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本日夕刻まで、XREAのs65〜s80あたりまでのサーバが一斉にダウンしておりました(惰隠洞はs78を使ってる)。ことの起こりは先週末、土曜日にs61〜s80のネットワーク機器の交換作業があって、それが何かの引金になって当該サーバ群が一斉に不調になっちゃった模様。
ユーザーサポートはほとんど期待できない代わりに安いのがウリのXREA、こうなってしまったらユーザ掲示板に「繋がらねえよ」と一筆入れて、あとはお早いお帰りを待つしかないわけですが、おおむね二日間で復旧という運びになった、と。
「案外早かったな」と思ってしまうってあたり、オレもここに慣らされちゃったんだなあ(w。
土日分、とはいうものの録画ミスってしまったので、見れたのは「神様ドォルズ」、あとニコで「花咲くいろは」、「日常」だけ。「いろは」、若旦那の回想の空を飛ぶのがF-4で今現在の空にはF-15。おかしな所に凝ってるな。悪いのはプロデューサーさんだけで、撮影スタッフも騙されてました、ってのはありえる話なんだろうかね。「日常」はなんかジワジワ来るな。
T5-9YB、T2-0YB。ここぞという所でがつんと打てへん試合が続いておるね。日曜の試合を最後に恒例の長期ロードが始まるわけだけど、どうでしょね、ここに来て中継ぎが少々不安定な感じもあるし。5割で甲子園に戻って来れたら御の字かなあ…。
タイミングモニタで観戦。スタート前にちょっとしたお湿りがあったようでタイヤの使い方が少々難しそう。そんな微妙なコースがスタートにも影響を与えたのか、2位でスタートしたハミルトンがトップに。ただ、タイミングモニタが6周目まで動かなかったので、序盤でどういうことがあったのかはいまいちわからない。その後のレースもマクラーレンが支配。フェラーリもそんなに負けてない感じで、ようやくレッドブルの無敵状態が終わる時が来たと思って良いんだろうかね。
可夢偉は終始苦労しつつも頑張ってはいたけど、最後の最後でタイヤが保たなくて手遅れ感満点のピットインで入賞圏内からずり落ちちゃった。二度目の雨の時にピットからはタイヤ交換のサインがあったけど、可夢偉自身の判断でタイヤを替えずにそのまま行くって事にしたみたい。確かにそれで一時的に7位までポジションを上げてはいたけど、残り20周で後ろに1秒以上速いクルマをずらりと従えたレーシング・スクールが健全経営できるわけはないわなあ。クルマの性能がもう少し高ければ、こんなギャンブルには頼らなくても良いのにね。
ライク・E・スプアー 著/金子浩 訳
カバーイラスト 増田幹生
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011818-1 \840(税別)
ISBN978-4-15-011819-8 \840(税別)
天才物理学者、サイモン・サンドリスン博士によってその可能性が示唆された超光速航行。その理論を実証するために送り出された無人調査船が持ち帰ったデータには、不可解な点ばかりが残されていた。いや、正確には調査飛行に送り出された実験機たちは、何一つデータを取って帰ってきていなかったのだ。ここに至り人類は、サイモンを中心にした各分野のエキスパートたちを集めた友人の超光速宇宙船を送り出すことを決定する。腕利きの女性レースパイロット、アリアンと7人のエキスパートを乗せて光速を突破した宇宙船「聖(ホーリーグレイル)杯」だったが、光速を突破した瞬間予期せぬトラブルに見舞われて思いもよらぬ世界に到着していた。
「聖杯」がたどり着いたのは、正確に縮小された太陽系のミニチュア空間。しかもその空間は刻々と変化している。どうやら彼らはなにか超越した力によって捕らえられ、強制的に脱出不可能な状態にされてしまっていたのだった。彼らにとって移動可能な方向は一方向だけ。そこを進んでいくと、その先にあったのは彼らと同様、この世界に捕らえられた数千を超える異星人達がそれぞれの生存圏を持って共存するアリーナとよばれる巨大世界。そこは独特のルールで統治される世界であり、そのルールの基本にあるのは(『アリーナ』という名が示すとおり)様々なジャンルにおける「戦い」だったのだ…。
序文でE・E・スミスに謝辞が捧げられ、本書中の重要人物の名前が「デュケーン」(んまあ自分的には『デュケーヌ』の方がしっくり来るんだけど)ときたら、思わずそっち方向へのラブ全開で突っ走るスペースオペラを期待してしまうけれど、さすがにそれは安直だろうと著者が思ったのかどうかはわからんが、本書のストーリー展開は(んまあ出だしは確かに『スカイラーク』っぽいイメージもなくはないけど)、なんだろうな、「リングワールド」的世界設定を背景に、マキャフリィ的シンデレラ・ストーリィが展開していくようなお話と言えるかな。そこの所(マキャフリィ的ストーリィテリングの部分)が、そこまでのスミス的だったりニーヴン的だったりする部分が稀薄になってくるにつれて、案外いい感じじゃないかと思えてくるのが不思議な所で(w。
序盤はFTLにまつわる説明だったり、アリーナというもののフレームを説明する部分で、何となく書いてる本人も実は良くわかってないんじゃないか的記述が続いて、正直これはどうなの? 的印象も持ってしまい、「これはスカ引いたかな」ってな気分になったあたりでお話がシンプルな冒険モノに移っていき、そこで出てくるのがマキャフリィ風味だったりして、しかもそちら方面の筆の捌きっぷりが意外と手馴れてたりするものだから、中盤以降は案外楽しく読めるものになってたりするんだった。あまり風呂敷を大きく拡げずに、閉じた世界の中でいろんな文化的背景を持った連中がひしめき合っていろいろある、って描写が案外上手いのね。こっちは最初にドク・スミスに謝辞が捧げられてたりするモンだから、いつになったら悪党が惑星ぶつけに来るんだろう、なんて事もちょっと期待もしてはいたんだけど、無理にそちら方面にお話を拡げるようなことをせず、こぢんまりとした方向にお話をまとめたのはなかなか上手かったんじゃないのかな。
そのうえでデュケーンというキャラクタがマジでデュケーヌである、ってしかけにそれなりのスジを通してくるあたりのヲタ属性的なこだわりはちょっと良いというか、可愛いな、って思ったりもした。とある理由からアリアンが自分の乗る小型艇に「スカイラーク」と命名した時のデュケーンの気分、なんてあたりの描写は笑わせてもらいました。
「訳者あとがき」で訳者の金子さんが、本書に登場するネタの元を解説してくださってるので、そっちを見るとさらにちょっとニヤニヤできちゃう(というかちょっと呆れる)ところもあるし、意外と楽しめる一冊だった。自ら筋金入りのオタクであると自負する著者のスプアーさん、出版社側の意向は置いといて続編の構想やスピンオフ作品のプロジェクトなどを積極的に公開しているそうですが、まあなんだね、面白いんだけど編集サイドの意向もわからなくはないよね、って感じか。オレもこいつの続編は、作らん方が良いような気がするよ(w。
★★★☆
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