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ううむなんと言うことか、居間のビデオデッキも様子がおかしいぞ。と言うわけで盛大に画面がグニャグニャする状態でとりあえず「555」だけ見る。
ええと、先週見てないから話が繋がらないのかも知れないけど、木場君はオルフェノクの王を倒すためにスマートブレインの社長になったのではなかったの? 花形社長の遺志を継ぐふりして、実はオルフェノク側に立つ事にしてたの? オルフェノクの王が覚醒したらどうしてオルフェノクは絶滅しないの? つか村上君は、王が覚醒するためには大量のオルフェノクの命が必要、とか言ってた割に案外小食だな王様。オルフェノクの王は他のオルフェノクを食うけど、なんで一番近くにいて、しかもかなり美味であろうと思われるタックンを食おうとはしないの? 素で充分強いはずの木場君たちは、なぜベルトを使いたがるの? などなど、などなど、などなど…。おーいあと一回やぞ。
とまあ謎に充ち満ちた[555」をさらっと見てお出かけ。新生公司で焼豚を買い、西宮北口の551で餃子と焼売を買ってもんちぃ師匠宅にお年賀の挨拶。持参した「小麦ちゃん」と「雪風」をうへえと言いながら鑑賞したり、コナミの「サイレントヒル3」のオープニングのリアルタイムレンダリングに驚嘆したり、「オペレーターズ・サイド」をちょっとプレイさせてもらってちゃんと言うこと聞かんかいこのアマァ!などと思ったり。や、かなり良くできてると思うんだけど、それでももう一歩、こちらの意志を明確に伝える方法があったらなあと思った。テーブルの上に物が三つある、私にはメモに見える、「しらべる、メモ」と言っても伝わらない、みたいなことが起きちゃうのね。たとえば調べたい物にカーソルをあわせて「これを調べて」って指令する、様な形でも良かったんじゃないのかなあ、と。
「ピカチュウげんきでちゅう」とかに比べて格段に言葉の理解度が上がっててすげえなあと思うだけに惜しいね。つかこのシステムでエロゲー作ったらおもろいか分からんなあ、などとちょっとだけ思ったです。
辛(゜Д゜)ウマーなキムチ鍋と40度を超す焼酎"夢想仙楽"でご機嫌の宴会。ごちそうさまでした。さすがに帰りの電車は熟睡してしまった。新開地で目が醒めて良かったよ。
本日は「剣客商売スペシャル」。うむ、だいぶ時代劇成分が補給された感じだ。2月は「鬼平」なんですな。金のかかる時代劇を毎週作るのは大変かも知れんけど、定期的に新しいのを作って欲しいよね。多少スカタンなのもたまにはみてみたいんだけどな。「痛快! 三人のご隠居」みたいなヤツ。
いまだに設置場所が決まってなかったりする。一週間以内に最初のレポートを出さなきゃいけないんだけどなあ。8日に来たから、15日までには何とかしないと…。
で、先のこと考えるに現在使ってるT962を処分して、あいたところに190eWを置くようなことも考えないといけないかな、多少怪しい(時々赤が死んだり、ウィンドウの重なり具合でやたらとフォーカスがボケることがあるんだけど、それはお店の人には内緒だ)けどまだ映るんだし、ソフマップではいくらで引き取ってくれるんだろうと思って見てみたら、最高でも14000円ちょいなんだってさ。12万も払ったんだけどなあ。3年でこんな値段ですか、とっほっほ。
ってオレ、よく考えたら人様が送ってくれた大事な本、軒並み1〜2割で買い取らせていただいてるんだよな。文句言えた義理じゃねえよな。
でもやっぱりとっほっほ。
大和但馬屋日記経由でATOK & 一太郎 presents 第二回全国一斉!日本語テスト。行ってみよー。
結果、88点。間違えたのは3、20、26の三つ。自信がなかったけど偶然当たったのもあるから、たぶん間違えてもおかしくないのは6つぐらいはあっただろうと思う。ものの見事に第3問を間違えたあたり、私の国語力のええ加減さをよく著していると言えるよな。とりあえず「臍をかむ」の臍がおへそだったとは知らなかったです。勉強になりました。
でもさ、「美化語」ってのは何? 敬語って基本的に尊敬語と謙譲語の2種類だと思ってた私にはちょっとデカルチャーであった。そんなのがあるの? Wikipediaで調べたら丁寧語、なんてのもあるのだな。ああ、何でもかんでも「お」とか付けたがるのが丁寧語の範疇なのか。しかし美化語、ですか…。
敬語って結構難しくて、気づかないまま間違った使い方してたのにあるとき気がついてたいへん恥ずかしい思いをすることも結構多いのだけれど、それとは別に少々、そこまで敬語をぐちゃぐちゃとややこしくする必要もないんじゃないかと思ったりもしますが。あと寸゛さんも書いておられるけど、「スイート」ネタは問題として少々適切ではないのではないかと思う。もはやとんちのレベルじゃないの、これ。「シート」に聞こえるって、聞こえねえよ。「スィート」と「スゥィート」の区別を日本語表記で云々すること自体がそもそも、無理がありまくりなんじゃないかと思った。
まあ軽い頭の体操として、それなりに楽しかったですよ。ただATOK2007を買うかどうかについては、未だに逡巡中だったりするわけではあるのですが。
時系列が激しく前後しますが本日の午前中のお話。ハマのヤマちゃん(おっと、この通り名はなかなか良いな)から電話。彼からの電話はかなりの確率で南大阪行きを意味するんで、ちょっと身構えたんだけど、今回はちょっと違ってて「そっちのPhotoshopとIllustratorのバージョン、いくつだった?」とな。
「7と10だお」って返事したらば「せめてCSにしてくれよ」だって。ちょっとそっち経由でやろうかってお仕事で、PhotoshopとIllustratorのデータのやりとりがあるんだけど、最低CSのデータがいじれないとまずいよ、って事らしく。
今の所そんなに不便は感じてないんだけど、確かに昨今増えているCS以降のPhotoshopの、レイヤーグループを入れ子にできる機能って便利っぽいなあとは思っていたんですけど、やっぱアップグレードするのもお金いるしなあと思ってたとこだったのですよね。なので、
「お金もったいねーよ」って返したら数秒の空白ののち、「んじゃ金送るからアップグレードしろよ」だって。
やったね。
わあい、クライアント様のご厚意でPhotoshopとIllustratorをアップグレードできそうだわ。ありがたいお話ではありませんか。早く送金してちょ(^^;)
はもう聞けなくなりますか。松下電器、社名も「パナソニック」に ブランド名と統一(asahi.com)。元々は輸出用スピーカーのブランドとしてでっち上げたモノが意外に浸透したものだった、ってのは初めて知った。なんでも北米ではすでに、「ナショナル」の名前は他者に押さえられていたんだそうですな。
特に海外市場を考えた時に、向こうで一番浸透している名前である「パナソニック」を統一ブランド名にするってのは、まあ正しい判断なんだろうけど、どうなんだろうなあ、総合家電メーカーとしての松下のイメージの中で、「ナショナル」のネームバリューってのも、それなりに捨てがたい捨てがたいバリューが、少なくとも国内の消費者にとってはあると思うんだけど、そこも切っちゃうのか。それは果たしてどうなんだろう、って気がちょっぴりしてしまうな。
「パナソニック遠赤外線炊飯ジャー」とか、買う気になるか? ってだけの、他愛ない話ではあるんですが。
□ TUX [●ああもう、色々と語りたいことが山ほどあるのですが(笑)長くなるので、次のオフ会まで我慢します(謎笑)]
□ rover [むっはー(w。 そう言えば「AVP2」ってまだやってるんすかね。前作とはうって変わったダメ映画らしいので、ちょっと見..]
□ TUX [●それはお誘いですか?お誘いですね?乗りますよ。14日とかでもオッケーッスよ(笑)]
□ rover [ぬお(w。 明日……でも良いけど、たぶん(^^;)]
□ rover [……と、思ったら。 明日はカミさんが遊びに行くそうなんで、あたしは御留守居です(つoT)]
□ TUX [●んじゃ、来週の日曜とかでも…って、それまで保つのかAVP2(爆)]
□ rover [うし、来週(今週?)末なら動けるんじゃないかと思いますですよ(w。]
「テイルズ・オブ・なんとか」、「地獄少女 三鼎」、「とある魔術の禁書目録」、「夜桜四重奏」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5 GoGo!」、「機動戦士ガンダムOO」。
土曜深夜、「テイルズ」は相変わらずつまらん。「地獄少女」はやりたい放題の地獄送り大会に、あいとの分離を果たしたゆずきが立ち向かう、みたいな話が後半戦のポイントになっていくんですかね。「禁書目録」はヒロイン(のはず)のインデックスの出番が少なくてかわいそうな以外はまあまあ。「夜桜四重奏」は、関東圏ではすでに放送終了しているもののようで。とりあえずもうちょっと見てみないと、なんだけどボーカル付きのBGMが劇中に普通に流れてるのはちょっと新鮮でしたわ。
日曜朝。先週見損ねちゃったんだけどいろいろ動いてますな。お話の方はともかく、来期の戦隊ものとライダーの番宣が流れててそっちにほう、と。「シンケンジャー」に「ディケイド」ですか、ってあなた、「シンケンジャー」とかじゃなくいっそ「ブレードブレイバー」で行っちまえば良かったんじゃねーの、とか思ったり(w。マスクのデザインに漢字の意匠を持ってきたのは初めてですかね。「ライダー」の方は10人ライダー続々登場だそうで、どういう話になるんでしょうな。パラレルワールドいうたらなんでもできると思ったら大間違いやでー、と言う気はするが、まあそこはいつものようにうやむやにされちゃうんだろうな。そもそも「キバ」のタイム・パラドックス問題についてはちゃんとした説明は付けられたんでございますか? 一回見逃したぐらいでどうこうなるような問題でもないと思うけど。
「ガンダム」もいろいろ動きが。二人羽織ガンダムは、後ろの方がメインのガンダムだったんだ(w。グローバルな視点と私怨が無節操にごっちゃになってて、面白いですな。いろいろ面白いね、これ(やや棒読み)。
宇多丸師匠の「ザ・シネマハスラー」で「トロン・レガシー」評を聴いて、あーやっぱそういう映画なんだ。オレたち風に言うとリアルが増してワンダーが消えた映画になっちゃったんだろうな、って感じなのかな、と観にも行かないで思ってみたり。そんなことより(宇多さんも言ってたけど)びっくりなのは、この作品を監督したジョセフ・コシンスキー氏の次回作が「ブラックホール」だって事だよな。
マジですかい?
ディズニーブランドのSF作品、よろしくない物も結構ある(『トロン』自体、どっちかというとよろしくない側の作品だと思う。でもいっぱいのワンダーがあったから嫌いになれないんだけどね)けど、そんな中でもこいつは群を抜いてひどい映画だぞ。ちゃんと金払って観た(それもあろう事か、今は亡きシネラマ方式の梅田OS劇場でなっ)オレが言うんだから間違いない(w。
いったいどういう勝算あってこんな仕事を請けたんだろうねえ、というかどういう映画にするつもりなんだろう。来年公開らしいですが、ホントにこれ、造るのかね(^^;)
朝イチでまたソフマップ詣で。今度はしつこくパッケージをチェックして正しいものを買ってきた。今度は大丈夫だと思うんだ。一応店員さんに「間違えて違うの買っちゃったんだけど、パッケージ開けちゃったら返品できないよね?」って聞いたら、「すいません、開けてしまわれては…」と言われちゃった。まあ当然だよな。
でもさー、こうやって並べてみたら、間違って買っちゃう人が続出してもおかしくないんじゃなかろうか。amazonのレビューでも「間違って買っちゃったー」って人、結構いるみたいだよ。
あとは「スリム増量」じゃなく正真正銘の「増量」バージョンがどこで手に入るのか、誰か教えてくださいませ。ウチは基本、黒の使用量が多いのでね。
ちょっとSkypeチャットで打合わせ。継続的に受けさせて頂いてる仕事(いくつかのサイトのデータ更新、画像処理込み。こいつが時間帯で拘束される仕事なおかげで、最近なかなか外出できなくなっちゃってるんだけど)で若干動きがあって、作業内容で若干いやかなり、こちらサイドの分担パートが増えそうなんで、そのあたりを統括して面倒みてくれまいか、って話で。
ギャラが増えるのはうれしいんだけど、どう見ても拘束時間やら作業内容の退屈さやら、ほいちょと飛びつくのは危険な気がするんで、こりゃまたどうしたもんかいな、と。
とりあえず来週打ち合わせやるみたいなんで、いっぺん顔出しといた方が良さそうね。久々大阪出張だわ。
木曜深夜。「生徒会の一存 Lv.2」、「ビビッドレッド・オペレーション」、「絶園のテンペスト」。
「生徒会…」は前のシリーズを見てないんでちょっと良くわからない。つまらなくはない、とは思うけど。「日常」と中の人がかなり被っているんでしたっけか。
今期の覇権、って前評判も高い「ビビッド…」は、うーん……
「マジンガーZ」?
んまあアクションエンターティンメント、って括りだと設定とかが似てくるのもしかたがないってところではあるんだろうけれど。死んだと思ってた父ちゃんが実は生きてて、なんて展開はあるんだろうかね(w。「テンペスト」はいい具合にこれまでのあらすじを説明してもらえて助かりました。
昼過ぎにカミさんが出かけたんで、買い物出たんだな、と思って特に気にせず古本データづくりを続けていたんだけど、ふと気がついたら18:00過ぎても帰ってこないんでちょっと気になって、「今日ってオレ、ボッチ飯でしたっけ?」ってメール打ってみたけど返事なし。チャリで事故にでも巻き込まれたのかと思ったけどバッテリーは家にあるから歩いて出たってことだよな、時々皮膚科の世話になってたりするから、診察が長引いたあとに買い物とか行ってて時間かかってんのかも、と思ってそのまま待ってたんだけど、20:00過ぎても帰ってこない。
さすがにちょっと気になってケータイに電話入れてみても「返事出来ないよ」と。
一応電話は生きてはいるっぽいので事故とかではないんだろうな、と思って適当に一人分の晩飯作って喰って、しばらくしてたらようやくカミさん、22:00前に帰宅。「どういう急用?」って聞いたら「出かけるっていうたで、昨日か一昨日」ですって。そんなん聞いた覚えないぞ、絶対。
一瞬そこらに遺書でもあるんじゃないかと思ってヒヤッとしちまったじゃないか。心配して損したぜ。でも絶対に出かける、とか言われた覚えないぞー。
「ローリング☆ガールズ」、「デュラララ!!×2承」、「黒子のバスケ」、「SHIROBAKO」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダードライブ」、「七つの大罪」。新番が三本。「ローリング…」は「WUG」的作画でものすごく日常側にシフトした「ラグランジュ」あたりを狙ってます? ちょっと変わった感じでとりあえずは面白い、かも。続く二本は続編。どちらも前期への目配せをしつつ新しいお話が始まりますよ、的な。「デュラ…」はとりあえずコメディ仕立て、「黒子…」のほうは新たな強敵登場、的な。「SHIROBAKO」は後半戦。次は美少女版「エリア88」みたいなのを作ろうって話なのね。
日曜日、良い感じにラストあんど序盤の盛り上げポイントに向かってる戦隊とライダー、「七つの大罪」もクールの区切りの盛り上げポイント、って感じかな。
デヴィッド・ボウイ(asahi.com)。はじめて名前を知ったのは、雑誌「SNOOPY」の雑記事欄で注目のアーティストとして紹介されたのを目にした時、ってことになるかのかな。アルバム「ハンキー・ドリー」の女性的とも言える顔写真が印象的だった。んでそのあと、「スターマン」がヒットして、こういう声の人なのか、と思った、という。中坊の頃ですね。音楽活動も俳優としての活動も、非常にSFと親和性の高いものだったと言えるんじゃないかな。69才はあまりに若すぎる、というかデヴィッド・ボウイに「年齢」がついてくる、と言うのがなんだか変な気もしてしまったり(苦笑)。
と言うことで自分的には一番記憶に残っているこの曲を。どうか安らかに。
…なのかどうなのか。ここのところChromeがちょくちょくタイムアウトで接続できませんでした、と弱音を吐くのでどうしたもんだかと。ブラウザベースでコンテンツを更新する仕事で、仕事にならんレベルでChromeが固まるようになってしまって。Chromeの問題なのか、ZoneAlarm Proのアップデートで追加されたZoneAlarm Anti-Phishingプラグインが悪さしてるのかはちょっと判断出来ない上に、ChromeがダメならVivaldiだ、でVivaldiで作業してても(Chromeほどでは無いけど)やっぱりタイムアウトが発生してしまうんで、こりゃむしろWindows10の問題なんではないのか、そういや夏の大きめなアップデート以降に頻発するようになったような気もするし。
ちょっと検索してみて見つけたのはこんなとこ。Windows10でChromeだけネットが繋がらなくなった場合の対処法 (MacRuby)。手段はともあれ理由が何なのか、が分からんのでちょっと怪しいところもあるんだけど、ダメモトでやってみた。うん、今のところは少し快適になったのかも知れない、ぐらいの印象。明日本格的に弄ってみて、様子を見てみる事にする。
冬の新番、週前半セレクションで「スクールガールストライカーズ」、「幼女戦記」、「ガヴリールドロップアウト」、「ACCA 13区監察課」。「スクールガールズ…」は、アウトコース低めでバット届かない系。「幼女戦記」はWWⅠ版でダークな方に振った「イゼッタ」的な?主人公(悠木碧)の声が合ってなく、サブキャラ(早見沙織)の顔が合ってない、感。まあもちっとは見ます。
「ガヴリール…」は「未確認で進行形」の動画工房作品、ってところでちょっと期待して見たんだけどなかなか面白かった。天使と悪魔が研鑽の最終段階で人間世界にやって来る世界で、クズな天使と小市民な悪魔が織りなすドタバタ。なかなか、いいっすね。「ACCA」はオトナオサレ系、ってことになるのかな。嫌いではないですよ。がんがんタバコ吸って欲しいけど、手許に灰皿がないのが妙に気になってしまうってのは、時代なんだろうかね(^^;。
東京創元社編集部 編
カバーグラフィック 瀬戸羽方
カバーデザイン 岩郷重力+S.K
創元SF文庫
ISBN978-4-488-73904-1 \900(税別)
「宙を数える」に続く創元SF短編集入選作家による書き下ろしアンソロジー。こちらは時間をテーマに7人の作家が筆を奮う。
てことでね。ちょっと言いたいこと、と言うかどうにもモヤモヤしたモノが拭いきれないところもあるんですが、まずはそれぞれのお話について。
インサイダー取引で巨額の利益を得たとして法廷に立たされた男。彼は苦し紛れに自分は未来人であり、その知識を利用しただけだ、などという無理ないいわけをしたばかりに、懲役20年の刑に服することになる。538、と番号で呼ばれることになった男が入った監房には187番の囚人が。様々な囚人生活を送るうちに、538は187が何かを作り上げようとしていることに気づく。それはタイムマシンだった。187は自分が未来人である、と主張しているのだった…。
プロジェクトX・イン・プリズン的な? そこのところの流れはややもたつきつつも楽しめるし、ラストの余韻もそれなりに。ただまあ、538と187の関係性にもう一ネタ欲しかったような気が。
古典落語からモチーフを得たと言うことだけど、そちら方面は全く疎いので何のことやら。最初は「牡丹灯籠」なのかな、って思ったんだけど「真景累ヶ淵」という作品があるんですね。そちらを知っていたらもう少し深く読み込むことが可能だったんだろうか。ちょっとピンとこなかったです。
Xnerveと呼ばれる人体埋め込み型情報端末によって大幅に拡張された人類文明。その中枢にある超AIが、ある日驚くべき演算結果を報告する。ごく近い未来に大多数の人類の意識活動が停止してしまうだろう、というのだ。事態を打開するため、対策チームが出した結論は…
ある意味川原礫ワールド、って言ってしまったらネタバレになるのかなあ(^^;。さすがは「法勝寺」の八島さん、面白いんだけどこれ、その意識活動停止の元凶ってXnerveなんじゃないのかしら? そんな描写はなかったように思うけど、それとも自分が見落としてるだけで、それとなく匂わしてたりしたのかしら。
とある作家によって著され、話題を集めた「AB巡礼」なるセミ・ノンフィクション紀行記。その熱心な読者たちは、彼が記したAからZまでの地を巡礼することがブームになっていた。私もまたそんな読者の一人だったのだが…。
いわゆる聖地巡礼の中で出会う奇妙な人たちと、自己の認識にまつわる微妙なズレが生じていく、みたいな。紀行が奇行を生む様なお話って事でいいんだろうか。で、「時間」はどこ行った?
事故や災害などの現場を一度体験したあと、時間旅行でその現場にもう一度跳び、その事故を未然に防ぐ<声かけ>と呼ばれる時間局職員のぼく、だが<声かけ>によって未然に防がれたはずの事件や事故の映像が、webに流出しているという。誰が何の目的で、そもそもどうやって…
実は<声かけ>の活動は微妙に現実世界にも影響を与えていて、って描写もあり、不穏な雰囲気も込みで話は進んでいき、ここにぼくの個人的な問題なども絡んで来て、最終的には… みたいな。
VRを介した仮想通貨のお話かと思ったら、お話はいきなり千年単位の航宙記につながっていく、みたいな? すんません、全然入ってこなかった。
気がつくと白い部屋にいた。目の前には絶世の美女が一人。彼女が言うには、自分は雇用されている事業主の定めた規則のうちの第61条が適応されることとなり、近い将来に死ぬことが定められたというのだ。そういう規則であることは前もって承知しているので仕方がないことと理解できるが、なにか引っかかるところもあって…
白い部屋での情報問答、その果てにある物は…、ってことでオチが少々唐突なんじゃないかって気もするが、これはこれで。認知の隙を突いてきた、って事なのかな。
ってことで。読んでる最中自分の頭の中に湧いて出てくるのは「これは時間SFなんだろうか?」って気持ち。もちろん作者の皆さんは、そんなこっちの固定観念みたいなモノを覆そうと言う気概の元にお話を作ってきているのだとは思う。思うんだが、なんて言うんだろうなあ、なんか大きな布かなんかを切ろうとしてカッターをあててみたんだけど、最初は良い感じに斬れるんだけど途中で斬れ味が鈍ってしまったような。掴みは何か惹かれるモノがあるんだけど、終わりでばっさり斬ってもらえない、というモヤモヤばかりが残ってしまう、という。こっちの本読み能力が錆び付いてきてるってとこもあるんだろうけど、ちょっと読むのがしんどい本でした。申し訳ないけど、残念賞です。
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□ noki [んー、、「555」どうけりをつけるつもりなのやら、あと1回ですな。(w しかし、、次もライダーですか。。それもなん..]
□ ROVER [何たってトランプですもんね。まあ4クールやれば52話、一話で一枚消費、で計算は合うわなあ。]