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うわあ、1月は結局ユキちゃん仕事、完全シカトだったなあ。いちお、1月はどんな暮らししてたかというと、カミさんが8日に神戸中央病院に入院、こっちはこっちで翌日原チャでコケてやや不調、と思ったら結構重傷だった。1月の日記の補完分で詳しく説明しますけど、アバラ5本折れて、かつどういう関係か解らんけど急性肺炎を併発してて、結構しんどいんですがここでオレまで入院しちゃったら本気でシャレにならんので、そこは自宅療養ってことにして、一日おきでカミさんの様子を看に行きつつ、いろいろ細々した用事を消化する日々。
こっちも肺炎で抗生物質もらってて、薬によっては結構頭がほんわかしちゃう物もあるんで、用心しながら毎日生活しております。カミさんの方はステロイド剤の導入で血管の炎症がかなり軽減され、ちょっと元気が戻ってきた感じ。オレの方は担当の先生からすると肺炎の影の引き具合がちょっと遅いんじゃないかってことで、抗生物質を変更しようという流れ。頭ほんわかに換わってお腹ぐりぐりの副作用があるかも、だそうです(^^;。
いちお、メモとかを元に1月分の日記も追加していこうかと思ってます。全く憶えてない日もあるんだけどね。
入院中のカミさん。連日従姉妹殿に面倒見てもらうのも悪いので、日曜ぐらい一日ゆっくり休んでもらおうって事で、今日はかわりにオレがちょっと早めに病院に。特に重要な仕事もなかったんで、食器洗ったり、ゴミの処分したり、飲み物を新しいのに換えたり、あとは雑談。お義母さんの方はどうなんだろう(お義兄さんに任せっきりなんだけど、あっちはあっちで大変だろうな)とか、まあ下世話な話題になっちゃうけど、ここの支払い、どんな感じで対応しようかね、とか、そもそもあとどんだけ入院する事になんだろね、とか。
そんな中、ちょっと面白かったのは入院初日、ドタバタの末に就寝という事になったんだけど、その晩見た夢はトンカツだったそうで(^^;。まあ入院前の数日ぐらい、あんまり物食えなかったし、輸血やら点滴やらでぼんやりした状態で寝ちゃうと、なんかがっつりした物が無性に食いたくなったのかも知れないな。ちなみに「最近はどうだ?」つったら「食い物の夢は見ないなあ」ですって。
ちなみにあたしの方ですが、今朝初めてタバコを一本、ちゃんと最初から最後まで肺に入れても大丈夫だったので、多分肺炎の方は落ちついたんだろうと思う。アバラは相変わらず痛いけど(^^;
倅が月、火と仕事休みなので、こっちは二人分の昼飯こさえて、向こうは午後は従姉妹殿にくっついてカミさんの様子見、そのまま従姉妹殿と晩飯食って帰ってくるので晩飯は自分の分さえ作れば良いから割と手抜きメシ。水、木の倅は昼シフトなので、オレは昼手抜き、晩はちょっと頑張らないといけない。あとどっちか一日はオレがカミさんの様子を見に行ってる。金曜から日曜は倅は昼→夜シフト。オレは一日おきぐらいでカミさんの様子見。
その合間に洗濯したり買い物行ったり、あとは本業の方も。ちょっとアバラ痛くて、本の発掘に時間がかかるっちゅうのに、このタイミングで文庫本120冊、なんて注文が入るから泣きたくなってくる(^^;。事情は話して少し待ってもらってるんだけど、そうそういつまでもお待たせするわけにもいかんので、頑張って準備しなくっちゃ。
なんてなサイクルの一週間、もう4周目に入ってます(w。
火曜深夜の分。「revisions」「荒野のコトブキ飛行隊」「転スラ」。「revisions」、相変わらずのイキリ主人公はおいといて、漂流教室ならぬ漂流渋谷のお話はそこそこ興味は持続してる。
そういえばこの作品の放映に併せてハヤカワJAから「時間SFアンソロジー」の副題付きで「revisions」なる本が出ておりますね。一応読んだんですが、個人的には半分が既読という、コスト・パフォーマンスが大変低い本で、感想も身体エラかったんで書いてないんですけど、未読の中ではC・L・ムーア「ヴィンテージ・シーズン」がなかなかでした。未読が多くある人だったら、それなりに楽しめる本かもしれません。
「コトブキ…」、「エリア88」でこんなエピソードあったなあ、なんて。今のところ楽しく見てますよ。ちゃんと雷電が飛んでるところには強制冷却ファンがブン回ってる音が追加されてたりして芸が細かいね(w。「転スラ」、いい感じに楽しめてます。
と言うわけで昨日も書いた通り、水、木はちょっと頑張って晩飯こさえなくちゃいけない。昨日はビーフシチューにフランスパン、安もんの赤ワイン。倅は「今日のワインは結構回るな」とか言うとったけどあたりまえじゃ、普段は3人で1本空けてるのに、今日は2人で1本だからな、つったら「ああ」ですって(w。
お見舞いに行く日なので出かけたら、今日はお義兄さんも来てたんで結構話が弾んでいい感じ。一応カミさんの容態もずいぶんマシになってきたし、少しは楽観的になってもいいのかなあ、なんて。
で、今日の晩飯です。昨日ちょっと凝った料理したんで、今日も少し手の込んだ事やろう、ってことでスーパーを物色してたらこんなの見つけた。「日清フーズ からあげグランプリ金賞 から揚げ粉しょうゆ味ガーリック風味」。うん、今日はこれで行ってみようって事で鶏モモ肉を2枚、レタス、キャベツの浅漬け、ビール買って帰宅。この唐揚げ粉は粉のまままぶすんじゃなく、一度水で溶いて、そこにお肉を漬け込んでから揚げるタイプなのね。
言われる通りに作ってみたんですけど、割に良い感じっすね。全部一度に揚げるのは無理なんで3回ぐらいに分けて揚げたんだけど、冷めたヤツも結構お肉も柔らかくていい感じ。皿にレタス敷いて揚げた鶏さん盛って倅を呼んで、「ご飯と味噌汁で晩飯ふうに食うか、こいつをアテにビール舐めるか、どっち?」って聞いたら「ビール」って即答だったのでそのように。
ま、野郎2人の晩飯なんてこんなモンですね(w。
アバラが痛いのを免罪符にいろいろサボっているんだが、やらんといかん事は山積みなんだよ。前にもちょっと書いたけど120冊オーバーの注文はまだペンディングだし、それ以前にはてなダイアリーの更新停止に伴い、古本屋番頭日記も別なところで再起動しないといけないんだけど、そっちも放ったらかし。一応はてなブログに用地は準備できてるんですけど、カスタマイズの仕方がよく解らん。前はざらっとCSS書けばそれでよかったんだけど、はてなブログは良くわからんね。まあ今はちょっと身体がいろいろしんどくて、我慢が効かない状態にあるってのもあるんだけど。
いちお、ユキちゃんの温情で今月は金は入らんけど仕事もしなくていい状態なんで、ここを利用していろいろ整備したいとは思ってるんですが…。
意外に多いな、「ケムリクサ」「盾の勇者の成り上がり」「同居人はikry」「モブサイコ100Ⅱ」「ガーリー・エアフォース」「禁書Ⅲ」。「ケムリクサ」、あれね、「けもの終末旅行」的なお話を狙ってるって事なのかしら。野島の弟さんの芝居が常にイラッとくるのは、何か狙いがあっての事なんだろうか。「盾の勇者」、比較的胸糞展開が続いてたお話が急におちゃらけ展開。尚史さんはチョコボをゲットし、元康さんは完全にお笑いキャラになっちゃった(w。
「同居人…」大変気に入ってます。どっちかというと半笑い案件寄りだし、実際にペットと暮らすって事のしんどい部分がかなりオミットされてるんじゃないか、ってところもあるけど、それはまあ措いといても、とてもハートウォーミィな仕上がりでかなり好き。
「モブサイコ」、よぉ動くねえ。「ガーリィ…」、3機目はRF-4、なのに機首にカメラパーツが無く、雪風みたいなカメラポッドを吊下してるのね。イーグルの子のお芝居または声質が、ちょっと好みじゃないのがちょっと辛いかな。
「禁書」はまあ、派手だがよくわからん(^^;。
カミさんの見舞いに行ってた倅、「今日はこんな物が」つって出してきたのは、カミさんの入院先の病院からの1ヶ月分の入院費の請求書。むー、覚悟はしてましたがオリンパスの次期フラグシップモデルを買ってもまだお釣りが来る値段ですか、はふう(^^;
カミさんも含め、医療関係者が多い親戚衆の総意として、まあ退院は早くて3月だろうって事なので、頑張るしかないね。
大森望 責任編集
装幀 川名潤
河出文庫
ISBN978-4-309-41651-9 \920(税別)
書き下ろしSFアンソロジーシリーズ、「NOVA」、3年ぶりの新シリーズはベテランと新鋭入り乱れる10編を収録。
と言うわけで、ではいきますど(w。
専業主婦の毎日に疲れ果てた私のもとを訪れた若い女性。彼女は「宗教の勧誘をしています」と切り出して…
結構な巻数が出ているこのシリーズには初登場、というビッグネーム。自分も新井素子さんは長編、のイメージはちょっとあったかも。お話はがっちりしたSFというよりは「すこし、ふしぎ」もしくは「すこし、ふじょうり」系。なんというんだろ、全ては気の持ちようかも知れないよ、ってことを改めて言い聞かせてくれる、的な(^^;。
アレキサンダー亡き後のアレクサンドリア。七十人の翻訳者が二人一組、三十五の組に分かれて翻訳した聖書の内容が寸分違わぬ物だった。その理由とは…
「ユートロニカのこちら側」がなかなかだった小川哲さんの新作は、なんだろう、最近割と流行りっぽい言語SFの一角、と言えるようなそうでも無いような。言語、というよりは物語SF、と言った方がふさわしいのかな。
SFX映画界におけるCGモンスターデザインのトップクリエイター。彼の創作の秘訣とは?
なんとなく「異形コレクション」向きなお話だなあと思った(w。3D-CGの限界に、人間の想像力を超える物は創れない、ってのがあると常々思っているんだけど、その状況に風穴を開ける物があるとすれば、ってところにSF的アイデアが。3Dプリンタがいろいろ活躍するあたりも、とても今風ですね。
「外人」と呼ばれる異星人によって着々と「平らに」均されていく地球。食糧不足と人びとの屠殺嫌悪からの回避のため、遺伝子操作を用いて食品工場で生産されている。そんな世界に暮らす人びとは…
割と普通のナノテク物かと思ったら、牛がそういう状態なのにそれ以外がただで済んでるわけがないだろうという一種のディストピアSFに話は進んでいく、けどなんとなくとぼけたペーソスもありますな。
ちょっと前にwebで「俺たちには光すら遅すぎる」(だったかな)なんてフレーズが流行った事がありましたが、それを地でいくような、タイミングゲームのエッジで戦うゲーマーの矜持が饒舌に語られる。ライバルに向けた罵倒は、それ自体が実はラブコールというね。
VR(ARかな?)ワールドで古今東西のキャラになりきれるゲーム。新たに導入されたタイトルは「レンズマン」。友人と共にゲームに参加した私が選んだのはレッド・レンズマン、クラリッサ・マクドゥガルがメインのアトラクション。だが何か様子が…
ヴァーチャルワールド殺人事件、かと思ったらそこは小林泰三、ただで済むわけもなくお話はなんだかどんどんスケールアップ。ラストはちょっとドキッとする。
決め手が見つからないまま締め切り間近の新規プロジェクト。そんなある日僕が気付いた事、それは世間には猫が集まるポイントがあると言う事。そしてそのポイントにはさらなる効果が秘められているという事。これを新プロジェクトに応用できないか、と考えた僕だったが…
何せ猫ですから。当然シュレディンガーさんがしゃしゃり出てくる訳ですな(w。
長期出張中の彼女の飼い猫が死んでしまった。この窮地を切り抜ける術は無いものか。ネットの友人に相談してみたら…
まあ悪趣味ではあるんですが、その趣味の悪さもコミで、現在のアクティブなユーチューバーの世界をシャープに切り取ったお話、と言えるのかも知れない。で、これを面白がるって言うのは、そりゃ個人の勝手ではあるんだけども同時に、富士の樹海に入り込んで悪さしてたアメリカ人ユーチューバーを無邪気に叩けねえなあ、って気もちょっとしてしまう。
トリと大トリは名手二人、まずは宮部みゆき。研究され、整備された養子縁組制度によって、過度な幼児虐待や育児放棄などが一掃されたと思えた近未来、それでも…
一見理想郷となった、と思える世界であってもそこに完璧はあり得ないし、よしんば完璧であったとしてもそれは本当に望ましい未来なのか、と言う。ラストの解釈でまだちょっと答えを出しあぐねてるところはあるんですけどね、シンプルに字面通りでいいのか、そうじゃないのか、ってところで。
空前の在籍期間を誇る首相のもと、徐々に、しかし決定的にこれまでとは異なる社会体制を確立しつつある日本。だがそれは本当にユートピアへの道なのか…
なんというか、山陰、いや(失礼な言い方であるのは承知で書きますが)裏日本SF、と言うジャンルが生まれたんじゃないだろうかという気がする。飛さんが島根県在住、というのと関係があるのかないのかわからんけど、なんと言うんだろう、快晴であってもどこかに陰が落ちていて、完全なドピーカンというのは期待しづらい、そんな土地でのみ表現できる地方感のような物を強く感じた。
ということで。エッジばりばり(故にオジサンなんかはちょっと、どう着いていったら良いのか解らん事になってしまう物もあった)の作品群と、名手の安定の手練手管、二つが同時に楽しめるお得な1冊。楽しませていただきました。
★★★★
先日回ってきたカミさんの入院費の請求書、放っとくわけにもいかん(^^;ので翌日、そこそこの大金を下ろして病院へ。したら会計のお姉さん、「限度額適用認定証は取ってますか?」って聞いてくるんでこちらは「は?」と。なんでも非常に高額な医療費の場合は、国保の3割負担の限界を超えて支払額の減免がなされる事がある、と。区役所で申請すれば即日交付してくれるので、それもってもう一回来なさいな、って親切にもアドバイスくれたのでいったん退却。その日はカミさんの様子見て帰り、自宅でそのなんちゃら認定証について調べてみたら、カミさんの保険証が必要だった事が判明。それ、カミさんの手許だわ(w。
仕方が無いので翌日、また病院に出向いて保険証を受け取り、また鈴蘭台に戻って区役所へ。そういや新築になった区役所、初めて行ったけどふむ、全部の窓口が1フロアにまとまってるんでとても便利になったね。手続き自体はとても迅速に終了。ほら、ウチ稼ぎ少ないからお役所も結構多めにお目こぼししてくれるみたいで、最初に思ってた金額からはかなりお安くなる模様。
てことで本日改めて会計に。限度額が適応されるのは医療費だけで、入院中の食事代はこちらで負担しなくてはいけないので、そこは結構な額になったけど、それでも総額は最初に言われた請求額の4分の1ぐらいで済んだので大変助かりました。ありがとう神戸市、ビバ貧乏(w。
あまりに日にちが経っちゃったけど、そこそこ続けて見てますよ。順不同でいきますが、「同居人…(というか『ひざうえ』って略すみたいですね)」で泣いた(w。「転スラ」の大賢者といい、めぐぅ姐さん大活躍だな。
「ルパパト」最終回。視聴率や商戦的にはどちらかというと苦戦したようですが、とても楽しいシリーズだったと思う、んだけどダブル戦隊、ってのが最終回に限っては盛り上がりを削ぐ結果になっちゃったかなあと。怪盗の方はいったん退場して、最後の最後で実は…、みたいな仄めかしが、くらいの演出でもよかったのでは。
あとは何があるんだ? 「SAO」「ケムリ」「盾」「コトブキ」「モブ」「転スラ」あたりはとても楽しい。「ガーリィ」は相変わらずイーグルの子の声…、「禁書」は話が全く見えない(w。
ジェイムズ・P・ホーガン 著/内田昌之 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力+W.J
創元SF文庫
ISBN978-4-488-66327-8 \1200(税別)
火星のベンチャー企業が進めていたテレポーテーション技術、それはついに実際に開発責任者を被験者としての人体実験が実施されるところまで進捗していた。首尾よく成功したかに見えた実験だったが、なぜか実験台となった科学者の周辺で不可解が事件が発生する。自体の解決を依頼された腕利きの紛争調停人キーランはさっそく真相の究明に当たる。その過程で知り合う事となった情報提供者は今、地球も含む古代超文明の一端に触れようとしていた…。
2010年に亡くなったホーガンの2001年の作品。日本ではそれなりに人気のある彼の作品なのに訳出が今、というのはまあ、何か事情があったんだろうな、って話は措いといて(^^;。お話はSFにおける決まり文句の一つ、「テレポーテーション」にホーガンなりの解釈を加えた前半、マヤの巨石遺跡に代表される、その時代の技術レベルでは不可能と思われる遺跡文明の起源が火星にも存在していた、これは、って話が背景の後半、共にSF的アイデア(それ自体がつまらないとは思わないけど)をあくまで背景に、主人公キーラン・セイン、そのイニシャルのKTから「ナイト」と呼ばれる人物の活躍がメインに描かれる。
で、そのお話自体がつまらないわけじゃない。SF的なガジェットも駆使して難題をクリアしていくヒーローのかっこよさ、みたいなのは充分感じられる。でもさ、他の方は知らずオレは、「ホーガン」の名前に惹かれてこの本を買ったのだよ。そういう立場からしたら本書はかなり、がっかりだ。
なんと言うんだろう、読み手のこちらは「星を継ぐもの」のホーガンを期待しているんだけどホーガンさん自身は、ネルソン・デミルとかトム・クランシーとかの世界にSF的な味付けを加えたようなスタイルの小説で評価されたい、と思っているって事なんだろうか。ああ、もっと近いのはトム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」のノリかも解らん。思い起こせば「プロテウス・オペレーション」とかも言うたらそんな話だったなあ、なんて遡って思い出したりして。
これはもう見解の相違、で終わる話なんですけど、それでも「星を継ぐもの」でホーガン贔屓になった人間にはこれ、がっかりばかりが前に来る1冊じゃ無いのかしら。いや、お話自体はちゃんと面白いんですけど、世の中には面白ければいいじゃん、では済まないジャンルがあると思うんだよ。本書の著者がダメになった頃のフォーサイスなら鼻ホジで済むけど、腐ってもホーガンなのでね(^^;
★★☆
相変わらずの低空飛行ながら、まあぼちぼちと。今週は4日ほどカミさんの様子見に行ったけど、入院当初の弱りっぷりからしたら相当回復した模様。さすがに自前で歩くのは無理だけど、歩行器を使ったらよたよたながら自力で移動できるようになってた。風呂にも入れるようになって見た目も多少小綺麗になったし、固形物なんかも食べられるようになったようで、今日なんかパン食ってたぜ。コーヒーも飲めるみたいだし。眠れなくなるかと気になったようだけど、ここまで50年以上、毎日複数杯飲んでた身体は、多少カフェイン断ちしたぐらいじゃびくともしない模様。
とはいえ肝心の腎機能の回復のための治療には全く手つかずの状態なので、まだまだ先は長そうだ。従姉妹殿の見立てでは、カミさんの退院と桜の開花、どっちが早いかで賭けが成立するレベルだそうです(^^;。
オレの方は相変わらずアバラ痛い(w。今日は久しぶりの診察だったんだけど、ちょちょいと聴診器あてて、「音はちゃんとしてるし、血中の酸素濃度もちゃんと上がってますね」だそうで。次回の診察は6週間後。とにかく120冊の古本のご注文を片付けたいんだけど、遅々として進まんのよなあ…。
んまあカミさんの様子をみて、日常業務をいろいろこなし、先月いただいた120冊超の古本の掘り出しをやってたらもう2月も終わりだ。
いちおう古本は本日ようやく全部揃った。次はこいつらをクリーニングして、箱に詰めて、郵便局まで持っていかなくちゃ。アバラまだちょっと痛いんだけど、ちゃんと原チャ操縦できるかな(^^;。
カミさんの方はずいぶん良くなってきて、トイレも一人で行けるようになってるし、てか簡易トイレが病室から撤去されてた。それに対応してってことかは判らんけど、病室自体もまた変わってた。4,5,6階と、徐々に上に上がってきたわけだけど、なんでも6階というのは近々退院できるまで病状が良くなってきた人が入るフロアなんだそうで、いよいよ退院が現実的になってきたって事か。
とはいえまだ一人で歩く事も少々困難だし、手の震えも止まってないようだし、逆に今放り出されたらこっちが困ってしまうよな。てなあたりの事やこれから始まる人工透析についての説明とかが、明日あるって事なんで、明日も病院にお出かけです。
透析については今日も話を聞いたんだけど、血液透析と腹膜透析という療法があり、それぞれ一長一短はある、ってのはわかった。あとはカミさんがどうしたいのか、こっちのサポートがどの程度変わってくるのか、ってあたりを判断しなくちゃいけない。
ま、いきなり決めてくれ、って話でも無いと思うので、ぽちぽち考えていく事に。今から落ち込んでも仕方が無いからね(w。
んーと、「ブギーポップは笑わない」は今のところ興味は持続中。イマジネーター編が終わったところですが、レコーダみたら次のエピソードがいきなり4話分ぐらい録画されててびっくりした。
再放送を録画してた「GRIDMAN」は、考えたらこれ、焼いたところで多分見ないだろうな、って思ってまとめて削除。「転スラ」、ようやく後期OP/EDが意味を持ってくる話になってきた。シズさん引っぱってたのはそういう意味だったのね。ヒコーキものは「コトブキ」の方がちょっと好きかな。
なんだかんだで今期のオレ的一等賞は「ひざうえ」かも判らんな(w。
スー・バーク 著/水越真麻 訳
カバーイラスト Yuta Shimpo
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012214-0 \1060(税別)
戦火の絶えない地球をあとに、新たな植民星の探索に出発した数十名の人びと。約160年後に宇宙船が到着した惑星を彼らはパックスと名付け、困難の多い植民作業に着手した。だが、そこは人類にとっては有害な植物が繁殖している。調査にあたった植物学者、オクタボは一つの疑念を抱く。この植物たちは単に有害なわけではなく、自ら有害たろうとしているのではないか? すなわちパックスの植物たちには意思があるのではないか…。
ごく少数で移民を開始した人類、少なくない犠牲者を出しながら新たな文明を築こうとした矢先、自分たちがやって来た星には既に知的かもしれない生命が存在し、さらに調査が進むと、どうやら人類以前にこの星にやって来た生命体が存在し、彼らは人類以上の文明を築きながらある時忽然とその文明社会を捨ててしまったらしい、と言う事がわかってくる、という流れで、初代の植民者たちから7世代後の人びとまでの、パックスでの苦闘を描いていく。ようなお話。
7世代、なんて言うと数百年のスパンで変貌していく人類(気がついたらモーロックになってた、的な)を描くのかと思ったらそういう物ではなく、それぞれの世代がある程度重なりあっているので、本書で進む時代は約100年。なので「種」としてのドラスティックな変貌が描かれるのではなく、注力されているのはそうだな、ファースト・コンタクトとそこからの相互のコミュニケーション、それから相克、という事になるだろうか。
600ページに近い大部な本だし、テーマ的にも結構難しめなところに切りこんでいる本ながら意外とさくさく読んでいけるのは、先に書いた通りの、世代ごとに主人公がかわる、一種オムニバス形式な構成で、そこそこいいタイミングで雰囲気がちょっと変わってくれるって所があるかも知れない。お話としてはまとまった流れになっているけど、そこにいい感じで変化がついているんだね。
その中で意思を持っているかも知れない植物、かつて高い文明を築き、植物たちとも意思の疎通がありながらその状態を捨て去ってしまった、ガラスメイカーと呼ばれる種族、そして新参の入植者である人類の意思の疎通と阻害がもたらす物語が語られ、そこから惑星パックスの未来についての展望へとお話は続いていく。意外とオーソドックスなSFなのね。
ちょいちょい「ん?」って思うところもあるにはある。例えば冒頭、彼らを乗せた移民船(のAI)は最初に予定していた惑星とは別の星を目指す事になり、結果到着したのがパックスだったわけだけど、それがなぜそうなったのか、ってあたりが割とうやむやだったりするし、そもそも数十人程度のメンツで新惑星を目指すってのはどうなんだ? とかまああるんですが、環境SFの側面やら異文化コミュニケーションの側面、それからしっかりアクションシーンにも抜かりは無く、総じて長くて楽しい本を読ませてもらった感はたっぷり。意外と拾い物かも知れないですよ(w。
★★★☆
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□ まなたけ [ひゃー 更新されてて、よかった〜! や〜、けっこう日々、覗きにきつつ、心配してたんす〜^^;]
□ ROVER [すんませーん、そこまで重病ってほどでもないんですが、割と気力が尽きるのが早くって(^^;]
□ たじまや [お大事にしてくださいまし…]
□ ROVER [ありがとうございます。ぼちぼち、やっていきます。]