ばむばんか惰隠洞

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2004-08-01 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

甲子園ももうすぐ始まるなあ。取り損ねが頻発しそうだよ。さーて今週は、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」の三本です。

で、「デカレンジャー」(#24「キューティー・ネゴシエイター」)。おー、話がそこそこまとまっているぞ、武上脚本なのに(w。て言うかこの人のイチビリやらずにはいられない性格が、登場間もない(ということは、通常はまだ強いはずの)デカブレイクにいきなりカッコ悪い役回りを持ってこさせて、それがお話を面白くする方向にうまく作用したりしたのかな。ラストの「バカ息子ぉー」「クソオヤジー」には笑った。

「ブレイド」(#27「揺れ動く心…」)はいきなりインドの山奥(ちゃうちゃう)からやってきた風の化身(ちゃうちゃう)、嶋さんとレンゲル=睦月くんの間にクモ繋がりでなんか因縁があるらしいという話、カリス=始の存在の謎が少しばかり垣間見える話、が割と手際よくまとめられててそこそこ面白かったんじゃないかな。

さてジャックフォーム。カッコ悪い、という話はとりあえず措いといて。ラウズアブゾーバーにカードを通して変身するんだけど、スペードのクイーンがアブソーブでジャックがフュージョン。これでジャックフォームになるということは、この先(今週ちらりと語られた)カテゴリーキングを封印したことで得られるカードを使って、キングフォームに変身、つー展開はあるんですかね。はじめはブレイドはジャックフォーム、ギャレンはクイーンフォーム(なんか弱そ)、レンゲルがキングフォームなのかな、とも思ったんだけど、クイーンのカードにもう一枚をフュージョンさせて新たな形態になる、つー方がバンダイ的にはパターンたくさん出来てウハウハだよなあ、と思えるわけで。

最終回は当然、みんなのカードをブレイドに集めて、「ファイナルフュージョン、承認!」ですわな(w。

「プリキュア」はまあなんだ、相変わらず面白いんだけど完璧には乗り切れない状態が続いてる(それはそれとして、作画スタッフ変わりました?)んだけど、そんなことよりあれだ、途中に入ったCFによると「おジャ魔女どれみナ・イ・シ・ョ!」のDVD、9月24日発売決定ですってよ。うーん、1話オンリーで2625円とはまた。うーん、うーん…。

[web] 霞目飛行場配属を希望しますッ

おとめちっくろまこめ奈々子さん(なんか『やけくそ黙示録』みたいになってきた)の日記経由で自衛隊装備品占い。なんかweb占いも行き着くとこまで来てるって感じだなあ。さて結果。

乱土 労馬さんは 輸送ヘリコプターCH-47 です!

● ツインローターでねこバスに似た輸送ヘリコプターCH-47さんのあなたは、単に物資を運ぶだけでなく、山林火災などにも大活躍。航空自衛隊にも兄弟がいますが、あなたとどちらがカッコイイかは相手の好みにもよります。

あなたは物事を筋道立てて考える理論家さん。自分が納得するまできちんと考え、それから行動を起こすタイプです。沈着冷静で、なおかつひたむきに物事に取り組む姿勢は、周囲に大きな好感を与えます。リーダーに望まれることも、少なくないでしょう。どちらかというと表舞台は苦手なあなたですが、周囲の期待には頑張って応えてみて。その経験は必ずあなたの糧になり、あなたの成長を助けていくはずです。知識欲も旺盛なので、仕事は自分の知識を生かせるものがベター。研究職にも向いています。恋愛面は、これが意外と情熱家。好きになると一直線なのですが、押すところと引くところを上手に使い分けると、さらに楽しい恋愛ができそうです。

きゃあっ、チヌークだわっ。雪乃を乗せて飛びたいわっ。

[Chinema] 雪乃と言えば

最近どうしてんのかなあと思ってちょっと調べてみたんですけど、今は坂野友香から桜井友香と名前を変えてるんですな。………って話の見えてない人がたくさん居そうなんで説明しとく。

雪乃、というのは平成ガメラシリーズの(一応)ヒロイン、草薙浅黄の高校の親友。一作目と二作目にちらりと登場しているのだが、その清楚なかわいらしさは藤谷文子をはるかに凌ぎ、LD版「ガメラ2」では、わざわざ「雪乃ファンのあなたに」と名付けられたチャプターがあるぐらいだったりする。当然オジサンも大好き。「3」に出ていなかったのが真剣に悔やまれる。

…という女の子な訳です。さて、そんな友香ちゃん情報を久しぶりに発見したのが、こともあろうに金子修介氏のblogしかしっ、金子氏、プロフィールを見ると、「ガメラ1,2」出演、となっているのが見覚えが無くなどと抜かしてくさる。ゆ、許さんぞ金子ー。貴様水野美紀のナマ足に目がくらんで、霞目のシーンで、群衆に突き倒されて「あ」といって倒れる坂野友香の凶悪なまでの色気を全然感じとれなかったんだな、未熟モノめっ

………なんちゃって、金子氏のblogに載ってる友香ちゃんの写真を見ると、確かに今(って半年ばかり前ですが)でも美人だけど、平成ガメラに出てた時のあの、なんつーかそこだけ少し清涼度高くなります感、みたいなものは感じられないかなあ、とオッチャンも思ったりするのであった。

というわけでオジサンの中では、桜井友香という女優さんは残念ながら印象ゼロで、平成ガメラで雪乃を演じた坂野友香、という存在だけがこの先も長く思い出に残るのだろうなあ、などと少々感傷的になってみたりする。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●私、「えんぴ」だそうです。ええ、俗に言う「スコップ」(爆) ●「かわいらしくて憎めない甘えん坊さん」って、そうな..]

ROVER [かわいらしくて憎めない甘えん坊さんなスコップ………ううむ(^^;) 友香ちゃんは…育って欲しくなかったなあ(w。]


2004-08-02 [長年日記] この日を編集

[PC] しょぼーん

黒いところは液晶が死んでるさすがにこの状態じゃあどないもならん(黒い部分はアートな処理をしてる訳じゃなく、液晶が死んでる部分)ので、暑いさなかにソフマップ神戸店に出向く。運良く待ち時間なしで診てもらえたけど…「液晶ですねえ。これはかなりかかりますよ」 うっ。まあ、2、3万は覚悟してたけど、もっとすんのかなあ、どきどき、で聞いてみる「ざっと見てどんなもんなんでしょう?」「そうですね、最低でも7〜8万。ヘタをすると10万前後は………」がぁああああん。そっ、それはちょっとおいそれと払えるお金じゃないなあ。正式に見積もり取ってもらうこともできるんだけど、見積もりだけ取って修理キャンセルって時にはキャンセル料として3000円が必要らしい。ううむ。

念のため、「どう転んでも7〜8万より下になることはあり得ないんですよね?」「ないですね(きっぱり)」。しくしく。当面めび君の修理はあきらめるしかしょうがなさそうだなあ。

ということで当面ノートなしになっちゃうな。まああくまでもサブなので、真剣に困ることはないとは思うけど、弱ったことじゃ。家に帰ったらノートはカバンから出して安全なところに移しておかねばならんかったのう。上から「ガンダムオフィシャルズ」が降ってこないようなところに。

[Hobby] お買い物

「F1モデリング ベストセレクション2」。この雑誌、最初の方を買っていなかった私にとってはとてもおいしいスペシャル・イシュー。60年代から90年代の名車たちのアルバム。ホンダRA272、ロータス72などの細部写真に思わずじゅるじゅる、ニキ・ラウダとマウロ・フォルギエリが語るフェラーリ312T、って記事にほうほうと頷く。ラウダによると例の"ティーポ"エンジン、パワー的にはコスワースを圧倒するほどのモノではなかったのだけど、ハンドリングが圧倒的にすばらしく、バランスが抜群によいところにアドバンテージがあったのだそうで。なるほどなあ。

ま、そんなことよりなんやね、エンツォの「速いマシンは美しい」が素直に納得できるクルマたちってのは、やっぱりいいよなあ。ロータス72とか、312Tとか、止まってる姿を見ても惚れ惚れするものなあ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

寸゛ [重めの本って何かと思ったら、よりによってアレですか。ちなみに私は同じ本を買った帰りに腰を痛めてえらい目に遭いました。..]

ROVER [私もハンドキャリーで持って帰って死ぬかと思いました。これが連邦のモビルスーツの、実力だというのかッ(^^;)]

TrackBack [http://d.hatena.ne.jp/rover/20040730#p1 古本屋番頭日記 [新着] 文庫に52..]


2004-08-03 [長年日記] この日を編集

[tDiary] TrackBackをちゃんと動くようにする

以前、はてなダイアリーの yukattiさんからTrackBackをいただいた時に、こちらでは盛大に文字化けしてしまったことがあって。

理由はだいたいわかってて、ちゃんとtDiaryのサイトでも、

なお、これらのテクノロジはXMLを使っているため、文字コードとしてUTF-8を使うことが推奨されます。Rubyの拡張ライブラリのuconvを入れることで、上記のプラグインはUTF-8に対応するようになっています。可能であればuconvを入れた方が良いでしょう。

としっかり注意書きが書かれている。uconv、てのはよしだむさんが公開されているRubyの拡張モジュールで、そういうモノがあるというのはちょっと前に知ってたんだけど、なんか敷居高そうだなあと思ってなかなか先に進めないでいたわけです。Rubyが動く環境、ないし。

ところがtrial、というサイトでXREA用にコンパイルしたuconvモジュールがあるのを見つけちゃいまして。試しにこれを入れて、自分のはてなダイアリからこちらにTrackBackを送信してみたら、とりあえず文字化けは発生しないみたい。結果オーライ、ですかねこれは。とりあえずこの状態でしばらく様子見てみる。

おお、よく見ると「本日のリンク元」の検索文字列の文字化けが一掃されているではないか。はらしょー、わんだほー。

[web] さすがはマスター

グスレで発見。

「ルークよ、いかなるときでもスルーを忘れてはならん。」

味わい深いなあ(w。

[Books] オウム法廷(12) サリンをつくった男たち

本書カバー 降幡賢一 著
カバー装幀 神田昇和
朝日文庫
ISBN4-02-261422-6 \1300(税別)

坂本弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件など、一連の事件とそれに関わったオウム真理教の信者たち、その中心に位置するグル、松本智津夫をめぐって続いてきたオウム法廷は、直接の事件関与者とは別に、それら事件の多くで「武器」として使用された毒ガスの製造に当たった者たちの責任を問いただしはじめる。高度な教育を受けた青年たちをして、人を死に至らしめるためだけに存在する化学物質を作らせるに至った真の動機ははたして見えてくるのか…

というのがまあ本書の前半の構成になっているのだけど、サブタイトルとは裏腹に本書の見所は、教団でもっとも多くの死傷事件に関わり、「もっとも血生臭い男」と呼ばれる新実智光被告のやりとり。それが真に信仰心から来るものなのか、それともすでに死を覚悟して自らをトリックスターに仕立てて死んでいこうとする気持ちからなのか、真相は測りかねるが、オウムが関わったさまざまな事件で命を落とすことになった人々を、その遺族に対しては一定の哀悼の意を表しつつもその「死」自体は自らの信仰に基づく救済行為であり、亡くなった人々は確実に来世で救われている、オウムの理想が完遂し、この世に楽園を作るための避けられない犠牲である、と言い切る新実に対し、「人間性」という言葉を安易に信じて、そこに望みを託しているが故にいらだちの募るのを押さえきれない筆者の降幡氏、さらには遺族の皆さん、裁判官、といった図式になかなか考えさせられるところが多くって。

法治国家が犯罪と認めた事件において、その犯罪者は法で裁かれなければならないわけだけど、「法」の側からは「犯罪」と見える行為であっても、対極にいる側からすれば全ては揺るぎのない信仰の元で行ったことであり、いくら「法」の側がその犯罪性であったり非人間性であったりを糾弾したところで、彼、彼女から見れば「異教徒」でしかないもののそんな行為など、自分の宗教行動において、単に乗り越えるべき障害の一つでしかないわけで。「法」の側が「人間らしさ」を、「人としての気持ち」を説けば説くほど、それは林檎を食べろとささやく蛇の声にしか聞こえなくなっていくわけで、そこでこちら側にいる人間が、こちらの理屈でもってうまく行かないいらだちを見せれば見せるほど、彼にとっては自らの宗教活動がより高みにのぼっていくことの証明な訳で、これ、現行法制でいかに厳罰が被告に適応されたとしても、それは遺族の方に一定の満足を与えることはできても、犯罪者としての宗教家に対してはなんの罰も与えてないのに等しいんだよな。殉教者になれるんだもの。もしかしたら宗教がらみの犯罪の場合、極刑は死ではなく、何か究極の宗教的な恥辱を与えるようなものの方が有効だったりするのかなあと思ったりもした。たとえばイスラム教徒への極刑は毎日牛丼食わせる、とか(あまり真剣に取らないでください)。

なんというか、理性と信仰(あるいは異なる二つの信仰、または損得と信仰、でも)が衝突した時の収拾の付け所の難しさ、ってもののミニモデルになっているなあという感じで。ちなみにこの裁判の行われていた時期に、9.11テロが発生しているってあたりも含めて、単にオウムの犯罪、というだけでなく、宗教ってものが秘めてる容赦のなさと、異教徒はどう付き合っていくべきなのか、ってとこまで含めて、少々考え込んでしまったのでした。宗教が自らの信念でもってことを起した時、一体何がそれをとどめる力になり得るんだろう、ということ。簡単にそれがわかってたら、世の中とっくに平和になっているんだけど。

(★★★)


2004-08-04 [長年日記] この日を編集

[Day] 今、ボクらのホットスポットは立ち呑み屋

たおさん御真影…などとポパイ風に始めてみたりする。えー、先日のすみさんのご来訪に続き、こんどはたおさんがわざわざ立ち呑みの串カツ食いにいらっしゃる。まことにもってこの、酔狂というか類は友を呼ぶというかなんというか。長身のたおさんには立ち呑みのカウンター、少し低くてしんどかったんじゃないでしょうか。話題はもう多岐にわたり、たおさん、すみさんらがごひいきにしている東京の中華正しくは台湾、なんですね? 失礼しました料理屋「ニイハオ」の大将の愉快なお話、ホーガンの新作は面白かったのか、というような話、それからルーマニアの女性のケツがいかにかっこいいか、というような話、などなど。最初日帰りの予定だったのになぜか盛り上がってしまい、結局先日のすみさんご来訪の時と同じ、のんちゃん→たちきやコースに突入してしまいましたとさ(w。のんちゃんで盛り上がってる最中には、突然「スネーク・プリスキンをやってたのって誰だったっけー」が思い出せなくて、いきなりもんちぃ師匠に電話して教えてもらったり、まったく、酔っぱらいのやることは始末におえねえぜ(オレかー)。

今日呑んだ酒その後はたちきやに移動してもう少し呑み。さすがに結構できあがってたので、今になってラベルを見てもお酒の名前が思い出せないわ。やぁねえ。んでお開きとなり、たおさんは高速神戸近辺の何か妙に値段の安い(1泊2000円とな?)宿屋に、私は電車で帰宅。いや楽しゅうございました。ですがたおさんが行った先の宿、大丈夫かなあ*1と気になって、あとから電話かけてみたんだけどたおさん出ないし。ちょっと心配になりつつもこっちも酒入ってるんで、いつのまにかくたーと寝ちゃったんですけど。

それにしてもテンション高くて楽しかったです。浜松に立ちよったたおさんから、夜のお菓子のおみやげまでいただいちゃって大感謝。そのうち必ず東京に遊びに行きまーす。

*1 翌日電話で聞いたら、やはりかなり凄いとこだったらしい。他に宿が空いてなかったとはいえ、申し訳なかったです。うう。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

taoy [いやいや、どうもホントにありがとうございました。宿は、えー、http://www.taoy.org/ をごらん下さい..]

ROVER [うおおーっ、こっ、これはっ(つoT)…]

ks1234_1234 [なんだいいなあ。そういうことなら、言ってくれたら付いていったのに。とかいいながら、連日不動産物件を下見中。]

ROVER [その場合、たおさんのリミッターはどのあたりで効き始めるのかなあ(w。]


2004-08-05 [長年日記] この日を編集

[Day] おでかけとお買い物

今日からさんちかで古書即売会があるので、やや痛む頭を押さえつつ、今日も朝から三宮。残念ながら今回は古本屋的には収穫ナシ。ちょっと欲しい本はいくつかあったのだけど、そこは敢えて我慢我慢。で、さんプラザの二階のオープンスペースのベンチでタバコ吸って汗かいて(酒飲み過ぎた翌日ってのは、どうしてこう汗が出るんだろうね)自販機で水分とって二日酔いをなだめつつ、ジュンク堂で文庫4冊と坂口尚短編集4「きずな」、5「ドレみ空!」、尾田英一朗「One Piece」(34)購入。おいおい、古本買いに出て来たんとちゃうんかい>オレ。

坂口さんの短編集、去年とっくに完結してたんだね。全然気付かなかった。田舎に引きこもってるとこういう時不便です。ま、完結は嬉しい。でもやっぱり、坂口さんのマンガ、これ以上新しい作品を読めないってのは悲しいなあ。「One Piece」は、「水の都編」に入ってちょっと面白さが戻ってきたかしらね。本誌の方の連載も楽しく読んでます。

あとは新生公司によって焼豚一本買って帰宅。なんだな、今日はおおむね、SAVOYのカレー喰いに三宮に出たようなモンだったな。

[Day] たおさんの、2100円蒸し暑い夜

ぎゃああああっ、怪しいとは思ったけど、そういう宿(8/5のエントリーの下の方)だったんですかー。うああ、だったらカプセルホテルの方がなんぼかマシでしたよねえ。最後の最後で申し訳ないところを選んでしまいました。ほんと、ごめんなさいです>たおさん。

でもこれ、暑いの寒いのが我慢できるなら、タクシーで帰るより安上がりだったりするよな、オレにとっても。オレ、マンガ喫茶や24時間営業の茶店で時間つぶすよりはタクシーで家に帰る方を選ぶんだけど、寝れるんならこういうところもアリかも知れないなあ。

って終電逃すような状況下で、まともに宿が取れるような正気が残ってるわけないんだけどさ(^^;)。

[Chinema] わあ、これ観たい観たい!

たおさんとお話ししてて思い出したのが、たおさんのサイトで紹介されていた映画、TEAM AMERICA WORLD POLICE。これ、Operaではうまくトレイラーが再生されなくってちょい放置気味だったんだけど、昨日たおさんとお話しててこの映画の話題もちょっと出てきたので、改めてFireFoxでアクセスしてみた。で、トレイラーを見た。

うわはははははは、これ、観たいよ!すげーよ、この人形のプロポーションとか、ミニチュアのワークスとか、絶対ITCを意識してるよね。で、その上でやってることは超ブラックなんだよね。いいなあこういうの。オレ、マイケル・ムーアのやってることってちょっとばかりナマに過ぎて、積極的に見に行く気になれねえんだけど、こういうのは良いなあ、達者な声優さんを充てた日本語版で観てみたい気がしますよ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

TUX [●「TEAM AMERICA WORLD POLICE」すげぇ!これ見たいッ!(笑) ●昔、BBC制作の「SPIT..]

ROVER [どうなんでしょ、アメリカ製だし、「Hot Shot」みたいなバカ騒ぎ+ブラック風味強め、みたいな感じかなあと思ってる..]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2004-08-06 [長年日記] この日を編集

[F1] マジですか?

今度はB.A.Rに衝撃! バトン、ウィリアムズへ(@nifty)。あらららら。ホント? サラリーのあたりで完全に妥協は出来てなかったようだけど、行っちゃいますか、フランクじいさんのところに。まあジェンソンのあのいまいち面白くない走りのスタイルは、ウィリアムズ向きなんかも知れんけど、ううむ…。

さてこれがホントならBARの空きシートには誰が座るんでしょうな。1-800-F1Newsじゃあミカなんて噂も紹介されてたけど。

それにしても事と次第によっちゃあタクがエースっちゅうことですか? コワー(^^;)。

[web] こういう時はTrackBackが有効かも

たおさんたおさん、東京に居ながらにして新生公司の焼豚、入手できますぜ。こちらから通販での注文が可能みたい。でも正直、新生公司の焼豚はブツを見て選ぶのが楽しいよね。ってそんな時は日本橋の三越に新生公司、入ってるみたいですよ(^o^)。

ついでに。

珈琲なんですが、京都のイノダコーヒーはつとに有名ですが、苦い珈琲がお好みなら、大阪の蘭館などはいかがでございましょう。新宿三越にお店が入ってるようですけど、デパート内喫茶だとちょっとおいしい珈琲を飲む気分にはなれないかな。私はここのフレンチコーヒーが二日飲めないと、かなり凶暴になります(笑)。

以上、かなり私信でした。

[Baseball] 対巨人2年連続勝ち越し

すばらしい。今年はこれで充分じゃ。出来ればオレオレ監督にも痛い目見せてやりたいとこなんだけど、どうも最近、岡田よりはオレオレの方が監督としての器は上に見えてきて困っちゃったなあ、って感じで。

わたしゃ阪神ファンなので、順位がどうとかより以上に、巨人に勝つことの方がはるかに重要なわけで、これはこれで結構な展開でございますよ、ええ。

[CS] 太平洋の翼

CS 日本映画専門チャンネルで「太平洋の翼」。1963年東宝、監督松林宗恵、出演三船敏郎、加山雄三、夏木陽介、佐藤允、渥美清、星由里子。太平洋戦争終盤、米軍を震撼させた精強の紫電改部隊、松山343空の活躍(ちばてつや氏のマンガ、『紫電改のタカ』でも有名ですな)を描く…と見せかけて、実は過酷な負け戦のお話になっている。ガキの頃、テレビで見て以来だったのでいろいろ新鮮だった。全編空中戦の映画、ってイメージがあったんだけどそんなことはなくて、華々しい活躍も343空結成直後の一回戦(史実でも米海軍が「日本に新戦闘機現る」とあわてて電報打ったというヤツですわな)のみで、あとはひたすらジリ貧に向かう戦いを描いているあたり、意外に油断できない映画だなあという感じ。戦争アクションの痛快さを保持しつつ、戦争って、特に負け戦ってのは割に合わんものなのだよ、ってのを言外に匂わせてる感じがして。このあたりは松林監督の良識みたいなものが控えめながらもしっかりと織り込まれた映画になっているということなんだろうか。その分残念ながら、映画トータルのドライブ感みたいなものを少々阻害した結果を伴っているような気もするけれど。

ミフネを別格にした主演の3人は、いつもの戦争映画の常連、ここに池部良や田崎潤といった面々がちょい役で顔を出すあたりの豪華ぶりはさすがに黄金時代の東宝特撮。この手の映画には珍しい、渥美清の出演も良い味。

ただ、永遠の飛行機少年、円谷英二の手腕を持ってしてもミニチュア飛行機の繰演ってのは難しいよなあと思ってしまうあたりはやや辛いか。自走する「大和」のミニチュアが凄いだけに、繰演とセットで表現される紫電改の方に、絵としての魅力がもうひとつな感じなのは、これはしかたのないことなのかな。

あと、ミフネ演じる千田中佐。これは言うまでもなく源田実な訳だが、今の私が源田実という人をあまり高く評価してないこともあって、せっかくミフネが熱演してくれても、「お前が軽戦至上主義を引っ込めへんから、零戦以降の戦闘機の開発に滞りが生じたんやんけー、どのツラ下げて紫電改部隊のリーダーなんかやれるんじゃー、戦後のあんたの体たらくは何事じゃー」などとつい画面に向かって文句垂れる結果になってしまって、そこで少々この映画に対して評価を下げる結果になっちゃってるような気もしないではないので、そこはそれなりに陳謝。

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2004-08-07 [長年日記] この日を編集

[F1] ジェンソン問題(続き)

あっちゃこっちゃのニュースサイトを眺めてみるに…

4年契約といわれているBARとジェンソンの契約は、実際には2003、2004年が本契約で、2005年、2006年はオプションである(来年度の本契約を、BARはジェンソンに明示的に確認するのを怠っていた)、というのが一つ、それから、ジェンソンのオプション延長の前に、BARとホンダの間の提携の延長がなされている必要があったこと、ついでに、提携延長に関しても、ホンダ側からこの契約を失効できるオプションがあり、これに関してジェンソンが不安を持ったこと、が理由である、ように読めたんだけどこれで合ってるのかな?

さて、これはどういうんでしょうね。

BAR内部にいるジェンソンにとって、BARとホンダの関係が、外で見るほどにはしっくりしていない、と見えたと言うことなのかな? いつホンダ・エンジンを失ってもおかしくないな、このチームは、って思ったということなのかしら。そうなればBARにいても、今期以上のジャンプアップは望めない、となればウィリアムズ移籍もあり、ってことになるよなあ。

あるいはですよ、これは妄想ですけど、フランクじいさんがジェンソンに「実はな、うっとこ再来年からホンダ・エンジン使うねん。今のうちこっちに来といた方がええで」などと囁いた、とか(w。

まさかとは思うけどな。

[mixi] オウムとかサリンとかはNGワード?

先日「オウム法廷」の感想文をアップしたら、そこからしばらくmixi側で日記情報の更新が止まったような気がして。その一つ前のエントリについてはちゃんと反映されてたんだけど、タイトルに「オウム」の文字が入ったエントリが登場してからしばらくの間、こっちの更新がmixi側に反映されてないように思えてね。というわけでちょっと実験。サブジェクトのタイトルに「オウム」、「サリン」を入れてみるテスト。

ま、偶然なんだろうと思うんだけど、このエントリがmixiで反映されないとしたら、向こうにはある程度、NGワードを刎ねるシステムがあるっちゅうことになりそうなんだけど、さてどうかな?

ふむ、そういうものでもなさそう。ちゃんと反映されてるね。単なる不調だったのかな。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

水上紫煙 [ご存知かもしれませんが、以前、ヒルがバトンにインタヴューした時に、「1994年の最終戦のシューマッハの行為についてど..]


2004-08-08 [長年日記] この日を編集

[Books] グイン・サーガ(96)

タイトルは「豹頭王の行方」。なんかもう、格調も芸も、ひねりも何もないタイトルが続く今日この頃。生モノなので急いで読む。いきなり行方不明になっちゃったグインを案じ、パロにやってくる股肱の忠臣ハゾス公、ヴァレ、ヨナと共にパロの命運を負ってハゾスに対面するリンダ。「あらちょっといい男」「おお、こりゃ美人だ」………とっほっほ(^^;)。

リンダがついに自立する話として、ちゃんと描いたらそれなりにいい話になってるんだろうけど、出てくる連中がみんな頭悪そうな長ゼリフまくし立てるばかりで「情景」ちうもんがさっぱり見えてこないのだが。

ということでリンダにハゾスもバカの仲間入り。まあハゾス公は前からそんなに頭良さそうには見えなかったけど。それにしても続々とキャラの白痴化が進むもんだから、早めにバカになっておいたグラチーが最近、妙に良い味出てきてるのが皮肉っつーかなんつーか。

まあとにかくあと4冊。

[TV] 定期視聴番組

「頭文字D以下略」、「光と水のダフネ」、「機巧奇傳ヒヲウ戦記」、「特捜戦隊デカレンジャー」。高校野球のため今日はここまで。ここへ来て「ダフネ」が「おにいちゃん」連呼なのはなんか狙ってますか?

んでデカレンジャー(#25「ウィットネス・グランマ」)、んーと、異星人のばあちゃん(宇宙漢方の専門家、ちう設定に妙に笑ってしまった)が可愛い地球人の女の子と、時折姿を入れ替えるあたりがもちっとお話に絡んでくれっと良かったのになあという感じ。ばあちゃん異星人の造形自体、それなりにみにくかわいらしいもので、別に人間型の方は必要なかったんじゃないかな、なんて。まあそれでもセンちゃん編は、毎度それなりに楽しめますな。

そんなことより最近、「新選組!」が妙に面白いので困ってたりするんだけど(別に困らんでも)。ながいながい苦労のすえ、池田屋事件でようやく名声を勝ち得た新選組だけど、実はここがピークで、このあとはひたすらジリ貧傾向になっていくわけなんだが、三谷幸喜的にはここを、田舎の町工場の鷹揚な社長と、忠実だが視野の狭い専務のカップリングが、過去のヒット商品に頑なにこだわって周りをまったく見ない内に、破局を迎える話、と捉えてるのかなあと思えてそこがちょっと興味深くて。

で、田舎の町工場もそれなりに先を見て、大企業でばりばりいわしてた営業主任なんかをヘッドハンティングしてみたんだけど、やっぱり専務とソリが合わなくて、ってのが今週の話な訳ですなあ。で、来週は営業主任が左遷されて、町工場はさらにぎくしゃくしていく、という展開が待ってるわけでした。

[News] 今日のアホクサ

F2戦闘機、調達中止へ…高価で性能不足(YOMIURI ON-LINE)。最終的には予定数の半分以下の70機程度の配備でF2の命脈は絶たれ、新たに別の支援戦闘機を調達しようという話のようで。なんだろね、この無様なドタバタは。

私、前から思ってるんですけど、もしホントに米軍が安保をこの先も遵守してくれるんなら、日本は昔ちょっと話題になった、Hi-Low mix構想のLowの側の充実に力を入れた方がいいと思うんだけどなあ。F-15を100機導入するより、F-16を150機、いえいえ、もうこの際ですからF-5を300機導入した方がよっぽど国のためだと思うんだけど。数の力ってバカにならないと思うし、日本という国の「格」を考えたら、世界最強の戦闘機なんてモノを偉そうに使うようなレベルじゃないと思うんだけど。そこそこマルチロール対応で安価な戦闘機をたくさん用意した方が国のためなんじゃないですかね。モノになるかどうかもわからん新型機に血道を上げるより、コストパフォーマンスっちゅうモノをもうちょっと考えた方がいいと思うんだけどな。90式戦車とか見ててもそう思いますわ。言っとくけどそれ、オレらが出した金で買ってるんだぜ。

本日のツッコミ(全10件) [ツッコミを入れる]

Before...

ROVER [最初は純国産で行くぜ! でやる気満々だったのにねぇ。コンセプトスケッチも上がってたはずなのに。まあやってみたらYS-..]

寸゛ [ああ、言われてみればそうですね。何にせよ、物量でなんとかするという発想とは縁遠いようで‥‥ で、実はそれって、日本人..]

hisamura75 [きっと Rover さまは F-15 がおきらいなのですね?(笑)]

もんちぃ [戦隊ヒーローは問題アリの5人で1人の敵を倒すのでは?f(^^;]

ROVER [うんまあ面白みのないデザインだとは思うけど(^^;)>F-15]

でした [ 数を揃えるというだけなら、T−4を単座にして対地攻撃機に 改造してしまうとか。確か200機くらいあるはず。 使える..]

ROVER [お、アルファジェット的運用法ですね>T-4]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2004-08-09 [長年日記] この日を編集

[PC] デジカメ到着

CaplioG4 wideでマクロ撮影土曜の深夜に注文して今朝到着。仕事早いなヨドバシ。というわけで当初の予定通りリコーのCaplio G4 wide。送料サービスでお値段19800円。今まで買ったデジカメの中で一番安いや。でも性能は一番良いや(^^;)。知らんかったけどこのカメラ、スタパ兄貴もお気に入りの機種だったようで。わたしゃ広角も良いけど何よりマクロに強い事(かつ出来うる限り安い事)、って理由だけでこのカメラ選んだんだけど。

とりあえずテスト。「ヘリボーンコレクション」のSH-3撮ってみました。うむ、うっすら積もったほこりまでしっかりキャッチ、すばらしい(w。ここまで寄れれば文句なし。あたりまえだけどRDC-5300よりはるかにピント合わせも楽だし、出来上がりもキレイ。おおむね満足、かな。

出来れば電源ボタンはロックできるようにして欲しい気がしたのと、あとはあれだ、どんな安物でもいいから、ソフトケースぐらいつけてくれよーって感じですか。まあしばらく使ってみるだ。

[Day] お見舞いと顔見せ

やや糖尿病が進行してて、今月は入院して一ヶ月間リハビリの運びとなった義母のお見舞いに出かける。行く先はあそこです。酔っぱらいのケガから腰痛からあばらのヒビから、なんでも面倒見てくれる従姉妹殿の勤務先、西宮W病院。4週間の長丁場で、退屈でしょうけどご自愛ください、お義母さん、ということで。

珍しくも西宮まで一家総出で出てきてるんだから、ということで、さらに頑張って千里まで遠出して「千」に顔を出す。倅は生まれてすぐの頃につれてきて以来だったので、マスターもママさんも巨大化した倅見てびっくりしてた。そりゃそうだ、十数年ぶりだもんな。

しかも酒呑むようになっとるし。

とりあえずあれだ、酒呑むのは楽しいけど、へろへろのカミさんの面倒見ながら千里から鈴蘭台に帰るってのは重労働だよなあとオモタ。


2004-08-10 [長年日記] この日を編集

[Books] 今日のぷんすか

TSUTAYAに出かけたんだけど「復活の地 II」売ってない。レジのお姉ちゃんに聞いてみたら(10分ぐらい伝票めくって探した末に)「8月6日に一冊入ってますけど、なければ売り切れという事ですね」ですと。

一冊

西鈴蘭台にSF読みは一人しかいないという判断なのか? せめて二人はいる、と見積もってくれんものか。

ったく。そんなんで良く本屋でございなどと言えたものだな、ってああ、TSUTAYAってレンタルビデオ屋だったかー。

[Day] 今日のお言葉

平林さんの日記で知った、ブロガーに捧げる書。実に味わい深い。ついでにそのネタ元、Ideal Breakさん経由でMituwo:「物理の詩人」。物理のことなんて全然わからんけど、「それでもわたしは高次まで展開する」って、なんかいいなあ。どこが良いのかわからんけど、いいわあ。

これは前野先生にタレこむべきであろうか、ううむ。

[web] 今日の判定

出遅れ感たっぷりですが、タイプ別性格判断。わたくしはESFP型・人生は一度しかないというタイプに分類されるようである。うーん、今を一番大切に生きてる認識はないんだけどなあ。刹那的に生きてる、って意であるならそうかも知れないけど。でもまあ「いまやって、つけは後で払う」をモットーにしがちである。ってのは、なんだな、確かにそうかも知れないな(w。

ついでにもうひとつ。「プロから学ぶアイデア術 【特別付録「アイデア発想法判定」】」(excite Books/ニュースな本棚)。こちらによるとわたくしは、

アイデア早撃ちガンマンでいけ!

とにかくどんどんアイデアを出して、やってみるタイプ。くだらないと思っても、思いついたアイデアはやってみよう。失敗してもOK。また次のアイデアにチャレンジ。とにかく何度だってアイデアを実行にうつしていけばいつかは成功するんですよ!

だ、そうです。ふむ、確かに毒にも薬にもならん話ばっかり、オレはしておるかもわからんな。それにしてもこの判定、10の設問に答えると判定をしてくれるわけなんだが、オレの場合10問答えた時点では、

微妙!

判定困難!!

あなたのアイデア発想パワーは奥が深い!

まことに申し訳ないのですが、もう3問だけ質問させてください! それから判定いたします。

などといわれてしまって、思わず「ふふふ、そうだろそうだろ、プログラムごときに、たやすくオレの正体は掴めまい」などと妙な満足感に浸ってしまったのは、みんなには内緒だ。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [オレはISTP型で「アイデア哲学者でいけ!」らしい。プログラムに一泡吹かせられなかったのが残念だっ。]

TUX [●あっしは「一か八か」のENTP型で、遊んでる内にアイデアの出る「アイデア遊び人」らしいです(笑)なんか否定出来ない..]

noki [INFP型「理想主義」でアイデア独裁者で行けタイプですた。 うむーたしかにそうかも?(w  しかし、、本がかたずきま..]

ROVER [とりあえずなんだ、ワシら全員、Pの柔軟型である、という括りでは共通しておるようですな。 通勤2時間じゃあ家に帰ったら..]

星ひかり [『復活の日Ⅱ』って…ええっ????]

ROVER [ちゃうちゃう、「復活の『地』」(^^;)]


2004-08-11 [長年日記] この日を編集

[Day] ちょっとどたばた

本の感想、CSで見た映画の感想、あるんですけどちょっと明日の発送準備優先中。いや、何冊か見つからない本があってな。

というわけでじたばた中。

[Day] あったー

って日付変わっとるがな。くそ、とにかく荷造りまでは…

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

RYOKU [フェイレイが亡くなられたそうですね。生きていたのか…]

ROVER [昨日の新聞に訃報が出ていましたね>フェイ・レイ。あの映画(『キング・コング』)、昔の映画にもかかわらず、妙なエロっぽ..]

星ひかり [あび〜、唐突ですが、メカキングコングってご存じです?<どなたか ^^;]


2004-08-12 [長年日記] この日を編集

[Day] しゅつどうっ!

わあい寝坊しちまった。とりあえず三宮の古書即売会を覗きにいくだ。元気があったら「スティームボーイ」ぐらい鑑賞してきたいとこだが、さて。

今日も暑そうだなあ…

[Day] あ、あれっ?

先週に引き続いて、今日からさんちかで古書即売会だと思ってたのに、いってみたら骨董品の即売会じゃん。しょぼーん。何となく映画を見る気も失せて、へろへろと戻ってきてしまいましたとさ。元町通りでは古書の即売やってたので2冊ほど購入したけど、総じて収穫なしであった。とほほ。

[Books] 八月の砲声

本書カバー バーバラ・W・タックマン 著/山室まりや 訳
カバーデザイン 間村俊一
ちくま学芸文庫
ISBN4-480-08867-9 \1500(税別)
ISBN4-480-08868-7 \1500(税別)

「バルカンのどこかで、途方もなくバカげた事が起これば、さし迫った戦争に火がつくだろう…」ビスマルクの予言は的中した。1914年6月、サライェヴォに響いた銃声は、危うい均衡を保っていたヨーロッパ列強を一気に戦争の渦の中に巻き込んでいく。だがこの戦争は、決して唐突に発生したものではなかった。ヨーロッパ最強の国家となる事を目論むドイツ皇帝ヴィルヘルムII世の挑発的な言動と、それに対抗するフランス、ロシアの間ではすでに、次の戦争が起こった時の動員計画、実際の戦略などについては緻密かつ膨大な計画ができあがっていたのだ…。

1963年のピュリツァー賞受賞作品。1910年、英国王エドワードVII世の死去を機に欧州大陸の覇権をわがものにしようとヴィルヘルムII世が精力的な外交を開始するところからお話は始まり、ついに大戦が勃発、初戦のドイツ軍の急進撃、タンネンベルクでのロシアの大敗、そしてマルヌの会戦におけるドイツ軍の進撃停止、までが描かれる。ここまで急展開につぐ急展開だった戦局はマルヌ会戦後停滞し、長く厳しい塹壕線へと続いていく。この本の後に続くのが、「西部戦線異状なし」や「ジョニーは戦場に行った」のエピソードというわけ。

緻密に練られたと思われる戦略が、実は旧来の固定観念に囚われすぎたものでしかなかったり、せっかくの斬新な戦略が、その有用性を性格に見て取る事の出来ない軍高官によって微妙にねじ曲げられ、当初持つはずだった破壊力を完全には持ち得ない戦略になってしまった、などというエピソードの数々は、第一次大戦に限らず、この前の戦争でも似たようなそれをさんざん目にするわけだけれど、机上でいかに完璧な理論であっても、それが完璧たり得るには現実世界と机の上が寸分違わぬものでなければならないという条件が付くわけで、残念ながら現実世界は机の上のように簡単に見渡しの効くようなものじゃない。さまざまな不確定要素がそこにはある、という事をいかに戦略に織り込めるかが、戦略家の腕の見せ所な訳だけど、ドイツの戦略家たちは机の上をあまりに重視しすぎ、英仏の戦略家たちは現実の、それも都合の良い部分だけを見て戦略を立てていた、というのが明らかになってくるあたりの描写が興味深い。敵も味方も穴のある大計画の元で大戦闘になだれ込んでしまった戦争であったのだね。

序盤のミスをお互いに有効に修正する事が出来なかった事が、短期間で終ると思われた戦争を、4年に及ぶ大戦争へと変貌させ、人の命を著しく軽いものに変えてしまったわけで、その後の日本の悲惨な状況などを考えても、「参謀」というリーダーたちの資質と責任ってのは、近代戦に於いてはとてつもなく重たいものだよなあと思ってしまう事ではある。

それとは別に、本書ではとても印象的な箇所が上下巻でそれぞれ一カ所ずつあって、そこはいろいろと考えさせられた。

上巻では「中立国」である事の難しさ、辛さ。ドイツはシュリーフェン・プランに沿って中立国のベルギーに侵入し、フランスの中枢に大迂回戦を仕掛ける計画を持っていた訳だけど、中立国であるベルギーはあくまで、自国に敵が侵入するまで有効な手を打つ事は出来ない、敵の侵入があったあとも、それまで軍事的な条約を結ぶ事が出来ない中立国にとっては、近隣の大国の都合が先行する、実際に戦争に巻き込まれたあとは、自国の思惑はそっちのけで近隣の大国の戦略に否応なく組み込まれ、往々にして国土は蹂躙されまくる、という三重苦を味あわざるをえないというわけで。しかも念の入った事にこの国は、それから30年と経たないうちに、まったく同じ災厄を食らっているわけで、なんと言ったらいいか、「中立」を謳うという事の裏にはここまでの覚悟が必要である、という事を今の我々はわかっているのかなあ、などとふと考えてしまったわけで。ぱっと見にはなにやら美しげな「中立」という響きではあるんだけど、その「中立」を全うするというのは、これはこれで大変な覚悟と、それなりの準備が必要なんだよな、ということなのだな。

下巻の見所は「国民性」。上意下達、というか、御上からの訓告を極めて従順に受け入れてしまう性質を持った民族と、それがラテンのノリなのか、上が言う事はそれとして、自分の故郷が蹂躙されたら自発的に銃を持ち、個人レベルでも戦う事を辞さない民族が対峙した時に、予想できなかった軋轢が生まれてしまうという事。いったん自国を占領されてしまったら、おそらくゲルマン民族的には話はそこで終わりで、あとは新しい為政者に案外従順に従う(この辺、日本人と似てるのかも知れない)ものが、ベルギーやフランスの住民たちは、国が破れ、占領軍が駐屯してきても反抗する気を失わない、この精神が理解できないゲルマン民族が、彼らを過酷に処断してしまった、というのはドイツにとってその後半世紀以上にわたる痛恨事の端緒だったのかなあ、と。別にナチスがそうだった訳じゃなく、ゲルマン民族の特性として、統制を外れて独自に行動するものが理解できず、いきおい過酷な処断に走ってしまう、という傾向があったし、それは次の大戦でも同様だったのだろうね。

国と国が戦う、といった時に発生する膨大な戦闘以外の手間の部分、近くにあるからといって国民感情も近いとは限らない欧州の複雑な人間事情、みたいなものを改めて想起させてくれる労作。読み応えあり。なれど文庫本の上下巻、あわせて3000円というのは勘弁してくれー、いや、3000円取るならもうちょっと、活字を密集させてくれー、とも思ったけど。ちくま文庫は高いのよね(つoT)。

(★★★☆)


2004-08-13 [長年日記] この日を編集

[web] 掲示板を廃止しました

もはやエロサイト宣伝掲示板に堕ちてしまったことでもあるし、さっぱり廃止しましたけど掲示板、要る? 最近は書き込みも減ってるし、まあいいか、ってとこなんだけど、やっぱり要るぞオルァ、ってことなら、考えます。

ま、鯖移転(するつもりですんで)してからって事になると思いますけど。

そんな事より…

[News] ナベツネ辞任

スポニチ。2ちゃんじゃお祭りだ(w。スカウトの不正活動の引責辞任、だそうだけどさてほんとのところはどういうんでしょうな。

[Books] 復活の地 II

本書カバー 小川一水 著
カバーイラスト 前嶋重機
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ.
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030766-0 \720(税別)

レンカ帝国の首都トレンカを襲った巨大地震の災禍は想像を絶するものだった。多くのものが住処を、愛する人を、肉親を失い、明日の暮らしも定かにならぬ状態で瓦礫と化した帝都に群れ集う。なき恩師の遺志を受け、帝都復興の指揮を執るセイオ、今彼は、王位継承のごたごたから帝都を離れて緩やかな軟禁状態にあったがために難を逃れ得た唯一の王族である王女スミルを仮の摂政として後ろ盾に置き、自らは復興院総裁の肩書きの元に連日激務をこなしている。だが内に帝国の覇権を望むサイテン首相と彼に結託する陸軍、外にレンカの統治下にあるジャルーダの不穏な動き、さらにもっと外、惑星レンカを遠く見る各惑星列強のレンカへの干渉の動きはあとを絶たない。同じ頃、この大地震の原因を探る科学者チームは、一つの見落とせない、だが不可解な現象を発見していた…

というわけでガテンSF系「復興の詩」(そうか?)第二弾。無理矢理阪神大震災になぞらえてみるならば、震災から半月ばかりが経過し、そろそろ街に人々が戻り始めようとするあたり。このあたりというのは、瓦礫と化した街をどう壊し、どう作り直すか、という問題が大きくクローズアップされてくる時期。それはつまり、例えば旧来からの住民感情がしこりを残したり、都市計画を立てるのならば立てるで、財源はどうするのか、計画の骨子はどうなのか、ってあたりをどう解決していくか、また、いまだに危険の残る街の治安を回復するにはどうすればいいか、といった問題で為政者たちが頭を悩ます、ような時期といえるか。ちなみにこの頃になると、呼ばれもしないのにあちこちから役にも立たない政治家たちがやってきてパフォーマンスを披露して被災者に呆れられる頃でもある。呆れられるぐらいならいいが、感受性の強い人間であればこういう体験をして、無性に人を殺してやりたい、という意識を深層心理に芽生えさせたりするので注意が必要な時期なわけですな。

前作が突如発生した大災害の、その直後の緊急対策に焦点を当てたお話だったとしたら、今回のお話は危急の問題はひとまず片づき、この先この被災地をどう復興させていくか、というプロジェクト立ち上げの時期のお話を背骨に、一国の首都が壊滅的な被害を受けたが故に起こる国政の危機、それまで劣等民族と蔑み圧迫してきた隣国の反攻、さらにはその自らが宇宙規模から見れば劣等民族でしかないことを思い知らされる外宇宙からの干渉と次々と問題が発生、必死で状況を改善させようとする主人公にも熱意故の空回りが目立ち始め、そんな彼を最初は憎んでいたのに、いつの間にか心の中から閉め出すことが出来なくなっていることに気がついたお姫様とのろーまんすまで、や、実に盛りだくさんな内容。一作目では単なる無能者でしかなかったシンルージ男爵までもがこの危急の時を経るにつれ、慣習に囚われない自らの行動規範を打ち立てていくあたりの描写、控えめながらも私好みで嬉しい。メインのろーまんすと、それと並行し、たぶん最終巻で小さなクライマックスの一つを担当するであろうもうひとつの(ちょいと愛らしい)ろーまんすが予告されるあたりの筆捌きもうまいなあ。

きっと小川一水という人は、根っ子に性善説を置いている作家なんだろうと思う。"憎むべき悪人"、というのが登場しないのだね。悪人、というか腹に一物あるキャラクタは当然いろいろと登場するのだが、どこかで彼らも、実はそれほど私欲に拘泥しているわけではない、という風に見える人物として設定されている。心底憎むべき悪党、がいない分主人公たちの危機の掘り下げが甘い、という恨みは毎回持つのだけれども、でもこういうノリも決して嫌いじゃあない。サイテン-グレイハンコンビには完結編での身の振り方、期待してますよ、ええ。

想像力の貧困な挿絵描き(なんだよそのドイツ駆逐戦車丸出しの戦車の絵は)には困ったものだが、や、総じて楽しませてもらってます。性善説SF、わりと好きなんですよ、ホーガン贔屓だし(^^;)。

(★★★★)

[tDiary] 実体を見れずに忍び去っちゃう?

んーと、&quote; とかはちゃんと解釈してくれるんだけど、ローマ数字(Ⅰ〜Ⅹ)の実体参照とか、うまく行ってない感じがするんだけど前からそうだったかしら? なにか解決する方法があるんだろうか。ちょっと調べてみる必要があるかな。©はどうだ? あ、これはうまく行く(少なくともOpera7.53ではちゃんと見れる)ね。&のあとに#が来るとマズかったりするんだろうか…。


2004-08-14 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日はオフ

例によって映画のハシゴをするので早起き。ああ眠い。それでは大阪に向けて出撃するだー。

[Day] Sぱらオフ

本日のお題は「サンダーバード」。例によってワタシとTUX導師は少し早めに出て「シュレック2」も鑑賞。「シュレック2」は、まあ期待通りというか期待以上にとばしまくってるというか。吹替え版を見たのだけれど、山寺宏一、竹中直人、青野武の曲者3人が好き放題にやりまくってるあたりが楽しい。「シュレック」にしては下品度がちょっと控えめなのが残念だったけどね。

「サンダーバード」の方は、んーなんというか、こちらは字幕版じゃなくV6による吹替え版の方がふさわしかったんじゃないかなあと思える出来。これね、「アラン・トレーシーと秘密の救助隊」だったらワシ、文句言わんかったかも判らんなという感じなんだけど。ティンティンがとてもキュートだし。でもね、「サンダーバード」としては残念ながらダメダメ。なんつーか、映画を造ってる人がもとの「サンダーバード」に、まったく敬意を払っていない感じが随所から見て取れてとても悲しい。まあ詳しくはあとで。

今日のお買い物映画のあとは屋上に直行。払った分の元は取らなくちゃと思ってしまう貧乏性な人間が揃ってるもんだから、もう飲み食いしまくり。腹苦しい。二時間たっぷり飲み食いしたあとは、腹ごなしに近々閉店が決まっている梅田のディスクピアへ。ここで見つけちゃったんだよなあ、「アーコフ・ライブラリー・DVDボックス1」、50%OFF。「原子怪獣と裸女」、「悪魔と魔女の世界」、「女バイキングと大海獣」、「恐怖の獣人」の4枚に、特典映像としてロジャー・コーマンのインタビューDVDがセットされた5枚組、半額で10000円ですよあなた。多少迷ったんだけどやっぱ耐えられませんでした。購入。ちょっとうへへ。

カラオケ証拠画像さらに腹ごなしにカラオケ。本日は途中から、タイトルを入れたあと、はたしてそのタイトルの番組の画像がモニタに表示されるかどうか(うちのオフでは、カラオケは基本的にアニメ・特撮ソング縛りになってる)のチェック大会に。とりあえずジョイサウンド、勇者シリーズには対応、「イデオン」もOK、でも「ガンダム」や「ザブングル」はダメ。なのになぜか「ストラトス・フォー」やOVA版「雪風」はしっかりアニメの映像が出てくるっちゅうのが妙に不可解なところではある。証拠画像はあれです、ムッシュかまやつの「雪風」ソング(^^;)。

2時間大声出してへとへとになって本日のオフはお開き。皆様お疲れ様でした。

[Chinema] シュレック2

劇場版パンフ表紙 スタッフ
監督:アンドリュー・アダムソン/ケリー・アズベリー/コンラッド・バーノン
製作:アーロン・ワーナー/デビッド・リップマン/ジョン・H・ウィリアムス
製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ
脚本:アンドリュー・アダムソン/ジョー・スティルマン/J・デビッド・ステム/デビッド・N・ウェイス
音楽:ハリー・グレグソン・ウィリアムス
声の出演
マイク・マイヤーズ/濱田雅功
エディ・マーフィー/山寺宏一
キャメロン・ディアス/藤原紀香
アントニオ・バンデラス/竹中直人
ラリー・キング/ジョン・カビラ
公式サイト:http://www.shrek2.jp/

大冒険の末、ついに結ばれたシュレックとフィオナ。波瀾万丈のハネムーンから帰ってみると、なんだか良くわからないけど仰々しい使者の一団が…。それはフィオナの両親、「遠い遠い国」の王と王妃からの招待状。醜い怪物である自分たちを、まっとうな王国の王様とお后様が、歓迎などしてくれるはずもないと渋るシュレックを説き伏せて、なんとか「遠い遠い国」にやってきたおなじみ一行だったが、おとぎの国のセレブたちが居を構えるこの国で、やはりシュレックとフィオナは化け物以外の何物でもない。それでもめげずに両親に理解してもらおうとするフィオナだが、娘には最高のハンサムを、と思っていた父王にとって、シュレックはどうにも受け入れがたい存在。やっぱり王様とシュレックは大げんか。そんなドタバタとは別のところでもうひと組、シュレックとフィオナの仲に割り込もうとしている連中も………。

やってきました無責任お下品アニメ。…なんだけど実は、前作ほどにはお下品じゃない。パロディ側の暴走ぶりは相変わらずだけど、前作に比べればずいぶん上品になったな、って感じはあったりする。「毒」がちょっと薄まっちゃったかな? ってとこ。前の「シュレック」がちょっとなあ、って思った人でも今回は楽しめるのじゃないかしら。逆に前作のえげつなさが好きだった人には、ちょっと物足りないと感じるところがあるかも知れない。お話の展開も、実は案外真面目だし、あろうことかメッセージらしきものまで微妙にこめられてたりするもんね(w。

ただ、やっぱりこの作品には勢いがあって、最初の波にうまく乗れたらあとは一気呵成、エンディングまで頭空っぽにして心ゆくまで楽しめて、終ったあとにはあんまり残るモノがなく、「あー面白かった」で終っちゃう作品に仕上がっていてそこは好感大。90分間ぎゃははと笑い、終ったらさっぱりと「あー面白かった、さあ次どこ行こう」、って思わせてくれる映画って案外少ないのだよね。そういう、休みの日のお楽しみコースの一つのピースとして過不足のない娯楽作品としてのエンタティンメント映画を作ってくれたドリームワークスには大感謝。

そうは言ってもそこは天下のドリームワークス、ここにさりげなくぶち込まれているCGIの技術の高さには恐れ入ってしまいますな。布地の質感、猫君のファーシェイディング、CG役者のモブシーンなど、そっち方面でも見所満載ですわ。3年前の「シュレック」、これを見たあとで見直したら、レンダリングテストですか? と思っちゃうような画像クオリティになっているんじゃないだろうか。こっちの技術の進歩のスピードはホントに速いなあ。その折々で、持てる技術についてちゃんと考察を加え、できそうなことには全力ぶち込む、ここらの仕事ぶりはさすがだ。それをことさら表に出さず、さらりとすげーことやってるあたりは恐れ入りますわ。

今回も吹替え版での鑑賞だったのだけれど、前作ではやや音量足りない感じだった浜ちゃんがずいぶん声優としてうまくなっていて、これなら浜ちゃんでもありかな、と思った。紀香ねーさんの方もそれなりに自然でよい。ただあれだ、山寺宏一、竹中直人、青野武の三人が飛ばしすぎだわ。ちっとやそっとのキャラクターじゃこの三人に食われてしまっても、まあしかたがないだろうな。原語版のアントニオ・バンデラスの猫の声も聞いてみたい気はするが、なんか竹中の方が上手のような気もするよ。ついでに、女王様役はジュリー・アンドリュースだそうなので、そこも興味あり。やっぱこれはDVD買うしか、ってとこで。

萌え猫 最後に。えーと、なんと申しますか、「萌え」という単語のコンセンサスについてなんですけど、ここ、もしかして日米での「萌え」つーものの許容度の格差みたいなものが縮まってきてません? この映画の猫君(バンデラス様が声当ててるヤツね)とかに見られる萌え要素の考え方って、これ、どう見ても日本で受ける「萌え」の条件を完璧に満たしているよね。こういうのがいまはアメリカでも受ける要素として受け入れられているの? そうだとしたら凄いことだと思うんだけど。

(★★★★)

[Chinema] サンダーバード

劇場版パンフ表紙 スタッフ
監督:ジョナサン・フレイクス
脚本:ウィリアム・オズボーン/マイケル・マッカラーズ
音楽:ハンス・ジマー
製作:ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー/マーク・ハッファム
出演
ビル・パクストン
アンソニー・エドワーズ
ソフィア・マイルズ/ロン・クック
フィリップ・ウィンチェスター/レックス・シャープネル/ドミニク・コレンソ/ベン・トージャーセン
ブラティ・コルベット/ソレン・フルトン/ヴァネッサ・アン・ハジェンス
ベン・キングズレー
公式サイト:http://www.thunderbirds-movie.jp/

かつては宇宙飛行士、今は巨万の富を築いたジェフ・トレーシー。彼が極秘裏に設立した組織こそ「国際救助隊」。自慢の息子たちが乗り込む各種のスーパーメカの愛称から「サンダーバード」の名で知られる彼らは、今日も世界各地の大災害に敢然と立ち向かう。最年少のアランをのぞいては…。そんなある日の救助ミッション、いつも通りの鮮やかな手並みで危機迫るオイルリグに取り残された作業員たちを救助して、颯爽と帰路につくサンダーバード1号と2号。だが何物かが、その機体に向けて密かに特殊弾を打ち込んでいた。絶対に秘密にしなければならないトレーシー島の位置が、何者かによって明らかにされようとしているのだ…。

ええと、まず褒めておきます。少年少女の冒険物語として、決して悪い出来じゃあないです。監督のライカー副長ジョナサン・フレイクスは、たぶんティーンズ向けの娯楽作品として「ハリポタ」シリーズのノリをこの作品に持ちこもうと思ったのだと思えるし、それはそこそこ成功している。熱血バカの主人公、運痴のガリ勉君(ブレインズに息子がいたとはな。で、どもりってのは遺伝するものなのかね?)、元気美少女のトリオのお話、としてはそないに悪くない、というかティンティン可愛い(ぉい)。

でもな。

私は「サンダーバード」で特オタになったのですよ。これは格別なタイトルなのですよ、私にとって。そりゃ、期待できない映画だと覚悟はしてましたよ。キワモノ映画を一本見て、「たくよー」とビール飲みながらの馬鹿話のタネにでもなってくれたらそれでいいや、ぐらいの気持ちで見にいきましたよ。でも…。

ちょっと悲しくなったよ。

この映画を造った人達は、「サンダーバード」をなにもわかっていないし、これっぽっちの敬意も払っていない。きっと子供の時に、「サンダーバード」を見て胸が高鳴らなかった連中ばかりに違いない。「サンダーバード」を名乗るなら、外せねえポイントがあるだろうによお前ら、わーっとんのかオルァ!(いかん、思い出しながら書いてたら、だんだん凶暴な気分になってきた)

いいか、「サンダーバード」というのはだな、ぐおぉぉぉぉん、きいぃぃぃーん、ん、ん、ん、んっ(ここのタメがかなり大事)………どっかーん! !もりもりもり!なんだよ。お前らがやってるのは、ごー、ぺた、だろうがよ、どっかーん!がねえんだよお前らが作ったそれには。ガキんちょだったオレらはだな、科学文明の持つ危険性とか、孤島に潜む正義の味方だとか、そんなあとからなんぼでも言えば言える理屈で「サンダーバード」に夢中になったんじゃないんだよ。あのデカい飛行物体が着陸しようという時には、これぐらいのパワーがいるんだ、ということを一瞬にして納得させてくれた、どっかーん!に惚れ込んだんだよ、どうしてそこを外すんだよ、バカ。

考えてみたら無駄の限りでしかないけど、見てるだけでワクワクしてくる発進シークエンスはどうしたよ。おまえら滑り台を、「パパ、行ってきます」と叫んで逆さに滑り下りた憶えはねーのかよ。かろうじてオマージュになってる2号の発進シーンが、悪党に乗っ取られての発進ってなによそれっ、きぃぃぃぃぃぃっ!。1号の最高速はマッハ19オーバーなんだよ、2号はせいぜいマッハ7なんだよ、パンフにもそう書いてるじゃんか。なんで同時に現場に到着するんだよ、阿呆。

はあはあ、ぜえぜえ。くそっ、見た直後はそこそこ冷静だったのに、思い出したら腹立ってきた(^^;)。

最初に書いたけど、良いとこの全然ない映画だとは言わんですよ。原作でもしょっちゅうガキ扱いされてくさってたアランが、友情パワーで大人たちの危機を救い、晴れて救助隊の一員として認められる、話としてはまあまあいけるんです。でもね、「サンダーバード」を名乗るなら外せないポイントがあるでしょう。そこを敢えて外すんなら、それと同等以上のビジュアルショックをこっちに見せてくれなきゃ嘘でしょう。

この映画の吹替えにV6を選んだ日本の企画者の目は、実は確かだったのかも知れないという気がしてきたぞ(w。 吹替えで見た方がもしかしたらこれ、終始ヘタレきってええ具合に楽しめたかも知れない(V6ファンの人、ごめんなさい)。

一応続編へのヒキもあるし、パンフ読むとスタッフはやる気満々らしいけど、ヤメレ

(★)

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

神戸でこんな [http://www.keep-on.jp/regatta/index.htm http://homepage2.n..]

ROVER [うわっ、うわっ、うわっ、これすぎゃーっ! エイモス号もステキっ! 9月ですか、これは見に行きたいなあ。情報どうもあり..]

TUX [●パンフを読んで、ライカー副長(違)が「いやー、ワシ、サンダーバードとか見たことなくてさー。ビデオ借りて見たら、子ど..]

ROVER [「旧来のファンが見たら違和感を感じるかも知れないが」とかなんとか、やたら弁解の多いパンフでしたな。映画作った方も、で..]

nico [日本とイギリス以外の国は、 「子供のころに見た」ということが無いらしいので 大人になってから見たアメリカ人が作ればあ..]

ROVER [らしいですね。つかそもそも、アメリカ人ってあの「どっかーん!」で萌えない体質なんかなあ、て気もしてきてたり。アメリカ..]


2004-08-15 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

土曜の深夜は録り忘れで、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。一週遅れになるのかな? 「デカレンジャー」は、しばらくはデカレンの5人のそれぞれとテツ君の触れあいみたいなモノを描いて両者のキャラ掘り下げシリーズが続くのかな。今週はホージー君でしたな。「ブレイド」は相変わらず、とはつまりなんか盛りあがらねー、と。「プリキュア」はあれだ、あの時間帯って「スーパーヒロインタイム」だったのね。知らなかった(w。

そんなことより今週の問題番組は「新選組!」ですよ。三谷幸喜、もしかして獅童ちゃん演じる捨助を、鞍馬天狗の原型に仕立てようと思ってないかー、などと。まあちょっとしたくすぐりなんだろうけどさ。

[Anime] いろいろ見たよ

木曜から土曜までにいただいた古本の注文がそこそこの数だったので、今日はひたすら本の引っ張り出し、梱包作業。作業しながら昨日のオフの時にでしたさんから回してもらったOVA関係をいろいろ鑑賞。見たのは「小麦ちゃん」の4、5話、「雪風」の4話、「Aika」の1〜4話、などなど。相変わらず小麦は無茶しとるなあ。「雪風」は、お船関係の描写がヤケに格好良くてそこは楽しめた。アドミラル56に萌え(ぉ)。「Aika」は、えーと、えっち(^^;)。まだTUXさんから回ってきたVTRテープとか、昨日買ってきた怪しさ爆裂のB級SF軍団とか、未見がたっぷりできちゃいましたよ。でもとりあえず今日は、F1の決勝を見なくちゃ。

[F1] ハンガリーGP決勝(結果ありだよ、気をつけて)

予選3番グリッドぐらいじゃ誰も驚かなくなったタク、これだけでも立派なものだけど、モナコでミソが付いてそれまでのラウンチ・コントロールが使えなくなって以来スタートが心配でしょうがなかったわけだけど、今回もものの見事にフェルナンドに持って行かれ、おまけにファンパブロにも先行を許してしまって苦しい展開。残念ながら次元のまったく違うマシン、タイヤ、ドライバーのパッケージであるフェラーリに置いて行かれ放題で、最終的にはミハエル、ルーベンス、フェルナンド、ファンパブロ、ジェンソン、タク、アンソニア、ジャンカルロ、のトップ8。ここであっさりフェラーリはコンストラクターズ・タイトル獲得。

それにしてもフェルナンドとファンパブロの試合巧者ぶりはさすが。タクに必要なのはこういう抜け目のなさなのかも知れないなあ。でもま、二台揃ってレースディスタンスを走りきり、もっと大事なことは二人とも、二戦続けてポイントを取れたってことでしょ。ようやくこれができるようになったなあ、ということ。これがもっと速くできるようになっていれば、結果もずいぶん違っていただろうと思うけど、まあこの辺が現状のBARの実力なんでしょう。これはこれでよい方向に向かっている、と思う。できれば終盤、コンストラクターでルノーと争っていって欲しいよね。

それにしてもヤルノは不憫だなあ。オレ、来年のBARはタクとアンソニーでいいと思ってるんだけど、ヤルノはどうもトヨタに行く可能性が高いらしいけど、んでもヤルノなら、タクのパートナーになってくれても歓迎なんだけどな。


2004-08-16 [長年日記] この日を編集

[Day] とりあえず

涼しい朝のうちにお仕事を一通り片づけ(夏休みの宿題みたいだね)て、「サンダーバード」の感想を追記。修正が舞い込んだのでまたお仕事。

[Day] さらにとりあえず

午後は週末いただいたご注文、5件22冊の発送。あわせて8Kgの荷物をひいひい言いながら郵便局へ。ちょこっと買い物してあとはちょこまかと入ってきてる修正要望などの面倒を見て、メールのお返事書いて、それから黄門様見ながら「シュレック2」の感想も追記。ちょっと時間かかってしまった。その上書き足りてないとこもあるんで、そのうち加筆します。するんじゃないかな。するかも知れません。


2004-08-17 [長年日記] この日を編集

[Day] 蒸し暑いなあ

朝からじっとり。雨も降ってるし。午後には風も出てくるし、夕方からはぴか、とか空が光ってるし。で、さっきとうとうごろごろごろーっと来た直後に、ふっと灯りが暗くなって、マシンも強制リセットだ…

瞬断なんて久しぶりに食らったような気がするな。ややこしい仕事してる最中でなくて良かったよ。

[web] よく考えたら

古本屋の脱出はなんとかなったけど、Sぱらは相変わらずギガバイズのお世話になってるわけだが、こっちも来月末には契約期限切れ。さすがにこれ以上ここに居座る気はないんだけど、さてどうしたものか。そろそろ真剣に引っ越し先を考えなくては。ギガに預けてるドメインもどこかに移して、ギガバイズとはキレイさっぱり縁を切りたいところではありますな。


2004-08-18 [長年日記] この日を編集

[CS] 空軍大戦略

CS スターチャンネル・クラシックで「空軍大戦略」。1969年英、監督ガイ・ハミルトン、出演ローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン、ロバート・ショウ、トレヴァー・ハワード、クリストファー・プラマー、スザンナ・ヨーク、クルト・ユルゲンス。英独スター総出演で描くバトル・オヴ・ブリテン。実はLD持ってたりするんですがなんせ3面に渡るんで、一気に見たい時のために改めて録画。

で、やっぱいいわあ、これ。ぶいぶいと空を飛び回るスピットファイア、ハリケーン、イスパノ・メッサー、He111。もうこれだけで満腹。ドラマはやや薄っぺらいが、有名な、ゲーリングに「必要なものがあったらなんでも言ってくれ」といわれたガーランドが「スピットファイアをくれ」といったエピソードとか、キース・パーク(トレヴァー・ハワードが実に本人に似ている)とリー・マロリーの作戦面での論争とか、それなりに史実に忠実な作りになっているので、随所でニヤリとできるようになっている。なんせ大物スターがぞろぞろ出てるんでそこらを見る楽しみもありましょう。序盤でちょっと顔を見せるだけのクルト・ユルゲンスは渋いし、私の好きなロバート・ショウも相変わらず苦虫かみつぶしたようなお芝居やってくれている。ま、それでもとにかく本物の飛行機の飛ぶ姿の美しさの前には、ちっとやそっとのお芝居は太刀打ちできないわけだけど。

私、日本が戦争に負けて良かったなあと思うことの一つに、手持ちの軍艦を片っ端から沈められちゃったので、映画作る時に実物を使う、という手が使えず、これが日本特撮のミニチュアの完成度と繰演技術を高める結果になった、と思ってるわけで、例えば「パール・ハーバー」なんかでの、「そんな船が1941年にあるかーい!」などというツッコミは、日本製戦争映画では、まず不要なのだよね。

その一方で日本が戦争に負けて残念だなあ、と思うのは、手持ちの飛行機も片っ端から壊されちゃったこと。ここばかりは、いかに特撮の神様がさまざまな技術をつくしてイリュージョンを繰り出して見せても、やはり本物にはかなわない。「パール・ハーバー」に無理矢理話を戻すなら、あの映画ではプレーンズ・オヴ・フェイムに保管されてる零戦を実際に飛ばしているシーンがあって、そこだけはやっぱ、見てて「感じ」が違うよなあと思ってしまう訳なんですわ。

そこ行くと本物はやっぱ違うよねえ。いいよねえ。そのうえ飛行機が美しく見える絵、てのを英国人は良くわかってるよなあと思いますわ。こういう連中が作ったから、ITCのメカたちはすばらしいのよね。アメリカ人はここがイマイチわかってないんだろうなあ。特にあのサンダーなんとかいうヘタレ映画のスタッフ共は、この(また凶暴になるから以下略)。

というわけで飛行機大好き、しかも蛇の目ラヴなわたくしにとっては至福の2時間14分。鉤十字スキーがどう思うかはわからんが、少なくともドイツ人を一方的な悪役として描くことはしてないので、そこらはまあ、穏やかに見れるんじゃないですか。ヒトラーの描き方だけは、ちょっとパターンに過ぎるかなあとも思ったけどね。

[Day] 今日のぶつぶつ

とりあえずHTMLメールの是非をここでは問わない。そうしたいというのであればやればよろしい。お仕事ですもの、なんでもやらせていただきますよ。それは良いとして、HTMLメールのひな形をちゃんと作ってあげたのに、わざわざそれをIEで表示してそこから「ファイルに保存」してできたファイルをメールに使用して、「画像が表示されません」とかオレにクレームつけるんじゃねえ馬鹿野郎。

[Baseball] 安藤対ウィリアムズ

なかなか見れるもんじゃありませんな。や、オリンピックの野球、日本対オーストラリア。ウィリアムズお前、今年はオリンピックのために力セーブしとったんかーといいたくなるようなナイスピッチング、日本チームはまるで阪神のように、出てくるピッチャーが片っ端から打ち込まれておりましたなー。

えー、オリンピックはちらちらとしか見てないんだけど、あれですね、マスコミがちやほや持ち上げる種目から順に消えていく感じですね。男子サッカー、女子バレーときて、次は野球がこてんぱんな目になってしょぼーんと帰国する羽目になったらいいのになーと思ってるんだけど。逆に普段、マスコミが全然報道しないような種目でどかーんとメダル取っちゃう選手が出てきたら楽しいんだけどな。近代五種、とかさ………って日本からは近代五種にだれも参加してないのか、残念。

[Baseball] 理由はわかる。解法はどうだ?

日本一わかりやすい「プロ野球1リーグ案がダメな理由」。理屈はおおむね同意できる。でも「根本的な解決法」は果たして本当に根本的なものだろうか? サッカーが「キャプテン翼」で底辺を大きく拡げ、バスケットが「スラムダンク」で市民権を得た今ですよ、プロ野球関係者がやらなきゃいけないのは、「コロコロコミック」もしくは「ジャンプ」で大ヒット野球マンガを産むことしかないような気がするんだけど。子供がその世界でヒーローになりたい、と思えるメディアが身近にないような状態で、選手もファンも増えるわけないじゃん。オレらだってみんなで草野球しょうって原動力になったその元には、「巨人の星」があったからだと思えるもの。物事はなんであれ、ピラミッド型になってるものだと思うので、頂点を高めるためには底辺を大きくしていかなくちゃ、どうにもならんと思うんだけどね。

[web] 移転準備中

とりあえず軽石庵共々、ドメインの管理元、新しいSぱらの更地などいろいろ下ごしらえしてます。たぶん次からは、「SFXぱらだいす」は名乗らないことになると思います。いやまあやることは今までと一緒なんですが、「Sぱら」と「Sぱら分室」でかなり傾向もずれてきてるし。

というわけで「SFX」、が入ってないようなドメインを一個取得。「Sぱらインターネット分室」もこれまでにして、新しいサイトでやっていこうかなあという感じ。日記は当面「酔狂」で行くつもりだけどね。

詳細は調整中につき、もうちょっと準備期間をくださいませ。


2004-08-19 [長年日記] この日を編集

[PC] どーせこんなヤツ>オレ

うーん、壁紙換えるとサウンドカードの不調が直ったりするものなのかなあ。いや、直ったんだけど。

[web] ちびちび弄くり中

移転用の更地の確保、は完了。ここを少し拡げて、今ギガに置いているコンテンツをとりあえず移植してみれば第一段階は終了か。あとはリニューアルのためのいろいろ作業、なんだけどめんどくせえな。

blog、なんてものが一般化する前は、それなりにサイト全体のデザインとかスタイルシートの設定とか、定期的にいろいろ考えたものだけど、最近はそういうの、めんどくさくってしかたがないや。とりあえず思ったこと殴り書きしてSubmitボタン押してしまえば新しいコンテンツができちゃう、ってのはやっぱり凄いものだ、と思ってしまう。ま、新しいサイトはその辺、blog的な要素と昔ながらのHTMLベタ打ち要素がうまいこと共存できるようなものができたらいいな、と思うんだけどどうしたものか。1エントリが1ファイルになる(のですよね? ちがう?)MovableType的な持って行き方の方がうちには向いているのかな? とも思う反面、なんか妙にtDiary好きだったりするんで、新サイトの方向性は全然決まらないままだったりするんですが。

まあ基本的に、今やここ(「酔狂」ね)でほとんど全部面倒見てるんだから、ここさえ残しておけばそれで良いか、ってとこではあるんだけど。


2004-08-20 [長年日記] この日を編集

[Chinema] 老いたなオレ

adramineさんの日記を経由して、サンダーバード/シークエンスの密度の埋め方(はてなダイアリー/指輪世界の第二日記)。なんだな、これがジェネレーションギャップってものなんだろうな。まだとなりにトトロがいてもおかしくない時代にあれを白黒テレビで見て、脳味噌沸騰するような高揚感を味あわされてしまったオジサンにはこういう文章は書けない。人形劇であることはわかっていても、ワシらはいつしか、そんなことを忘れてテレビの画面に見入ってしまっていたものだけど、周りにたっぷりメカのある昨今の若い人達にとっては、それはあくまで繰演の芸を楽しむ、ものでしかないんだろうな。温度差、ってのはあるのだろうと思う。

で、そういうオジサン的には前半の「サンダーバード」という作品の分析なんかは、おおむねその通りだよな、と頷くことができるのだけど、最後の"激渋なサンダーバード"案でずっこけてしまった。そういうのは、個人的には「魁!雷鳥隊!!」とか言うタイトルでやって欲しい、と思ったです。なんかなー、うまく言えんけど私のなかでは「サンダーバード」ってそういうんじゃないんだけどなあ。まあ私の特オタメカフェチ傾向というものは、ほぼ「サンダーバード」で形成されてしまっているので、今さらどんな風にリメイクされても、「また手垢つけやがって」って怒り狂っちゃうのは間違いないとも思うんだけどね。

それはそれとして、人形劇ならTeam America、てのは激しく同意。

[web] サイトこさえるのってこんなにめんどくさかったっけ

というわけで移転準備作業をしこしこやってる最中。もう、めんどくさくて嫌になってる。なんとか今月中に越してしまいたいんだけど。仕事でGoLive、テーブルさくさく構成なHTML書きやりすぎた罰かしら

とりあえず今度は、トップページイコール日記ページにしてしまって、本や映画の感想とかもなるべく日記にまとめちゃう。どうしようもないものだけ別コンテンツにする、あたりを基本方針にしようとは思ってるんだけど、なんか先に進まないなあ、昔はもうちょっと、いろいろ思いついたもんじゃがのう。げほげほ、ずずー(茶をすする音)。

[tDiary] ちょいとどたばた

移転先にtDiaryを移してみる作業。へたくそなピンボールのようにあちこちにガツンガツンとぶつかりながら、なんとか引っ越せたかな、と思ったらなんだかわからんけどScriptErrorがちょこまかと出てきなさる。なんじゃいな、と思って調べてみた。私、プログラムのことさっぱり判らんのでこういう時ははげしく苦労する。とりあえず、移転先のValueDomain+XREA、でお金払って広告表示をオフにして(かつweb用に500Mbのスペースをうはうはとゲットして)いる環境だとこれ、頻繁に発生するものなんだそうだ。いくつかのサイトを見てまわるに、一番簡単な解決方法は、tDiaryのキモであるindex.rbでLast Modifiedヘッダを吐き出すようにしている部分をコメントアウトすることでこの現象、回避できるらしい。なぜなのか、とかオレに聞くなよな(^^;)。さてこのままだとLast Modifiedヘッダが出力されないわけで、アンテナなどに更新情報を拾ってもらえなくなってしまうわけだけど、ここはtDiaryのプラグイン、makelirs.rbやmakerss.rbで補う、というのがお奨めの方法であるみたい。かろうじてGoogleのキャッシュに残っていた情報のなかで、たださんがコメントしているのを読む限りではそう見えた。なのでそうしてみる。今はもっとスマートな解決方法があったりするのかな? プログラマ的にスマートでも、ヘタレにはなんや訳わからん解法、ちうのも存在するので油断できないが。

とりあえずそんなこんなで一日ハマっちゃってました。メールの返事とか、滞っちゃってて申し訳ないです>関係者各位。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

hisamura75 [正直なところ、ウルトラマンシリーズの「ワンダバ」に萌えた私でも、サンダーバードは0.5回分くらいしか見ていないですし..]

ROVER [いいんじゃよ、年寄りの言うことはうっちゃっておいてくれたら、げほげほ、ずずー(茶をすする音)。]

でした [ 今回の映画のようなテイスト(少年活劇風)にするのなら、 サンダバじゃなくて、「ジョー90」の実写化の方が面白かった..]

もんちぃ [「ジョー90」か〜、いいな〜…と思ったんだけど、ハリウッドで作ると「マトリックス」な「ホームアローン」になりそうで鬱..]

ityou [はじめまして。「そういうんじゃない」ってところをうまく言ってみてほしいです。サンダーバードって、どういうものなんです..]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2004-08-21 てことで今後はこちらで [長年日記] この日を編集

[Day] 正式に稼働させます

一応それっぽくなってきたので、今後はこっちで書いていこうかなあと。ちょっと「酔狂」からのデータの引き継ぎがうまく行ってない感じなんだけどまあいいか。こちらでも一つよろしくお願いします。

[web] 旧サイトの取り扱い

久しぶりにASAHI-NETを覗いてみたらば各ADSLコースの全プランでHP容量を100MBに拡張だって。なんだよ、逃げ出した意味が無くなっちゃったなあ。ま、ASAHIはほとんどのCGIが使用不可なんで、tDiaryに慣れちゃうといろいろ面倒くさいこともありそうなんで、今さら向こうに戻れはしないけど、そうだな、もともとASAHI-NETでやってたSぱらを、もう一度あっちに戻しちゃう、ってのはありかも知れないな。一応あれだ、記録保管所ということで。選択肢の一つだね。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

taoy [なんかスタイルシートがおかしくないっすか?]

rover [ん?Operaで見る分には………]

rover [うわっ、FireFoxで見たらエラいことになっとるがな]

rover [てことで直しました。あーびっくりした。どうもさんくすでした>たおさん。 Operaってスタイルシートの指定で "}"..]

でした [ おお、なんかすっきりと涼しげになりましたね。]

rover [うむ、普通にblog風味になってしまいました(w。]


2004-08-22 [長年日記] この日を編集

[Chinema] 「サンダーバード」ってどういうもの?

ええと、ityouさんのツッコミを受ける形で、「サンダーバード」ってどういうものなのか、を改めて考えてみた。

まず個人的に、自分が「サンダーバード」ってこういうものを強く意識した時期というのは3回あって、1回目は1966年のテレビ放映時。NHK、日曜夜6:00がこれぐらいワクワクした時期はなかったね。で、次が1990年のLDボックス発売時。このときには繰り返して見れることから、子供の時の「わーすげー」から一歩進んで、お話の構成とか世界観とか、そういうものをいろいろ考えさせてもらえた時期。で、3回目はこの前の映画を見た時、というかあの映画が製作されてる、というアナウンスを聞いたあたり、かな。ま、3回目はあれです、「いろいろあるけどオレは『サンダーバード』好きでたまらんのだなあ」を再認識した、って程度ではありますが。

さて。

「サンダーバードってどんなもの」てのにはそういうわけで2段階ありまして。1段階目はガキの頃に見た、問答無用の高揚感を味あわせてくれる映像、という部分。2段階目はその陰にしっかり息づいている英国の香り、と申せますか。問答無用の高揚感、てのは、先日映画の感想でも書きましたけど、メカデザインのセンス、メカニクス描写におけるプロセスの緻密さ、そして映像的なメリハリのうまさ、ということに尽きます。例えば「ウルトラマン」の興味が「次はどんな怪獣が出てくるのだろう」であるのと同様に、「サンダーバード」における興味の対象というのは、「次はどんなメカがピンチに陥るのだろう」という部分に尽きるわけです。当然、ピンチに陥るメカたちも、はるかに進んだ科学の産物じゃないといけない。オイルリグなら、すべての作業が完全自動化され、作業員は3人で充分、とかそういう感じ。「科学の進歩は、人類にとって予想もしない危険をもたらすこともある。でも、それを解決するのもやっぱり科学の力だ」というのが「サンダーバード」の基本的なメッセージだと思ってるわけで、見たこともない新技術とそのピンチ、てのが当時のおこちゃまを釘付けにした理由だと思っています。

特権意識をひけらかす訳じゃないですけど、1回目の本放送をリアルタイムで見てた人じゃないと、ここの高揚感はずいぶん違ったものになるのだろうな、という気はしています。30数年前の日本の田舎の風景と、テレビの中に展開する未来社会のギャップの大きさ、「こんな世界が造れるんだ」という憧れ、その憧れの対象が、些細なことでピンチに陥ってしまう驚き、そしてそこに颯爽と駆けつける謎のスーパーメカ。1966年当時、私は7歳でしたけど、今私が7歳で、1966年の「サンダーバード」を初めて見たとして、あのときの高揚感というのは間違いなく感じないだろう、と思います。現実と空想の差が狭まっているんですね。であれば、今同じ名前の映画を作ろうとしているスタッフは、1966年のガキんちょが食らった空想の力に匹敵する新しいビジュアルを作りだし、それを観客に「さあどうだ、こんなの見たことあるかい?」と叩きつけなくちゃいけない。驚きの映像のない「サンダーバード」なんて、「サンダーバード」じゃないです。

んで2段階目、世界観としての「サンダーバード」。

これはあれです、「サンダーバード」ってのは良くも悪くも、実に英国風なお話だと言うこと。私は英国人というのは、高慢で鼻持ちならなくて、歪んだユーモア感覚に富み、権威とか権力とか組織とかを徹底的に信用せず、逆境にならないとやる気を出さない国民、であると思ってるんですが、「サンダーバード」にもそういう香りがぷんぷんとしてて嬉しくなって来ちゃいます。これは子供の頃にはわからないけど、ちょっと大人になって見直してみてわかったこと。ityouさんはご自分のコンテンツで、ウェイン町山氏がトレーシー一家にケネディ一族のイメージが見て取れる、と書いておられたという話を紹介されてたけど、で、セールストーク的にそれはおいしいので、ITCの連中も対外的にはそういうふりをして見せたかも知れないけど、JFKのおとっつあんであるパトリック・ケネディはとんでもない右翼タカ派野郎なのは有名な話な訳で、それを少々揶揄する気持ちをこめてカリカチュアライズして出来上がったのがジェフとーさんだった、といえば言えるかも知れない。ちょっと脱線したか。脱線ついでに言うなら、トレーシー一家って、ケネディっちゅうよりロックフェラー一族のような気がしないでもない(w。

話を戻して。

ityouさんはTVシリーズをご覧になったことがないそうですが、実は「サンダーバード」、結構殺伐とした話が多かったりします。悪の秘密結社と見るやスコット兄さんは問答無用で発砲したりする(武装してるんだよ、国際救助隊は)し、最後まで悪党の正体が今ひとつ見えない話があったりするし、映画版「サンダーバード6号」では殺害された最新鋭飛行船の乗員たちが、洋上にぽろぽろと放り投げられてるシーンがしっかり映し出されたりしてるし。お話としても、たとえば親子の愛情とか、兄弟間の信頼とか、いくらでも書こうと思えば書ける設定ができているのに、そういう話は驚くほど少ないです、というか、無いんじゃないかな。家族の絆、とか言うこと以前に、「国際救助隊」という組織が前に来てしまっているんですね。そこにはひねたユーモアは散見されるけど、しみじみと涙腺が刺激されるような家族愛、なんてものは全然入り込みません。

「サンダーバード」に限らず、ITC作品ってのは基本的に、組織ってものを、血の通わない、胡散臭いものとして書く傾向が強いように思います。次の「キャプテンスカーレット」もそうだし、「ジョー90」もそういうとこあるし、極めつけの「プリズナーNo.6」なんてのもあるし。なのでityouさんのコンテンツから引くならば、ジェフとーさんが「結局俺には、お前達だけか」なんて言うわけ無いんですよ。子供たちが離れていったら、ジェフとーさんは眉一つ動かさずにFABあたりに電話して、「やあ、実は欠員ができてしまったんだが…」っていうに違いないんです。わはは。

このあたりの、妙に醒めたタッチ、というのがITCの一連のシリーズの大きな持ち味だと思うんですけどね。非人間的な部分に猛烈に情感を込める反面、人間そのものに対しては深入りしない、という部分。せっかく格好良い宇宙船を用意しながら、それをほとんど活躍させないアメリカの大人気TVシリーズとは対照的ですね(^^;)。その、対照的なシリーズの準主役がメガホンを取ってできたのが今回の映画、てのはなんだか皮肉な気がします。「サンダーバード」って、実はびっくりするぐらい乾いた世界なんです。浪花節は「サンダーバード」には似合いません。

ついでに、私、かなり確信してるんですが、トレーシー家の人々は、世界の平和なんかにはこれっぽっちも興味を持っていない連中だと思ってます。彼らにとって重要なのは、自分らにしかできない救助活動をやること。悪辣な独裁国家で起きた半ば以上人災の災害なんて、サンダーバードのスーパーメカの出番が無いじゃないですか。そもそも世界の平和なんてものは、原色の全身タイツにマントでも羽織ったような連中に任せておけばいいんです(w。基本的にサンダーバードが対抗しなくちゃいけないのは、自分たちと同等か、それ以上の科学技術が引き起こした災害なわけで、そのために5号は宇宙から「何かいい事件起きてないかなー」と各国の通信をモニターしてるわけで。サンダーバードは自分で事件を選ぶんですよ。大統領から電話もらって、へこへこと仕事に行くような連中じゃあないんです。なんて高慢で鼻持ちならない連中なんでしょうねえ。そこが好きさ(歪んどるなあ)。

と、いうことで。

一大国際組織となった国際救助隊という存在、その中で高らかに歌い上げられる家族愛、の二点に於いて、私は「『サンダーバード』ってそういうもんじゃないんだけどなー」と思っちゃうわけです。組織というものを胡散臭いと見る国民性から産み出されたヒーローが、政治的に中立な国際組織という思想なんてものに縛られてしまった瞬間に、それは私の中では「サンダーバード」じゃ無くなってしまっている、ということで。ついでに、救助隊が立ち向かうべき、「科学文明が産み出した脅威」がないってあたりも併せて。これは今回の映画版でもそうでしたけどね。

なので、例えば………

20XX年、アメリカはかつての9・11自爆テロで更地となったWTC跡に、一大モニュメントを完成させようとしていた。だがそれは単なる記念碑ではなく、全米の産軍共同体の総力を結集した一大早期警戒システムの根幹をなす設備であった。最新兵器で厳重に防御され、全世界のあらゆるニュース報道、ネットワークを流れる情報などをすべて取り込み、誰よりも速くアメリカに害をなそうとするものを予測し、同時に全世界の米軍に大統領命令級の指令を送る権限を持つ超コンピュータ。だがそれは稼働と同時に、あろう事かアメリカ最大の敵をアメリカであると判断、米軍の約半数をその勢力下に置いてアメリカへの攻撃命令を発してしまう。必死でモニュメントを破壊しようとするアメリカとその友好国、だが自らが建造したそのモニュメントの防備と戦力は完璧。あらゆる攻撃を跳ね返しつつモニュメントはニューヨークを焦土に変えていく。アメリカ全土に破滅の予感が漂うそのころ、NORADの早期警戒網を易々と突破してマンハッタンに向かう一つの銀色の機体があった………。

なんてなお話だったら私、それなりに燃えたかも知れません。つかあれだ、かろうじてコンピュータの支配を逃れ、人間側で戦うアメリカ軍艦に「センチネル号」がいたら、真っ赤に燃えそうです、私(笑)。

文中の引用は、ityouさんのはてなダイアリー/指輪世界の第二日記・サンダーバード/シークエンスの密度の埋め方より引かせていただきました。

[Chinema] 「サンダーバード」ってどういうもの? 2

まあなんだな、ワシがへらへらと垂れ流した文章よりも、たおさんが書いておられる内容にじっくり目を通していただいた方がよっぽどためになるような気がしないでもない。たおさんのmemo、8/218/22を乞御一読。モノが「サンダーバード」になると、私しばしば怒りで我を忘れる傾向があるので、たおさんみたいにきっちり時系列に沿って、なんであの映画がスカなのかを追っていく文章はありがたい。読み応え、あります。

[TV] 定期視聴番組

高校野球やらオリンピックやらの影響で、今週は「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」の三本。一週遅れの番組が多いかな。「デカレンジャー」はテツ君視点で見直すジャスミンの魅力編(#27 「ファンキー・プリズナー」)。残念ながらウメコ編やホージー君編ほどには、テツ君からみてジャスミンの魅力再確認、とまでは行かなかった感じかな。ジャスミンの魅力は感じるけど、それを見るテツ君のほうのリアクションがちょっと不足だったかな、なんて。

「ブレイド」(#29「2人のカリス」)は井上脚本、以上終わり(^^;)。いやまあそろそろ夏のコメディ編、が来るのは、それはそれで良いんだけど、外すなら思い切り外す方が良かったんではないのか。外しつつ本編にも重要な影響を与えるシークエンスをここで盛り込む、というある意味野心的な展開を持ってくるには、脚本家の力量に不安が残るじゃろう、と思ってしまうわけなんだが、まあ予想通りの展開ではあるわいな。とりあえずあれです、井上敏樹が脚本を書く時には、食い物の話は前もって禁止しておくべきだと思います、いやマジで。

さて日曜日のNHKも割と真面目に見てはいるんですが、とうとう山南さんも亡くなってしまいましたなあ、NHK的には芹沢暗殺以上に気合入ってましたなあ、次は平助君ですなあ。そんなことより「名探偵ポワロとマープル」のポワロさんが日に日に黄門様にしか見えてこなくて私、少し困ってるんですけど。いまにもポワロさんが「よろしかったらこの年寄りに、お話を聞かせてくださりませんかな」とか言い出しそうでさあ。

本日のツッコミ(全10件) [ツッコミを入れる]

Before...

taoy [あー、そうそう。サンダーバードってジェフの道楽なんですよね。使命感とかじゃなくて。]

noki [あー。今日の話って井上脚本か。。なるほど。  しかし、、ITCものってほんとに組織っってものに対して胡散臭い ものだ..]

rover [今ふと思ったんだけど、ジェフとーさんの仕事は土建屋なんで、各地で災害が起きるたびにトレーシー建設はウハウハなんじゃな..]

ityou [面白い! 乾ききった人情紙吹雪独善野郎供、ですか…… ありがとうございました。]

rover [ま、矛盾すんだけど、たとえウェットな話であったとしても、どっかーん!もりもりもり!があったらそれはそれで許してたかも..]

りつこ(旧ねね子) [今更こんなネタでスミマセン(^^;) V6が声を充てると発表された段階ではジョンが長男でスコットが次男になっていまし..]

りつこ(旧ねね子) [投稿して読み返してみると凄く読みにくい文章なのが分かります。 ごめんなさい(--;) つまり大元の原因は米国側の手違..]

rover [ぬう、つまりハリウッドにもV6のスタッフの皆さんの中にも、サンダーバードヲタは一人もいなかったという事なのねー。普通..]


2004-08-23 [長年日記] この日を編集

[Books] 星雲賞決定

堺三保さんの日記で知ったです。国内長編部門に小川一水「第六大陸」、海外長編部門にブリンの「星海の楽園」ですか。うんうん、どちらも久しぶりに燃えたもんな。よかったよかった。それにしてもコミック部門「彼方から」ってのは、うーむ…。14年越しの完結へのご祝儀って事なのかしらね。や、ひかわきょうこ氏は私も大変好きなマンガ家なんですけど、んー、星雲賞………、うーん、うーん………。

[Day] これからお通夜

カミさんの叔父さんのお母様、は私にとってのなんなんだろう。とりあえず愛称であるところの「ひいばあちゃん」で。保育所通いだった頃の倅に道でばったり会うと、にこにこしながらお小遣いを渡してくれたよなあ、などと。もちろん使うのは主にオレだったわけだが(ぉぃ)。

95歳ってことだから、まあ充分生きたと言えるんだろうな。お疲れ様でした。

それにしても夫婦揃ってこういう式典用の服の用意が無く、当日になってあわてて買いに走る、というのはなかなか情けない図ではある。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

noki [そういえば、うちのばぁさんも95でした。去年階段から落ちて頭蓋骨陥没骨折したまま、現在も寝たきりで意識不明です。もう..]

rover [それは大変ですね。介護される方の苦労も大きいでしょう。歳を取るとなんでもないことで大きなダメージを負ってしまったりし..]


2004-08-24 [長年日記] この日を編集

[Day] お葬式

お通夜の次はお葬式。カミさんにとってはおばあちゃんだが、私はさほどお付き合いがあったわけでもないのでほとんど外様気分ではありましたが、ご遺体を火葬にするのに使った釜が、先日トモ君を送った所と同じものであったということで、義兄夫婦とカミさんは不思議な因縁を感じていたようで。少しばかりではありますが、私も神妙な気分になりましたです。

[TV] 月曜時代劇

で、ようやく今週分の「子連れ狼」と「水戸黄門」。子連れ狼にはお久しぶりの真魚タンゲスト出演。ちょっとお芝居うまくなったかな? そうでもないかな。

「水戸黄門」は越中八尾の風の盆編。んーと、今週はちょっと構成よろしくない感じ。時代劇、特にマンネリ系時代劇というのはですな、見てる側が想像できるようなことであっても安易に想像に任してしまってはいかんわけでな。くどいほど丁寧にお話の流れを説明してやる必要があるのじゃよ。わかりきったシーンがわかりきったタイミングで出てくるところに気持ちよさがあるのでな。ついでに今週は、ラスタチの音楽の使い方もうまくありませんでしたな。あれでは気分が盛り上がりませんぞ。おやおや、いつの間にやらすっかり黄門様口調になってしまっておりましたな。はっはっは。

さてさて、「子連れ狼」の後は「忠臣蔵」(テレビ朝日公式)なんですな。松平健の大石に伊東四朗の吉良だそうですよ。サイトの紹介見る限りでは、実にオーソドックスな耐える大石、悪の権化の吉良、つーパターンになりそうですな。私わんぱたん時代劇、結構好きなのでそれなりに期待しちゃいます。

ところで「忠臣蔵」ちゅーと浪士たちの強敵としての色部又四郎の存在が結構大事なんだけど、誰がやるのかな。まだ発表されておりませんが。ワシ、「四十七人の刺客」の中井貴一が結構好きなんですけどね、ヒステリー持ちの高級官僚って感じが良かったの。そういや松平健も、「元禄繚乱」で色部やってましたなあ。こっちは少々重厚に過ぎたかもしれん。

[Comics] お買い物

西村ミツル&かわすみひろし「大使閣下の料理人」(20)、安彦良和(なのか?これ)「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック」。ガンダム本は別に買うほどのもんでもなかったかも。相変わらず「ガンダム」というとトニーたけざきがおちょくりにやってくる、という構成は笑えなくもないけど。


2004-08-25 [長年日記] この日を編集

[web] Opera7.60 Preview1

この前7.54だかなんだかがリリースされたなー、ってとこだったのに、さらにコンマ1個、バージョンが上がっておりますな。My Opera Forumから入手可能。今回はサイズがいつもの倍近い6Mb超。そのキモは音声ブラウジング対応。IBM Multimodal demo pageで中華料理とピザのオーダーを喋ってくれるのを確認できます(Windows2000、XPに対応)な、おもしれ。でも日本語に対応するとなると大変なんだろうねえ。

その他いろいろと機能追加がある模様。ま、ぼちぼちと。でもやっぱり起動に時間かかるよなあ。

[TV] 定期視聴番組

高校野球で一回休みだった「仮面ライダーブレイド」(#30「失われた記憶」)。先週から続いてたコメディ編の完結。すまんが全然笑えんかった。わざとらしい関西弁、意味わかんねえアルティメット・タイ焼きスーツ、焼けた鉄板あてられたぐらいでダメージ受けるカテゴリークイーン…。真面目にやりましょうね。コメディ作るのはシリアスもの作るより、はるかに役者さんの力量やシチュエーションのきっちりした作り込みが必要なんですよ。

で、ダディヤナさんにもラウズアブゾーバーが。剣崎君の時はハンドキャリーで大事に送ってもらったのに、ダディヤナさんの時は宅急便。この扱いの差は一体…。ついでに、記憶が戻った始さん(ってどういう事情で記憶無くしたんだっけ?)、あっさりカテゴリークイーンを倒し、封印したカードをダディヤナさんにパス。「これが必要だろ」…。さすがはジョーカー。なんでもお見通しですか。

やでやで。

[Chinema] ふっふっふ

たおさんとこ経由でBBC NEWS | Entertainment | Thunderbirds takings 'disappoint'。4200万ドル(だと思うんだけど…>たおさん)かけて、今んとこ上がりは2100万ドルだそうな。ほらごらん、オジサンたちを怒らせるからそういうことになるんだよ(それもちょっと違)。

結局どっちつかずなものを作ってしまって大失敗、ってののいい例になっちゃったわけなんだけど、別に「サンダーバード」でやってくれなくたって、今までにその手の例ならいくらも作られているのにね。人はなぜ同じ過ちを繰り返すのでしょうか(^^;)。

ということでバンダイさん、このラインナップ、売れると良いですねえ。こんなTB2にオレは5000円も払う気ねえけどな。

それにしても4分の1世紀前の話とはいえ、映画史上最高の制作費、と騒がれたSTTMP*1の制作費が確か4000万ドル。世の中インフレだいねえ。ま、同じ4000万ドルかけたダメ映画なら、原作への過剰な思い入れが見苦しいほどのSTTMPを、わたしゃむしろ支持しますが。その証拠にLD買ったもん。私の持ってる「スター・トレック」のビデオソフト、これだけだもん(w。

*1 「Star Trek The Motion Picture」。劇場版「スター・トレック」の一作目


2004-08-26 [長年日記] この日を編集

[DVD] なんだ、こりゃあ

先日半額で購入したアーコフライブラリー Vol.1、そろそろ楽しませてもらうべえとプレイヤーに放り込んでみたら………全然同期取れねえよ。見れたもんじゃねえよ。なんなんだよー。

うーん、そういえば先日従姉妹殿から借りたDVDもおんなじ現象起きてたんだよなあ。パソコンの方ではちゃんと鑑賞できるのに、E-70Vだとうまく再生できないメディアってのが、たんまーにあるのだよなあ。こういうのにも相性みたいなものがあるのかしらね。

[Books] ファウンデーションの勝利 新・銀河帝国興亡史 (3)

本書カバー デイヴィッド・ブリン 著/矢口悟 訳
カバーイラスト 生頼範義
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011482-X \680(税別)
ISBN4-15-011483-8 \680(税別)

ハリ・セルダンが心理歴史学の元に提唱しR・ダニールによるひそかな後押しの結果、惑星ターミナス(やっぱりテルミナス、の方がしっくり来るなあ、と思う私はロートルですか)に"ファウンデーション"の足がかりは築かれた。同時に、さらに、そして真に重要な"第二ファウンデーション"の建設準備も人知れず順調に進行している。今やハリ・セルダンの役目は終った。悠々と残りわずかの人生を味わおうというセルダンだが、その心の片隅には、いまだに自らが整備した心理歴史学に、一抹の瑕疵の存在を否定しきれずにいる。そんな彼の元を訪れた一人の"無名人"。彼は惑星の土壌を研究するうちに、今や銀河帝国の未来に立ちはだかる黒い影となりつつある"混沌"の秘密に迫る数式を導き出した、との手紙をセルダンに送ってくる。心理歴史学の改組の元に有象無象の自説を売り込みに来る素人数学者の手紙など珍しくもない。だがなぜか、彼の手紙はセルダンの心の片隅にかすかに引っかかることとなったのだった…。

アシモフの"A"を継ぐ3人の"B"による、新しい"ファウンデーション"三部作の完結編。理屈っぽいベンフォードが撒いた種を上手な語り手であるベアが育て、ハッタリカマしの名人であるブリンが、でっかい花にしてみせ………る予定だったんだろうけど、どうだろ、咲いた花は美しく香りも高いが大輪の輝き、とまでは行かなかったような感じ?

与えられた設定の活かし方、設定の取り込み方とその料理方法、ちりばめられた要素を終盤ぐいっと纏めてみせる手腕、みたいな、ブリンの小説づくりのうまさみたいなものは本作品でも健在で、"ファウンデーション"のみならず、(アシモフ自身がやっちゃったんでしょうがないんだけど)"陽電子シリーズ"のエピソードも含めて、アシモフの代表作のエッセンスを次々とぶち込みつつ、一瞬「まてまてまて、それでホントに良いのかー」と読者をあわてさせ、最後に、「あーそう落としてくれるのかい、それならまあ、いいかもね」と、ほっとさせてくれるあたりのお話作りのうまさを微塵も否定する気はないのだけれど、んー、それでもやっぱりブリンにしては小粒にまとまっちゃったかなあ。

基本的に、設定をほとんどいじれない状態でこれだけやったのはエラい、といえるのかも知れないけど、なんたってそこはブリンな訳で、読んでるこっちはベンフォードで少々退屈してたところをベアに「お、これからどうなるのかな?」とちょっと興味を焚きつけてもらった後だけに、ラストはブリンならではの、「でえっ」と声上げたくなるような大スペクタクルをひそかに期待してたわけなんですけれども。

もちろんブリンが用意したラストも、これはこれでしみじみと味わいのあるもので、特にこのシリーズ、人間たちの営みの影の所で、言葉は悪いけど暗躍しているロボットたちの印象がとても強く、「人類文明ってのは結局、ロボットたちの過剰な親切の庇護がなければたやすく落ちぶれ果ててしまうものなのかいな」と思うこともしばしばあっただけに、最後の最後で「そうじゃないんだよ」と、穏やかにこちらの思いを裏切って、ちょっとばかり「やっぱり人間ってのは捨てたもんじゃないんだよな」てな気分にさせてもらえたあたりは、決して損した気分にはならなかったんですけれども、んー、それでもブリンだからなあ、最後に一発、大ネタかまして欲しかった気もするのよね。

あ、あと邦題「ファウンデーションの勝利」は微妙に違うような気がする。原題は"Foundation's Tryumph"。確かに"勝ってる"んだけど、ここは明確な勝利、ってニュアンスじゃなく、それとなく最後に勝つのはファウンデーションだったね、みたいなニュアンスを込めているのじゃないのかな?「ファウンデーションの桂冠」、みたいなタイトルの方が、良かったような気がしないでもないな。

(★★★☆)

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もんちぃ [画面の明暗差が激しくてテレビが同期ズレしてたりして。東芝のRD-XS41なら外部入力ソースで同期ズレしていたらしいで..]

rover [むむっ、テレビの方に問題がある、って可能性もあるのかぁ…。確かにボロテレビではあるんだが。ううむ………]


2004-08-27 [長年日記] この日を編集

[Chinema] 神ならぬ"ZILLA"

ゴジラvs GODZILLA(スポニチアネックス)。

ゴジラ生誕50周年を飾るシリーズ最終作「ゴジラ FINAL WARS」(監督北村龍平)に、米ハリウッド版の「GODZILLA」が登場することになった。地球征服をもくろむX星人の刺客「ジラ(ZILLA)」という設定で、豪州・シドニーに出現。ゴジラと壮絶なバトルを繰り広げる。

ここは笑うとこ、ですかね。なんでも「日本の技術で勝負して、CGモンスターの象徴であるGODZILLAを圧倒したい」と、着ぐるみのゴジラに対しジラはすべてCGで製作、だそうで、ふうむ、そこだけはひねたファンから拍手が飛ぶかもわからんねえ。

[Books] 愛だなあ

表紙画像本日のお買い物。岡部いさく(あ、こっちは『ださく』じゃないんだ)「世界の駄っ作機 番外編 蛇の目の花園」(ISBN4-499-22853-0)。全編これ蛇の目(色味の違うのも混じってるけど)、みんなも知ってるあの機体から、オレ(もまあ強力な蛇の目マニヤってほどじゃあねえですけど)も「ナンディスカー?」な代物(ブラックバーン「ブラックバーン」なんて機体があるなんて、今まで知らなかったよ。そりゃ英国機の伝統に従って、メーカー名と機体名、ちゃんと韻は踏んでるけどさあ…)まで、困った機体が続々登場。堪らんのう、うひょひょひょ。例のTSR.2登場に至るまでの、各社、なかんずく英国航空界の(いつも通りの)無定見ぶりが見えてくるおかしな機体オンパレードぶりなんかは、「ストラトス4」ファンのあなたにも有用な資料になってくれるかも(嘘)。楽しいわあ。これだから蛇の目ファンはやめられん。

[Hobby] SWEETのライバル

PLATZのP-51Dさてさて最近は、洋の東西を問わず、1/144スケールにすばらしく出来の良いキットが増えてきてて、住宅事情の苦しいオジサンなんかとても助かってるんだけど、やはりこの分野で先頭を行ってるのはSWEETだよなあ、って思ってたところにやってきたのがこれ。プラッツの1/144 P-51Dマスタング。プラッツといえば以前、TDF仕様のC-46、なんぞという酔狂なキットを出してオジサンをムフフといわせてくれたメーカーなんだけど、今回のこいつは本格的なインジェクションキット。二機分のパーツにカルトグラフ製デカールは五機分のてんこ盛りでお値段1000円、ってあたりも先発のSWEETを意識した商品構成になっている、といえますか。

そのスーパーディティールぶりもSWEETに一歩もひけを取ってなくて、おっそろしいことにこのキット、1/144のくせにしっかり層流翼を再現してたりする(翼に触ってみると、微妙にふくらみを持った形状になってたりする)。デカールにロビン・オールズ少佐*1の機体が含まれてたりするあたりもマニアックちゅうかなんちゅうか。こんなもんが1000円で手に入っちゃうんやねえ。ええ時代や。

ちなみにプラッツのこのシリーズ、次回作はドーラだそうで、ここまでこのスケールで良いキットに恵まれてない鉤十字の人、良かったね。

*1 この人はベトナム戦争で空軍初のエースとなったことで有名な人

[Hobby] それはそうと…

ガンプラ・マスターグレードの新作はボールなんですな(バージョン・カ、とかいうてるのが気に入らんけど)。こっちもなんか、ヘンな方向に突っ走っとるなあ。いやまあ、こっちもこれはこれで、ええ時代の証拠なんかもわからんけどね。

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でした [ ZILLAがありなら、MELLAも出さねば。]

rover [むはは、なんかドラクエの魔法合戦みたいになってきたぞ(w。]


2004-08-28 [長年日記] この日を編集

[Anime] 過去遺産、いろいろつまみ食いしてます

GUNDAM SEED DESTINY WEB。ガンダム種の萌え要素を引っ張りつつ、新たなやられ役系モビルスーツが「ザク」を名乗ってるあたりにうぷぷ。ガンダムの方にはVガンのコンセプトが復活してるあたりでまたうぷぷ。いやまあ何やってくれても良いんですけど、基本的に。

この際だからあれですよ、究極の黒歴史ガンダム、をめざしてみると吉かも。あまりに戦闘力が高いのでどこぞに幽閉されて情けないことになってるキラ、とか、月からのマイクロウェーブを受けて大エネルギー兵器をぶっ放すガンダム、とか、続々出てくるおかしな格闘家、とか、「はやく殺しにいらっしゃーい(はあと)」とかなんとか。あ、もしかしてそれ、面白いんじゃないか?

[Hobby] ガンダムマーカー、馬鹿にできません

メッキシルバーで塗ってみた昨日のもう一件のお買い物、ガンダムマーカーの新製品、ガンダムメッキシルバー。これもGSIクレオスの製品だったのね。従来の銀よりもメッキっぽい、光沢の高い仕上がりが期待できると言うもの。バンダイの食玩黒鮫に塗ってみたのが写真。なぜかちょっと赤みがかった光沢になっているけど、現物はそんなこと無い。もしかして近くに「世界の傑作機(新版)」を80冊ばかり積み上げてたのが悪かったかしら。

使ってみた感じは、そうだな、ミスターカラーで言うところのC90、シャインシルバーを吹き付けたぐらい、あるいはタミヤのエナメルカラーのクロームシルバーの筆塗り、ぐらいの仕上がりは期待できそう。いや、予想してたよりはるかにええ感じです。マーカーごとき、なんて馬鹿にはできないですな。

ただし、キレイに塗るにはコツも要りそう。モノはペンタイプの修正液となんぼも変わらんので、広い面積をきれいに塗るのには向いてない。塗料をある程度出して、それをマーカーでのばしていくような塗り方になるので、今回の黒鮫みたいな、複雑な面にきれいに塗るのも割と苦手。銀なので下地の影響をもろに受ける………。むう、どこに使ったらええんや?

ガンプラで言うならアクチュエータ部分とか、になるのかな? 昨日買ってきたP-51、こいつで塗ったらどやろ、とか思ったんだけど、それはやらなくて良かった(w。エナメルと比べてはるかに乾燥速いし、乾いた後の擦れにも結構強そうなので、使い場所によってはかなり効果がありそうなんだけど、今のところ使い場所が思いつかない。

使い勝手的に一つ、辛いのは、さっきも書いたとおりペンタイプの修正液みたいなもので、フェルトを塗装面にあてて何度かペンを押してやることで塗料が出てくるんだけど、こいつの流量がコントロールしづらいこと。予想もしないぐらい、どばっと出たり、いくら押してもなかなか塗料が出なかったりするので、デリケートな作業にこれ使うのは案外危険かも知れない。あと、何となく量が少なめな感じがするなあ。そこらを割り切れれば、便利な小物なのかもね。

[F1] ベルギーGP予選

ルノーの機を見るに敏な特性、レインで強いブリヂストン、そして気まぐれなスパ・ウェザーが微妙な影響をお互いに及ぼしあった結果、といえますか。雨に強いと言われるブリヂストンが本領を発揮した予選、といえるのだけど予報では明日は雨は降らない模様なんだとか。むうう。とりあえずドライなら、明日のタクの追い上げも期待できそうではあるんだけど、さてどうなるか。モナコ以降しんどい目にあってしまってるヤルノ、ふたたび良い位置につけてるんで明日も期待したいのだけど、んー、晴れるとなるとなあ。

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でした [ マーカーを塗料皿に押し付けて出した塗料を、筆で塗るという 手法もあるようですが、マーカーの意味がないかな・・。]

rover [そのうちガンダムマーカー用溶剤、とか出たりして。これでエアブラシでも使えるぞー、ってさらにマーカーの意味が…]


2004-08-29 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

今週は「特捜戦隊デカレンジャー」(#29「アリエナイザー・リターンズ」)だけ。お話はテツ君の過去に迫るお話。いろいろ、深読みしようと思えばネタはいろいろ見えてくるような構成が仕込まれてたけど、まずはそつなくまとまってたんではないですか。小さいお友達には再生怪人(ちゃうちゃう)続々登場、ってヒキを作り、大きいお友達には「元ネタわかるかなー」でくすぐってみたりして。「多羅尾伴内」までやるかー、ってのと、尺の関係かテツ君の涙が光を反射する(光を反射するものがあればそれを使って移動できる、という能力を持つ悪人が出てくるんですけどね)、というシーンをはっきり見せられなかったこと、悪人が明らかにテツ君の涙を利用した、と、とっさにわかりにくい演出がされちゃったあたりが少しばかり惜しかったか。そんでもまあ、面白かったですよ。やるじゃん武上純希(w。

[F1] ベルギーGP決勝(結果あります)

例えば私、改修前のホッケンハイムがとても好きで、それは、そこには他のサーキットにはない見所があるわけで、つまりは森を抜けて突っ走る直線だよね。ガス欠で止まったプロストを、ピケが乗せて帰ってくることになったあの直線。あれがないホッケンなんてホッケンじゃないでしょー、と思わずいいたくなるのが最近のドイツGPだったりするわけだけど、そういう意味じゃあ、F1がここを走らなかったらダメでしょー、って言いたくなるのがスパのレースだよな。

んで復活のベルギーGP、レース本来の機微ではまだまだかとは思ったけれども、少なくとも展開という面においては、妙に近代化され、テレビ映えはするかも知れんけど面白みのない"近代的"サーキットとはひと味違う、走るクルマに容赦なく牙を剥く厳しいサーキット、という雰囲気を見せてくれて見応えあったなあ。

というわけでめまぐるしいレース。一周目であっさりタクが沈没、その後もデイヴィッドはどかんとバースト、フェルナンドもくるくるとスピンアウト、ポールからスタートしたヤルノも第2スティントが伸びずファンパブロに無理矢理さされる結果。これはレース後の審議だけどどうだろ、あれはタクでも突っ込まないんじゃないかなあって感じ。ヤルノ相変わらずついてない。

これで話は終らずに、残り15周でこんどはジェンソンのマシンの右リヤが大バースト、ミナルディを巻き添えに(つoT)リタイヤ。主要チームが続々と沈んでいく。

残り14周でセーフティカー、波乱はまだ終らない。直後にアントニアが沈み、ファンパブロも(またも)右リヤバーストでアウト、念の入ったことにここに来てデイヴィッドがクリスチャンにぶつかってウィングを吹き飛ばしてまたセーフティカー。ああもう。

これでも波乱は終らない。4位に付けてたリカルドもマシントラブルでリタイヤ。混戦を制して優勝したのはキミ。すばらしい。さすがはスパのレース。油断できない展開だったなあ。その中で2台ともつぶれなかったフェラーリ、なんとか二台完走できたマクラーレン、ボロボロながら一台生き残ったルノー、んで全滅のウィリアムズとBAR、これ、本日ただいまにおけるチーム力の具現なんだろうなあ。コンストラクターズの2位以降、まだまだ混戦になるかもね。

あ、忘れてた。ミハエル、ワールドチャンプおめでとう!


2004-08-30 [長年日記] この日を編集

[News] 乱入男の逆襲

アテネ五輪、マラソンは見てなかったんだけど、マラソンでデリマ妨害受ける、乱入の男を逮捕(asahi.com)なんてなハプニングが起きてたようで。んでこのおっちゃん、どうも去年、F1英国GPでも乱入やらかした人物らしくて。なんだっけ、バスク人の解放かなんかを主張しているもと神父、だったっけか、過激な子羊もいたもんだな。

[Day] 風が強くなってきたぞー

ちょっと怖いぞー。ただいま神戸は19:30。

[TV] 月曜時代劇

「子連れ狼」と「水戸黄門」。「子連れ狼」は狼対飛猿のお話。そこそこハッピーエンドな「子連れ狼」ってなんか調子でないなあ。やっぱエピソードの終わりは、親子以外ほぼ全員死亡、てのが「子連れ狼」だと思うんだけど。

さて来週は久々にゲストにサトエリですよ、なんかしらんが福本さんが重要そうな役もらってるみたいですよ。いよいよ最終回間近なのね。

黄門様の方はまあこんなもんですかねー。若様に見初められたもと大店の器量よしの娘、最後にお殿様の求婚を受ける時に街のおばさんたちが無礼を承知で必死で娘にうんと言わせようと声援を送る、様な展開だったらオジサンちょっと、涙腺の調節が間に合わなくなってたかも。こっちももうすぐ終わりだなあ。

[Day] 雨も降ってきたぞー

時折「ごぉーっ」って、凄い音を立てて風が吹いとるなあ。時々ふと灯りが暗くなるのもヤだなあ。今日はあんまりややこしいことせんとこ。


2004-08-31 [長年日記] この日を編集

[Books] 攻略せよ、要衝モーリシャス 英国海軍の雄 ジャック・オーブリー(4)

本書カバー パトリック・オブライアン 著/高津幸枝 訳
カバーイラスト Geoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041065-8 \700(税別)
ISBN4-15-041066-6 \700(税別)

サープライズ号を駆った冒険から3年。今、ジャック・オーブリーはようやくむすばれた妻ソフィーと、彼女との間にできたふたりの娘、そしてやかまし屋の姑と共に、やや手狭な館で無聊を託つ毎日を送っていた。指揮艦を持たない船乗りの満たされない日々が続いていたのだ。そんなある日、ジャックの許を親友、マチュリンが訪問する。久しぶりの友の来訪に喜びを隠さないオーブリー家の人々。しかもマチュリンは、ジャックがひたすら望み続けていた一つの知らせの早駆けとしての使命も帯びていたのだ…

映画公開の関係で、間にシリーズ第10作が挟まってしまったジャック・オーブリーものの正真正銘の続刊。とはいえ前作からはしばらく間があいていることもあり、まあ違和感はそんなにない。お話はある意味定番の展開。

定番とはつまり、手柄は立てたが(身分的にハンデがある|上層部とうまく折り合いを付けられない|持ち前の正義感が煙たがられる|国情が許さない)という理由から活躍の場を奪われてしまった主人公がくすぶっている導入部から…、ようやく指揮艦(または艦隊)を得るがやはり万全ではない→それでも主人公の手腕が冴えて序盤は好調→主人公をねたむ、恨む、憎む、貶めたいと思う、または軽んじるものの独断がもとで味方は一転苦境に→不屈の主人公、勝ち目の薄い戦いに全力で立ち向かう→そして完全ではないが当面の勝利を得、仲間たちとの結束は深まるが、主人公の心には一抹の満たされなさもまた残って次巻へ続く、みたいなもので、これはまあこういうタイプの小説では一種の黄金パターンであると思うのだけど、4作目にしてオブライアンさん、ようやく「定番にも沿ってみるべえか」てな気持ちでお話を書いてくれたのかな? という印象はある。相変わらず序盤のもたつきにはイライラするし、中盤のダレ場も必要以上にダレちゃう傾向があってそこに不満は残るのだけれど、それでも前三作に比べればずいぶんと良い感じになった、と思う。マンネリシリーズの黄金律ってのは案外重要だと思うのだよね。小説に限らず、映画でも、テレビでも。

 そこをぶち破るには、作者に並々ならぬ力量が要求されるわけで、今のところこの作者は、そこまでの力量は発揮できていない、というかそもそも、マンネリのどこが面白いのかも充分に研究していないように見受けられ、そこで私はこのシリーズ、どうも新刊が出た時に喜んで飛びつく気にさせてもらえないなあと感じてるわけで、ええい言ってしまえ、これは平成ライダーな海洋冒険小説なんだよ。マンネリを打破しようとする心意気は買うけれども、打破すべきマンネリズムに一片の敬意も払われない作品は私は評価できないよ、と、そういうこと。で、今回、意図したのかは知らないが、そういうマンネリな部分をちゃんと見つめ直しているように見えて、そこには好印象を持ったわけだった。

そういうわけでかろうじて、次巻へのヒキは感じさせてもらってはいるんだけど、どうだろなあ、10巻の出来がやっぱりわりかしトホホなことを、ワシら前もって知ってしまってるわけだしなあ(^^;)。

(★★★)

[Day] タイミングがそれなりに…

9月1日更新用コンテンツ。明日は映画見にいきたいのよ。今日は火曜日(レディースデイ)ゆえ、カミさんが一人で慎吾ちあんのニンニン映画見てきて上機嫌だった(カミさん慎吾ちあんとツヨポンのファンなので、ちょこっとゲタは履かしてもらってるかも知れないけど、「ハットリ君」、そこそこ楽しめる映画のようですよ)んで、明日の映画の日にはワシもなんか映画を観に行きたいなー、とか思ってるわけなんだが。

んでも月初めはクライアント様の更新作業もあったりするんで結構面倒だいなあ。とりあえずできるとこだけどかんと更新しといて、後は成り行き、でも良いんだけど、できる、のはずの所で結構躓いてたりして。まいったな。今日は早く寝たい気分なのにー。

どうでもいいが(よくないが)ビデオカードもヘタレてきた感じだなあ。どうしたんだG450。ううう(つoT)。

[Day] んでもって戦略会議

珍しく電話の繋がったヤマちゃん社長と小一時間戦略会議。とりあえずこっちに使ってないキューブ機を回してもらえる算段はついたけど、スペック良くわからん(^^;)。いや私としては、マシンがどうこうより普通にHTML書く仕事が欲しいのだけど、単純にそれを言い立てておしまい、ってわけにもいかんわねえ。とりあえずお仕事マシンのちょびグレードアップができるってだけでも、ありがたいと思わんといかんかな。個人的には軽くて使い勝手の良いノートパソコンが一台欲しいのだけど、そりゃ贅沢が過ぎるしなあ。うう、みんなビンボのせいや、おかあちゃんちっとも悪うない(つoT)。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ks1234_1234 [9月1日、映画の日(1000円デイ)なんで錦糸町の駅前の映画館に行ってきましたが、目当てのニンニン(ハットリくん)も..]

rover [ふっふっふ、「スティームボーイ」は余裕で座れましたぜ(w。]


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