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唐沢なをき「新・電脳なをさん」(1)。やれやれ、ようやくゲットだぜ。この手の本は神戸の山奥ではまず入手出来ないんだよね。紙質を少し落としてお値段を少し抑えて「新」としたもののようで。
何はともあれ相変わらず濃いな。元ネタ全部わかる読者どれぐらいいるんだろう。ワシもわからんネタ、たくさんあったですがとりあえず、ますむら、諸星と来たら次は星野でしょう
でヤヤウケ。ますむらひろしを手塚賞作家の括りに入れてくるあたりがマニアックですな。確かこのときって、筒井康隆が「猫の毛一本一本を丹念に描き込んでいる。こいつはただもんじゃない」とか言う理由で強力に推した、とか言う話を聞いたことがありますが(^^;)
パトリック・オブライアン 著/大森洋子 訳
カバーイラスト Jeoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041083-6 \700(税別)
ISBN4-15-041084-4 \700(税別)
モーリシャス要塞での功績で、ようやく本国でもそれなりの名士としての地位を得たジャック・オーブリー。だが、立派な邸宅を構え、ようやく借金生活から逃れることができたとはいえ、やはりジャックは海の男。陸(おか)ではどうにも本調子とは言い難い。悠々自適な名士暮らしの中で、いろいろな事業などに手を出しもするのだが、海の上とはやはり勝手が違う様子。そんな、心のどこかに悶々としたものを秘めていたジャックの元に、ようやく新しい任務が。やや旧式ながらも改修工事を施された54門艦、レパード号を得てジャックが臨む新任務とは、しかし彼の理想からはほど遠いものだった。流刑となった囚人たちのボタニー湾への輸送任務。しかもその囚人たちの中には、軍艦には不吉とされる女性囚人たちも含まれていたのだ……
オーブリーものの第5作。今回はバウンティ号のブライ艦長がお話の背景に重要な意味を含ませる意味で登場する(ただし本人は登場しないんだけどね)。ストーリー全体のトーンも、オーブリー的バウンティ号の物語のなぞり直し、的な色合いが強いかな。オブライアン的にはブライ艦長よりも"バウンティ"で反乱を起こした水兵たちの方により感情移入できる、と考えているのかな、というような印象がストーリーからは匂ってくる。まあブライ艦長に問題あり、とするスタンスは映画なんかでもお馴染みではあるけどね。
そこは興味深いし、相変わらず感じる敢えて王道を外した帆船モノを書こうとしているように見えるオブライアンのスタイルを、決して否定しようとは思わないのだけれども、どうだろう、口当たりを変えたいと思ってやったのかも知れない幾つかの"定番はずし"が、お話の面白さ、という点でどうもうまくない方向に行ってしまってるんじゃないかという気がしてしまうのだった。お話のスジとしては決して悪くない。でもお話そのものは面白くない、というか心底盛り上がれないぞ、と。
こういうタイプの小説、やはり"定番"って物をあまり甘く見て欲しくない気がするなあと思う。定番が定番たり得るのは、それが読む人にとって最大公約数的に満足感を与えることができる可能性を秘めたものであるわけだし、それだからこそ定番をしっかり定番として昨日させるのは難しいわけで。残念ながらオーブリー物はまだ、定番のフォーマットの中で読者を満足させる職人芸のレベルにも、新しい切り口とその魅力を大きくアピールできるほどのお話の"強さ"にも、今のところは達していないんじゃないかという気はする。もっと面白くなりそうなのに、そうならないままお話が終ってしまう、という欲求不満を、このシリーズでは毎回感じてしまうんだよな。
(★★☆)
午前中複数の方がつぶやいてらっしゃった、実写版「ヤマト」のトレイラー。どこかの朝のワイドショーで公開されたようですな。さっそく拝見させていただきましたが…
ダメオーラに満ちてる気がするな、これ。
山崎貴だから、もしかしたら最終的に大化けするのかも知れないけれど、今のところはこれはちょっと…。なんだろね、「ヤマト」の魅力のいちばん根っこにあるのは"松本零士の絵が動く"って事だと自分は勝手に思っているんだけど、そこをばっさりスポイルされちゃ、オレ的には観に行く理由はなくなっちゃうんだよなあ。
ギバちゃんはかなりリアル真田さんで、そこだけはちょっと良いかもと思ったんだけど、キムタクの古代君がだらしない浪人生にしか見えないのもかなりマイナスだよね(w。
月曜の分を録り損ねちゃったので、「C」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の二本。「C」はあれだな、必殺技系の叫びの中に「エコノミー」って単語が挟まると、とたんに安っぽくなっちゃうなあと。それを差し引いてもなんだろなー、未来を担保に今を買い支えて苦境を乗り切る、ってのは、実は現在ただいまのオレらの生活に結構密接に関わりのあるテーマである、って事はわかるし、そこは切り口としてかなり面白いんだけども、切っては見たけど切ってばらけたこのパーツをどう処分しようか、ってところで少々迷っちゃってる感じはあるかもな。
「あの花…」。渾身の花火大会でもめんまは成仏せず、超平和バスターズのメンツの間にはこれまで隠していた様々な気持ちが前に出てしまって、みたいな。つまるところ、めんまを成仏させる、ってのはめんまが何かを得ると言うよりは、めんま以外のみんなが、めんまを前向きな方向で忘れてあげる事しかないってあたりに落ち着きそうな気がするんだが、さてどうなるか。どう転んでも苦みとか塩味たっぷりのハッピーエンドって事になりそうな気はしますが。
T1-5E。これにて交流戦終了。9勝15敗で同率ドベ確定。毎年交流戦は鬼門なんだけど、今年も何もいいことはなかったな。古本発送した帰り、近所のお好み焼屋(に見せかけた飲み屋)で酒舐めながら試合見てたんだけど、投げる方はともかく、打つ方がどうにも信用できないんだよな。夏に向けて、何かいい材料が欲しいとこですが、何かありますかね。若手は伸びない、ベテランは耐用期限切れ、ベンチは無能。
ダメか。
前から荷物の重量が3Kgにぎりぎり満たず、かつ発送地域が近場であればゆうメールとゆうパックで、そんなに値段の差が出ないパターンがある、ってのは気づいてたんだけど、ようやくそのパターンに合致する案件が。高知のお客様に重量2.6Kgで荷物のサイズが60サイズで収まる荷物をお送りする、というパターン。これで荷物を窓口に持ち込むと100円割引されるので送料はゆうメールと同じ610円になるのね。
値段が同じなら、そもそも取扱いが速いうえに送った荷物の追跡サービスが確認できるゆうパックの方が、安心感の高さは比較にならんわけで。
わりに残念なのはこのパターンに合致するご注文が意外なくらいに無い、ってことなんですけどね(^^;
hpのB110a。ずっと前からなんだけど、とにかくインクが溢れる傾向があるんだよなあ。溢れたインクがローラーに流れて、これが印字に余分な黒線を足してしまうのね。多分これを解決したいと思ったら、ヘッド部分を交換とか、そういう結構大規模修繕が必要になりそうで、それっておそらく新品買った方が早いで(なんせこれ、5000円でおつりが来る複合機だったからね)、ってレベルの話なんだろうな。
プリンタは古本屋的にお客様と接することが一番多いキカイなだけに、あまり失礼な印字物は作れないと思うんで、そろそろ新しい複合機の導入を考えた方が良いのかね。hpに関しては今使ってるキカイの一つ前、PSC1315シリーズがすばらしく良く出来たキカイだった分、今のB110にはがっかりさせられることばっかりで、割と真剣に他のメーカーの複合機も購入候補に入れた方が良いかな、って気はしてるんですが。
本買って髪刈って酒買って(ラップ調)帰ってくる予定だったんだけど、床屋さんが珍しく満員(店の外までまってる人があふれてた)だったので、本買って酒飲んで日なたぼっこして帰る、に変更。目当ての本はすべて見つかったので確保。あとはいつものように湊川でカメラパシャパシャ。
空の写真をいろいろ撮ってみてたんですけど、なんかこう、良い感じの色になってくれないもんですね。
おまけ。鈴蘭台の駅前に建設中の北区役所の新庁舎。だいぶ出来上がってきました。
カート・ヴォネガット 著/大森望 訳
カバー装画 片山若子
カバーデザイン 川名潤
河出文庫
ISBN978-4-309-46472-5 \920(税別)
バーで出会った男は効率的な殺人のアドバイザーだった。彼が披露する効率的な殺人のテクニックとは…。表題作を含む14編を収録。
まだGEの社員だった1950年代、高級紙を使用したスリック雑誌にヴォネガットが発表した短編集。数が14編と多いので短めに感想をいきますね。
夫が発明したのは、一家に莫大な富をもたらすはずだった。耳につければ様々な助言を告げてくれる機械。だが…。
SIRIなんかが一般的になった今読むと意外な先取り感もあるけれど、それ以上に「良き家庭とは」の方に視点を振った作品と言えるかな。
どうしようもなく最悪、の略語そのものの境遇に押し込められた冴えない男。そんな彼のアシスタントとしてやって来た女性は…。
多分このあたりのふふっと笑いながら最終的にほっこりするお話、というのがスリック雑誌の読者には一番求められてるお話のような気がする。
初めての街にやってきた防風窓のセールスマン。彼が訪ねた夫婦にはちょっとした秘密があって…。
表現がもたらす富と不和、円満な夫婦生活のコツってこうじゃないかな? みたいな。
とある架空の街で起きる理不尽な出来事。正義を遂行するとはどういう事か、みたいな。これが一般的なSFだったら、読み進むにつれて自我の認識とは? みたいな方向に進んでいくんだろうけど、そこは意外とシンプルにお話は進んでいく。これも多分読者を想定仕手のことなんだろう。その中で結構「怖い」話にもなっている。
天才とはなんだ? を音楽をテーマにさらっと語ってみる。なんつーか、途中で一回ひっくり返しがあるんでどうなるかと思ったら、オチは割におとなしい…かな?
失踪事件を追う刑事たちが辿り着いた重要人物は催眠療法の達人だった。彼から真相は語られるのか? 催眠術の達人対警官の凌ぎ合い。登場人物が名乗る本名はグリム童話からですね。
多分本書の中では最もSFっぽい作品と言えるかな。ふとしたことで手に入れたペーパーナイフ、と思ったらそれは…。SFとしていくらでも攻められそうなアイデアだけど、そこにはあまり突っ込まないのね(w。
久しぶりに故郷に帰ってきた男。彼には一つ、やりたいことがあった。それは…
レッド、がキー、ぐらいしか言えない…つかこれでもネタバレになっちゃうかな(^^;
言ってみたらハウツーメイク・ストーカーもの。そのオチはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、さて。
ソ連某所で発見された蟻の化石。それには驚くべき新発見が…。
共産主義体制を痛烈に皮肉りつつ、その裏には解釈という行為のいかがわしさなんかも潜んでる。個人的には一番好きかも。
突然の殺人事件を背景に、田舎町の暴君に勇気を持って立ち向かう少年のお話。極めてストレート、なのは良いがミステリとしては落第のような気が(^^;
表題作。殺人、は実はそれほど重要じゃなく、肝心なのは人を邪に支配したいなら、こんな手がありますよ、という警告のこもった短いストーリー。
全く異なる階級に属する人が出会った時に生じる小さな、しかし修復不可能な事件とは。いろんな意味で苦いストーリー。
不妊に悩む夫婦が頼った医師、だが…これまた苦いというか、きっつい結末が待っている。これをラストに持ってくるかね(^^;。
という。掲載誌が多分、週刊文春とかの類いではなく、なんだろう、Tarzanとかですか、ちょっとハイブラウ気取った系の雑誌に載るタイプの短編と言えるか。極端にどこかに振る、というよりは比較的予定調和の範囲内でちょっとほっこりしたり、ぎくっとしたり、ちょっとだけ考え込むようなテーマを投げかけてくる、みたいな。もちろんこれがニーズに完璧に応えた作品と言えるのだろうし、それができるヴォネガットさすが、ってところではあるのだと思う。でもまあSF者的にはもうちょっと、尖って欲しかったかも知れないね。
逆にO・ヘンリーとかお好きな方なら、かなり気に入るんじゃないかと思いますよ。
★★★☆
土曜日の朝って事をうっかり忘れてて撮り忘れちゃった「ウルトラマンZ」、YouTubeで観れるって事がわかってありがたく観せて頂いた。お、繰演根岸さんじゃん(^O^)。で、作品の方ですが、うん、まあ明るく良い感じに始まった感じかな。作品の雰囲気とか主演のお兄ちゃんとかがなんか「マックス」っぺーなあとか思った。あと、いろいろ話題になってるセブンガーは、ちょっと「ミカヅキ」ぽいなあ、なんて。そのあたりは良い感じですね。
ただまあ自分はウルトラシリーズって、ギリ「メビウス」ぐらいまでで、それ以降のシリーズ(今ちょっと調べてみたけど結構あるんですね)に関してはその歴史のマッピングみたいなものが全くできてないんで、いろいろよく解らん人(?)たちが出てるなあ、って感じですか。「Q」から引っ張ってきたゴメスは20mと小柄だったり、セブンガーとゼットが3分でタイムアウトして同時にダウン、なんてのも面白かった。特撮もすごく頑張ってると思うし。ただどうだろ、色彩のヌケが若干暗めに感じるんだけど。「マン」のあとの「セブン」を見た時の「あれえ?」感というか…。
ま、もうちょっと観てみますが、どうだろ、自分の中では「ウルトラ」って今やそこまで吸引力を持ったコンテンツではなくなってしまったのかもなあって気もしてるんで、やや微妙かもね(^^;。
あと、日曜日のNHKスペシャル、「列島誕生 ジオ・ジャパン2『列島大分裂』」も観た。中央構造線にまつわる古代の日本列島の変化を描く。恐竜たちや巨大ディザスターを描くCGは明らかに「ゼット」を凌駕している(まあ、予算が、ね(^^;)。これだけでも見応え充分、なんだけどそこに妙なお笑い要素を持ち込んでくるのはどうなんだ、とも思ったし、あと、これは本意ではないんだろうけど、結果的に良くある「日本すごい!」感をくすぐる造りになってしまっちゃってるのは残念だったかも。面白かったんですけどね。
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