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キム・ニューマン 著/北原尚彦 訳
カバーイラスト アオジマイコ
カバーデザイン 東京創元社装幀室
創元推理文庫
ISBN978-4-488-12904-0 \1140 (税別)
ISBN978-4-488-12905-7 \1200 (税別)
19世紀末、英国、いや世界の裏社会において
多分シャーロキアンであったり、なんと言うんだろう、世紀末怪奇耽美趣味的本格(と言うジャンルがあるのかどうかは知りませんが)を愛する人には堪らんものがあるだろうと思う。そっち方面の素養はからっきしな自分にも、例えば各エピソードのタイトルがホームズ物のそれから引いてるんだな、ってあたりは何とかわかるし、それ以外にもいくつかは「ああ」と思えるところもあった。その上で展開していくストーリーは、あくまでモリアーティの手下の一人で、自分は腕利きのタフガイだと思っているモランの手記、と言うスタイルを取っているために、闇の帝王モリアーティが実際にどういう事を考えていて、なんならモランの事をどう見ているか、なんて事はあまり詳しく語られない。
代わりに念入りに語られるのは、まさにその、モランの立場から見たモリアーティのプロジェクトの進捗レポートなわけで、ここではモランが思ってるほどには作戦の詳細を知らせていない。それゆえモランは自分が思ってるほどには現場を支配しているわけじゃなく、その陰で全てを自分の思い通りに進めていこうと人知れず暗躍しているヤツがいるぞ、それは……、ってまあ、みんなの予想通りなんですけど(w。
特にツカミの意味もあって、それなりに解りやすいお話が並ぶ上巻はそれでも結構楽しめた。ラストにもう一回言うけど、個人的にとっても嬉しい名前にも出会えたし。ただ…
ここんところの日記を見てもらったら解るように、猛烈に調子が悪くてですね、ちょっと歩いただけでやたら疲れてしまう状態で、なんか文字を追っかけるのも結構しんどくて、実は重要なところが頭の中を素通りしちゃっているかも知れない。もうちょっとちゃんとした状態で読んだら、感想も少しは違った物になってたかも。なにせキム・ニューマンですからね。もっとグッとくる何かが隠されていたのかも知れない。でも今はちょっと、アバラの痛みの方が上回っちゃった感じで。著者、訳者さん共にゴメンナサイ、です。
そうは言ってもオレもSF者のハシクレ。一言ぐらいは言わせておくれ。
アロナックス教授、かっけー!(^o^)
★★★
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