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T2-6C。古本発送しての帰り道、いつもの飲み屋で揚げ茄子とポン酒でテレビ観戦している所で延長、勝ち越し食らってしまうと言うね。先発の岩貞投手は良く投げたけど、続く救援陣が総崩れ、というか兄貴も言ってたけど打線がね。去年の見殺し打線が復活しかかってる感じがしてイヤな予感がする。明日は球児? 継投前提になると思うけど、大丈夫かなあ…。
ジョン・ヴァーリイ 著/大野万紀 訳
カバーデザイン 岩郷重力+W.I
創元SF文庫
ISBN978-4-488-67305-5 \1200(税別)
謎の異星人の侵略によって、人類は地球を追われ、太陽系の各地に新たな文明圏を築いていた。「へびつかい座ホットライン」から得られる超文明を利用して、人体や性別までも改変できるように変貌した人類の棲む<八世界>でおきるさまざまな物語。
前にハヤカワから出た「逆行の夏」と被るものもあるけれど、全話新訳、改訳でまとめられた短篇集。それでは短く感想を。
母との何度目かの大げんかで拗ねている僕の許にやってきたのは、昨日までは男だった親友のハロウ。今は美少女に<
<八世界>ではあたりまえのことになっている性転換、<変身>を背景に、なぜ人は月の表側(地球が見える側)にはいないのか、という理由から、この世界の特殊さが手際よく語られる、シリーズ開幕編にはもってこいの作品。ここに世代間の考え方の違い、軋轢と和解のようなものが描かれる。ちょっとセンチメンタルなジュヴナイル風味の一編。
これのみハヤカワ版と同じ。なんで感想はそちらを。
へびつかい座ホットラインを介してやりとりされる膨大な情報から、人類に有用であろうと思われる情報を拾い出す作業を行う宇宙ステーションに勤務するジョーダン。だがあるとき、同僚が勤務する別の宇宙ステーションとの通信に不可解な障害が発生し…。
まだブラックホールが今ほどには研究されていなかった頃に描かれる、ブラックホールとの遭遇とそこからのサバイバルを通じての遠距離恋愛の結末は、ってお話…、で良いかしら(^^;。
テラフォームされた金星を休暇で訪れた私だったが、装着した赤外線対応の眼球が不調で、地元の医療工学者を探さなくてはならない羽目に…。中年男と美少女(?)のでこぼこ珍道中。でこぼこがちょっと可愛いラブ・ストーリィにシフトしていく塩梅が割にいい感じ。
「ピクニック・オン・ニアサイド」の主人公フォックス君、大人になった彼(彼女)は環境芸術家として名を成した存在に。だがフォックスは幾度となく何者かに殺害されては復活を繰り返していた。フォックスを付け狙うのは一体何者?…
こちらは変身と並んで<八世界>を代表する技術であるクローン再生をテーマに、八世界のあちこちに点在するディズニーランドが舞台装置として登場する。
ケニヤ・ディズニーランドで自分の意識をランドの雌ライオンに転写して獣の生活を体験する、というバカンスを楽しむはずだったフィンガル。だがちょっとした手違いが発生して…。
クローン再生の関連技術とでも言うのか、自分の「魂」だけを別の容れ物に転写して、他者の経験を自らのそれとして疑似体験する、と言うアイデアと、生身の人間と電脳世界にいる人間の時間の感覚、のようなものに斬り込んでくる。なんだろね、逆「重力の使命」、的なシチュエーションに軽く大人の恋愛を振りかけてみました、的な?
<
という感じでしょうか。たとえばジェンダーであったり、人間の身体の整合性みたいなものが大変あやふやなものになってしまった世界であっても、変わらないものはあって、それは「愛」でしょ、ってところに落ちる、と言うことだろうか。そこには斬り込まないのか、と思ってしまうのは、無常観で圧してくる一時期の日本SFに触れてるが故のいささかの不満、なのか。
んまあ自分が最終的に「愛」に落ちつかれる、ってのはつまんねえな、と思ってしまう非キリスト者の思考パターンなのかも解らんけどね。
★★★★
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