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甲子園ももうすぐ始まるなあ。取り損ねが頻発しそうだよ。さーて今週は、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」の三本です。
で、「デカレンジャー」(#24「キューティー・ネゴシエイター」)。おー、話がそこそこまとまっているぞ、武上脚本なのに(w。て言うかこの人のイチビリやらずにはいられない性格が、登場間もない(ということは、通常はまだ強いはずの)デカブレイクにいきなりカッコ悪い役回りを持ってこさせて、それがお話を面白くする方向にうまく作用したりしたのかな。ラストの「バカ息子ぉー」「クソオヤジー」には笑った。
「ブレイド」(#27「揺れ動く心…」)はいきなりインドの山奥(ちゃうちゃう)からやってきた風の化身(ちゃうちゃう)、嶋さんとレンゲル=睦月くんの間にクモ繋がりでなんか因縁があるらしいという話、カリス=始の存在の謎が少しばかり垣間見える話、が割と手際よくまとめられててそこそこ面白かったんじゃないかな。
さてジャックフォーム。カッコ悪い、という話はとりあえず措いといて。ラウズアブゾーバーにカードを通して変身するんだけど、スペードのクイーンがアブソーブでジャックがフュージョン。これでジャックフォームになるということは、この先(今週ちらりと語られた)カテゴリーキングを封印したことで得られるカードを使って、キングフォームに変身、つー展開はあるんですかね。はじめはブレイドはジャックフォーム、ギャレンはクイーンフォーム(なんか弱そ)、レンゲルがキングフォームなのかな、とも思ったんだけど、クイーンのカードにもう一枚をフュージョンさせて新たな形態になる、つー方がバンダイ的にはパターンたくさん出来てウハウハだよなあ、と思えるわけで。
最終回は当然、みんなのカードをブレイドに集めて、「ファイナルフュージョン、承認!」ですわな(w。
「プリキュア」はまあなんだ、相変わらず面白いんだけど完璧には乗り切れない状態が続いてる(それはそれとして、作画スタッフ変わりました?)んだけど、そんなことよりあれだ、途中に入ったCFによると「おジャ魔女どれみナ・イ・シ・ョ!」のDVD、9月24日発売決定ですってよ。うーん、1話オンリーで2625円とはまた。うーん、うーん…。
おとめちっくろまこめ奈々子さん(なんか『やけくそ黙示録』みたいになってきた)の日記経由で自衛隊装備品占い。なんかweb占いも行き着くとこまで来てるって感じだなあ。さて結果。
乱土 労馬さんは 輸送ヘリコプターCH-47 です!
● ツインローターでねこバスに似た輸送ヘリコプターCH-47さんのあなたは、単に物資を運ぶだけでなく、山林火災などにも大活躍。航空自衛隊にも兄弟がいますが、あなたとどちらがカッコイイかは相手の好みにもよります。
あなたは物事を筋道立てて考える理論家さん。自分が納得するまできちんと考え、それから行動を起こすタイプです。沈着冷静で、なおかつひたむきに物事に取り組む姿勢は、周囲に大きな好感を与えます。リーダーに望まれることも、少なくないでしょう。どちらかというと表舞台は苦手なあなたですが、周囲の期待には頑張って応えてみて。その経験は必ずあなたの糧になり、あなたの成長を助けていくはずです。知識欲も旺盛なので、仕事は自分の知識を生かせるものがベター。研究職にも向いています。恋愛面は、これが意外と情熱家。好きになると一直線なのですが、押すところと引くところを上手に使い分けると、さらに楽しい恋愛ができそうです。
きゃあっ、チヌークだわっ。雪乃を乗せて飛びたいわっ。
最近どうしてんのかなあと思ってちょっと調べてみたんですけど、今は坂野友香から桜井友香と名前を変えてるんですな。………って話の見えてない人がたくさん居そうなんで説明しとく。
雪乃、というのは平成ガメラシリーズの(一応)ヒロイン、草薙浅黄の高校の親友。一作目と二作目にちらりと登場しているのだが、その清楚なかわいらしさは藤谷文子をはるかに凌ぎ、LD版「ガメラ2」では、わざわざ「雪乃ファンのあなたに」と名付けられたチャプターがあるぐらいだったりする。当然オジサンも大好き。「3」に出ていなかったのが真剣に悔やまれる。
…という女の子な訳です。さて、そんな友香ちゃん情報を久しぶりに発見したのが、こともあろうに金子修介氏のblog。しかしっ、金子氏、プロフィールを見ると、「ガメラ1,2」出演、となっているのが見覚えが無く
などと抜かしてくさる。ゆ、許さんぞ金子ー。貴様水野美紀のナマ足に目がくらんで、霞目のシーンで、群衆に突き倒されて「あ」といって倒れる坂野友香の凶悪なまでの色気を全然感じとれなかったんだな、未熟モノめっ
………なんちゃって、金子氏のblogに載ってる友香ちゃんの写真を見ると、確かに今(って半年ばかり前ですが)でも美人だけど、平成ガメラに出てた時のあの、なんつーかそこだけ少し清涼度高くなります感、みたいなものは感じられないかなあ、とオッチャンも思ったりするのであった。
というわけでオジサンの中では、桜井友香という女優さんは残念ながら印象ゼロで、平成ガメラで雪乃を演じた坂野友香、という存在だけがこの先も長く思い出に残るのだろうなあ、などと少々感傷的になってみたりする。
なんかいろいろ録れてたぞ。「ひぐらしのなく頃に 解」、「ロミオ×ジュリエット」、「らき★すた」、「モノノ怪」、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」、「スカルマン」。あと、ニコ動その他の動画共有サービス経由で「スカイガールズ」なんてものも。
「モノノ怪」がかなり特異。極めて異質な作画センスで、結構作る側が敷居を高めに設定しちゃっているような気がする。今回見たのは「海坊主編」らしいんだが、なにやらクリムト風味な絵が挟まってたり、脚本が小中千昭だったり、いろんなところで勝手に「なるほどねえ」と納得しちゃう造りにはなっている。納得はするが、それを好きになるかどうかは別な話だが。
でもまあ、今回なんだこりゃと思ったのは「スカイガールズ」かなあ。なんというか、コナミ式全方位萌え対応アニメ、って感じで。基本的に「トップをねらえ」で「ストラトス4」で「XENOGLOSSIA」みたいな話。とにかくメカ少女萌え、空モノファン萌え、ミリタリ・オタク萌え(ええ、GPW仕様ジープでオジサンも思わずうお? とか思ってしまいましたさ)、将来的に音ゲーでの使用も視野に入れたのであろう楽曲選定とか、いろんなところが素晴らしく戦略的。あざといとは思うが、これはこれで確かに楽しめる。どこかで見たな感は満点なんだが、悪くはない。気が向いたら続きも見るかも知れないな。
□ P2 [モノノ怪は原型となった「怪〜ayakashi〜化猫」がオススメです。アレが凄すぎてシリーズ化した今作が肩に力はいっち..]
ホントは7月中にやらなきゃいけなかったんだけど、諸事情により8月頭。本日は堺→岸和田。予想以上にやることなくて、岸和田を引き上げるのが13:00前ってのはかなり早い時間帯。
微妙に時間取れなくて、朝昼の食事が出来ないままの移動になっちゃったんだけど、梅田まで戻ってきたところでちょっと、今日は少し遊ぼうかな、とか思ったりもしたわけですが。
こう言うときに、友達が今どの辺にいてどういう状態なのかがわかるようなケータイサービスがあると良いな、と思うんだよな。許可を出したユーザーの位置情報とステータス(仕事中、とか、酒飲み上等、とか)を教えてくれるような。
結局今日は空きっ腹のまま神戸まで戻って、立ち呑みで遅めの昼食(と言うか早めの一人宴会)して家に帰ったんだけど、あとでTUX導師がが少し時間はずれてたけど大阪に来てて、一杯やって「ギララ」観に行ってたってのを知らされて、少々きつめに臍を噛んだですよ、わたしゃ。
カリン・ロワチー 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 佐伯経多 + 新間大悟
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011671-2 \1000(税別)
地球人類と異星人、さらに異星人たちに同調する人類の一団、どこにも属さない宇宙海賊たちが複雑に入り乱れ、勢力争いを繰り広げる宇宙。商船を自分たちの家として宇宙を渡るジョスの一家を災厄が襲う。残虐さで知られる宇宙海賊、ファルコンの一党に船を襲撃され、ほとんどのクルーは殺害され、生き残ったのは子供たちだけ。奴隷売買のための商品となるか、海賊たちの慰み物にされるかしか、子供たちの未来はなかった。ファルコンに目をつけられたジョスは、一種の高級男娼としての調教を受ける羽目になるのだが、彼の数奇な運命はまだ、始まったばかりだった…。
で、一瞬の隙を突いてファルコンの許を逃れたジョスは、今度は人類に敵対する異星人、ストリヴィイルク=ナに協力する人類グループ、シンパサイザーの有力者の許で戦士としての教育を受けて、さらには人類世界に舞い戻り…、と話は続いていく。650ページにわたるかなり長い作品の大半を占めるのは、一人の少年の、兵士としての訓練の物語。海賊からは兵士としての"型"、シンパサイザーからは戦士としての"精神"、人類世界で"経験"を積んで、と、ひたすら学んでいく。悪者に掠われたみなしごが、悪党どもと行動をともにしながらもまっすぐな心を失わない、なんてのは案外ありがちなシチュエーションと言えるけれど、そこに考え方が全く違う異星人との関わりを絡めてきたあたりにSFっぽさがなくもない、と言えるか。凡百のミリタリィSFの、最後にはイイモノ側の正義のパワー大炸裂! 悪党どもは因果応報、みたいな展開には持って行かず、"個"の兵士としての存在の辛さと救い、みたいなところに焦点を当てたお話作りには好感を持つ。
ただ、構成はかなりいびつで、全然確証はないんだけど、著者のロワチーさんの趣味、嗜好のようなものが、少々リミッタの制限を超えたところで作品に反映されてしまったんではないか、と思えなくもない。ガイアナ生まれのカナダ育ち、って事だが、その出自に関連性があるのかどうかはわからないんだけど、いろんなガジェットや登場人物のネーミングのニュアンスに、微妙にヨガの思想の匂いを嗅ぎつけちゃうのは、私のアンテナがヘンな方に偏向しているからだろうか?
ヨガくせえなあ、と思うのは主人公のジョスがファルコンの許を脱走して、シンパサイザーの庇護下に入る第二部が顕著で、で、実は本書で一番面白いのはこのパートだと思うんだけど、ここでかなりジョスはいろんな事を学ぶのだが、そこで学ぶさまざまな物事に、妙にヨガっぽいニュアンスが感じられるような気がしてしまって。残念なことにそれが続くパートで有効に機能してなくて、そこで少々イラつく、みたいなところも同時にあるかもしれないんだけれども。んまあ考えてみたら、二十歳にもなっていない青二才にそこまで期待するなよ、って話でもあるのだが、そこはエンタティンメントなのでね、最終的な開放感に少々物足りなさを感じてしまったのも事実なわけで。個々のキャラクタの造形などはかなり上手い人で、特にワキには大変魅力的なキャラが多いのだけれど、作劇的なところで、もう一捻り、と思ったのも確かなわけで。
帯に曰く、"超弩級戦争SF"、んなこたぁない。ついでにカバーイラストも「『図書館戦争』って今ウケてんだよね」感ありありで、却って損してんじゃないかと思わなくもない訳だけど、ちょっと根暗なジュブナイルならこう言うのもありかな、とは思った。飛び抜けたところはないが、そこそこには楽しめる。
★★★
□ でした [そういえばあたしも土日は仕事で京阪沿線にいるのです。]
□ rover [日曜日に「スカイ・クロラ」でも見ません? でしたさん(^o^)]
□ でした [先の予定が読めないのですが、都合がつけば是非。]
□ rover [む、お伝えしたいこともありますのでご都合がよろしければ是非。]
□ でした [3日も仕事なんですが、どうやら早めに上がれそうです。 夕方には梅田に出られるかも。]
□ rover [あうあう、オレが身動き取れない模様(つoT)……]
□ TUX [●あうあう、ゴメンナサイ、ギララは急に思いついたので一人で行ったのでした(苦笑) ●んで、日曜日はさらっと延期です..]
□ でした [はうあう。とりあえず、紙袋持参でヨドバシにでも突撃してきます。]
「黒執事Ⅱ」、「アマガミSS」、「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」、ニコ動公式で「ストライクウィッチーズ2」、「セキレイ Pure Engagement」、「祝福のカンパネラ」。見たのは昨日一昨日なんですが。
まあね、「アマガミ」が良くも悪くもひでえ出来だね(w。「クローン・ウォーズ」は30分の尺で以外にちゃんと見どころ作ってきているなあと。ナレーションは若本さんじゃない方が良かったような気はするけど。もうちょっとクセのない語りの方が良かったんじゃないかな。
ニコ動の3本はどれもそれなりに楽しい。「カンパネラ」は多分、おまいらのコメ無しでは見るに耐えないアニメだと思うけど。
Me262まで出てきちゃった「ウィッチーズ」。爆撃機にしろー、とか言い出す総統閣下がいなくて良かったですな。
8/1付けでリニューアルしたい、というリクエストがあったので、そちら向きの作業をいろいろと、あと、週明けから動きそうなネタが一本あるのでそれの下準備とかも。基本はレンタルサーバに上げたときの辻褄合わせがメインだったので頭はそんなに使わなかったんだけど、前にやったときに何をどうしたのかを思い出すのに結構時間がかかっちまったぜ。
「あそびにいくヨ!」、「けいおん!!」、「会長はメイド様!」、「みつどもえ」、「天装戦隊ゴセイジャー」、「仮面ライダーダブル」、「ハートキャッチプリキュア!」、「戦国BASARA弐」。
「あそびにいくヨ!」は、なんかそれなりに腑抜けた面白さがあるのかも知れないという気になってきた。中野ブロードウェイってあんな感じで、ふつーにゼロ魔やら刀鍛冶やらのコスプレさんがうろついてる世界なんですか? とりあえずPC-FXネタで吹いたオレはどこに出しても恥ずかしくないオッサン。
「けいおん!!」は、そこは突っ込む所じゃないんだろうけど、おめーらスタジオ借りるって事をもうちょっとだな、と(^^;)。や、このアニメはそういう所を気にしたらいかんものなのだというのは頭では分かってるんだけど、やっぱり見てるとイラッと来る。
「メイド様」はここに来て碓氷くんが歪んだデレになっちゃってるんですな。そしてぶらじゃとぱんつとハムスターが謎の感動を産んだ「みつどもえ」、ってのが土曜深夜。
日曜日。中盤のパワーアップ編だった「ゴセイジャー」。これはミラクルモード、とでも言うんでしょうかね。そのゴールデンきょぬーな感じのデザインはどうなんだとも思うけど、こう言うのは慣れていっちゃうんだろうな。
今期は二本揃って良い出来で、日曜朝が楽しいんだけど、ダブルもそろそろ終盤戦。風都タワーが何やら改修工事中になってしまっているのは劇場版との辻褄合わせみたいなもの? フィリップがライブラリにアクセスできるのは、彼がデータの集合体だからって話? って事は次女もデータだった、てことになるんだろかね。女インディ風味のお姉さん、見た顔だなあと思ったらメレ様でしたな。
本日夕刻まで、XREAのs65〜s80あたりまでのサーバが一斉にダウンしておりました(惰隠洞はs78を使ってる)。ことの起こりは先週末、土曜日にs61〜s80のネットワーク機器の交換作業があって、それが何かの引金になって当該サーバ群が一斉に不調になっちゃった模様。
ユーザーサポートはほとんど期待できない代わりに安いのがウリのXREA、こうなってしまったらユーザ掲示板に「繋がらねえよ」と一筆入れて、あとはお早いお帰りを待つしかないわけですが、おおむね二日間で復旧という運びになった、と。
「案外早かったな」と思ってしまうってあたり、オレもここに慣らされちゃったんだなあ(w。
土日分、とはいうものの録画ミスってしまったので、見れたのは「神様ドォルズ」、あとニコで「花咲くいろは」、「日常」だけ。「いろは」、若旦那の回想の空を飛ぶのがF-4で今現在の空にはF-15。おかしな所に凝ってるな。悪いのはプロデューサーさんだけで、撮影スタッフも騙されてました、ってのはありえる話なんだろうかね。「日常」はなんかジワジワ来るな。
T5-9YB、T2-0YB。ここぞという所でがつんと打てへん試合が続いておるね。日曜の試合を最後に恒例の長期ロードが始まるわけだけど、どうでしょね、ここに来て中継ぎが少々不安定な感じもあるし。5割で甲子園に戻って来れたら御の字かなあ…。
タイミングモニタで観戦。スタート前にちょっとしたお湿りがあったようでタイヤの使い方が少々難しそう。そんな微妙なコースがスタートにも影響を与えたのか、2位でスタートしたハミルトンがトップに。ただ、タイミングモニタが6周目まで動かなかったので、序盤でどういうことがあったのかはいまいちわからない。その後のレースもマクラーレンが支配。フェラーリもそんなに負けてない感じで、ようやくレッドブルの無敵状態が終わる時が来たと思って良いんだろうかね。
可夢偉は終始苦労しつつも頑張ってはいたけど、最後の最後でタイヤが保たなくて手遅れ感満点のピットインで入賞圏内からずり落ちちゃった。二度目の雨の時にピットからはタイヤ交換のサインがあったけど、可夢偉自身の判断でタイヤを替えずにそのまま行くって事にしたみたい。確かにそれで一時的に7位までポジションを上げてはいたけど、残り20周で後ろに1秒以上速いクルマをずらりと従えたレーシング・スクールが健全経営できるわけはないわなあ。クルマの性能がもう少し高ければ、こんなギャンブルには頼らなくても良いのにね。
ライク・E・スプアー 著/金子浩 訳
カバーイラスト 増田幹生
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011818-1 \840(税別)
ISBN978-4-15-011819-8 \840(税別)
天才物理学者、サイモン・サンドリスン博士によってその可能性が示唆された超光速航行。その理論を実証するために送り出された無人調査船が持ち帰ったデータには、不可解な点ばかりが残されていた。いや、正確には調査飛行に送り出された実験機たちは、何一つデータを取って帰ってきていなかったのだ。ここに至り人類は、サイモンを中心にした各分野のエキスパートたちを集めた友人の超光速宇宙船を送り出すことを決定する。腕利きの女性レースパイロット、アリアンと7人のエキスパートを乗せて光速を突破した宇宙船「聖(ホーリーグレイル)杯」だったが、光速を突破した瞬間予期せぬトラブルに見舞われて思いもよらぬ世界に到着していた。
「聖杯」がたどり着いたのは、正確に縮小された太陽系のミニチュア空間。しかもその空間は刻々と変化している。どうやら彼らはなにか超越した力によって捕らえられ、強制的に脱出不可能な状態にされてしまっていたのだった。彼らにとって移動可能な方向は一方向だけ。そこを進んでいくと、その先にあったのは彼らと同様、この世界に捕らえられた数千を超える異星人達がそれぞれの生存圏を持って共存するアリーナとよばれる巨大世界。そこは独特のルールで統治される世界であり、そのルールの基本にあるのは(『アリーナ』という名が示すとおり)様々なジャンルにおける「戦い」だったのだ…。
序文でE・E・スミスに謝辞が捧げられ、本書中の重要人物の名前が「デュケーン」(んまあ自分的には『デュケーヌ』の方がしっくり来るんだけど)ときたら、思わずそっち方向へのラブ全開で突っ走るスペースオペラを期待してしまうけれど、さすがにそれは安直だろうと著者が思ったのかどうかはわからんが、本書のストーリー展開は(んまあ出だしは確かに『スカイラーク』っぽいイメージもなくはないけど)、なんだろうな、「リングワールド」的世界設定を背景に、マキャフリィ的シンデレラ・ストーリィが展開していくようなお話と言えるかな。そこの所(マキャフリィ的ストーリィテリングの部分)が、そこまでのスミス的だったりニーヴン的だったりする部分が稀薄になってくるにつれて、案外いい感じじゃないかと思えてくるのが不思議な所で(w。
序盤はFTLにまつわる説明だったり、アリーナというもののフレームを説明する部分で、何となく書いてる本人も実は良くわかってないんじゃないか的記述が続いて、正直これはどうなの? 的印象も持ってしまい、「これはスカ引いたかな」ってな気分になったあたりでお話がシンプルな冒険モノに移っていき、そこで出てくるのがマキャフリィ風味だったりして、しかもそちら方面の筆の捌きっぷりが意外と手馴れてたりするものだから、中盤以降は案外楽しく読めるものになってたりするんだった。あまり風呂敷を大きく拡げずに、閉じた世界の中でいろんな文化的背景を持った連中がひしめき合っていろいろある、って描写が案外上手いのね。こっちは最初にドク・スミスに謝辞が捧げられてたりするモンだから、いつになったら悪党が惑星ぶつけに来るんだろう、なんて事もちょっと期待もしてはいたんだけど、無理にそちら方面にお話を拡げるようなことをせず、こぢんまりとした方向にお話をまとめたのはなかなか上手かったんじゃないのかな。
そのうえでデュケーンというキャラクタがマジでデュケーヌである、ってしかけにそれなりのスジを通してくるあたりのヲタ属性的なこだわりはちょっと良いというか、可愛いな、って思ったりもした。とある理由からアリアンが自分の乗る小型艇に「スカイラーク」と命名した時のデュケーンの気分、なんてあたりの描写は笑わせてもらいました。
「訳者あとがき」で訳者の金子さんが、本書に登場するネタの元を解説してくださってるので、そっちを見るとさらにちょっとニヤニヤできちゃう(というかちょっと呆れる)ところもあるし、意外と楽しめる一冊だった。自ら筋金入りのオタクであると自負する著者のスプアーさん、出版社側の意向は置いといて続編の構想やスピンオフ作品のプロジェクトなどを積極的に公開しているそうですが、まあなんだね、面白いんだけど編集サイドの意向もわからなくはないよね、って感じか。オレもこいつの続編は、作らん方が良いような気がするよ(w。
★★★☆
amazonで商品検索ができなくなっちゃって。別に何か買おうとか言うんじゃなく、ざっとした相場が見たかっただけなんだけど、検索ワードを打ち込んでリターン叩くと画面がまっ白になっちゃうのね。こりゃいったい何だろなーとおもって調べてみたら、世の中には必ず先達というものがあるもので、OperaでAmazonの商品が検索できなくなった場合の対処方法(新たなるエクスペリエンス)。まさにこちらでも書かれている、amazonで「このページへのリンクを作成する」を実行した後にこの現象が発生するようですな。で、確かにamazonのページを開いてる状態で右クリック→Edit Site Preferences→Cookiesでそこに登録されてるCookieをガツガツ削除してやると、無事に検索できるようになるみたい。よかったよかった。
それは良いんだけど(良くはない)、前はこの現象、起きてなかったような気がするんだけど何がきっかけなんだろう。うちは一度Ver.12に上げた後にいろいろ気に入らなくて11.64に戻して使ってる(おかげで立ち上げるたびに『Opera Mailがちゃんと動かないぜ』ってワーニングが出るんだよね。どうせ使わんからいいんだけど)んだけど、それが良くなかったのかねえ。
ちょっとした話題になっておりますね、ナチスの憲法改正「手口学んだら」 麻生副総理が発言(asahi.com)。いくら麻生さんがアレな人でも、このご時世で「ナチに学べ」なんて本気で言うとは思えないので、今日の夕刊に載っていた麻生発言の要約を読んでみたんだけど、好意的に汲むならば彼が言いたいことと言うのは、大変民主的であったと言われるワイマール憲法下であってさえ、不安定な世相や経済的な苦境から来る混乱には、政治的な独裁をもくろむ向きがつけ込む隙ができるものだ、って事を改めて考えようや、って事だったんだろう、とも取れなくもない。「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」ではなく、「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの失敗に学んだらどうかね」(強調は俺)ぐらいに言っておけば、ここまで大騒ぎにはならなかったと思うんだよね。
つまりは言いたいことを言葉にするときに、絶望的なくらい「何をどう言うと、聞く人にはどう伝わるのか」って所に気持ちが行かず、ただ単純に、自分が言ったことの内容は間違いなく他人にも伝わる、と思い込んで疑わない人が増えている、って事なんじゃなかろうか。多分Twitterでしばしば発見されるお馬鹿さんたちってのも、その迂闊さって所では今回の麻生さんとおんなじ所にいるんじゃないかと思う。まあ麻生さんの場合はTwitter民とは比較にならないくらい対外的に責任がある人だから、その迂闊さに対する責任の重さ、って所は比較にならんとは思うけど。
んでもこういう、自分が口にしたり文書にしたりしたことは、その時点で間違いなくその意図は相手に伝わっている、と信じ切って話をややこしくする御尽って沢山いるよね。TRちゃんとか、DG君とか(苦虫噛潰笑)。
C4-3T。なんだろうなあ、他チームと戦ってる時は猛威をふるいまくってる広島なんだけど、うっとことの試合になると意外に実力伯仲な感じがしてくるのがちょっと不思議。今日の試合も決して付けいる隙が無いようには感じるんだけど、あと一歩が足りない感じ、なのかしら。今日も上本のランニングホームランとか、それなりに見せ場もあったしね。その上本の守備妨害でゲームセットになっちゃったり、追い上げムードの中で大和が送りバントに失敗したりと、なんだかなあってところもあったけど、いや、今までどんだけ大和と上本に助けてもらったんだよ、と思えば今日の試合だけで口汚く罵るのもどうかと思うし、思うけど同時にうーん…、とも思うし、難しいとこっすね。
映画の日だし何か観るべえと思って前日ちょっと眺めてたんだけど、やっぱ「ジュラシック・ワールド」かなあ、ってことで。前日の段階ではまだ席に余裕もあった(「未来のミライ」がかなり埋まっておりましたね)しポチッとな。
12時の回だったので10時過ぎに家を出て、一応腹になんか入れとこうと思って11時過ぎの吉野家でビール付きで牛丼かき込む。とうとう昼前から酒飲むようになっちまったなあ(^^;。
映画の感想は改めて書きますが、なんだろう、ある意味映画史上最もブン投げたラストが観たかったら行く価値あるかもよ(w。根岸泉さんは酷評してるし、その評にはいちいち納得できるんで、あんまり期待しない方が良いとも思うんですけどね。
スタッフ
監督:J・A・バヨナ
脚本:デレク・コノリー(英語版)/コリン・トレヴォロウ
原作・キャラクター創造:マイケル・クライトン
製作:フランク・マーシャル/パトリック・クローリー/ベレン・アティエンサ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ/コリン・トレヴォロウ
音楽:マイケル・ジアッキーノ
出演
クリス・プラット
ブライス・ダラス・ハワード
レイフ・スポール/ジャスティス・スミス(英語版)/ダニエラ・ピネダ
ジェームズ・クロムウェル/トビー・ジョーンズ/テッド・レヴィン
B・D・ウォン/イザベラ・サーモン/ジェラルディン・チャップリン
ジェフ・ゴールドブラム
公式サイト:http://www.jurassicworld.jp/
かつて「ジュラシック・パーク」、そして「ジュラシック・ワールド」が置かれていたコスタリカ沖の小島、イスラ・ヌブラル。今この島は大規模な火山活動が発生し、全島規模で溶岩流や火山弾の災害に見舞われると予想されていた。施設はすでに閉鎖されているが、島にはまだ、多くの恐竜たちが存在している。絶滅の可能性がある恐竜たちをそのままにしておくのか、何らかの救済措置を執るのか、政府レベルでの検討が続くなか、かつてのパークの創始者、ハモンドの旧友にして同志でもあったロックウッドもまた、独自に恐竜たちの救済を計画していた…。
前作が到底褒められた出来ではなかったことを考えたら、今作はそれに比べたら多少はマシな出来になっている。前作で割といい加減だった、「こいつは恐竜のエサになってもしかたないな」ポジションのキャラが、今回は結構ちゃんと用意されているのね。それだけでも相当上等と言えるのではなかろうか。そんな「エサ確定」なキャラたちのエサになる展開の演出にもそこそこアイデアがある。クルマの下に隠れてどうにか、ってキャラのやられ具合とか、結構よろしかったのでは。あと、前作のインドミナス・レックスのように「なんでそこまで賢いの?」的な恐竜さんも登場せず、賢い恐竜はそれなりになぜ賢いのかが納得できないこともないレベルで収まっているあたりもまあ、加点ポイントってことにして上げても良いと思う。
絵的な完成度も高いと思う。ただ、これはお気の毒だけど今の技術ならこれは出来るよね、ってレベルでハイレベルなので、そこに大きな驚きはない。そしてお話の展開がせっかくの絵的な完成度を著しくスポイルしちゃったかな、という気はする。最初の「ジュラシック・パーク」には、何か人知を超えた技術を手にしてしまった人類への警告、というメッセージがあったと思うんだけど、それはシリーズを重ねていく上で薄められ、逆になんというのかな、割とあちこちに手垢が目立ち、為にする新機軸がチグハグさを増していくような、よりありふれたパニック大作になってしまっているのじゃないかな。
前作で登場した新恐竜の一件もそうだし、その件に上乗せされる形で今作の新機軸が追加されるんだけど、そこのところのありえなさがさらに加速してしまっている。登場人物たちもそれなりの描き込みはあるけどキャラの掘り下げ、ってところは割と薄いんじゃないかしら。一応こういう事できる人が必要なんで出しました、的な。その上今回のキイ・パースンの一人の秘密の……もぎょもぎょ(^^;。
なので(しばしば見応えのあるシーンで「おお」とは思いつつ)終始うーんと首捻りながら見ていき、最後にとんでもなく乱暴なオチが付いて唖然とする、ような映画。ブルーのかしこ可愛さとかジェフ・ゴールドブラムの平田昭彦感とか、あのおばあちゃんチャプリンのお孫さんだったのかーとか、エンドクレジットの最後の最後に「スペシャルサンクス:ギレルモ・デル・トロ」ってあってこれはどうしたことだ、とか、見どころが全然ない訳ではないのですが…。
★★★
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□ TUX [●私、「えんぴ」だそうです。ええ、俗に言う「スコップ」(爆) ●「かわいらしくて憎めない甘えん坊さん」って、そうな..]
□ ROVER [かわいらしくて憎めない甘えん坊さんなスコップ………ううむ(^^;) 友香ちゃんは…育って欲しくなかったなあ(w。]