ばむばんか惰隠洞

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2004-09-01 [長年日記] この日を編集

[Chinema] スチームボーイ

劇場版パンフ表紙 スタッフ
原案・脚本・監督:大友克洋
脚本:村井さだゆき
総作画監督:外丸達也
音楽:STEVE JABLONSKY
声の出演
鈴木杏 小西真奈美/津嘉山正種
沢村一樹/斎藤暁/寺島進
児玉清/中村嘉葎雄
公式サイト:http://www.steamboy.net/

極寒のアラスカ。英国の科学者、ロイドとエディのスチム父子はこの地で、世界の歴史を変えうる特殊な液体を発見する。それこそが現在世界を支える蒸気機関を一気に時代遅れな代物に変えてしまう力を秘めた物質。米国の武器商人、オハラ財団のバックアップのもと、ロイドとエディの研究は進んでいた。それからしばらく経った英国、マンチェスター。スチム家の少年、レイの許に祖父ロイドから一つの小包が届けられる。中身はボールほどの大きさの一個の鋼球。そのボールを手にした瞬間から、レイの大冒険の幕が上がったのだった。時に1866年、ロンドンでは今まさに、世界初の大博覧会の幕もまた上がろうとしている…。

圧倒的なまでの作画レベルに星一個、感動的なまでの色彩設計に星もう一個、その他全部ひっくるめて、あと星半分、かなあ。「AKIRA」などでも感じたんだけど、大友アニメの神髄って、人間の手によって描き込まれ、動く絵のものすごさへの拘り、みたいなものがあると思ってるのだけれど、そういう部分を眺めて「いやこれは凄い」ってな気分にさせてもらえるって点においては十二分に満足できる。特に序盤、レイの住むマンチェスターの描写はすばらしい。ただし、"劇場用長編アニメーション映画"としてどうか、といわれると正直うーんな気分。コックさんから給仕まで、誰一人、微塵も手を抜いていない高級レストランの料理なんだけど、一口ほおばった瞬間に「なんかぱさぱさした料理だなあ」、と思ってしまう、様な感じ、でわかりますか?

絵のレベルに関しては前にも書いたとおり文句なし。いや、まあちょっとあるけど(^^;)誤差の範囲内。すばらしいです。で、この絵で伝えてもらうお話の方は、基本的にはストレートな冒険活劇のフォーマットなんだけど、どういうんだろう、微妙に、あちこちで、大友克洋の照れ隠し、みたいなものが見えてきて、それがストーリーの展開を、こちらの期待しているものとは、微妙に"外した"方向に持っていく傾向があるように感じられる。ガイナックスが「海底二万哩」から「ナディア」をこさえたのとおんなじようなノリで、大友は「悪魔の発明」から「スチームボーイ」をこさえたのかなあ、とか、ふと思った。結果的にこの二つ、妙に似たテイストを持っていたりする。で、ガイナックスはパロディで照れを隠してるのに対して、大友はストーリーを微妙に王道の展開から外してみせることで、自分の「てへっ」感を映画に盛り込みたかったんじゃないかなぁ、などと。

で、そのこと自体は決して悪いことじゃあない。大友だもの。多少はクセ球放ってくれなくちゃ、とも思うしね。ただ、クセ球投げるなら、それが明らかにクセ球であるとわかるような造りを映画が備えていないといかんと思うわけで、残念ながらこの映画はそこがうまくできてない。なのでクセ球がクセ球に見えない。ただの失投に見えちゃうわけです。どこが悪いか。声優。

パンフで大友自身が、メインのキャストにプロの声優じゃなくて俳優さんたちを起用したことについての質問に答えて、「19世紀のリアリティが出したかったので、アニメ的なキャンキャンした方向じゃなくて、朴訥な感じが欲しかったからです」と発言しているのだけど、で、確かに朴訥は朴訥なんだけど、朴訥が過ぎてメリもハリもないセリフを喋るキャラクターオンパレードになっちゃってしまった、ってのはどうよ(ついでに、アニメ的なキャンキャンした、つー発言もたいがい失礼だと思うぞ)。

この映画で最初にセリフを発するのは、スチムじーさんを演じる中村嘉葎雄なんだが、で、わたしゃ中村嘉葎雄の「ゴジラ×メガギラス」の時のマッドサイエンティスト役とか、それなりに好きではあるんだけど、声優としては残念ながら落第。声が全然前に出てないの。抑揚もあまりに平板なの。実はこの、中村嘉葎雄の第一声を聞いた時点で、私この映画、もしかして2時間の拷問になるんじゃないだろうかと危惧してしまったぐらいです。困ったことにその予感、かなり当たってしまったのがさらに辛かったですが。

声優経験のある津嘉山正種と、芸達者な斎藤暁(役柄にも助けられたか)以外の声優陣がほぼ全滅。揃いも揃って抑揚なし、メリハリなし、声の出具合がいまいち悪しではお話のクセ球具合を楽しむ以前に、「もうちょっとマシな声出してくれー」って気分でいっぱいになっちゃうんですな。もったいない。これが手慣れた声優さんたちのお芝居だったら、大友克洋の照れ隠し大冒険映画、もうちょっと楽しめたんじゃないかなあと思ってしまうんだけど。鈴木杏はこのメンツの中ではすばらしく健闘していたと思うけど、でもやっぱりちょっと声に芯が通ってない、と感じる時がある。わたしゃ杏ちゃんファンなのでこのお芝居は許容するけど、んーでもやっぱちょっと辛いかな。声優さんって偉大だ。青ニプロバージョンの「スチームボーイ」とか、やってくれませんかね(w。

というわけでお話を楽しみたいのだけれどスカタンな声優陣のおかげでそこが台無しにされちゃった一作。残念賞ですな。ものすごく豪華な残念賞映画。

最後に。それはともかく金田正太郎の活躍を描きたかっただけなのに気がついたら「AKIRA」ができちゃった大友克洋。ホントはこの作品も、大友的「少年ジェット」みたいなノリにしたかったのに、気がついたらこんなんなっちゃったなー、みたいな、彼なりに忸怩たる思いがほの見えるエンディング、実はこの映画で一番の見所だったりしてな(^^;)。

(★★☆)

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

TUX [●以前、声優の林原めぐみさんが、インタビューで「声優は表情とか、身振り手振り一切なしで、喜怒哀楽を、それこそ声だけで..]

rover [たぶんそこでしょうね。俳優さんであればセリフに連動する所作、で表現できる部分も声優さんは声でやらなくちゃいけないわけ..]

TUX [●杏ちゃんは、先日テレビでリーターナーを見て、そのあとDVDでジュブナイル見て、やっぱこれだよなぁ、とか思ったので、..]


2004-09-02 [長年日記] この日を編集

[Books] マジ? NHK? しかもry ?

ホントの話なの? 季節外れの四月馬鹿?

掴めない人には全然掴めないネタですいません。カテゴリがTVじゃなくBooks、ってあたりから察していただいて、かつ、当面静観の構えと言うことで、ひとつ。

あはは、もしかして釣られた?>オレ(^^;)

[PC] エラい貰い物

オレ3号先日ヤマちゃん社長と深夜に電話で話してた時に出てきたキューブパソコンが到着。A OpenのXC cube AV、なるマシン。ちょこっと火入れてみてびっくり。CPUはPen4 2.8Ghz、HDD 120Gb、メモリ512Mb。今ワシが仕事で使ってるマシン(実はこっちもヤマちゃんからの貰い物)、Celeron800だもんな。ざっと3倍強のパワーアップちゅうことになりますよ。しかもなんか豪華だなあこれ。テレビにラジオにDVD-RWにカードリーダー標準装備と来たもんだ。パソコンのパッケージにリモコンとアンテナが入ってるんだもんなあ(^^;)。拡張スロットはPCI×1、AGP×1で、PCIの方はチューナーカードが挿さってる。どうせLANから何からオンボードだし、これで問題ないんだよな、最近は。かろうじてプリンタポートは残ってるから、LightWaveも使えるな。

あれですよ、新しげなマシン触るのなんて5年ぶりぐらいなモノで驚いてるとこ。最近じゃあオンボードのビデオチップでも1600×1200、85hzぐらい余裕で出せるんですな。さすがにMilleniumと比べると微妙に寝ぼけた感じがするけど、出せることは出せる。すげ。

いやこれは結構なモノを。もらっちゃって良いの? 返さないよ(w。>ヤマちゃん

とりあえずメモリが512ではかなわんので、ここだけ補強したら、お仕事環境をこちらに移すことにしようかな。

[web] どうしてそんなに小さいの?

最近は大手のISPなんかもblogサービスを提供してくれるようになったせいで、あちこちでblog形式でいろんな事を書く人が増えてきたみたい。私が楽しみに読ませてもらってるところでも、何ヶ所かblogに移行したところがある(ってキミ、自分もそうでしょうが)。で、いっつも思うんですけど、MovableTypeやら各種のWikiやら(はてなも、デザインによっては)使ってる所って、どうしてああも文字サイズが小さいんでしょう。たぶんWinIEなら問題ないサイズなんだろうと思うけど、うち、Operaなんでね。米粒みたいな文字がどばーっと並ぶサイトを目にすると、どうもこう、読む気がしゅるしゅると無くなって行ってしまうんですが。

もちろんOperaのフォントサイズの考え方というかレンダリングのしかた、微妙にヘンで、スタイルシートで相対単位で指定した時の文字の小さくなり具合、それ小さすぎへん? ってとこもあるにはあるんだけど、それにしてもやっぱりどこもかしこも文字小さいなあ、って思ってしまう。

んでいくつかのblogサイトのスタイルシート見てみたけど、おおむね本文のフォントサイズ、"small"とか、"x-small"ってなってるんだよな。これ、やめて欲しいな。本文って、一番大事なとこなんじゃないんですか? たとえばサイト全体のデザインする時にも、まず本文があって、見出しやら何やらは、それとの相対サイズで指定すべきなんじゃないかと思うし、本文自体の文字サイズは、なるべくなら見る側が一番見やすいサイズ(つまり、基本になるフォントサイズは絶対であれ相対であれ、指定して欲しくないぞ、と)、を優先しておいて欲しいのだけれども。

まあOperaにはユーザースタイルシートのモードがあるから、読みにくいと思ったらボタン一発なんだけど、それはそれでちょっとこう、特定の人物のサイトのコンテンツを読んでる気がしなくって、読んでて楽しくないんですわ。そこのオーナーさんなりの考えがあって、サイトはデザインされてると思うので、それも込みで文章読みたいのですよ。

いくつか、昔からファンなのだけど最近blogを導入したところがあって、そこが軒並み文字小さくて悲しくなっちゃったんだけど、コメントとかでそういうのリクエストするのもちょっと嫌なんでこっそり独り言。

本日のツッコミ(全10件) [ツッコミを入れる]

Before...

キャプテン・シライ [ローガン来ると小さい字はこたえるんですよねぇ。(*_*)]

rover [そうなんす。うまく焦点合わせられなくて頭痛が出ちゃったりする、ベリー・ローガンな最近のわたくしです。]

hisamura75 [手元にある Opera 7.03(Win) でいろいろ見てみました。たしかに1割がた小さな字になるようですね。表示→..]

rover [んーなんというか、どうしてデフォルトで見やすい環境を提供してくれないのよ、と。こちらサイドで一手間かければ、そりゃい..]

寸゛ [Opera使いの対処法としては、「最小フォントサイズ」をある程度の大きさに設定しておくと大丈夫というのがありますね。..]

rover [あっ、そんな手があったのか。そういえばあそこ、デフォルト設定の6ピクセルで放ったらかしだった。なるほどなるほど、あり..]

hisamura75 [Opera7.53 を触ってみましたが、ツール→設定→ページスタイル→標準の拡大率、なら、最初に1回設定しておくだけ..]

rover [いやそれ、拡大せんでええページまでデカくなるやん(^^;)]


2004-09-03 [長年日記] この日を編集

[web] どうしてそんなに小さかったの?

昨日の小粒文字問題、寸゛さんからのツッコミで個人的な環境問題自体は解決。うちは標準的な文字のサイズを13(12では微妙に小さい、と感じるあたりが老眼の証)、最小のフォントサイズはデフォルトの6ピクセルのままにしていたんだけど、ここを10ピクセルにしてやったら、今まで豆粒みたいな表示だったところもずいぶん見やすくなった(それでもまだ、小さいと感じることはあるのだけれども)。当然、ここに標準のサイズと同じ数値を入れてやれば、世の中から字が小さくて読みづらいサイトは無くなってしまうのだけど、まあ小さくすることに意味がある時もあるだろうから当面はこんなセッティングで。

でもどうしてこういう事が起きるのかな? もしかしてOperaって、標準サイズと最小のサイズの間の幅を100%、として、そこから相対的な文字サイズとかを割り出してたりするんだろうか? なので標準と最小の差が小さいほど、相対指定した時のサイズの変化も小さい、とかそういう理由なんだろうか。良くわからん。それはそれで正しいような気もしないでもないけど、んー、正しいのか?

あ、肝心なことを書き忘れていた。だからといって文字小さい系のblogサイトがたくさんあることについて、まあそれでも良いか、などと考えを変えたわけではありません。私にとっては見づらいサイトはたくさんあるし、そこはやっぱり何とかして欲しいと思います、はい。

久村さんからコメント頂いたのでさらに追記。基本的に私が言いたいのは、あるコンテンツの中でメインとなる文章の文字のサイズは100%であるべきでしょう、ということです。それを基準にサイトのデザインがなされるべきだろう、と。で、その100%はあくまで見る側にとっての100%であって欲しいと言うことです。見る人によっては100%は10ptかも知れないし12pxかも知れないけど、そこはやむを得ないものとして、あるいはその差異を吸収できるような前提で、デザインして欲しいな、ということですね。もちろん、「それでもオラ小せえ文字使いてえだ、他人が読みにくくても知ったこっちゃねえだ」というのも自由ですし、そういう人であっても文章が読むに足るものであると思えば、私も頑張って読みますけど。しんどい時はパスするけどな(^^;)。

[Chinema] その挑戦状、受け取ってもらえるかな?

「妖怪大戦争」が「ハリポタ」に挑戦状(nikkansports.com)。さてどうでしょう。

神木隆之介クンは「アバレンジャー」で人間の子供になったトリケラを演じた子。「アギト」にも出てたっけ。美少年ですね、来年の大河ドラマで義経の少年時代演るみたいですね。その他、菅原文太に栗山千明に最近めっきり役者づいてる宮迫も。キャスト的にはまあ、興味深いが、映画としての戦闘力はどうなんだろう。監督三池崇史って、妙に不安じゃありませんこと?

個人的に今、妖怪映画作って客が入るのかって部分にも、どうだろなあって感じてしまうとこもあって、そこもなんだか先行き心配。怪談やら妖怪ものは確かに大映の十八番だったけど、作れば客が入ってくれた頃とは時代が違うんでなあ、観客が妖怪側にたっぷり感情移入できないと、このタイプの映画は失敗しちゃうんじゃないだろうか。「さくや妖怪伝」がそうだったように。クリーチャーデザイナーにとっては挑戦しがいのあるテーマなんだと思うけど、満足がそこで止まっちゃうと、映画としてはぱっとしないモノになっちゃいそうな気がするな。ん? 栗山千明は悪霊に仕える妖怪役(sanspo.com)? そこに期待か?

[Day] ああ、見たいなあそれ

すみさんのレポートで知った、真鍋博展@東京ステーションギャラリー。私にとって「レンズマン」は、真鍋画伯のイラストと切り離しては考えられない(なので私は、最近復刊された『レンズマン』、悲しくてしょうがない。感想でも何度も書いたけど、生頼画伯、それ、『レンズマン』ちゃいますっ)。

現代SFは知らず、'40年代〜'60年代のSFというのは、つまるところ見たこともない世界をアイコン化して、ヴィヴィッドに、わかりやすく見せようとしていた時期ではあったのではないか、なんてふと考えたりするのだけれど、そういう時代の香りに、真鍋画伯のイラストはなんと親和性の高いことか。おかげで私はSFのどこかにスマートで現実離れしたような部分を求める体質になってしまったような気がするもの。それをたとえば、チューブ列車とエアカーに代表される21世紀の未来図になぞらえて、いまだにそんな夢を見ているのかと笑うなら笑えばいい。妙なデータ偏重と押しつけがましい萌え要素の乱発に比べたら、なんぼか健全ではないか。そんな、SFとの幸福なお付き合いをさせて頂いた時期を代表するビジュアルこそ、真鍋イラストの世界なのだと思う。

ああ、これは見にいきたいな。関西にもやってくるんだろうか。やってこないと悲しいぞ。9/12まで? 「青春18きっぷ」、どこかで入手できたら行っちゃいそうだな。

[Oldbooks] 一周年だし

古本屋も一年になるんだなあ。ということで買取りを始めてみることにした。当面、お客様のご希望に沿うことができるかどうかも不安なんだけど、とにかくやってみなくちゃ始まらないし。変な本があふれて困ってる方、一度覗いてやって頂けたらありがたいです。

本日のツッコミ(全9件) [ツッコミを入れる]

Before...

rover [うわー、うわー、うわー(^^;)………。]

taoy [青春18切符、あまっちゃってるんでお送りしましょうか?。]

rover [なんですとー!(^^;)>たおさん どどどどうしよう。もし使う予定がないのなら、一枚か二枚、売っていただこうかなあ。..]

ks1234_1234 [いま自Webに書き足しましたが、展示作品数も非常に多く、しかも高名作家作ばかりで、かなりお得ですよ。展覧会自体は80..]

taoy [乱土さん、乱土さん。 今の青春18切符は昔と違って、全部で1枚なのですよ(笑)。 とりあえず送ります。]

たかはし@梅丘 [乱入します(笑)。 明日行こうかと思ってたのですが、もしいらっしゃるならご一緒しましょうか。 様々本担いで行きます(..]

rover [なんか話はどんどんワシが東京へ行く方向で進んで行っている。こーなっては行くしかあるまい(笑)。]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2004-09-04 [長年日記] この日を編集

[PC] メモリ買ってきた

てことで先日いただいたキューブ、やはりメモリが512ではちょっと辛いなあというところもあるんでソフマップにお出かけ。出かける前にマシンをバラしてみたら、SAMSONGブランドのPC-3200 256Mbが二本挿さっていることがわかった。わお、DDR400じゃん、ブランド品じゃん。でソフマップで見てみると、PC-3200のSDRAM、512Mbだとノーブラが7800円ぐらい、JEDEC準拠品が8800円ぐらい、で、SAMSONGブランドになると9800円ぐらいの模様。ヘンなところで見栄を張るが、とことん太っ腹にもなれない私はJEDEC準拠品を二本。あと安もんのD-Sub15pinケーブル(今までのお仕事マシンは、こいつでモニタに繋げば、ディスプレイ一台でパソコン3台が切り替え使用できることになる)を一本。しめて18000円ちょい。ポイントが7000円ぐらい貯まってたんで、こいつを利用して12000円でお釣りの来る買い物。思ったより安く上がった。良かった良かった。

で、帰ってきて動作チェック。動くね。一安心。あとは再インストール作業。こいつは明日に回そうかな。

それにしても、しばらくキューブの方いじってからお遊びマシンに戻ってくると、Milleniumの画像のシャープさには驚かされるなあ。一瞬、目が痛いと感じるくらいはっきりくっきりしてるもんな。さすがだ。

[Day] 人がソフマップ行ってる間に…

話はどんどん大きくなっているぞ(w。 えーとなんだな、そういうことでしたら一つお願いします、たおさん。そうかあ、金券ショップの「青春18きっぷ、一回レンタル○○○○円」って貼り紙、意味がわからなかったんですけど、今は一枚物なので、必要なだけ(借りて)使って、またショップに戻す、って使い方な訳なんですな、なるほど。

んでたかはしさん、私たぶん平日に行くことになると思いますけどそれでもよろしいでしょうか? それで良ければ喜んでご一緒させていただきます。

それにしても。

んーと、各駅停車の旅って事になるとたぶん神戸から東京まで、10時間ぐらいかかりそうだから、どうしようかなあ。朝イチで出かけて、夕方真鍋さんの絵を見て新幹線でトンボ返り、とかもありかな、って思ってたんだけど、こうなると東京に着いた日はそのままへらーっと酒呑んで寝て、次の日ゆっくり遊んで回る、とかの方が良いかもしれないなあ。どうしようかな。

[PC] 久々インストール

夕方ぐらいからぼちぼちと。まずヤマちゃん社長が切ってたパーテーションを全部とっぱらかって、まずPCとは別系統で動作可能なAVコントロールソフト(Linuxなんやねえ)をインストール。そののち12Gbほどのパーテーション切ってここにWin2000インストール。付属のCDから各種ドライバのインストール、その後はいつ果てるとも知れないWindows Update大会。ついでにPC立ち上げた後から使えるAVコントロールソフトのインストール。あとは残りのHDD、20Gbをアプリ用、60Gbをデータ用、残り全部(20Gbにちょっと足りないぐらいかな)をいろいろ雑用ドライブ、にパーテーション切ってフォーマット、まで完了。あとはお仕事マシンのデータを引き継いで、あとはAdobe軍団やらなんやかやの各種アプリを放り込めば、めでたく新お仕事マシン(KingJoe、と名付けてみました)の出来上がり。その辺の作業は明日だな。LightWaveベンチ、どれぐらい出てくれるんだろうね。

[Day] オラ東京さ行くだ計画

早速のご送付ありがとうございます>たおさん。有効に使わせていただきたく。

さてすべては切符が届いてから、9月10日までの間でカタを付けんとあかんわけですが、私、いつごろ顔を出すのがよいのかな? 今のところ、適当な時間に家を出て、へろへろと各停の旅を楽しみつつ夕刻東京に着き、その日は(お付き合いくださる方がいらっしゃったら)宴会モードで、翌日真鍋さんを鑑賞してお昼過ぎぐらいに帰りの列車、または帰りは晩の新幹線ということにして、東京駅の地下のえーかげんなパブ(が有りましたよね)で一人飲んだくれる、のもいいなあ、とか思ってたりするわけですが。

「青春18」ってほら、0時から次の日の0時を過ぎて直近の駅まで有効、なので夜行で行くのはちょっとしんどいかな、って感じですね。

それにね、そもそも「青春18」で東京に行く、っての、堀晃さんがやってるのをみて、「あー、なんか良いなあ、オレもやってみてぇ」と思ったのがそもそもの発端だったりするので、やっぱ明るいうちに旅したいよなあ、なんて漠然と思ってたりして(^^;)。

[Comics] お買い物

ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」(6)、西炯子「双子座の女」。「双子座の女」ってこれ、微妙にシリーズものを為す作品群の一環だったのだな。くっそう、残りを探さなくちゃ。

本日のツッコミ(全13件) [ツッコミを入れる]

Before...

りつこ(旧ねね子) [東京へいらはい(^_^)b 現在の仕事場が東京駅から歩いて二十分くらいなので、ちょっくらお顔が拝めますでしょうか?]

taoy@笹塚 [昼間移動だったら、7:22 三宮発の新快速に乗るのが乗り継ぎが良さげですね。順調に行けば、16:24東京駅着、です。..]

ks1234_1234 [心配しなくても宴会には出ますがな。けっこう人数集まりそうですな。乱土さんの人徳。]

rover [あらまあ、ねね女王様まで(^^;)。むさい顔でよろしければ、拝んだってください。]

rover [なるほど。朝6時起きで東京着が夕方5時前か。もはや宴会しか、やること残ってねえよな、それ(^^;)]

たかはし@梅丘 [ 夕方にいってきますた。素晴らしかったっす。  何を言ってもネタバレになりますので、カタログを買ってその中の1行に..]

rover [おお、期待が高まるではないですか。しかし台風の心配も高まっとるぞ。昨夜はえらく揺れたし(^^;)。 それにしても息子..]

たかはし@梅丘 [ちなみに、 http://qrl.jp/?u=115182 こんなのもやってます。]


2004-09-05 [長年日記] この日を編集

[PC] あり?

webは見えるのに、LANが見えねえとはこれいかに。悩み中。

[Day] 地震だぁ…

結構長いこと揺れてたなあ。うう、イヤな感じ。

[TV] 定期視聴番組

新しいおもちゃのセッティングがうまく行かないので、今日はながらの度合い強めの鑑賞。「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。土曜の晩は録り損ね。「デカレンジャー」(#29「ミラー・リベンジャー」)は先週から続く最強悪人対テツの戦いの完結編。後輩が出来てから、ずいぶん良い感じになったバンバン君、それに押されて心の傷をようやく癒すテツのエピソード、ってことでまあ、よろしいんじゃないですか。少々勢いで押し切り過ぎな所もなくはないけど、そこはそれ、戦隊シリーズだし。ほんとはあっと驚く鏡封じが見たかったけどね。

「ブレイド」(#31「53番目の存在」)のほうもまあ、後半に入ってエンジンかかってきましたか? な感じで、相変わらず思わせぶりは多いけど、少なくとも引きつける力、みたいなものはあると感じる。後はいつもの、思わせぶりのぶつ切りが無くなってくれたら、悪くない展開だと思うのだけれどもな。

[Day] うわあ、また揺れた…

怖いよう、いやだよう。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

ks1234_1234 [tcp/ipは入っているけどMSネットワーククライアントが入っていないとかワークグループ名が違うとか。そういうLAN..]

rover [ヤマちゃん社長に聞いたら「時間が解決する事が多い」だって(^^;)。]

HashiM [私もついこの前経験したのですが,共有フォルダの設定をしていたのに,ファイアウォールソフトが自分のマシンをブロックして..]

rover [>HashiMさん ソレダー!!! ZoneAlarmが接続を許可するIPを追加してやったら解決したです。わんだほー..]


2004-09-06 [長年日記] この日を編集

[PC] いろいろインストール中

LAN問題が解決した(HashiMさん、ありがとうございました)ので、せこせことお仕事マシンのセットアップ。Adobe4点セット(Photoshop、Illustrator、GoLive、Acrobat)やら秀さん4点セット(秀丸、鶴亀、秀見え、パスワード総合管理)やらACDSeeやらOptpixやらOpenOfficeやら、忘れちゃいけないZoneAlarmやら、あとLightWaveも。データもここ1年ぐらいの仕事の分は移動完了。ということで一区切りついたところでHDBENCH。

 ★ ★ ★  HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ 
M/B Name      
Processor   Pentium4 2793.00MHz[GenuineIntel family F model 2 step 5]
Cache       L1_D:[8K]  L1_I:[12K]  L2:[512K]
Name String Intel(R) Pentium(R) 4 CPU 2.80GHz  
VideoCard   Intel(R) 82865G Graphics Controller  
Resolution  1600x1200 (32Bit color)  
Memory      1039,856 KByte  
OS          Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 4  
Date        2004/09/06  15:08  

Intel(R) 82801EB Ultra ATA Storage Controllers プライマリ IDE チャネル Maxtor 6Y120P0
Intel(R) 82801EB Ultra ATA Storage Controllers セカンダリ IDE チャネル HL-DT-ST DVDRAM GSA-4082B
Intel(R) 82801EB Ultra ATA Storage Controllers プライマリ IDE チャネル
Intel(R) 82801EB Ultra ATA Storage Controllers セカンダリ IDE チャネル
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 48889 64054 107192 151199 79225 170325 42
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive 23944 30378 9140 41 55053 53696 9497 28240 C:\100MB

前にCeleron900のマシン(今も使ってるお遊び兼古本屋用マシン)で測ってみた時は、ALLの値が17624、だったから、まあおおむね3倍弱、ですかね。ついでにLightWaveベンチ(Raytrace.lwsを160×120でレンダリングしてみる)は15秒。んむ、これ、Celeron800の時はかろうじて50秒を切るぐらいの数字だったはずだから、うん、やっぱり速くなってるんだなあ。ちょっと嬉しい。仕事で使うのもったいねえな(ぉぃ)。

[PC] 速いじゃんOpera

OpenOffice.orgはJAVAランタイムを要求してくるので、せっかくだからとOpera7.54 JAVA付き版を新お仕事マシン(強そうに見えないけど強いマシンなので、KingJoe、と命名)に放り込んでみた。仕事マシンは基本的に普段はFireFox、たまに(必要に迫られて)IEなんだけど。

で、立ち上げてみたんだけど瞬時に立ち上がるよね。ふうむ、お遊びマシンで立ち上がるまでに40秒以上待たされるってのは、Opera自体じゃなく、システムの方に何か問題があるんだろうなあ。

[Day] さすがに、めでたくはないよ

カミさんにも言われたもんね。「四捨五入して50のお祝いのご馳走、何が良い?」って。お酒だよ、お酒をおくれっ!

(^^;)… というわけで今日は誕生日。ううむ、とうとう四捨五入したら50、な歳になってしまった。いやはやなんともはや。mixiの自己紹介欄とか、経歴詐称しておけば良かったな。

[Day] オラ東京さ行くだ計画

こういうものだったのねぬひょひょ、たおさんから青春18きっぷを送っていただいたですよ。確かに受け取りました、どうもありがとうございます>たおさん。 なるほどね、こういうスタイルではバラ売りなんて出来はしませんわなあと納得したところで、さてこれで足の確保は出来たんで、いろいろお出かけの算段を立ててるところ。とはいうものの、特に計画らしい計画もないんだよな。朝起きて、適当な時間の列車に乗って後は東に向かうだけ。一応ですね、ちょこっとだけ準備したいので、東京に行くのは明後日、9月8日水曜日、っちゅう事にしたいと思っちょります。何時に着くかは、わかりません(w。

大阪発7時20分、てのはしんどいので、たぶんもうちょっと後の列車になると思いますから、東京着は18:00ぐらいになるんじゃないかなあ。完全に宴会できたらそれでええや、ですねこいつ(^^;)。

てことで、どこら辺で遊びましょう? >遊んでくださる方。その付近で、安げな宿も取れたら取っちゃいたいなあ、などと思ってるわけですが。ちなみに私、東京はほとんど土地勘はありませんが、どこそこの駅に来い、ぐらいならなんとか対応できると思います。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

hisamura75 [ところで、お誕生日、おめでとうございます♪ ぱんぱかぱーん♪(こ、ここに書いていいのかな……)]

rover [それを言うなぁぁぁぁ(つoT)]

もんちぃ [お〜3倍ですか。そいつぁ素晴らしい。たまにはLWも使ってあげて下さい。(ぬるば〜もよろ) それはともかくお誕生日おめ..]

asano [サイト移転後初ツッコミでございます。毎日楽しく読ませていただいておりますが、新サイト名の由来が分からなくて夜も寝られ..]

rover [むう、アイリーアはロボットちゃんなのだろうか…、ああ、途中からアイリーア・プローブになったんだ。 ということであさの..]

たかはし@梅丘 [また発見。こっちの方がらしいなあ(笑)。  http://qrl.jp/?u=115324 しかし極端な親子、兄弟..]

rover [これで真鍋かおりも実は…とか言われてもそれなりに納得できたりして(^^;)。まあ大歌人の父とヒコーキ好きな精神科医と..]

taoy [えー、水曜日の夜の予定は未定なので、私の方もどうなることやら判らんです。とりあえず、小田原過ぎた辺りで一度、電話を戴..]


2004-09-07 [長年日記] この日を編集

[Day] 台風来てるよ

用事があって朝と昼過ぎ、二回出かけたんだけど、昼過ぎはさすがに風が強い、というか、小学校の横とか通ると、グラウンドの砂を巻き上げて吹き付けてくるんで、もはや痛い、って感じだ。口の中はじゃしじゃしするし。

明日出かけても大丈夫なんかなあ、関西地方、明日は晴れだそうだけど、もしかしてオレ、台風の追っかけすることになるのかな(w?

[Day] オラ東京さ行くだ計画

んと、たおさんとりつこさんはどうなるか不明、たかはしさんは梅丘からのお越し、ですよね? あと、すみさん、ってとこですね。宿はね、一応森下(江東区)のビジネスホテルが安かったんで押さえときました。5600円で風呂付の部屋に泊まれるなら文句はねえぜ。

台風はスピード上げて北に向かってるみたいだし、次の台風はしょぼーんと熱帯低気圧になる公算が強いみたいだし、明日はなんとか、楽しい鈍行旅行ができるかな。でも今は関西に最接近の真っ最中なので、外は豪快に風吹いてます。

てことで。

飛び入り参加(して面白いのか? という問題については敢えて触れないでおきます)しようって方は、連絡先をメールでお知らせくださいましたら、何時頃東京に着くか、ぐらいはお伝えできるかと…。

[Day] うわあ…

し、仕事が舞い込んできたぁぁ(つoT)

[Day] うしっ

とりあえず仕事の叩き台はできた。これでしばらく様子を見てくれ。それにしても我ながら、クライアントに「旅に出るから探さないでくれ」なんてメールを出したのは生まれて初めてだなあ(^^;)。

とりあえずメールの返事とか、少し間があきますが勘弁してくださいね>皆様。明日早起きしたいんでもう寝ますんで。ってもう日付変わってら。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

ks1234_1234 [水曜日はメンバーだいたい決まったんでしょうか。わたし、たーさん、りつこ(旧ねね子)さん。関西から たかはしさん。私は..]

taoy@笹塚 [えー、私、たぶんなんとかなると思います。再確認になりますが、とりあえず小田原過ぎ辺りで一度連絡を下さい。んで、森下で..]

rover [了解しますた>たおさん あ、森下には最悪24時までに滑り込めばいいので、それまではどこなと引き回していただいて結構で..]

ks1234_1234 [森下みのや本店もいいねえ。でもたしかにその後がないねえ。▼目黒ニイハオに行くなら、東京駅じゃなくて品川で降りていただ..]

たかはし@梅丘 [都内のたかはしです(笑)。  店ですが、東京駅近辺は私も不案内な中、先日行ってきたこのチェーンの有楽町店か新橋店とか..]


2004-09-08 お江戸行き当たりバタリ(1) [長年日記] この日を編集

[Day] ほな行くだ

今7時前。眠い。今からぼちぼち出撃するです。以後の連絡はケータイまで、ということで。いってきまーす

[Tour] 神戸発7:51 新快速電車野洲行き

朝の神戸駅7時過ぎに家を出る。ええ天気やなあ。神鉄→阪急電車で高速神戸。ここからJRに乗り換え。改札で青春18きっぷにスタンプ押してもらって、いざ。7時51分神戸発の新快速野洲行き、が直近の電車。ちょっと時間があるので喫煙コーナーで一服。ついでに向かいのホームをパチッとな。喫煙コーナーはホームの外れにあるんで、そこから撮影すると人がいないように見るけど、実はそろそろ行列ができてたりする。

さすがに大阪までは座れなかった。9時20分に野洲着。なんにもないところだー。出がけに鼻炎用カプセルを飲んだのが効いて、喉渇いて堪らんので伊右衛門はんをぐびぐび飲む。

9時25分野洲発の新快速長浜行きに乗り換え。20分ほどで米原着。

[Tour] 米原発10:09 各駅停車大垣行き

米原駅中学校の修学旅行の時、乗り換えで下りて以来だから30年ぶりぐらいかな、米原で下りるのなんて。ま、ここもなんにもないところ。列車待ちの乗客は結構いる。若い人が多い。もしかして18きっぷ組だったりするんだろうか? タバコ吸ってたら関空のタグつけたバックパック背負ったお兄ちゃんに「すいません、火を貸していただけませんか?」って言われた。「火を貸していただけませんか?」なんて言われたの、何年ぶりだろう。

20分ほど待って電車が到着。良くあるベンチシートタイプの列車。結構混んでるけど運良く座れた。隣に座ったカップルのお兄ちゃん、この暑いのになぜか長袖のヨットパーカなんか着てる。カノジョが「脱いだら?」って言うのに「これでいいから」と答えてメロンパン食べ始める。朝からなんにも食ってねんだよこっちはー。空きっ腹に堪えるなあ、メロンパンの匂い。40分ほどで大垣着。ここから浜松行きの新快速に乗り換え。なんだ、一気に愛知を飛び越して静岡県に入るんじゃん、楽勝じゃん、と先行きを激しく甘く見る。

[Tour] 大垣発10:55 新快速浜松行き

関西で言う新快速よりちょっぴりケバい感じの内装。椅子の座り心地は悪くない。この列車も結構混んでいる。米原でたむろしていた若い衆も結構乗ってた。名古屋でどかんと空くのかな? と思ったけど、名古屋以降もぽつぽつとお客は乗ってきて、常にほぼ満員。2時間弱の旅は通路側だったので読書読書。読みかけだったポール・オースター「空腹の技法」読了。

ところで岐阜あたりから、上から下までピンクのトレーニングウェアを着て、ちょっと大きめなキャスター付カバン引きずった女の子三人が乗り込んできまして、電車の中で突然歌を唄ったりしてちょっとびっくりしたです。その子らも浜松まで乗ってた。この連中も18きっぷ組なのか?

[Tour] 12:45 浜松着

浜松そういえば隣に座ったお兄ちゃんも終点まで乗ってた。こいつも18きっぷ組じゃろうか、などと思ったりする(もうええて)。ここからは何に乗ったらいいのか良くわからん。とりあえず東の方に行く列車に乗れば良いんだろう。熱海行きやら三島行きやら興津行き、やら。

おきつ? どこですかそれは、というわけで、13:12発三島行き、というのに乗ってみることにする。ここから熱海方面には快速電車というのは走っていないのだな。イヤでも各停の旅だ。とりあえず三島なら新幹線も止まるし、大きめの駅なんだろうということで。ええもう、全然計画立ててないんです。そばや

ちょっと時間ができたので昼飯。浜松駅の立ち食いそば。中に仕切りがあって、新幹線側のホームから下りてきたお客も食えるようになっている。おばちゃんふたりが店員。プラスチックの食券を置くと、それ見て食い物を出してくれる。食券がおばちゃんの目に触れないと、なかなか食い物が出てこない。でもなぜか水は二杯出てきた。味は、そうやね、そんなに濃くはなかった。

メシは食ったし、なんかあれよあれよという間に静岡県に入っちゃったので、機嫌良く次の電車に乗り込む。

[Tour] 浜松発13:12 各駅停車三島行き

日本の車窓から電車は空いていて、4人掛けの席に一人でのんびりと座ることができてそこは良かったんだけど、関西だと快速なんかに使われる、緑とオレンジのツートンの列車で、椅子が微妙に座り心地悪い。だんだんケツ痛くなってくる。ってよく考えたら(考えなくても)もう6時間ぐらい揺れる椅子に座ってるんだもんな。ケツがむずむずするんで本に集中できない、ので読書はあきらめて窓の外を眺めて過ごす。こういう、なんでもない風景をぼーっと眺めてるってのは、案外好きだったりするのでした。鉄塔がもりもり立ってるのを見るのは気分高揚するよね。あそこを怪獣が歩くと絵になるよなあって感じで。

さて興津、というのは清水市の隣の駅だが、列車がホームに入ると、またあのピンクの三人組が乗り込んできた。一つ前の興津行き列車に乗って、次のを待ってたんだな。やっぱりこいつら18きっぷ組なんじゃないんだろうか、どこまで行くんだろう。妙に気になるぞ。

15:28、三島着。人多い。

[Tour] 三島発15:37 各駅停車東京行き

また緑とオレンジの電車かー(つoT)。ちょっとケツが心配になってきた。電車を待ってる間にたかはしさんからメールで、熱海から快速に乗り換えると速い、って教わったのだが、ケツ痛くてあんまり考えがまとまらないのと、さすがに疲れてきたので、三島を出てすぐ居眠りしちゃった。

[Tour] 小田原で快速アクティーに乗り換え(16:20)

ふと目が醒めたら小田原。向かいのホームに電車が止まってる。アナウンス聞くと、あれがどうやら高橋さんが教えてくださった快速らしい。というわけで乗り換え。ベンチシートの方に座れた。

で、またちょっとうとうとしてると、目の前をごろごろと物を引きずる音が。またお前らかい、なピンクの三人娘。ふうむ、どうやら最終目標は東京だったのか。チーマー(死語)かなんかなんですかね。それにしても岐阜から各停で東京行きとは酔狂な連中だな、と自分のことを棚に上げて思ったことでした。小田原から小一時間でようやく東京着。9時間半の旅行であった。浜松-熱海の間がもうちょっと快適だったら良かったのになあという感じ。でもまあ、思ったほどに疲れはしなかった。景色眺めるのは結構好きだし。ただし、またやりたいか? といわれるとかなり微妙やねー。

[Tour] やっと宴会だー。

というわけで旅行中は伊右衛門はんと立ち食いそばだけ、しかも待ち時間にしかタバコが吸えないという状態だったので、皆様との待ち合わせ時間まで、東京駅地下の「アメリカン・ポテト」に。ここ、知らん間に立ち呑みスタイルと座ってゆっくり飲むスペースに分かれておる。昔のバー風味が好きだったんだけどな。とりあえず立ち呑みスペースの方に行って生ビールぐびぐび、タバコすぱすぱ。やってる間にすみさんからメール。待ち合わせ場所の「銀の鈴」に。ほどなくたかはしさん、たおさん、りつこさんも集合。たかはしさんがめぼしを付けてくださってた中から、新橋の刀削麺荘へ。

たおさんとカネゴンさんたかはしさんとカネゴンさんたかはしさんが声をかけてくださって、カネゴンさんも途中から参加。いやもういきなり会ってみたいな、と思ってたお二方に会えてラッキー。さらに途中から、こっこ姫にも参加いただいて座がにぎやかしくなりましたわ。いやもうたおさん、カネゴンさん、たかはしさんのお話がディープかつ飛びまくるので、すみさんとふたりでビビってしまう。たおさん、ハジケてますね(^^;)。写真は左からカネゴンさん、たかはしさん、たおさん、カネゴンさん。楽しく飲み食いさせていただいた後、こっこ姫に都営新宿線まで案内していただく(宿は森下なので)。いやもう、何から何までお世話になりました>皆様。

コンビニでつまみ買って、宿の自販機でロング缶二本買って宿で呑み直し。風呂入ってばたんきゅー、で、明日に続く。


2004-09-09 お江戸行き当たりバタリ(2) [長年日記] この日を編集

[Tour] あさ

泊まったお宿最後のロング缶二本が余分だったかなー、ちょっと頭痛えなーと思いながら9:30ごろにチェックアウト。せっかくだからお宿の写真もぱちっとな。近所の喫茶店でコーヒー。不味っ。地下鉄に乗ってたら「次は神保町〜」とか言うのでふらりと下りてみる。おーあれがオバQビルかー、とかお上りさん丸出しであちこち徘徊。

ちらりと神田の古書店街にも。まだ朝早くて開いてない店も多かったけど、さすがですな。第二次世界大戦ブックスがずらーっと並んでたりするもんな。でも全体に割高だなあと言う気はした。同じ本、神戸ならもうちょっと安く買えるよなあ、と思うこともしばしば。まあ、ここにしかないと思われる本の数は凄いんだろうけど。ささっと眺めてから東京駅に向かう。

[Tour] 真鍋博展

ギャラリー入り口さてそもそも、こいつを見に来たわけでしてな。東京ステーションギャラリー「イラストからのコミュニケーション 真鍋博展」。会場は「懐かしくも新鮮な未来画」、「本との出会いを導く表紙とイメージを形作る挿絵」、「現実を夢の世界に描き、夢を現実化する」と題された3つのテーマごとに、それぞれSF関係、ミステリ関係、それ以外のデザイン関連の仕事や自著などを取り上げて展示している。もとが本のカバーや挿絵などが多く、原画のサイズも小さいせいか、比較的狭い会場なのだけど陳列は大変に充実。2時間は楽しめる。

よく創造物に対して「古さを感じさせない」みたいな褒め言葉があるけれど、古さを感じない、というのはつまり、それが誰にも真似のできない世界だからなんだろうと思う。真鍋さんのイラストというのはそういう物なんだろうな。安易な模倣を許さないスタイルが確立していることが、常に見る側になにがしかのインパクトを与え続けている、という。すべてのテーマを徹底的に記号のような物に分解してそれを再構成する、そのあたりの匙加減が絶妙。

SF関連のイラストも楽しいけれど、圧巻なのはやはりミステリでのお仕事。SFの場合記号としてバラす以前から、テーマがしばしば雲を掴むようなものであることが多いのに対して、ミステリではテーマはっきりしていて、しかもそれらは読者には充分既知の物だ。それらを分解して再構成していく時の発想の豊かさには舌を巻く。「ミステリマガジン」誌の表紙の、だまし絵的な面白さは見ていて飽きませんわ。いやあ、見に来て良かった。

救急イベントたっぷり二時間ほど鑑賞してカタログ(\2000)購入して機嫌良く会場を出ると、東京駅がなにやら賑やか。9月9日で「救急の日」ということで、駅のコンコースで救急治療に関するイベントが行われていた。人工呼吸のやり方の実演とか、なんとか。中央にステージがしつらえられていて、救命救急センターか何かの職員の人が、たどたどしく緊急時の心構えとかを話している。で、ひとしきり説明した後、「では実演してみましょう」というので何が始まんのかな、って思って聞いてたら、いきなり「父さん、どうしたんだっ!」って声が。思わず駅の通行人も立ち止まる。まさか東京駅の真ん中で劇をやり始めるとは思わなかったぜ。

[Tour] お仕事もする

ヤマちゃん社長もこっちに来てるらしいので、電話入れて会社訪問。自分の勤め先なんだけどオフィスに足運ぶのは初めてだったりして。水道橋から歩いて10分ほどのビル。お隣のオフィスのエリカ様にもご挨拶。で、行くなり東京行きの前に特急で片づけた仕事の追加要望をもらっちゃったりして。しょうがないのでヤマちゃんのマシン借りてしこしこ作業。グラフィック用の素材、当然家なのでちょっとごまかし気味に新造する。まあ見出し用の小ぶりなグラフィックなので大して手間でもなく。30分ぐらいで対応完了。

カレー屋さん昼飯でも食うべえということで、ヤマちゃんと外に。「辛いカレーが食いたい」つったらつれて行かれたのが神保町の「ペルソナ」なるお店。ビーフカレー特辛、1200円也をオーダー。一口目を口に入れた瞬間は甘いと感じるのだけど、その後どかんと辛さが来る感じ。確かに辛い。でもオレ、もっと辛くても良いぞ(w。つか1200円って高すぎです。ヤマちゃんのおごりだったから良かったようなものの。

メシ食った後はヤマちゃんと別れて再び旅人になるのだ。

[Tour] 東京発14:32 快速アクティ 熱海行き

学生時代の後輩、はうはうは静岡県は島田の住人。文金高島田発祥の地だそうですな。カミさんと結婚した時の内輪のお祝いに顔出してくれて以来だから、そろそろ20年になるか。都合がつくなら静岡行くよ、って声かけたらおっけーの返事もらったんで、またも青春18きっぷを使って静岡をめざす。まずは熱海まで。昨日と同じ快速アクティー。ケツ痛いのがぶり返す。16:07 熱海着。

[Tour] 熱海発 16:15 各駅停車浜松行き

そしてまた緑とオレンジだ。ケツいてえ。隣のおっさん汗くせえ。高校生のガキどもが東京弁喋ってんの気持ち悪いー。さすがに鈍行の旅もうんざりしてきた。17:27 静岡着。はうはうが来るまで小一時間あるので、コンビニで下着買って(一泊しか想定していなかったのでした)、駅にくっついたショッピングモールの喫茶店でコーヒー飲みながら、ケータイで今日の宿の手配など。近くのビジネスホテルが取れたので一安心。「旅の窓口」さまさまだな。18:30、無事はうはうと合流。

[Tour] んでまた宴会

はうはうけーいちはうはうは私の3年下の後輩。日本茶を片手に中島みゆきの歌で踊れる、希有な才能の持ち主。今は体脂肪やコレステロール、中性脂肪等々、平たく言うと「デブ」で悩んでいる人(というか本人が一番悩んでいるのですね)に有用な情報を集めたサイトを開いてる。見た目、そんなにひどく太っているようには見えないんだけど、高脂血症、なる症状を持っているのだそうだ。呑んで良いのか? まあいいんだろう、ってことで彼の案内で静岡駅近くの炉端で飲み食い。

お互いあんまり変わってねえなあ、って話はしたんだけど、はうはうの同期(で寮で近所だった)のミヤシタは最近急激に鬱病が悪化してて、サトーは顔面神経痛になっちゃって、一昨年急死したヨコヤマは実は自殺だった、とか、なんかなー、な話題も結構聞かされた。なんでみんなそんなに真面目に生きるのかね。しんどかったら逃げ出したらええやん、とも思うんだけど、まあ人それぞれ、事情はあるわなあ。その場でミヤシタとは電話が繋がったんで、「大丈夫かー、おい」つったら「だーめーでーすー」って。なんと返事したもんやら。その他、クマ(例の新興宗教どっぷりこの後輩)の話やらなんやら、話題は尽きぬ。ビールから地酒に切り替えて馬鹿話三昧。

謎の黒はんぺんで、おでん頼んだらでてきたのがこれですよ。ダイコンと厚揚げに挟まれた半円形の物体。これ、はんぺん。黒はんぺんって言って、静岡ではんぺんといったらこれなんだってさ。なかなか、珍しい物を。味は、ちょっと魚っぽさ強めで私には微妙に苦手系かも。

さんざ飲み食いして河岸を変える。はうはう行きつけのスナックだそうで。出るのは焼酎。焼酎のお茶割り、なんてのがあるのには驚いた。さすが静岡。さらに一皿目の突き出しが、あんかけの焼きそばなのに仰天。豪快だな静岡。ビール→日本酒→焼酎と来たんでさすがに後半記憶があやふやだ。ワシ、ちゃんと金払った(^^;)?

それはともかく、バカなことばっかりやってた学生時代の知り合いに会うってのは良いもんだ。オレ、環境変わると友達関係割とリセットしちゃうんで、昔からの友達って案外少ないんだよな。寮の後輩連中なんてのは貴重かも。そういえばその寮もそろそろ取り壊しだとか? さみしい話じゃのう。

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ks1234_1234 [いやはやお疲れ様でした。やはりあのミステリの一連の表紙絵はすごいですよねえ。圧巻。 そして楽しんでいただけたようで、..]


2004-09-10 お江戸行き当たりバタリ(3) [長年日記] この日を編集

[Tour] あさ

静岡のお宿後半の記憶が定かじゃないんだが、朝目が醒めたらちゃんとホテルで寝てたなあ。なぜか、やはりロング缶の空き缶が二本、テーブルの上に転がってるなあ。業だな、こりゃ。

ということで8時頃起床。お茶飲んでシャワー浴びて、9時過ぎにチェックアウト。さすがに足ダルい。これ以上は各停は無理だなあ、ということでここからは新幹線で帰ることに。静岡発10:12のひかり、新大阪行き。10000円もするー。駅の喫茶店でホットモーニング。新聞買って乗車。11:59新大阪。ペース速っ(^^;)。新大阪から新快速で三宮。ワークさんで少しお喋り。その後よせばいいのに新開地まで歩く。なぜかこういう時に限って、良さげな古本がちょっぴり見つかったりするから不思議。数冊仕入れて昼飯代りに立ち呑みで串カツとビール。立ってんのがしんどい(なら暖簾くぐるなよ)。それから神鉄乗ってお家に。15時過ぎに帰宅。行き当たりばったりの東京行きはこれにて終了。お疲れ様でした>オレ

青春18きっぷで行く旅、悪くない気はする。途中何ヶ所かで途中下車してゆっくり観光して回ったりする分にはコストパフォーマンス高そう。ただ、今回みたいにまず東京に行く、ってのが目的の時には少々しんどいね。今回は、特に浜松-熱海間でかなり疲れた。割高になっちゃうけど、ここを特急か急行で代替したりするとかなり疲れも軽減されたりするのかな。

ま、これはこれで面白かったけどね。またやりたいと思うかは、ちょっと微妙だけど。もうこりごり、と思う反面、またやってみたいな、と思わないこともない。久々の東京も楽しかったです。

でもやっぱ、エスカレーターは左を空けるべきだよなあ。

[Hobby] 加速する超絶こだわり

パッケージ表さて帰りがけにワークさんで査収した、1/144のトップランナー、SWEETの新作は、この前登場した零戦21型と、日本空母の飛行甲板のカップリング。箱絵は大西画伯から藤下画伯にスイッチ。なんでも海外でも、藤下幸久さんのパッケージイラストは好評なんだそうだ。で、これがまた凄えこだわりぶり。零戦の方は、前作が基地航空隊のデカールで揃えられてたのに対し、今回は空母搭載飛行隊、というか真珠湾奇襲に参加した航空隊から6機分。(オレはやらんけど)こいつはあれだな、昔、著名なサークルの一つである大阪のレディバード・クラブの皆さんがドゥーリットル隊の東京空襲のディオラマを再現する目的で、1/72のホーネットをこさえ、その飛行甲板にB-25をずらりと並べて見せたことがあったけど、おんなじように1/144で赤城や加賀の飛行甲板をこさえて、参加した零戦をずらりと並べる猛者、かサークルが出てくるかもわからんなあ。

パッケージ裏の部分甲板の方もSWEETらしいこだわりいっぱいで嬉しいというか呆れるというか。エレベータが微妙に下がった状態と甲板と面イチになった状態を再現できたり、飛行甲板の眼環についてきっちり解説を入れたり、流石というかなんというか。驚きますわ。

その他の模型関連情報、ムラさんからいろいろ教えていただいたんだけど興味深かったのは、アオシマのビスマルク、初回生産分にはタミヤ製の同スケールのZ級駆逐艦がおまけで入ってるそうな。WL初のコラボレーションになるそうです。むう、ワシ、Z級だけ欲しいかも。レベルの1/720のアーク・ロイヤルのおまけのトライバル級と並べたら楽しそうだ。

そのタミヤ、1/48のミリタリーモデルに手を伸ばすらしいですな。キューベルワーゲンはすでにお店に並んでるけど、次はティーガーらしい。1/48ミリタリーってヨーロッパで結構人気があるんだって。このスケールだとやっぱ私なんかは、懐かしのバンダイのシリーズ(玉石混淆だったけど)を思い出して、内部構造も再現してくれないかな、なんて思っちゃうんだけど、さてどうなんでしょうね。個人的には住宅事情も考えれば、小さくて精密なスケールモデルが出てくるのは歓迎なんだけど。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

はうはう河馬 [昨晩は、どうもでした〜。 ひさびさに飲みすぎちゃいまして。朝、気持ち悪…。 お茶割って、静岡ローカルだったんですね。]

rover [さすがに焼酎は効きますな。翌日にそんなには残らないのは良いけど。お茶割りってのははじめて見たよ、さすが静岡。お茶割と..]


2004-09-11 [長年日記] この日を編集

[Day] 身体エラい

今日はお昼前から法事。さすがに旅の疲れが抜けてなくて夕方リタイヤ。すんません>ご親族一同

F1イタリアGPの予選もぼーっと見たけど、身体中しんどいのでコメントはなし。申し訳ないがメールのお返事なども全部パス。疲れが取れないのが年取った証拠なんだろうなー。敢えて富山弁で言う。だやい。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [我々の疲れは数日後に訪れますからなぁ。今はゆっくりお休み下され。]

TUX [●そうそう、我々の疲れは、遅れてやってくるクセに、なかなか帰ってくれないという…(苦笑)ううう、歳はとりとうないです..]

rover [元気あるつもりだったんだけどなあ。意外に爺臭い方向に驀進してたんだなあ。とっほっほ。]


2004-09-12 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「光と水のダフネ」、「機巧奇傳ヒヲウ戦記」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。あら、「マイアミガンズ」などという懐かしいものもやってるのね。

さてデカレンジャー(#30 「ギャル・ハザード」)。コギャルは全宇宙規模で無敵だ、というお話。朝から濃いなあ。ノリは快調で楽しめましたな。

ブレイド(#32 「破壊者の秘密」)の方は、ちょっとずつその秘密が明らかになってくるカリス=ジョーカーとカテゴリーキングのお話。睦月くんちょっと隅に追いやられ気味。平成ライダーに一年を通じてのシリーズ構成、というか設計を要求するのは無理らしいので、もう何も言わないけど、カードがモチーフという時点でジョーカー、はいつかは出てくることは確実なんだから、そこは前もって軽く伏線張っといてもバチは当たらんのじゃないかとか、やっぱ主人公にはもう一段秘めた謎があって、それが終盤に大きな意味を持つ、のならやっぱり前もって以下略、とか、あ、やっぱり言っちゃった。あと、ボロ切れ持ってるとなぜにタイムストッパーの影響を受けずに済むのかも、教えて欲しいよなあ、などと。思わせぶり度がやや控えめな分、そこそこ楽しめるお話が続いてはいるのだけれども。

んでもって、「新選組!」の前座、「名探偵ポワロとマープル」も何の気なしに見てるんだけど、これ、どう見ても平成の御代のアニメの作画レベルじゃないよなあ、と思ってたわけですが、少し前のotuneさんの日記経由で知った、NHKの怠慢。むーん。

[DVD] 超絶紳士同盟

少し前に従姉妹殿から借りてたDVD、「リーグ・オブ・レジェンド」。E70Vでは同期合わなくて見れたもんじゃあないんだけど、お仕事マシンに食わせたら快適に鑑賞可能であった。で身体エラいし他になんもする気起きないんでぼんやり鑑賞。進んだ科学を駆使して国際間の緊張を引き起こし、それに乗じて莫大な富を奪い取ろうとする謎のマッド・サイエンティスト、"ファントム"。その存在を憂慮した英国政府は、ついに超人的な能力を秘めた伝説の人物たちを招集、事の解決を依頼する。集まったのは伝説の冒険家、アラン・クォーターメイン、ドラキュラ伯の最初の被害者、ミナ・ハーカー、背徳の美青年ドリアン・グレイ、透明人間ロドニー・スキナー、ノーチラス号を駆るネモ船長、禁断の科学者ジキル博士、そしてアメリカの諜報部員トム・ソーヤー。だが"ファントム"は杳としてその姿を現わさず、ベネチアにおける重要な国際会議の刻限は迫ってくる………。

ええと。

言いますよ。

そんなのネモ艇長じゃないやいっ!以上、終わり(^^;)。

原作のコミックがそうなってるのかどうか、よく知らないんだけど、ネモ艇長(あえて『艇長』)という人は、抑圧された第三世界の人々に深く共感し、強国の軍艦を破壊しつつ、さまざまな国の独立運動を戦う人々を援助する、人物ではなかったかね。いつから大英帝国のお先棒担ぎになったね。しかも英連邦の一員であるインド人、なんて設定で。

おじさん年寄りだから、やっぱネモ艇長はジェイムズ・メイソンでないとピンとこないなあ。あんなインド料理専門店のこだわりシェフみたいなネモ艇長はイヤだなあ。ついでにノーチラス号も品がないし。

あれだね、「サンダーバード」もそうだったんだけど、幼少のみぎりに一生モノのインパクトを与えてくれたモノを、今になってズタボロにされて見せられる、ちゅうのは真剣に悲しいね。映画そのものも、金かけた割にぱっとしねえ出来で、総じて地上波で放映されるんなら暇つぶしに見ておいてもいいか、ぐらいの作品ではあった。ボツ。

[F1] イタリアGP決勝(結果あります)

路面が濡れたモンツァのスタート、てのは26年ぶりなんだそうだ。それが影響したか一周目でミハエルは大きく順位を落とし、レインを履いて出たルーベンスは序盤で大きくポジションを下げる。ミシュランユーザーのフェルナンド、ジェンソン、ファンパブロ、それからタクが上位につけるがここからのフェラーリの凄さが圧巻。10位以下まで沈みながら、気がつけばミハエルもルーベンスもシングルグリッドに復帰、またやりやがったのワンモアピット、それでもトップに戻ってくるルーベンスをがっちりガードのミハエルで最後はフェラーリのワンツー。ここまでやられたら素直にシャッポを脱ぐしかないよなあ。ルーベンスおめでとう。

相変わらずスタート絶妙なフェルナンド、このまま行くかと思ったところで(後ろにミハエルが付く、というプレッシャーなのかな)やらなくてもいいミス。今回、もしかしたらポディウムの一番高いところに立てたかも知れないジェンソンも、同じくもしかしたらポディウムの一角を占めることができたかも知れないタクも、フェラーリ二台に力負け。3位、4位を取れただけでも上等としなくちゃいけないんだろうな。ふたりで二ケタ得点、これは大きいよね。ついでに、ポイント制度が変わっているので比較しにくい所もあるんだけど、1シーズンで20ポイント以上(いや、二ケタ、と言っても良いのか)獲得した日本人ドライバーなんてタクが初めてだよね。大健闘していると思う。

ただやっぱり、赤いの強すぎだよなあ。速くて壊れないマシン、強いドライバーと上手いドライバー、円熟のストラテジ。つけいるスキがないとはこのことか。

[Day] うわあ、停電だ

珍しいなあ。真剣にそこらじゅう真っ暗になったので、この界隈全域だったんだろうと思うけど、何があったんじゃろ。

なんか知らんが救急車のサイレンが聞こえる。停電のどさくさでケガされた人とかいらっしゃるのかしら。ちょっとビビったけどね、確かに。

[Chinema] そこまで客入りませんでしたか

茄神さんの日記から、トワーニが正式解散へという記事。うーん興行収益2億。そこまでダメな映画だったっすかね、「キューティーハニー」。私の個人的な趣味から言えば、今のところ今年一番楽しめた映画だったんだけどなあ。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●NHKの怠慢、拝見しました。思い当たるフシ、ありすぎます(苦笑) ●国も、東大にアニメ科作るとか、ワケのわかんな..]

rover [今週は松方弘樹が声優に起用されとりましたなあ(^^;)。教育やBSだとそれなりのクオリティを持ったアニメがつくれてる..]

noki [今日はここ数年ひさびさのデートという状態でF-1見逃しました(w 水曜日はいきたかったんだけど、仕事をもらってる先の..]

rover [いやそれはデート優先でしょう(^^;)>nokiさん。 それにしても、三日経っても微妙に身体がしんどいです。歳は取..]


2004-09-13 [長年日記] この日を編集

[TV] 月曜時代劇

「子連れ狼」と「水戸黄門」。黄門様は2時間スペシャルを残してはいるけど、一応どちらも最終回。んで「子連れ狼」。原作は読んでないんだけど、たしか「子連れ狼」の最終回って、烈堂と一刀の戦いでは烈堂が勝利し、続いて大五郎が烈堂に向かっていき、それを烈堂は敢えてかわさず、大五郎によって倒される、んじゃなかったっけ? 錦之介版は確かそうじゃなかった? 最後はこちら(旧作の終わり方)の方がいいと思うんだけどなあ。

というかまあ、今回の「子連れ狼」は、烈堂に深みが無かったのが惜しかったですな。ただの悪党で終っちゃってる。先週の終わりの方じゃあ「一刀を迎え撃つのだ、ふっはっはっはっはっは」などと悪党笑いかましてるし、今週は柳生封廻状をしっかり記憶して、自分に不利なことをやろうとする幕府の高官を「そういえばお宅の息子さんは…」などと恐喝してみせたりするし。セコいぞ柳生。

旧作の烈堂は、血も涙もない人間なんだけど、それはすべて裏柳生を維持していくために敢えて心を鬼にしている人物で、内心は一刀親子を強敵(と書いて"とも"と読む)存在としてちゃんと認めている様な人物、になってたような気がするんだが。だから、一刀によって裏柳生を一掃されてしまった以上全力で彼は倒すけど、その後はすべての遺恨は精算されたから、莞爾と大五郎に刺されて果てる、という死に様を選んでみせる、といういかにも小池一夫なくっさい芝居に説得力も出たと思うんだけど、今シリーズの烈堂に、そこまでの魅力はありませなんだな。あーだから単に腕の立つ悪党として死ぬしかなかったのか。

黄門様の方は、いつも通り。それでいいので文句はない。ちょっと前の「おせん」で取り上げられてた越後村上、三面川の鮭の塩引きの話が出てきて興味深かったっす。

[Books] ホントに出たのか

あの借力さんのバカ日本地図−全国のバカが考えた脳内列島MAP−。この本、実は企画が進んでいるというのはいろいろあって知っていたんだが、ホントに本になるとはなあ。まあ「電車男」が本になるご時世だから、こういうのも充分アリの範疇なのかも知れんけどさ。どういう料理のしかたをしているのか、ちょっと気にならなくもないけど、申し訳ないが立ち読みレベルだなあ。


2004-09-14 [長年日記] この日を編集

[web] まさかOperaって…

立ち上がり時にシステムのフォント情報読んだりしてる? 今までしぱっと立ち上がってたお仕事マシンのOpera、フォントを200ばかりインストールしたら、とたんに立ち上がりでしばらく待たされるようになっちゃったぞ。うーんそういうものなんだろうか。関係なさげな気もするけど、でもなあ………。

[News] ほんとにそれでいいのかな

大阪・池田小事件の宅間死刑囚に死刑執行 確定後約1年(asahi.com)。私、基本的に死刑には反対で、それは主に権力を持った者に、合法的に邪魔な人間を消してしまえる様な制度を残すべきではない、という理由からなんだけど、それとは別に、こういう、死にたいと思ってる人間に安易に死を与えることが本当に適正な刑罰たり得るのかなあ、と言う気もあったりするわけで。オウム関連の裁判とか見てても思うんだけど、確信犯にとって死ぬ事って、実は最大級の刑罰でもなんでもなく、それが救いであったりさらに高いステージへの通過儀礼であったりするわけで、そういう人間に「極刑」だからという理由のみで簡単に死刑の判決を下しちゃっていいのかな、という気はしないでもない。「死んだ方がマシ」な刑罰、てのもありなんじゃないかな、なんて思うわけなんだけど。今回はまず間違いないだろうけど、世の中から100%冤罪や判断ミスによる死刑囚、て人の存在が無くなりはしないだろう事を考えても、世論の後押しでほいほいと死刑を執行しちゃっていいのかな、という気はするよな。なんかこう、今の総理大臣になってからこっちの日本って、物事をじっくり考えない国になってきてるような気がして、ちょっとイヤな感じですわ。

[Day] ノリだろ、ノリ

暑くて晩のおさんどんやる気が無くなったカミさん、当然のごとく今日の晩飯はトリスケ。さてウチの倅もこれでもう、少なくとも15年は焼鳥屋に通ってる計算になるわけだが、最近は腹に堪えるものをあまり注文せず、基本的にあれだ、酒飲みが頼むような食い物の注文のしかたを身につけているあたりは実に頼もしい。じゃがバターなんてのは子供の食いもんだよな、うんうん。

でもな。

いくら明日学校あるからって、生中一杯ってのはあまりに付き合いが悪すぎやせんかお前。明日は明日だ。それは明日考える、のがウチの家訓だぜ。飲み屋に行ったからには飲まな。

って未成年相手に何力説してんだか。とりあえず両親は家訓遵守してるので、明日は弁当なしになると思うんで善処してくれたまえ(ひでえ親だな)。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [Operaはフォントリストを全部読み込んで起動するみたいですね。検索してみると仮説だったり、仕様だとか言われてたりし..]

rover [やっぱりそうなのか………。ウチ、常時300近く常駐してるからなあ。それでOperaの立ち上がりで死ぬほど待たされるの..]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2004-09-15 [長年日記] この日を編集

[Books] 空腹の技法

本書カバー ポール・オースター 著/柴田元幸・畔柳和代 訳
Cover Photo by Jesper Høm
新潮文庫
ISBN4-10-245108-0 \743(税別)

いわゆる「ニューヨーク三部作」や「ムーン・パレス」などで作家としての評価を高める前の、詩人オースターによるエッセイ、序文、自身へのインタビューを収録した小品集

これは先日のドタバタ東京旅行の時に読了していたもの。落ち着いたんでようやく感想を書くんですが、書こうと思ったことの大半を忘れてしまっている。歳は取りたくないものだ。

さてオースターといえば、その作品に常に通底しているトーンとして、「乾き」とか「飢え」みたいなものがあるような気がする。「飢え」といっても、こう、命に関わるような逼迫した状態のそれではなく、飢えてる自分を、ああ今自分は飢えてるなあ、と妙に醒めた目で見ているもう一人の自分がいて、で、自分でも飢えてる自分がホントの自分なのか、飢えてる自分を見ている自分がホントの自分なのかがわからなくなってて、でもそのことも実はそんなに大したことでもないよなあ、とさらに引いたところでそれを眺めるさらにもう一人の人間がまた現れるような、そんな世界かな、とこれは個人的な印象。そんなにたくさん、オースターの作品を読み込んだわけではないので外しているかも知れないけど、私が思うオースターの小説ってそういうもの。なので、そんな雰囲気が全編に漂う「ムーン・パレス」が彼の作品の中では一番スキだったりする。

で、そんなオースターの作家として評価を高める前の苦闘時代の売文稼業から生まれた文章を集めたのがこの本なんだけど、やっぱり後年の傑作小説と相通ずる、乾いた感じというか妙な空きっ腹な感じというのは当時から健在な感じがしてちょっと嬉しくなってくる。というかむしろ、このとき形作られた乾いた感じや空きっ腹感覚が、その後のオースターに大きな影響を与えた、ということになるのか。

という感じでなかなか興味深く読ませてもらった本ではあるのだけれども、反面小説家が書く文章以上に、詩人の書く文章というのは時として読みづらいものだなあと思ったのもまた事実だったりするわけで。結構読むのに時間がかかってしまったことでした。

それはともかく。一番最初に登場する文章はクヌット・ハムスンの長編「飢ゑ」を題材に取ったエッセイであるのだが、で、19世紀の文学者がその頭脳をふりしぼって描写する近代人の苦悩にオースターは注目するのだが、それは………

自分自身を失う恐怖が最高潮に達したまさにそのとき、突如彼は、自分が新しい言葉を発明したと想像する。クボオー(Kuboaa) ———いかなる言語にも属さない、いかなる意味も持たない言葉。

クボオー………。オレ、2ちゃんってもしかしたら近代文学の一方の地平を担っている世界なのかも知れない、と思ってしまった。ウモァー、ウボァー、キター………。

(★★★)

[DVD] 恐怖の獣人

映画からのスクリーンショットさてこちらもE70Vでは鑑賞不可だった、アーコフライブラリーの一本。「恐怖の獣人」。1958年AIP、監督ロジャー・コーマン、出演ロバート・ヴォーン、サラ・マーシャル、レスリー・ブラッドリー。「掟」に縛られて厳しい環境下で暮らす穴居民族たち。だが掟を超えて禁断の地に足を踏み入れれば、そこには部族全員を優に養うだけの食料は充分確保できるのだ。時代遅れな掟で自らの首を絞めている部族に反抗心を燃やす若者は、賛同者を募って禁断の地へと向かうのだが………

原始時代アドベンチャーと見せかけて実はSFだったんだー!(な、なんだってー!?)なんてのはB級映画の得意技だったりするんだけどこれもそんな作品。つかね、登場人物がみんなこんなにさっぱり頭刈ってる(サムネールをクリックしていただけますれば、無名時代のロバート・ヴォーン氏のご尊顔が見れますです)世界を、誰が原始時代だと思うものかね(w。

なんでもこの作品、コーマン御大はあんまりお気に召してないようだが、で確かにストーリーの部分で(なんせ絵的なハッタリはお金の都合でそうそう使えないからね)もう一声、ひねりが欲しかったかな、と思わなくもないけれど決してむちゃくちゃ悪い出来じゃあないと思う。いかにも低予算映画なお約束を踏まえた上で、最低でも一カ所、ショックを用意しておこうってあたりの映画屋の心意気、感じますですよ、ええ。

低予算ゆえ出演者もしょぼい(ロバート・ヴォーンだってこのときはただの無名の青二才だ)んだけど、しょぼいなりに精一杯の仕事はやってるんじゃないかな。

原題は「Teenage Caveman」。もともとは「Prehistoric World」(先史世界)なるタイトルが予定されていたのが、AIPの直前の作品、「I Was a Teenage Werewolf」が思いもよらずヒットしたもんだから、急遽「Teenage」の単語を織り込んだタイトルへと変更が為されたんだとか。この辺もB級映画らしいエピソードで、好きだわあ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

asano [「Teenage Caveman」ですが、某有名監督の某新作映画はこれのパクリじゃないか、と某所で話題になってました..]

rover [それより何より、まったく同名の「Teenage Caveman」って映画が2001年に作られてるんですね。プロデュー..]


2004-09-16 [長年日記] この日を編集

[F1] 何がなんだか

さっぱり判らんストーブリーグの展開な訳ですが。ヤルノがルノーのチーム体制に文句付けてるなあと思ってたら出てきた解雇説。これはルノーサイドが13日にしっかり否定。なのに15日には突然、ヤルノはもうルノーを辞めていた事が判明。なんだこれは?

さらに。んじゃヤルノの抜けた穴には誰が収まるのかな、と思っていたら、ジャックがルノーのテストに参加、なんて記事が。なんでジャック? さらにそのジャックはザウバーと2年契約を締結。契約の効力は今年11月からなので、残り3戦をルノーで走ることは問題ない、んだって。以上、ニュースソースは1-800-F1Newsさんから。

ええと。

まことにめまぐるしい展開ですが、まとめるならば、ヤルノの抜けた穴には残り3戦ジャックが収まり(あるいは収まる、かも)、今年のシーズン終了後、ジャックはザウバーへ。ヤルノはトヨタのテストに参加。残り3戦トヨタから出場する可能性は低いが来年はラルフと組んでトヨタのドライバー、ということになるのかな。

ついでに来年のシート状況も1-800-F1Newsさんでおさらいしておこう。これ以外でおそらく決定なのはタクのBAR残留、キミもそのままマクラーレン、てことになるんだろうと思う。タクの相棒は誰だろうね。私はデイヴィッドかなあと思ってますが、アンソニー昇格も無い話じゃあないだろうしなあ。

なんにしても今年は夏のさなかからストーブリーグが始まって、まだしばらく収まりそうにない感じですな。

[Baseball] 何がなんだか

さてこっちも訳わからんことになっておるなあ。楽天がプロ野球参入に名乗り(asahi.com)を上げたと思ったら、こんどはライブドア、仙台に新球団(asahi.com)、だって。うーん、堀江っちー、あなたは大阪近鉄を救おう、とか、そういう気持ちで名乗りを上げた訳じゃあなかったんだね。なーんだ、ちょっとあれだな、男気的にちょっとがっかりというか。

IT業界なんてのは一般的にはまだまだ認知度は低い業種で、ソフトバンクがグリーンスタジアムをヤフーBBスタジアム、と命名した事による波及効果って、案外バカにならんものがあったらしいけど、どうだろ、球団まで持っちゃったりしてペイできるのかね。やっぱりIT関連なんてまだまだバブリィな業種なんだ、ってのを天下に証明する結果にならなきゃいいけど。

[Books] 戦争報道の内幕 隠された真実

本書カバー フィリップ・ナイトリー 著/芳地昌三 訳
カバー写真 ©CORBIS/Corbis Japan
カバーデザイン 柴田淳デザイン室
中公文庫
ISBN4-12-204409-X \1286(税別)

各国の報道機関が初めて本格的にその内容を伝えることになったクリミア戦争、映像の力、電波による速報性に磨きのかかった第一次大戦、ラジオが本格的にその威力を発揮しはじめた第二次大戦、そしてテレビによって視聴者が居間に座ったまま、凄惨な戦闘を見ることができるようになったベトナム戦争まで、約120年間の戦争報道の中で戦争の当事者たちと戦争を伝えようとする者たちとの間にはどんな確執があったのか、そしてその結果、何が伝えられ、何が伝えられなかったのか、さらにはどのような、「無かったこと」が伝えられ、それを今の我々は事実であると誤認しているのか、を解き明かしていく大著。この分量でも日本語版では計4章が割愛されている。

さすがにお新聞やテレビで報道されることがすべて「事実」なのだ、などと言うことを簡単には信じない程度には私もスレては来ているのだけれども、それでもどういうんだろう、ロマンはロマンとして残しておきたいと思う部分もあるし、戦争というものは醜いものも崇高なものも、全てをごっちゃにしたるつぼであると思うわけで、たとえ「カタロニア賛歌」を前もって読んでいても、スペイン内乱には何かこう、ロマンチックなものを感じてしまうし、フランスがナチスに蹂躙されてからしばらくの間、ドーバー海峡と英国上空で行われた戦いにもまた、同じように今は残り少なくなったロマンを感じてしまう私なんだけど、本書の著者は容赦ない。ピカソが終生の大作をものしたゲルニカ空襲は無差別爆撃の走りだったわけではなく単に軍事目標を空爆しただけのものでしかなかったし、奇跡といわれたダンケルクの撤退作戦は、単にドイツ側にそれ以上の追撃戦を行う余力がなかった(というか、ヒトラーが大事な戦車をダンケルクの湿地に埋もれさせるのを躊躇した、ちゅう話は有名ですな)、などなど。

日本人である我々からすればあたりまえだけど、戦争中に確かに日本兵は捕虜や非戦闘員に対して残虐な行為を行ったけれども、それは別に日本兵だけに始まったことではなく、英米の兵士も同じであったことなどは、現地に取材するジャーナリストたちにとっては日常的に目にする物事であった。でもそれらの物事は決して母国で情報を待つ人々の元には届けられない。そこには戦争遂行者側から見た損得勘定に起因する検閲制度が存在するから。

戦争報道の歴史というのは、つまるところ報道と検閲者の戦いの歴史な訳で、一方で国益を最優先に戦争遂行の障害となる報道を極力フィルタリングしようとする勢力があり、もう一方で混じりけのない事実を報道しようとするジャーナリストたちの苦闘がある、というのがまあ、大雑把な図式。ただ、ジャーナリストだって人間なので、完全に公正中立ではいられないのも確かで、これがおのおのの戦争の性質と絡んで、ジャーナリストたちの身の振りようにも微妙に影響を与えているのは面白いところ。これが顕著なのがスペイン内乱とベトナム戦争かも知れない。

スペイン内乱が特殊なのは、ここに中立な人物がほとんどいなかった、ということだろうな。フランコ側に付くものは共和主義者たちを共産主義者と決めつけ、やることなすことを悪事と書き立てる。一方反乱側で取材を続ける人々は自らが立っている側をファシズムに対抗する、理想主義の人々と捉えてその良い面しか書かない。いろんな意味でロマンの権化みたいなヘミングウェイがこの戦争で、国際旅団側の特派員として活躍していたのは有名な話だが、ナイトリーの筆はジャーナリストとしてのヘミングウェイの資質についても容赦なく切り捨てる。なんというか、あれだな、理想ばかりが先に立ち、やることは素人な学生運動の末路を数段悲惨にしたものがスペイン内乱の真実だった、ということなのだろう。でも、事実はそうでも、そう簡単に人の心に染みついたスペイン内乱のロマンティックな部分は消えない。

アメリカはベトナム戦争の教訓から、湾岸戦争、イラク侵攻では徹底した報道管制を敷いたわけだけど、じゃあそのベトナム戦争では、ジャーナリストたちはそもそも戦争に反対する立場であったのかというと必ずしもそうではなく、基本的に彼らも、アメリカの勝利を希望して戦場報道を行っていた、というのは少し驚いた。最終的にアメリカが勝利を収めることを希望し、そのために問題であると思えるところを指摘することが結果的に戦争遂行者側との軋轢を生んでしまった、ってあたりの過程は大変興味深い。

戦争報道ってのは難しくて、たとえば完全に事実を包み隠さず報道することが、かえって自国の利益を損なう可能性もあり、さらに面倒なのはその、自国の利益を損なうかも知れないことが、最終的に自国にとっていいことなのか悪いことなのかは、後になってみないとわからない、というあたりにありそうな気がする。例えば今(ここからは乱暴な例えですよ)、マイケル・ムーアの映画に喝采し、イラクで何が起こっているのかを正確に伝えるべきだ、というのは簡単だ。だが、それが引き金になってアメリカの国益を損ない、ひいてはアメリカの発言力を大きく落としてしまった時に、アメリカのみならず全世界規模で、今以上にそれが世情の安定に繋がるのか、まで考えた時に報道が出来ることと報道がすべき事、あるいは報道がすべきではないこと、の線引きは誰がどんな基準で行うのか? 残念ながらナイトリーはここをややきれい事で済ましてしまっている気がする。今の日本のヘタれたきれい事しか言わないジャーナリストよりはマシだが、それでもやっぱり、答えはない*1。そこはちょっと残念かな。ジャーナリズムの負け戦の総括、という部分を追っていく価値はある。でも、それじゃジャーナリズムが(輝かしい)勝利を得る時ってのはどういう時なのよ、と。

事実を報道すべきだ! といって譲らない東宝特撮報道陣(主に宝田明)のほほえましい理想主義を私は愛するが、現実はもう少し世知辛いものな訳で、その世知辛い世の中で、ジャーナリズムは、ジャーナリストは何を伝え、何を伝えないでおくべきか。外れでもいいから叩き台として、そこに何らかの結論が欲しかったように思う。

(★★★)

*1 自分の作品は基本的にエンターティンメントである、と言ってるマイケル・ムーアって、ある意味正気を保った人間なのかも知れないな、とは思ったです。


2004-09-17 [長年日記] この日を編集

[Day] おでかけ

カミさんは東京に芝居見物、倅は学校なので今日はフリーだ。いえふー、ということで午前中からお出かけ。シネ・リーブル神戸で「華氏911」鑑賞。後は古本屋冷やかしながら夕刻までふらふら。シネ・リーブルの次回上映予定作品のポスターの中に「雲のむこう、約束の場所」のポスターが貼ってありましたよ。そろそろ完成かな?

今日の高架下はちょっと収穫なしでさみしい限り。おいしい本は一通り売れたので、ここからいろいろと、それなりなものを用意していかないといけないわけだが、なかなか難しいもんだな。てことで軽石庵、買取りなんて事もじわじわと始めてますんでよろしかったらよろしゅうに(ヘンな日本語)

昼飯食わずに突っ込むのはやめようと思ってたんだけど、つい食いそびれたまま立ち呑みに入ったので、家に帰ってからしばらく気絶してしまった。んーむ。

[Chinema] 華氏911

劇場版パンフ表紙 スタッフ
監督・製作・脚本:マイケル・ムーア
製作:ジム・チャルネッキ/キャスリーン・グリン
総作総指揮:ハーベイ・ワインスタイン/ボブ・ワインスタイン/アグネス・メントル
音楽:ジェフ・ギブス
公式サイト:http://www.kashi911.com/

大統領に就任してから「あの日」までの8ヶ月間、ジョージ・W・ブッシュはその日々の42%を休暇として過ごしていた………。アポなし突撃インタビューで知られるマイケル・ムーアが、ブッシュファミリーによって腐敗していくアメリカに警鐘を鳴らす………

話題ばかりが先走り、その内容故に賛否両論を巻き起こした問題作。正式な封切りから数えてもそろそろ1ヶ月になろうとしているのに、で、私の鑑賞したシネ・リーブル神戸は小さな小屋だど言うこともあるのだけど、それでも七分方席が埋まってるってのはやはりそれだけの話題性の強さがあったということなのだろうな。

映画はまず、ゴア絶対有利と言われていた大統領選挙で、何が起こったのかわからぬままになぜかブッシュの逆転勝利のオチが付き、それに対するいくつかの疑惑を取りざたした後、そうやって世界最強の人物の座に就いた男の、ややもすれば情けない日々を軽めに記録し、そして運命の日、9/11へとなだれ込んでいく。マイケル・ムーアは、このテロからさほど日にちの立っていない時期、まだ全米に飛行禁止令が敷かれている状況下で、なぜか20数人のサウジアラビア人に対してだけ、飛行許可が出ていた、という事実にまず着目する。ここで飛行許可を得、母国に帰ったサウジアラビア人たちとは誰あろうビンラディン一族であったのだ。なぜ? ここから彼の取材はスタートする。

私、この監督さんの前作、「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見ていないので何とも言えんのだけど、この作品のスタイルというのが彼のオーソドックスなそれなのだとしたら、巷間言われているあれこれとは裏腹に、ずいぶんとストレートな作風であるなあとまず思った。確かにそれなりのおふざけはあるし作家のキャラクターがやや前に出がちな傾向はあるけれど、充分許容範囲。まずはごく普通なドキュメンタリー映画、という感じだ。

イラク戦争がブッシュによる石油利権の追求のために起された戦争である、というのはいろんなマスコミ、webのあちこちで言われてきたことではあるけれど、普通に、あるいはやや飛ばし気味にニュースを追いjかけているだけでは、単にブッシュ(=アメリカ)が世界第二位の埋蔵量を持つといわれるイラクの原油に目を付け、それを狙ったのだ、という印象しか持たないけど、現実はもうちょっと複雑で、まずブッシュ自身が有能とはとても言えない石油会社の経営者としてビジネスマンのキャリアをスタートさせていること、その後この(あまり出来の良くない)大統領の息子は、何度か、いくつかの会社を経営危機に陥らせてしまうのだが、そのたびになぜか巨額の資金を援助するスポンサーに恵まれていること、そして彼らが、サウジの王室の人々であり、サウジでは屈指の富豪一族であるビンラディン一族である、ということ、また、彼のANG(州空軍)時代、訓練を忌避したとしてケリー陣営から批判されている一件についても、このとき訓練を忌避した人物はブッシュともう一人おり、この人物こそがブッシュの影の金庫番的存在であること、などを事細かく明らかにしていくことで、ブッシュにとって"9/11"とは叩くべき相手としてのビンラディン、これを機に(イラク介入への口実が出来ると言うことで)さらに接近したい相手のビンラディン、という厄介な二重構造を抱えることになり、このややこしさをごまかすための様々な手管が、イラク侵攻に先立つアフガン空爆(それはあまりに遅く、わずかなものだった)だったりするのだった、とあかすムーアのカメラは、情報の整理、という点でかなり有用なものに思えた。

ただ、これは報道の常ではあるのだけれど、この映画と同じ素材を使って、テロに蹂躙され、悲しみに暮れるアメリカ市民とそれに負けず世界の自由のために雄々しく戦うアメリカ、というドキュメンタリーを作ることだって不可能ではないわけで、つまるところは見る側の、見方にかかっているだろうともいえるわけでそこは難しい。さらに言うならマイケル・ムーア本人の立ち位置はどうなのよ、ってところもあわせて考慮するとさらに微妙。

基本的にマイケル・ムーアは愛国者なんだよね。これは一種の、愛国者による告発映画になっている。ムーアが問題にしているのは、アメリカがブッシュ一族とオイルダラーによって牛耳られている、アメリカの若者が特定のファミリーの権益追求のために無駄に殺されている、海外での華々しい話題とは裏腹に、アメリカの地方都市は日々荒廃し、若者たちはもはや軍隊にでも行かなければ生活費すら捻出できない、そんな状況になっているってことで、ムーアの視線はそのことへの深い悲しみと怒りに満ちているわけで。確かに劇中、正当な理由もなく悲惨な目に逢わされているアフガンやイラクの人々の映像もインサートされてはいる。でもそれは、あくまで軽い気持ちで任地に出かけていったアメリカの青年たちが直面する、想像以上の現実、という表現における効果でしかない。あくまでムーアはアメリカしか見ていないのだな。

劇場版パンフレットでテリー伊藤が、麻原たちが裏でゴソゴソやっているとき、世間やマスコミは「宗教にはさわらない方がいい」と腰が引けていたが、あのときマイケル・ムーアが日本にいたら、「あいつらは、なんかおかしいぞ」とだれよりも先に体当たりで取材に行ったはずだ。なんて書いてるけどバカ言えー、と思う。マイケル・ムーアが興味を持つのはあくまでアメリカなのだ。日本で何が起こってようと気にしたりするもんかい。この映画でもどうしようもなく荒廃してしまった彼の故郷、ミシガン州フリントの情景がかなり映し出されるけれど、彼にとって問題なのは、つまるところ空き家が建ち並ぶ故郷の街と、在職中の半分近くを休暇にあてて優雅に暮らす一族がある、ということのギャップへの疑問なのだと思う。その貧しい街から異国にかり出される若者たちに彼は充分共感できているし、それはジャーナリストとして文句を付けるような態度ではないけれど、その若者たちによって殺される、またその若者たちを殺しに来る異国の人々に対して、ムーアはあまりしっかりと視線を据えてはいないな、と見えてそこは少々残念。そこをどう捌くか、というのは実に難しい問題なのだろうな、とも思うけれどそれでも残念。それでもなお、アメリカの若者たちはまだ恵まれているのだよ。CD聴きながら戦車で行進できるのだから。その戦車に突然蹂躙される人々への視線はどうよ、と。そこがあまりに通り一遍なものではないのかね、とは思ったことでした。

まあいろいろ考えさせてもらったので、お金払う価値はあったといえるんですが。ただやっぱりムーアもアメリカのジャーナリスト。アメリカへの愛国心みたいなものが、あちこちに色濃く顔を出して来るもんだなあと思った。国民性なんですかね。ちなみに私は、愛国心から行動できる人物っていうのは、いまいち信用できないでいます。

(★★★☆)

[web] きみはほんとうにばかだな

堺三保さんのFIAWOL-blog経由でジャイアン度チェック。結果は…

あなたはジャイアン気質とは程遠い、のび太気質です。

思想が自分中心にまわりやすいところは【ジャイアニズム】を感じさせますが、自力でどうにも出来ないところが、あなたの弱点。

いつも誰かに頼って助けを求めますが、天性の運のよさで、いつも助けてくれる人物が現れそうです。

そんなあなたは甘え上手なロマンティストタイプといえるでしょう。

あとはひそかに、あやとりを極めれば、立派なのび太になれそうです。

あなたにぴったりのお友達タイプ:しずかちゃん


ジャイアン度 27%
のび太度  100%
ドラえもん度 22%
しずかちゃん度 61%

むう、意外にいい線行ってるかも。でもあやとりを極めようとは思わないなあ。


2004-09-18 [長年日記] この日を編集

[TV] 通過できる駅は2000を超えるらしい

NHK総合でやってた列島縦断 鉄道12000Km -最長片道切符の旅-なんて番組をつれづれなるままに鑑賞。同じ路線を二度使わずにJRの路線を極力長く乗り継いでいく、という旅。北海道稚内を旅立ち、九州は肥前山口をめざす42日間の旅。秋葉原から二駅向こうの東京にたどり着くのに房総半島をぐるっと回ってくる、というとてつもない回り道に唖然としつつ、心のどこかで「あーこういうのやってみてえ」と思ってるあたり、懲りてないなオレ。

とはいえこれは青春18で安く目的地に向かう、ような、目的地ありきの旅ではなく、旅をすること自体が目的なんだから、資本金は桁違いに必要になりそうだ。ものすごく贅沢な旅、といえるのかも知れないな。

でもこういうの、楽しそうだなあ。オレ、どこかに行きたいとかはあんまり思わないんだけど、日がな一日移動してる、事自体は嫌いじゃないんだろうと思う。つかあれです。ミーハーな私はたぶん、「最長片道切符」という言葉の響きに惚れ込んだんだろうと思うけどね。

ちなみにぐぐって見ると、結構先駆者もいらっしゃるし、この道のバイブルとして、宮脇俊三著「最長片道切符の旅」などという書物もあるのですな。

[Books] SAS特命潜入隊

本書カバー クリス・ライアン 著/伏見威蕃 訳
カバー写真 ©CORBIS/amana iamages
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041067-4 \900(税別)

1982年5月、フォークランド紛争のさなかのアルゼンチンに隠密理に上陸した少数の英国の兵士たちがあった。世界最強の特殊部隊といわれるSASの6名。彼らの任務は、英国艦隊に重大な損害を与えつつあるアルゼンチン空軍の出撃状況を艦隊に報告するために敵飛行場付近に潜入すること。だが作戦はスタート直後から躓き、チームリーダーのアンディは作戦中止を決意する。アルゼンチン軍の監視をかいくぐり、どうにかチリとの国境付近までたどり着いた彼らだったが、ついにアルゼンチン軍の猛攻を受け、リーダーのアンディは戦死してしまう。

それから20年後、因縁のフォークランド諸島を訪れるSASのチームがあった。目的は訓練。だが急遽情勢が転回し、訓練のつもりでやってきた彼らは、極秘の実戦任務につく事となった。目標は20年前と同じアルゼンチン本土。チームの中には20年前の作戦にも参加していた、アンディの弟マークの姿もあった…。

もと正真正銘のSAS隊員で、湾岸戦争では勲章までもらっているクリス・ライアンのSAS兵士を主人公とした冒険小説最新刊。今回は英国にとっては輝かしい戦いであったフォークランド紛争と、それが今になるまで引きずる事になる両国間の緊張が、新たな問題を生み出しているのを背景に、かつて兄を失った同じ地に、SAS隊員としては最後のキャリアをきざむために下りたった男の冒険を描く。

なにせ書いてる本人が一番SASに詳しい人物な訳で、細かな作戦の描写は相変わらず微細に渡り、お話のディティールをしっかりと固めてくれる。少々スペック過多な嫌いがなきにしもあらずだけれど、ここがあるとないとじゃあ、やはりお話の説得力が違ってくる。その上で、なにせこの人たちは基本的に歩兵な訳だから、スパーメカがびゅんびゅん飛び回ったりハイテク兵器があっという間に悪党をなぎ倒しちゃったりすることはないわけで、大自然の猛威であったり圧倒的に優勢な敵の軍隊を相手に回して、あくまで個人としての人間が死力を尽くして戦う様子が描かれるわけで、冒険小説ってのはこうじゃなくっちゃね、という魅力たっぷりな一冊になっている。なってはいるんだけど…

今回はマイナスポイントも結構ある。設定がやや荒唐無稽な方にシフトしてるんじゃないかなあ、というのがひとつ。もう一点は伏線の問題。軍事系冒険小説の常として、任務を遂行していく上でいくつかの障害は常に発生し、その障害の一つで定番とも言えるのが、「裏切者」の存在であるといえるんだけど、本書ではこの、裏切者の仄めかしと正体の露見への流れが今ひとつうまく行ってないなあという感じがする。まあこの手の本、いくつか読んでいればある程度パターンは掴めるので、裏切者候補者は割と早いうちからわかってしまうし、話がおもしろければ多少のワンパターンでも構わないのだけれど、引いた伏線はとりあえず始末を付けてくれ、というところですな。いくつか、引かれた複線に説明が為されてないところがあってそこが惜しい。そこまで説明を付けてやると、実は意外性の点でもう一歩、面白い物が出来たんじゃないかなあと思ったりもするのでした。

(★★☆)

[News] ストとか撤退とか

プロ野球はストライキに突入し、F1ではジャガー(フォード)が撤退という大きなニュースが。個人的にはフォードが撤退、てのが大問題だよなあ。これ、コスワースも込みでの撤退って事になると、もはや来年F1は成立しないって事にならないか? F1は最低20台のマシンが並ばないといけないのではなかったっけ? うーん、まだまだ先が見えない状態なんだけど、あれだよなあ、どうしようもない日本のプロ野球なんかいいから、F1にお金つぎ込んでよホリエモーン、とか思ったりしちゃうなあ

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [私も「目的地へ行く」よりも「とにかく移動している」ってのが好きな部分はありますねぇ。寝台列車とか好きだし。ホントは、..]

匿名 [冒険小説といえばクィネルはどうですか?「マイボディガード」が映画化されるみたいですが。]

rover [歩きかあ、そりゃまた(^^;)>たおさん 私はやっぱり、いろんな乗り物に乗るのがいいなあ。]

rover [書店で「燃える男」映画化! みたいな帯は見かけましたが、違ったのかな? クィネルは、初期の「メッカを撃て」とか「スナ..]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2004-09-19 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「光と水のダフネ」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。「ダフネ」は最終回。ここまで普通に面白いなあという感じで見てたんだけど、最終回はなかなかやるなあと思った。「おにいちゃん! 」で引っ張っておいてそうきますかー、というヒネリがよろしおした。なかなか乙なシリーズでございましたな。さて。

「デカレンジャー」(#31「プリンセス・トレーニング」)はウメコ大活躍編。ウメコは声がちゃんと前に出てるからいいなあ。悪人の動機はもうちょっと単純な理由で良かったんじゃないの? とも思うけど。ま、些細なことで。元気があって楽しかった。

「ブレイド」(#33「狙われた剣崎」)の方はじわじわとお話が動いてる感じでそこは面白い。オンドゥル語を自由に使いこなす剣崎君、やはり並の人ではなかったということなのだね(微妙に違)。これできっつい系のストーリー展開なら、そもそも剣崎君の家族が死んだのも、ボードか広瀬とーさんの陰謀だった、てな展開があり得るんだけど、さて「ブレイド」はどうかな? さすがにそこまではやらないかな。

「新選組!」も前座込みで見てるんですけど、んーもしかしてこの展開、龍馬暗殺の手引き役になるのが獅童ちゃん、とかいう風に持って行こうと企んでるのかな三谷幸喜は。ある時は鞍馬天狗、またあるときはご一新のお邪魔虫。架空の人物でこんだけ歴史に関わっちゃう登場人物が出てきたのは大河ドラマ初ではないかいな。

[DVD] 女バイキングと大海獣

DVDジャケット画像さて楽しいアーコフライブラリ第二弾は「女バイキングと大海獣」。1958年AIP、監督ロジャー・コーマン、出演アビー・ダルトン、リチャード・デボン、スーザン・カボット、ブラッド・ジャクソン、ジョナサン・ヘイズ。まさかそんな人はいないと思うが、ジャケットのイラストにあるようなスペキュタキュラなシーンは期待出来ないのはお約束なので未見の人は覚悟するように。そんななか下馬評通り(なんやそれ)、スーザン・カボットの美しさとミステリアスぶりがすばらしい。今で言うなら(『ワンピース』の)ニコ・ロビン的キャラクターと申せますか。毒婦の魅力、そんな彼女が「愛」で心を動かされ、最後は愛ゆえに自ら悲しい末路にその身を投じる。ワンパターンと言えば言え、そこがええのやないかと思えちゃうステレオタイプぶりに花マル。

んでもそれ以外はいつも通り、さすがのコーマン映画って感じ。なんでも予算65000ドル、撮影期間10日といういかにもB級の王道を行く作品なんだがそこはB級大魔王ロジャー・コーマン(褒め言葉)、出来る範囲で最大限のファンサービスには余念が無くてそこらは嬉しくなってくる。この映画で言えば、ダメな男どもを尻目に頑張る、太股むき出しまくりのおねいちゃんたちのがんばりぶり、といえるでしょうな。何せ今から40年以上前の映画、当時オレが夢見るティーネイジャーだったとしたら、こんなスカな映画でもきっと、ドキドキしながらスクリーンに釘付けになってたと思うよ。オレ、太股大好きだし(^^;)。


2004-09-20 [長年日記] この日を編集

[web] 落ち着けやSCE

証拠画像Playstation.comのメルマガによりますと、「サンダーバード」のDVD、はやくも11月に発売決定だそうで。うんうん、客入んなかった分、他所で補填せんことには大赤字だわね。

それにしてもweb担当者までそないにあわててコンテンツ作らんでもええと思うんだけどなあ。最新鋭のメカたしh? 最新VFXでよいが得る!? 落ち着いてタイプしなはれや、もちっと。せっかくだから証拠画像キャプチャーしとこう。

それはともかく個人的にこの、「よいが得る! 」は何となくツボ。うん、あの映画のことはこれから個人的に、「よいが得る名作」と呼ぶことにしよう。

[web] これってFirefox標準なの?

Firefox 画面キャプチャわたしゃ基本的におぺらーなんだけど、Firefoxも入れてる。今は使わない(使えない)けど、ノートで使うにはOpera(特にMDIで使うと)は場所取りすぎるんで、コンパクトに使えるFirefoxの方が快適だし、どっちにしろお仕事チェックでも使うし。で、Ver1.0PRなんちゅうものが登場して人気沸騰中という話は聞いておりましたが、ようやく我が家でも導入してみたです。で、いきなりこれだ。

どうもあれだ、<Hn>要素になんかしらのスタイルを指定してやると(あるいは何も指定してなくてもそうなのかも知れない)、自動的にborderとbackground-colorも適応させちゃうみたいだ。ご丁寧に見出しレベルに応じて色味まで微妙に変えてくれちゃって。見出しレベルが下がるほど、背景色は明るくなるみたい。うーんわかりやすい(w。

はてさてこれは一体どうしたことじゃろう。スタイルシートを記述する際には、すべからく背景色は指定さるべし、とな? んなアホな。

うーんわからん。どこかの設定で切ってしまえるものなんだろうか? そもそも他所様はこれ、困ってないのかなぁ。

その他。マウスジェスチャーのためのエクステンション、All-in-One Gesturesは使いやすい(前はmoz_optimizer使ってたんだったかな)。ジェスチャーすると画面にそのラインが引かれるのがちょっと楽しかったりして。Operaのブックマークをインポートできるのはマンセーなんだけど、UTF-8で書かれたOperaのブックマーク、ダブルバイトコードで盛大に文字化けしてくださります。とほほ。

とりあえずそんなとこかな。

[TV] 月曜時代劇

黄門様は2時間スペシャルで第33部の大団円。お話としては悪くはないが次々出てくるゲストキャラの若手俳優さんおよび俳優さんじゃない娘さんたちのお芝居が全滅でがっかりこ。華原の朋ちゃんにSAYAKAとMEGUMIについては最初から期待してなかった(けどまあMEGUMIはそこそこナチュラルで悪くはなかった)が、もう一方のキーパーソンになる若き北町奉行を演じた平岳大が、あまりにもダイコンで面白み半減。盛りだくさんな要素を手際よく織り込んでいるのだけれど、お話の中でかなり重要な位置付けの役者さんのお芝居が、こうもスカタンではちょっとなあと言う感じ。悪役側の隆大介もなんか顔色悪くて(なんか病気してないか? 肌が土っぽいぞ)どうもなあ、と。一瞬福本さんがやっつけられる絵が見えたのでそこはよかったんだけど、スペシャルの豪華さって点では残念ながら満足できるレベルには今一歩、だったかな。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [Firefox標準じゃないと思いますよ。少なくとも、ウチのFirefox 0.9.3 @ W2K ではこんな感じ> ..]

rover [うーん、ウチもFirefox0.8のときはこんなこと、ならなかったんですよねー。当然CSSはAutherモードだし。..]


2004-09-21 [長年日記] この日を編集

[web] なるほどFirefox

昨日の続き。ちょっと調べてみた。わかった、と思う。

私、Firefoxインストールするときに、Operaのブックマークを読み込んだんだけど、どうもこのときに、OperaでUser Mode時に使うスタイルシートの内容も一緒に読み込んでくれてるみたいだ。Documents and Settings/user(ここは任意に読み替えて)/Application Data/Mozzila/Firefox/Profiles/user(ここも任意ね)/chrome/userContent.css、なるファイルが出来ていて、これが私がOpera用に書いたUser Mode用スタイルシートと同じ内容になっている。なるほどー。というわけでこいつを適当な名前にリネームしてやったら問題解決。

しかし何用あってこんなことをするのだろう。そこはやっぱり良くわからん。

ちょい補足。正確にはOperaのブックマークをインポートするときに、インポートマネージャーが動作して、自動的にOperaのユーザープロファイルも読み込む、って仕様になってるようだ。はて、ブックマークだけインポートしたいと思ったらどうしたら良いのか。

[web] なるほどPOPFile

少し前から karuishian.com ドメインも腐れギガバイズから脱出させようと思ってたわけで、いちおValueDomainにお金を振り込み、ギガの方も無料ドメインから有料ドメインに切り替え(建前上は解約時にドメインは渡してくれることになっているのだが、信用ならん。つか実際いつまで経っても移管ロック外してもらえないで困ってる人もいるみたいだし)、移管ロック外してValueDomainで移管申請、まではスムーズに行くんだけど、そこから先が上手く進行しない。

ValueDomein側で移管の状況を見てみると、「確認メールの応答待ちの状態である」という表示があって、そのうち「メールが来なかったので移管処理はキャンセルした。金は返す」という表示に変わり、ドメイン移管に失敗している。くっそー、このドくされギガバイズがー、投書してやるー、とか思ったんだけどちょっと待て。

そもそもこの「確認メールの応答」ってのはオレがしなくちゃいけないもんではないのか? 「ドメインを移管して欲しいという申し込みがあったが、ホントに良いんだな? 良いんならその旨連絡せよ」という(英語の)メールが来てて、オレがそれに応答せんといかんのじゃないだろうか? ってそんなメール来てないよな………。

あ。

オレ、POPFile全開でメール取っとるわ。しかも鶴亀の設定、ウィンドウ閉じたら問答無用でゴミ箱に行ったメールは削除するようにしとるわ。英語のメールがオレ様の目にとまらぬままにゴミ箱送りになり、さらに完全削除されとる可能性、ありすぎだわ。

と言うわけで鶴亀の設定をちょっと変えて、何度目かの移管申請に挑戦してみた。うむ、待つこと小一時間でしっかり "Domain Transfer Request for KARUISHIAN.COM" なるメールが鶴亀のゴミ箱に転がっとるではないか。ご丁寧にPOPFileによって頭に [SPAM] マーク付けられた状態で。うっうっ、なんてバカなんだ>オレ

ということで今度こそドメインの移管が出来そうだ。これで完全に腐れギガバイズともおさらばだな。

[Hobby] 超スリムなPS2

そういえばオレ、ゲーム屋くずれにもかかわらず ゲームのカテゴリ作ってなかったな。まあHobbyでフォローすることにしよ。で、コンパクトになったPS2の新機種、11月発売(ITmedia ライフスタイル)。うわあ、これはまた小さくなるもんだなあ。これならオレの部屋でも置き場所なんとか都合付けられるかもわからん。LANも付いててお値段2万円弱か、こりゃすごい。

で、よく見ると、単に小さくしただけじゃなく、ちゃんと本家のPS2のスタイルとの相似性を保ったデザインにしているんだね。この辺はさすがにやるなあ、って感じだ。

それにしても。

こんな物が出てくると言うことは、PS3の登場も近いと言うことなのかな?


2004-09-22 [長年日記] この日を編集

[Baseball] 難しいこた知らんが

楽天「大阪に本拠」、知事に申し入れ プロ野球新規参入(asahi.com)。で、合併を白紙に戻し、楽天による近鉄買収がうまく行ったら、球団名は「大阪楽天バファローズ」。

ええやん、その名前

残念ながら大阪楽天のセンはなくなった(asahi.com)ようで、惜しかったね。

[web] さらばギガバイズ

と言うことで本日ValueDomainの移管状況をチェックしてみると、すでに移管作業は完了していた。すばらしい。仕事早い。しかも安い。わんだほー。で、しこしことギガに残ってたコンテンツを削除。DBも全テーブルDROPしてバキュゥゥゥム。なんてことやってる最中に実にタイミングよくギガから、「そろそろ契約期間が残り30日を切るので、お金を振り込んでちょうだいね」などと言うメールが舞い込む。もうあれですよ、けけけけけとか笑いながらギガのサイトに出向いて解約処理。さいなら。1年半の間だったが世話になったな。

て言うか。

最初の一年はそんなに悪くなかったんだけどね、この鯖屋。月2000円でweb150Mb、メール100Mb、MySQLとPgSQLが25Mbずつ使える。PHPもRubyも使えて月の転送量の上限が8Gb、なんてのはざらにはないし、実際快適に使えてたんだよな、軽石庵が正式オープンした9月頃までは。

ただその後が酷かった。SMTPサーバが穴だらけなのが発覚するわクラックされてユーザーのCGIが片っ端から改竄されるわワームは喰らうわの大騒動。しかもサポートに何を質問しても返事が返ってこないという香ばしい対応ぶり。

それでも不調は一時の事だろうと信じて騙し騙し使ってたんだけど、どんどん対応が悪くなってるんでさすがに逃げ出すことにしたのでした。

つことであれだ。

ドメイン取るなら余分に金がかかっても自分で管理できるドメインを押さえておくべきだな。鯖屋が提供してくれる無料のドメイン、サービスがしっかりしてるとこならともかく、酷いとこだといつまで経っても移管の手続きとかに進めない可能性もあるって事で。うむ。勉強になりやす(清さんの声で)。

[Comics] お買い物

細野不二彦「CAT.WALKER」、かわぐちかいじ「ジパング」(16)。あうううう、細野さんダメすぎです。面白くないですそのマンガ。あまりに悲しいので「BLOW UP! 」を引っ張り出して読み返す。


2004-09-23 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 我々の火力は無限ではないッ

久々にハヤカワSF中心の文庫本を60冊ほど投入。これでほぼ、私が学生時代から今までに買った文庫のうち、軽石庵的にラインナップに乗せても良いだろうと思える本は全部リストに載ったことになる。お店開いて1年(忘れてたけど今月で丸一年だったです。全てのお客様に感謝)、ほとんど仕入れらしいことをせずにやって来れたっちゅーのはまことにラッキーであった。現在、総数3300ちょい(文庫は現在1400冊)。今までに1000冊くらい売れたと思うので、このクソ狭い6畳間に4000冊以上の本が眠っておったことになる。本って案外詰め込めるもんなんですな(ぉぃ)。

そうは言ってもこれでもう、開ける箱はなくなった。これからは別の方法で商品を追加していかないといけない。2年目のテーマはこれやね。

あ、小遣い銭稼ぎから、さらにその一歩上を行く古本屋ライフ、ちゅーのも考えていきたいとこではありますが、なんだな、オレ、基本的に怠惰だからなあ、惰隠洞の住人だからなあ…。

[Misc] 「原点と進化」は見れるか

本日より26日の日曜日まで、神戸ファッション美術館で開催されるのが、「Gの原点と進化」 展巨匠 「生頼範義」、怪獣アートの第一人者「開田裕治」が描くゴジラの世界観だそうだ。併設展示が「SAMURAI7」ちゅーのがイマイチよく意味がわからないが、まあよろしい。数は少ないと言え生頼さんの原画を拝めるとあっては行くしかあるまい、入場無料だし(ポイントはそこかー)。ということで土曜日に、TUX導師、もんちぃ師匠と、連れもっていこか(『暴れん坊将軍』の再放送見てたの、バレバレですな)、てなもんで。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]


2004-09-24 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 人の情けと温故知新

さてぽちぽちと買取りなどもやってまして、まだまだ実績は積めちゃいないんですが、それでも本を送ってくださるお客さんがいらっしゃるのはありがたい限りで。軽石庵は全然儲かってないですが、お客さんには凄くいい人が多くって、私が振替用紙に記入ミスやらかすとご自分で郵便局の振替用紙使って送金してくださったり(手数料取られるのに)、私が計算ミスしてても「それは次回引いてくれたらいいから」っておっしゃってくださったり、買取りは送料こちら持ちなのになぜか元払いで(5000円ぐらいかかるでしょうに、100冊以上なんだから)こちらに送ってくださる方がいらっしゃったりで、ホントにありがたいなあ、これはこれで楽しいなあと毎日思いながら生きてます。

考えたらオレ、金はないけどリアルでもwebでも、数は少ないけど友達には恵まれてるよなあとしみじみ思ってしまった。「Sぱら」の頃から勘定したらwebで駄文まき散らすのもはや8年目。ウチのサイト、一度も荒れたこと無いよなあとかふと思ったです。荒れようがないだろう、その内容の薄さでは、というツッコミは聞かなかったことにするとして。それ以前のパソコン通信時代の「Sぱら」も含めたら10年以上になるもんね。

オレ、きっと凄く恵まれてるんだろうなあ、などと20年前の「ホビージャパン」眺めながら思ったことでした。数は少ないけれどリアルで、webで遊んでくれるお友達の皆様、いつも本当にありがとう。

前置き長すぎ。

さて今回、軽石庵買取りセクションに届いた本は、ウチのお店的には「模型とメカニクス」のジャンルに収まるべき本が100冊ほど。笑っちゃったのはホビージャパンの1985年3月号。ワシ、'82〜'88ぐらいの期間、模型雑誌をほとんど買っていなかったんで、この頃の模型雑誌は何読んでも新鮮なんだけど、わはは、あさのまさひこがリン・ミンメイのフィギュアの作例こさえてら。あさの"Creamy"まさひこ、だとよおい(w。

いやまあ、あさの氏がかつてはフィギュアモデラーとして模型雑誌のライターやってたって話はMGとかでも読んだ憶えあるけど、ホントにやってたんだなー。

その他、よく言われたことだけど、ガンプラにおける方法論としてMGは航空機の、HJはミリタリーモデルのそれを採用している、なんてのがあったような憶えがあるけど、80年代の両誌においてそれは顕著だよなあ、なんてことも感じましたです。

あ、そうそう、カトキハジメって昔は、"かときすなを"って名乗ってたの?


2004-09-25 [長年日記] この日を編集

[Day] 絵画とイラストの差、みたいなもの

神戸ファッション美術館一日遅れの更新となってしまいましたが。もんちぃ師匠、TUX導師と連れもって、六甲アイランドの神戸ファッション美術館(この、つぶれた科特隊基地のような建物がそうです)で開催されてる、「Gの原点と進化」 展鑑賞。生頼範義氏のゴジラ映画ポスターのための原画8点と描きおろしの「ゴジラ原風景」、開田裕治氏の様々なメディア用に描かれた原画多数(30点ぐらいあったのかな、もっとあった?)と、同じく描きおろしの「GODZIILA EVOLUTION」の展示。

生頼氏の作品は全て、ワシらはゴジラ映画公開前のポスターの形で目にしているものだけれども、現物のものすごさは、これはちょっと直接目にしないとわからないな。これは紛れもなく「絵画」だ。その筆のタッチは時に荒々しく、時に繊細にキャンバスで踊り、のたくり、色を置いている。残念ながらこれはポスターからはまったく見えてこない。50号のキャンバス(でかいよ)の左上隅から右下隅まで、ひたすら筆のタッチを追うだけで楽しめてしまう。わんぱたんだなんだと言われがちな生頼イラストレーションだが、んー、やっぱ本物はすげーですわ。

開田裕治氏の作品群も、どれも達者で、見てて楽しいものではあったが、思わず足を止めて魅入られてしまう生頼氏の作品群の持つ「力」みたいなものは、ちょい不足気味だったかな。なんつーんだろう、商業イラストとして発注者の意向を完全に汲んではいるのだけれど、それだけでは物足りない、みたいな。生頼さんみたいに映画の内容も良く把握してない状態でうおりゃー! と書くのが良いのかどうかは別としても、どうだろ、画面から伝わるパワフルさ、って点において、わずか9点の生頼作品が、他の開田作品を圧倒しておったなあ、という印象ではあった。一時間程度の鑑賞となったが、入場無料で、ええもん見せてもらいました。満足。開田さんのサイン会が始まる前に会場を後にする。ごめんなさい。

話は大きく変わって。

六甲アイランドって初めてやってきたんだけど、この活気のなさげな近代的住宅地、住んでて楽しいのかなあ。こう、小綺麗すぎてどうもケツのあたりがむずむずして来るっちゅーか。やっぱ街ってのは適度に雑然としてないと落ち着かないよね。

[Day] 後はプチ宴会

本日のお酒長居できそうな喫茶店を探すのもままならない六甲アイランドで、それでも茶店見つけてしばらくダベり、それから三宮に出てのんちゃんで軽く宴会。その後もんちぃ師匠と二人でたちきやへ。本日はひやおろしシリーズで「奈良萬」「百楽門」「松の司」「奥播磨」「竹泉」。マスターともんちぃ師匠のオンラインRPG談義、およびオンラインRPGを快適に遊ぶためのマシンスペックについての話が面白かった。いや私、最近全然ゲームしてないんでこっち方面の情報、激しく疎いもんですから。

機嫌良く酔っ払ってお開きになった後はお家に帰って録画しておいたF1中国GPの予選を眺める。が、さすがに酒回ってたんで途中で気絶。ふと気がついたら赤いクルマがスピンしてた。あらまあ、何かのサービスかしら。


2004-09-26 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「ニニンがシノブ伝」、「機巧奇傳ヒヲウ戦記」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。今週はツブぞろいで大変に楽しめた。萌え萌え「ハットリ君」な「シノブ」、「新選組!」のサブテキストとしての価値もあり、なおかつ少年の成長物語として実によくできている「ヒヲウ」、ぐっとハードな展開を持ってきた「デカレンジャー」、そしてもしかしたら、平成ライダー史上屈指の名エピソードだったかも知れない「ブレイド」、んでもってようやく、私が見たいなあと思ってたようなエピソード(ファイターより、乙女チックですよー)を見せてくれた「プリキュア」。やあ、今週は豊作でありました。

[F1] 中国GP決勝(結果あり)

webなどでレイアウトを見る限り、ずいぶん意地の悪いレイアウトになっているように思えた上海サーキットの1〜3コーナーあたりが、案外素直に見えて一安心。レース自体はそれなりにオーバーテイクもあり、ミハエルの不可解な(不注意な?)アクシデントなんかもあってそれなりにメリハリはあったにも関わらず、どうだろ、レース全体としてはこう、凄さを感じないというか盛り上がりに欠けるというか。こういうのが近代的なサーキットでのレースの特徴なのかな。ヨーロッパのレースよりは、それでもタクが映る時間が多めだったのはまだしもだったけど。

結果はルーベンス、ジェンソン、キミがトップスリー。レースとは関係ないところで最後の最後にファステストラップを記録してしまうミハエルには恐れ入る。CSで森脇さんが言ってたけど、上海最初のレース、勝ったのはフェラーリ、最速タイムを叩き出したのもフェラーリ、ってのは永久に記録に残るのだよね。残り9周でピットインしたミハエル、勝負とは別のところでこの、ファステスト狙いのために一度ピットに入ったのだとしたら、おっそろしいにも程のあるレース戦略だと思う。やろうと思ってそれが出来ちゃうクルマとドライバーを持ってる、ってあたりはさらにおそろしいと思うけど。

10位降格されて18位スタートのタクも最終的には6位入賞で、BAR的にも実りのあるレースだったのではないですか。三桁のコンストラクターズポイント獲得は上出来でしょう。ここまでやるとは思わなかったもんなあ。

それにしても地上波の方、ファンパブロに続いてジャックもトリックスター扱いするのだね。確かにキャラ的にわかりやすいと言うか、色分けしやすいキャラではあるんだけど、オレ、ジャックってそれほど好きなレーサーじゃないんだけど、それでもこのスタイル、ジャックに対して少々失礼なのではないのかなあとは思ったです。


2004-09-27 [長年日記] この日を編集

[PC] 青い………

朝起きて、マシンの電源入れる。ディスプレイの電源も入れる。ぼよん、と音がしてWindowsの画面が………青い。ありゃっと思ってディスプレイの電源切ってみる。通常青白い光が画面中央に向かってフェイドアウトしていくんだけど、今日は………赤い。

マズー。

再度電源入れてみる。やっぱり青い。しばらく様子を見る。15分ほどで通常の色調に戻る。一安心。

暖気が必要なディスプレイだったのかこれ。確かに今朝は随分ひんやりとはしていたけど、うーむ、今ディスプレイ買い直す甲斐性はないぞ。つか将来的にも見込み無いんだけど。お願い、死なないでT962。

[News] ちゃんと触れてたんだ

自民新3役、幹事長に武部元農相 政調会長は与謝野氏(asahi.com)。この人事が今後の日本の行く末にどういう影響を与えるのかは知らず。で、この政調会長に就くことになった与謝野馨氏なんですが、この方与謝野鉄幹と晶子の孫なんですな。いやあれですよ。晶子が歌で嘆いてたから、鉄幹先生は本当に道を説くことに終始してたのかと思ってたんですけど、ちゃんとやることはやってらしたんだなあと安心したわけで。ええ、そんだけの話です。

[Hobby] 模型雑誌から

と言っても今は私、「モデルアート」誌しか買ってないんで、特にガンプラ関連とかはさっぱり判りませんが。なんつってもちょっと興味深いのは、タミヤの1/48ミリタリーミニチュアビークルシリーズ(間に"ビークル"が入るのだね)だろうなあ。航空機モデルとの親和性も考えたキューベルワーゲン、ケッテンクラートに続く第三弾は大物中の大物、ティーガーI 初期型。履帯もプラ整形になる物のようで、完全なディスプレイモデルとしてのリリースのようだ。お値段2000円(予価)が高いか安いか、微妙なところではあるけれど、このシリーズが順調にバリエーションを増やしていくのなら、一つや二つ、欲しいアイテムも登場するかも知れない。個人的にいわゆるMBTじゃない、各国のトラックとかがぞろぞろ出てきたら嬉しそうな気がするんだけどそこまでは無理かな?

以前古書店、「珊瑚海」の店長さんで、当時はまだアクセルワークの店長さんだったY田さんとダベってた時に、「景気の良さとスケールモデルの標準的スケールの大きさというのは比例するのかも知れない」なんて話で「まさかなー」なんて笑ってた憶えがあるんだけど、案外そうなのかも知れないな。一時、特に海外では1/72のミリタリーモデルが好調だったし、日本じゃあ食玩1/144が無敵の強さを誇ってたわけだけど、あれってやっぱり世の中が不景気な分、モデラーが受容できるスケールのサイズが小さい物にとどまっていた、って事なのかも知れないね。

さて世の中は1/35とまでは行かないけれど1/48で激しく期待できそうな新シリーズが声を上げ、海の向こうでは1/72のUボートとか1/16のT-34、なんて化け物がリリースされている今日この頃。これは世の中の景気が上向いてきたって証拠なんでしょうか。そうであって欲しいと切に願う者なんですが。

でもあれだよなあ、1/48のミリタリーちゅうと、オジサンなんかやっぱりバンダイの例のシリーズを思い出しちゃうわけなんだけど。確かにスケール感とかではトホホなキットが多かったのは確かなんだけど、んでも内部構造まで再現、と言う差別化は嬉しかったわけで、そういう、シンプルな訴求力を新しいタミヤのシリーズは持っていてくれるのだろうか。そこはちょっとだけ気になる。精密、って事だけならそこはタミヤ・スタンダード。精密であたりまえなんだものね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

珊瑚海 [男の持ち物は大きい方が良いに決まっています(常識の範囲で)。モ、モケイの話ですよ。。。そりゃそうと軽石庵さん、一周年..]

rover [いや小さくても運動性能がよければあるいは…とか思ったり思わなかったり。もちろん模型の話ですとも(^^;)。 お祝いあ..]


2004-09-28 [長年日記] この日を編集

[Day] 蒸し暑さが…

戻ってきたなあ。また台風が来るんですかい? たまりませんなあ。今日は薬もらいに病院に行ってきたんだけど、季節の変わり目なのか、じじ様ばば様が、いつもにも増して多かったです。いやまあワシも季節の変わり目には弱くって、秋口の奇数月はけっこうしんどかったりするんだけど。

[Hobby] 昔の航空雑誌

古本屋の方で買取りサービス始めたら、何件かお客様から連絡をいただいて、本当にありがたい限りなんだけど、昔の航空雑誌読み返すと面白いね。私、ずっと「航空ファン」一本だったので、他所の本を見てみると、雑誌ごとのカラーとかが微妙に見えてきて面白い。なんといいますか、左にマニアックかつジャーナリスティック、右にわかりやすさとフォトジェニックを配したゲージがあったとしたら、左から右に「航空情報」、「航空ジャーナル」、「エアワールド」、「航空ファン」の順で並ぶ、様な感じなのかな。ムック系刊行物で実績のある文林堂さんは、ぱっと見にインパクトのある雑誌を作るって点では一日の長があるような気がする。

そんな中、老舗の「航空情報」誌では岡部冬彦氏が連載コラムを持ち、後発の若い雑誌である「エアワールド」誌で、ご子息の岡部いさく氏がスタッフとして、またライターとしてお仕事されてるあたりは面白いなあと思ったり。


2004-09-29 [長年日記] この日を編集

[Day] 台風が来る

またかよ。で、なぜか台風の接近に伴ってこちらでは雷が盛大に鳴ってまして、怖くてしょうがねえですよ。

とか思ってる内に雨も本降りになってきたぞ。土砂降りだ(ただいま19:45)。でも夜中には近畿は通過するはずだから、たぶん明日の朝8時には警報は解除されてることであろう。残念だったな>倅

[PC] ビデオカード欲しい、ディスプレイ欲しい。

やっぱりT962の調子が落ちてきているなあ。この前みたいに画面が青みがかりまくることは無くなったけど、妙にフォーカスが合わなくなる時が結構ある。んーむ、速くも買い換え時なんだろうか。わたしゃ大きな会社に勤めてる訳じゃないんで、簡単にディスプレイなんか買い換えられる身分じゃないんだけどな。

なんにせよ1600×1200の環境は固持したいんだけど、最近老眼が進行してるんで、19インチでその解像度はちょっと辛そうな気もする。やっぱりディスプレイはナナオ(EIZO)でしょ、っちゅうヘンな思いこみもあるし、そもそも最近のナナオ、ラインナップから21インチCRTが消えてる感じだし。となるとDELLの21インチ液晶かなあ、安いんだけど高いなあ、あれ。

ついでにお仕事マシンのオンボード865チップもイライラのもと。なんでそんなに寝ぼけた絵になるんだろう。ムカつく。G450でいいから、Milleniumのカードにさしかえた方が精神安定上良いかもわからんなあ、で、ごそごそヤフオク徘徊してみたりして。

んでよく考えたら、引退して今はSUSE Linuxなんちゅうよくわからんディストリビューション入れてる旧お仕事マシンに、G450挿さってるのを思い出した。このマシンのマザーボードには815チップセットが乗ってるので、ビデオカード抜いても大丈夫じゃん。こいつを引っこ抜いてキューブに挿したらええのや無いやろか。マルチメディアプレイヤーとしては使えなくなるみたいだけど、背に腹は替えられませんな。

もうちょっと(だけ)裕福だったら、G650買うんだけどなあ、つか、欲しいなあG650。 Perhelia、と言わないあたりにそこはかとなく貧乏がにじみ出てて、我ながら情けない。


2004-09-30 [長年日記] この日を編集

[web] 凄いの2発

まずは先日もネタにした1/1スコタコ改めブルーティッシュドッグ。なんと製作現場を大河原邦夫氏やらサンライズのスタッフさんらが訪問されたそうで、ええ話やなあ。

もういっちょ。Acura NSX To Ferrari F50 - 56k WARNING。真っ赤なNSXがみるみるうちに漆黒のフェラーリF50に大変身。カリフォルニアあたりの馬鹿者の仕業かと思ったら、しっかり福岡ナンバーでやんの(w。

製造過程が事細かに紹介されてるけど、ボディーワーク、これどうしてるんだろう。スチロール樹脂みたいなので型作って、その上にFRP塗り重ねてるのかしら。なんにしてもようやるわ。コメント欄見たらみんな英語で呆れてるし(笑)。

以上、ネタ元はいつものように茄神さんのところでした。

[web] そ、そうきたか

もういっちょ茄神さんとこ経由で、プレゼントクイズ!このシルエットはだーれだ?。(PURE:http://www.kyoto.zaq.ne.jp/pure/)例の「プリキュア」のシルエットクイズの答えはこれだー(な、なんだってー!?)。いやおみごと。

[web] そ、そうきたか2

鷹澤遊技場経由でどれみっちの穴のプリキュアマンガ。いかん、腹抱えて笑ってしもた。訳わからん人はこのあたりで察してくだされ。て言うかこのサイト、面白いなあ。ナージャネタのマンガが抱腹絶倒だ。

[Anime] そ、そうくるの?

adramineさんの日記で知った、シリアス&ハードSF「戦闘妖精雪風」が萌えアニメに?!(コンプティーク.com)。OVA「戦闘妖精少女 たすけて!メイヴちゃん」だって。いやはや。

「『雪風』に足りないもの、それは萌えだ!」と語ったという山下いくと翻案・キャラクター原案によるそうですが、いやあのアニメ、それなりに萌え要素満載なんではないですか? 零を見るブッカー少佐の視線のやらしさ、とか。そっち系婦女子ファンを充分満足させる萌え度はあると思ってたんだけど。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

でした [ 雪風公式HPで、出てましたな、メイヴちゃん。 (萌えは)「足りないんじゃなくて、無いんですよ」と突っ込まれてました..]

rover [メイヴちゃんの方が売れそうなのが怖いよなあ(^^;)]


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