ばむばんか惰隠洞

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2004-02-01 [長年日記] この日を編集

[Day] サポセン業務

昨日買っておいた256MbのDIMMもって従姉妹殿宅へ。マニュアル見てみたんだけどこの牛さん、メモリの上限は512Mbのようだ。と言うわけでこいつを挿して、余分になっちゃった128MbDIMMを引っこ抜いて再起動。あ、この牛さん、FSB133だったのかー。PC100 CL2のDIMM買ってきたのは失敗だったなあ。ま、それでもメモリの総量が384から512になったのはかなり大きくて、今まで一息ついてた巨大なWordのデータなんかも、多少はスムーズに表示されるようになったみたい。念のため、使わないであろう常駐ソフトをアンインストール、デフラグもかけて本日のサポセン業務終了。と思ったら居間のプロジェクションテレビの調子がおかしいのでそっちも見てくれ、と。

RFの入力がうまくないらしいんで見てみたら、どうもサイズの違うRFコネクタが挿さってたみたいで、少し小ぶりの物に換えてみたらこっちもちゃんと表示されるようになって一安心。

いろいろやりながら奈良のお酒「出世男」・原酒やらビールやら、昼過ぎから延々飲むハメになってしまった。悪いことに(^^;)途中から参加したカミさん、「出世男」の純米酒をいたく気に入ってしまって、キムチ鍋をつまみながら一人でぐびぐびやるもんだから、最後は(って8時前だったんだけどね)酔っぱらったカミさんと半分ぐらいお酒の残った(飲み助夫婦に贈呈して頂いた)一升瓶を抱えて家に帰る羽目に。これが一番しんどかった。

というわけであっしも充分酔っぱらってるので今日はもう寝るだ。


2004-02-02 [長年日記] この日を編集

[Day] なぬぅ?

さて、長年使ったPHSもこれでおさらばと言うことで、DDIポケットに電話して解約手続きを行ってみる、って年間契約で、契約期間内の解約って2000円も取られるんですか、ううむ。

AirH"への機種変更も勧められたけど、そんなにノート使うわけでもないのであっさりと解約することにしましたが。むう、ちょっと変なタイミングで乗り換えをやってしまったな。

[AV] 何か変だぞ、このキカイ

さて、カミさんがコジマのお兄ちゃんに勧められて買ってきたのは、ビクターのDR-MV1と言うものなんだけど、セッティングしてるうちにずいぶん変なキカイなのが分かってきた。たとえば。

ふつう、ビデオデッキという物はRF信号を受けて、ディスプレイに中継する。たとえば関西だと、おおむねテレビの2チャンネルというのはビデオチューナーからの信号を受ける(つまりビデオ側は自分とこのチューナで拾った電波をテレビの2チャンネルに送る)チャンネルになるんだけど、こいつはそれが出来ない。つか1チャンネルでも出来ない。切り替えスイッチもない。リモコンにもテレビ/ビデオの切り替えスイッチがない。マニュアルにもこの辺書いてない。なぜ?

さらにチャンネル設定も謎。一応地上波デジタル対応後のチャンネル設定も自動で選べるんだけど、そのままだとNHKが2、サンテレビが3、に割り当てられる。我が家は伝統的にサンテレビを1、NHKを3にしているのでそのように変更するんだが、3→1に変更、2→3に変更。したつもりなのにこの儀式のあとは1、2チャンネルがスキップされ3チャンネルがNHKで表示。順番を逆にすると、今度は1チャンネルがサンテレビ、で次に表示されるチャンネルは4チャンネル(毎日放送)。なんでやねん。

さらにさらに。一応このキカイ、DVD-R、DVD-RW、DVD-RAMに対応している訳なんだが、カートリッジに入ったDVD-RAMの場合、ディスクをカートリッジから出して使わなくちゃいけないんだってさ。おいおい、きょう日それはないやろー。

カミさん、「一番簡単なのを」とコジマのお兄ちゃんに言ったらしいけど、で、コジマのお兄ちゃん、パナソのE70V(オラが買ったヤツね。そういえばまだ修理から帰ってこないよう)、リモコンが使いにくいのでお薦めしない、とここはまあそれなりに正しい評価を下してる(^^;)んだが、その代わりになるのがこれじゃあなあ。もしかしてVHSハイブリレコーダーって「買ってはいけない」系の商品なのかしらね。

[Day] 倅無事帰還

それなりに滑ってきたそうです。一生分の滑りを消費してきたんだったら、3年生になっても安心かもな。とりあえずせっかくお餞別をくれたお義兄さんへのおみやげがバター飴、ってのはちょっとあんまりなんじゃないかと思ったぞ。カニとまでは言わんが、せめてトウキビぐらい、直送便で送るべきではなかったか。ってあんたお義兄さんの住所なんか憶えてるわけないわなあ。

ま、ケガもなく何よりって事で、って明日はあんた休みなのかい。キミの昼飯も作らんとあかんのか。はふう。


2004-02-03 [長年日記] この日を編集

[Day] 洗濯洗濯

ということで修学旅行帰りの倅の洗濯物が大量に出てるわけなんだが。

いやあねえ、今日は洗濯機4回まわさないとだめかしら。電気代も水道代もバカにならないわ。

[Books] 消えないニョカーン

消えない女官というわけで本日のTSUTAYA西鈴蘭台店の一角。ニョカーンが盛大に並んでますよ。もうそろそろ次の毒が出ようってこの時期に、一体何考えてんだか。あ、もしかしてTSUTAYA各店で売れ残ったニョカーンが全部西鈴にまわされた、とかそういう事情でもあるので?

そういえば温帯、別冊宝島か何かで「グイソは全200巻」って言い切っちゃったんだっけ? なんだかねえ。年6冊ペースでもあと18年か。さすがにそこまではつきあえねえなあ。一応100までは頑張って(頑張らなあかんのが情けない)つきあうけどさ。

[Books] 塵クジラの海

本書カバー ブルース・スターリング 著/小川隆 訳
カバーイラスト ささきすばる
カバーデザイン 守先正
ハヤカワ文庫FT
ISBN4-15-020353-9 \660(税別)

集中的な隕石衝突によって地表深くえぐられた巨大クレーター。その底には辛うじて呼吸可能な大気がたまり、かつての隕石衝突によって産み出された"塵"が海となっている惑星、水無星(みなほし)。塵の海には"塵鯨"と呼ばれる巨大な生物が棲み、その塵鯨からは通称フレア、正しくはシンコフィーネと呼ばれる一種の麻薬が精製される。人生に倦んだ僕、ジョン・ニューハウスがふらりと立ちよった惑星は、そんな星だった。フレアの売人をすることで知り合った幾人かの仲間たちと、結局退屈な毎日をこの星でも送っていたジョンだったが、ある日<連邦>によって、フレアは違法の麻薬と宣言され、その精製も販売も完全に禁止されてしまった、と言うニュースを知る。こうなってしまっては自分の手で、フレアを調達する以外に方法はない。仲間たちに無理矢理押し切られる形で、ジョンは一隻の捕鯨船に乗り組み、塵鯨を求める旅に出ることになるのだが…。

1977年、ブルース・スターリング23歳のデビュー作。後の「スキズマトリックス」や「タクラマカン」などで味わえる"エッジ"な雰囲気はまだなくて、かわりにこの本に満ちているのは、執拗なばかりに丹念に描き込まれる異世界のディティール。深いクレーターの中以外には生物のいない惑星、そのクレーターにあるのは水ではなく塵をたたえた海、塵の海に棲む"魚"たち、水無星にやってくる異星人たち。ひたすら「世界」の構築に情熱を注いでいるように見えるこのお話、確かにSFよりもFTの範疇で語る方がよりふさわしいお話なのかも知れないな、と思った。大野万紀さんは、これは正しくSFである、と書いておられるけど、うーんどうだろ、私はそこまで言い切れないなあ(でも若い頃のディレーニイを思い起こさせるような華麗な小説だってのは私もそう思ったですよ)。

たとえば異世界を緻密に描いて、かつそれを踏み台に「種」について考察してみる(「闇の左手」な)、てなお話だったらそれは正しくサイエンス・フィクションだと思う。異世界を緻密に描き、その生態系にまで考察を加え、そこに組み込まれて生きる人々の姿を描く(「砂の惑星」な)、てなお話ならそれも正しくサイエンス・フィクションだ。んでも、緻密に構成された異世界を主人公が旅して終る、お話はどうだろう。それをサイエンス・ファンタシィ側に組み入れてもまあいいんじゃないかな、とも思うわけです。えー、ネットの友人であるたおさんの名言を借りるならば、「意識が外に拡がるSFが良いSFだ」と言うわけで。20代前半にしてここまでの異世界を作り上げたスターリングの腕前には驚嘆するけど、うーん、「いやこれはいいSFだったー」と言うところまでは行かなかった、てな感じでしょうか。

まあね、この辺、あまり強く主張しちゃうと、んじゃあ「パーンの竜騎士」はあれはSFに入れといてええんか、とか、ムアコックのチャンピオンたちはSFなんかい、とか、突っ込まれどころががんがん出来そうなんで私も困るわけですが。訳者、小川さんは20年かけてようやく本書の訳出を果たしたそうですけど、確かにサイバーパンクの大物作家の一人、と言うイメージが出来たあとで本書をSFに入れて刊行するのは、ハヤカワ的にちょっと躊躇してしまうところが多かった、ってな事情でもあったんでしょうかね。あ、お話そのものは「白鯨」をベースにした、ちょっと切ないラヴ・ストーリィの側面もあって、楽しめましたですよ。キャラクタの描き分けなんかは、まだちょっと甘いかな、と思うところもあるにはあったけど(偉そうに)。

(★★★☆)

[web] ATOKに脆弱性

アレゲなサイトで知った、ATOK15/16に外部から操作できてしまう脆弱性と言うニュース。ふうむ、もう一週間も我慢すればATOK17がやってくる訳なんだが、やっぱパッチあてといた方がいいのかしらね。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

ねね子 [洗い水は二回使ってます?(^▽^ うちは偶に濯ぎ水も使い回し・・(悲哀)]

ROVER [おおっ、とてもそんな高度な技は使えませんよ、ウチの洗濯機は。何たって倅より年上なんだから(w。 一応一発目の洗濯には..]

adramine [臭いそう…。]

ROVER [え、お風呂の残り湯が? それともニョカーン? (w]


2004-02-04 [長年日記] この日を編集

[web] SPAM

を送ってくるのはいいけど(いや、よくないけど)、なんだよそのタイムスタンプ90/05/09ってのは。未読がどこにあるのかわかんないじゃないか。悪さするならするでもうちょっと気を使って欲しいよな、まったく。仕事立て込んでるときにこれ食らうと、すんげー腹立つんだよ。

[web] どういう理屈なんだろう

昼前ぐらいから本業での修整やら何やらが少々まとまってやってきてて、今日はけっこうあたふたした一日だったんだけど、そんな仕事の中のひとつ。

もったいなくも「デザイナーを名乗る」*1誰かさんが作成してくださったHTMLファイルの修正作業。彼曰く、「何カ所か間違ってるところとかあると思うんですけど、良くわからない」ので私に振ってくださった模様。んーと、リンクが全滅やね。オリジナルのファイル見たら分かりそうなもんだけどなあ、あ、 .js ファイルを読み込んでるのか、なるほど。んじゃ直しときましょ。

そんなことより何より、このソースが変なんだよなあ。何をどうやったら、一行おきに改行だけの行が入ったソースとか作れるんだろう。英語のコンテンツなのに<html leng="ja">とか平気で書いてたりするのも謎だ。つか妙だなあ、コメントの入れ方とか、なんかオレっぽいんだけどなあ…。

あ、もしかしてあなた、昔私が書いたソースを元に、なんかのオーサリングツールで別のHTMLをでっち上げるようなことなさいました? 文字コードEUC、改行=LF、のファイルを文字コードShift_JIS、改行=CR+LF設定のオーサリングツールで読み込んで編集したりするとこうなったりするのかな? 良くわからんけどとりあえず見通しはなはだ悪く、作業しづらいことこの上ないんで何とかして欲しいぞ。ついでにインデントに空白使うのもやめてくれるとありがたい…って前からやんわり言ってるんだけど聞いちゃくれないんだよね、「デザイナーを名乗る」人たちは(つoT)。

*1 ご自分でデザイナーを名乗るのは勝手だが、まわりからはちょっとどうにかして欲しい、と思われてるような人々を便宜的にこう括ります。別に世の中のすべてのデザイナーを名乗る人がダメだと言ってる訳じゃないですよ。

[News] 身内の不祥事?

CGIの欠陥突き情報引き出した京大研究員逮捕 警視庁(asahi.com)。例のOffice氏騒動。で、この研究員というのが河合隼雄氏の甥に当たる人物だったそうで、新聞には河合氏の談話として、親族が不祥事を起こしてしまったことは遺憾である、みたいなコメントが載っていた。

別に謝らなくてもいいんじゃないんですかね。甥御さんは甥御さんでちゃんとした成人で、自分の責任でもって行動されたんでしょうから。文化庁長官、とかだとそういうわけにもいかないのかしら。単純に謝るよりは、ご自身が今回の事件についてどう思うか、そのあたりを聞かせて欲しかったなあ。やったことは悪かったけど、こうでもしないとセキュリティの脆弱性に危機感を持たない公共機関がたくさんある、てことも明らかになったわけで、文化庁としてそちらの問題はどう考えているのか、ってあたりにはご意見はないので? そういうのは郵政とか経済産業とかの考えることで、文化とは関係ない、と?

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [鶴亀だったらSpaceで下の、Shift+Spaceで上の未読メール検索が検索できるのでは?]

ろばQ [新着未読メールの存在が通知された時に、デフォルトの日付ソートで最上部(または最下部)に新着メールが表示されず「わざわ..]

ROVER [な、なんだってー!?>もんちぃ師匠(^^;) オレ、必死でホイールぐりぐり動かしてたYO!(莫迦) や、ろばQさんの..]


2004-02-05 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

早起きして倅の弁当作ったついでに、録画したままだった「アバレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」を見る。「ブレイド」は久しぶりにライダー側がなんのために戦ってるのかが(曲がりなりにも)説明があるし、その理由自体にもなんかネタが仕込まれてそうな気がする(『ボード』ってのは単純な正義の味方じゃあないんだろうね)んで、割と安心してみていられる感じはあるかな。役者さんたちの見分けの問題(主人公の彼が賀集君に見えてしかたがないんですけどー)と、オンドゥララギッタンディスカーで一躍有名になっちゃった、何言ってるか判らない台詞の連発には困ってしまうけど。

つかさ、三人目のライダーが出てくるなりなんか喋ってんだけど、これも何言ってんのかわかんなくて、「いいかげんにしろよなー」とか思ったら、あれは怪人さんと会話してるんで、日本語じゃあなかった、てのが後になって判ったというオチが付いたりして(w。それにしても基地壊滅、主人公側に一人、人間じゃないのがいる、ってあたりでさらに「ブルースワット」感が増してきてるんですが…。

「プリキュア」のほうは、あまりにも騒々しいのを我慢して見てみると、これはこれで結構面白いのかも、と思ったです。エンディングが秀逸。

とりあえず変身ヒーローの決めポーズなり決めぜりふってのは、変身とセットで変身する人に与えられる、ってとこでチョイウケ。

[Day] お仕事お仕事

<html lang="zh">なコンテンツと格闘中。ううむ、中文簡体字で、小じゃれたフリーフォントとか、どっかに落ちてねえかなあ。

[AV] 直ったらしい

なんてな事やってたらパナソから電話。いや、実は全然連絡がないので、そろそろこっちから問い合わせようと思ってた矢先だったんですけどね。良いタイミングじゃ。電話の内容は、修理が完了したのでこっちに送りたいけどいつが良いか? ってもの。で、どこがどう悪かったのか聞いてみたんだけど、「電子回路の一部に故障が発見されたので、部品を交換しました」だそうです。ふーむ、先月の中間報告ではどこもおかしくないみたいですよー、って言ってたんだけどな。あれから2週間で都合良く故障が見つかったりするもんであろうか。

と言うことでワシの予想としては、向こうで、「あーもう、なんぼやってもおかしいとこなんかねーよなー」「もうええやん、基板交換して送り返しちゃれや」なんて会話があったんじゃないかなー、なんて思ったりしてるんだけどね。ま、こっちも少しちゃんとした設置態勢を用意しておこう。やっぱテレビをじかに上に乗せたりしたらあかんよな(そーゆーことをするから)。

[web] ちんねんだもの

とっくにガイシュツなのかな。温帯ヲチスレで知った、「相田みつおの世界 煌めきの言葉」(Flash)。少し笑った。

そうそう、温帯と言えばグスレの方も、なんだか香ばしい話題で賑わってますなあ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

noki [<a href="http://flexfrank.net/cgi/ondl/">オンドゥル語変換</a> なるもの..]

ROVER [ゴンナボドガア”ッタンディスカー!]


2004-02-06 [長年日記] この日を編集

[PC] ATOK17

来たよ。とりあえずインストールはしたけどどこがどう変わった、ってのが劇的に判るようなもんでもなく。まあしばらく使ってみたら、違いが分かるかも知れませんが。そうそう、「話し言葉中部北陸」、これでも試してみるか。

ATOK来たがいぜー、インストールのことはしてみたがやけどー、どんな画家ねー。

惜しいな、画家、かあ。

[Day] 返品発見

例のトミーのマグナムパトレーラー。本日発送分の包みを持って郵便局に行ったら、ででんと一個、置いてあった。結構デカいもんだね。思わず局のおばちゃんと「おーこれがー」「そうそう、どんなんなってるか、ちょっと中見てみたいですよね」などと会話が弾んだりして。それにしても、ニュースによれば在庫も含めて15万個の返品。一個6980円で10億4700万円の返金…うへえ。

オトナのマニヤな連中は、きっと返品しないでしばらく寝かしとくんだろうねえ(w。

[Books] グイン・サーガ(93)

タイトルは「熱砂の放浪者」。例によって生モノなので急いで読む。古代機械によってグインが飛ばされた先は、一人残らず予想通りであっただろう、ノスフェラス。グインはそこでグラチウスと再び出会い、二人はつかの間の同行者として、ともに「樟気の谷」をめざす。そこにはこの世界最大の謎、星船がかつてともに滅びた古代都市カナンの、数百万の浮かばれぬ魂とともに眠っているのだ…。

というわけで。前半はグインの回想がだらだら、途中参加のグラチーが愉快なじいさん兼さすがに三大魔道師の一人でもあるわいと思わせるところを見せ、後半はいよいよ星船の元へ。ようやくグインは「北の賢者」ロカンドラスと出会い、自分自身の秘密に迫るため星船の内部へと向かう………。

なんて書くとそれなりに面白そうな話に見えてくる、というかまあマシなほうなんじゃないですか最近のグインのレベルで考えたら。そりゃロカンドラスがガイガーカウンター作ってたり、グインの身体は放射能を帯びてるから、放射線の中で行動してもスカールみたいなことにはならない、なんて何がなんだか良くわからん説明があったり、グラチーが突然「ラブコール」なんて単語を口にしたり、えーとえーと、ツッコミどころは今回も満載なんだけどそれでもまだマシ。ロカンドラスの登場と絶妙の次巻へのヒキ(凄いや温帯、まるでプロ作家みたいだ…あれっ?)のおかげで私、続きが読みたいと思っちゃったもの(w 。

ただやっぱり、古代機械の時もさんざん言われたけど、温帯のSF小物描写のセンスは、60年代で止まってるんだよなあ。きっとSF読むの、若いうちで止まっちゃってるんだろうな、と思いましたわ。

とにかくあと7冊だ、がんばれオレ。

それはともかく。いろんなところで温帯、「パロが好きー」「ナリス様好きー」とか言ってて、実際パロ関連の描写って彼女なりに全力で、しつこいぐらいにその優美さを讃えるべくThinkpadのキーを叩いているんだろうけれど、なぜかそれより、どろどろ、ぬとぬと、ぐちゃぐちゃした生物がうようよし、サルの毛を剃ったようなセムと、頭悪そうな巨人、ラゴンが暮らすノスフェラスの描写の方がはるかにいきいきと、読む方に伝わってくるってのはなんでなんだろうね。サイコドクター楷恭介ならどういう分析をするんだろうか。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Rダニけん [「ATOKがきたもんで、ひとまずインストールをしたったけんど、あんま差がわからんがや。しばらく使わんことには、分かる..]

ROVER [富山弁は「なになにのこたぁ〜あ〜」と言うフレーズが良く入るですよ。あ、でもよく考えたら「インストールのことはしてみた..]

Rダニけん [うかつにも、グのあらすじに感心してしまった。あえていうが、温帯が寄り道せずに予定に近い形でグを書いてくれてたら、まだ..]

じゃあ [東京創元社のCフューチャーはどうですか]

ROVER [古典であるキャプテン・フューチャーと、今なお書き続けられているグインでは、比較のしようがないと思うのですがどうでしょ..]

IIJJ [グインはどうでもよくて、「え、創元からキャプテンフューチャーが復刻?」というリアクションを期待したと思われるが、省略..]

ROVER [なるほどそういうことか(^^;) ってイラスト鶴田謙二? ううむそりゃまた………]


2004-02-07 [長年日記] この日を編集

[Chinema] もしかしたら凄いかも

HK-DMZ PLUS.COM経由で知った自主製作フルCGムービー、「惑星大怪獣ネガドン」。いやあ、なんか凄いなあ、ていうかこの方、CGも絵画も立体造形も、もの凄く高いレベルの技量をお持ちだなあとひとしきり感心。出来上がりが楽しみですな。

[Day] お仕事お仕事

さてネガドンにひとしきり驚嘆した以外は、今日はマジメに仕事してましたよ。相変わらず<html lang="zh">なお仕事。UTF-8で作る中国語のページなんだけど、なんだか文字が化け化けだなあ。一応中文には訳してもらってるんで、あとはコピペ光線乱れ撃ちでなんとかしのいでるんだけど、一部の文字をグラフィックとして扱いたいときとかにちょっと難渋。Photoshopは中文フォントをインストールしてれば、ちゃんとフォントとして扱えるけどIllustratorの方はどうもうまく中文を認識しないみたいだ。中文フォントはインストールされてるのに、文字化けをおこす。なんで? せっかくアウトライン化して少し文字いじってやろうと思ったのに。

しょうがないのでPhotoshopの方で姑息に光彩とかドロップシャドウでちょっと芸しておいたけど。ま、もとのフォントが変哲のないモノなのであんまり面白くないんだけどね。

とりあえず一日前倒しで一通り作業は済んだので良かった良かった。明日は古本の発送準備と、あと目録の追加をやらないと。今週は60冊ぐらい売れたので、だいぶリストが淋しくなってきているぞ。

[PC] あれ? そうだったっけ?>ATOK17

んーと、ATOK16のときは日本語で「ふぉとしょっぷ」と入力すると、ちゃんと「Photoshop」って変換してくれたような憶えがあるんだけどなあ、あれはなんかの気のせいだったのかな? いやそんなはずはない、確かにPhotoshopやIllustratorはちゃんと変換してくれたはずだ。百歩譲って、ワシが辞書登録してたとしても、それならそれで辞書は引き継いでるからちゃんと機能するはずだし。固有の商品名の変換機能はオミットされたのかな?

ん、でも「えっじ」→「H"」、ちゃんといくやん。最近のタレントさんたちには疎いんだけど、「ぼあ」→「BoA」、「けみすとりー」→「CHEMISTRY」、「じょしじゅうにがくぼう」→「女子十二楽坊」。ふむ、こういうのはちゃんと残ってるよなあ。Adobeからクレームでもあったのかな? ワシ、「フォトショ」とか「イラレ」とか略すの大嫌いなんで、あの機能助かってたんだけどなあ。ナンガアッダンディスカー?


2004-02-08 [長年日記] この日を編集

[web] ほのぼの

大石英司の代替空港経由で、G-STYLE。いやあ、いいなあ。「げんこつやまのたぬきさん?」が好き。

3歳ぐらいの子供って面白いよね。ウチの倅もクルマ大好きで、異様に特殊車両に詳しかったです。電車に乗ってても窓から見えるクルマを指しては「もーたーぐれーだー!」とか「まるちぷるたいたんぱー!」とか、オレも知らんような車種を次々と教えてくれましたわ。中でもお気に入りは「ごみしゅーしゅーしゃ」で、あれのオモチャをあてがっとくと、半日ぐらいは静かに一人で遊んでるので助かったような記憶が。

ちなみにそれから14年経った今、彼は特殊車両の名前なんかひとつも言えなくなってます。

[Books] その人選はどうかと………

ええと、おとといのツッコミを参照していただいた上で。ほうほう、と思って覗いてみたら確かにそういうニュースがありますね。エドモンド・ハミルトン〈キャプテン・フューチャー・シリーズ〉創元SF文庫から蘇る!なるほどそれはめでたい。めでたいがしかし、そして今回新たなフューチャーメンを描くイラストレーターは、永年キャプテン・フューチャーのファンだった鶴田謙二氏というのはうーんどうなんだろう…。達者な人だし、大きく外すようなことはないんだろうけど、それでもなあ、うーん…。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

IIJJ [どうもです。紅白歌合戦で、そのリバイバル曲をあなたが歌うのですか?というのがありましたが。そんな感じでしょうか?いや..]

ROVER [ふむふむ、そういう感じ、なのですかねえ。最近はハヤカワも創元も、「えー?」って言いたくなるカバー多いんで年寄りには辛..]


2004-02-09 [長年日記] この日を編集

[Day] 続々到着

9時過ぎにドアチャイムで起こされる。楽天で注文してたAVラックが到着。ハンコ押してまた寝る。10時過ぎにまたドアチャイムで起こされる。パナソのサービスマンのおじさん。E70V、修理完了で帰還。さすがに三度寝、てのはどうかと思うのでコーヒー飲んでラックを組み立て、テレビの下に設置、ここにE70Vを入れる。作業中にプリンタケーブルとPCのスピーカーのケーブルが抜けたのに気付かず、あとで少し焦ったのは秘密。

よしよしこれでテレビもビデオもDVDも楽しめるぜ、と思ったらテレビのリモコンがない。このテレビ、本体側で入力の切り替えが出来ないんだよね。なのでリモコンが見つからないと今まで通り見れるのはテレビだけ、ちゅー事になってしまうわけですが…。うーん、なにせ一ヶ月もリモコン使ってなかったからなあ。どこ行っちゃったんだろう。

肝心なときに肝心なモノが見あたらない、というのは私の部屋では良くあることなんだが、これは困ったのう。ヘタにがさごそやると、どこの本の山が雪崩を起こすか判ったもんじゃないし。ううむ。

[TV] 定期視聴番組

で、結局リモコンは机の下の模型用工具箱(ミニ4駆用ツールボックス)の中から発見。何考えてこんなとこに入れたんだろう。これじゃ保管ちゅーより隠した、って感じだよな。ということで「巷説百物語」、「爆竜戦隊アバレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」を見る。うむ、「アバレンジャー」、ここ何年かの戦隊モノの中では一番良い終わり方だったんじゃないでしょうかね。やっぱり別れを伴う最終回は良い物になると思いますわ。「ブレイド」は、今週もオンドゥル語全開で聞き取りにくいことこの上なかったんだけど、お話の展開自体はなかなかにスピーディーかつ変化に富んでてよろしいんじゃないでしょうか。あとは台詞がもうちょっと、なんとかなればなあ。

[AV] 見直したぞ松下

さてそういうわけで戻ってきたE70Vなんだけど、倅と晩飯食ってる最中にパナソのサービスセンターから電話がかかってきたですよ、修理した機械の調子はどうですか? と。さすがに「まだプリキュアしか見てない」とも言えないんで「いやまだちょっと…」ともごもごしちゃった訳ですがまあそれはそれとして、この手の気配りにはちょいと好感を持ってしまうね。電話するだけなんだけど、ずいぶんと印象が良くなるし、メーカーさんにも協力しようかって気にもなりますわな。と言うわけでさっそく私、ゴモキのDVD焼きテストやってます*1

*1 おお、なんとか無事に録画できたようだー


2004-02-10 [長年日記] この日を編集

[web] そんな簡単な話じゃねーだろ>オレ

おれカネゴンさんの手塚漫画に関する鋭い考察。そういえばそうだよなあ、と思う。んでもって。

手塚直系の弟子といえるであろうトキワ荘グループ(とその周辺)。藤子不二雄には名セリフがあったような気がしない(んー、でも我孫子氏メインだとある様な気がするな)。石森章太郎にはふんだんにある(「あとは勇気だけだ!」とか「ジョウ、キミはどこに落ちたい?」とかな)、赤塚不二夫のは、あれは名セリフ…じゃないよなあ(^^;)。ちばてつや、はある(それともあれは梶原一騎というべきか? いやでも「紫電改のタカ」の「読めませんね」なんてのは名セリフだよな)。

少し拡げて。一般的に劇画系には名セリフが生まれやすい(「悪党は地獄行き超特急に乗せろ!」)気がする。スポーツモノも(「、エースをねらえ」)。恋愛モノはどうだろう、たくさんあるような、そうでもないような…。

と、いうことで。これってもしかして、「作品の中で扱われる対象物との距離が近く、その関係が活発なほど、名セリフは生まれやすい」 と言うことなんではないかいな。「生命」などというつかみ所のないモノを相手にしてると人は気の利いたセリフなんか吐いてる余裕は無くなっちゃう、みたいな。相手が"黒い幽霊"だったりジオン公国だったりするとなんか様子が変ってくる、というか。「自分の影響力を対象物に強く訴えたい」時に名セリフは発生する、と言ってもいいか。

あ、でもこれでは「ガロ」系の名セリフの説明にはならねえなあ。うむ、やはりここは日高教授のごとく「あまりに大胆な仮説なので発表できない」と言うことにしておこう【腰が引けるかオレ乱土】。

[Day] それじゃあかんやろDDIポケット

というわけでPHSの解約をする訳なんだが、先日電話で申し込んだら、サービスセンターの住所を書いた紙を送るからそこに行くか、同封した書類に必要事項を記載してDDIポケットまで送って欲しい、ということだった。んで、その書類が来た。一番近いのはハーバーランドか、めんどくせーなー、郵送にしよう。ふむふむ、ハガキなのか、って、「お手数ですが50円切手をお貼りください」と来たもんだ。なんかぞんざいだねえ、そんなんだからユーザーが増えねえんじゃねえか? とか思ったり。ちょっと気が利かないよね。こういうところでお客の印象はずいぶん違うんだぜ。

まあしかたがないので本日発送分の荷物と一緒にハガキも持参。郵便局で切手買って投函。これで縁切り……… あ、ハンコ押すの忘れた………アゥアッ!(ケンザキ君の声で)

[Books] 反逆部隊

本書カバー ガイ・ウォルターズ 著/横山啓明 訳
カバーイラスト 野中昇
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041052-6 \840(税別)
ISBN4-15-041053-4 \840(税別)

1943年秋、特殊工作の任務を帯びてクレタ島に上陸した英国情報部のロックハート大尉。現地のパルチザンたちと合流し、ドイツ軍基地への夜襲を試みた彼らの作戦は、些細な手違いが元で失敗に終り、脱出に失敗したロックハートはドイツ軍の捕虜となってしまう。激しい拷問の末、情報を提供するか銃殺刑を選ぶかを迫られた彼は一計を案じ、対独協力者となる代わりに収容所送りになっている最愛の妻、アンナの命を保証してくれるよう要請する。あとは巧妙に三重スパイとして立ち回れば、味方も裏切らず、妻の身の安全も確保できるだろう。だが、ロックハートの思惑は次々と外れていき、彼はいつしか転向した対独協力者と見なされるようになっていく、そんなとき、偶然知り合ったロシア人捕虜から、ドイツ軍の驚くべき企てが明らかにされた………

生身の人間が知力と体力をふりしぼって困難な任務に立ち向かう、しかもその背景には戦争がある、ってなスタイルの冒険小説を書かせると、イギリス人ってなあ本当に面白いモノを作ってくるよなあといつも思う訳なんだけど、本作の著者、ガイ・ウォルターズも英国人。しかもこれがデビュー作だというんだから恐れ入る。完成度高いです。

妻という人質を取られ、対独協力者としての地位を確保しなければ、やがて英国を襲うであろう凄惨な攻撃を防ぐ手だては見つからない、と言うシチューションの妙、敵味方でありながら、どこかでお互いを認め合うロックハートとSS大尉シュトラッサー、対独協力部隊に参加する一癖も二癖もある英国兵士たち、ロックハートとシュトラッサーの間に立って微妙な三角関係を演出しつつ、自らもまた謎を秘めた存在である美貌の娼婦レニ、とキャラクター造形のうまさもかなりのもの。何カ所か粗い、と思えるところもあるし、なによりクライマックスに向けての展開にやや性急に過ぎるところがあり、そこが大変残念なのだけど、それでもつい一気読みしてしまう面白さに溢れた佳品。これ、去年の11月に出てたのを買って、なんだかんだで読むのを先送りにしてたんだけど、いやあもったいないことをした。去年のうちに読んでたら年間ベスト10に入れてあげてたかも知れないな。

(★★★☆)

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [名セリフのしきい値が分からない俺ですが、こんな2chのスレもあるのが不思議です。 ■「ブラック・ジャック」の名セリフ..]

ROVER [どうなんやろ、どんだけ再利用されるか、てのはひとつの基準になりそうな気もするんですけど…。]

でした [ エースをねらうのは「岡」さんです。  ほんとにツッコミだけっすな。]

ROVER [アゥアッ!(こればっか…)]

TUX [名セリフ、というよりは、名シチュエーションなのではないかと最近思うこと仕切りッス。「大丈夫!」「馬鹿野郎!」「おかえ..]

TUX [いや、仕切ってどうする(爆)]


2004-02-11 [長年日記] この日を編集

[AV] 何が良かったのか知らないけれど

妙に快調ですよ、修理から帰ってきたE70Vは。修理に出す前は100%エラーが出ていたマクセル製メディアでも問題なく焼き焼き出来るじゃないですか。ふうむ、やっぱりどこかおかしかったって事なのかなあ。

ということで今日は「変身人間ディスク #1」なんてのを作ってみた。「透明人間」と「美女と液体人間」のカップリングね。んで「電送人間」と「ガス人間第一号」で#2って事になりますな。あ、「マタンゴ」は何とカップリングしたらええのやろ。「何だか分からん物ディスク」てことで「ドゴラ」あたりとセットにする手かなあ。


2004-02-12 [長年日記] この日を編集

[Books] お買い物

2冊セットでその名も「偏愛」少し前に注文していた、前川やくさんの本、「ホワイトカラーの道楽」とそねさんの本、「コキール男爵」に限定ブックレット「偏愛」をセットした、鉤屋世界新書発売記念・限定セット『偏愛』、到着したです。右がやくさん、左がそねさんの本。

ぱらぱら読んでるんだけど、いやーどっちも面白いや。最近そねさん、webでは割とお疲れ気味のテキストばかりを目にしてただけに、久々に毒詰まりまくったそねさんスタイルのテキストを楽しませていただきました。前川さんの本の方は、ご本人も書いてらっしゃるけどどうしても文章が長めになってしまう書籍の形を取ると、webで読む時ほどの切れ味は感じられないかな、とか思ったり。んでも「文化系マトリックス」は面白かった。

でもでも、「文化系」じゃなく「文科系」なんじゃないかなあこれ、などと思ったりもしたんですが、どうなんでしょ。

[PC] ワシの勘違いだったかな?

あ、この前のATOK17で「ふぉとしょっぷ」→Photoshopが変換できない件、ワシの勘違いだった。標準辞書セットに「コンピュータ・インターネット用語辞書」を登録してなかっただけだ。ふうむ、このあたりの設定は引き継がれないのか。あ、カタカナ語英語辞書、なんてのが増えてる関係上、いったん標準辞書セットをデフォルトに戻した、てことなのかな?

[PC] こんな結構な物があったのか

久しぶりに秀シリーズサポートフォーラム覗いたら、「GoLive! HidemaruがGoLive! CSではスクリプトエラーが出るようだ」というメッセージを上げておられる方がいらっしゃったんだった。ん? なんだそりゃ? こういうものらしい。GoLive! Hidemaru。GoLive! Ver5対応ということだが、試しにうちのGoLive! Ver6に秀丸Ver4.10 β12の環境に導入してみたんだけどちゃんと動く、つーか涙出るほど快適。GoLive!のソースエディタ、貧弱でしょうがなくてうんざり物で、最後は秀さんの出番だったんだけど、これでGoLive立ち上げたまま、快適に仕事ができるってモノだ、ありがたい。こんな結構なモノがあったとはな。

んで上記の通り、CSではうまく動かない、てのを受けてこのあたり、秀ソフトさんの方でも対応してくれるらしいので、それが上がったら私もGoLive! CS、導入しようかしらね。


2004-02-13 [長年日記] この日を編集

[Day] 一日お出かけ

午前中は郵便局で本日の発送分を出して、ついでに古本屋の上がりを少しおろして、病院で薬をもらって(やたら混んでてさんざん待たされた)三宮へ。ちょっぴり本買って、ワークさんでちょっとだけダベって近くの量販店へ。そもそもの目的はau端末とノートを繋ぐケーブルが欲しかったわけでして、で、そういうモノは星電社では扱ってないのでした、ううむ、ホントにないのか、探し方が悪かったのか。

しょうがないので神戸まで戻ってソフマップで購入。なんだ、ハーバーランドに来る用事あったじゃん。だったら直接H"のサービスセンターで解約手続きすれば良かった、ちぇ。

とりあえず14時前だっつのに吉野家に客が一人も入ってないってのはある意味異様な光景だよなあと思いつつ、本日の徘徊終了。

[web] うーんなんちゅーか

はてな黒ユーザーリスト

はてなダイアリユーザーであるところの古本屋の番頭としては、特にコメントはなし。ただなんだな、あまり良い趣味とは言えないような気もする。


2004-02-14 [長年日記] この日を編集

[web] うわ、すげえ。

void GraphicWizardsLair( void ); //で知った、え〜!な絵途中経過を見るにはこちら。いやすごい、恐れ入りました。

そういえば昔学生の頃、齋藤雅緒さんのリアルイラストレーションにかぶれて自分でもカラーインクを買ってきて、思いっきり薄めたそれを重ね塗りしていく、という斎藤さんの技法をまねしたはいいけど、見事に玉砕したことを思い出したです。たぶんこれ見て「よーしオレも」などと燃えても、やっぱり玉砕するんだろうなあ(w。

[AV] 今日の焼き焼き

ディスクタイトルは「高嶋兄だッ!」というわけで、「ガンヘッド」と「ヤマトタケル」のカップリング。いやあ、暑苦しい若者だな高嶋家の長男は。で、この暑苦しさ、「ガンヘッド」ではいい方に作用してるよね。逆に「ゴジラvsデストロイア」での職業軍人役なんてのはこの人には向いてない。と、いうか、じつは冷徹な職業軍人役って弟君の方が向いてるんだよね。「姉さん大変です」とか、「来週も見て、けーれー!」とかのせいですっかり三の線の人になっちゃってるけど、「ゴジラvsビオランテ」の弟君の芝居は、東宝特撮史上最も有能な軍人、だったと思いますよ。

藤田進や田崎潤はどうなんだ、とおっしゃる向きもあるかも知れませんけど、あの人たちってほら、「こうげきー!」と「たいきゃくー!」しかボキャブラリ無いような感じがしてさあ。あ、藤田進にはあと、「かいさんだー!」もあるか(^^;)。


2004-02-15 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「光と水のダフネ」、「キャプテンハーロック」(などというモノをやっていたとは)、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。新番組が二つ。「光と水のダフネ」は、えーと、私、水モノは好きだし、えちいアニメも決して嫌いじゃあないんですが、うーんこれはどうだろ。まあ様子見、つーことで。「ハーロック」は、これはマゾーンが敵じゃあないんですか? とりあえず前にTUXさんが「ミーメと有紀螢の声が逆ー」っておっしゃってたのが納得できましたわ。すんげー大人びた有紀螢ですこと。まあ、なんか彼女も結構苦労してきたみたいですけども。

「デカレンジャー」は、ふむ、刑事だけに妙に宇宙刑事シリーズのテイストが入ってたりしますな、説明的なナレーションとか。とりあえず最近の戦隊は正体を全く隠さない傾向があるなあと思ってはいたんだけど、とうとう警察が頼りにする戦隊、なんてモノが出てきたんですなあ。この設定でなんか面白い話をやって欲しいですな。警察と戦隊で手柄の取り合いをやるとか。

「ブレイド」の方もまあまあ面白いし、「プリキュア」もええ感じなので今年の日曜日は楽しめるかもわかりませんな。

[TV] 4へぇ…ぐらいかな。

そのままだらだらテレビ見てたら、スタルヒンの伝記みたいな番組をやってた。なかなか面白かったんだけど話は野球じゃなく、スタルヒンの故郷。ロシアのニージニタギール、って街で彼は生まれたんだそうです。ニージニタギール………どっかで聞いた名前だなあ。

あ、"TARON"のNってニージニータギール、じゃなかったっけ? 「ブルー・ソネット」、この前まとめて出土してるんだけどな、今度確認してみよう。

[Day] さよなら、トモ君

などと下らぬ事を考えてたらお義兄さんから電話。実は義兄夫婦のところ、先週末に長男が誕生したのだけれど、お母さんのお腹の中にいるうちから内臓に異常のある状態での出産になりそう、ということがわかっていて、で、やはり腎臓が良くない状態での出産となり、残念なことに生まれて四日足らずで亡くなってしまったのだった。いまは自宅に戻っている、ということなのでカミさんとふたりで智也君、とせっかく名前も付けてもらったのに逝ってしまった甥っ子にお別れしに義兄宅を訪問。

こういうのはちょっと苦手(得意な人もいないだろうけど)。それなりに生きて、それで逝ってしまったというならともかく、この世に出てきてわずか三日とちょっとでいなくなってしまった子供を前にして、親御さんにどういう言葉をかけた物やら。実の兄妹だからカミさんはなんとか話してたけど、私は結局黙ってるしかないわな。何言ったって子供が帰ってくるわけじゃないものね。

まあ、なんだよ。頭がデカすぎて出てくるのに9時間もかかっちまったことを除けば、大したケガも病気もせず17年も生存しているうちの倅、あれはあれで立派なもんだよなあと帰り道、カミさんと話したことでした。

さよなら、トモ君。オレが死んだらお年玉ねだりにおいで。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [あんた、いいヤツだ。(意味不明でスマン)]

Rダニけん [「お年玉ねだりにおいで」は名セリフ。感動しますた。]

GED [この間、妻と話していたら何故か「死」についての話題になり、傍らで遊 んでいたもうすぐ一歳になる息子に「何処でも一緒に..]

ROVER [命ばっかりは人の手でどうこうできる物でもないですから。先のことはわからない、て部分は親も子も隔てはない、とは思います..]


2004-02-16 [長年日記] この日を編集

[TV] 大怪獣ガメラ

やや遅ればせながら、CS 日本映画専門チャンネル、「24時間まるごとガメラ」の録画大会開始。まずは第一作目、「大怪獣ガメラ」。いやあ、久しぶりに観たけどやっぱりええ具合にヘタレとるわ。思いつきで作戦を提案しては「やあ、かえってまずい結果になっちゃったなあ」なんて冷静に語ってる科学者のみなさんがステキ。このあたりがなんでも知ってる(けどあんまり役には立たない)東宝特撮映画の科学者とは違うところですな。まあ、平田昭彦いないからしょうがないんだけどな。

[Day] くだらんことは忘れない

昨日のニージニタギール問題。「ブルー・ソネット」引っ張り出して確認したぞ。最初の方だったよなあと思って、6巻ぐらいから逆にチェックしてみたんだけど、なんだ、1巻で判明してたんじゃん。つーことでTARONのNはニージニータギール、でございましたな。Aが安曇重工、Rはルーベ=マスだったよなあってのは憶えてた(こんなことを憶えてるから、肝心なことを憶えられないのです)わけだけど。ついでに残りのTとO、TはTMC ローバー、Oはオーベルハウゼン、だそうで。ちょっとだけ胸のつかえが取れた気分だわ。

ところで私はいま、某何だか分からんけどだらだら続いている小説を、とりあえず当初ブチあげられた「全100巻」までは付き合おうと思って苦行に耐えている(いやマジで)訳なんだけど、そういえば「ブルー・ソネット」の時も、これが終るまでは柴田昌弘に付き合おう、てな気分で読んでたのを思い出しましたわ。結局最終巻読んでがっくりこだった訳なんだけども。画は達者なんだけどこの方のマンガ、常に説教臭ーい終わり方するんでなんとなーく好きになれんのですね。

というわけで古本屋的にはウチの店、柴田昌弘は「ブルー・ソネット」、「ラブ・シンクロイド」ぐらいまでは揃いますけどそれ以降は在庫ありませんのでよろしく。ってまだデータ化してないんだけど。

[Day] これがネイティブ関西人と言うものか

用事で外出してたカミさん、帰ってきて今日の晩飯は何かと聞くので、ポークソテー、ほうれん草とベーコンのバター炒め、キャベツの漬け物(スーパー売り)、エノキの味噌汁である、と応えたら…、「エノキはやめてよー、今、おんなじようなもん抓んできたんやからー」ですと。はい、用事というのは甥っ子を送る儀式だったわけですな。そりゃ失礼した。

しかしその、ツッコんだらいいのかシュンとしたらいいのかわからんようなリアクションは勘弁してくれ>妻。 わたしゃ偽りの関西人なのでそういうのにはうまく反応できんのよ。

[web] Opera7に脆弱性

Opera 7シリーズにファイル名を偽装できる脆弱性(INTERNET Watch)。ふむ、つまりあんまりえちいサイトに入り浸ってんじゃないよ、ということですな。


2004-02-17 [長年日記] この日を編集

[Chinema] 賛否両論ありそうだけど

キャシャーンの公式サイトでトレイラーが公開されてるんですな。なかなか凝り倒した映像でほほうと感心した。RED SHADOWなんかもそうなんだけど、わざわざこのご時世に懐かしいタイトル持ち込もうって言うんなら、原作を完全にぶちこわす勢いで作ってもらった方がいっそ潔いと思うので、こういう雰囲気もありでしょう。何となく「1984」的世界の「バットマン」みたいな映画にしたい、ということなのかな。ま、映画は観てみないことにはわからんのでゴールデンウィークを楽しみに、でよろしいか?>Sぱらの皆の衆

それにしてもキャストといいスタッフといい、これがデビューの新人監督にしてはやたら豪華だなあ。樋口真嗣までいっちょ噛んでるんだ、へえ。

とりあえず肝心のキャシャーンがどうにもカッコ悪そうなのだけは激しく気になりますな。

[TV] ガメラ対バルゴン

さて本日のCSは「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」。わたしゃ昭和のガメラシリーズではこいつが一番好き。(たぶん)公開時におふくろにねだって連れて行ってもらって、「映画ってのはオトナの物なんだなあ」と思ったことを憶えてる。何たってひたすら南洋の小島の探検シーンが続いて、いつまで経っても怪獣出てこないんだもんね。ま、今になってみてみるとやっぱりちゃちい映画なんだけど(w 。

それはともかく、こうやって改めてみてみると、平成ガメラの三人組は、案外マジメに昭和ガメラの設定やら何やらを取り入れてるなあと思わされますな。昭和版第一作での、アトランティスは北極にあった、という「?」な部分が平成版第一作では太平洋にアトランティスがあったかも、なんて設定になってたりするんだね。続く第二作目どうしって事だと、ガメラがあんまり活躍しない、ってあたりが共通項かしら(w 。無理矢理三作目もこじつけてみるなら、共に敵はギャオス、と(なんぼなんでもこじつけすぎです)。

なので「ガメラ4」作るんなら是非、「配線逆につないで大逆転」てのを入れといて欲しいですな(w 。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

TUX [こんなんキャシャーンちゃうわー、とか思いつつ「たったひとつの命を捨てて…」のナレーションで熱くなってしまう私は昭和の..]

noki [この監督って宇多田ヒカルのだんなさんですよね。なんでも、撮影当初からオレ様発言が多くてっていうのを嘘かホントかとかお..]

ROVER [「たったひとつの…」のナレーションを聞いて、暴走族に刎ね跳ばされないか心配になった私は、「小麦ちゃん」に毒されすぎで..]

ROVER [んでもって。紀里谷さんって確かでっかいパチンコ屋さんの御曹司だったんですよね? 金はいくらでもあるぜー、オレに逆らう..]

IIJJ [大怪獣激闘ガメラ対バルゴン-COMIC VERSION- 角川コミック ス・エース・エクストラ 近藤和久 著と..]

もんちぃ [ロボットを貫通する所なんか結構いいんじゃない?>紀里谷版キャシャーン。 宇多田ヒカルのプロモビデオ(UH3)を買った..]

ROVER [「決闘」じゃなく「激闘」なんですね>コミックス版「バルゴン」。レギオンのあと、つーのがなかなか、微妙な感じですな。]


2004-02-18 [長年日記] この日を編集

[Day] どーでもいいけど

倅の部屋・机付近久しぶりに倅の部屋をしげしげと眺めてみたらこの体たらく。パソコンの後ろに積み上がってるのはティシュの空き箱。うむう、何考えてんだ君。ティシュの空き箱コレクターにでもなるつもりなんだろうか。若いもんの考えることはわからん。

つーか、そんなもん捨てろよお前。ティシュの空き箱でお城でも作るつもりなのか?

[Day] あれ?

ちょっとPHSの受信履歴をチェックする必要に迫られてH"の電源入れたら、「圏外」って表示になってる。おかしいな、オレ、解約手続きのハガキにハンコ押した憶えがないんだけど。実は無意識のうちにしっかりハンコを押していたのであろうか、それとも向こうもめんどくさいから、多少の不備があってもほいほい解約手続き進めちゃうんであろうか、ううむ。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

Rダニけん [私の経験:H"を解約すると、筐体に「番号なし」と表示されます。圏外はおろか、アンテナ自体表示されません。▼あれですよ..]


2004-02-19 [長年日記] この日を編集

[Chinema] まあ、どうでもいいけど

「サンダーバード」実写版にV6(スポニチアネックス)。まああの映画がどうなろうと知ったことではない気もするけど、それにしてもねえ。別にV6には恨みもなんにもないけど、なんか間違ってないかこのキャスティングはー?

父親のジェフを担当するのは“最年長”の坂本。以下、長男から五男までの「トレーシー・ボーイズ」に長野博(31)、井ノ原快彦(27)、森田剛(24)、三宅健(24)、岡田准一(23)と年齢順に配役が決まった。

………イノッチはゴードン*1にあてた方が良いんでないの?

*1 まあ原作版とはトレーシー家の人たちの性格とかも違う物になってるんだろうけどさ

[Chinema] こっちはどうだろ

さてこちらはたおさんとこで知った、実写版デビルマン。ふうむ、どんなもんなんでしょうな、こっちは。ダークヒーロー物の雰囲気はええ具合に出てる感じはするけど、最近のイケメン特撮シリーズにありがちな、主役級の見分けがつかないぞオルァ! みたいな部分もあるし、そもそも飛鳥了があんまり美形じゃないし(^^;)。

さて永井豪作品といえば、どろどろ、ぐちゃぐちゃ、あーんどハダカなおねいさん続々登場、が魅力でもあるんだけど、この映画はその辺どこまでやるんだろう。出てくる人物の大半はハダカにひん剥かれてむごたらしく死ぬ訳なんだけどね。R指定とかあるのかしら、これ。

[Books] タイムライン

本書カバー マイクル・クライトン 著/酒井昭伸 訳
カバー写真提供 ギャガ・コミュニケーションズ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041054-2 \840(税別)
ISBN4-15-041055-0 \840(税別)

若くして巨大な財をなした天才的物理学者、ロバート・ドニガー。今彼はその巨大な財力と自らをはじめとする最優秀の頭脳を結集した企業、ITCを設立して、あらゆるハイテク・ベンチャーに先立つことおよそ5年、という超最先端プロジェクトを進行中だった。ついに実現した量子コンピュータ、それが無限に存在する並行宇宙への人間の転送を可能にしたのだ。だが、プロジェクトに関わる一人の科学者が人里離れた砂漠に忽然と出現したときから、プロジェクトには微妙なきしみが生じ始める。同じ頃、ITCからの資金援助を受けて14世紀のフランスの遺跡の発掘調査に当たるイェール大学の研究チームは、自分たちの調査活動の背後に、ドニガーたちによって巧妙に隠された何かがあるのではないか、という疑念が拡がりつつあった。事の真相をただすべく、調査チームのリーダー、ジョンストン教授はITCに赴くのだがそれきり連絡を絶ってしまう。そんな折、募る不可解さの中で、調査を続行するチームの前に全く理解に苦しむひとつの発掘物が現れた。"Help Me"と読める一枚の羊皮紙。それは年代的には他の出土物と同様、14世紀の物であるのだが、そこに書かれた文字の筆跡は、彼らがよく知るある人物のそれだったのだ…

最新の科学理論を駆使してエンタティンメント作品を構成する、というクライトン得意のパターンの最新作。今回のお題は量子コンピュータ。時空を超える、てんじゃなく、そもそもこの世界という物は、無限の選択肢に分かれた宇宙が同時に存在しているのだ、と、だからその座標と、そこへ何かを送り込む手段さえあれば空間移動も時間移動も可能になる、という切り口のタイムマシンの理論が面白い。ここにさらに、人間を送り込むことはできないが、人間の「情報」なら送り込むことができる、というアイデアが加わってできあがったのがクライトン流タイムマシン。このあたりの流れが、読んでてなかなか楽しいんだな。このあたりがクライトン小説の真骨頂って感じで。

「ジュラシック・パーク」での琥珀に閉じこめられた蚊から恐竜の血液を見つけ出し、それを元に恐竜を復元しようという試みの過程の描写であったり、マルカム博士が嬉々として講釈するカオス理論の成り立ちとその振る舞いの描写みたいな物が、クライトンの小説の中ではかなり重要な位置を占めていて、で、それにさらにストーリー展開のうまさが加わるところにこの人の小説の魅力があると思うわけで、このお話も14世紀に転送された若者たちの冒険譚もそれなりに楽しめるものではあるのだけれど、それよりもむしろ、その冒険に出発するまでのいささか長めにも思える導入部(量子論を扱ったハッタリ部分)がまず、魅力的な物にできあがっている。過去に行った若者たちの冒険の方はむしろ「え? それだけ?」って気になってしまうくらいで。

いやね、現代人が過去に行く訳なんだから、「アーサー王宮廷のヤンキー」よろしく過去の人が知らない知識を次々と駆使して、胸のすくような大活躍を期待してしまうじゃないですか。んでもこの本、そういう方面は驚くほど控えめ。むしろこのお話で一番活躍するのは、14世紀に跳んでいった若者たちじゃなく、ぎりぎりのところで14世紀に行かないことを選択した若者の方であると個人的には思えちゃうくらいで。

クライトンの意図は、どうも"暗黒時代"と思われがちな中世という時代が、少なくともペストの流行が起きる(「ドゥームズデイ・ブック」の頃ですね)前までは豊かな、色彩に満ちた物だった、ということを述べたい、ってあたりにあったみたいで、たとえば「高い砦」よろしく専門知識を身につけた人間がそれまでにない戦術や武器で相手を翻弄する、みたいな面白さを描きたかったわけではなさそうだから、まあこうなるのもしかたのないところではあるのかも知れないけれど、んー、このへんはちょっとキャラクタの扱いに不満が残るかしら。

不満、といえばもうひとつ、お話の構成上の信賞必罰の付け方にも少々不満なしとしない、感じ。悪党は報いを受けなくちゃ行かんのだけど、その報いの受け方はなんぼ何でもあんまりじゃないのかなあ、と思ったわけですよ。個人的にはここもちょっと不満、かな。

まあそれはそれとして、さすがにクライトン、楽しませてくれますわ。「エアフレーム」がスカだったので、久しぶりに面白いクライトンを読んだ気分。続けて「ドゥームズデイ・ブック」を読む、てのも乙なものかも。

しかしなあ、この原作じゃあ映画の方はちゃんとした作りにするのは難しいだろうな。客は入ったのかね。

(★★★)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [うーむ、デビルマンは噂通り不発のニオイ。肝心の3DCGと実写部分の質感の違いもヤバめ。何と言っても俺的に1つもおおっ..]

ROVER [一応、アモン対シレーヌの戦いあたりが美しく撮れてると良いなあ、という願望はあったりするんですが。それにしても既に不発..]

ねね子 [トニセンと長野よりのV6ファンですが、それでも一瞬ギャグかと思いましたよ(^^;)キャスティングちゅーのは年功序列型..]

でした [ デビルマンは、肝心のシレーヌさんが、中途半端なコスプレねえさんにしか見えないのがちょっと・・。]


2004-02-20 [長年日記] この日を編集

[TV] ガギバギ

さてCSのガメラシリーズはその後も続いてて、「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」、「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」、「ガメラ対大悪獣ギロン」を続けて鑑賞。「ガメラ対ギャオス」が意外にきっちり作られた映画であることに驚く。序盤でガメラに助けられた小僧が遊園地の観覧車経由で本郷功次郎に救出されるシーンで、既にあとで意味を持ってくる、回転式客室を持つラウンジが同じ所にあることをちゃんと見せているんだよね。こういうところには好感を持ってしまいますな。どこかで書いた覚えがあるんだけど、高速道路ができれば村民の暮らしは自動的に良くなる、と人々が信じているあたりの単純無垢ぶりも時代を感じさせて悪くない。ただ、やっぱり映像的に貧乏なんだよなあ。そこが惜しい。

んで、「対バイラス」、「対ギロン」になるとその貧乏ぶりに輪がかかっていくあたりがちょっと哀しい物があるわね。「バイラス」は恥ずかしながら初見なんだけど、映画としては最低限の必要条件は満たされた映画、と思える反面、この、物理的なビンボ臭さは如何ともしがたくて哀しくなる。怪獣の大暴れシーンの大半が、「ガメラのこれまでを調査するのだー」のかけ声で、これまでのバンクシーンの流用で済まされちゃってるあたりはちょっと辛いよね。しかも新規に撮られたバイラスなりギロンなりのシーンにはテンション、ちゅーもんが決定的に欠落しちゃってるし。こういうのを見ると、傾いてるとはいえど、東宝特撮の体力ってのはバカにならんよなあと思ってしまう。

ついでに。「子供の味方」という甘ーいキャッチフレーズに、ガメラが回を重ねるごとに縛られていく様子も見て取れてそこも辛いですな。「対ギロン」に至っては、クソ生意気なガキどものせいでガメラは宇宙に呼び出され、ガキどもを助けなくちゃいけなくなり、その過程でギロンの手裏剣が刺さって苦しんでるのに当のガキからは「ガメラがゴーゴー踊ってるよ」とか言われ、そんな勝手なガキどもが今度はピンチに陥って、「どうしたガメラー」「助けてくれガメラー」といわれて傷も癒えないのにまたギロンと戦う羽目になる、って、このクソガキどもを最初にぶっ殺しとけばそれで問題なしやんけ、などと思ってしまいますわ。しかもこのガキども、ガメラのおかげで無事地球に帰ってきて開口一番、「宇宙になんか興味を持たず、地球を良くしていこうと思います」などとぬかしやがる。おまいら、夢はどこに行ったーと、私思わずテレビに向かって叫んでしまったですよ。

なんか二重三重の縛りのおかげで、爽快感がことごとく削がれる結果になっちゃったシリーズだなあ、と改めて思いましたわ。

それはともかく。今回初めて私、ギロン自体は「あ、可愛いじゃんこいつ」と思えましたよ、うん。なんとなくギロねむさんの境地に一歩近づけたかも、な気分。

[Hobby] 次の水モノ

例の「浴玩」シリーズ、第二弾のラインナップが発表されたようで、メジャーどころはサブマリン707(一世)、伊号潜水艦から何隻か、シーウルフ級二種(『沈黙の艦隊』版じゃなく、実艦ね)って事になるみたい。このシリーズ、私前にも書きましたけど食玩史上空前の完成度を持ったシリーズだなあと思ってまして、特に素材の(『堅さ』を含めた)質感とモールドの繊細さにおいて他の追随を許さないものだと感じておる訳なんですが、それだけにアイテム選定にちょっと辛いところがあるのが損してるよなあという感じで。

ワークのムラさんもおっしゃってたんだけど、リアルワールドの潜水艦も良いけど、たとえばこのクオリティで「小沢さとるコレクション」なんてのをやってくれたら、半日床をごろごろとのたうち回るファンはいくらでもいそうな気がするんだけどね(ワシらの世代限定かも知れんけど)。今、私は食玩系になるべく手を出さないようにしているんですけど、これやられたら多分コンプリするまで金突っ込みそうな気がするよ。とりあえずマラコット号、コーバック号、ムスカ、は何隻あってもおっけーなんだけどなあ。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

ずんずん [ガメラシリーズはやはり子供時代(小学生以下)に見ないと、その魅力は永遠に理解できないと思んですよ。実際に幼稚園児の甥..]

ROVER [なるほどです。してみると私はヒネたガキだったのかなあ。▼確か「バルゴン」見たのは小学校入るか入らないか、ぐらいの頃だ..]

ずんずん [うーむ。好みの問題になっちゃうと思うんですけど、少なくとも自分の目にはバイラス以降のガメラには何ひとつ問題など無い作..]

はうはう河馬 [そう言えば、ROVERさんと、その昔、環状線に乗って、ゼネラルプロダクツ(でしたっけ?)へ行って、ガメラのアクセサリ..]

ROVER [つーか君、「奥さん、宇宙米屋です」とか言うバッジをうれしそうに買ってなかったっけ?>はうはう]


2004-02-21 [長年日記] この日を編集

[Books] 出走 競馬シリーズ(37)

本書カバー ディック・フランシス 著/菊池光 訳
カバーフォーマット 辰巳四郎
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
カバー写真 ©Mitchell layton/NewSport/Corbis/amana images
ハヤカワ文庫HM
ISBN4-15-070738-3 \840(税別)

元チャンピオン・ジョッキィにして冒険小説の巨匠、ディック・フランシスの短編集。本書のための書き下ろし5編を含む13編を収録。

長編型の作家と思っていたフランシスだけど、いやー、短編もうまいもんですなあ。クールあり、ペーソスあり、ユーモアあり、いずれ劣らぬ珠玉の短編13作。楽しませていただきました。なんつーかあれだね、「きれいな」冒険小説を楽しませていただいた気分。

死がないとは約束できない。それでも、死体は私の専門とするところではない

てのがつまり、フランシスの小説の根底にあるポリシーなんだろうな、と思う。昨今勧善懲悪の名を借りて、安易に人を殺しまくる小説のなんと多いことか。そんな中で頑なに必要以上の血みどろを避け、古くさいとさえ思える英国のジェントルマンの矜持を保ち続けるフランシスの小説。しばしば鼻につくこともあるのだけれど、それでもやっぱりこういう作家は貴重だよな、と思いますわ。

 ということでどこから読んでも楽しい13編ですが、ここはやはり絶妙の配慮の末に並べられた、この順番に敬意を払って、最初からゆっくりと読んでまいりましょう。わたくしのお気に入りは「モナに捧げる歌」。あたりまえだがモナーとは全然関係ないよ。これもそうだし、他の作品もそうなのだけれど、ラストワンフレーズに込められた喜び、悲しみ、皮肉、がそこはかとなく読む者の胸を打ちまする。「競馬シリーズ」未読の方の入門編としても好著といえるかも。

(★★★☆)


2004-02-22 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「光と水のダフネ」、「キャプテンハーロック」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。ときどき「鋼の錬金術師」も見るんですけど、案外面白いですな、これ。「ダフネ」は、まあ別にどっちでも良いかなあって感じ。「ハーロック」は、ああなるほど、マゾーンの一件は過去にあって、その時はプレコミ版のアルカディア号を使ってた、て事なのかしらね。

んでもって日曜日の分。「デカレンジャー」は少々騒々しすぎる嫌いもあるけど、今のところはまあ面白いんじゃないですか。元気があってなかなかよろしい。「ブレイド」は、展開早いっすなー。今のところ軸がぶれないので悪くない印象はあるけど、今度は逆に落ち着きすぎで突破力に欠けるシリーズだなあ、と見る方に思わせちゃうっちゅーのは皮肉な話かも。「プリキュア」は、まあ楽しめるから良いですが私、「雪代さん」って言われるとつい、「凄ノ王」を連想しちゃってねえ(^^;)

[Comics] 永井豪つながりってわけでもないけど

古本屋に投入する商品チェックのついでに、久しぶりに「手天童子」を読んだんだけど、いやあ、面白いなあこれ。永井豪と言えば「デビルマン」なのかも知れないけど、作品の完成度では絶対こっちの方が上を行ってると思う。「凄ノ王」の続きが描かれない現状において、永井豪の最高傑作はやはり「手天童子」なのではないか。バラまかれた謎が終盤一気に収束し、あっと驚く結末になだれ込む、正統派SFが持つべきミステリの魅力を併せ持った傑作だなあという気持ちを新たにしたです。後に「バイオレンス・ジャック」で暴走気味に描かれる、永井豪的スターシステムの萌芽もこの作品にあったんですなあ。いやあ面白い。勢いに乗って「真夜中の戦士」も再読中だったりする私。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

noki [ブレイドって主題歌もなんかオンドゥル語みたいな(w 最後のほうの歌詞が聞き取れなくていつも「ボエーーーボエーー」とか..]

でした [ 私の記憶違いかも知れませんが、凄ノ王も、ずっと後になって 続編が描かれてなかったですか。あまりすっきりした終わり方..]

ROVER [ううむ、「ぼえー、ぼえー」にしか聞こえなくなっちゃった………。]

ROVER [マジディスカー? >凄ノ王 あれ、「魔王ダンテ」並に続きを描くのが困難な終わり方だったような気がするんですけど。]

でした [http://hop2001.hp.infoseek.co.jp/eihyou/consider/eihyo-con..]

まなたけ [めっちゃ久々に 凄ノ王は、第二部として、雪代さんを汚した一人が、まるで関東地獄地震後のような東京で、良いことしたら、..]


2004-02-23 [長年日記] この日を編集

[TV] 月曜時代劇

「八丁堀の七人」はおやいの初恋編。ちなみに初恋の相手はタイムグリーン、シオン(今の方がダイコン臭いのはどういうわけだ?)。うーん、悪くない話なんだけど、でもイマイチ、今期の「八丁堀…」は全体にちょっと低調な気がする。青山様をヒーローにしすぎなのね。クールなカミソリ与力、ってキャラクタライズには異論はないのだけど、それをちょっとステレオタイプに格好良くしすぎたかなあ、という感じがあって。出来の悪いフォーマットに乗っかっちゃってる感じがするな。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

Rダニけん [「おやいの初恋編」を、トマトとして必然な誤読をしてしまい、自分を悲しくなりますた。]

Rダニけん [昨日のネタですが。永井豪。いま、アールビバンみたいなイベント屋にのせられて、マジンガーZなどの新作シルクスクリーンを..]

ROVER [永井先生、言っちゃ悪いけど単体の絵で勝負できるような人じゃあないんですけどねえ(つoT)]


2004-02-24 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物

幸村誠「プラネテス」(4)、いとう耐「純喫茶のこりび」(3)、唐沢なをき「金春」、「必殺 山本るりこ」。とりあえずやる気なしモードなので今日はこんだけ。


2004-02-25 [長年日記] この日を編集

[TV] 攻殻機動隊

やっている、というのは聞いてたんだけどいつやってるのかさっぱり判らなかった。先日ワークのムラさんに教えていただいてようやく判りました。月曜深夜だったんですな。そらあかんわ、月曜の朝なんてまともに新聞読んでねえよ。ということでようやく録画成功、本日鑑賞。

ふうむ、良くも悪くも「普通に上質」なアニメかなあという感じ。あたりまえだけど士郎正宗作品の、過剰なまでの欄外の蘊蓄が醸し出す毒気みたいな物はさっぱり抜け落ちてて、その分何とはなしに肩すかしを食らったような気にはなってしまうね。菅野よう子の音楽は、なかなかにええ仕事しとるなあ、と思いますが。

[Oldbooks] 温故知新

へろへろと段ボールあけの毎日なんですが、ごそっと温帯小説が詰まった段ボールに遭遇。グイソの前半とか、まかすこがたっぷり詰まっておるなあ。で、何の気なしに30巻、「サイロンの豹頭将軍」なんてのを読んでたら、グラチウスがこんなことを言ってるんですな。

少なくともその間に、その心の卵をかえしておくがよい、もしできるものならな。そうして、たんと人間くさく、弱く、たよりなくなるがいいさ。わしはじっとそれを待つことにしよう。

むはは、温帯的には最近の陛下の体たらく、予定通りの展開だったんだ、凄いなあ、って、グラチー以下、その他の登場人物までへろへろと頼りなくなっちゃっては、どないもしようがありませんがな。

それにしてもリアルタイムで読んでたときはそれほど気にならなかったんだけど、改めて読み返してみると、このころ既に温帯文体、ヘタレぶりが顔を出し始めているんだなあ、天野さんの絵も荒れ始めてるしさ。

[Comics] その後の「凄ノ王」

最新三日分から押し出されちゃってるけど、22日のツッコミでいろいろと情報仕入れることができました。どうもありがとうございます>でしたさん、まなたけさん。

善悪の価値観を解体して再構築することで、それまで見えてこなかった「悪」にスポットを当てる、ちうのは永井豪終生のテーマのようにも思うんですが、なるほど、「凄ノ王」もその路線の、おそらくは最大級のスケールを持った作品になるはずだった作品なんですな。実際、「手天童子」がすばらしく鮮やかにお話をまとめたあとだっただけに、おそらくこのころの永井豪は、力量のピークにいてたんだろうなあという感じ。それなりに続くこの作品には期待したし、実際面白かったんだけど、あまりにも前振りが長すぎた恨みはありましたなあ。これも「009」の「天使編」同様、続きが読みたいなあ、と思うにとどめておく方が良さそうな作品なのかも知れないね。


2004-02-26 [長年日記] この日を編集

[TV] あなたの目はあなたの身体を離れ…

ということでウルトラQ 38年ぶり復活 佐野史郎がナレーションだそうです、ふうん。今のところはそれ以上、特に感慨はなし。もはや毎週、ドキドキしながらテレビの前に座って番組が始まるのを待っていた、あの年頃じゃあないし、「ウルトラQ ザ・ムービー」なんて物も見せられてしまったわけで、ついつい「タイムスリップ・グリコ」的(出来は上等なれど、どこか違和感がぬぐえない)な番組になりそうね、と漠然と思ってたりして。

ま、どっちにしろテレビ東京系じゃウチまで電波来ねえんだけど(つoT)。

[Chinema] こっちはもっと冷静に

昨日、メールのやりとりしててもんちぃ師匠から教えていただいた、実写版「エヴァ」のコンセプトデザイン。ワシ、幸か不幸か「エヴァ」って全然見てないので何も言うことはないんですが、この映画のSFX担当は、ピーター・ジャクソンのWETAなんですな。「指輪」で鍛えた庭師の腕を、どこかで見せて欲しいなあ。

[TV] 633爆撃隊

CS スターチャンネル・クラシックで「633爆撃隊」。1963年英、監督ウォルター・グローマン、出演クリフ・ロバートソン、ジョージ・チャキリス、マリア・ペルシー。Dデイを目前に控え、ドイツのロケット兵器の攻撃を阻止すべく、その特殊燃料の製造工場の機能を停止させるための危険な任務に向かうモスキート・スコードロンの男たち…。主演のクリフ・ロバートソンは「スパイダーマン」でベン伯父さんをやってた人。「ウェストサイド物語」のジョージ・チャキリスとマリア・ペルシーがノルウェイ人の兄妹。すばらしく美男美女の兄妹だ。ヒトラーがアーリア人種の優越性を説きたくなるのも判るぜ(違)。

もう一方の主役はもちろん、英国機にしては垢抜けすぎたかっこよさのデ・ハヴィランド・モスキートの勇姿。かっこええなあ、蛇の目はええなあ、やっぱり。

さてお話の方は、困難な任務に立ち向かう英連邦(ちゃんとオーストラリア人やインド人のパイロットもいてる)の男たち、彼らを統べるきびしくもまた情に厚いリーダー、クリフとノルウェイの若きレジスタンスの闘士、ジョージとの友情、そしてクリフとマリアの間に芽生える愛…を前半ややまったりめに描き、後半は母国に戻ったジョージだったがあえなくドイツ軍に捕らえられてしまう。このままでは彼の口から作戦の秘密が漏れてしまう、さあどうする、というサスペンス、苦渋に満ちた解決策をとることで、友情をはぐくんだ男と愛情で結ばれた女の間で苦しむクリフ、そしていよいよ決死の大作戦、という後半になだれ込むわけですな。

ネタバレになっちゃうけど、ゲシュタポに捕らえられたジョージを救う方法とは、彼が拷問(捕まった方が美青年なので、拷問を担当するのがいかつい女士官だったりするあたりで『残酷ナチ女収容所長』とか、なんかそれげなタイトルが一瞬頭をよぎってしまって少し失笑)で口を割る前に一気にゲシュタポの基地を破壊、その結果ジョージが死んでしまってもそれはしかたがない、そして、その困難な任務を遂行できるのは最高のパイロットであるクリフしかいない。危険な作戦を前に、訓練で命を落とすことを恐れた軍の上層部は、クリフに地上勤務を命じているというのに。どうする? クリフが志願すれば問題なしなんだ、と持ちかける軍の上司…というわけで、このあたりの「組織」ちゅうもんは基本的に信用できない物なのだ、的な描写はいかにも英国製のドラマだなあ、という感じがしますな。

ラストシーンでもこのあたりの醒めた目は健在で、「作戦は大成功ですね!」と喜ぶ副官に、「なに、ちょっと遅らせることができただけだ」などと素っ気なく言い捨てる司令官、なんてシーンが出てきて思わずニヤリとしてしまったりして。アメリカ製戦争映画が、ともすれば一番最初に「アメリカ」を持ってくるのに対して、英国製のそれはまず、「個人」を持ってきている、って感じがするよなあ。この辺の落ち着きっぷりが英国製ドラマの魅力なんだろうと思う。

ま、その落ち着きぶりがしばしば、カタルシスを削ぐ結果にも繋がったりする嫌いはあるわけですが、この映画に関しては、なにせモスキートがびゅんびゅん飛んでるんでね。蛇の目が飛んでるのを見てるだけでも、こっちはうれしくなっちゃうんでかなり得な結果になったかなあと。アメリカ製ジェット戦闘機でこの映画作られてたら、「展開だるいぞー」などと文句つけてたかも知れませんです。

あ、それはともかく原作の方、続きはどうなったんだろうか。


2004-02-28 [長年日記] この日を編集

[F1] もう3月になるのか

あ、今年は閏年だからもう一日、2月なんだな。それはともかく3月ですよ。フジテレビ721を見れるようにしなくては。

なんかここまで、BARがやたら調子良いらしいですがどうなんでしょうな。ホントに速いのか、ウィリアムズやルノーはまだ、斬新なニューマシンのセッティングがちゃんと決まってなくて、そこらが解決すると無茶無茶速くなるのか、さあどうだ。

個人的にはそんなことより、ジョーダンのマシンにTrustのステッカーが貼られていながら、ヨスはシートを獲得できてない、てあたりが興味津々だったりして。なんかごたごたがあったようですが。あとはミナルディのニューマシンか。今年も型落ちのエンジンでの参戦だそうだけど、頑張ってなー。応援してまっせー。

[Oldbooks] "マンガの"本

「マンガ少年」1978年9月号から次に投入する本を物色中に出てきた、みなもと太郎「漫画の名セリフ お楽しみはこれもなのじゃ」と夏目房之助「消えた魔球」がやたらに面白くてついつい読みふけってしまう。みなもと太郎氏のほうは、「マンガ少年」での連載中から楽しく読んでいたんだけど、単行本化されたのはずいぶん経ってからだったように記憶している。その後文庫も出たんだったかな。和田誠さんの洒落た映画エッセイ、「お楽しみはこれからだ」のスタイルを上手にパロった上で、とにかく古いマンガにはでたらめに詳しいみなもとさんの、マンガへの愛に満ちあふれたエッセイが毎月読める、実に幸せな3年間でございました。単行本化された時には、雑誌発表当時のスタイルとは微妙に違う物になってたので残念だった。というわけで当時の姿を。「マンガ少年」1978年9月号から。この号は岡田史子が久々にマンガを描いた、てんでも話題になった本だったりして。サムネールをクリックで1ページ分を表示。よう焼けとるなあ(^^;)。

夏目房之助氏の方は、「Number」に連載されてたもので、こっちも楽しく読んでた憶えがある。「タッチ」の達也のセリフ、「もういいよ、疲れるから」がスポコンマンガに引導を渡した、という夏目氏の考察は、当時かなり受けましたな。とはいえ夏目氏ほどの才人でも、「少女マンガはちょっとわからない」的弱音を吐いてたりするあたりが、ちょっと意外なような、それなりに楽しいような。私個人は槇村さとるや有吉京子のバレエ系コミックも、広義の意味合いでスポーツマンガに入れて欲しかったような気もしたのだけどね。ま、その辺はちょっと惜しいなあ、と思いつつ、そういや呉智英さんも「少女マンガはわからん」みたいなことをどこかで言ってたような気もしたなー、などとどうでもいいこと思い出しながら楽しく読書させていただいたです。

あ、ついでに「見栄講座」なんてのも出てきたりして、こっちも懐かしく読んだ。「ジンバブエ・フォーメーション!」は仲間内で結構はやりました(w 。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

ttakahasi [ 「お楽しみ…」立風書房版ですか。異様に誤植の多い(笑)。  その後の河出文庫版では相当直ってますが、今著者ご本人か..]

noki [ なんかあっというまに開幕ですな。マクラーレンも早々にニューマシ ンを出してきた割にはパッとしないまま「三味線ひいて..]

ROVER [ういうい、立風書房版でございます>「お楽しみ」。まああとがきとか読んでても、ご本人がなかなか手をつけられず、立風書房..]

ROVER [んで、地上波は今年も「ゴージャスでセレブな」雰囲気をめざすんですかね、フジのF1は。]

ttkahasi [ふっふっふっふっ(笑)。 これ以上この本の動向についてお知りになりたければ某選集を以下略(爆)。 さておき、自称パラ..]

ROVER [ほんとだ、「キャシーといっしょに」でいきなり「あすなろひろし」になってーら(^^;)。オレの脳内変換能力、ちょっと磨..]


2004-02-29 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「頭文字D」(視聴復活)、「光と水のダフネ」、「キャプテンハーロック」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。あと、深夜にやってた「イノセンス」特番も。ビバ、ツインチューナ、ちゅう感じでこちらはDVD-RAMに録画。「…ダフネ」は、んー特に面白くもつまらなくもないなー、「ハーロック」は、まあそもそも松本零士の原作自体に大した話があるわけじゃないんだし、まあこういうのもあり、でもいいかー、てな感じで。

日付変って。「デカレンジャー」は今のところ快調。そうか、地球にはいろんな星からやってきた宇宙人が住んでいるんだね、めるひぇ〜ん。すぐそれとわかるように、サンダル履きで暮らして欲しい気もするね。

「ブレイド」の方はあれだな、よっぽど今までのライダー物が気に入らない人がホン書いてるのか、出てくるキャラクターがやたらと目的を熱く語るのが却って気になるなあ、とか思ったりして。で、そのあおりを食らってアンデッドさんたちがどう怖いのか、どう悪いのかがイマイチ見えてこない展開…あれ、前のシリーズと大して変わってへんやん。とりあえず短いスパンでの勝利条件と、おいおいで良いのでシリーズ全体を通しての勝利条件、ちうのをちゃんと見せてくださいよう、と毎年同じ事を思ってしまう私。

んでもって「イノセンス」の特番。いやあ、ヌルいなこれは。つーか一般ピーポーにとっては押井守のネームバリューちゅうのは、まだまだこんなもんだ*1って事なのかな。どうでもいいけど士郎正宗の「し」の字も出てこないってのは、なんぼ何でも無礼に過ぎんかー、とか思ったり。

*1 個人的に、仲の良し悪しとは別にして、押井守は宮崎アニメに対して鋭く批判を行っている人物でもある、つーあたりは外して欲しくないポイントだったりするんだけどなあ

[PC] こいつぁいいや

しばらく秀丸のバージョンアップをさぼってたんだけど、Ver4.10 β16あたりからタブエディットモード、ちう機能が追加されてるんですな。webブラウザのタブブラウズみたいな感じで秀丸を使おうという機能。やあ、これはいいなあ。凄く便利だ。webの方は私、OperaのMDIスタイルの方が好きなんだけど、エディタはタブ切り替え式の方が使いやすいと思うな。これだから秀丸使うのやめられない。最近追加されてるもうひとつの新機能というかアドイン、Hidemarunet Explorerも試してみなくては。こっちは仕事で役に立ってくれそうなヨカーン。


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一味違うミリタリSF

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甘くないぜえ

今風、とはこういうこと…なのかなあ。

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