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本来今日がフィックスであったはずのお仕事、結局今日になるまでトップページ以外のデザインファイルも素材(40ページ、やるんだよね?)もなんもかんも送られてこないものだから、さすがに「どーなってんの?」ってOG君(厄介な相手No.2、DG君の後輩とおぼしき御尽)にメールしたらば、速攻で返事返って来て曰く、「返事してなくてごめん、フィックス9/27に伸ばしたの」だってさ。
あのなあ…。
そんなことだろうとは思ってたけど、そこはやっぱ連絡しようぜ。こっちは最悪、今日になってどばどばとデザインファイルがやってきて、「せめて第1階層ぐらいは週明けに」とか抜かすんじゃないかと思ってそれなりに覚悟もしてたのに、覚悟し損じゃないかよ(w。
ま、とりあえずそこそこ平和な週末が送れそうなので、今日は酒飲む。
ということで妙な心配事も一段落したので久しぶりに時間取って読書。読んだのは「ロボット文明」(ロバート・シェクリィ/宇野利泰 訳)→amazon(ユーズドのみ)
。自分が読んだのは創元SF文庫、1973年の14版。
自らの名前も思い出せない「彼」が目覚めた場所は人類の流刑惑星、オメガだった。そこは地球で犯罪を犯した者たちが集められ、独自の階級社会が形成された、平和な地球とはまったく逆さまの価値観に支配された世界。そこで彼は自分の名前がウィル・バレントであり、自分の罪状が殺人であることを知らされることになるのだが…。
自分にとって、シェクリィという作家が意外に縁のない作家であった(なんでだろうねえ)というところを差し引いても、なんというか、ちょっと異質な読み味の一作。短編の名手、というこちらが勝手にシェクリィに対して思っているイメージもあるのかも知れないけれど、お話を描く、というよりは、価値観の逆転であったりその作品が書かれたときの世相に関する問題意識のようなものを、より直接的に反映しようとしている、という姿勢の方が読んでるときの印象という部分で先に立ってしまい、お話としてはなんともちぐはぐなものになってしまっているよなあと思ってしまうんだった。
ただこれ、お話が上梓されたのが1960年ということで、米ソの冷戦が、まだそれほど「冷」の方には行ってなくて、どうかすればその冷静がたちまちホットなものになってしまいかねない、という怖れを誰もが抱いていた時期に発表された作品である、ということも併せて考えるなら、一発カタストロフ、という状況下で人(とそれを束ねる世界)はどうあるべきか、それってホントに良きあるべき姿なのか、ってところに思索をいたした作品であるとも思えるわけで、いろいろ雑に飛ばされてしまっている部分もあるにはあるけど、それでも捨てがたい魅力がある作品でもあるとは思う。
個人的にはラストの投げっぷりがかなり好きですね(w
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