流れだったのがhp版だと、プレビューした時点で画像はいったんメモリに取り込み、範囲設定をしたらその部分のみをファイルにセーブする、と言う流れで、言ってみれば手順の最適化は進歩している、と言えるのかもしれないけれどインターフェイス的にどうなんだ、と思えるところもあるわけで。

プレビューをやったところでユティリティのウインドウの右下はこうなるんだけど、プレビューした画像はセーブして、次の書影をスキャンしたいと思うオレは「完了」、「終了」、どっちのボタンをぽちっとしたら良いんだよ、と。

ショートカット的に「X」の方が強力なのかな、って予想はつかんこともないけどやっぱちょっと分かり難いんじゃないかとは思う。続いてスキャンしたい時は「完了」をぽちっとする、が正解なんだけどだったら、「完了」「終了」と「了」を二つ並べるよりは、「完了」の方は「セーブ」とか「続行」とかにした方が良かったんじゃないかな、とは思いましたよ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

寸゛@たじまや [インストールやアンインストールの作業中によく見る「何某を完了中です」というメッセージも謎ですよね… complete..]

rover [「拡大鏡を開始する」なんてのもありましたね。Windows独特の言い回しって結構あるような気はします。]


2016-03-21 この日を編集

[Day] 三連休だった

センバツ始まってる。あ、F1も始まってたよ。webでアロンソのクラッシュシーンを見たけど、かなり大きな事故でぎょっとした。アロンソには大きな怪我はなかったようだけど、怖いな。今年のホンダはどうなんでしょうね。一応同国のよしみで応援してないことはないんですけど、どうなんだろう。ターボ時代はスピリットで一年、ウィリアムズに供給しだして2シーズン目の終盤であたりが出てきたように記憶してるので、3年は低空飛行でもしかたないかも、なんて思ってはいるんだけど、組んでる相手がマクラーレンとなると、そこまで悠長なことも言っていられないのか。がんばって下さいましな。

そういえばお彼岸だったな。親父の骨壺に手を合わせに行こうかな、なんて思ってたらカミさんが一人でお参り済ましてたって事が発覚。誘ってくれよ、一緒に行くから(^^;。ずぼらに見えておかしなところが律儀だな、ウチのカミさんは(w。

後はまあ古本発送しては酒飲んだり、カレンダーで赤い色のついた数字の日は基本やらないお仕事をちょっぴりこなしたり、まあ特に大きな事も起こらない連休でした。

あ、そうだ、togetterで見かけたこんな話題、「お風呂が長いと思ったら死んでた」入浴中に寝てしまうことの恐ろしさを語る人々「これ本当に危ない」。うちのマンションでも土曜日に起きていた。一人暮らしの八十代の方が、近所に住んでる妹さんが訪ねてきてるのに玄関に出てこないので、隣室の方に声を掛けてチェーンロックぶった切って入ってみたら浴室で亡くなっていたという。みなさま気をつけましょうね(と言う歳だなあ)。とりあえず今年の自治会の会計仕事、これが最後の出金ということになるのかな。

[Anime][TV] 定期視聴番組

土曜深夜から日曜深夜まで。なんだけど日曜朝の特撮二本を録り損ね。土曜深夜、「ハイキュー!!」と「ヘヴィーオブジェクト」、手に汗握る系と半笑い系の安定銘柄。「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」、ガンダムだと思って見ていたらイデオンだったでござる、みたいな。「皆殺しの冨野」ならぬ「冷血のマリー」発動してましたな(^^;。

日曜は久しぶりに大河が楽しくて、映画だと酷評されるのにテレビシリーズだと三谷作品、かなりいい感じなのはなぜなんだろう…、ってそりゃ監督が別の人だからだよね(w。「新選組!」もよかったですけど今回も楽しんでます。楽しんでるって事だと「Dimension W」も意外にSFしてて悪くないな、って思ってます。


2018-03-21 この日を編集

[Day] お出かけ

水曜はシネ・リーブルのサービス・デーなので映画鑑賞。「シェイプ・オブ・ウォーター」観てきました。流石にオスカー獲得映画でしかも祝日ってことで、結構お客様多めでしたね。感想は改めて。

映画観たあと新開地まで歩いたんだけど、元町のツインズさんも店じまいされてたんですね、厳しいなあ…。

[Chinema] シェイプ・オブ・ウォーター

スタッフ
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ギレルモ・デル・トロ/ヴァネッサ・テイラー
原案:ギレルモ・デル・トロ
製作:ギレルモ・デル・トロ/J・マイルズ・デイル
音楽:アレクサンドル・デスプラ
製作総指揮:リズ・セイアー
出演
サリー・ホーキンス
ダグ・ジョーンズ
マイケル・シャノン/リチャード・ジェンキンス
マイケル・スタールバーグ/オクタヴィア・スペンサー
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/shapeofwater/

こだわりは、伝わるんだけど…

1962年、冷戦下のアメリカ。幼少時の虐待によって声帯を失った女性イライザ。現在はゲイの画家ジャイルズとの緩い共同生活をしながら政府の機密機関「航空宇宙研究センター」で深夜の清掃員として働いていた。特に変わりばえもない毎日だったがある日、転機が訪れる。センター史上でも最大級の機密条項となる、とある「もの」が搬入されてきたのだ…

屈指のオタク監督、ギレルモ・デル・トロが送る「大アマゾンの半魚人」への一種のアンサー・ムービー。このアンサーについては後でまとめて自分の考えを書きます。で、まずは映画全体としての印象を。

とにかく「趣味的だなあ」としか思えないセットのデザイン、色彩のなんというのかな、色彩のレベルの、Photoshopでいう「レベル補正」で右端と左端のスライダをそれぞれぐいっと中央寄りに寄せた感じの色の感じ、でわかりますかね。色数は多彩ではないけどその彩度の付け方が強烈で、なんとも言えんありえなさを強調している。

そんな世界で繰り広げられるお話は、愛情を伝えたいのだけれど、伝え方とか伝えるべき相手がわからない人びとの物語、と言えるだろうか。ヒロインのイライザは日々平穏で規則正しい暮らしを送りつつも、その規則正しさの中にはバスタブに浸かってマスターベーションを行うことも組み込まれている女性。緩いパートナーのジャイルズは、画家としての腕は確かだけれど一度酒で身を持ち崩し、今は立ち直りつつあるけれど一度壊れてしまった画家としてのポジションを取り戻せず、さらに真の意味でのパートナーを見出せない人物。他にも政府のエージェント、お抱えの科学者と言ったキャラクタが登場するのだが、そんな彼らも何か、誰かに承認して欲しい、という欲求をうちに抱えている。そこに想像を絶する異形のものが放り込まれたら…、と言うのが基本的なお話と言えるだろうか。

その中でヒロイン、イライザと「彼」のラブ・ストーリーが展開していくわけだけど、正直そこにラブ・ストーリーとしての甘酢な感じ、というのは結構希薄で、かわりに満ちているのは「かわいいなあ」という感想だろうか。いわゆる恋愛ものの構造はなぞられていないし、だからといって社会派サスペンスみたいな風味が強い訳でもない。ひたすらデル・トロさんが見たかった半魚人と美女のイチャイチャストーリーを見せられることになる。それが良い、と言う人には徹底的に楽しい時間だろうし、それも良いけどさ、って人にはなんとも消化不良な感じが残る映画だろう。「かわいいなあ、でもさぁ」と思っちゃったら、いろいろ引っかかりが残っちゃうと思うんだ。オレがそう。

ギレルモ・デル・トロは「大アマゾンの半魚人」のラストに納得がいかなくて、半魚人にハッピーが訪れて終わる話を作りたかった、と言うことらしいけれど、それもわかるけれど、でもそれは怪獣映画なりモンスター映画の最大のキモをはずした映画を作ることになってはしまわないだろうか。怪獣/モンスター映画というのは、望んでいないのに人間世界に連れてこられ、それが原因で騒ぎが起こり、その騒ぎの中で理解や対立が生まれ、一時は理解の側が優勢にもなったりするけれども結局人間の側の勝手な都合が怪獣/モンスターを滅ぼすことになる、というのが基本的なフォーマットだと思う。もちろんそのフォーマットを外して良い映画が出来ることもあるとは思うけど、本作はそこまでは行ってなかったと言えるのではないかしら。

言いたいことはつまりこういう事ですね。「彼」はひとりで還るべきだった。そうなってたらオレは多分、本作を傑作認定してたと思います(^^;。

★★★★

[Anime] 定期視聴番組

週前半。「りゅうおうのおしごと!」「学園ベビーシッターズ」「オーバーロード」「宇宙よりも遠い場所」。

「ベビーシッターズ」、後一話かあ…、あと「よりもい」、泣かすなやこんちくしょう(^^;


2019-03-21 この日を編集

[Books] 円環宇宙の戦士少女

円環宇宙の戦士少女(クローディア・グレイ/著 中原尚哉/翻訳) クローディア・グレイ 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト NAJI柳田
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012218-8 \1140(税別)

萌え版「第5惑星」(ちょっと違うか)

戦争状態にある惑星ジェネシスと地球。劣勢が続くジェネシス側は、円環構造を成す五つの惑星を繋ぐ<ゲート>を破壊することで、一時的に地球側の侵攻を食い止めようとする作戦を企画する。だが、その作戦に参加する兵士に帰還の可能性はほとんど無い。マサダ作戦と名付けられたその作戦の演習中、突然襲来した地球艦隊との戦闘に巻きこまれた女性パイロット、ノエミは戦闘中に負傷した同僚を救うために宇宙を行くうちに、不審な宇宙船を発見する。治療のための機材が利用できるかも知れないと考えたノエミはその船に乗り込むのだが、そこにはたった一人の乗組員が残っていた…。

その船は30年前に<ゲート>の調査を行っていた地球屈指の科学者、マンスフィールドの持ち船で、<ゲート>の調査中のトラブルで乗員は全員退去、一人残っていたのは人間ではなく、マンスフィールドが造りだしたアンドロイド、それも彼の最高傑作、アベルだった。本来であれば敵であるはずのジェネシス人だが、周りに地球人がおらず、唯一の人類であるノエミに最優先の命令権が移ったもんだから、アベルは先の作戦を回避しつつ<ゲート>を破壊する方法を知ったノエミの命令を聞かざるを得なくなって…と言うお話。

んまあロボットと人間の恋物語なんてのはこれまでもたくさんあるけれど、今回は本来敵と味方なのに、アンドロイド側のプログラム的に、人間の指令は拒否できないという仕様(バグとも言う?)故に敵の命令を聞かなくてはいかなくなってしまい、ノエミの益になる行動を取り、彼女とコミュニケーションをかわしていく上で、彼女に対してのAIなりの気持ちに変化が生まれていって…、ってあたりの、一人と一体の間のちょっとした凸凹感とか笑える感じがちょっと楽しい。

原作がそうなのか、中原さんの訳が巧いのかは解らないけれど、結構厚めの本なのにさくさく読めていく感じが楽しい。キャラの立て方、その出会い、お別れ、それから再集結というエンタティンメント・アクションのキモの部分も抜かりなく、ライトなエンタティンメントとして大変良くできていると思った。なにか重いテーマを投げかけたりはしないけど、さくさく読んでとっても楽しい、そんなお話もたまにはあっても良いでしょう。

ラストが少々とっ散らかっちゃった感はなしとしないけど、なかなか楽しい1冊でした。悪い意味で言うんじゃなく、手軽に楽しい娯楽作として基準をクリアしてると思いましたよ。

★★★☆


2024-03-21 この日を編集

[PC][Day] だいぶ戻ってきた

去年の8月末に突然圧迫骨折で長期入院する羽目になり、おんなじタイミングでパソコンも様子がおかしくなり、退院はしたけれどどうにも調子が戻らないままはや半年。ぼへーっと毎日過ごしつつもちょっとずつ環境を復帰させるべく、ちびちびやってきたんですが、とりあえずデスクトップ環境はディスプレイを交換、リビングのほう(倅のおさがりノート)も中古のノート一台購入してハード面はどうにかなりそうな感じ。まだ環境をちゃんとさせるのに時間かかりそうですが、何とかぼちぼちと…

[PC] もうちょい頑張り中

秀シリーズなんとかインストールできた。これでたぶんぼちぼち戦える、だろう(^^;

amazon整備品のレッツノートを購入した(28,000円でした、型番はCF-SZ6ってヤツです。軽い!)んですけど、なかなかクセの強いマシンっすね( ̄▽ ̄;)


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ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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