ばむばんか惰隠洞

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2019-04-03 [長年日記]

[Day] 医者の話を聞いてきた

まあ予想はしていたけど病院側としては医療処置に関しては完了した、と。で、退院の時期、通院透析の手配、引き続き行わなくちゃいけないリハビリをどうするか、を決めて欲しいってお話。カミさんももうすぐ入院生活まる3か月、どんな状態であれ家に帰りたいと思っているだろうことは判るけど、んでも1家3人散らかし放題の自宅に、現状自力で歩くこともままならないカミさんを戻しても、なんかの弾みで再入院、なんてことになるのがオチなんじゃないか、ってところがやっぱり気になってしまってね。

まあ今日のところは結論は先送り。自宅の受け入れ態勢をどのくらい整備できるのか、退院後も続けなくてはならない諸々の治療への対応、なんてのは多少(財布と相談しつつ)考えないといけないものですから。リフォーム、だのクルマ、だのって単語がチラチラしてくるわけです。

障害者認定とか年金とか、そっちも併せて考えないといけないので、一応退院、というところはカミさんの意向を汲みつつ、ちょっと時間をくださいな、今月中の退院、は決まりだとは思うけど。

[Books] 時空大戦 1 異星種族艦隊との遭遇

時空大戦 1 異星種族艦隊との遭遇(ディトマー・アーサー・ヴェアー/著 月岡小穂/翻訳) ディトマー・アーサー・ヴェアー 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト Justin Adams
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012222-5 \960(税別)

見える、私にも見えるぞッ(違)

突如消息を絶った探査艦319を捜索するため派遣された探査艦小隊。やがて発見された319は強力なエネルギー兵器で破壊されたあとだった。何者かが人類に一方的な攻撃を仕掛けてきている…。直ちに迎撃を含む哨戒態勢を展開する小隊の中の一隻、探査艦344艦長、シャイロー中佐はその行動中に不思議な幻視を経験する。そこでは自分がこの先に行ったらしい行動が、何かしらの好結果を得たことになっているらしい。違和感を持ちつつも哨戒任務を続けるシャイローの前に、かつて見た幻視につながると思われるシチュエーションが…。

またまたミリタリSFのニューカマー。今回は全4作で、第1巻ではそれほどでもないけど、この先タイトルにもある「時空」込みでの展開が待っているんだそうだ。その辺はこの先のお楽しみってことにしておくとして、オープニングの本書は、そうだな、いろいろ工夫してきているな、ってところかな。

基本的にミリタリSFなんてのは帆船時代からの海戦ものをベースに、超兵器だったり、異種族と人類との関わり合いとか宇宙の知られざる秘密とかのSF的ヒキをまぶして盛り上げる、って造りになっているので、いかに細かいところで差を付けていくか、ってところがキモになってくるわけで、そこが巧くいくとそれなりに楽しめるし、ダメだと何か盛り上がらねえなあ、ってことになる。

んで本書。ちょっと面白いかも、と思ったのはお話が始まった時点では肝心の人類の宇宙艦隊、と言うものが必ずしもいわゆる艦隊、的なものにはちょっと足りず、軍隊と言うよりはコースト・ガード的な位置づけだったのが、突然の危機に際して徐々に軍隊っぽくなっていく、なんて描写かも。あらすじのところでも書いたけど、お話序盤では比較的な単純任務に就く探査艦なんかには艦名なんてものは付かなくて、番号で識別されるだけだったものが、戦局が進み、より戦闘に特化した宇宙艦が登場すると、そこには固有の艦名が付く、なんてのは小さいけれどもちょっとニヤリとできました。

あとは多分本書の一番のヒキであろう、主人公シャイローだけが持つ幻視、という現象だか能力だか。本書ではおおむねこの幻視はシャイローにとってプラスに働き、ひいては人類側に有利な状況を造る助けになっているのだけれど、終盤、自分の幻視に自分が疑いを持つ、ような事態が起こったところで2巻に続く、って展開で、詳しくは次の本でね、ってことなんだけど、まあ先にも書いた、タイトルの「時空」って言葉に幻視のバリエーションが関係を持ってくるってことになるんだろうと思う。そういう意味ではこの本1冊ではまあ平均点だけど、今後の展開次第では面白いことになる、かもしれない、ってあたりでしょうか。次巻に(軽く)期待しておきます(^^;。

★★★


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