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ネルソン・デミル 著/白石郎 訳
カバー装画 影山徹
カバーデザイン 岩郷重力
講談社文庫
ISBN4-06-273898-8 \1114(税別)
ISBN4-06-273899-6 \1181(税別)
アン・キャンベル大尉暴行殺人事件の暗部に潜むどす黒いものをまのあたりにし、軍務を退いたわたし、ポール・ブレナー。だがそんなわたしをかつての上司、ヘルマン大佐は放ってはおかなかった。突然ワシントンのベトナム戦没者記念碑、通称"壁"にわたしを呼び出した大佐は、その壁に刻まれた戦死者の中に一人、味方の弾によって殺害された人物がいる、という。1968年ベトナム。最大の激戦地のひとつ、クァンチの市街戦に参加していたベトナム兵の一人が、アメリカ軍大尉によって一人の中尉が射殺される瞬間を目撃し、その一部始終を彼の兄弟宛の手紙にしたためていたのだ。戦死した兄弟からその手紙を記念に持ち帰った一人の米兵によって、30年ぶりにその事実が明らかにされたのだった。それが真実ならば、真実を明らかにし、正義をたださなければならない。自らもその戦場に身を置いていたわたしに、大佐はベトナムに赴き、手紙の主を捜し出し、事実を確認して欲しいというのだ。大佐が全てを語っているとは思えないし、そもそも最初から最後まで不可解なものに充ち満ちた任務であることは承知の上で、それでもわたしはベトナムに赴くことを決意する。かつて自分に消すことのできない重いものを背負わせることになった地に、再び向き合うために…
上下巻あわせて1600ページという大部を通じて描かれる、ベトナム戦争に関わったさまざまな人々の、さまざまな物語。ここしばらく、軽口の多いヒーローが多く少々食傷気味な気分もあったデミルの作品、この作品の主人公、ポールもまたその系統のキャラクタではあるのだけれど、今回はその軽口野郎が向き合う事件というのが、アメリカにとってはすさまじくヘヴィなベトナム戦争であり、ポール自身18歳で歩兵としてベトナムに赴き、凄惨な実戦を経験した、という過去もあるせいで、たとえば「プラムアイランド」や「王者のゲーム」に比べればずいぶんとそっちの傾向は控えめになり、変わってわたしがデミルの最高傑作だと今でも思っている、「誓約」の味みたいなものがずいぶん久しぶりに帰ってきたような気がして、そこは素直に喜びたい。わたしがデミルに期待しているのは、こういう、すさまじいまでの重さを抱えた登場人物が、その重みに苦闘するようなお話であったわけで、いやあ、久しぶりに読みたかったデミルを読ませてもらったような気分になった。そこはとても嬉しい。
もちろんここで描かれる物語の中で、"真実"だの"正義"だのというのは、あくまでアメリカ側から見たそれであって、しばしば「そりゃあオタクだけの都合でしょ」といいたくなってしまうところもあるし、ベトナムにおける勝者であるかつてのベトコン出身の人々の描き方なんかにどうしても少々意地悪方向でのバイアスがかかってしまっている と思えてしまうのは否定できない。ついでに、主人公のポールが旅の中で自らのベトナム、というものに向き直り、何かを掴んでいくという、魂の過程みたいなものについてはそれなりに読み応えもあるのだけれど、一方で過去の殺人事件が現代に何をもたらすのか、という、一応お話の本筋であるべき部分が終盤にきて少々手薄な読み応えにしかなっていないのが少々惜しいか。正直このラストでほんとにいいのか? と思ってしまったのも確かなところで。
そうはいってもこのお話、アメリカ人の自己満足の感動物語、という批判があるとしたらそれはそれで説得力のある批判であるとは思うのだけど、それでもこのデミルはかなり私好み。私がこうであって欲しい、というデミルの小説に久しぶりに出会えた感じがあるのですね。一応「将軍の娘」の続編、みたいな言われ方をしているけれど、んで確かに読まないよりは読んでおいた方がいいとは言えるけど、読んでいなくても充分に楽しめる本ではあります。なによりクソ分厚い本を読んでいく楽しみに充ち満ちた一作。や、楽しませていただきました。
(★★★★☆)
パイオニアからさっそくリモコンが届いた訳で、いやあ仕事速いなあ、偉いなあとひとしきり喜んでさて。
一体この状態の私の部屋のどこにLDプレイヤーを設置する余地があるというのだろうか(画像をクリックしたら今この部屋がどういう状態なのか、さらに詳しくわかります。恥ずかすい状態じゃ)。
そもそもLDプレイヤーがどうのこうの言う前に、本の整理が全く追いつかない状態なんだよな。まだ封切ってない段ボール箱もあるわけで。うーむ、真剣にイナバ物置かなんか設置して、本以外のがらくたを物置に封印した方がええやろか…。
1.5.6へのアップデート。一応公式サイトのドキュメントとか読んでやってみたんだけど、どうもパーミッションの設定がどこか間違ってた(忘れっぽいヤツ)みたいで、やたらと手間がかかっちゃった。一応無事終了…したと思うんだけど大丈夫かな。
ロバート・B・パーカー 著/菊池光 訳
カバー 辰巳四郎
ハヤカワ文庫HM
ISBN4-15-075681-3 \820(税別)
かつての大立者、ジョウ・ブロズも老いてその影響力が薄まりつつある今、ボストンの闇社会は中国人勢力、黒人たち、かつてのブロズの縄張りを受け継いだ者たちなどが割拠する、四つ巴の乱戦状態になっていた。そんな勢力の一方を担うボス、ジュリアスがある日スペンサーの元を訪れる。突然失踪した娘婿、アンソニイの行方を捜し出して欲しいというのだ。だが、なぜアンソニイが出奔してしまったのか、そもアンソニイとはどんな男なのか、それについてはジュリアスは何もあかさず、アンソニイの妻にして娘のシャーリィもまた多くを語らない。その陰に何か、隠された無視できない事実の存在を感じたスペンサーはジュリアスの依頼を受け捜査を開始する。その結果見えてきたのは、単純な小物に見えたアンソニイには実は、強度のギャンブル依存症が見られるという事実だった。アンソニイの性向を掴んだスペンサーは、相棒のホーク、最愛のスーザンを伴ってヴェガスに乗り込むが…
スペンサー・シリーズ、文庫版最新作。前作「虚空」がホークの出番がなかっただけに、久々にいつもの三人が揃った感じ。その他、このシリーズを読んできた人なら先刻ご存じの懐かしい名前がいろいろ出てきて、長寿シリーズならではの楽しみがたっぷり詰まった一冊になっている。このシリーズにしては分量も少々多めだし、お話の流れも二転、三転あって楽しめる。このシリーズ、スペンサー、ホーク、スーザンのシャレのめした会話が魅力な反面、ともすればそれが饒舌すぎて鼻についてしまうこともしばしばあって、そこらのバランスが難しいシリーズになってきているな、と思うことがあるのだけれど、今回のお話はそのあたりがかなりいいバランスを保った状態に収まっているなあ、という感想。一時期「何やってんだよパーカー」と言いたくなっちゃうお話が続いた「スペンサー」だけど、そこそこ持ち直しているのかな、と思った。楽しませてくれるのならワンパターンだって大歓迎、なのでこのノリ自体は嬉しい限りなんだけど、さてこの先のこのシリーズの展開はどうなるのかな。比較的安定期に入っているシリーズだけに、ここらで一発、でっかい新規まき直しも見てみたい気がするな。
それはともかく、かつものすごくどうでもいいことで、その上ちゃんとチェックした訳じゃないんですけどこの本、シリーズ中もっとも「アン・ハ」が多い本じゃないでしょうかね。
(★★★)
病院で薬をもらってそのまま三宮へ。タックシールとかDVD-Rのメディアとかいろいろ消耗品を買い込んだおかげでデイパックはぱんぱん。こういう時に限って元町商店街で古書市とかやってる(ここってもと100均ショップが入ってたとこだっけか)んだもんなあ。もう袋に入る余地ないなあ、と思いながらもこんな物を見つけてしまっては(^^;)。
大日本吾妻漫画振興会「吾妻ひでおに花束を」。そろそろあじまさんがブレイクするんでないかい? ってな雰囲気だった1979年に刊行されたファンジン。今回私が入手したのは1980年の第3版。これ、学生時代さんざん探したのにとうとう手に入らなかった本なんだよなあ。というわけでこれは買う鹿。おまけに「はぁど・しゅーる新聞」のVol.3もついててお得感アップ。何となく研磨されてるような手触りが気に入らないんだけど、それ以外はずーーーーーーっと読んでみたい本だったのでちょっと嬉しい。しばらく楽しませていただきます。とはいえ嬉しいからと言ってさらに何冊か古本を買って、気がついたらちょっとした出血状態になってしまっていたのは少し情けないけど。
まあいいや、やってしまったことはしかたがない。
オースン・スコット・カード 著/田中一江 訳
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011463-3 \700(税別)
ISBN4-15-011464-1 \700(税別)
謎の異星生命体"バガー"との死闘に辛うじて勝利を収めた地球側の切り札、それはエンダー・ウィッギンをはじめとする"バトル・スクール"出身の天才戦術家たちの存在だった。幼い頃からその才能を見いだされ、特殊な環境での英才教育を施された少年少女たち。だがバガーとの戦争が終結した今、彼らの存在はいまだ紛争の絶えない地球の各国において、貴重な戦力としてなんとしても手に入れたい物となる。特にエンダーと、彼の直属のチームのメンバーは。そして実際に、地球を離れたエンダーを除く11人の少年たちは、次々と謎の集団によって誘拐されていく。ただ一人、戦術的才能においてはエンダー以上と言われたビーンを除いては。他のメンバーが誘拐されている中、なぜかビーンだけは命を狙われる結果となったのだ。辛くも暗殺の魔の手を逃れたビーンは、一連の事件の背後にかつてロッテルダムで共に孤児としてぎりぎりの生活をしていた時に知り合った、一人の少年の存在を関知する…
「エンダーズ・シャドウ」が文字通りエンダーの「影」の存在としてのビーンの物語であったとすれば、こちらもまたタイトル通り、ヘゲモン、とはつまりエンダーの兄であるピーターの「影」としての活躍を描くお話。どうやらこれで終わりではなく、さらに2作、予定があるらしい。超光速宇宙船で宇宙を旅するエンダーの物語が千年オーダーの広がりを持ったスケールの物語になるのに対して、ビーンの物語はあくまで、ようやくバグとの戦いに終止符が打たれた、その直後の地球を舞台に進んでいく。その地球は、うーん、残念ながらSF的な意識の広がりを感じさせてくれる未来世界にはまだなっていなくて、相変わらず大国とかつて大国だった国が覇権を狙い、宗教から来る対立は相変わらず残っている世界。一方では宇宙に進出し、(ことの是非は一旦措くとしても)悪いエイリアンと大宇宙戦争を繰り広げるだけの進歩がありながら、いったん地球に戻ればそこは現在我々が暮らしている世界とあんまり変わりのない世界、というのはSFには未来は信ずるに足るものだ、と主張して欲しい私にとっては少々淋しい物がある世界、と言わざるを得ない。そこまで今のアメリカに、カードが危機感を持っていると言うことの裏返しなのかも知れないけれど、一方で神の前の赦しと理解を説きながら、もう一方で(心の奥底で)アメリカに今一度ヘゲモンとしての矜持を取り戻して欲しい、とカードが思ってるようにも思えてそこはちょっとイヤなんだな。
そこを我慢して読んでいく分には、大人顔負け、というかマヌケな大人には太刀打ちできない頭脳のキレで丁々発止をやり合う敵味方のバトル・スクール出身者のゲーム感覚にあふれたエンターティンメントSFとして楽しめるし、そこにちょくちょく顔を出す、いかにもカードな宗教に関するメッセージも、まあ甚だしく目障りじゃない程度に抑えられててそこは評価したい。でも、私はこれがSFである必然性を何となくではあるけど見いだせないまま読み終えちゃったな、と言う気がしている。エンダーの影であったビーン、いまはヘゲモンの影となろうとしているビーンが、ここに来て彼なりの救済を模索するお話に萎縮してしまったような気がして。
なんつーかね、ハインラインが当時のアメリカの体たらくにイライラして「宇宙の戦士」を書いた時と同じような状態に、カードもハマってるような気がするの。で、そのカードのイライラをビーンがまともに受ける結果になっちゃって、かわいそう(本作でそのかわいそうさはさらに加速されてしまうんだけど)だなあ、と。エンダーは3000年ばかり、カードのイライラの標的にならないで済むんだもんね。面白いと思うんだけど、反面カードのナマなメッセージのあられもなさもまた、こっちに押しつけられるお話であったなあという感じなんでした。
(★★★)
倉田わたるさんの廃墟通信・03/11/25の記事読んで爆笑。これだから巽孝之って以下ry。
たおさんとこ経由でBBC -Films- Trailers。「サンダーバード」のトレイラーが見れます。うんうん、わかったわかった。もう好きにやってくれ。「うぉーほう!」みたいな奇声が定期的に入るテーマ曲らしきものでわたしゃもうげんなりだ。何となく私の中では「スパイダーマン」の再来、つーか拡大再生産版、になりそうな予感がする。華麗なる薄っぺら映画、てことね。
あ、ついでに「シュレック2」のトレイラーもあったんで見てみたんだけどこっちは楽しそうですな、相変わらず下品そうで。猫のゾロ(なんだよね?)が妙にかわいい。
とはつまり衛星放送じゃあなくCreative Suite、Adobeの新ラインナップに冠せられる略号ですな。だいぶ前からそういう物ができる、と言う話は聞いてたんだけど、ようやく日本語版の登場となった模様。ふうむ、Photoshop CSとIllustrator CSへのアップグレードがともに25000円、GoLive CSが12100円ですか、この前愉快なDVDレコーダを買ってしまった身にはきびすいのう。まあPhotoshopとIllustratorは現状の7と10ですら完璧に使いこなしてるとはとても言えないわけだから、ここはとりあえずGoLiveだけ買ってみる手かしらん。ピンチの時には結構活躍してくれるんですよ、GoLive。
まずは犬神堂さん経由であなたの前世チェック。
あなたの前世は【平安の世に蝶よ花よと面白おかしく遊び暮らした貴族】のようです。
あなたの前世は平安貴族。
裕福な家庭に生まれ育ち、あまり苦労しないで宮廷で出世した運の良さの持ち主だったようです。
特に和歌を得意として、帝から篤い信任を受けていました。
生涯のうち、ほとんど苦労をすることを知らず、その一生をまっとうしたのです。
数百年のときを経て、現代世界に転生したあなたですが、前世の生き様のためか、あまりこだわりのない性格のようです。
友達や遊びを愛して、毎日面白く暮らせればいいや、という思いが心のどこかにあるでしょう。
頭脳労働をしているときに、あなたの心に眠る貴族の血が騒ぐことがありそうです。強者の魂 27%
道楽の魂 100%
苦境の魂 79%
妖魔の魂 57%
むうん、楽あれば苦あり、って感じだなあ。さてもういっちょ。こちらはどこを経由したのか忘れてしまったんですが、行き着いた先はおなじみダメ人間生活協同組合の"ダメ人間度 チェック2003ver2.0"。やってみますと…
111 点 : ダメ格付Aa 堕落進行中ダメ人間
ずばり、このままの状態は、ヤバイです。かなり『平均レベル(=偏差値50)のダメか』の自覚は有ると思いますが....現実は偏差値60前後です。
かなりダメが進行しています。この状態では、あっという間に大暴落ダメ人間になる事は必須です。
普通の人間に戻る確率は30%程度。もし戻りたいのなら、何も言わずに以下の事を実践してください。『規則正しい生活・人との交流・過度の妄想禁止・素直な心を持つ』
かなり難しい事ですが、コレを乗り越えないと戻れません。ちなみに、このままダメ人間として堕落して行く事は簡単です、さっきの事の逆を実践すれば良いだけです。簡単だね。
過度の妄想禁止
………けっ、何を抜かすか。喰らえぃ、すたあじょん・はりけぇぇぇん!!(あまりの大技ゆえ不発)
"ぼかぁ君といる時が、いちばん師走なんだ。…いいだろ?" てのは昔懐かしいタモリのネタですが、いやあ、気がついたら12月だね。ということで帰省の準備をこそこそと。いつものようにカミさんの勤務表ができてきた時点で、e5489できっぷの手配。行き(1日)は楽に取れるんだけど、帰り(3日)はさすがに希望通りには取れないな。7日前から予約申し込みができる、ということは、3日にきっぷを取りたいと思ったら、11月28日には申し込んでおく必要があるってか。でもいつ帰るかはカミさんの勤務次第なんで、そう簡単に決め打ちもできなかったりするんだなこれが。ま、ちょいと遅めにはなるがなんとかきっぷは取れたので一安心。帰りは喫煙席になっちゃったけど、ってそれで困るのは実は倅だけなんだな(w。
先日CS スターチャンネルでやってた「ブルーマックス」。1966年アメリカ、監督ジョン・ギラーミン、出演ジョージ・ペパード、ジェイムズ・メイスン、アーシュラ・アンドレス、ジェレミー・ケンプ。第一次大戦中のドイツ。平民の歩兵上がりのパイロット、シュタッヘルは、その腕と権謀術数でエースパイロットとなり、戦闘機乗りの最高の名誉、ブルーマックス(正式にはプール・ル・メリート)勲章をめざしていく。だが、ついにその栄誉を手にした時が、彼の破滅の時でもあった…。
初代ボンド・ガール、アーシュラ・アンドレス(ウルスラ、が正しいのでしょうか?)が大変美しいのだけれど、映画としては少々冗長な部類に入るかな。己の功名心と、貴族階級を見返すために頑張る平民上がりのど根性物語…ではなく、やっぱり平民上がりはどこかさもしく、鼻持ちならない貴族階級はその鼻持ちならなさでもってさもしい平民を冷たくあしらって終る、映画なんで、戦争映画ですかっとしたい向き(オレ)にはちょっとガッカリな作品だったりするわけだ。レプリカと多少化け(SE5a*1がローゼンジ・ファブリック迷彩*2をまとっていたりする)もあるけど、フライアブルな複葉機が続々出てくるあたりは楽しいのだけど、ふうむ、なんかこう飛行機が美しく撮れていない気もするなあ。
「バファリンの半分はプラセボで出来ています」(©すみけんたろう)、ということでよろよろと買い物に行ったついでにバファリン買ってきてオーバードーピング気味に服用してみた。むむむ、ちょっと楽になったかも知れない。気のせいかも知れない。とりあえず「楽になった」と思っただけでも薬の効果はあったと言うことで。
あれだな、バファリンで楽になると言うことは、これは主に筋肉痛なんだろうな、骨まで行ってるようなことはないんだろうな、と思えてきてさらに安心感アップ。さすがバファリン。
おお、けつだいら2003冬募集開始ですよ。さっそく考えたですよ、「悪竜戦隊ババレンジャー」………ダメ?
午前中、従姉妹殿の勤務している西宮の病院に出かけてレントゲン撮ってもらったら、左のあばらの一本にヒビが入ってることが判明。「なんちゅー脆い骨じゃぁ!」(ミトじいの声で)
トシは取りたくないもんですな。とりあえずは2週間ばかり、我慢するしかないよね、てことで。しばらくはスローペースで毎日を送ろう。
外伝18「消えた女官」−アルド・ナリスの事件簿 1− ………あまりにもだめぽ。
いやその、グインの世界でミステリーをやったらアカンとはいいませんが温帯、ミステリーってのはもうちょっとこう、論理的なもんなんじゃないんでしょうか? 読者の予想を鮮やかに裏切るどんでん返しこそがミステリーの醍醐味ってもんなんじゃないですかね。動機も手段も謎解きも、あまりにも薄っぺらなんですけどこれ。
いやまあハナからダメだと予想できてるのに買って読んでるオレもバカなんだけどさ(w。
西山洋書のDMにタイトルがあって、ちょっと興味を惹かれたので、「買うかどうかわからんですけど見るだけ見てみたいんです」などという無茶な注文しちゃってごめんなさい、M川さん。Bruce Hershenson刊・"60 Great SCI-FI Movie Posters"。タイトル通りの本なんだけど、まあその60本のサイファイ映画の選考基準の偏りぶりが心地よい。何たって表紙からしてこの勢いだもんな。これ、「ガンマー第3号・宇宙大作戦」だよねえ(いうまでもありませんが本編にこんなムフフなシーンはありませんよ)。その他のラインナップも、「水爆と深海の怪物」(USA版ゴジラでちらっとテレビに映ってたタコ映画)とか「暗闇の悪魔」(ほら、あれですよ。残虐な宇宙人がナンパな田舎の若者たちのクルマのヘッドライトで全滅する映画)とか、いやおまえそれちっともグレートじゃねーだろ、と言いたくなるようなタイトルが大半なんだよなあ。一応「2001」とか「スター・ウォーズ」とかも収録されてるんだけど、なんかもう、しゃーないから入れとこか、みたいな感じで、あくまでもヘタレなポスター(またへたくそな絵なんだ)をばりばり乗せるのに情熱を燃やしたような本。気に入りました。購入。
これ、どうもシリーズ物らしくて、他にも"ATTACK of the B Movie Posters"とか"NOT Nomminated Movie Posters"とか、妙にそそるタイトルの本があるな。DMに注意するようにしとこ。
製作費12億円!小説「終戦のローレライ」が映画化(SANSPO.COM)。おお、久しぶりにまともな映画にタッチするのか樋口真嗣。そういや福井晴敏氏の前作、「亡国のイージス」のカバーデザイン、樋口氏が手がけてたっけな。
それにしても樋口特撮、しかも私の大好きな水モノ映画。ちょっと楽しみかも。
しかし、サンスポさん。
ハリウッドでは「クリムゾン・タイド」「レッド・オクトーバーを追え」や「K−19」など潜水艦ものは珍しくないが、日本映画では、昭和34年の「潜水艦イ−57降伏せず」以来実に46年ぶりの登場となる。
こりゃこりゃ、「海底軍艦」も「緯度0大作戦」もあるべさ。
Opera 7.22以前に任意のローカルファイル削除の脆弱性、最新版へのアップグレードを(ZDNet Enterprise)。あいやー、ついに7.11ではどもならん穴まで見つかったか。弱ったな。7.23はインストールしてるけど、やっぱり起動にかっきり45秒かかるんだよなあ。とはいえヤバいとわかっているモノをそのまま使い続けるってのもなあ。うーむ。
ようやくタイムスリップ・グリコの第4弾が関西でも買えるようになりましたな。てことでさっそくスーパーで適度に重そうなのを二つ三つ選んで買ってみたら、懐かしのだるまストーブ(画像をクリックで拡大。JPEG 18.2Kb)ゲットだぜ。やあ、懐かしいぜ、俺らが小学生の頃はまだこれだったよ。ストーブの中にベーゴマ入れて赤く熱して、防火用のバケツに放り込んで焼き入れしたりしたもんだ。ストーブ当番はけっこう面倒だったよな。5年生以上は1、2年生の教室にもコークス運んでやらなくちゃいけなかったよなぁ、などとけっこうノスタルジーにひたったりして。
ちゃんとストーブの中に燃えてるコークスのパーツがあったり、燃えがらを下に落とすハンドルと蓋の部分が可動だったり、芸が細かいっす。今回はこれがいちばん欲しくて、他はそれほどでもないので、一発で引き当てた感じだ。こりゃ安上がり。あとは「ふじ」(これも欲しかった)とゼットン(樋口効果炸裂)でございました。
胸が痛くならないように、無意識のうちに変な姿勢取ったりしているのかな。背中まで痛くなってきた。狙ったかのように腰痛もぶり返してきた。なんかもう体中痛いぞ。岸和田緊急指令があったんだけど、しんどいから今日は拒否。つかこの状態で梅田と難波の地下街を突破する度胸はないよ。
で、いまいちばん困ってるのが、さっきお風呂に入って洗髪した時に、お湯が耳の中に入っちゃったことだったりします。ええ、片足とんとんやりたいんだけど、それやるとモロにあばらに響くんですな。うう、微妙に心地悪いなあ。
ヤバいと分かってそのまま使うのもなんだし。7.23を常用ブラウザにすることに。ま、立ち上がりにさんざん待たされることを除けば、それ以降の動作は快適そのものな訳で。スタートアップにショートカット放り込んでおこうかしら、とか思ったりして。
ずっと7.11使ってたんでそっちに慣れてたんだけど、7.2以降ってスタイルシートの単位の解釈のしかたが微妙に変わっているのかな? 今までよりline-heightとか、妙に詰まった感じになってる。7.1系の解釈がおかしかったのか、7.2でおかしくなったのか、さてどっちでしょう。割とmozillaっぽい表示になってる感じがするので、してみると7.1xの頃が妙に余裕を取った表示をしてた、ってことなんだろうか。
スパムメール振り分け機能(解決シリーズ)Ver.1.06(作:ダヴィンチ氏)。アドレス帳に登録されていない送り主からのメールをいったんSPAMであると決めつけて、SPAMディレクトリに移動してしまうマクロ。なるほど、SPAMを振り分けるというより、疑わしきはとりあえずSPAMと考え、必要なメールはその都度アドレス帳に登録していきましょう、という手な訳だ。あまりにあたりまえにメールのやりとりするのでアドレス帳に登録してない送信者があったりする場合でも、このマクロが動く前に鶴亀自前の振り分けが動作するからだいたい安心、と言うことのようで。ふむ。ちょっと使ってみようかね。
や、まあ"VIAGRA"を刎ねるようにすると"V I A G R A"でメール送ってきたりするスパマーさんたちの、あの手この手を眺めるのも嫌いじゃないんだけどね。
や、これはすばらしい物を見た。感動を禁じ得ない。なんせあなた、今までの水戸黄門は全てあったこと、と言う前提でお話が作られているのですよ。八兵衛も弥七の旦那も、飛猿も次郎坊(私このキャラ大好きです)も、かつて黄門様と旅をしたことがあったのよーん、が前提なのね。ほとんど黒歴史です、いやはや(w 。
で、弥七の旦那の娘が、もう19になってるっつーのに黄門様は若返ってるってのはどうよ、とか、そういう無粋なツッコミを入れる気にならないぐらいお話がよく練られてて、退屈しない作りになってるのはさすがだなあと思った。黄門様と言えばアレだよね、を次々とぶち込んでくれるのだね。"印籠を盗まれた"編はなかったけど。んで、お定まりのパターンの中にちょいとくすぐりを入れて見せたり、まことにうまい。
中谷一郎氏って今休養中なんでしたっけ? お姿が見れなかったのは残念だったけどそこは娘が二代目の風車使いになってたり、その彼女にちゃんと淡いラブ・ストーリィ絡めて見せたり、歴代の格さんがおいしい役でばりばり登場したり、ついでに松下提供系時代劇の常連が続々出てきたり(あ、でも加藤剛がいなかったな)、サービス満点。なぜか長嶋ジュニアがやけにかっちょいい悪役で出演(芝居はそんなに悪くなかったけど、顔つきが夜叉王丸と妙にかぶるのさ)してたのと、琉球の双子のお姫様がうちの倅の小学校の同級生だったあたりでちょっと失笑したけど、いやあ、ええもん見せてもらいました。直接DVDに焼いとけば良かった。これ、コメンタリ付きDVDで発売されへんかな。オレ、かなりの確率で買ってしまいそうだ。
古本屋がらみでたっぷりバテた一週間でありました。12/10から昨日までの一週間で110冊発送。土日にはほとんどご注文はないので、正味5日間でこの注文だったわけで、や、ありがたいことです。
100冊でたら100冊追加しなくちゃいけないわけだし、次の100冊が前ほど魅力的な商品かどうかなんて出してみなくちゃ分からないわけで、まだまだ手探りでいろいろ経験せんとあかんことは多いわけですが、まあこういうことも起こるんだな、ということで。
いろいろ書こうと思ってたことは、憶えてたらあとで書きます。とりあえず疲れた。
NHKの受信料払ってなかったんですけどね。で、なんどか「払わんかいグルァ」って手紙ももらってたんだけどシカトしてたわけです。したらさっき電話が来ましたよ、NHKから。いやあ、こいつを待ってた。前から言いたかった台詞があったんだよ。で、言ってみたよ。
「あー、お金ないんで電波止めてくれませんか?」
全くタイムラグなし、口調も変化なしで返事返ってきたね。
「そうでございますかー。ですが電波を止めるわけにはまいりませんのでやはりお支払いをお願いしたいのですが。今お金がないようでしたら1月にお支払いいただくこともできますがー」
…負けた。気がついたら「今度払います」って答えちゃったよ。うーむ、鍛えられてるなNHK。
CS スターチャンネルクラシックで「放射能X」。1954年アメリカ。監督ゴードン・ダグラス、出演ジェームズ・ホイットモア、エドモンド・グウェン、ジョーン・ウェルドン。昔々、よみうりテレビに映画好きなスタッフがいて、この方のプッシュで深夜枠に放映された「CHINEMAだいすき」というシリーズ物があったのを憶えておられる方も多かろう。この中の「アトミック・ムービー」(だったかな、ちょっとうろ覚え)という企画の中の一本がこれであった。ちなみにそれ以外のラインナップは「渚にて」、「博士の異常な愛情」、「アトミック・カフェ」、それからもちろんわれらが「ゴジラ」など。つまりそれらの傑作に充分比肩しうる映画としてこの作品も放映されたわけ。久しぶりに見たんだけど、で、他の名作群に比べると少々貧乏なんだけど、それでもよくできた映画であるなあと改めて思った。
砂漠を一人さまよう少女、何があったのか彼女はその心を固く閉ざし、何を聞かれても一言も言葉を発しない。彼女を保護した警官たちが調べてみると近くには少女の一家が乗っていたと思われる、めちゃくちゃに破壊されたキャンピングカーの残骸が。そこからいろいろあった末、事態を重く見た政府から派遣された科学者(ある生物の専門家なんだけど、まあ見てのお楽しみ)によってある物質が少女の前に取り出された時、少女の閉ざされていた心は、その原因となった恐怖体験を再現されたことで爆発し、こらえきれずに「THEM!」と叫ぶ。で、この「THEM!」が映画の原タイトル。ここまでの流れが実にうまいんだなあ。その後もキワモノになりそうなんだけどそこを上手にそっち方面に行かないように、シリアスにお話を進める脚本がうまい。ラスト(の少し前)なんざちょっと泣けますぜ。
「ゴジラ」と同じ1954年の映画なんだけど、なぜかピンチに陥った船の中では船員が必死に緊急無電を送信、してると無線室にもパニックが、なんて、おんなじようなシークエンスがあったりしてちょっと嬉しくなっちゃう。ついでにこの映画のラストはシチュエーション的に何となく「美女と液体人間」のそれを連想させたりするし。や、いろいろと楽しめました。地味だけど良い映画だね。
んでCS 日本映画専門チャンネルの方では「24時間まるごとゴジラ」なんてな企画が12/21に用意されてるんですが、そこでの放映作品がすでに小出しにされてますな。私、「ゴジラ」「ゴジラ(レイモンド・バーのUSA版)」「ゴジラの逆襲」「キングコング対ゴジラ」「モスラ対ゴジラ」はLDで持ってるんですけど、それ以外は(これまたよみうりテレビさんのおかげで録画できた)テープのコレクションだったので、この機会にいくつか録画し直して、DVDに焼き焼きさせてもらってます。録画したのは「三大怪獣 地球最大の決戦」「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」「怪獣総進撃」。あと「ゴジラVSモスラ」(これ、ほぼ未見)と「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」は撮らせていただこうかと。
んで久しぶりに「ゴジラの息子」をのんびり見直したんだけど、不思議な映画だねえこれは。ガキの時に観た時は「なんだよこれー」と怒り狂ったもんだけど、その後見直すたびに、なんかどんどん好きになってくるんだよな。一回観て「このクソ映画ぐわぁ!」と思ったアナタもぜひ、5回ぐらいは繰り返して観てみて欲しい。したらこの映画の良さが分かる。
この映画のキモは、実は怪獣なんかどうでもよくて、黄金期の東宝特撮映画における役者さんたちのそれぞれの持ち味が、いちばんピュアにでている、というところにあるんですよ。ここを楽しむにはちょっと大人になってからでないとあきません。
常に最強の策士の平田昭彦、必ず崩壊する土屋嘉男、脳味噌入ってない久保明、何をやっても影が薄い佐原健二、常に世間離れしてる高島忠夫…、もはや完璧といえましょう。あ、いや、なんとか宝田明の出番も入れて欲しかったか。それはともかくこの、東宝の代表的な特撮キャラが、実にパターンなお芝居をやってくれる楽しさ、これをムフフと楽しむってのは、これはまことにオトナの趣味でございますよ(そうか?)。
そうそう、この、ゾルゲル島の男たちについては敬愛して止まない故・沙魚川無腸さんがすばらしい相関図を作ってくださってるのでそっちも参照。あー、久しぶりに沙魚川さんのこと書いたらちょっと淋しくなってしまった。くすん。
風が痛いぜ。こう寒いとつい縮こまってしまう→胸のあたりに変な力がかかる→あばらが痛む …というわけで。それにしてもそろそろ3週間になるんだが、なかなか痛いのが引かないなあ。やっぱ年取ると回復力も衰えるのだろうね。
CS 日本映画専門チャンネルで「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」。これは劇場でも観たのだけれど、うん、やっぱり感想としては壮大な内輪受け映画、または超豪華な同窓会映画って感じがするなあ。2チャンネル風に言うなら「もし平成ガメラのスタッフがゴジラ映画を撮ったらどうなるか語るスレ」を地で行っちゃってる感じ。評価はするが好きにはなれない。そもそも東宝特撮への愛に満ちたカット連発のガメラのエッセンスを、もう一度芸もなく東宝特撮に持ち込んでどうすんのよって感じで。篠原ともえがすばらしくキュートに撮れてるあたりに金子修介の腕の確かさは感じるけど、それ以外はなんてこともない映画だなあ、と。
というわけで私は平成ゴジラを支えるのは手塚昌明しかいないと思ってるわけで、今回の「東京SOS」もかなーり期待してるのですがさてどうなるか。23日にナビオに集合だ、みんな(誰)。
Preview 1、などというものがいつものところに出現中。入れてみましたが、ちょっと見た目が変わって全体的にすっきりしたデザインになったかも。Allow empty workspace、なんて選択項目が増えてて、こいつにチェック入れてないとどこのサイトも見てない状態でブックマークを開いたりすると困ったことになってしまうのはアレですが、おおむねいいんじゃないですかね。新たなウリのRSS対応についてはこれからちょこちょこと研究してみる方向で。とりあえず常用ブラウザにしてもいいかな、という気分。相変わらず立ち上がりが遅いんだけどねえ。
「巷説百物語」「爆竜戦隊アバレンジャー」「仮面ライダー555」「明日のナージャ」。ようやくアバレンジャーを目の敵にするのをやめたアバレキラー、なんだけど和解にも改心にもほど遠い状態で、かつ「見てくれてるお友達、これでアバレキラーは良いモンになったんだよー」はちょっと通じないだろう、という気がしないでもない。このあたり、タイムファイヤーの扱いがかなりうまくやってたなあという感じ。あと、敵から味方ってんならゴウライジャーもすっきりしててよかったかな、それに比べるとちょっとすっきりしないな、という感じは残りますな。
「555」のほうはさらにワケワカな展開が続いてたりして。オルフェノクは滅びるべきだ、とする花形元社長が、今は人間を憎む側に回った木場君をスマートブレインの社長に送り込む理由ってのは何なんだろね。花形さん的には木場君も捨て駒扱いってこと? 何にしてもこのまま続くと、このお話で安らかに余生を送れるのはケイタロたんぐらいしかいない、てことになっちゃうよなあ。そこまで救いのない話にしたい、つーんならそれはそれでいいですけど。
んで「ナージャ」のほうは、こりゃまた昨今のトレンディドラマがかすむようなことを、お子様向けアニメでやっててすげえなあと思いながら毎週見てます(w 。
CS スターチャンネルクラシックで「地底探検」。1959年米、監督ヘンリー・レヴィン、出演パット・ブーン、ジェイムス・メイスン、ダイアン・ベイカー。音楽違うぞー、ってのが最初の感想だったんだけどそんなわきゃあない。「地底探検」というとリック・ウェイクマンのアレを連想してしまう自分が情けないぜ。ちなみにリックが演奏のバックで流した映画は間違いなくこれなんだけど、さすがにデイヴィッド・ニーヴンのナレーションが入ったりはせんわいな。
映画自体は何というか、良くも悪くも昔風な抑制の効いた(当世では効き過ぎ、とすらいえる)おとなしめ、かつまったり風味の展開が最初はもどかしいんだが、見てるうちになんだかこういうのもいいな、と思えてくる変わった映画。「海底2万マイル」でネモ艇長を演じたジェイムズ・メイスン、こっちでもマッド・サイエンティスト(ただしかなりマヌケ)をやってていい感じ。美男スター、ってイメージのあったパット・ブーン(本職は歌手だからちゃんと歌も唄うぞ)が実はミハエル・シューマッハにそっくりだった、という訳の分からん収穫もあってなかなか得した気分になりました。DVD焼きケテーイ。
ゴモキ*1をDVDに落とそうと。せっかくだからSP(標準、2時間)で録ってやろうと思って、テープとディスクをセットしてダビング開始…するんだけど1時間半ぐらい行ったところで必ずDVD側が一旦停止、それからまた録画を再開、という挙動をしてくれる。ビクターの1倍速メディアなんですがー。
たまたまブツが悪かったのかな、と思ってディスクを換えてやってみたんだけどやっぱり同じあたりでエラーが出る。何事ですかこれは。もしかして5枚セットのこのロット全部がスカセットだったと? ムカつきつつTSUTAYAに出かけてFUJI製メディアを買ってきて再々チャレンジ。…やっぱりダメだ。なんでですか? DIGA E70Vっていちばん売れてるDVDレコーダーらしいけど、この機種をお買い上げになったお客様方におかれましては、この手のトラブルは発生してないんでしょうか? うーむわからぬ。わからぬがとりあえずゴモキにはずいぶん詳しくなったような気がするぞ。一日で三回見たもんな。
*1 「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の略。ちゅーか長いよ、このタイトル
今回のお題は「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」。当然ハムスターの映画も併映。webでハムちゃんより先にゴジラを上映する小屋がある、みたいな話を見かけたけど、うむ、正直そっちの方がいいんじゃないかなあと思ったな。毎年思うんだが出崎統、一体何考えてハムスター映画のディレクションやってるんだろう。いやもう、見てると気が狂いそうになります。んでその後に見る映画、よほどしっかりしてないとハムスターの後遺症で印象が薄れますわ。去年の「G×MG」はハムスターに負けないパワーがあったんだけど、今年はちょっと、そこまでは行かなかったかなあと言う感じかな。
今回はちと用ありで早めに引き上げなくちゃいけなかったのが残念でございました。ということで感想は以下に。
スタッフ
監督:手塚昌明
脚本:横谷昌宏・手塚昌明
音楽:大島ミチル
特殊技術:浅田英一
出演
金子昇
吉岡美穂・虎牙光輝
長澤まさみ・大塚ちひろ
釈由美子
小泉博
中尾彬
公式サイト:http://www.godzilla.co.jp/
ある夜言語学者、中條の許に現れた訪問者。それはかつて中條が謎の島、インファント島で出会った小美人たちと同じ一族の少女たちだった。少女たちはかつてのよしみを通じ、中條を通してゴジラの骨格から作られたメカゴジラ、機龍の運用をやめるよう、日本政府に働きかけて欲しいという。生命を終えた物を不自然に生かすような行為はやがて大きな災いの元になるだろうと言うのだ。だが、度重なる巨大生物の襲撃に苦しむ日本にとって、機龍は最強の防衛手段であり、政府も簡単にそれをあきらめてしまうことなどできない。同じ頃、太平洋岸に巨大な亀型の生物の死骸が打ち上げられる。その身体には、巨力な別の生物によってつけられたと思われる、無惨な傷跡が残っていた…。
前作、「ゴジラ×メカゴジラ」が近年希に見るすばらしい出来だったものでかなり期待して鑑賞したのだけれど、ううむ、今回は惜しくも残念賞、と言う感じか。全体に前作の美点だった抑制の効き具合がどうも今回はうまく機能していない感じ。あれもこれもと詰め込みすぎたシチュエーションとストーリー展開、へたくそな役者を揃えてしまったが故の過剰に過ぎる(そして、見るに堪えない)お芝居が、せっかくお金のかかった豪華な特撮映像を片端から台無しにしてしまった、ような感じかな。
主役級の役者さんたちがどうにも魅力がないこと、重鎮であるべき小泉博氏が(たいへん失礼ながら)老いすぎて、普通にお芝居ができない状態になってしまっていること、貧相なセミヌード見せてんじゃねーよな小美人の撮り方、と生身の役者さんたちのお芝居がほぼ全滅に近い状態ではなにをか言わんや。せなで泣いてる釈由美子の芝居がこの映画の屈指の見せ場、ちゅうのはマズいでしょう、どこかが、決定的に。
前作の、アラはあるけどそれでもストレートにお話を追っかけられるわかりやすさも影を潜め、思わせぶりが思わせぶりのままで終ってしまっているストーリィ展開になってしまっているあたりが非常に残念。メカゴジラのメカニック、という裏方さんを主人公に持ってくるなら、ヤマ場での活躍のさせ方にももうひと味、ひねりがあってもよかったのじゃないかな? オペレータも知らないけれど、実は機龍に瞬間的にものすごいパワーを出すことができるようなセッティングの方法があることをメカさんだけは知ってて、もうだめだ、って時にそいつを使う→機龍大ダメージを受けるも目的は達成→あとは本編のテーマに沿って機龍の後始末、みたいな展開でもよかったのじゃないのかなあ。せっかくの設定がうまく活かされてない感じ、というか全体に役者さんたちが立ってないのが致命的な気がする。
特撮側が、かつて根岸泉さんが(平成)ガメラとゴジラを表現するのに使った、(ガメラは)腕利きの板前の作る一品料理、(ゴジラは)有名ホテルのフルコース料理、って比喩の、そのフルコース料理の王道にちゃんと挑戦してるあたりでかなり好感を持っただけに、本編が少々ヘタレてしまったのが惜しいかな。まあ、「何食ってもぱっとしねえなあ」、だったフルコースが、少なくとも「お、肉料理は抜群にいけるよね」ぐらいまでグレードアップされてるとは思えるのでたとえば「ミレゴジ」あたりまでのヘタレにも程があるゴジラ映画に比べたらなんぼか楽しめる映画になってるのは認めるんだけど、この先手塚監督には、フルコースの料理として、最初から最後まで楽しめる料理のような映画作りをめざして欲しいよなあ、と思ったことではあります。年に一度のお神楽としては及第点なれど、盛り上がれる怪獣映画を見せてもらえたとは言えない、と言う印象ですね。
手塚監督にはもう何回かチャンスを上げて欲しい気がするんだけど、来年のゴジラ映画のアナウンスがもうでてて、なんとなく手塚路線からずれた方向に行ってしまいそうに見えるのがちょっと心配ではあるんですが、さてどうなる事やら。
(★★★)
「映像の世紀」をとろとろとDVDに焼いてたら、やっぱり残りわずかになったあたりで焼きミスが。再生してみるとなんつーんですか、セクタに書き込む順番がおかしくなる、というのか、あ、止まった、と思ってしばらくしてると数秒間時間をスキップして続きが始まり、あ、また止まった、と思ったらさっきスキップされた部分が続いて現れて、みたいな感じ。んで最後に、途中で焼くのをあきらめちゃう、みたいな流れ。ふんぬー、なんでやねん。
と言うわけでパナソのお客様相談センターに電話。「E70Vで聞きたいことがあるんじゃ、担当者出さんかいオルァ!」(大意)と言ったらしばらくして、「申し訳ありませんが担当者が現在大変立て込んでおりまして」だって。折り返し電話してもらうことにしたけど、ほう、さてはE70V、クレーム連発だったりするのかな。せっかくだから待ってる間に4度目のゴモキ焼きに挑戦してみようか。このまえパナソのメディア買ってきたんでな。これでもダメなら、そらキカイが根本的にだめぽ、ということだよな。
んでしばらくして電話がかかってきたので状況を説明してみたんだけど、何となくこういう状況って珍しいみたいで、向こうのおねいさんもちょっと返事に困ってる様子。途中でかなり長いこと中座してたんで、詳しい人に聞いたりしてたんだろうかね。
とりあえず分かったのは、分からん、と言うことであった。一応、RAMで同じ物を録画してみて同じ事が起こるのであれば起きないのならば、メディアがアヤシい(複数メーカー品で試してるんだけどなあ)し、そこでも起きるんであればキカイがアヤシいので修理に出してくれ、と言うことになるようだ。はあ、さよけ。んじゃまたゴモキ鑑賞してみようか。こんだRAMに落とす方向で。
なるほどDVD-RAMでは無事に録画できることが分かった。つまりはメディアのせいだと、こういいたいわけですなパナソ側は。ふむ、それならまあそれでしかたがない、んじゃあパナソのDVD-Rに焼けば問題はないと言うことなのか? 焼いてみた。5回目のゴモキを、パナソの1-4倍速対応DVD-R(1倍速のみ対応が見つからなかったの)に。
うぉるぁぐぉぬぉぉっ、やっぱり1時間20分あたりでいっぺん止まるぞー、自社製メディアでこけるっちゅーのは、そりゃどう見てもおかしくないかー? DVD-Rっちゅーのはそこまでバクチみたいなメディアなのかー? くっそう、投書してやるー、じゃなかった、明日もういっぺん電話してやるー。
だいたいあれだよな、購入して最初のウチはほぼトラブルフリーだったわけで、それがここに来ておかしくなってるんだから、やっぱりキカイがおかしいと見るべきだよなあ、くっそう。
おれカネゴンさんの日記を経由して(笑)いしい商店本店。日本最高の4コママンガ家、いしいひさいち氏の公式サイト。こんな物があったのか。ってオレ、マンガ家さんのサイトとかそもそもほとんど見に行かないもんな。んでこのサイト、なんといっても「何をアホな劇場」と「キャラクタ図鑑」が楽しい。特に後者。その中でも「忍者」編。毎回ちらりと描かれる額縁やら掛け軸に、どんな文字が書かれているかを丹念に調べている。かなり笑ってしまったです。
そうそう、そういうことで先日、きくち正太「おせん」(7)、いしいひさいち「バイトくん」、「忍者無芸帖」(ともにひさいち文庫)を買ったのを報告するのを忘れておりました。ここに記しとく。
先日のオフミのときに、でしたさんからいくつか未見のアニメをDVDに焼いた物を見せていただいたんだった。ラインナップは「ナースウィッチ小麦ちゃん マジカルて」の1〜3話(例のアキバにモナー大量発生、のやつですな)、「戦闘妖精雪風」の1、2話。「小麦ちゃん」はまあ、先行で情報がんがん入ってたのでむしろ「こんだけ?」って感じの物ではあった。って無茶なことやってるのは確かなんだけどさ。
ほいでもって「雪風」の方ですけど。
………えーと、この雪風は「花とゆめ」で連載されてたヤツ(そんなものはありません)ですかー? なんか「雪風」ちゅうより「フェアリィ空軍バンカランゲン 零とブッカー」ちゅうタイトルの方がよほどしっくりくる*1んすけど。つかブッカーさん、あんた目つきイヤラシすぎ(w。
メカ描写の方は思ってた以上に格好の良い絵が出来てて、動いてるシルフやメイヴを眺めてる分にはそこそこ楽しめるんだけど、人間のお芝居の方が妙にこう、801な匂いがぷんぷんしてくるあたりがたまらんのですけど。原作知ってるから理解できる部分と、原作知ってるが故に「それはないやろー」と思ってしまう部分がガチンコしちゃうとこも結構あったな。ま、神林自身がインタビュウで「アニメは別物なので好きなように作ってくれていい」って言ってたこともあるし、こういうのもありなんだろうけど。
でもなあ、やっぱりなんかそれは違わへんか? って気がするよなあ。とどめのムッシュかまやつのお唄に至るまで、ほぼ全編にわたって。
*1 あ、むしろ「ノストラ航空団」かしら。どっちにしてもたとえが古いなオイ
ということでまたもやパナソに電話したですよ。「おどれのとこでこさえとるメディアでもエラー出くさるやんけウルァ! どないしてくれるんじゃー、おー?」てな勢いで(うそうそ。ごく紳士的にお話ししましたですよ、はい)。とりあえず昨日とおんなじ話、プラス、パナソのメディアでもおきるよーん、と言う話をしたらば向こうも(微妙に口調に『あちゃ〜』な感じが加わったのを私は聞き逃さなかったぞ)個体の不調説に傾いたようで、どうやら修理の方向に向かいそうで、販売店にコンタクト取ってくれるそうだ。そりゃあいいけどこれで年末年始のビデオ三昧はない話、ですかー。あたりまえだがこいつが修理に行っちゃったらワシの部屋、ビデオも見れねえんだよな、わはは(つoT)。
少し前に録画してたヤツ。CS スターチャンネル・クラシックで「ドラゴンスレイヤー」。1981年アメリカ、監督マシュー・ロビンズ、出演ピーター・マクニコル、ケイトリン・クラーク、ラルフ・リチャードソン。SFXにはデニス・ミューレン、ブライアン・ジョンソン、ケン・ローストン、フィル・ティペットとそうそうたる顔ぶれが並ぶ。知ってる人は知っている、「ストップモーションはもう古い、これからはゴーモーションだ!」っていう技術面でのブレイクスルーがまず喧伝された映画。
ゴーモーションとはなんぞや? それはストップモーションによるモデルアニメに特有の、微妙なかくかく感を、前のコマと今のコマに作為的にブレを生じさせることにより、より自然な動きに見せるようにする技術。ほら、あれですよ、LightWave3D(他のソフトがどうやってるのか知らんので限定するけど)でモーションブラーをオンにすると、前のコマから今のコマまでのオブジェクトの移動量から、その間の移動分を設定したブラーの細かさによって分割した、半透明の画像を追加するじゃないですか。あれと同じ事を職人さんか機械の力で、実写映像にもブレの形でフィルムに加味するような技術、なんだと思う。たぶん。
で、確かにこの映画に登場するドラゴンの動きはすばらしく自然だ。自然だがこれ、残念ながら今見てしまうと特に「ほう」と思える映像ではなくなってしまっているのだよね。ワシらは今や「ジュラシック・パーク」を見てしまっているから。むしろ今となっては、ほのぼのとした手作り感がストレートに伝わってくる、リドサウルスやグワンジ*1の動きの方がよほど見る側にいろんな面白みを味あわせてくれる、ってのはなんだか皮肉な話だなあと思う。
まあね、技術的な話以前にこれ、映画としての出来がかなり悪いってのがそもそも致命的ではあるんだけど。
この映画は、凶暴な龍の存在に苦しむ村を知った魔法使いが、その龍を退治しようと出かける→だが龍の恐怖に苦しむ領民であれば統治しやすいと見た領主は、生贄を差し出せばしばらくはおとなしくしている龍を退治されたくはない→なので魔法使いを暗殺する→魔法使いの遺志を継いだ少々頼りない弟子が、龍退治に向かう→途中、生贄にされないように男装して旅をする少女と知り合う→一方、王はともかくその娘である王女は、公平なはずの生贄を選ぶくじが、(常に自分は選ばれないので)アヤシいのではないか、と思っている→そこに登場する魔法使いの弟子一行、そこでくじ引きにはやっぱり不正があったことを知る王女→不正を許せない王女は自ら龍の生贄となり、おとりとして魔法使いの弟子の龍退治に協力しようとする→ちょっともやもやする男装の美少女………
と言う流れでクライマックスを迎えるわけですよ。なかなか魅力的なシノプシスであると言えますね。だがしかし。
ここでワシらが期待するのは、頼りない魔法使いの弟子が、けなげな王女を救い、「私なんかより王女様の方がいいんだわ、きーっ」となってる少女の誤解を解き、みんな助かって龍は倒れて万事めでたし、だよね普通。ところがっ!
おとりとなった王女様、「きゃー」の声に駆けつけた魔法使いの弟子。彼が見たのは龍の子供たちに群がられてる王女様。すでに足のかたっぽは食いちぎられちゃってる…。おーい(^^;)。
そこまでの展開もかなりヘタレだったんだけど、このシーンで完全にこの映画を作ってる人が何を考えてるのか分からなくなっちゃったなあ。これ、ディズニー配給ですよね? いいんですかこの展開? 信賞必罰の黄金律はない話ですか? 技術的な部分はともかく、お話としてこうも救いのないネタで、一体どういう勝算があったのかなあと思ってしまったです。
*1 それぞれレイ・ハリーハウゼンがパペット・アニメーションを担当した、「原子怪獣現る」と「恐竜グワンジ」に登場する怪獣
「爆竜戦隊アバレンジャー」、「仮面ライダー555」、「明日のナージャ」。「アバレンジャー」は恒例おさらいネタ、ナージャの方はローズマリーがさらにええ具合に悪党ぶりを発揮してますな。と言うことで「555」。
3人のライダーによってたかってボコられてへろへろの村上社長の前にあらわれるオルフェノクの王。もうあかんと思った村上君は王に命を差し出して息絶える。それを眺める導師嘉挧…じゃなかった花形元社長。一方スマートブレインの社長の座に就いた木場は、人類、オルフェノク共通の敵であるオルフェノクの王を倒すため、巧、草加、三原に共闘を持ちかけるのだった………って書くとすんげー面白そうな話だなこれ。で、実際話が動いている分それなりに楽しめるお話にはなっている、とは思う。ただなあ、やっぱり拡げた風呂敷が大きすぎたよな、というか、折りたたまれてる風呂敷を拡げていったら、こいつがいくら拡げても拡げ終らない超巨大風呂敷だった、ってことに気がついた時にはもう秋まっ盛りだった、てな感じですか。んで、そこからあわてて風呂敷を畳みに行ってるのが今の状況、と。おかげでここに来て主要キャラの命が安い安い(w 。
設定的に非常に興味深い部分はあるし、役者さんたちも割といい感じなだけに、シリーズ構成がむちゃくちゃなのが痛いよね、この番組。あと3回だそうですが、大急ぎで畳んだ風呂敷のあちこちから、くさったしたいがはみ出してるような状態で終了しそうだなあ。
えいやっと気合い入れれば3日か4日で終りそうな仕事をだらだらと1週間ぐらい引っ張ってたりする今日この頃。作業自体はデザイナーさんがおこしたレイアウトを元にHTMLを書いてくモノなんだけど、デザイナーさんってのもいろいろだなあ、などと至極あたりまえなことを改めて思ったり。
今回おつきあいしているデザイナーさんは、なんというか、明らかにスキルが低い。見出しとなるべき画像のサイズが章ごとにバラバラだったり、文字の均等割付にこだわるあまり、ひとつのパラグラフ内で微妙に文字のサイズが異なっていたり、しかもご丁寧にテキスト部分を全部アウトライン化してくれてたり(おかげでテキストは全部手打ちになっちまったじゃないか)、ライトブルーに白の縦線の入った背景の上にグレーの文字を乗せてくれたり、うーむと思ってしまうところが今まで付き合ったどのデザイナーさんよりも多いなあ、と言う感じ。
こんなんでいいのかなあ、と思いつつ、クライアントがええっちゅーんじゃからワシがどうこう言うもんでもなかろう、ということでごそごそ作業してるわけだけど、いつもは「もうちょっとwebのこと分かって欲しいなあ」と思うところで「なんでこんなへたくそなデザインなんだろう」と思いながら仕事したってのは初めての経験でしたわ。ま、デザイナーさんもピンキリなのはあたりまえなんだけど。
ちなみに、たとえば行送り、文字送りをきっちりとミリ単位で指定してくるような几帳面なデザイナーさんたちって言うのは、実はこっちが説明するとちゃんと理解してくれて、ある程度こちらにお任せの裁量が出来るようなデザインをするようになってくれるんですが、妙に中途半端にこだわりのあるようなデザイナーさんは、なかなかこっちの言うことを聞いてくれないのはちょいと面白いなあと思ったりします、って中途半端さんと組まされると、こっちは全然面白くないですけど。
古本屋の上がりをちょっと財布に入れて、元町方面にお出かけ。ああ、世間は冬休みだったのか、人多すぎじゃ。適当に本買ったりしながらうろうろしてたら、向こうから菊川怜似のおねいさんが、こっち見るなりにこっとほほえんで近づいてきたですよ。や、私、渋い中年の魅力を少し強めにふりまいてしまったかしら、などと思ったんですが、私の前に立ったおねいさん、「実は洒落た雑貨のお店があったんですが、閉店することになったので、今バーゲンをやってるんです。いらっしゃいませんか?」ですと。ううむ。
一体私のどこを叩いたら「洒落た雑貨」などという単語が出てくるのであろう。「天下一品」でラーメンすすり、ヨレたM1951フィールドパーカ、しかもレプリカもんをだらしなく羽織ったひげ面のおっさんなんだが。
まてよ、もしかしたら「洒落た雑貨」というのは何かの暗喩で、あのままおねいさんについていったら、何かうふふでむふふな事が待ってたりしたんだろうか。だったら惜しい事したな(んな訳はなかろう)。
すでにあちこちで情報はいろいろ出ていますが、来年の戦隊モノと仮面ライダー、それぞれ「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダー剣(ブレイド)」になるんですな。まだトップページだけだけど、公式サイトもオープンした模様(テレビ朝日公式、デカレンジャー、ブレイド)。今度のライダーはトランプがアイテムになる(というか、トランプとカードゲームが一緒になったようなもの)、ってことで、ブレイドのちょっと愉快なデザインは、あれはスペードのマークなんだね、なるほど。もう一方のライダー、ギャレンの方はダイヤがモチーフ、てこと? してみるとあと、クラブとハート(は女性?)、あとは謎系のライダーとしてジョーカーが出る、ってことなのかな?
デカレンジャーの方は、とりあえず5人のキャラクタの名前が発表されてるけど、今回の名前遊びはどういうんだろう。レッドの赤座さん、イエローの礼紋(れもん)さん、ピンクの小梅さんはまあわかるが、ブルーが戸増くんでグリーンが江成君ってのは一体どういう理屈? 戸増→トーマス→きかんしゃトーマスは青、とかいうのは違うよなあ、絶対。
9時頃電話があって、10〜11時の間にサービスマンが伺いますので、だって。がさごそと箱を引っ張り出して(捨てないでいて良かったー)梱包して待つ。
やってきたおにいちゃんにどういう状況が起きてるのか改めて説明して、検査に持って行ってもらったわけだが、「少し時間がかかると思います」とのこと。まあ、正月はさんでるし、しょうがないよなあということで。元気になって戻ってきておくれ。
ということで1ヶ月使ってみたDIGA E70Vの感想。こんな機種買うの、ウチを覗いてるような人にはいないような気がするが、まあ何かの参考になれば。
とりあえずですね、このキカイで焼いたDVDをこのキカイで再生する、って使い方に限るならば、画質はそんなに気にならないです。もともと私があんまり画質とか音とかにこだわりない方なのでそうなのかも知れないけど、長時間モードのLP(最大約4時間)、を使っても充分キレイ。ただし他のハードで見るとちょっと淋しい。VHS3倍速ぐらいの画質になっちゃう。VHSビデオデッキとしての性能も特に可もなく不可もなし。多少画質の悪いビデオでも、DVD側で見る(DVDのチューナチャンネルがVHSに合ってる状態ですな)と、プログレッシブ再生モードが効いて割とキレイに見えるのはお得感ありかも。総じて多くを期待してなかった私には充分なキカイですな。
ただしリモコンは最低に使いづらい。ボタンの配置も何考えてんだか分からんし、ビデオ、テレビ、DVDを、スイッチの切り替えでコントロールするんだけど、これは誤作動の元になる。ビデオとDVDは、無駄に見えても独立したボタン配置にするべきだったと思う。ビデオの録画予約したつもりがDVDの方で録画することになっちゃった、とか、そういうことが結構起きるのですよ。
あと、すんげー小さいことだけど、ビデオテープを早送りした時、テープを送りきったら自動で巻き戻しに行かないのは納得いかん。600倍速高速巻き戻しは確かに早いけど、どうも巻き方がおかしくなるのか、テープによっては再生時に画面がかくかくとぶれることがある。使えん。
てとこなんですが、まああれだ、買って一ヶ月で修理に出すハメになったのはどうにもかなわん、てのが一番大きいかしらね。よそ様ではこんなトラブル、起きてないのかな。価格.com見てたら、初期ロットは結構トラブったような話もあったような気もするけど。
久々に従姉妹殿から電話。先日胸の写真撮ってもらったんで、その後どう? って事だったんだけど、はい、相変わらず痛いです。とほほ。
で、ついでに、最近一太郎が異様に重たくて困っている、ってことなんでちょっと様子見に。おお、確かに重いなこれは、って文書ファイルが100メガ超えてますがな、そりゃあ重かろう。メモリを足したように思ってたんだけど従姉妹殿のマシン(牛さん、PenⅢ700Mhz)、メモリは384Mbしか挿さっていなかった。それでWORDで70Mbの文書開いて、一太郎で100Mb超のファイル開いたんじゃあ重くてたまらんだろうな。
とりあえずスワップファイルをC〜Fの各ドライブに分散して作るような設定に変更してみたけど焼け石に水だろうなあ。近いうちにDIMM買ってきたげるんでそれまでは我慢、ってことで。
ついでにNTTがやってるcocoa、なんてモノに加入したんでそいつの登録処理をやって欲しい、というからそれもちょこちょこ、てかこれぐらい自分でやんなさいよ>おねいさん。
cocoaってのはまああれだ、ファミリー向けGrooveみたいなもので、登録ユーザー間でファイルの共有が出来たりメッセージのやりとりが出来たりするモノ。で携帯からのアクセスも可能ってあたりが人によっては便利かも知れない。自宅や職場のパソコンからスケジュールを入力して、出先から携帯でスケジュール確認を行う、なんて使い方が出来るのだね、なるほど。
まあ、スケジュールなんて無い人生送ってるワシにはなんのありがたみもない機能だったりしますが。そもそもPHSじゃ見れないしな(w 。
などということをやってるといい時間になるので、カシワのスキヤキで宴会。ビールがぶ飲み。
特に掃除をしゃかりきになってやるでもなく、いつも通りにだらだらと。明日から帰省するんでワシと倅用のまっさらパンツを買ったり、姪っ子用のお年玉袋を物色したり、ぐらいか。あとは晩飯の食材とおそばとお酒を買って準備完了。何もないのが一番いいですな。ということで恒例、極私的いろいろベストテン。まずは身の回りとかそのへん。
続きましては面白かった本(SF編)
続いて非SF。
最後に映画を
とりあえずこんな感じで。お気に入りになったサイトについてはパス。そんな偉そうなことが出来るような人間じゃないよな、てことで。
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□ rover [ちゃんとツッコミはいるかテスト]
□ でした [ 大阪には、個人向けの貸し倉庫のようなサービスもあったようですが、そういうのではかえって不便ですかね。 しかし、凄い..]
□ ぜっとん [間違いないです。まだ3分の1程度しか読んでないですけど、シリーズ史上最多『アン・ハ』です。 なんならカウントしてみま..]