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昨日の日記が盛大にエラー吐いてて焦った。どうやらニコ動のプラグインが上手く登録できなかったみたい。公式でもnicovideo.rbはサポートされなくなっているのだろうか、リンク先がなくなってしまってる。
前からプラグイン関係はちょっとエラーが出る傾向はあったんだけど、少し時間が経つと上手くいってたんだけど。
ていうかいい加減tDiaryアップデートしろよって話だけど、ちょっと怖いんだよなあ( ̄▽ ̄;)。
デイヴィッド・ラミレス 著/中村仁美 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン 岩郷重力+W.I
創元SF文庫
ISBN978-4-488-77901-6 \1040(税別)
ISBN978-4-488-77902-3 \1040(税別)
全地球規模の破滅から逃れ、新たな居住候補地である惑星カナンを目指す世代宇宙船、ノア。数万の人々がそれぞれ様々な
という出だしからして、なんとなく男女ペアによるテンポの良いバディ・ムーヴィ的なSFサスペンスみたいなノリを期待してしまうんだけど、残念ながらそうはなっていない。主人公のハナはノア艦内でもエリート階級に属していて、計画された出産を終えて本業に復帰したところで、結構多忙な自分の仕事の合間を縫って捜査活動に協力し、なおかつ恋人のバレンズとのラブラブっぷりの描写なんかも挟まって、なかなかお話が先に進まないんだった。なので上巻の大半は相当退屈。で、上巻の終盤でようやく動きがあり、下巻の序盤から中盤あたりまでは結構ギアが上がった感じはある。ここはなかなか、楽しい。
なんだけど中盤以降は、またお話がつっかえがちになってしまうんだよなあ。で、厄介なのは多分作者が一番書きたかった部分がここなんだろうな、ってのが見えてくるってところ。
ここまで少しずつ明かされてきたノアの秘密、「ひき肉」の正体、計画出産で出来た子供は親とは完全に引き離されてしまう、というルールの裏にあるもの、そもそもなぜ地球は破滅したのか、といった様々な謎がひとつずつ明かされていき、そこにはそれぞれ、SF的な仕掛けもあったりして悪くはないんだけど、そこにカタルシスが積み重なっていかない感じ、といいますか、「ほう」と思った後にその「ほう」を受け継いで話が展開していく感がない、といいますか。ぶっちゃけ、盛り上がらないんだよね。特に終盤の展開はなんとも不可解。この場合の不可解は難解、とかではなく「何でそっちに話持って行くかなー」的な(^^;。
エンディングも頭では感動的なんだろうなー、と理解できるものなんだけど、そこまでのお話の(あえて言いますが)グダグダ展開で、余韻なんかは生まれ難いものになってしまっているのだと思う。前半の退屈な部分をもう少しカットして、中盤のいい感じの部分をもう少し後ろにずらして、謎解きがおおむね完了したら、後はさくっと終わらせる、みたいな構成だったら、もう少し飲み込みやすくなってたんじゃないだろうか。所々良いとこもあったと思うんですが、全体としては残念賞、かなあ…。
★★★
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