ばむばんか惰隠洞

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2003-12-15 この日を編集

[TV] 黄門様1000回スペシャル

や、これはすばらしい物を見た。感動を禁じ得ない。なんせあなた、今までの水戸黄門は全てあったこと、と言う前提でお話が作られているのですよ。八兵衛も弥七の旦那も、飛猿も次郎坊(私このキャラ大好きです)も、かつて黄門様と旅をしたことがあったのよーん、が前提なのね。ほとんど黒歴史です、いやはや(w 。

で、弥七の旦那の娘が、もう19になってるっつーのに黄門様は若返ってるってのはどうよ、とか、そういう無粋なツッコミを入れる気にならないぐらいお話がよく練られてて、退屈しない作りになってるのはさすがだなあと思った。黄門様と言えばアレだよね、を次々とぶち込んでくれるのだね。"印籠を盗まれた"編はなかったけど。んで、お定まりのパターンの中にちょいとくすぐりを入れて見せたり、まことにうまい。

中谷一郎氏って今休養中なんでしたっけ? お姿が見れなかったのは残念だったけどそこは娘が二代目の風車使いになってたり、その彼女にちゃんと淡いラブ・ストーリィ絡めて見せたり、歴代の格さんがおいしい役でばりばり登場したり、ついでに松下提供系時代劇の常連が続々出てきたり(あ、でも加藤剛がいなかったな)、サービス満点。なぜか長嶋ジュニアがやけにかっちょいい悪役で出演(芝居はそんなに悪くなかったけど、顔つきが夜叉王丸と妙にかぶるのさ)してたのと、琉球の双子のお姫様がうちの倅の小学校の同級生だったあたりでちょっと失笑したけど、いやあ、ええもん見せてもらいました。直接DVDに焼いとけば良かった。これ、コメンタリ付きDVDで発売されへんかな。オレ、かなりの確率で買ってしまいそうだ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

みなづき [あああ、観たかったー。こんな日に限って残業で帰れませんでした。再放送してくれないかな。]

ROVER [ふっふっふ、福本さんにも台詞たくさん(4つはあったぜ)あって嬉しかったですよ。]


2004-12-15 この日を編集

[Day] オレを誰だと思っているんだ (16:30)

午前中かかってきた電話。品の良さげなおねいさんの声で「○○(横文字な会社の名前)と申しますが、このたびドルやユーロの運用についてのご提案をさせていただきたく…」こういう電話はたいがい無言で切るんだけど、今回は思わず返事してしまったです。「そんなものより円をくれ」って。

速攻で電話の向うから「あらまあ、ほほほ」って返事が返ってきたですよ。くっそう、冗談で言ってるんじゃないんだよう(つoT)

[CS] 今日のゴジラ (19:48)

「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」(1969年)。これはリアルタイムかリバイバルか、ちと憶えがない。10歳だから、そろそろ友達と映画を観に行ったりはしてた頃だとは思うけど。

で、生まれてからこれまでに、観て真剣に腹の立った映画が二本だけあって、それが「伝説巨人イデオン・発動編」とこれなんだなあ(w。「イデオン」は'84ゴジラと同様、徹夜のバイト明けで観に行ったんで必要以上に沸点低かったのかもわからんが、こっちは観る前のあまりの期待の高さ(だってキミ、『オール怪獣』なんだぜ)と観たものの、あまりの落差に愕然とした経験がある。ここまでだまされた気分を味わったのは、ウルトラマンの「小さな英雄」以来だー、なんてな。

今観れば事情はいろいろわかっているわけで、限られた予算の中、なるべくアリモノの映像を利用した上で、弱虫なカギっ子(あーこれも死語だなあ)が、空想の世界のミニラに励まされ、元気を取り返していく、という子供に向けての暖かいメッセージが込められた作品である、てのはわかるんだけど、残念ながら当時の子供は、怪獣からなにかを教えてもらおうなんて事は思ってなくて、ただひたすら、大破壊シーンが観たかっただけな訳で。ついでにメカフェチ小僧的には、スーパーメカが全然出てこないところも不満だったなあ。

さて、「ゴジラの息子」なんかはあとになって見直してみると、意外なくらい見所がある作品だったことに気付いて、どんどん好きになるんだけど、こいつはどうでしょうな。初見のおりに腹立ったものだから、この作品はその後、リバイバルも観てないし、テレビでやったときとかにも全く観てないんだけど。とりあえずひさびさに見終わった現時点では、これはやっぱりちょっと、わたしにゃダメかもわからんなあ、てとこではありますが。


2005-12-15 この日を編集

[Day] 年末進行ちょっとだけ引きずり (24:01)

つか結局連絡待ちでほぼ一日空転させてしまったわけで、どーしてしてくれるんじゃグルァ、って感じ。なんにも連絡来ないんなら、落ち着いてやりたい仕事があれもこれもあったのに。くそっ。

とか言って油断してると、次の日にどかーんとネタが来襲したりするからこの稼業、うんざりなんだけどさ。

[web] ここんとこのspam (24:05)

先日のネットに繋がらなくなっちゃったよなspamに続編があって、「自己紹介するのを忘れてました」なんてのが来てたり、倉田わたるさんのとこにも来ていた、コンビニおにぎり一個のためなら咥えまっせ、というお腹が空いて仕方がない美雪ちゃんからのメールはウチにも来てて、で、今日になってその続編が届いて、どうやら6人が反応してくれて一時しのぎにはなった(そりゃおにぎり6個にしかならなかったんだろうなあ)んだけど、また状況は元に戻っちゃって再びやせ始めてます、カップ麺おごってくれるなら、今度は中出しもオッケーです、って内容になってて思わず笑っちゃったりしたんだけどデータ残ってなくてごめんなさい。

で、最近ヤケに多いのが「キングスレー」という単語を含むメールなんですがなんなんですかこれは。キングスレーと言えばあたしゃ、ロング・リブ・ガンジー(あえてザ・フッドは敬遠しました)しか思い浮かばないんだけど。

とりあえず検索してみると、なんか夢のような世界が広がっとるね。ここで儲けました、っていうblogが判で押したようにヨーロッパの伝統ある投資信託会社ってフレーズを使ってるのがなんか笑えるわ。

でもこれ、やってることはどーみてもネズミ講だよねえ…。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

たかはし@梅丘 [http://d.hatena.ne.jp/ttakahasi/20051204/p1 わはは。]

rover [んまあっ(^^;)]


2006-12-15 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (翌日追記)

B000JFY0QG「コードギアス 反逆のルルーシュ」、「銀色のオリンシス」。

ああまた出たなあ電子レンジ兵器、誰が気に入ってるのかなあ、なのが「ギアス」。ワケ分からぬまま来週でお終いなのが「オリンシス」ってことで。

んまあそんなとこですわ。「ギアス」のDVDは来年発売だそうで、別にアニメを見たいとは思わないけど、初回特典の「はんぎゃく日記」出張版はちょっと聞いてみたいなあと思ったり。今ちょっと、さとみっ子に毒されてます(w。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

でした [ご存知かもしれませんが。 http://te-a.i-revo.jp/coyote/ こちらのバックナンバーも聞..]

rover [だからどうしてそういう仕事の手が止るようなネタを紹介するのかと… ううう、さとみっこ最多出演じゃんか(聞いとんのかい..]


2007-12-15 この日を編集

[Books] ゴールデン・エイジ 3 マスカレードの終焉

4150116385 ジョン・C・ライト 著/日暮雅通 訳
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
COVER PHOTO ゲッティイメージズ
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011638-5 \1000(税別)

飛翔する思索、失速する快感

自らが全身全霊を打ち込んで建造した巨大な宇宙船、<喜びのフェニックス号>のブリッジにようやくたどり着いたファエトン。だが今、その船の所有権は海王星人、ネオプトレマイオスにある。今、その当人をはじめとする海王星人たちが、<喜びのフェニックス号>を受け取るべく大挙して接近している。この事態を予測し、万全の対策を講じて待ちかまえるファエトンだが…

本来は一冊の長編を想定して書かれた長編、それを三つに分けて刊行されたのがこのシリーズ。本気で一冊にまとめていたら、レナルズも真っ青な分量になっただろうし、おそらく私は途中で投げ出してただろうな。凄まじいばかりのハードSF的アイデアやガジェットたち、複雑に錯綜するシノプシス、お話の展開をブツ切りにして挟み込まれる未来史観への考察等々…。巻を追うにつれて密度の濃さはがんがん高まり、それに連動してお話を読む楽しさはずるずるとスポイルされていくような三部作。力作であることは認めるが、オレには合わない本だ。

三作を通じて、徹頭徹尾面白くない、と言うわけではなく、時々かなり面白いな、と思わせる部分があるのが少々悩ましい。一巻目では「なあ、スペースオペラやろうぜ」的なメッセージ、二巻ではそれまでの全ての特権を剥奪されたファエトンが舐める辛酸の面白さ、そして三巻目では、「全てはエンジニアの視点から解決が可能なんだ」、という視点が語られるあたりに、相当な魅力を感じてしまったものなのだが、そこで発生したヒキが後ろに引っぱられない恨みがつきまとってしまうのだな。いみじくも本作中で、ファエトンの父、ヘリオスがこんなことを言う。

「息子よ、この一連の思考はどこへ向っているんだ? おまえは、アースマインドが道徳性は客観的なものだと思っていることを、証明するつもりなのか? そんなことは、もうわかっているはずだ。彼女は何度となくそう言っている。では、何を? おまえは権威からの論証をしようとしているんだ…(後略)」

自らの構築した未来史を"権威"とするなら、この三部作で著者が試みたものとは、その未来史への論理的な裏付けを必死で構築しようとした、その結果であったんではなかろうか。んでそれは、結果的にヌルい読者を、片っ端から置き去りにして突っ走っていっちゃった作品であった、と言えるかも知れない。

あたしもそろそろ、頭の回転がずいぶん鈍くなっているんで、みずみずしい感性を持った若い(いや、歳は関係ないか)方が読んだら、また違った感想を持つのかも知れない。んでもやっぱり、これはオレにはいろいろ敷居が高いわ。

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シリーズの前二つはこちら。オープニングとなる「幻覚のラビリンス」は結構良い感じだと思うんだけどね。

★★☆


2009-12-15 この日を編集

[web] 無謀が絡むと何かが弾ける (23:53)

アニメイトTVのwebラジオ、どきゅあに、先週と今週のゲストは芦田豊雄氏。先週分が過去の作品についてのお話で、特に「ヤマト」関係の話がかなり興味深かった。かの作品のビジュアル的に斬新なイメージには、プロデューサーのあの方がアニメにおける技術的な部分をあまりよく知らないまま、いろいろと無体な要求をつけてきたことが大きかった、なんて話はちょっと面白かったかも。アニメの仕事は結構やってきた人だし、そんなに技術部分の知識がない人なのかなあと言う気もしないでもないが、プロデュースがメインってことだと現場についてはそれほど深く関わったりはしないものなのかも。

「ヤマト」と言えばその第一回目、冥王星宙域での艦隊戦において、ガミラス艦(後であれが駆逐艦クラスだったってのを知った時には相当ショックだったよなー)の砲撃が貫通した地球側の艦が、ビーム貫通から一拍おいて艦体をぐらりと揺らす、と言う表現があって、ここに厨房だったオレはハートを鷲掴みにされたわけだけど、してみるとああいう表現も、あのギョロ目のプロデューサーあってのことだったんだろうか(w。

その他、「ヤマト」と「ハイジ」の製作スタイルの比較から、緻密に計画と計算がなされた「ハイジ」は放映当時に高評価を得るんだが、構成まで語り継がれる作品として成立するのは「ヤマト」(や「ガンダム」、「エヴァ」にも共通するが)のように少々まとまりのない製作環境で、初動で少々苦戦するような作品の方なんじゃないか、なんて議論もちょっと興味深かった。なつかしのアウシタンに対する言及もちょっぴりあったりして、わりかし面白かったです。少々地味ではあったけどね。

[Books] 喜劇綺劇 異形コレクションⅩⅬⅣ

喜劇綺劇(井上雅彦/監修) 井上雅彦 監修
カバーアート 児島都
カバーデザイン 泉沢光雄
光文社文庫
ISBN978-4-334-74698-8 \914(税別)

「笑い」をテーマに送る「異形コレクション」第44弾。登場する作家は掲載順に朝松健、かんべむさし、北野勇作、加門七海、長谷川純子、霞流一、高井信、田中啓文、矢崎存美、井上雅彦、朝暮三文、田中哲弥、森奈津子、飯野文彦、菊地秀行、真藤順丈、牧野修、清水義範、加納一朗。

「異形コレクション」第44弾は「笑い」が織りなす怖さがテーマ。どうしようもなく怖い体験をすると、人間は笑うしか無くなってしまう、ってのは良く聞く話だけど、だからといって笑いを先に持ってきてそこに(このシリーズ的には必須であるところの)怖さを持ち込むのは可能なのか、ってあたりが興味の焦点ってことになると思うんだが、どうだろ、怖い話には笑えないし、笑える話には怖さが隠れてしまう、様な結果だったかな。意気込みは買うが斬り込み方にもう一工夫あった方が良かったんじゃないかしら、みたいな。

中堅からベテラン、と呼べる作家の方たちの作品がどれも、オチへの持って行き方に昭和なテイストを感じさせるものに仕上がっていて、嫌いじゃないけど笑えばいいのか怖がればいいのか、ちょっと読み終わった時に躊躇してしまう作品が並んじゃった感じはある。「怖いぞー」で惹きつけた中に少数の爆笑作品が混じっているのと、ハナから笑ってくれやで惹きつけて、その中に「実は怖かったろ?」を折込むのでは難易度はかなり違うと言うことだろうか。

そんなこんなで手練れの常連さんたちよりも、本シリーズにおいては新顔さんたちの作品に印象的なものが多かったように思う。本シリーズ初登場の長谷川純子「李連杰の妻」、二度目の登場、真藤順丈「終末芸人」の2作のインパクトが強烈であった。共にグロく怖い方にややシフトした作品なんであるけれど、確かにその根っこには「笑い」のエッセンスみたいなものが潜んでいると思う。

シリーズ常連さんの方でも北野勇作さんや菊地秀行さんの作品などには「なるほどね」とちょっとニヤリとさせられるものがあったのだけど、総じての印象としては「どこに行きたかったのですか?」なアンソロジーのような気はしないでもない。今回はやや残念賞寄り。

★★★

[Day] あ、割と早めに行っちゃいそうだ (25:14)

残り100切ってますね、今日明日中に100万行っちゃいそうだ。カウント踏んだ方、良かったらお知らせ下さいませ。軽石庵さんから何か、お祝いとお礼のお品を提供していただきますよって。


2011-12-15 この日を編集

[Baseball] ボクと契約しちゃったからね

朝ぼへーっと朝刊見てたらスポーツ欄のプロ野球の契約更改情報に、藤井捕手が現状維持でサイン、って記事があって「えー?」と思ったんだけど、オトコマエ捕手、2年契約なので基本は現状維持にならざるを得ないんだね。関連→城島倒さねば…藤井彰来季はクビ覚悟(nikkansports.com)。ちょっとケバ目の見出しですけど、2年契約の2年目だし、来年はジョーも戻ってくるだろうからここで頑張らんと、ってお話。藤井も来年は12年目の選手になるんでしたか。

そのジョーも複数年契約なので年棒は据え置き。ただしその額は藤井の10倍。今年だけなら納得いかない数字だよな。んまあ不慮のアクシデントがあった時にも大丈夫なように、って意味での複数年契約だから、こういう事になる事もあるっちゃある、んだろうけど。

とはいえ今年の阪神のVIPは藤井だったと思うんだけどな。体力が保たなかったか、夏の終りあたりからその輝きにも少々翳りが見えていたし、結果が4位で終わった以上、そんなに派手に持ち上げる様なもんでもないだろう、って説にも一理はあるけど、藤井がいなかったら今年の阪神、GW明けあたりでシリーズ終了してたぜ。勝ちゃん時代でもそうはなかったぞ、そこまでのズタボロは(w。

阪神は球児には上乗せを提案したそうだけど、球児は辞退したんだそうで、その辞退分の2000万円、旦那が辞退したんで女房に、ってことでオトコマエにボーナスとして渡してあげても良かったんじゃないかなあ。それぐらいの仕事はしたでしょ。

[Anime][web] 定期視聴番組

いろいろ順番がシャッフルしてますが、「たまゆら hitotose」、「僕は友達が少ない」、「UN-GO」、「ギルティクラウン」。

真音たんお当番回(しかも3回目だ。優遇されてんな儀武)の「たまゆら」。将来に不安を抱えたハイティーンの心の動きを描く、ってところではそれなりに丁寧で、正直じわっと来ないこともないお話だったけど、同時にそれでいいのかな、と思ってしまうところもなくはないわけで。もう最終回が近いという関係上、こうするしかないのかも知れないけれど、真音は一度失敗を味わうべきだったのじゃないのかなあと思ってしまったのだよね。もしくはアニメの方でも儀武さんのポテンシャル全開の、有無を言わせない朗読劇を見せるか。ここのところでちょっと、どっちつかず感が残ってしまったかも知れない。

「はがない」はまあ、こういうものか。でもさ、この子たちってすでに「友達が少な」くはなくなっちゃってるよねえ。この先の展開はそこの所に気がつくかどうか、って話になるんでしょうか。

ノイタミナ枠。「UN-GO」は割とコンサバな方向でミステリのお約束を回収しつつお話を進めているな、と言う感じで面白い。探偵はミスリーディングの繰り返しの末に真実に迫るものだよね。

「ギルティクラウン」はあれだ、調子こいた厨二がお前は厨二なんだよ、ってのを改めて思い知らされる回。こういうの、割と好きっす(w。


2012-12-15 この日を編集

[Day] 明日は投票だー。

ここしばらく、自分の選択基準は政策でも実績でも人物でもなく、一番頻繁に異議申し立てを行いそうな集団であるので、そういう意味では投票にあたって悩むことはまったく無い。

二大政党がどうしたこうした、ってのがやくたいもない戯言である以上、どこが政権を取ってもたいした変わりはないと思う。であれば、「お前らが言ってることややってることはおかしいよ」と常に声を上げる勢力に一定の力を持たせること、たとえ力を持たせることはできなくても、票の数として、「お前らのやってることに文句がある人間がこれだけいるんだぞ」というメッセージを誰かに伝えることは無駄ではない、と思うので票的には死に票になるにしても、全然意味のない投票ではない、と思いたいので、わたしゃ投票に行きます。

でも、良識派的に、でも憂国の情押さえきれず、でも良いんだけど、なんやかやと理由を付けて、「投票に行きましょう」ってメッセージは言う気はないな。「お前らここまで興味持たれてないぞ」、ってのも一つのメッセージだとは思うので。今はまだ、そのメッセージの力は政治家の皆さんには伝わりにくいものかも知れんけど、このメッセージを重く見る人がこの先出てくるかも知れん、という期待感もちょっとはあるもので。

にしてもマスコミが伝える自民圧倒的有利、って読みはどのくらい正確なんだろうね。

[Anime] 定期視聴番組

火曜から金曜までの分。「ヨルムンガンドPO」、「PSYCHO-PASS」、「ロボティクス;ノーツ」、「中二病でも恋がしたい」、「ガールズ&パンツァー」、「K」、「絶園のテンペスト」、「武装神姫」、「BTOOOM!」。そろそろ終盤なお話が多くなってきた。やたら中二風味の多いラインナップの週中盤、中では「ヨルムンガンド」、「PSYCHO-PASS」、(そのものズバリの)「中二病…」、「絶園のテンペスト」(「お前かー!」ってツッコミ入れちゃいました)がかなりおもしろい(あ、おもしろいの多いじゃん)。「駆け引き」のところの面白さ、ひいては脚本がちゃんとしているかどうか、ってことなのかも知れないな。「BTOOOM!」もそっちの仲間に入れてもいい気もするんだけど、こっちはヒキの強さとそのヒキに対する後付け説明(後付けが悪い訳じゃない)の、「そんな話かよ」感の強さがちょっと残念かも。「ロボティクス…」と「K」は申し訳ないけど、どうでも良いな。

「武装神姫」は低いところで安定。「ガルパン」はかなりおもしろい。ちゃんとT34-76の弱点である、ターレットの後部のせり出し部分に零距離で37mm砲打ち込む生徒会チーム萌え(w。

なんかこの手の美少女とミリタリ的なアイテムの組み合わせで面白いことやろう、って人たちのミリタリ部分の妙なこだわりってなんだかおもしろい(つか、おかしいだろ)なあって思う。

[Day] 自宅は俺が警備するから

面接行っては落されてた倅、ようやく(バイトですけど)拾ってくれるところがあったようで。んまあちょっとキツそうな職場のような気もするけど、とりあえずやってみろや、ってことで。

何事も経験だ。ま、飛び込んでみなはれ。


2013-12-15 この日を編集

[Oldbooks] SFマガジン補完計画

創刊号SFマガジン誌は何度か入荷しているんだけど、どうしてもある程度の年代の偏りみたいなものはあって、どうしても、なかなか埋められない穴みたいなものはあって。今回久しぶりにかなりまとまった形での買取りが出来たので、一つ開いてる穴を埋める作業をしてみようかと思い、まず現状で創刊から95年ぐらいまでの分で、抜けてるのがどれくらいあるのかを抜き出してみると、これはこれでなにがしかの法則性みたいなものは見えてくるもので。 傾向と言ってもあくまで軽石庵限定での売れ筋なので、これがすなわち日本におけるSFマガジンのバックナンバーの需要、みたいなものに繋がるとは限らないんだけど、ウチではこんな感じ。

  • 創刊号から'67年ぐらいまではほぼ全滅
  • '68年~'76年は半分くらい残ってる。全体に'70年代は意外に需要少なめ。だけどなぜか'77年はかなり人気
  • '80年代以降は比較的需要高め。'83、'84年が割に人気低めなのはなぜだろう
  • '90年代はさすがに需要は高いか
  • いずれにせよどの年でも、ボリューム多めの2月号と臨時増刊は需要高い。が「SFコミックス」はなぜか売れない
てな感じでしょうかね。単純にすごく古い奴と割に最近の方を探してる人が多い、って事なのかも知れんけど。あと、'70年代はこれまでも比較的買取りをさせていただいたので、補強が有効だった、ということはこのあたりを買っていた人は結構多い、と言うことなのかもしれないな。 ま、とりあえずこのデータを元に抜けてる分のSFマガジンを抜き出し作業。なんとか年内に補完作業を完了したいと思ってます。今回は「Hi!」も紹介出来そうなので、そっちもお楽しみにしてもらえたら。

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「黒子のバスケ」、「<物語>シリーズ セカンドシーズン」、「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ドキドキ! プリキュア」、「マギ」。

相変わらずの王道の「黒子」にクセ球の「<物語>」。オープニングにクレジットはあるのに出番のないありゃりゃぎさんを差し置いて羽川さん登場。今回もひたすらダイアローグで引っ張るお話でございましたな。

「キョウリュウジャー」はウッチーが格好良かったね。「鎧武」はイグドラシルの秘密、みたいなものの仄めかし回。

「マギ」はモルジアナさんフィーチャー回、はいいけど大峡谷とやらに挑むのに、わざわざ身体一つで乗り込むってのはどういう縛りがあるのかと。食料なり灯りなり、いろいろ装備して下りてはいけない理由があったんでしょうか? ってのは結構ノイズになったよ。その後に登場する大峡谷の番人さんの中の人が石田彰さん、ってとこでもいかがわしさ加速中(^^;。


2016-12-15 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

週前半分。「終末のイゼッタ」、魔石の片割れでイゼッタたん復活もいろいろ厄介ごとも抱えている模様。諏訪部少佐(ぉぃ)もあっさり裏切って来たけど、さらになんか企みがあったりするんだろうかね。そしてすっかりゲスな悪党役が板に付くようになった子安さんという(^^;。次で終わり?

アスカ先輩に続いて麗奈の一件もどうやら一定の解決を見たような「ユーフォニアム」。相変わらず背景が桁外れに凄えな。作画的にはちょっと桁をまちがえてる感が出てきている「ブレイブウィッチーズ」もまあこれはこれで。最後に軍艦が空中に浮かばなかったら、それだけで一定の評価をするよ(w。


2017-12-15 この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

鯨と側車。ここまで延々鬱展開だったのに、いきなりお気楽モードになっちゃった鯨。まあこれが続くとは到底思えない訳ですが。側車は第1回に戻って、二人同時に失恋決定(w。

[Books] スチーム・ガール

スチーム・ガール(エリザベス・ベア/著 赤尾秀子/翻訳) エリザベス・ベア 著/赤尾秀子 訳
カバーイラスト 安倍吉俊
カバーデザイン 波戸恵
創元SF文庫
ISBN978-4-488-77001-3 \1200(税別)

ガール・ミーツ・ガール

19世紀、アメリカ西部の都市、ラピッド・シティの高級娼館ホテル・モンシェリで"縫い子"として暮らすカレン。もちろんここで言う"縫い子"とはそのもの通りの意味ではない。それでも身寄りをなくしたカレンにとって、よきマダムと明るい仲間たちに恵まれて、厳しくも楽しく暮らしている。そんなある日、褐色の少女が怪我をした娼婦を引きずってホテルに転がり込んできた。どうやら街の実力者、バントルの店の女の子らしい。褐色のインド人女性、プリヤをひと目見た時から強く惹かれる物を感じたカレンは、ホテルの仲間たちとともに二人を護ろうと決めた…。

ゴールド・ラッシュも一段落、これからはスチーム・エンジンによる産業革命が来ようとしているアメリカ。そこは飛行船が飛び、蒸気駆動のミシン(シンガー製だぜ)と呼ばれる一種のパワードスーツが様々な仕事をこなすような世界。ここで"縫い子"という名の娼婦として働く少女カレンが一目惚れした少女、プリヤを助け出すために大活躍、という百合スチームパンク、ウェスタン風味のふりかけあり(w。

SFのためのワンダーとしてのスチームパンク風味、は実はそれほど念入りではなく、こういうものもありますよ、程度でさらりと流されていて、お話の方は好きになった相手を悪の手から解放するために頑張る少女の冒険譚。カレンが世話になってるホテル・モンシェリの人々、本来こういうお話であれば、当然主人公と恋仲になりそうな流しの保安官とその助手のネイティヴ・アメリカンと、とにかく登場人物たちのキャラ立てが大変的確で、何よりお話として大変楽しめる。

その分たとえばミシンのディティルとか、悪党バントルが使う不思議なマシン、さらにはお話の終盤に登場するアレとか、何ならもうちょっと理屈の部分も込みで説明してくれても良いのにな、ってところが結構あっさり目で、人によってはそうだな、「攻殻機動隊」を期待したのに出てきたのは「紅殻のパンドラ」だったやんかー、ってところで少々物足りないものを感じてしまう向きもあるかも知れない。正直自分もややそっち方向(^^;。もうちょっと、「理屈」の補強が欲しかったような気もしないことはないのね。

とはいえ「お話」としての楽しさは充分にあるのでこれはこれで大変結構でした。百合部分のわかりやすさと良い具合感も嫌いじゃないし。著者のベアさんはサイボーグ士官ジェニー・ケイシーシリーズの著者。このときもオレ、SF的にはどうかと思いつつ、キャラ立てとかお話の流れには一定の評価をしてたんですね(^^;。

★★★☆


2018-12-15 ほらまた貯めこんで… この日を編集

[Oldbooks] 買取に関するふたつばかりの懸案事項

ひとつ、買い取り依頼の本を送りたい、って連絡をくださった方からいっかな本が届かない。まあこちらは以前にも買い取りさせていただいてるので、ちょっと忙しいんだろう、とそんなに心配はしていない。

もう一件がちょっと気になってて、買い取り依頼があり、予価を連絡して、本を送っていただいて、査定して買い取り価格をメールした後、連絡が取れてない。7月末にメールしたっきり、それ以降音沙汰なしなのね。一応こちらからもメールしたり電話入れたりしてるんだけど、全く連絡がつかないまま、下手すりゃ年越すぜ、ってことでどうしたものやら。ご住所とかはわかっているので、最寄りの役所とか警察に調べてもらった方が良いのかしら。気が長いずぼらな人間なので2、3か月音信不通でも特に気にしない方なんだけど、さすがに半年近くとなると、重い病気とか、もっと良くない状況とかを想像してしまうんだよな。

[Anime] 定期視聴番組

「ユリシーズ」「ツルネ」「ガイコツ書店員本田さん」「転スラ」「リライデッド」「青ブタ」「ベルまま。」「ゾンビランド・サガ」「叛逆性ミリオンアーサー」「宇宙戦艦ヤマト2202」。うへえ(^^;

「ユリシーズ」、モンモランシーも超人化。賢者の石を半分こしてるので、ジャンヌは攻撃、モンさんは防御担当だそうで。「ツルネ」、ようやく早気から脱しかけた湊、と思ったら今度は静也くんが中学時代のチームメイトで今は最強のライバルとも言える愁くんから、不穏な言葉を投げかけられて…。地味に面白いです。「本田さん」、んと、出版社あるある、って感じかな。

「転スラ」、ゴブタ最強説(w。まあ芳忠ちゃん(違)の指導受けてるもんな。「リライデッド」、SFやろうって意気込みは買います(が、見た目がちょっと…)。「青ブタ」、妹編というか昔の彼女編というか…。「ベルまま」、閣下、冬服の方が良いと思いますよ(w。

「ヤマト」、デスラー総統登場。彼の艦の乗員が「ワープ」言うとったけど、ガミラスでは「ゲシュタム・ジャンプ」とか言うんじゃなかったっけ? あれは基本ガトランティス艦で、ガトランティスでは「ワープ」って言う、ってことなのかしら?

あ、意外とサクサク書けた(笑)。


2019-12-15 この日を編集

[tDiary] ふう…

昨日の日記が盛大にエラー吐いてて焦った。どうやらニコ動のプラグインが上手く登録できなかったみたい。公式でもnicovideo.rbはサポートされなくなっているのだろうか、リンク先がなくなってしまってる。

前からプラグイン関係はちょっとエラーが出る傾向はあったんだけど、少し時間が経つと上手くいってたんだけど。

ていうかいい加減tDiaryアップデートしろよって話だけど、ちょっと怖いんだよなあ( ̄▽ ̄;)。

[Books] 果てなき護り

果てなき護り 上(デイヴィッド・ラミレス/著 中村仁美/翻訳) 果てなき護り 下(デイヴィッド・ラミレス/著 中村仁美/翻訳) デイヴィッド・ラミレス 著/中村仁美 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン 岩郷重力+W.I
創元SF文庫
ISBN978-4-488-77901-6 \1040(税別)
ISBN978-4-488-77902-3 \1040(税別)

もう少し切れないか?

全地球規模の破滅から逃れ、新たな居住候補地である惑星カナンを目指す世代宇宙船、ノア。数万の人々がそれぞれ様々な能力(タレント)を駆使して日常生活を維持している。だが、その裏では不可解で凶悪な事件が発生していた。その遺体の凄惨さから「ひき肉」と呼ばれるその事件は、上位管理者たちの手によって一般の目には触れないようにされていた。だが、同僚が目の前で「ひき肉」になってしまうところを目にした捜査官のバレンズは、恋人で管理官であるハナに共同での捜査を依頼してきた…。

という出だしからして、なんとなく男女ペアによるテンポの良いバディ・ムーヴィ的なSFサスペンスみたいなノリを期待してしまうんだけど、残念ながらそうはなっていない。主人公のハナはノア艦内でもエリート階級に属していて、計画された出産を終えて本業に復帰したところで、結構多忙な自分の仕事の合間を縫って捜査活動に協力し、なおかつ恋人のバレンズとのラブラブっぷりの描写なんかも挟まって、なかなかお話が先に進まないんだった。なので上巻の大半は相当退屈。で、上巻の終盤でようやく動きがあり、下巻の序盤から中盤あたりまでは結構ギアが上がった感じはある。ここはなかなか、楽しい。

なんだけど中盤以降は、またお話がつっかえがちになってしまうんだよなあ。で、厄介なのは多分作者が一番書きたかった部分がここなんだろうな、ってのが見えてくるってところ。

ここまで少しずつ明かされてきたノアの秘密、「ひき肉」の正体、計画出産で出来た子供は親とは完全に引き離されてしまう、というルールの裏にあるもの、そもそもなぜ地球は破滅したのか、といった様々な謎がひとつずつ明かされていき、そこにはそれぞれ、SF的な仕掛けもあったりして悪くはないんだけど、そこにカタルシスが積み重なっていかない感じ、といいますか、「ほう」と思った後にその「ほう」を受け継いで話が展開していく感がない、といいますか。ぶっちゃけ、盛り上がらないんだよね。特に終盤の展開はなんとも不可解。この場合の不可解は難解、とかではなく「何でそっちに話持って行くかなー」的な(^^;。

エンディングも頭では感動的なんだろうなー、と理解できるものなんだけど、そこまでのお話の(あえて言いますが)グダグダ展開で、余韻なんかは生まれ難いものになってしまっているのだと思う。前半の退屈な部分をもう少しカットして、中盤のいい感じの部分をもう少し後ろにずらして、謎解きがおおむね完了したら、後はさくっと終わらせる、みたいな構成だったら、もう少し飲み込みやすくなってたんじゃないだろうか。所々良いとこもあったと思うんですが、全体としては残念賞、かなあ…。

★★★


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